JP6499286B2 - 部品実装機 - Google Patents

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Description

本発明は、部品実装機に関する。
従来より、基板上に部品を実装した後、基板または部品を加熱しながら基板に実装した部品を加圧することで基板に部品を接着固定するものが知られている。例えば、特許文献1には、圧着部にヒータを内蔵した圧着ヘッドと、受け台とを備え、圧着ヘッドと受け台とにより、保持テーブルに保持された液晶表示体の外部端子部とこの外部端子部上に配置されたドライバICチップとを挟み込み、ヒータによりドライバICチップを加熱しながら圧力を加えることにより、外部端子部の入力端子とドライバICチップの出力端子とを接着固定する電子部品の製造装置が開示されている。
特開平11−67839号公報
しかしながら、上述した装置では、基板への部品の実装と部品の固定とが別々の装置で行われており、生産効率が低い。また、基板が加熱される際に基板全体に温度差が生じると、基板に反りが発生し易くなり、基板生産の歩留まりの悪化を招く。
本発明は、不良基板の発生を抑制しつつ、生産効率を高めることを主目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の部品実装機は、
部品を基板に実装する部品実装機であって、
保持面で前記基板を保持する保持部材と、
前記基板の全面を加熱するヒータと、
前記保持部材に保持された基板に部品を実装する実装ヘッドと、
前記基板の実装領域よりも狭い所定領域で、前記基板に実装された部品を加圧する加圧ヘッドと、
前記実装ヘッドにより前記保持部材に保持された基板の実装領域のうち前記所定領域内に部品を実装する実装工程を実行した後、前記基板の全面を前記ヒータにより加熱しながら該基板に実装された前記所定領域内の部品を前記加圧ヘッドにより一度に加圧する加圧工程を実行し、該加圧工程を実行している間、前記実装ヘッドにより前記基板の次の所定領域内に部品を実装する次の実装工程を実行する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の部品実装機では、実装ヘッドにより基板の実装領域のうち所定領域内に部品を実装する実装工程を実行した後、基板の全面をヒータにより加熱しながら基板に実装された所定領域内の部品を加圧ヘッドにより一度に加圧する加圧工程を実行し、加圧工程を実行している間、実装ヘッドにより基板の次の所定領域内に部品を実装する次の実装工程を実行する。このように、実装工程と加圧工程とを並行して実行することで、加圧工程に十分な時間を確保しつつ、全体の作業時間をより短縮化することができる。また、ヒータにより基板の全面を加熱するから、基板の反りや歪みを抑制することができる。これらの結果、不良基板の発生を抑制しつつ、生産効率を高めることができる。
こうした本発明の部品実装機において、前記ヒータは、前記保持面を介して前記基板の全面を加熱可能に前記保持部材に設けられているものとすることもできる。こうすれば、基板を加熱する際に当該基板に反りや歪みが生じるのをより効果的に抑制することができる。
この態様の本発明の部品実装機において、前記保持部材を所定方向に送る送り機構を備え、前記制御手段は、前記実装工程を実行した後、前記ヒータが前記基板を加熱し前記保持部材が該基板を保持した状態で前記送り機構により該保持部材を所定量送ってから前記加圧工程を実行し、該加圧工程を実行している間、次の実装工程を実行することで、前記所定領域を前記所定量ずつシフトしながら、前記加圧工程と前記実装工程とを繰り返し実行するものとすることもできる。こうすれば、実装工程と加圧工程とをより効率よく実行することができる。
この態様の本発明の部品実装機において、前記加圧ヘッドは、前記所定領域として、前記基板の送り方向に対して直交する直交方向に沿った直交領域で部品を加圧可能であり、前記制御手段は、前記実装ヘッドにより前記基板の前記直交領域内に部品を実装する実装工程を実行した後、前記送り機構により前記保持部材を所定量送ってから前記加圧工程を実行し、該加圧工程を実行している間、前記実装ヘッドにより前記基板の次の直交領域に部品を実装する次の実装工程を実行するものとすることもできる。
