JP6499828B2 - 粉砕用ライナ及びそれを備えた粉砕装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粉砕、分級及び空気輸送を併用して燐鉱石、石灰石、二酸化マンガン、酸化チタン、コークスなどを粉砕する粉砕用ライナ及びそれを備えた粉砕装置に関するものである。
従来より、樹脂、鉱物等を破砕するために円筒状の粉砕室の内部に被処理物を回転させて粉砕室内周面に取り付けたライナによって粉砕する粉砕装置が知られている。この粉砕方式は、従来から様々あり、被処理物を旋回気流に乗せてライナに衝突させる方式、粉砕室内部の自転するロータとライナとの隙間で粉砕する方式等がある。
そして、一般的に、このライナは、環状の一体部材よりなり、内周面に凹凸が形成された複雑な形状となっている上に、加工が困難な耐摩耗性材料が使用されているが、一部に摩耗や破損が生じると、全体を交換せざるを得なかった。
そこで、特許文献1のように、円周方向に分割されたライナが知られている。このライナを取り付ける粉砕室にネジ穴部を形成し、そのネジ穴部に差し込んだ位置決め部材にそれぞれの分割ライナを固定するようにしている。この位置決め部材の進退により、各分割ライナとロータに取り付けた粉砕刃とのクリアランスを調整することができ、摩耗した分割ライナだけを交換すればよいようにしている。
特開2007−326044号公報
しかしながら、特許文献1ライナでも、四分割したライナのそれぞれの大きさは依然として大きく、その加工及び交換の手間及び費用は改善の余地がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、粉砕用ライナのメンテナンスを容易にして交換費用を抑えることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、複数のライナチップを外周ベースのチップ挿入用凹部にそれぞれ装着するようにした。
具体的には、第1の発明では、当接した材料を粉砕する粉砕用ライナを前提とし、
上記粉砕用ライナにおいて、
粉砕装置の本体ケーシングに取り付けられる円筒状の外周ベースと、
上記外周ベースの半径方向内側に周方向に間隔を空けて一体に凹陥された複数のチップ挿入用凹部と、
上記複数のチップ挿入用凹部にそれぞれ交換可能に装着される上記外周ベースよりも耐摩耗性の高い複数のライナチップとを備えている。
上記の構成によると、外周ベースとライナチップとを分離して構成したため、ライナチップが小型化し、安価となる。また、ライナチップ自体の形状もシンプルになるため、加工が簡単になり、高硬度の耐摩耗材料を使用することができる。
第2の発明では、第1の発明において、
上記ライナチップは、側面に内周側に向かって互いに間隔が狭くなる傾斜面を有し、
上記チップ挿入用凹部は、上記ライナチップの傾斜面が係合する、内周側に向かって互いに間隔が狭くなるように傾斜した被当接面を有する。
上記の構成によると、ライナチップの互いに内周に向かって間隔が狭くなる傾斜面がチップ挿入用凹部の同様に傾斜した被当接面に係合しているので、内周側へ抜け出すことが確実に防止される。
第3の発明では、第2の発明において、
上記チップ挿入用凹部には、上記ライナチップを内周側に向けて押圧する押圧部材が設けられている。
上記の構成によると、押圧部材がライナチップの傾斜面をチップ挿入用凹部の当接面に押さえ付けるので、ライナチップがさらに強固にチップ挿入用凹部に係合する。
第4の発明では、第3の発明において、
上記チップ挿入用凹部の半径方向外側には、押圧部材収容凹部とネジ孔とが形成され、該押圧部材収容凹部に収容した上記押圧部材としての板バネを介して上記ネジ孔に締結したセットボルトで上記ライナチップを押圧している。
上記の構成によると、セットボルトの締め付けにより、板バネによる押圧強度を調整してライナチップの緩み止めを容易かつ確実に行うことができる。
