JP6500060B2 - パーマネントウェーブ方法 - Google Patents

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本発明は、新規なパーマネントウェーブ方法に関し、特に、健康な毛髪のみならず、従来はパーマを施術することが毛髪の損傷の観点より困難であった白髪染毛、ブリーチ毛やハイダメージ毛等の毛髪に対して、使用するパーマネントウェーブ剤の使用量を低減して、まとまりのある所望するパーマネントウェーブが得られる、新規なパーマネントウェーブ方法に関する。
毛髪の主成分であるケラチンはペプチド鎖よりなり、毛髪の縦方向に多数並び隣り合った主鎖間はシスティン結合(S−S結合)の側鎖により網目構造を形成している。このため毛髪は弾力性に富み、折り曲げても直ちにもとの形に戻る復元力を有している。
また、毛髪はキューティクル(毛表皮)とCMC(細胞膜複合体)を含むキューティクル領域、コルテックス(毛皮質)とCMCを含むコルテックス領域とメデュラ(毛髄質)領域とに大別される。
従来の一般的なパーマネントウェーブ方法としては、毛髪を湿らせ、湿らせた毛髪をロッド等に巻きつけて、還元剤を含有するパーマネントウェーブ1剤を塗布して放置し、その後、酸化剤を含むパーマネントウェーブ2剤を塗布して、毛髪にウェーブを定着させる方法がある。
具体的には、パーマネントウェーブ1剤を毛髪に塗布して所定時間放置することにより、毛髪中のケラチンのシスティン結合が切断されてシスティン残基(−SH)が形成され、毛髪を膨潤軟化させその後、パーマネントウェーブ2剤である酸化剤(臭素酸ナトリウム、臭素酸カリウム及び過酸化水素等)を塗布して、還元開裂したシスティン結合を酸化し、新たなシスティン結合を生成させて、最後に水洗等の後処理を行い、毛髪が巻きつけられたロッドの直径に依存して、ウェーブを得る方法である。
特に従来は、パーマネントウェーブ1剤を毛髪に塗布するのに、例えばアプリケーター等を用いて塗布し、更にロッドで毛髪を巻き終えた後に再度塗布している等、多量のパーマネントウェーブ1剤を塗布しており、この場合には、コルテックス領域にまでパーマネントウェーブ1剤が浸透していることとなる。
しかしながら、酸化剤であるパーマネントウェーブ2剤による毛髪の処理にあたり、条件によってはシスティン結合が再形成されずにシスティン酸(−SOH)が生ずる。システィン酸の生成は毛髪の強度低下をきたし、毛髪を傷め感触の低下、あるいは、脱色を招いてしまう。
また、染毛処理時等においても、酸化処理をおこなうため、同様の問題が発生する。
このようなシスティン酸の発生を有効に防止し、毛質の低下を防ぐことは困難であった。
したがって、かかる従来のパーマネントウェーブ施術方法では、損傷した毛髪に対しては、更にその損傷度合を高めてしまうため、例えば染毛直後の毛髪に対して、パーマネントウェーブを施術することは一般的ではなかった。
損傷した毛髪に対するパーマネントウェーブ剤としては、サルファイト系パーマネントウェーブ剤がある。
サルファイト系パーマネントウェーブ1剤は、−SH基を有さず、亜硫酸ナトリウムが毛髪に対して直接還元作用をおこない、−Sとイオン結合でブンテ塩を形成して、システティン(S−S)結合を切断するものであり、−SH基を有する還元剤であるパーマネントウェーブ1剤とはメカニズムが異なるものである。
かかるサルファイト系パーマネントウェーブ剤は、パーマネント施術中の臭いが少なく、更に残臭も少ないという特徴があり、毛髪に対する作用が穏やかであるため、損傷した毛髪に対するパーマネントウェーブ剤として使用されている場合がある。
しかし、かかるサルファイト系パーマネントウェーブ剤は、還元力が弱く、カール形成力が弱く、所望するウェーブを得ることが困難であるという欠点を有している。
毛髪にパーマネントウェーブを施術する方法としては、例えば特許第5436802号公報(特許文献1)に、システィン及びそれらの塩類又はアセチルシスティンの1種又は2種以上と、遊離アルカリ剤とを含有し、pHが8.0〜9.2であるパーマネントウエ−ブ用第1剤を用い、次の(1)〜(5)の工程を含むことを特徴とする、パーマネントウェーブ方法が開示されている。
(1)毛髪をロッド等に巻きつけてパーマネントウェーブ用第1剤を塗布し、又はパーマネントウェーブ用第1剤を塗付してロッド等に巻きつける工程。
(2)上記毛髪を40〜60℃で加温し、毛髪の径をロッド等の径の約1.5倍に軟化せしめる工程。
(3)上記毛髪に付着するパーマネントウェーブ用第1剤を洗い流す工程。
(4)上記毛髪を湿った状態下で加温せしめる工程。
(5)上記毛髪に酸化剤を含有するパーマネントウェーブ用第2剤を塗付し、毛髪にウェーブが定着するまで放置する工程。
また、特許第5801778号公報(特許文献2)には、ジスフィルド結合を切断するパーマ液1剤を毛髪に塗布し、このパーマ液1剤を洗い流す前処理を施した後に、毛髪をロッドに巻いて、前記ロッドを加温し、このロッドの加温中に、弱めのアルカリのイオン水を噴霧して、当該イオン水のミストを毛髪のキューティクル間に浸透させ、所定時間の後に前記ロッドの加温および前記イオン水の噴霧を終了し、毛髪にジスフィルド結合を再結合させるパーマ液2剤を塗布することを特徴とするパーマネントウェーブ施術方法が開示されている。
しかし、従来の一般的なパーマネントウェーブ方法は、白髪染め等の染毛、ブリーチ毛、ダメージが高いハイダメージ毛については、多量のパーマネントウェーブ剤を用いる方法であるため、パーマネントウェーブ処理を施すと、毛髪の損傷度合を高めてしまい、また、所望するウェーブを得ることが困難であり、かかる毛髪に対してはパーマネントウェーブを施術することが困難であり、控える現状がある。
特許第5436802号公報 特許第5801778号公報
本発明の目的は、健康な毛髪のみならず、従来は、白髪染等を施術した後の染毛、ブリーチ毛、ハイダメージ毛等のパーマネントウェーブ施術を困難としていた損傷の度合が高い毛髪であっても、毛髪のダメージにあわせたパーマネントウェーブ1剤の塗布後の毛髪の軟化度を特定の範囲とすることで、毛髪にダメージを与えることなく上質な質感の手ざわりと柔軟性を付与してまとまりのある所望するパーマネントウェーブを得ることができる、新規なパーマネントウェーブ方法を提供することである。
本発明者は、前記課題を解決するため鋭意研究した結果、毛髪にパーマネントウェーブ施術を実施する毛髪にダメージがあったとしても、パーマネントウェーブ1剤の塗布量を低減して毛髪の軟化度を特定の範囲に調整することで、更に好ましく毛髪のダメージの度合によってパーマネントウェーブ1剤の種類を選定することで、上記課題を達成できることを見出し、本発明を完成させた。
