JP6499233B2 - 熱可塑性繊維強化樹脂の成形装置及び成形方法 - Google Patents

熱可塑性繊維強化樹脂の成形装置及び成形方法 Download PDF

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本発明は、強化材として繊維を用いて構成される熱可塑性繊維強化樹脂を成形する成形装置及び成形方法に関する。
上記熱可塑性繊維強化樹脂を構成する強化繊維として炭素繊維を用いて構成される炭素繊維強化樹脂(CFRP[Carbon Fiber Reinforced Plastic])がある。この炭素繊維強化樹脂は、炭素繊維とマトリックス樹脂とからなり、機械特性、軽量性、耐腐食性等に優れることから、種々の用途に幅広く展開されている。マトリックス樹脂としては、加熱すると軟化して成形が容易な熱可塑性樹脂が近年において注目されている。その熱可塑性樹脂を用いて板状の炭素繊維強化樹脂を成形し、その成形された炭素繊維強化樹脂を一対の加圧成形型を有する金型で加熱しながら加圧することによって、所望の形状に成形することが行われている(例えば特許文献1)。
特開2015−16649号公報
上記特許文献1によれば、一対の加圧成形型で炭素繊維強化樹脂を加熱しながら加圧すると、溶融して流動している熱可塑性樹脂とともに炭素繊維の先端が加圧成形型の成形面に何度も当接して多数の傷を付けてしまう。これは、炭素繊維の硬度が、金属(例えばステンレス鋼)で構成されている加圧成形型の硬度よりも高いためである。そして、一対の加圧成形型で炭素繊維強化樹脂の成形を数回行っていると、前記傷の深さが深くなり、この深くなった傷に溶融した熱可塑性樹脂が入り込んで係止してしまう。このように深い傷に熱可塑性樹脂が係止してしまうと、成形品が加圧成形型から離型できなくなるという不都合が発生する。尚、このような不都合は、炭素繊維強化樹脂に限らず、繊維と熱可塑性樹脂とを用いた熱可塑性繊維強化樹脂全般に起こり得る。
そこで、本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、離型性に優れた熱可塑性繊維強化樹脂の成形装置及び成形方法を提供することを課題とする。
本発明に係る熱可塑性繊維強化樹脂の成形装置は、少なくとも一方が移動して接近離間可能な一対の加圧成形型を有する金型を備え、前記一対の加圧成形型のうちの少なくとも一方に、成形面を有する水溶性樹脂からなる成形面形成用型を備え、該成形面形成用型の成形面に該成形面形成用型の融点よりも低い融点を有する熱可塑性樹脂に繊維を入れて構成された熱可塑性繊維強化樹脂を配置した状態で該熱可塑性樹脂の融点以上でかつ該成形面形成用型の融点よりも低い温度で加熱するとともに前記少なくとも一方の加圧成形型の移動により加圧成形する成形手段と、該成形手段により成形された成形品と一体化した成形面形成用型を溶かして除去する除去手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、少なくとも一方の加圧成形型に備えた成形面形成用型の成形面に熱可塑性繊維強化樹脂を配置した状態で成形手段により加熱するとともに加圧することによって熱可塑性繊維強化樹脂を成形する。この成形時には、熱可塑性樹脂の融点以上でかつ成形面形成用型(水溶性樹脂)の融点よりも低い温度で加熱されるため、熱可塑性樹脂のみが溶融され、成形面形成用型の成形面により熱可塑性繊維強化樹脂が成形される。しかも、溶融された熱可塑性樹脂の流動により一緒に流動する繊維が成形面形成用型を備える加圧成形型側へ移動することが成形面形成用型で阻止される。その結果、成形面形成用型を備える加圧成形型が流動する繊維により傷つけられることがないので、加圧成形型からの成形面形成用型の離型を容易に行うことができる。そして、成形された成形品と一体化した成形面形成用型が、除去手段により溶かされる。これにより成形品を得ることができる。
また、本発明に係る熱可塑性繊維強化樹脂の成形装置は、前記一対の加圧成形型のうちの一方に前記成形面形成用型をセットするセット部を備え、該セット部が、一方の前記加圧成形型の表面から突出する加圧成形型用凸部から構成され、一方の前記加圧成形型にセットする前記成形面形成用型に該加圧成形型用凸部が入り込む成形面形成用型用凹部を備えていてもよい。