第5の発明では、第2から第4のいずれか1つの発明において、
上記ライナチップと上記チップ挿入用凹部は、上記傾斜面と上記被当接面との間に挟んだシムを介して係合されるように構成されている。
上記の構成によると、シムの着脱により、ライナチップの位置を容易に調整することができる。
第6の発明では、第1から第5のいずれか1つの発明において、
上記外周ベースの内周面のうち、少なくとも上記ライナチップに覆われない部分に耐摩耗処理が施されている。
上記の構成によると、外周ベース自体は、ライナチップのように頻繁に交換しないので、ライナチップに覆われない部分を耐摩耗処理することにより、粉砕用ライナの耐久性が格段に向上する。
第7の発明粉砕装置は、第1から第6のいずれか1つの発明の粉砕用ライナと、
上記外周ベースが取り付けられる本体ケーシングと、
上記本体ケーシング内に設けられ、上記粉砕用ライナを収容する粉砕室とを備えている。
上記の構成によると、粉砕用ライナのメンテナンスが容易で交換部品も安価な粉砕装置が提供できる。
上記の構成によると、粉砕用ライナのメンテナンスが容易で交換部品も安価な粉砕装置が提供できる。
以上説明したように、本発明によれば、円筒状の外周ベースの半径方向内側に周方向に間隔を空けて複数のチップ挿入用凹部を凹陥し、これら複数のチップ挿入用凹部にそれぞれライナチップを交換可能に装着するようにしたことにより、粉砕用ライナのメンテナンスを容易にして交換費用を抑えることができる。
粉砕用ライナが見えるようにした粉砕装置及びライナチップ周辺を拡大して示す平面図である。 粉砕装置を含む粉砕システムの概略を示す図である。 粉砕装置を示す斜視図である。 粉砕装置の下側を示す断面図である。 整流板が見えるようにした粉砕装置の平面図である。 外周ベースを一部拡大して示す平面図である。 図1のVII−VII線拡大断面図である。 ライナチップを拡大して示し、(a)が平面図で、(b)が正面図である。 シムを設けた場合のライナチップ及びその周辺を示す拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
−粉砕システムの構成−
図2は本発明の実施形態の粉砕装置1を含む粉砕システム10を示し、この粉砕システム10は、粉砕装置1に原料を供給する供給機2を備えている。供給機2から供給される被処理物としての原料は、供給用ロータリバルブ3を介して粉砕装置1の投入口11aに供給されるようになっている。粉砕装置1で粉砕された製品は、バグフィルタ4に供給され、バグフィルタ4の下端に貯留された粉砕製品は、バグフィルタ用ロータリバルブ5を開いて取り出すことができるようになっている。バグフィルタ4の下流側には、排気ファン6が接続され、粉砕システム10内の空気が大気中に排出されるようになっている。粉砕装置1の下側には、駆動部7が設けられている。
図1〜図4に示すように、粉砕装置1は、被処理物を投入する粉砕室11を備え、この粉砕室11の下部でロータ12が回転するようになっている。ロータ12は、粉砕室11の下方に設けた駆動部7で駆動されるようになっている。具体的には、電動モータ13の下端に設けた駆動側プーリ(図示せず)に掛けられたVベルト14に駆動された従動側プーリ15によって回転軸15aが回転され、この回転軸15aに回転一体に連結されたロータ12が回転されるようになっている。
粉砕室11は円筒状の本体ケーシング1a内に形成され、上部に被処理物の投入口11a、下部に風取り込み口11bがそれぞれ形成され、上端が開放されている。上端には、例えば電動モータで駆動される分級機16が連結されている。投入口11aは少なくともロータ12よりも上部に位置し、適当な投入角を有する。風取り込み口11bは、粉砕室11の接線方向に、中心軸に対称に2箇所形成されている。また、風取り込み口11bとロータ12との間には、中心に穴の空いた隔壁(図示せず)が形成されている。