具体的には、上記課題を解決するために、本発明は以下のような技術的特徴を有する。
請求項1記載のパーマネントウェーブ方法は、毛髪に任意のパーマネントウェーブ1剤を塗布する工程、次いで、ロッドを用いて前記パーマネントウェーブ1剤が塗布された毛髪部分から、前記パーマネントウェーブ1剤が塗布されていない毛髪部分まで毛髪をワインディングする工程、ワインディング工程後に毛髪の軟化度が30〜40%となるまで所定時間放置する工程、その後に毛髪を水洗する工程、次いで任意のパーマネントウェーブ2剤を毛髪に塗布する工程を含み、前記パーマネントウェーブ2剤を塗布する前には毛髪を風乾により乾燥させる工程は含まないことを特徴とする、パーマネントウェーブ方法である。
また、請求項1記載のパーマネントウェーブ方法、パーマネントウェーブ1剤を塗布する前の毛髪の軟化度20〜30%の場合には当該毛髪にパーマネントウェーブ1剤を塗布し、パーマネントウェーブ1剤を塗布する前の毛髪の軟化度が30%を超えて40%以下の場合には、アミノ酸並びにアミノ酸誘導体並びにポリクオタニウムを含有する配合液を塗布した後にパーマネントウェーブ1剤を塗布することを特徴とする
請求項記載のパーマネントウェーブ方法は、請求項1記載のパーマネントウェーブ方法において、パーマネントウェーブ1剤を塗布するにあたり、スポンジを用いてパーマンネントウェーブ1剤を毛髪に塗布することを特徴とする、パーマネントウェーブ方法である。
請求項3記載のパーマネントウェーブ方法は、請求項1又は2記載のパーマネントウェーブ方法において、更に、パーマネントウェーブ1剤を適用する前に、シャンプー剤で毛髪を洗浄して泡立て、このシャンプー泡に、アミノ酸、アミノ酸誘導体並びにポリクオタニウム配合液をなじませて、シャンプーをする工程を備えることを特徴とする、パーマネントウェーブ方法である
ここで、軟化とは、毛髪が水分等を含んで湿潤状態となって軟らかくなった状態を意味し、例えば、シャンプー後のタオルドライ等した毛髪が水分を含む状態や、パーマネントウェーブ剤を毛髪に塗布した後の毛髪の湿潤状態を表すものである。
また、パーマネントウェーブとは毛髪にカールウェーブを施す施術だけでなく、ストレートパーマも含む概念である。
本発明の毛髪に対するパーマネントウェーブ方法によれば、通常の健康な毛髪のみならず、従来はパーマの施術が困難であった白髪染毛、ブリーチ毛、ハイダメージ毛等の毛髪であっても、毛髪に損傷を与えることなく、またカラー退色をほとんどさせることなく、低軟化で、まとまりのある所望するパーマネントウェーブを施すことが可能となる。
また、毛髪のダメージが異なっていても、得られる毛髪のウェーブ形状もまとまりがあり、ウェーブの始まり部分からウェーブがしっかり形成されるとともに、ウェーブに均一性が得られる。
更に、パーマネントウェーブ剤、特にパーマネントウェーブ1剤の使用量を従来の使用量と比べて少なくすることができ、毛髪や頭皮へのパーマネントウェーブ剤によるダメージや負担を軽減できる。
本発明のパーマネントウェーブ方法をそれぞれ適用して得られた毛髪のウェーブ状態の一例を示す写真図である。 従来(コールド法)のパーマネントウェーブ方法をそれぞれ適用して得られた毛髪のウェーブ状態の一例を示す写真図である。 本発明のパーマネントウェーブ方法をそれぞれ適用して得られた毛髪のウェーブ状態の他の例を示す写真図である(ブリーチ毛髪)。 従来(コールド法)のパーマネントウェーブ方法をそれぞれ適用して得られた毛髪のウェーブ状態の他の例を示す写真図である(ブリーチ毛髪)。 本発明のパーマネントウェーブ方法をそれぞれ適用して得られた毛髪のウェーブ状態の一例を示す他の写真図である(ブリーチ毛髪)。 従来(コールド法)のパーマネントウェーブ方法をそれぞれ適用して得られた毛髪のウェーブ状態の他の例を示す他の写真図である(ブリーチ毛髪)。 本発明及び従来(コールド法)のパーマネントウェーブ方法にてパーマネントウェーブ1剤を塗布し、パーマネントウェーブ2剤を塗布する前の毛髪の色彩の退色度合を示す写真図である(寒色染色毛)。 本発明及び従来(コールド法)のパーマネントウェーブ方法にてパーマネントウェーブ1剤を塗布し、パーマネントウェーブ2剤を塗布する前の毛髪の色彩の退色度合を示す写真図である(暖色染色毛)。 本発明及び従来(コールド法)のパーマネントウェーブ方法にてパーマネントウェーブ1剤を塗布した後の色素の流出度合を示す写真図である(寒色染色毛)。 本発明及び従来(コールド法)のパーマネントウェーブ方法にてパーマネントウェーブ1剤を塗布した後の色素の流出度合を示す写真図である(暖色染色毛)。 本発明の一例のパーマネントウェーブ方法の施術フローチャートである。
本発明を以下の形態により説明するが、これらに限定されるものではない。
本発明のパーマネントウェーブ方法は、毛髪に任意のパーマネントウェーブ1剤を塗布する工程、次いで、ロッドを用いて前記パーマネントウェーブ1剤が塗布された毛髪部分から、前記パーマネントウェーブ1剤が塗布されていない毛髪部分まで毛髪をワインディングする工程、ワインディング工程後に毛髪の軟化度が30〜40%となるまで所定時間放置する工程、その後に毛髪を水洗する工程、次いで任意のパーマネントウェーブ2剤を毛髪に塗布する工程を含むことを特徴とする、パーマネントウェーブ方法である。
本発明のパーマネントウェーブ方法により、毛髪に塗布するパーマネントウェーブ1剤の塗布量を少なくすることができ、したがってパーマネントウェーブ1剤は、従来のパーマネントウェーブ方法とは異なり、毛髪のコルテックス領域まで浸透せず、キューティクル領域への浸透となると推測され、通常の健康な毛髪に加えて、白髪染毛、ブリーチ毛、ハイダメージ毛等の毛髪であっても、毛髪に損傷を与えることなく、またカラー退色をほとんどさせることなく、低軟化で、まとまりのある所望するパーマネントウェーブを施すことが可能となる。
本発明のパーマネントウェーブ方法を適用して、毛髪にパーマンネントウェーブ剤を塗布する前には、毛髪を湿潤状態にすることが望ましく、その方法としては、シャンプーしてタオルドライ等をする方法や、毛髪にミスト状等の水分を吹きかける方法等、公知の任意の方法によって、毛髪を湿潤状態にできるものであれば、いずれの方法も適用することが可能である。
例えば、毛束1gに対して、シャンプーした後にタオルドライして水分が滴り落ちることがない状態である、当業者がパーマネントウェーブ1剤を塗布する前の毛髪は、一般的に、ダメージがほとんどない毛髪では、1.3〜1.5g(水分0.3〜0.5g)、若干のダメージがある毛髪の重さは1.6〜1.7g(水分は0.6g〜0.7g)であり、脱色したブリーチ毛や染毛の場合には1.6〜2.0g(水分は0.6g〜1.0g)、好ましくは1.6〜1.8g(水分は0.6g〜0.8g)である。