本実施形態の部品実装システム1の構成の概略を示す構成図である。 基板保持プレート24が基板Sを保持する様子を示す説明図である。 実装ヘッド50の構成の概略を示す構成図である。 加圧装置60が基板S上に実装された部品Pを加圧する様子を示す説明図である。 部品実装機10の制御装置70と管理装置80との電気的な接続関係を示すブロック図である。 制御装置70のCPU71により実行される部品実装処理の一例(前半部分)を示すフローチャートである。 制御装置70のCPU71により実行される部品実装処理の一例(後半部分)を示すフローチャートである。 実装工程と加圧工程とを実行する様子を示す説明図である。 実装工程と加圧工程とを実行する様子を示す説明図である。 基板Sの実装領域を説明する説明図である。
次に、本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本実施形態の部品実装システム1の構成の概略を示す構成図であり、図2は、基板保持プレート24が基板Sを保持する様子を示す説明図であり、図3は、実装ヘッド50の構成の概略を示す構成図であり、図4は、加圧装置60が基板S上に実装された部品Pを加圧する様子を示す説明図であり、図5は、部品実装機10の制御装置70と管理装置80との電気的な接続関係を示すブロック図である。なお、図1中の前(手前)後(奥)方向がX軸方向であり、左右方向がY軸方向であり、上下方向がZ軸方向である。
本実施形態の部品実装システム1は、図1に示すように、熱硬化型の接着剤を介して基板S上に部品Pを実装する実装工程と基板Sを加熱しながら基板Sに実装した部品Pを加圧することで熱圧着する加圧工程とを実行可能な部品実装機10と、システム全体を管理する管理装置80と、を備える。
部品実装機10は、図1に示すように、基台12と、基板Sを搬送する基板搬送装置20と、部品Pを供給する部品供給装置30と、実装工程を行うための実装ヘッド50と、実装ヘッド50をXY方向に移動させるためのXYロボット40と、加圧工程を行うための加圧装置60と、装置全体をコントロールする制御装置70と、を備える。なお、部品実装機10は、この他に、基台12上に配置され実装ヘッド50(吸着ノズル51)にピックアップ(吸着)された部品Pを撮像するためのパーツカメラ38や、実装ヘッド50に取り付けられ基板Sに付された位置決め基準マーク等を撮像可能なマークカメラ58(図5参照)なども備える。
基板搬送装置20は、図1に示すように、基台12の上面と略同じ高さの上面を有する台座22と、表面(保持面)側で基板Sの裏面全体を保持する基板保持プレート24と、基板保持プレート24の裏面側に設けられ基板保持プレート24を介して当該基板保持プレート24に保持された基板Sの全面を加熱するヒータ26と、基板保持プレート24を台座22と基台12との間でX軸方向に往復動させる移動機構28と、を備える。基板保持プレート24は、図2に示すように、表面に複数の吸引孔24aが形成され吸引ポンプ29(図5参照)からの吸引力によって吸引孔24aに負圧を作用させることで表面にセットされた基板Sを吸着保持する。移動機構28は、本実施形態では、詳細には図示しないが、基板保持プレート24に取り付けられたタイミングベルトをモータで駆動させることで、基板保持プレート24をシャトル動作させるシャトル機構として構成されている。
部品供給装置30は、本実施形態では、格子状にダイシングされた多数のチップ(部品P)からなる円形状のウエハ34を台座32にて供給するウエハ供給装置として構成されている。なお、部品供給装置30としては、ウエハ34を供給するものに限られず、部品Pが所定間隔で収容されたテープを供給するものや、部品が整列配置されたトレイを供給するものなどであってもよい。
実装ヘッド50は、図3に示すように、複数の吸着ノズル51が周方向に配置されたマルチノズルヘッドとして構成されている。この実装ヘッド50は、当該ヘッドを回転させるR軸アクチュエータ52と、各吸着ノズル51を回転させるθ軸アクチュエータ54と、吸着ノズル51をZ軸(上下)方向に移動させるZ軸アクチュエータ56と、を備える。吸着ノズル51の吸引口には図示しない吸引ポンプが連通している。吸着ノズル51は、吸引ポンプからの負圧が吸引口に作用することで、部品Pを吸着可能となっている。