上記のように、一方の加圧成形型に成形面形成用型をセットするセット部である加圧成形型用凸部を備えているので、成形面形成用型に備えた成形面形成用型用凹部に加圧成形型用凸部を入り込ませることによって、成形面形成用型を一方の加圧成形型に容易にセットすることができる。
また、本発明に係る熱可塑性繊維強化樹脂の成形装置は、前記一対の加圧成形型の両方それぞれに、前記成形面形成用型を備え、一方の前記成形面形成用型が型用第1凸部を備え、他方の前記成形面形成用型が、前記型用第1凸部が入り込む型用第1凹部を備えていてもよい。
上記のように、一対の加圧成形型の両方それぞれに、成形面形成用型を備えることによって、熱可塑性繊維強化樹脂の成形時に、溶融された熱可塑性樹脂の流動により移動する繊維が両方の加圧成形型側へ移動することを成形面形成用型で阻止される。その結果、両方の加圧成形型が流動する繊維により傷つけられることがないので、両方の加圧成形型からの成形面形成用型の離型を容易に行うことができる。また、一方の成形面形成用型の型用第1凸部と他方の成形面形成用型の型用第1凹部との間に熱可塑性繊維強化樹脂をサンドイッチした状態で確実に成形できる。
また、本発明に係る熱可塑性繊維強化樹脂の成形装置は、前記型用第1凸部は、フラット面を有する基端部と、該基端部から突出する突起部と、を備え、前記基端部の厚みと前記突起部の厚みが略同一であり、前記突起部の内部が中空に構成され、該突起部を備えた一方の前記成形面形成用型をセットする前記加圧成形型に該突起部の内部に入り込む加圧成形型用突起を備えていてもよい。
上記のように、一方の成形面形成用型に備える突起部の内部に加圧成形型の加圧成形型用突起が入り込んで突起部を補強することで、略同一厚みの基端部よりも強度が弱い中空の突起部が成形時の加圧力を受けて潰れることを抑制することができる。
また、本発明に係る熱可塑性繊維強化樹脂の成形方法は、少なくとも一方が移動して接近離間可能な一対の加圧成形型を有する金型の少なくとも一方の加圧成形型に、成形面を有する水溶性樹脂からなる成形面形成用型を配置する型配置工程と、該型配置工程で配置された成形面形成用型の成形面に、該成形面形成用型の融点よりも低い融点を有する熱可塑性樹脂に繊維を入れて構成された熱可塑性繊維強化樹脂を配置する熱可塑性繊維強化樹脂配置工程と、該熱可塑性繊維強化樹脂配置工程で配置された熱可塑性繊維強化樹脂を、前記熱可塑性樹脂の融点以上でかつ前記成形面形成用型の融点よりも低い温度で加熱しつつ前記少なくとも一方の加圧成形型の移動により加圧成形する成形工程と、該成形工程後に成形された成形品と一体化した成形面形成用型を溶かして除去する除去工程と、を備えていることを特徴とする。
上記のように、型配置工程により成形面形成用型を少なくとも一方の加圧成形型に配置する。次に、熱可塑性繊維強化樹脂配置工程により型配置工程で配置された成形面形成用型の成形面に、熱可塑性繊維強化樹脂を配置する。熱可塑性繊維強化樹脂配置工程で配置された熱可塑性繊維強化樹脂は、成形工程により加熱されるとともに加圧成形される。この成形時には、熱可塑性樹脂の融点以上でかつ成形面形成用型(水溶性樹脂)の融点よりも低い温度で加熱されるため、熱可塑性繊維強化樹脂を構成する熱可塑性樹脂のみが溶融され、成形面形成用型の成形面により熱可塑性樹脂が成形される。しかも、溶融された熱可塑性樹脂の流動により一緒に流動する繊維が成形面形成用型を備える加圧成形型側へ移動することが成形面形成用型で阻止される。その結果、成形面形成用型を備える加圧成形型が繊維により傷つけられることがないので、加圧成形型からの成形面形成用型の離型を容易に行うことができる。そして、成形された成形品と一体化した成形面形成用型が、除去工程により溶かされる。これにより成形品を得ることができる。
以上の如く、本発明によれば、加圧成形型に水溶性樹脂からなる成形面形成用型を配置して熱可塑性繊維強化樹脂を成形することによって、離型性に優れた熱可塑性繊維強化樹脂の成形装置及び成形方法を提供することができる。