このように、毛髪のダメージが進むにつれて、毛髪の膨潤量(湿潤量)は増大することとなる。
パーマネントウェーブを施術するのに適した水分量としては、毛束1gに水分を含んだ状態の重量が、1.3〜1.8g(水分0.6g〜0.8g)であり、この湿潤状態の毛髪の軟化度は約20〜30%、好ましくは20〜30%未満に相当するものであり、前記範囲の軟化度を有する毛髪が、本発明のパーマネントウェーブ施術を実施するのに適する毛髪である。
毛髪の損傷の程度が激しい場合には、毛束1gに水分を含んだ状態の重量が、1.8gを超えて2.0g以下(水分は約0.8gを超えて1.0g以下)であり、この毛髪の湿潤状態の軟化度は約30%を超えて40%以下であり、本発明のパーマネントウェーブ施術を実施する対象の毛髪としては適さないこととなる。
また、毛髪の損傷の程度が極めて激しい場合には、毛束1gに水分を含んだ状態の重量が通常2.1g以上(水分は約1.1g以上)であり、この場合には、毛髪の湿潤状態の軟化度は約40%を超えることとなり、本発明のパーマネントウェーブ方法を適用する毛髪の対象とすることは適さない。
上記損傷の激しい毛髪のうち、毛束1gに水分を含んだ状態の重量が、1.8gを超えて2.0g以下(水分は約0.8gを超えて1.0g以下)である毛髪(軟化度が30%を超えて40%以下)については、そのままの状態では、本発明のパーマネント施術を実施する毛髪としては適するものではないが、以下の処方を、パーマネントウェーブ施術を行う前、例えば、カット時等に、予め毛髪に施しておくことにより、本発明のパーマネンウェーブを施術することが可能である。
具体的には、例えば、パーマネントウェーブ施術を行う前、即ち市場で入手し得る任意のパーマネントウェーブ1剤を毛髪に適用する前のカット時等に、パーマネントウェーブを所望する毛髪部分に、アラニン、アスパラギン酸及びグルタミン酸等のアミノ酸並びにクレアチン等のアミノ酸誘導体並びにポリクオタニウムを含有する配合液、例えば商品名: CONFY(登録商標)を塗布する工程を設けることである。
なお、毛髪を湿潤させた状態の軟化度が、上記約20〜30%の毛髪については、上記配合液を予め毛髪に塗布する必要なく、本発明のパーマネントウェーブ施術を実施することが可能である。
かかる工程により、毛髪にパーマネントウェーブ施術を施す以前に、軟化度が約30%を超えて40%以下の損傷の程度が激しい毛髪の損傷状態を回復させることができ、損傷がない毛髪とほぼ同じ状態とし、その後のパーマのかかり具合を均一にすることが可能となり、かかりむらをなくすことができる。
かかるアラニン、アスパラギン酸及びグルタミン酸等のアミノ酸並びにクレアチン等のアミノ酸誘導体並びにポリクオタニウムを含有する配合液は、ウェーブを所望する毛髪部分に、例えば毛髪の先端部分のみにウェーブを所望する場合には、当該毛髪の先端部分のみに、予め塗布する。
塗布の方法は、ウェーブを所望する毛髪部分に、前記配合液を均一に毛髪部分に塗布できれば特に限定されないが、パーマネントウェーブ施術を行う前、例えば、カット時等や、シャンプー後にタオルドライした毛髪に、該配合液をなじませて塗布する方法等が例示できる。
前記アラニン、アスパラギン酸及びグルタミン酸等のアミノ酸並びにクレアチン等のアミノ酸誘導体並びにポリクオタニウムを含有する配合液には、更にブチレングリコール、ペンチレングリコール、グルコース、ポリソルベート、アンマクロ果実エキス、メリアアザジラクタ葉エキス、ウコンエキス、クエン酸、アルニカエキス、オトギリソウエキス、セイヨウキズタエキス、ハマメリスエキス、ブドウ葉エキス、マロニエエキス、カミツレエキス、シナノキエキス、トウキセンカエキス、ヤグルマギクエキス、ローマカミツレエキス、へキシレングリコール、フルクトース、スクロース、デキストリン、カプリリルグリコール、カラメル、尿素、水等を含有させることもでき、これらの材料としては、市場で入手できる任意のものを用いることができる、
次いで、上記、アラニン、アスパラギン酸及びグルタミン酸等のアミノ酸並びにクレアチン等のアミノ酸誘導体並びにポリクオタニウムを含有する配合液を予め塗布した毛髪部分に、パーマネントウェーブ1剤を塗布することで、軟化度が30%を超えて40%以下の損傷の激しい毛髪にもパーマネントウェーブを施術することが可能となる。
次いで、本発明のパーマネントウェーブ方法を施術する対象として適した上記軟化度、好ましくは20〜30%の軟化度を有する毛髪に、上記毛髪にパーマネントウェーブ1剤を塗布する。
本発明のパーマネントウェーブ方法に用いるパーマネントウェーブ1剤としては、市場で入手し得る任意のパーマネントウェーブ1剤であれば任意のパーマネントウェーブ1剤を使用することができ、毛髪の髪質と損傷の状態に応じて、パーマネントウェーブ1剤の種類を選定することが可能である。
例えばチオグリコール酸塩類系、亜硫酸ナトリウム系、システィン系(シス系)やシステアミン系等の任意のパーマネントウェーブ1剤を使用することができる。
特に、損傷の程度に合わせて、塗布するパーマネントウェーブ1剤を選定することが好ましく、健康な毛髪については、チオグリコール酸塩類(チオ)系、損傷の程度があまり激しくない毛髪(ライトダメージ毛髪)については、システイン(シス)系またはその塩類系、損傷の激しい毛髪については、亜硫酸ナトリウム系のパーマネントウェーブ1剤を好ましく用いることができる。
パーマネントウェーブ1剤を毛髪部分に塗布する方法は特に限定されないが、例えば、パーマネントウェーブ1剤をスポンジに浸み込ませて、パーマネントウェーブを所望する毛髪部分に塗布する方法が好適な方法として例示することができる。
従来は、コールド法のように、アプリケーター等を用いてパーマネントネントウェーブ1剤を毛髪に塗布すると、多量のパーマネントウェーブ1剤を毛髪に塗布することとなり、染毛の場合には、色素が浸出して退色が観られ、また、軟化度が75〜85%に達し、ウェーブがまとまりにくくなっていた。
また、これまでは、パーマネントウェーブ1剤の塗布量を多量の十分な薬液塗布量として、毛髪の内部、毛髪のコルテックス領域まで薬液を浸透させ十分な軟化を施すことにより、所望するウェーブ等の形状を得るものと考えられていた。
