JP6498569B2 - 偏心揺動型の歯車装置 - Google Patents

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Description

本発明は、偏心揺動型の歯車装置に関する。
特許文献1に偏心揺動型の歯車装置が開示されている。
この偏心揺動型の歯車装置は、揺動歯車と、該揺動歯車を揺動させる偏心体を有するクランク軸と、偏心体と揺動歯車との間に配置される偏心体軸受と、を備えている。
クランク軸は、軸方向のほぼ中央に偏心体を有している。偏心体の軸直角断面は円形である。偏心体は、揺動歯車を揺動させるために、クランク軸の軸心に対して偏心した軸心を有し、クランク軸の軸心に対して偏心した外周を有している。
偏心体軸受は、この歯車装置では、偏心体に外嵌される内輪と、揺動歯車に内嵌される外輪と、内輪と外輪との間に配置される転動体と、を有している。
特開2013−142447号公報
特許文献1に係る偏心揺動型の歯車装置では、内輪を有する偏心体軸受が偏心体と揺動歯車との間に配置されている。
内輪を有する偏心体軸受を偏心体に組み込む場合、内輪の軸心を偏心体の軸心に合致させた状態で、該内輪を偏心体の軸方向に移動させる必要がある。この移動を実現するためには、クランク軸の偏心体よりも軸方向端部側の外径は、クランク軸の軸心から偏心体の外周までの最小距離以下である必要がある。そのため、クランク軸の端部側の外径を大きく確保することが難しく、例えば、必要な強度を確保した上でクランク軸の中空部の内径を大きく確保することが困難であった。
本発明は、このような従来の問題を解消するためになされたものであって、偏心体に内輪を有する偏心体軸受が組み込まれる偏心揺動型の歯車装置において、クランク軸の偏心体よりも軸方向端部側の外径を、より大きく確保することをその課題としている。
本発明は、揺動歯車と、該揺動歯車を揺動させる偏心体を有するクランク軸と、前記偏心体と前記揺動歯車との間に配置される偏心体軸受と、を備えた偏心揺動型の歯車装置において、前記偏心体軸受は、前記偏心体に外嵌される内輪を有し、前記クランク軸は、前記偏心体よりも軸方向端部側に設けられた大径部と、該大径部と前記偏心体との間に設けられた小径部とを有し、前記大径部の外径は、当該クランク軸の軸心から前記偏心体の外周までの最小距離よりも大きく、かつ該大径部の外径は、前記偏心体軸受の内輪の内径よりも小さく、前記小径部の外径は、当該クランク軸の軸心から前記偏心体の外周までの最小距離以下であり、かつ該小径部の軸方向幅は、前記偏心体軸受の内輪の軸方向幅よりも大きい構成とすることにより、上記課題を解決したものである。
なお、本明細書において、「外径」、「内径」の用語は、「直径」ではなく、「半径(軸心から外周までの距離)」の概念で使用されている。
本発明においては、クランク軸の大径部は、偏心体軸受の内輪の内径よりも外径が小さい。そのため、偏心体軸受の内輪は、大径部の外側を軸方向に通過することができ、小径部に到達できる。クランク軸の小径部は、偏心体軸受の内輪よりも軸方向幅が大きい。また、小径部の外径は、クランク軸の軸心から偏心体の外周までの最小距離以下である。したがって、偏心体軸受は、軸方向全体がそっくり小径部の軸方向幅内に入り込むことができ、かつ、この小径部において、偏心体軸受の内輪の軸心を径方向にシフトさせることにより、該偏心体軸受の内輪の軸心を偏心体の軸心に合致させることができる。
これにより、たとえ大径部の外径がクランク軸の軸心から偏心体の外周までの最小距離よりも大きくても、偏心体軸受の内輪を偏心体に組み込むことができる。
本発明によれば、偏心体に内輪を有する偏心体軸受が組み込まれる偏心揺動型の歯車装置において、クランク軸の偏心体よりも軸方向端部側の外径を、より大きく確保することができる。
本発明の実施形態の一例を示す偏心揺動型の歯車装置の構成を示す断面図 図1の偏心揺動型の歯車装置の側面図 図1の偏心揺動型の歯車装置のクランク軸に偏心体軸受を組み込む様子を示す断面図
以下、図面に基づいて本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態の一例を示す偏心揺動型の歯車装置の構成を示す断面図、図2は、その側面図である。なお、図1は、図2の矢示I−I線に沿う断面図に相当している。
この偏心揺動型の歯車装置Gは、軸心が揺動する外歯歯車10(揺動歯車)と、該外歯歯車10を揺動させる偏心体20を有するクランク軸30と、を備えている。クランク軸30は、当該歯車装置Gの入力軸を構成している。クランク軸30の構成は、後に詳述する。
偏心揺動型の歯車装置Gは、揺動歯車として、2枚の外歯歯車10(第1外歯歯車11、第2外歯歯車12)を並列に備えている。外歯歯車10を2枚備えているのは、歯車装置Gの径方向の大きさを大きくすることなく伝達容量を増大させることを意図したためである。各外歯歯車10は、クランク軸30に形成された2つの偏心体20(第1偏心体21、第2偏心体22)によって揺動される(軸心C11、C12が揺動する)。第1偏心体21と第2偏心体22は、第1外歯歯車11と第2外歯歯車12の揺動バランスを取るために、互いに180°の位相差で偏心している。偏心体20の構成についても、後に詳述する。