さらに、図5に示すように、風取り込み口11bからの気流は、粉砕室11の底面と隔壁との間を通って回転軸15aに向かい、隔壁中央の穴を通過した後、ロータ12の円盤12bと隔壁との間を通って粉砕室11へ向かい、被処理物を舞い上げながら上方の分級機16へと向かうようになっている。なお、風取り込み口11bは1箇所でもよく、必ずしも接線方向に形成する必要もない。
そして、図1に示すように、粉砕室11の内周面には、円筒状の粉砕用ライナ20が固定されている。一方、ロータ12の外周には、先端が粉砕用ライナ20に近接するように、複数の粉砕刃12aが取り付けられている。具体的には、ロータ12は、回転する円盤12bの上面に周方向に所定間隔で板状の粉砕刃12aが取り付けたものよりなる。この粉砕刃12aの先端は円盤12bの外周よりも若干突出しており、粉砕用ライナ20との間で被処理物を粉砕する。被処理物の大きさや種類、粉砕後に求める粒径等に応じて、この粉砕用ライナ20と粉砕刃12aのクリアランスを調整する。粉砕刃12aの形状は特に制限されず、板状以外に円柱状、ハンマー形状等を使用することができる。
そして、図1、図6及び図7に示すように、粉砕用ライナ20は、環状(円筒状)の外周ベース21と、その内周面のライナチップ22と、外周ベース21の上下面のカバー部材23(図4にのみ示す)とで構成されている。外周ベース21は、円周方向に所定間隔でチップ挿入用凹部24が凹陥されている。このチップ挿入用凹部24の外周側には板バネ収容部25が連続して形成されている。板バネ収容部25の背後には、ネジ孔としてのセットボルト孔26が形成されている。図7に示すように、例えば、押圧部材としての板バネ25aは、金属板の中央部に凸条を形成したものよりなり、押圧板25bと共に板バネ収容部25に収容されている。板バネ25aは、セットボルト28に押され、押圧板25bを介し、ライナチップ22のチップ側傾斜面22aを被当接面24aに押し付けるように構成されている。このように、板バネ25aは、一般のスプリングワッシャ、押圧板25bは一般のワッシャと同じ作用を奏する。
図6に示すように、チップ挿入用凹部24は外周ベース21の軸方向に貫通形成されており、ライナチップ22を上下方向から差し込んで係合できるよう、両側面に内周側に向かって互いに間隔が狭くなるように傾斜した被当接面24aが形成されている。板バネ収容部25も同様に軸方向に貫通した断面角形の溝であり、その半径方向外側の中央部付近にセットボルト孔26が半径方向外側へ貫通している。
外周ベース21は、一般的な金属製構造材を使用することができ、チップ挿入用凹部24以外の内周面には耐摩耗のためセラミックス被膜が形成されている。内周面の被膜は、セラミックスの他、超硬材も使用することができる。また、被膜形成には溶射や接着、鋳ぐるみ等の既知の複合化手段を採用することができる。外周ベース21自体は、ライナチップ22のように頻繁に交換しないので、ライナチップ22に覆われない部分を耐摩耗処理することで、粉砕用ライナ20の耐久性を格段に向上させることができる。
図8に拡大して示すように、ライナチップ22は、例えば断面略等脚台形状で、側面に被当接面24aと同様に内周側に向かって互いに間隔が狭くなるチップ側傾斜面22aを有し、外周ベース21と同じ高さとなっている。一対のチップ側傾斜面22aの向かう頂面付近には粉砕効率向上のため、粉砕用凹部22bが形成されている。ライナチップ22は、例えば超硬合金などの耐摩耗材で作成されている。