しかし、パーマネントウェーブ1剤の過剰の塗布量により還元力が多く働き、毛髪内部(コルテックス領域)と表面部分(キューティクル領域)の還元率や浸透が飽和状態となり、過剰の軟化を進行させることとなっていた。それに伴い、毛髪の損傷が激しくなり、染毛やブリーチ毛にパーマネント施術を施すことはできなかった。
更に、これまでは、染毛にパーマネントウェーブ施術を施すと、60〜80%の退色が避けられなかった。
本発明においては、パーマネントネントウェーブ1剤は、例えば、ウェーブを所望する毛髪の長さの部分に応じて、ロッドを選定し、ロッドの直径の約1.2〜1.5倍の部分にパーマネントウェーブ1剤をスポンジ等に浸透させて塗布される場合が例示される。
従来の方法においては、パーマネントウェーブ1剤は、毛髪からパーマネントウェーブ1剤が液だれしない程度の多量のパーマネントウェーブ1剤を、アプリケーターを用いて水巻きの場合は1回、つけ巻きの場合は2回塗布していたが、本発明においては、特に、スポンジを用いる場合においては、パーマネントウェーブ1剤を、従来と比較して、毛髪に少量で均一に塗布することができることから望ましく用いられる。これにより、主としてキューティクル領域へのパーマネントウェーブ1剤の浸透とすることができ、染毛やブリーチ毛に対しても毛髪の損傷を抑制することができ、パーマネントウェーブを施術することが可能となる。
また、染毛に施術しても、カラー退色がほぼ無いか、10%程度とすることが可能である。
また、本発明においては、毛髪表面に均等に所望する形状を有するための適正な量のパーマネントウェーブ1剤を浸透させることができ、毛髪全体を均一に還元することが可能となり、低軟化(30〜40%)での還元を実現させることが可能である。
当該パーマネントウェーブ1剤は、毛髪をワインディングしながら塗布しても、又は予めウェーブを所望する毛髪部分に塗布しても、いずれの方法であっても、均一に塗布できればいずれの方法も適用することができる。
毛髪をワインディングするのに用いるロッドは、所望する出来上がりの毛髪のデザインに応じて、任意に選択することができる。
例えば、毛髪の先端部分にのみパーマネントウェーブ1剤を塗布した場合には、当該毛髪部分からワインディングを開始し、パーマネントウェーブ1剤が塗布されていない毛髪部分に巻きあげていくオーバーラップポイント巻と称される施術を実施する。
かかるオーバーラップポイント巻による施術により、本発明においては、パーマネントウェーブ1剤が浸透した毛髪部分と、塗布されていない毛髪部分とがオーバーラップすることで、仕上がりのウェーブやカールのつながりが柔らかくなり馴染ませることができ、毛髪の動きを軽やかにすることが可能となる。
特に、従来のパーマネントウェーブ方法においては、つけ巻きの場合には、パーマネントウェーブ1剤を毛髪に多量に塗布し、その後ロッドに毛髪をワインディングした後、再度、パーマネントウェーブ1剤をロッドにワインディングした毛髪全体に塗布していたが、本発明においては、パーマネントウェーブ1剤は、ロッドへのワインディング終了後、毛髪への再度の塗布はおこなわない。
ワインディングが終了した後、所定の時間、通常のパーマネントウェーブ施術と同様に放置して毛髪を軟化させる。
通常、加温式パーマネントウェーブの場合には、加温しながら、また加温なしのパーマネントウェーブの場合は自然放置して、毛髪の軟化を図るが、本発明においては、加温なしのパーマネントウェーブ施術が好適に適用される。
放置時間は、軟化度が30〜40%となるような時間とするものであり、髪質の状態によって異なるが、例えば、通常5分〜15分程度で十分である。
所定の放置時間経過後、所望するウェーブが得られているかを、数か所のロッドを、毛髪のウェーブを伸ばさないようにそっとはずしてカールの度合をチェックする。
パーマネントウェーブ1剤による毛髪の軟化度合は、毛髪の損傷度合に合わせて、軟化度のパーセンテージチェックにより確認することが望ましい。
なお、軟化度は当業者であれば、毛髪に触れることで軟化度を容易に把握できるものであるが、例えば、市場で入手できる毛髪軟化度チェッカー機器等、毛髪の軟化度を測定できる任意の機器等により測定することも可能である。
従来の軟化は、軟化の程度がほぼ75〜85%程度となる時間放置していたが、本発明においては、軟化の程度は、上記したように、30〜40%程度である。
本発明においては、軟化度が30〜40%、好ましくは35〜40%であっても、希望の毛髪形状が確認できればよい。この程度であれば十分であり、したがって放置時間も短くすることができる。これにより、パーマネントウェーブを施術する毛髪及び頭皮への負担が軽減されることとなる。このように、本発明においては、主としてキューティクル領域での反応としても、まとまりのある所望のウェーブを得ることが可能である。
かかる軟化度合は当業者による目視及び触感で確認することが可能であり、また軟化度をチェックする公知の機器を用いても確認は可能である。
目視、触覚チェックや機器チェックにより軟化度が30〜40%になった毛髪のウェーブのかかり具合(軟化)が所望する形状に到っており、かかる軟化度に達した場合には、ロッドを巻いたままの状態で水洗して、毛髪に残っているパーマネントウェーブ1剤を洗浄することが望ましい。
その後、従来では、パーマネントウェーブ2剤を毛髪に塗布する前に、必要に応じてケラチンやコラーゲン等の中間処理剤を毛髪に塗布することがおこなわれていたが、本発明においては、かかる中間処理剤の塗布は特に必要とされない。
水洗後の毛髪を、好ましくは、必要に応じて所定時間放置(クリープタイム)して、カール度合のクリープテストを目視により実施する。
具体的には、数か所のロッドを、毛髪のウェーブを伸ばさないように静かにはずして、カール度合を目視によりチェックするクリープテストを実施する。
水洗後の毛髪をタオルドライすると水分量は約50%程度であり、この状態の毛髪のウェーブ部の状態をチェックすることで、当業者は仕上がり状態の毛髪のカール状態を容易に推測することができる。
その後、パーマネントウェーブ2剤を毛髪に、従来通りのパーマ施術と同様の工程により塗布する。かかるパーマネントウェーブ2剤は、市場で入手し得る任意のパーマネントウェーブ2剤を適用することが可能であり、例えば、臭素酸塩系、過酸化水素系のパーマネントウェーブ2剤を例示することができる。
その後、所定の時間放置後に、水洗する。
好ましくは、上記パーマネントウェーブ1剤を適用する前に、シャンプー剤で毛髪を洗浄して泡立て、このシャンプー泡に、アラニン、アスパラギン酸及びグルタミン酸等のアミノ酸、クレアチン等のアミノ酸誘導体並びにポリクオタニウム配合液をなじませて、更にシャンプーをする工程を設けもよい。