熱可塑性繊維強化樹脂の成形装置の断面図であり、上下一対の加圧成形型を開いた状態を示している。 同成形装置の断面図であり、上下一対の加圧成形型を閉じて成形している状態を示している。 同成形装置の断面図であり、上下一対の加圧成形型を開いて成形された成形品及び成形品に一体化された成形面形成用型を取り出している状態を示している。 取り出した成形品に一体化された成形面形成用型を溶かして除去している状態を示す説明図である。 同成形装置のブロック図である。 同成形装置の断面図であり、(a)は別の形状の成形面形成用型を用いて熱可塑性繊維強化樹脂を成形する直前の状態を示し、(b)は可塑性繊維強化樹脂を成形した状態を示している。 他の成形装置の断面図であり、(a)は成形面形成用型及び熱可塑性繊維強化樹脂を配置する直前の状態を示し、(b)は熱可塑性繊維強化樹脂を成形した状態を示している。 他の成形装置の断面図であり、(a)は成形面形成用型及び熱可塑性繊維強化樹脂を配置する直前の状態を示し、(b)は熱可塑性繊維強化樹脂を成形した状態を示している。
図1及び図2に、強化繊維として炭素繊維を用いて成形された成形品である熱可塑性炭素繊維強化樹脂を成形するための成形装置1を示している。この成形装置1は、下側に位置する下側加圧成形型2と上側に位置する上側加圧成形型3とを有する金型4を備えている。この金型4を用いて、熱可塑性炭素繊維強化樹脂5を水溶性樹脂からなる2つの成形面形成用型6,7で上下方向からサンドイッチした状態で加圧成形するように構成されている。具体的には、成形装置1は、図5に示すように、上側加圧成形型3及び下側加圧成形型2で加圧成形する成形手段8と、成形手段8により成形された成形品及び成形品と一体化した成形面形成用型を冷却する冷却手段9と、冷却手段9により冷却された成形面形成用型と一体化した成形品を金型4から取り出す取り出し手段10と、取り出し手段10で取り出した成形品に一体化した成形面形成用型を溶かして除去する除去手段11と、を備えている。
下側加圧成形型2は、移動する上側加圧成形型3を受ける固定側となる受け型から構成され、一方の成形面形成用型6を収容する収容凹部2Aと、この収容凹部2Aの上方に形成され、熱可塑性炭素繊維強化樹脂5を成形するための成形空間を形成する成形凹部2Bと、を備えている。収容凹部2Aを備えることによって、成形面形成用型6を容易迅速に配置できる。また、下側加圧成形型2は、中間部材12を介して土台となる脚部材13に一体連結されている。また、下側加圧成形型2の中心部には、貫通孔2Kが形成されており、この貫通孔2Kに上下方向に延びる棒部材Pが貫通され、この棒部材Pの下端部が、図示していない駆動機構により上下に移動可能な可動部材14に取り付けられている。従って、駆動機構を駆動することで、棒部材Pを図2の引退位置から図3に示す上方の突出位置へ移動させて下側の成形面形成用型6を上方へ突き上げることによって、成形後の成形品15を上下の成形面形成用型6,7とともに下側加圧成形型2から離型させることができる。
上側加圧成形型3は、他方の成形面形成用型7を収容する収容凹部3Aを備えており、成形面形成用型7を収容凹部3Aに容易迅速に配置できる。また、上側加圧成形型3は、下側加圧成形型2の上方に位置する開放位置(図1参照)と、下側加圧成形型2の成形凹部2Bに入り込んで熱可塑性炭素繊維強化樹脂5を成形する成形位置(図2参照)とに位置変更可能な可動式に構成されている。前記成形位置に上側加圧成形型3が移動した時に下側加圧成形型2を押す押し型に構成されている。ここでは、上側加圧成形型3を可動式に構成しているが、下側加圧成形型2を可動式に構成してもよいし、上側加圧成形型3及び下側加圧成形型2の両方を可動式(互いに押し合う押合型)に構成してもよい。また、上下方向に移動する金型4に構成されているが、水平方向に移動する金型であってもよい。
成形面形成用型6,7を構成する水溶性樹脂は、水に可溶な合成樹脂からなり、具体的には、ポリビニルアルコール(融点が約200℃)、ポリエチレンオキシド(融点が約60℃)、ポリアクリルアミド(融点が84.5℃)、カルボキシメチルセルロース(融点が約300℃)等の水溶性樹脂が挙げられる。尚、ここでは、日本合成化学工業株式会社製のビニルアルコール系樹脂(融点が180℃)であるニチゴ―Gポリマー(商標登録)を用いている。そのビニルアルコール系樹脂は、180℃〜210℃で溶融された状態で金型温度が50℃〜80℃に設定された金型内に射出注入され、成形面形成用型6,7が成形される。成形された成形面形成用型6,7の肉厚は、成形する炭素繊維強化樹脂の肉厚に応じて1.7mm〜5mmの範囲内で適宜設定される。