XYロボット40は、図1に示すように、上段に前後方向(X軸方向)に沿って設けられた左右一対のX軸ガイドレール41と、左右一対のX軸ガイドレール41に架け渡されX軸ガイドレール41に沿って移動が可能なX軸スライダ42と、X軸スライダ42の側面に左右方向(Y軸方向)に沿って設けられたY軸ガイドレール43と、Y軸ガイドレール43に沿って移動が可能なY軸スライダ44とを備える。尚、X軸スライダ42は、X軸アクチュエータ46(図5参照)の駆動によって移動し、Y軸スライダ44は、Y軸アクチュエータ48(図5参照)の駆動によって移動する。Y軸スライダ44には実装ヘッド50が取り付けられており、制御装置70は、XYロボット40(X軸アクチュエータ46およびY軸アクチュエータ48)を駆動制御することにより、XY平面上の任意の位置に実装ヘッド50を移動させることができる。
加圧装置60は、図4に示すように、上面の水平部62aがXY平面(基台12の上面)と平行になるよう側面視が略L字状に形成された支持台62と、基板Sに実装された部品Pを加圧するための加圧面(下面)を有する加圧ヘッド64と、支持台62の水平部62aに設けられ加圧ヘッド64をZ軸(上下)方向に移動させるZ軸アクチュエータ66と、を備える。加圧ヘッド64は、基板Sに実装された複数の部品Pを一度に加圧できる広さの加圧面を有する。本実施形態では、加圧ヘッド64は、基板Sの実装領域のY軸方向(基板搬送方向に直交する方向)における全幅をカバーすると共にX軸方向(基板搬送方向)における幅よりも狭い矩形状の加圧面を有するものとした。
制御装置70は、図5に示すように、CPU71を中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、CPU71の他に、ROM72と、HDD73と、RAM74と、入出力インターフェース75とを備える。これらはバス76を介して電気的に接続されている。制御装置70には、パーツカメラ38からの画像信号やマークカメラ58からの画像信号などが入出力インターフェース75を介して入力されている。一方、制御装置70からは、基板搬送装置20への制御信号や部品供給装置30への制御信号、XYロボット40(X軸アクチュエータ46およびY軸アクチュエータ48)への駆動信号、実装ヘッド50(R軸アクチュエータ52,θ軸アクチュエータ54およびZ軸アクチュエータ56)への駆動信号、加圧装置60(Z軸アクチュエータ66)への駆動信号、ヒータ26への駆動信号、吸引ポンプ29への駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。また、制御装置70は、管理装置80と双方向通信可能に接続されており、互いにデータや制御信号のやり取りを行っている。
管理装置80は、例えば、汎用のコンピュータであり、図5に示すように、CPU81とROM82とHDD83とRAM84と入出力インターフェース85などを備える。これらはバス86を介して電気的に接続されている。この管理装置80には、マウスやキーボード等の入力デバイス87から入力信号が入出力インターフェース85を介して入力され、管理装置80からは、ディスプレイ88への画像信号が入出力インターフェース85を介して出力されている。HDD83は、基板Sの生産手順を記憶している。ここで、基板の生産手順とは、各部品実装機10においてどの部品Pをどの順番で基板Sへ実装するか、また、そのように部品Pを実装した基板Sを何枚作製するかなどを定めた計画をいう。管理装置80は、オペレータが入力デバイス87を介して入力したデータ(使用する実装ヘッド50の種類や実装する部品Pの種類およびサイズ、部品P毎の実装位置など)に基づいて生産手順を作成し、作成した生産手順を部品実装機10へ送信する。
次に、こうして構成された本実施形態の部品実装機10の動作について説明する。図6および図7は、制御装置70により実行される部品実装処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、管理装置80により指示信号を受信して部品Pの実装が指示されたときに実行される。以下、部品実装処理について、実装工程と加圧工程の様子を示す図8および図9を参照しながら説明する。