具体的には、毛髪にパーマネントウェーブを施術する前のアラニン、アスパラギン酸及びグルタミン酸等のアミノ酸、クレアチン等のアミノ酸誘導体並びにポリクオタニウムを含有する配合液を毛髪に塗布する工程の前のシャンプー工程において、市場で入手し得る任意のシャンプー剤を用いて泡立て、このシャンプー泡に、アラニン、アスパラギン酸及びグルタミン酸等のアミノ酸、クレアチン等のアミノ酸誘導体並びにポリクオタニウムを含有する配合液をなじませて、更にシャンプーをおこなう。
例えば、使用するシャンプー剤とかかる配合液とは容量比でシャンプー剤:当該配合液が3:1〜5:1となるような割合で用いて、かかる工程を実施することが望ましい。なお、該配合液は、上記パーマネントウェーブを施術する前に、予めカット時等に毛髪に適用した上記配合液と同一の配合液を用いることが可能である。
かかる工程を好適に設けることで、その後、本発明のパーマネントウェーブ方法を適用した際に、損傷がある毛髪に対しても、毛髪の強度を更に強化して、本発明の効果をより有効に発現することが可能となる。
このように、上記本発明のパーマネントウェーブ方法を損傷毛髪に適用することにより、毛髪に更にダメージを与えることなく、所望するパーマネントウェーブを与えることができ、上質な質感の手ざわりと柔軟性を毛髪に付与することも可能となる。
特に、染毛等の直後においても、パーマを毛髪にかけることが可能となり、従来はパーマネント施術をあきらめていた場合にもパーマネントウェーブを施術することが可能となる。また、染毛等に従来のパーマ施術を実施すると、染色した色素が退色してしまうが、本発明の方法を適用することで、染色した色素の退色がほとんどみられることがなくなる。
本発明を次の実施例、比較例及び試験例により説明する。
[実施例1〜15、比較例1〜15]
(使用薬剤)
・人工毛:製品名:レジーナ337s、株式会社レジーナ
・ブリーチ剤:ルベル プラチナブリーチ
・カラー2剤:ミルボン オルディーブ クリスタルオキシダン6.0%
・ロッド:アニオンロッド 13mm
・パーマネントウェーブ1剤(1):サルファイト系パーマネントウェーブ1剤:
製品名;ウェーボ フィージェ S20 カーリングローション、デミ(DEMI)
・パーマネントウェーブ1剤(2):シスチオ系パーマネントウェーブ1剤:
製品名;ウェーボ フィージェ CT80XB、デミ(DEMI)
・パーマネントウェーブ2剤:臭素酸系パーマネントウェーブ2剤:
製品名:ウェーボ フィージェ TiBR、デミ(DEMI)
・アラニン、アスパラギン酸及びグルタミン酸等のアミノ酸並びにクレアチン等のアミノ酸誘導体並びにポリクオタニウムを含有する配合液:商品名コンフィー45(CONFY)(以下、コンフィー)
(実施例1〜5)
上記人口毛(製品名:レジーナ337s)を用いて、毛髪の損傷の少ないライトダメージ毛を以下のようにして準備した。
上記ブリーチ剤と上記カラー2剤を容量比で1:2で配合した薬液を、上記人口毛に塗布して20分間放置し、次いで水洗し、更に前記薬液を再度塗布して20分間放置し、次いで水洗して、乾燥させてライトダメージ毛を準備した。
上記のようにして準備したライトダメージの人口毛を3分間水に浸漬して、タオルドライしてウェット状態にした。
かかるタオルドライした毛髪の軟化度は当業者であれば、毛髪に触れることで軟化度を容易に把握できるものであるが、例えば、市場で入手できる毛髪軟化度チェッカー機器等、毛髪の軟化度を測定できる任意の機器等により測定でき、かかるライトダメージ毛の軟化度は約20%〜30%範囲にあった。
その後、上記シスチオ系パーマネントウェーブ1剤(2)をスポンジ(エポンジュ)に浸漬させて、該スポンジを用いて含有されているパーマネントウェーブ1剤を、パーマネントを所望する毛髪部分に塗布した。
その後、ロッドを用いて、パーマネントウェーブを所望するパーマネントウェーブ1剤を塗布した毛髪部分から巻きあげて、パーマネントウェーブ1剤を塗布してない毛髪部分までオーバーラップポイント方式で毛髪を巻き上げた。ロッドに毛髪を巻きあげた後には、パーマネントウェーブ1剤を再塗布はしない。
そのまま5分間、10分間、15分間それぞれ放置して、(スポンジを用いた膨潤時の薬液量は、5分、10分、15分で違いはほとんどない)、毛髪のウェーブ状態を、ロッドをはずしてチェックした(図1A:「自然放置5分」(実施例1)、「自然放置10分」(実施例2)、「自然放置15分」(実施例3))。毛髪の軟化度は当業者であれば、毛髪に触れることで軟化度を容易に把握できるものであるが、例えば、市場で入手できる毛髪軟化度チェッカー機器等、毛髪の軟化度を測定できる任意の機器等により測定でき、これらの全ての放置時間後の毛髪の軟化度は30%〜40%の範囲であった。これらの毛髪は、所望のウェーブが得られていることが確認でき(図1A)、かかる軟化度の毛髪をワインディングしているロッドを水洗して、毛髪に残存しているパーマネントウェーブ1剤を洗い流した。
次いで、そのままクリープ時間として5分間放置した。
その後、上記パーマネントウェーブ2剤を塗布し、5分間放置し、再度当該パーマネントウェーブ2剤を塗布して5分間放置し、水洗して、水洗後に各毛髪を空気中に吊るして自然放置(室温、放置時間60分(実施例4))して乾燥させて、各毛髪へのパーマネントウェーブ処理を終了した。その後、ヘアコームを用いて10回とかした(実施例5)。
なお、図1A中、上記したように、「自然放置5分」、「自然放置10分」、「自然放置15分」の写真図は、パーマネントウェーブ1剤塗布後の放置時間が5分後、10分後、15分後の状態の毛髪についてロッドをはずした状態の写真図である。また、「自然乾燥させた毛束」の写真図は、パーマネントウェーブ1剤塗布後の放置時間が15分の毛髪にパーマネントウェーブ2剤を塗布し、水洗して自然乾燥等させた状態の写真図である。また、図1A中の「コーミング10回」の写真図は、前記「自然乾燥させた毛束」をヘアコームで10回とかした状態の写真図である。
(比較例1〜5)
実施例1〜5で準備したライトダメージ毛を用い、上記シスチオ系パーマネントウェーブ1剤(2)を市販のアプリケーターで毛髪全体に、従来のコールドパーマネントウェーブ施術と同じように液だれをしない程度に多量に塗布して、ロッドに各毛髪をワインディングし、ワインディング終了後に、毛髪がワインディングされているロッド全体に前記パーマネントウェーブ1剤を再度塗布し、5分間、10分間、15分間、それぞれ放置して、毛髪のウェーブ状態を、ロッドをはずしてチェックした(図1B:「自然放置5分」(比較例1)、「自然放置10分」(比較例2)、「自然放置15分」(比較例3))。これらの全ての放置時間後の毛髪の軟化度は75%〜85%の範囲であった。