図9に示すように、必要に応じて、チップ挿入用凹部24とライナチップ22との係合部に、チップ挿入用凹部24の被当接面24aと同一形状の板状のシム27を挟むことができるようになっている。これにより、ライナチップ22が摩耗してきたら、シム27を抜いてライナチップ22を内周面へ移動させて押圧することができる。このとき、シム27は対向する被当接面24aの一方にのみ挟んでもよいし、両方に挟んでもよい。また、シム27を複数枚挟み、摩耗度合いに応じてシム27を段階的に抜けるようにしてもよい。このようにシム27の着脱により、ライナチップ22の高さが調整できるようになっている。なお、チップ挿入用凹部24の断面と略同形状(略コの字状)のシム27を使用してもよい。この場合には、一体化しているので、シム27を挟んだ係合作業が容易になる。
−粉砕システムの作動−
このように構成した粉砕システム10では、供給機2に投入された被処理物は、供給機2より粉砕室11上部の投入口11aへ投入され、ロータ12上へ落下する。
次いで、被処理物は、遠心力で半径方向外側へと運ばれた後、粉砕刃12aと粉砕用ライナ20との間で粉砕される。
次いで、被処理物は、粉砕室11の下部の風取り込み口11bからの気流によって粉砕室11上方の分級機16へと搬送される。この分級機16では、所定の大きさの被処理物のみが通過し、排出口11cから排出される。粉砕が充分でない被処理物は自重により粉砕室11へ落下して、再度粉砕される。
次いで、粉砕装置1で粉砕された製品は、バグフィルタ4に供給され、バグフィルタ4の下端に粉砕製品が貯留される。そして、バグフィルタ用ロータリバルブ5を開いて粉砕製品を取り出す。
−交換方法−
次に、本実施形態にかかる粉砕用ライナの取付方法について説明する。
まず、外周ベース21の各チップ挿入用凹部24にライナチップ22を軸方向(上下方向)から差し込み、係合させる。このとき必要に応じて、係合部にシム27を挟む。このとき、ライナチップ22の互いに内周に向かって間隔が狭くなるチップ側傾斜面22aがチップ挿入用凹部24の同様に傾斜した被当接面24aに係合しているので、ライナチップ22の内周側への抜け出しが確実に防止される。
次いで、板バネ収容部25に板バネ25aと押圧板25bを差し込む。このとき、板バネ25aがライナチップ22のチップ側傾斜面22aをチップ挿入用凹部24の被当接面24aに押さえ付けるので、ライナチップ22がさらに強固にチップ挿入用凹部24に係合すると共に、適切なクリアランスを確保できる。
次いで、セットボルト孔26にセットボルト28を螺合し、板バネ25aを押圧する。セットボルト28は、頭部が外周ベース21から突出しないようにする。このように、ライナチップ22を固定するセットボルト28が外周ベース21から突出していないため、粉砕用ライナ20の取付が容易で、粉砕室11にもセットボルト28を避けるための特別な加工は必要ない。
次いで、外周ベース21の上下にカバー部材23を固定する。
そして、使用中にライナチップ22が摩耗してきたら、その箇所のシム27を抜いてセットボルト28を締め込む。
一方、交換時は、セットボルト28を緩めてライナチップ22を容易に取り外すことができる。
このように、本実施形態は、外周ベース21とライナチップ22とを分離して構成したため、ライナチップ22が小型化し、安価となる。また、ライナチップ22自体の形状もシンプルになるため、加工が簡単になり、高硬度の耐摩耗材料を使用することができる。
したがって、本実施形態によると、粉砕用ライナ20のメンテナンスを容易にして交換費用を抑えることができる。また、粉砕用ライナ20のメンテナンスが容易で交換部品も安価な粉砕装置1が得られる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態では、電動モータに駆動される分級機16を設け、電動モータの回転数によって分級する粒度を調整するようにしたが、動力を使わないで流入する風速を調整することにより、粒度を調整するサイクロン式分級機としてもよい。また、分級機16は必ずしも必要ではなく、設けない場合には、粉砕室11の上部に排出口11cを設ければよい。
また、粉砕の方式は、粉砕室11内にロータ12を有する方式(回転式)として、粉砕刃12aや粉砕用ライナ20の間で粉砕や破砕、磨砕される方式の他に、ロータ12を設けずに、旋回流に乗せて被処理物を回転させ、粉砕用ライナ20に衝突させる渦流式等も採用できる。