部品実装処理が実行されると、制御装置70のCPU71は、まず、基板保持プレート24にセットされた基板Sを吸着保持するよう吸引ポンプ29を駆動制御すると共に(S100)、ヒータ26をオンとする(S110)。これにより、基板Sは、基板保持プレート24で全面が保持された状態で基板保持プレート24を介してヒータ26により加熱されることとなる。このため、基板全体に温度差が生じないようにすることができ、温度差に起因する基板Sの反りや歪みの発生を抑制することができる。尚、基板保持プレート24への基板Sのセットは、オペレータが手動により行うものとしてもよいし、図示しない基板補給装置を用いて自動で行うものとしてもよい。
CPU71は、ヒータ26をオンとすると、基板保持プレート24に保持された基板Sが機内の初期位置に搬入されるよう移動機構28を駆動制御し(S120、図8(a)参照)、基板Sの実装領域のうち今回の実装対象となる領域Nを値1に初期化(領域1に設定)する(S130)。ここで、初期位置は、本実施形態では、加圧ヘッド64が真上にある位置よりもX軸方向手前に領域1が来る位置である(図8(b)参照)。図10は、基板Sの実装領域を説明する説明図である。図示するように、基板Sの実装領域は、短手方向がX軸方向(基板搬送方向)に並ぶ第1〜第nの矩形状の領域に区画されており、各領域毎に実装工程と加圧工程とが行われる。各領域は加圧ヘッド64の加圧面の領域と略同じであり、一の領域内に実装された部品Pは全て加圧ヘッド64によって一度に加圧される。
次に、CPU71は、XYロボット40と実装ヘッド50とを駆動制御すると共に吸着ノズル51に負圧を作用させて部品供給装置30により供給された部品Pを吸着ノズル51に吸着させる(S140)。続いて、CPU71は、XYロボット40を駆動制御することにより実装ヘッド50をパーツカメラ38の上方へ移動させて吸着ノズル51に吸着させた部品P(吸着部品)をパーツカメラ38で撮像し、得られた画像を処理して吸着部品の吸着ずれ量を測定し、測定した吸着ずれ量に基づいて吸着部品の実装位置に対する補正量を設定する(S150)。そして、CPU71は、設定した補正量と生産手順で指定された吸着部品の実装位置とに基づいてXYロボット40と実装ヘッド50を駆動制御すると共に吸着ノズル51に正圧を作用させることにより吸着部品を基板Sの領域N内の実装位置に実装する実装処理(実装工程)を行う(S160、図8(c)参照)。CPU71は、実装工程を行うと、今回の実装対象となる領域N内での部品Pの実装が完了したか否かを判定する(S170)。本実施形態では、領域Nは、Y軸方向(基板搬送方向に直交する方向)に一列分、部品Pを実装できる広さとされている。したがって、S170の処理は、Y軸方向に部品Pが一列実装されると、実装が完了したと判定する。CPU71は、S170で領域N内での部品Pの実装が完了していないと判定すると、S140〜S170の処理を繰り返す。
一方、CPU71は、領域N内での部品Pの実装が完了したと判定すると、Nが値2以上であるか否かを判定する(S180)。今、部品Pを領域1に実装した場合を考えているから、CPU71は、S180でNが値2以上でない、即ちNが値1であると判定し、移動機構28を駆動制御して部品Pを実装した領域Nが加圧ヘッド64の真下に来るよう基板Sを所定量移動させた後(S210、図9(d)参照)、加圧装置60を駆動制御して領域N内に実装した部品Pの上面が加圧ヘッド64の加圧面に押し当てられるまで加圧ヘッド64を下降させて加圧処理(加圧工程)を行う(S220)。これにより、領域N(領域1)内に実装した部品Pは、加圧ヘッド64により一度に加圧されることとなる。
CPU71は、加圧工程の実行を開始すると、基板Sの実装領域に実装すべき全ての部品Pの実装が完了したか否かを判定する(S230)。CPU71は、全ての部品Pの実装が完了していないと判定すると、Nを値1だけインクリメントして(S240)、次の実装対象の領域(N+1)に対して部品Pの実装処理(実装工程)を行う(S140〜S170)。即ち、CPU71は、領域Nに対して加圧工程を行っている間、次の領域(N+1)に対して実装工程を行うのである。このように、加圧工程と実装工程とを並行して実行することで、各工程の待ち時間を減らして、全体の作業時間を短縮させることができる。