この成形面形成用型6,7の肉厚が1.7mm未満になると、流動する熱可塑性樹脂とともに移動する繊維が、成形面形成用型6,7を突き破って金型4の表面まで達してしまう。また、成形面形成用型6,7の肉厚が5mmを越えると、金型4からの熱伝導率が低下してしまい、熱可塑性樹脂を設定温度で良好に溶融させることができない。このことから、成形面形成用型6,7の肉厚の最小厚みを1.7mmとし、最大厚みを5mmとしている。また、成形面形成用型6,7は、いずれも同一形状でかつ同一の大きさである。成形面形成用型6,7の形状は、立方体形状(直方体形状でもよい)からなり、成形面形成用型6,7のフラットな成形面6A,7Aに、成形面6A,7Aから離間する側に凹む複数(ここでは3個)の凹部6B,7Bが形成されている。また、成形面形成用型6,7の図1の上下方向の肉厚が前述した1.7mm〜5mmの範囲内で設定されている。3個の凹部6B,7Bは、同一の深さに構成され、一辺から対向する他辺に亘るように形成されている。また、図1において、中央に位置する凹部6B,7Bから左右方向一方側に位置する凹部6B,7Bまでの距離と、中央に位置する凹部6B,7Bから左右方向他方側に位置する凹部6B,7Bまでの距離とが略等しくなっている。これら3個の凹部6B,6B,6B、7B,7B,7Bに、後述するように成形工程時に流動する炭素繊維が熱可塑性樹脂とともに流し込まれる。
また、成形面形成用型6,7の大きさを、熱可塑性炭素繊維強化樹脂5の大きさよりも少し小さくしている。これによって、成形面形成用型6,7の材料の量を減らすことができ、コスト面において有利になる。尚、成形面形成用型6,7の大きさを熱可塑性炭素繊維強化樹脂5の大きさよりも少し小さくしただけなので、熱可塑性炭素繊維強化樹脂5と上側加圧成形型3及び下側加圧成形型2とが直接触れる部分が少ない。つまり熱可塑性炭素繊維強化樹脂5の外周縁とこれに対応する上側加圧成形型3及び下側加圧成形型2の外周縁のみが触れることになるため、成形時に溶融して流動している熱可塑性樹脂とともに炭素繊維の先端が上側加圧成形型3及び下側加圧成形型2の外周縁に激しく当接するようなことがない。従って、上側加圧成形型3及び下側加圧成形型2の外周縁に傷を付けてしまうようなことが発生し難く、熱可塑性炭素繊維強化樹脂5の外周縁が上側加圧成形型3及び下側加圧成形型2から離型できないということがなく、問題にならない。尚、コスト面において不利になるが、成形面形成用型6,7の大きさを、熱可塑性炭素繊維強化樹脂5の大きさと同じ大きさにして実施することもできる。
成形手段8は、成形面形成用型6の成形面6Aに水溶性樹脂の融点よりも低い融点を有する熱可塑性樹脂を炭素繊維に入れて構成された熱可塑性炭素繊維強化樹脂5を配置した状態で熱可塑性樹脂の融点以上でかつ水溶性樹脂の融点よりも低い温度で加熱しかつ上側加圧成形型3及び下側加圧成形型2のうちの一方の上側加圧成形型3の移動により加圧成形する手段である。尚、ここでは、熱可塑性炭素繊維強化樹脂5の上面にも成形面7A側を下に向けた状態で成形面形成用型7を配置して成形している。
冷却手段9は、金型4を図示していないエア又は冷却水で冷却することによって、成形品及び成形品と一体化した成形面形成用型を冷却する手段である。
取り出し手段10は、冷却工程後に上側加圧成形型3を上方へ移動させることによって、一対の加圧成形型を離間して成形面形成用型と一体化した成形品を取り出す手段である。この上側加圧成形型3を上方へ移動させると同時又は移動後に、棒部材Pを図2の引退位置から図3に示す上方の突出位置へ移動させて下側の成形面形成用型6を上方へ突き上げることによって、成形後の成形品15を上下の成形面形成用型6,7と一緒に下側加圧成形型2から離型させる。
除去手段11は、図4に示すように、取り出し工程で取り出した成形品15に一体化した成形面形成用型6,7を水で溶かして除去する工程である。実際には、容器に溜めた水の中に成形面形成用型6,7と一体化した成形品15を投入して成形面形成用型6,7を溶かすことになる。