上記実施形態では、粉砕用ライナ20は粉砕室11内に固定されているが、粉砕室11内に自転可能に取り付けてもよい。このようにすれば、粉砕力や粉砕効率が向上する。
また、粉砕刃12aに代えて、粉砕部としてロータ12の外周面に硬質の凹凸部を形成してもよい。この形状は、特に渦流式に適している。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
1 粉砕装置
1a 本体ケーシング
2 供給機
3 供給用ロータリバルブ
4 バグフィルタ
5 バグフィルタ用ロータリバルブ
6 排気ファン
7 駆動部
8 油循環ポンプ
10 粉砕システム
11 粉砕室
11a 投入口
11b 風取り込み口
11c 排出口
12 ロータ
12a 粉砕刃
12b 円盤
13 電動モータ
14 Vベルト
15 従動側プーリ
15a 回転軸
16 分級機
20 粉砕用ライナ
21 外周ベース
22 ライナチップ
22a チップ側傾斜面
22b 粉砕用凹部
23 カバー部材
24 チップ挿入用凹部
24a 被当接面
25 板バネ収容部(押圧部材収容凹部)
25a 板バネ(押圧部材)
25b 押圧板
26 セットボルト孔(ネジ孔)
27 シム
28 セットボルト

Claims (5)

  1. 当接した材料を粉砕する粉砕用ライナにおいて、
    粉砕装置の本体ケーシングに取り付けられる円筒状の外周ベースと、
    上記外周ベースの半径方向内側に周方向に間隔を空けて一体に凹陥された複数のチップ挿入用凹部と、
    上記複数のチップ挿入用凹部にそれぞれ交換可能に装着される上記外周ベースよりも耐摩耗性の高い複数のライナチップとを備え
    上記ライナチップは、側面に内周側に向かって互いに間隔が狭くなる一対の傾斜面を有し、
    上記チップ挿入用凹部は、上記ライナチップの傾斜面が係合する、内周側に向かって互いに間隔が狭くなるように傾斜した一対の被当接面を有し、
    上記チップ挿入用凹部には、上記ライナチップを内周側に向けて押圧する押圧部材が設けられており、
    上記チップ挿入用凹部の半径方向外側には、押圧部材収容凹部とネジ孔とが形成され、該押圧部材収容凹部に収容した上記押圧部材としての板バネを介して上記ネジ孔に締結したネジで上記ライナチップの一対の傾斜面を上記一対の被当接面に押圧し、
    上記ライナチップと上記チップ挿入用凹部は、上記傾斜面と上記被当接面との間に挟んだシムを介して係合されており、該ライナチップが摩耗してきた段階で、該シムを取り外すことで該ライナチップを内周側へ押圧可能に構成されている
    ことを特徴とする粉砕用ライナ。
  2. 請求項1に記載の粉砕用ライナにおいて、
    上記シムは、対向する上記被当接面の一方にのみ挟まれている
    ことを特徴とする粉砕用ライナ。
  3. 請求項1に記載の粉砕用ライナにおいて、
    上記シムは、対向する上記被当接面の一方又は両方にそれぞれ複数枚挟まれており、該複数のシムを上記ライナチップの摩耗度合いに応じて段階的に抜き出すことができるように構成されている
    ことを特徴とする粉砕用ライナ。
  4. 請求項1からのいずれか1つに記載の粉砕用ライナにおいて
    上記外周ベースの内周面のうち、少なくとも上記ライナチップに覆われない部分に耐摩耗処理が施されている
    ことを特徴とする粉砕用ライナ。
  5. 請求項1からのいずれか1つに記載の粉砕用ライナと、
    上記外周ベースが取り付けられる本体ケーシングと、
    上記本体ケーシング内に設けられ、上記粉砕用ライナを収容する粉砕室とを備えていることを特徴とする粉砕装置。
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