CPU71は、S240で領域Nを値1インクリメントした以降、S140〜S170で実装工程を行うと、S180でNが値2以上であると判定し、実行中の加圧工程(部品Pの熱圧着)が完了するのを待つ(S190)。ここで、本実施形態では、S190の処理は、S220で加圧工程の実行を開始してからの経過時間が所定時間(例えば、0.5秒)以上であるかを判定することにより行うことができる。CPU71は、実行中の加圧工程が完了したと判定すると、加圧装置60を駆動制御して加圧ヘッド64が部品Pから離間するよう加圧ヘッド64を上昇させ(S200)、並行して実行されていた実装工程の実装対象領域(N+1)の真上に加圧ヘッド64が来るよう基板Sを所定量移動させた後(S210)、加圧ヘッド64を下降させて当該領域(N+1)内に実装した部品Pに対して加圧工程の実行を開始する(S220)。このように、基板Sを所定量ずつ移動させることで、実装対象領域をシフトしながら、実装工程と加圧工程とからなるサイクルを順次実行する(図9(e)参照)。
CPU71は、S230で基板Sの実装領域に実装すべき全ての部品Pの実装が完了したと判定すると、実行中の加圧工程が完了するのを待って(S250)、加圧装置60を駆動制御して加圧ヘッド64を上昇させる(S260)。そして、CPU71は、移動機構28を駆動制御して基板Sを機外へ搬出させ(S270、図9(f)参照)、ヒータ26をオフとすると共に(S280)、吸引ポンプ29を駆動制御して基板Sの保持を解除して(S290)、部品実装処理を終了する。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の基板保持プレート24が本発明の「保持部材」に相当し、ヒータ26が「ヒータ」に相当し、実装ヘッド50が「実装ヘッド」に相当し、加圧ヘッド64が「加圧ヘッド」に相当し、図6および図7の部品実装処理を実行する制御装置70のCPU71が「制御手段」に相当する。また、移動機構28(シャトル機構)が「送り機構」に相当する。
以上説明した本実施形態の部品実装機10は、ヒータ26により基板保持プレート24に保持された基板Sを加熱可能に構成し、基板Sの実装領域のうち領域N内に部品Pを実装する実装工程を実行した後、基板Sを加熱しながら当該領域N内に実装した部品Pを加圧ヘッド64により一度に加圧する加圧工程を実行し、加圧工程を実行している間、次の領域(N+1)に対して部品Pを実装する次の実装工程を実行する。このように、加圧工程と実装工程とを並行して実行することで、実装工程と加圧工程とからなるサイクルにおける各工程の待ち時間を減らして、全体の作業時間を短縮させることができる。
また、本実施形態の部品実装機10は、基板保持プレート24にヒータ26を設け、基板保持プレート24で基板Sの全面を保持しながら基板保持プレート24を介して基板Sの全面を加熱する。これにより、基板全体での温度差を少なくすることができ、温度差に起因する反りや歪みの発生を抑制することができる。
また、本実施形態の部品実装機10は、加圧ヘッド64の加圧面を、基板Sの実装領域のY軸方向(基板搬送方向に直交する方向)における全幅をカバーする形状とし、基板Sを順次移動(搬送)させながら、実装工程と加圧工程とを並行して実行する。これにより、作業効率をより高めることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、加圧工程と実装工程とを並行して実行する場合、領域(N+1)に対する実装工程が完了した後、領域Nに対する加圧工程が完了するのを待って、加圧ヘッド64を上昇させるものとしたが、領域(N+1)に対する実装工程が完了する前に、領域Nに対する加圧工程が完了する場合には、当該実装工程の完了を待つことなく、領域Nに対する加圧工程が完了したときに加圧ヘッド64を上昇させるものとしてもよい。
また、上述した実施形態では、Y軸方向(基板搬送方向に直交する方向)1列毎に部品Pの実装(実装工程)と加圧(加圧工程)とを実行するものとしたが、2列以上の数列毎に実装工程と加圧工程とを実行するものとしてもよい。この場合、部品Pのサイズや1サイクル(1回の実装工程および加圧工程)で処理する列の数に応じて、実装対象領域の広さや加圧ヘッド64(加圧面)の大きさを定めるものとすればよい。