次いで、毛髪がワインディングされているロッドを水洗して、毛髪に残存しているパーマネントウェーブ1剤を洗い流した。
次いで、そのままクリープ時間として5分間放置した。
その後、上記パーマネントウェーブ2剤を塗布し、5分間放置し、再度当該パーマネントウェーブ2剤を塗布して5分間放置し、水洗して、水洗後に各毛髪を空気中に吊るして自然放置(室温、放置時間60分:比較例4)して乾燥させて、各毛髪にパーマネント処理を終了した。その後、ヘアコームを用いて10回とかした(比較例5)。
なお、図1B中、上記したように、「自然放置5分」、「自然放置10分」、「自然放置15分」の写真図は、ロッドでのワインディング後のパーマネントウェーブ1剤塗布後の放置時間が5分後、10分後、15分後の状態の毛髪についてロッドをはずした状態の写真図である。また、「自然乾燥させた毛束」の写真図は、パーマネントウェーブ1剤塗布後の放置時間が15分の毛髪にパーマネントウェーブ2剤を塗布し、水洗して自然乾燥等させた状態の写真図である。また、図1B中の「コーミング10回」の写真図は、前記「自然乾燥させた毛束」をヘアコームで10回とかした状態の写真図である。
(実施例6〜10)
上記人口毛(製品名:レジーナ337s)を用いて、2回ブリーチ毛を以下のようにして準備した。
前記人口毛に、上記ブリーチ剤を使用して、毛髪をブリーチし、20分間の自然放置をおこない、水洗後、再度、前記と同様にブリーチ処理をおこなって、20分間の自然放置をおこなって、その後水洗し、次いで自然乾燥させて、2回ブリーチ毛を準備した(ブリーチ2回)。
上記のようにして準備した2回ブリーチ毛を3分間水に浸漬して、タオルドライしてウェット状態にした。
かかるタオルドライし、毛髪の軟化度は当業者であれば、毛髪に触れることで軟化度を容易に把握できるものであるが、例えば、市場で入手できる毛髪軟化度チェッカー機器等、毛髪の軟化度を測定できる任意の機器等により測定でき、かかるブリーチ毛の軟化度は約20%〜30%範囲にあった。
その後、パーマネントウェーブ1剤として、サルファイト系パーマネントウェーブ1剤(1)を用いた以外は、実施例1〜5とそれぞれ同様にして、本発明のパーマネントウェーブ施術を実施した。
その結果を図2Aに示す。
なお、パーマンネントウェーブ1剤を塗布後の全ての放置時間後の毛髪の軟化度は30%〜40%の範囲であった。
なお、図1Aと同様に、図2A中、「自然放置5分」(実施例6)、「自然放置10分」(実施例7)、「自然放置15分」(実施例8)の写真図は、パーマネントウェーブ1剤塗布後の放置時間が5分後、10分後、15分後の状態の毛髪についてロッドをはずした状態の写真図である。また、「自然乾燥させた毛束」の写真図(実施例9)は、パーマネントウェーブ1剤塗布後の放置時間が15分の毛髪にパーマネントウェーブ2剤を塗布し、水洗して自然乾燥等させた状態の写真図である。また、図2A中の「コーミング10回」の写真図は、前記「自然乾燥させた毛束」をヘアコームで10回とかした状態(実施例10)の写真図である。
(比較例6〜10)
実施例6〜10で準備した2回ブリーチ毛を用い、パーマネントウェーブ1剤としてサルファイト系パーマネントウェーブ1剤(1)を用いた以外は、比較例1〜5とそれぞれ同様にして、従来のコールドパーマネントウェーブ施術を実施した。
その結果を図2Bに示す。
なお、なお、パーマンネントウェーブ1剤を塗布後の全ての放置時間後の毛髪の軟化度は75%〜85%の範囲であった。
なお、図1Bと同様に、図2B中、「自然放置5分」(比較例6)、「自然放置10分」(比較例7)、「自然放置15分」(比較例8)の写真図は、ロッドでのワインディング後のパーマネントウェーブ1剤塗布後の放置時間が5分後、10分後、15分後の状態の毛髪についてロッドをはずした状態の写真図である。また、「自然乾燥させた毛束」(比較例9)の写真図は、パーマネントウェーブ1剤塗布後の放置時間が15分の毛髪にパーマネントウェーブ2剤を塗布し、水洗し、自然乾燥等させた状態の写真図である。また、図2B中の「コーミング10回」の写真図は、前記「自然乾燥させた毛束」をヘアコームで10回とかした状態(比較例10)の写真図である。
(実施例11〜15)
上記人口毛(製品名:レジーナ337s)を用いて、3回ブリーチ毛を以下のようにして準備した。
前記人口毛に、上記ブリーチ剤を使用して、毛髪をブリーチし、20分間の自然放置をおこない、水洗後、再度、前記と同様に、ブリーチ処理をおこなって、20分間の自然放置をおこない、その後水洗し、更に再度、前記と同様にブリーチ処理をおこなって、20分間の自然放置をおこない、その後水洗しい、次いで自然乾燥させて3回ブリーチ毛を準備した(ブリーチ3回)。
上記のようにして準備した3回ブリーチ毛を3分間水に浸漬して、タオルドライしてウェット状態にした。
かかるタオルドライした毛髪の軟化度は当業者であれば、毛髪に触れることで軟化度を容易に把握できるものであるが、例えば、市場で入手できる毛髪軟化度チェッカー機器等、毛髪の軟化度を測定できる任意の機器等により測定でき、かかるブリーチ毛の軟化度は約30%を超えて40%以下の範囲にあった。
上記3回ブリーチ毛は、上記したように軟化度が約30%を超えて40%以下の範囲であり、本発明のパーマネントウェーブ施術を実施するには適する毛髪ではないが、パーマネント施術を実施する以前に、例えば予めのカット時や、シャンプー後にタオルドライした毛髪に、特にパーマネント施術を所望する毛髪の部分に、上記コンフィーを塗布した。
上記予めコンフィーをカット時等に塗布してあった毛髪に、パーマネントウェーブ1剤としてサルファイト系パーマネントウェーブ1剤(1)を用いた以外は、実施例1〜5とそれぞれ同様にして、本発明のパーマネントウェーブ施術を実施した。
その結果を図3Aに示す。
なお、パーマンネントウェーブ1剤を塗布後の全ての放置時間後の毛髪の軟化度は30%〜40%の範囲であった。
なお、図1Aと同様に、図3A中、「自然放置5分」(実施例10)、「自然放置10分」(実施例11)、「自然放置15分」(実施例12)の写真図は、パーマネントウェーブ1剤塗布後の放置時間が5分のもの、10分のもの、15分の状態の毛髪についてロッドをはずした状態の写真図である。また、「自然乾燥させた毛束」の写真図(実施例9)は、パーマネントウェーブ1剤塗布後の放置時間が15分の毛髪に上記パーマネントウェーブ2剤を塗布し、水洗して自然乾燥等させた状態の写真図である。また、図3A中の「コーミング10回」の写真図は、前記「自然乾燥させた毛束」をヘアコームで10回とかした状態(実施例15)の写真図である。