熱可塑性炭素繊維強化樹脂5に使用される熱可塑性樹脂としては、融点が70℃〜90℃の範囲のエポキシ樹脂が好適に使用されるが、ABS樹脂(融点が80℃〜255℃)、ポリプロピレン樹脂(融点が168℃〜186℃)、ポリアミド樹脂(融点が67℃〜70℃)、ポリエチレン樹脂(融点が95℃〜130℃)、ポリスチレン樹脂(融点が100℃)、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ナイロン樹脂、ポリカーボネイト樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、フッ素樹脂、ウレタン樹脂などが挙げられる。
まず、炭素繊維の融点(1000℃以上)よりも低い融点を有する熱可塑性樹脂、例えば融点が70℃〜90℃の範囲のエポキシ樹脂に炭素繊維を入れて平面板状の熱可塑性炭素繊維強化樹脂を製造する。具体的には、炭素繊維の連続繊維に熱可塑性樹脂(エポキシ樹脂)を含浸したシートを作成し、そのシートを予備加熱して柔らかくした状態でプレス成形したのち、熱可塑性樹脂の融点(70℃〜90℃)以下まで冷却することにより、平面板状の熱可塑性炭素繊維強化樹脂を製造する。炭素繊維の長さとしては、5mm以上、特に1cm以上のものを用いると、熱可塑性炭素繊維強化樹脂の機械特性が飛躍的に向上し、好ましい。また、製造方法に前記方法に限定されることなく、公知の真空成形又は真空圧空成形などの他の成形方法を用いて、平面板状の熱可塑性炭素繊維強化樹脂を製造してもよい。
前記製造された平面板状の熱可塑性炭素繊維強化樹脂を成形する成形方法について説明する。成形方法は、第1の型配置工程と、熱可塑性炭素繊維強化樹脂配置工程と、第2の型配置工程と、成形工程と、冷却工程と、取り出し工程と、除去工程と、を備えている。
第1の型配置工程は、一方の加圧成形型となる下側加圧成形型2の収容凹部2Aに成形面形成用型6を入り込ませて配置する工程である。成形面形成用型6を配置した状態では、下側加圧成形型2の成形面2Sと成形面形成用型6の成形面6Aとが面一となっている。
熱可塑性炭素繊維強化樹脂配置工程は、前記第1の型配置工程で配置された成形面形成用型6の成形面6Aに、熱可塑性炭素繊維強化樹脂5を配置する工程である。
第2の型配置工程は、熱可塑性炭素繊維強化樹脂5を配置した後に、熱可塑性炭素繊維強化樹脂5の他方の加圧成形型である上側加圧成形型3側の面に成形面7Aを有する第2の上側成形面成形用型7を配置する工程である。実際には、上側加圧成形型3の収容凹部3Aに入り込ませることによって、上側成形面成形用型7が収容凹部3Aに係合して収容凹部3Aから下方へ落下することがないように収容凹部3Aが構成されている。
成形工程は、成形手段8と同様に、熱可塑性炭素繊維強化樹脂配置工程で配置された熱可塑性炭素繊維強化樹脂5を、熱可塑性樹脂の融点以上でかつ水溶性樹脂の融点よりも低い温度で加熱しつつ一方の加圧成形型である上側加圧成形型を下方へ移動することにより熱可塑性炭素繊維強化樹脂5を加圧成形する工程である。
冷却工程は、冷却手段9と同様に、成形工程後に成形された成形品及び成形品と一体化した成形面形成用型を冷却する工程である。実際には、金型4を図示していないエア又は冷却水で冷却することによって、成形品及び成形品と一体化した成形面形成用型を冷却することになる。
取り出し工程は、取り出し手段10と同様に、冷却工程後に上側加圧成形型3を上方へ移動させることによって、一対の加圧成形型を離間して成形面形成用型と一体化した成形品を取り出す工程である。この上側加圧成形型3を上方へ移動させると同時又は移動後に、棒部材Pを図2の引退位置から図3に示す上方の突出位置へ移動させて下側の成形面形成用型6を上方へ突き上げることによって、成形後の成形品15を上下の成形面形成用型6,7とともに下側加圧成形型2から離型させる。
除去工程は、除去手段11と同様に、図4に示すように、取り出し工程で取り出した成形品15に一体化した成形面形成用型6,7を水で溶かして除去する工程である。実際には、容器に溜めた水の中に成形面形成用型6,7と一体化した成形品15を投入して成形面形成用型6,7を溶かすことになる。成形面形成用型6,7が溶かされた成形品15には、上側に突出する3つの第1突起部15A,15A,15Aと、第1突起部15A,15A,15Aと同一箇所から下側に突出する3つの第2突起部15B,15B,15Bと、を備えている。