また、上述した実施形態では、加圧ヘッド64を、基板Sの実装領域のY軸方向(基板搬送方向に直交する方向)における全幅を一度に加圧可能な大きさに構成するものとしたが、Y軸方向における全幅よりも狭い領域を加圧可能な大きさに構成するものとしてもよい。この場合、加圧ヘッド64をY軸方向に移動可能に構成し、基板SのY軸方向における実装対象領域を複数の領域に分ける。そして、複数の領域のうち一の実装対象領域に対して実装工程を実行し、実装工程が完了した後、当該実装対象領域に対して加圧工程を実行し、加圧工程を実装している間、実装対象領域をY軸方向に1つシフトしてシフトした領域に実装工程を実行するサイクルを繰り返すものとすればよい。
また、上述した実施形態では、加圧ヘッド64をX軸方向(基板搬送方向)に移動不能に構成し、基板SをX軸方向に所定量ずつ搬送することで、加圧領域を次々にシフトして基板Sに実装された部品Pを加圧していくものとしたが、加圧ヘッド64をX軸方向に移動可能に構成し、基板Sに対して加圧ヘッド64をX軸方向に所定量ずつ搬送することで、加圧領域を次々にシフトして基板Sに実装された部品Pを加圧するものとしてもよい。
本発明は、部品実装機の製造産業などに利用可能である。
1 部品実装システム、10 部品実装機、12 基台、20 基板搬送装置、22 台座、24 基板保持プレート、24a 吸引孔、26 ヒータ、28 移動機構、29 吸引ポンプ、30 部品供給装置、32 台座、34 ウエハ、38 パーツカメラ、40 XYロボット、41 X軸ガイドレール、42 X軸スライダ、43 Y軸ガイドレール、44 Y軸スライダ、46 X軸アクチュエータ、48 Y軸アクチュエータ、50 実装ヘッド、51 吸着ノズル、52 R軸アクチュエータ、54 θ軸アクチュエータ、56 Z軸アクチュエータ、58 マークカメラ、60 加圧装置、62 支持台、62a 水平部、64 加圧ヘッド、66 Z軸アクチュエータ、70 制御装置、71 CPU、72 ROM、73 HDD、74 RAM、75 入出力インタフェース、76 バス、80 管理装置、81 CPU、82 ROM、83 HDD、84 RAM、85 入出力インタフェース、86 バス、87 入力デバイス、88 ディスプレイ、S 基板、P 部品。

Claims (4)

  1. 部品を基板に実装する部品実装機であって、
    保持面で前記基板を保持する保持部材と、
    前記基板の全面を加熱するヒータと、
    前記保持部材に保持された基板に部品を実装する実装ヘッドと、
    前記基板の実装領域よりも狭い所定領域で、前記基板に実装された部品を加圧する加圧ヘッドと、
    前記実装ヘッドにより前記保持部材に保持された基板の実装領域のうち前記所定領域内に部品を実装する実装工程を実行した後、前記基板の全面を前記ヒータにより加熱しながら該基板に実装された前記所定領域内の部品を前記加圧ヘッドにより一度に加圧する加圧工程を実行し、該加圧工程を実行している間、前記実装ヘッドにより前記基板の次の所定領域内に部品を実装する次の実装工程を実行する制御手段と、
    を備えることを特徴とする部品実装機。
  2. 請求項1記載の部品実装機であって、
    前記ヒータは、前記保持面を介して前記基板の全面を加熱可能に前記保持部材に設けられている
    ことを特徴とする部品実装機。
  3. 請求項2記載の部品実装機であって、
    前記保持部材を所定方向に送る送り機構を備え、
    前記制御手段は、前記実装工程を実行した後、前記ヒータが前記基板を加熱し前記保持部材が該基板を保持した状態で前記送り機構により該保持部材を所定量送ってから前記加圧工程を実行し、該加圧工程を実行している間、次の実装工程を実行することで、前記所定領域を前記所定量ずつシフトしながら、前記加圧工程と前記実装工程とを繰り返し実行する
    ことを特徴とする部品実装機。
  4. 請求項3記載の部品実装機であって、
    前記加圧ヘッドは、前記所定領域として、前記基板の送り方向に対して直交する直交方向に沿った直交領域で部品を加圧可能であり、
    前記制御手段は、前記実装ヘッドにより前記基板の前記直交領域内に部品を実装する実装工程を実行した後、前記送り機構により前記保持部材を所定量送ってから前記加圧工程を実行し、該加圧工程を実行している間、前記実装ヘッドにより前記基板の次の直交領域に部品を実装する次の実装工程を実行する
    ことを特徴とする部品実装機。
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