(比較例11〜15)
実施例11〜15で準備した3回ブリーチ毛を用い、パーマネントウェーブ1剤としてサルファイト系パーマネントウェーブ1剤(1)を用いた以外は、比較例6〜10とそれぞれ同様にして、従来のコールドパーマネントウェーブ施術を実施した。
その結果を図3Bに示す。
なお、なお、パーマンネントウェーブ1剤を塗布後の全ての放置時間後の毛髪の軟化度は75%〜85%の範囲であった。
なお、図1Bと同様に、図3B中、「自然放置5分」(比較例11)、「自然放置10分」(比較例12)、「自然放置15分」(比較例13)の写真図は、パーマネントウェーブ1剤塗布後の放置時間が5分のもの、10分のもの、15分の状態の毛髪についてロッドをはずした状態の写真図である。また、「自然乾燥させた毛束」(比較例14)の写真図は、パーマネントウェーブ1剤塗布後の放置時間が15分の毛髪に上記パーマネントウェーブ2剤を塗布し、水洗し、自然乾燥等させた状態の写真図である。また、図2B中の「コーミング10回」の写真図は、前記「自然乾燥させた毛束」をヘアコームで10回とかした状態(比較例15)の写真図である。
(試験例1)
(1)カールウェーブ形状
上記実施例1〜15、比較例1〜15で得られた各毛髪について、ウェーブがかかるとともに、リッジがあり、全体的に毛束やウェーブ形状にもまとまりがあるか否かの要素を、図1Aと図1B、図2Aと図2B、図3Aと図3Bに基づき、目視より評価した。
実施例のものは、図1A、図2A及び図3Aより、本発明のパーマネントウェーブ施術を実施することで、全ての毛髪に所望するウェーブカール形状を施すことが可能となった。特に、放置時間が10分のものと15分のもの、自然乾燥させたもの、コーミングを施したものは、全ての実施例の図において、ほぼ同様のウェーブカール形状が得られることが明らかとなった。また、実施例のものは、まとまりと艶も同様に得られ、手触りも柔軟でしなやかであった。
比較例のものは、図1B、図2B及び図3Bより、従来のコールドパーマネントウェーブ施術を実施すると、放置時間が長くなるにつれて、カールウェーブ形状が強くなる傾向にあることがわかる。また、全体的に軟化の速度が速く、毛髪のダメージが大きくなるにつれて、ウェーブカール形状が緩やかに垂れていく傾向があり、まとまりと艶がなくなる傾向となった。
(試験例2)
上記実施例1〜3及び比較例1〜3、実施例6〜8及び比較例6〜8、実施例11〜13及び比較例11〜13中の、毛束1gに対して、パーマネントウェーブ1剤を塗布する前(毛髪を湿潤状態にしてタオルドライした状態)の膨潤量(水分量、表1中の「パーマ1剤施術前」)とパーマネントウェーブ1剤を塗布し各放置時間経過後(なお、実施例では適正軟化度30〜40%となった状態で所望するカール形状が得られた状態:表1中の「パーマ1剤施術後」)の毛髪の膨潤量(薬液吸収量・水分量)を測定し、その結果を以下の表1に示す。なお、パーマネントウェーブ1剤塗布後、5分、10分、15分の放置時間に依存する膨潤量(薬液吸収量・水分量)の値の差異はほとんどなかった。表1中、ライトダメージ毛、2回ブリーチ毛、3回ブリーチ毛の値は、パーマネントウェーブ1剤を塗布後の放置時間5分後、10分後、15分後の状態の毛髪の平均を示す。
上記表1より、比較例のアプリケーターを用いて塗布する場合のほうが、実施例の場合に比べて、膨潤量が大きいことがわかる。実施例の場合には、パーマネントウェーブ1剤を塗布した後の適正な軟化度が30〜40%であり、比較例の場合には塗布量が多くなるので軟化度が大きくなることがわかる。また、比較例のほうが、実施例の場合に比べて、パーマネントウェーブ施術を行う場合に、多量のパーマネントウェーブ1剤が膨潤に使われていることがわかり、毛髪に損傷を与えることとなる。
また、毛髪のダメージが大きくなるにつれて、パーマネントウェーブ1剤塗布の前後の膨潤量の差が大きくなることがわかる。
[実施例16〜17・比較例16〜17・参考例1〜2]
(使用薬剤)
・人工毛:製品名:レジーナ337s、株式会社レジーナ
・ブリーチ剤:ルベル プラチナブリーチ
・暖色系カラー剤
i)カラー2剤:ミルボン オルディーブ クリスタルオキシダン6.0%
ii)暖色系1剤:デミ(DEMI)、アソートアリアC−7/PV,
C−7/RV,C−8/PB
ウェラプロフェッショナルズ トーンコントローラー8/11
1剤混合比率;上記C−7/PV:上記C−7/RV:上記C−8/PB:
上記8/11=3:1:1:1
iii)上記1剤:2剤=1:1
・寒色系カラー剤
i)カラー2剤:ウェラプロフェッショナルズ ウエロキンソンパーフェクト3%
ii)寒色系1剤:デミ(DEMI) アソートアリアC−8/YG,
C−8/BG,C−8/PB
ミルボン オルディーブトーンコントローラーC8−YL
ミルボン オルディーブベーシックトーン8−mNV
1剤混合比率;上記C−8/YG:上記C−8/BG:上記C−8/PB:
上記C8−YL:上記8−mNV=3:2;1;1;1
iii)上記1剤:2剤=1:1
・シャンプー剤: 製品名:シャラン、株式会社SLJ
・パーマネントウェーブ1剤:サルファイト系パーマネントウェーブ1剤:
製品名;ウェーボ フィージェ S20 カーリングローション、デミ(DEMI)
・パーマネントウェーブ2剤:臭素酸系パーマネントウェーブ2剤:
製品名:ウェーボ フィージェ TiBR、デミ(DEMI)
(実施例16〜17・参考例1〜2)
上記人口毛(製品名:レジーナ337s)を用いて、上記ブリーチ剤によりブリーチ処理した毛髪を20分間自然放置し、次いで水洗し、上記暖色系カラー剤又は寒色系カラー剤をそれぞれ塗布して20分間自然放置し、その後水洗して、自然乾燥して各染毛を準備した(それぞれ、図4及び図5中の「寒色ビフォー」(参考例1)、「暖色ビフォー」(参考例2))。
上記染色直後の各染毛を、上記シャンプー剤を用いてシャンプーし、その後水洗してタオルドライし、シャンプー工程を終了した。
かかるタオルドライした毛髪の軟化度は当業者であれば、毛髪に触れることで軟化度を容易に把握できるものであるが、例えば、市場で入手できる毛髪軟化度チェッカー機器等、毛髪の軟化度を測定できる任意の機器等により測定でき、約20%〜30%未満の範囲あった。
その後、上記パーマネントウェーブ1剤をスポンジ(エポンジュ)に浸漬させて、該スポンジを用いて含有されているパーマネントウェーブ1剤を、パーマネントを所望する毛髪部分に塗布した。
その後、ロッドを用いて、パーマネントウェーブを所望するパーマネントウェーブ1剤を塗布した毛髪部分から巻きあげて、パーマネントウェーブ1剤を塗布してない毛髪部分までオーバーラップポイント方式で毛髪を巻き上げた。ロッドに毛髪を巻きあげた後には、パーマネントウェーブ1剤を再塗布はしない。