上記工程を用いて熱可塑性炭素繊維強化樹脂5を成形する過程を説明する。まず、図1に示す2つの成形面形成用型6,7及び熱可塑性炭素繊維強化樹脂5を用意する。用意ができると、金型4が開放状態であることを確認し、開放状態でない場合には、上側加圧成形型3を下側加圧成形型2に対して上方へ離間するように上昇させる。この状態で、下側加圧成形型2の収容凹部2Aに一方の成形面形成用型6を成形面6Aが上方を向いた状態で収容する。続いて、成形面形成用型6を成形面6A上に熱可塑性炭素繊維強化樹脂5を配置(載置)するとともに、上側加圧成形型3の収容凹部3Aに他方の成形面形成用型7を成形面7Aが下方を向いた状態で収容する。2つの成形面形成用型6,7及び熱可塑性炭素繊維強化樹脂5の配置が完了すると、上側加圧成形型3及び下側加圧成形型2を加熱して160℃の温度にするとともに上側加圧成形型3を下側加圧成形型2に対して下方へ移動させて50t〜80tの範囲の任意の圧力値で型締めする。この加熱と型締めによる圧力により、熱可塑性炭素繊維強化樹脂5を構成する熱可塑性樹脂が溶融して流動し炭素繊維が2つの成形面形成用型6,7にそれぞれ形成の凹部6B,7Bに溶融した熱可塑性樹脂とともに流し込まれる。このとき、成形面形成用型6,7の融点が160℃よりも高いため、成形面形成用型6,7が成形時の熱により溶融されることがなく、上下の成形面6A,7Aにより熱可塑性炭素繊維強化樹脂5の両面が成形される。
成形後は、2つの成形面形成用型6,7及び熱可塑性炭素繊維強化樹脂5を冷却し、冷却後に、図3に示すように金型4を開放状態にするとともに、棒部材Pを上方に突出移動させて成形面形成用型6,7が一体化された成形品15を下側加圧成形型2から離型させる。離形後の成形面形成用型6,7が一体化された成形品15を水に浸して成形面形成用型6,7を溶かして除去することで成形品15を得ることができる。
尚、本発明に係る熱可塑性繊維強化樹脂の成形装置及び成形方法は、実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
前記実施形態では、熱可塑性炭素繊維強化樹脂5の上下に成形面形成用型6,7をそれぞれ配置したが、一方側のみ配置して実施してもよい。この場合、成形面形成用型を配置していない側の加圧成形型の耐久性が低下することになる。また、2個の成形面形成用型6,7を同一形状にしたが、異なる形状であってもよい。また、強化繊維として炭素繊維を用いたが、ガラス繊維、アラミド繊維、金属繊維等を用いてもよい。
また、前記実施形態では、成形面に凹部6B,7Bが形成された成形面形成用型6,7を用いたが、凸部が形成された成形面形成用型であってもよいし、図6(a),(b)に示すように、凹部が形成されていない成形面形成用型16,17を用いて熱可塑性炭素繊維強化樹脂5を成形してもよい。尚、説明しなかった部分は、図1及び図2と同様であり、同一符号を付し、説明は省略している。この場合、熱可塑性炭素繊維強化樹脂5の厚みを変更するために成形を行うことになる。また、熱可塑性炭素繊維強化樹脂5を成形して、例えば容器を構成することができるように熱可塑性炭素繊維強化樹脂5を折り曲げるようにしてもよい。
また、前記実施形態では、金型4を、上側加圧成形型3及び下側加圧成形型2の2つの型から構成したが、3つ以上の型から構成してもよい。
また、前記実施形態では、熱可塑性炭素繊維強化樹脂5を上下の板状の成形面形成用型6,7で挟み込むようにしたが、熱可塑性炭素繊維強化樹脂5の外周面を覆うことができるように、上下の成形面形成用型のうちの一方を上下方向一方側が開放された箱型に構成してもよい。
また、前記実施形態では、下側加圧成形型2及び上側加圧成形型3に成形面形成用型6,7を収容する収容凹部2A,3Aを形成したが、図7(a),(b)に示すように、一方の下側加圧成形型2に成形面形成用型19をセットするセット部2Tを備えてもよい。このセット部2Tは、一方の下側加圧成形型2のフラットな表面2aから上方へ突出する加圧成形型用凸部から構成されている。そして、下側加圧成形型2にセットされる成形面形成用型19に凸部が入り込む成形面形成用型用凹部19Aを備えている。従って、一方の下側加圧成形型2に成形面形成用型19をセットするセット部2Tを構成する凸部を備えているので、成形面形成用型19に備えた成形面形成用型用凹部19Aに凸部2Tを入り込ませることによって、成形面形成用型19を一方の下側加圧成形型2に容易にセットすることができる。このとき、成形面形成用型用凹部19Aに凸部2Tが隙間なく入り込む(嵌合する)ことで成形面形成用型19の保形強度を高めることができる。また、一方の成形面形成用型19の成形面には、2つの凹部19M,19Mが形成されている。他方の成形面形成用型18は、平板状のものである。このように構成された成形装置により熱可塑性炭素繊維強化樹脂5を加熱加圧成形すると、図7(b)に示すように溶融した樹脂が成形面形成用型19の凹部19M,19M内に入り込んで一対の突起部15T,15Tを備える成形品15を得ることができる。成形品15を加圧成形型2,3から取り出した後は、前述したように成形面形成用型18,19を溶かして除去することになる。
また、前記実施形態では、成形面形成用型6,7が立方体形状としたが、図8(a),(b)に示すように、一方(下側)の成形面形成用型20が断面形状矩形状の型用第1凸部20Aを備え、他方の成形面形成用型21が、型用第1凸部20Aが入り込む型用第1凹部21Bを備えている。型用第1凸部20Aは、フラット面を有する基端部20aと、基端部20aから上方へ突出する縦長で矩形状の突起部20bと、を備えている。前記基端部20aの厚みと突起部20bの厚みが略同一である。また、突起部20bの内部が中空に構成され、一方の下側の加圧成形型2に成形面形成用型20の突起部20bの内部に入り込む加圧成形型用突起2Vを備えている。他方の成形面形成用型21の凹部21Bは、上方に突出した凸部から構成され、前記型用第1凸部20Aよりも横幅が一回り大きな縦長で矩形状の突起部21bと、突起部21bの下端から水平方向(横方向)に延びるフラット面を有する基端部21aと、を備えている。突起部21bは、上側加圧成形型3に形成されている凹部3Hに入り込んで熱可塑性炭素繊維強化樹脂5を成形する。このように、一方の成形面形成用型20に備える突起部20bの内部に下側加圧成形型2の加圧成形型用突起2Vが入り込んで突起部20bを補強することで、略同一厚みの基端部20aよりも強度が弱い中空の突起部20bが成形時の加圧力を受けて潰れることを抑制することができる。これら2つの成形面形成用型20,21を用いて熱可塑性炭素繊維強化樹脂5を成形する際には、まず、下側加圧成形型2の加圧成形型用突起2Vが成形面形成用型20の突起部20bの内部に入り込むように成形面形成用型20をセット(配置)する。続いて、他方の成形面形成用型21の突起部21bが上側加圧成形型3の凹部3Hに入り込むように他方の成形面形成用型21を上側加圧成形型3にセット(配置)する。引き続き、セットした成形面形成用型20の突起部20b上に熱可塑性炭素繊維強化樹脂5を載置する。この状態で、熱可塑性樹脂の融点以上でかつ水溶性樹脂の融点よりも低い温度で加熱しつつ一方の加圧成形型である上側加圧成形型3を下方へ移動することにより熱可塑性炭素繊維強化樹脂5を2つの成形面形成用型20,21間にサンドイッチした状態で加圧成形する。成形後は、前述同様の処理を行う。
また、前記実施形態では、成形品と一体化した成形面形成用型を冷却する冷却手段9と、冷却手段9により冷却された成形面形成用型と一体化した成形品を金型4から取り出す取り出し手段10と、取り出し手段10で取り出した成形品に一体化した成形面形成用型を溶かして除去する除去手段11と、を備えているが、成形品と一体化した成形面形成用型を冷却する冷却手段9と、冷却手段9で冷却した成形品と一体化した成形面形成用型を金型4内への水の供給により溶かして除去する除去手段11と、除去手段11で成形面形成用型を除去した成形品を取り出す取り出し手段10と、を備えた構成であってもよい。また、成形品と一体化した成形面形成用型を冷却手段9で冷却中に除去手段11で金型4内に水を供給して成形品に一体化した成形面形成用型を溶かして除去するようにしてもよい。つまり、冷却手段9による成形品及び一体化した成形面形成用型の冷却と除去手段11による一体化した成形面形成用型の除去とを同時に行うようにしてもよい。