そのまま10分間放置し(軟化度30%〜40%の範囲)、毛髪のウェーブ状態を、ロッドをはずしてチェックした。所望するウェーブ形状が得られていることを確認して、毛髪がワインディングされているロッドを水洗して、毛髪に残存しているパーマネントウェーブ1剤を洗い流した。
次いで、そのままクリープ時間として10分間放置した。
その後、上記パーマネントウェーブ2剤を塗布し、5分間放置し、再度当該パーマネントウェーブ2剤を塗布して、5分間放置し、水洗して、水洗後に各毛髪を空気中に吊るして自然放置(室温、放置時間60分)して乾燥させて、毛髪にパーマネントウェーブ処理の施術を施した。
その後、染毛のカラーの退色度合を、上記参考例1及び参考例2の状態と比較するために、得られたウェーブを、ストレートアイロンを用いてストレート状態にした。これは、パーマ曲線(ウェーブ)がある状態だと光の屈折で退色ムラが観察しづらくなるために実施した処理である。
その結果をそれぞれ図4及び図5に示す(KPM)。
なお、図4中の「寒色KPM」は、寒色系の染毛処理を施し、図5中の「暖色KPM」は暖色系の染毛処理を施して、上記パーマネントウェーブ処理を実施してストレート状態にした写真図である。
(比較例16〜17)
実施例16〜17で準備した染毛を用い、上記パーマネントウェーブ1剤を市販のアプリケーターで毛髪全体に、従来のコールドパーマネントウェーブ施術と同様に、液だれをしない程度に多量に塗布して、ロッドに各毛髪をワインディングし、ワインディング終了後に、毛髪がワインディングされているロッド全体にパーマネントウェーブ1剤を再度塗布し、10分間自然放置して、毛髪のウェーブ状態を、ロッドをはずしてチェックした。かかる放置時間後の毛髪の軟化度は75%〜85%の範囲であった。
次いで、毛髪がワインディングされているロッドを水洗して、毛髪に残存しているパーマネントウェーブ1剤を洗い流した。
次いで、そのままクリープ時間として5分間放置した。
その後、上記パーマネントウェーブ2剤を塗布し、5分間放置し、再度当該パーマネントウェーブ2剤を塗布して5分間放置し、水洗して、水洗後に各毛髪を空気中に吊るして自然放置(室温、放置時間60分)して乾燥させて、各毛髪にパーマネント処理を終了した。
その後、染毛のカラー退色度合を、上記参考例1及び参考例2と状態と比較するために、得られたウェーブを、ストレートアイロンを用いてストレート状態にした。これは、パーマ曲線(ウェーブ)がある状態だと光の屈折で退色ムラが観察しづらくなるために実施した処理である。
その結果をそれぞれ図4及び図5に示す(コールド)。
なお、図4中の「寒色コールド」は、寒色系の染毛処理を施し、図5中の「暖色コールド」は暖色系の染毛処理を施して、上記コールドパーマネントウェーブ処理を実施してストレート状態にした写真図である。
(試験例3)染毛退色度
上記実施例16〜17、比較例16〜17で得られた各毛髪の染毛の度合を、参考例1〜2の染毛の度合と、目視により比較した。
図4及び図5より、実施例の毛髪は、比較例の毛髪を比較して、退色の度合が少なくなっていることがわかる。
また、参考例1及び2の毛髪のカラーを100%、染毛前の上記人口毛の色を0%とすると、実施例のものは約90%(退色度合が約10%)の染色度合を保持できるが、比較例のものは約20〜30%(退色度合が70〜80%)と評価できる。
従って、染毛された毛髪に、本発明のパーマネントウェーブ処理を施しても、染毛度を良好に保持することが可能となることが明らかとなった。
(試験例4)染毛色素流出性
上記実施例16〜17のパーマネントウェーブ1剤を塗布後の毛髪をロッドごとビニール袋に入れて、10分間の自然放置時間後の染毛色素の流出の有無を目視で観察し、その結果を図6及び図7にそれぞれ示す(実施例:KPM)。
上記比較例16〜17中、パーマネントウェーブ1剤を再塗布後の毛髪をロッドごとビニール袋に入れて、10分間の自然放置時間後の染毛色素の流出の有無を目視で観察し、その結果を図6及び図7にそれぞれ示す(比較例:コールド)。
図6及び図7より、実施例の毛髪は色素の流出が観察されないが、比較例の毛髪からは色素の流出が観察されることがわかる。
本発明のパーマネントウェーブ処理は、パーマネントウェーブ1剤を従来のコールドパーマ法のように再塗布をする必要がなく、また好適にはスポンジを用いてパーマネントウェーブ1剤を塗布する等、パーマネントウェーブ1剤を多量に塗布することがないからであり、染毛処理を実施した毛髪に対して本発明のパーマネントウェーブ処理を施術しても、比較例と比べて、染毛が退色することがないことが明らかとなった。
本発明によれば、白髪染め等の染毛直後や、ブリーチ毛等の損傷の激しい毛髪にもパーマネントウェーブ施術を実施することが可能となり、広範囲の毛髪に対するパーマネントウェーブの施術に利用することができる。

Claims (3)

  1. パーマネントウェーブ1剤を塗布する前の毛髪の軟化度が20〜30%の場合には当該毛髪に任意のパーマネントウェーブ1剤を塗布し、パーマネントウェーブ1剤を塗布する前の毛髪の軟化度が30%を超えて40%以下の場合には、当該毛髪にアミノ酸並びにアミノ酸誘導体並びにポリクオタニウムを含有する配合液を塗布した後に任意のパーマネントウェーブ1剤を塗布する工程、次いで、ロッドを用いて前記パーマネントウェーブ1剤が塗布された毛髪部分から、前記パーマネントウェーブ1剤が塗布されていない毛髪部分まで毛髪をワインディングする工程、ワインディング工程後に毛髪の軟化度が30〜40%となるまで所定時間放置する工程、その後に毛髪を水洗する工程、次いで任意のパーマネントウェーブ2剤を毛髪に塗布する工程を含み、前記パーマネントウェーブ2剤を塗布する前には毛髪を風乾により乾燥させる工程は含まないことを特徴とする、パーマネントウェーブ方法。
  2. 請求項1記載のパーマネントウェーブ方法において、パーマネントウェーブ1剤を塗布するにあたり、スポンジを用いてパーマンネントウェーブ1剤を毛髪に塗布することを特徴とする、パーマネントウェーブ方法。
  3. 請求項1又は2記載のパーマネントウェーブ方法において、更に、パーマネントウェーブ1剤を適用する前に、シャンプー剤で毛髪を洗浄して泡立て、このシャンプー泡に、アミノ酸、アミノ酸誘導体並びにポリクオタニウム配合液をなじませて、シャンプーをする工程を備えることを特徴とする、パーマネントウェーブ方法。
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