また、前記実施形態では、熱可塑性樹脂に繊維を入れて構成された熱可塑性繊維強化樹脂を成形したが、未硬化状態又は半硬化状態の熱硬化性樹脂を繊維に含浸させてなる熱硬化性繊維強化樹脂を成形してもよい。具体的には、熱硬化性繊維強化樹脂を構成する未硬化状態又は半硬化状態の熱硬化性樹脂を軟化温度以上に加熱することによって、軟化状態にした熱硬化性繊維強化樹脂を所望の形状に成形した後、熱硬化性樹脂を硬化温度以上(軟化温度よりも高い温度)に加熱して硬化させる。この場合、成形面形成用型の融点よりも硬化温度が低い熱硬化性樹脂を用いることになる。尚、熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂(ユリア樹脂)、不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ポリウレタン、熱硬化性ポリイミド等が挙げられる。
1…成形装置、2…下側加圧成形型、2A…収容凹部、2a…表面、2B…成形凹部、2K…貫通孔、2T…セット部(加圧成形型用凸部)、2V…加圧成形型用突起、3…上側加圧成形型、3A…収容凹部、3S…成形面、3H…凹部、4…金型、5…熱可塑性炭素繊維強化樹脂、5T…突起部、6,7…成形面形成用型(下側成形面形成用型、上側成形面成形用型)、6A,7A…成形面、6B,7B…凹部、8…成形手段、9…冷却手段、10…取り出し手段、11…除去手段、12…中間部材、13…棒部材、14…可動部材、15…成形品、15A,15B,15T…突起部、16,17,18,19,20,21…成形面形成用型、19A…成形面形成用型用凹部、20A…型用第1凸部、21B…型用第1凹部、20a,21a…基端部、20b,21b…突起部、P…脚部材

Claims (5)

  1. 少なくとも一方が移動して接近離間可能な一対の加圧成形型を有する金型を備え、前記一対の加圧成形型のうちの少なくとも一方に、成形面を有する水溶性樹脂からなる成形面形成用型を備え、該成形面形成用型の成形面に該成形面形成用型の融点よりも低い融点を有する熱可塑性樹脂に繊維を入れて構成された熱可塑性繊維強化樹脂を配置した状態で該熱可塑性樹脂の融点以上でかつ該成形面形成用型の融点よりも低い温度で加熱するとともに前記少なくとも一方の加圧成形型の移動により加圧成形する成形手段と、該成形手段により成形された成形品と一体化した成形面形成用型を溶かして除去する除去手段と、を備えていることを特徴とする熱可塑性繊維強化樹脂の成形装置。
  2. 前記一対の加圧成形型のうちの一方に前記成形面形成用型をセットするセット部を備え、該セット部が、一方の前記加圧成形型の表面から突出する加圧成形型用凸部から構成され、一方の前記加圧成形型にセットする前記成形面形成用型に該加圧成形型用凸部が入り込む成形面形成用型用凹部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の熱可塑性繊維強化樹脂の成形装置。
  3. 前記一対の加圧成形型の両方それぞれに、前記成形面形成用型を備え、一方の前記成形面形成用型が型用第1凸部を備え、他方の前記成形面形成用型が、前記型用第1凸部が入り込む型用第1凹部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の熱可塑性繊維強化樹脂の成形装置。
  4. 前記型用第1凸部は、フラット面を有する基端部と、該基端部から突出する突起部と、を備え、前記基端部の厚みと前記突起部の厚みが略同一であり、前記突起部の内部が中空に構成され、該突起部を備えた一方の前記成形面形成用型をセットする前記加圧成形型に該突起部の内部に入り込む加圧成形型用突起を備えていることを特徴とする請求項3に記載の熱可塑性繊維強化樹脂の成形装置
  5. 少なくとも一方が移動して接近離間可能な一対の加圧成形型を有する金型の少なくとも一方の加圧成形型に、成形面を有する水溶性樹脂からなる成形面形成用型を配置する型配置工程と、該型配置工程で配置された成形面形成用型の成形面に、該成形面形成用型の融点よりも低い融点を有する熱可塑性樹脂に繊維を入れて構成された熱可塑性繊維強化樹脂を配置する熱可塑性繊維強化樹脂配置工程と、該熱可塑性繊維強化樹脂配置工程で配置された熱可塑性繊維強化樹脂を、前記熱可塑性樹脂の融点以上でかつ前記成形面形成用型の融点よりも低い温度で加熱しつつ前記少なくとも一方の加圧成形型の移動により加圧成形する成形工程と、該成形工程後に成形された成形品と一体化した成形面形成用型を溶かして除去する除去工程と、を備えていることを特徴とする熱可塑性繊維強化樹脂の成形方法。
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