偏心体20と外歯歯車10との間には、偏心体軸受40(第1偏心体軸受41、第2偏心体軸受42)が配置されている。具体的には、第1偏心体21と第1外歯歯車11との間に、第1偏心体軸受41が配置されている。第2偏心体22と第2外歯歯車12との間に、第2偏心体軸受42が配置されている。第1偏心体軸受41と第2偏心体軸受42は、同一の軸受である。
第1偏心体軸受41は、第1偏心体21に外嵌される第1内輪41Aと、第1外歯歯車11に内嵌される第1外輪41Bと、第1内輪41A及び第1外輪41Bの間に組み込まれた第1転動体(玉)41Cと、を有する玉軸受で構成されている。この実施形態では、第1偏心体軸受41の第1内輪41Aの軸方向幅は、W41Aである。第2偏心体軸受42も、同様の構成を有している。
揺動歯車である外歯歯車10は、非揺動歯車である内歯歯車32に内接噛合している。内歯歯車32の軸心C32は、固定されている(揺動しない)。内歯歯車32は、ケーシング34と一体化された内歯歯車本体32Aと、該内歯歯車本体32Aに軸方向に沿って形成されたピン溝32Bと、該ピン溝32Bに回転自在に組み込まれ、当該内歯歯車32の内歯を構成する円筒状の内歯ピン32Cと、を有している。内歯歯車32の内歯の数(内歯ピン32Cの本数)は、第1外歯歯車11の外歯の数よりも僅かだけ(この例では1だけ)多い。
外歯歯車10の軸方向両側にはフランジ体50(第1フランジ体51、第2フランジ体52)が配置されている。具体的には、外歯歯車10の軸方向一側(この例では反負荷側)に、第1フランジ体51が配置されている。外歯歯車10の軸方向他側(この例では負荷側)に、第2フランジ体52が配置されている。フランジ体50は、主軸受60(第1主軸受61、第2主軸受62)を介してケーシング34に回転自在に支持されている。
主軸受60は、この実施形態では背面合わせで組み込まれたアンギュラ玉軸受で構成されている。第1主軸受61は、第1フランジ体51と一体化された内輪61A、ケーシング34に内嵌された専用の外輪61B、および内輪61Aと外輪61Bとの間に組み込まれた転動体(玉)61Cと、を有する。第2主軸受62も同様の構成を有している。
第1外歯歯車11および第2外歯歯車12には、その軸心C11、C12からオフセットした位置において、複数の内ピン36が貫通している。内ピン36は、外歯歯車10を貫通しているため、該外歯歯車10の自転と同期した動きをする。第1外歯歯車11および第2外歯歯車12には、内ピン36が貫通する複数の第1、第2内ピン孔11A、12Aが形成されている。
内ピン36は、第1フランジ体51および第2フランジ体52に嵌入されている。第1フランジ体51には、内ピン36が嵌入する第1内ピン保持穴51Aが形成されている。第2フランジ体52には、内ピン36が嵌入する第2内ピン保持穴52Aが形成されている。
より具体的には、内ピン36は、(反負荷側に配置された)第1フランジ体51の第1内ピン保持穴51Aに、隙間嵌めによって嵌入されている。内ピン36は、第1内ピン保持穴51Aの底部51A1とは当接していない(隙間δ51Aが確保されている)。一方、内ピン36は、(負荷側に配置された)第2フランジ体52の第2内ピン保持穴52Aには、締まり嵌めによって嵌入(圧入)されている。内ピン36は、第2内ピン保持穴52Aの底部52A1と当接している。内ピン36は、該底部52A1と当接することによって軸方向の位置決めがなされている。
なお、第1フランジ体51および第2フランジ体52には、第1、第2内ピン保持穴51A、52Aと同軸に、第1、第2貫通孔51P、52Pがそれぞれ貫通形成されている。第1フランジ体51側に形成された第1貫通孔51Pは、前記隙間δ51Aを介して内ピン36と第1内ピン保持穴51Aとの間に、潤滑剤を供給する潤滑路として機能する。これにより、隙間嵌めとされた内ピン36と第1内ピン保持穴51Aとの間にフレッティングが発生するのを抑制できる。
これに対し、第2フランジ体52側に形成された第2貫通孔52Pは、図示せぬ治具を反内ピン側から挿入して内ピン36を打ち出すときの、当該治具の挿入孔として機能する。これにより、締まり嵌めで第2フランジ体52の第2内ピン保持穴52Aに嵌入された内ピン36を、該第2内ピン保持穴52Aから容易に分離(分解)することができる。
被駆動部材である相手部材(被駆動部材:図示略)は、第2フランジ体52(内ピン36が締まり嵌めによって嵌入されている側のフランジ体)に連結される。図1の符号52Bは、相手部材を連結するためのボルト穴である。第1フランジ体51および第2フランジ体52に伝達された外歯歯車10の自転成分は、第2フランジ体52を介して相手部材に伝達される。
これらの構成により、歯車装置Gの剛性を高く維持し(がたの発生を抑制でき)、かつ相手部材側からラジアル荷重がかかったときに、内ピン36に過度の負荷が掛からないようにすることができる。
内ピン36の隙間嵌めおよび締まり嵌めの組み合わせは、このように、反負荷側のフランジ体側を隙間嵌め、負荷側のフランジ体側を締まり嵌め、とする方がより好ましい。しかし、逆であってもよい。つまり、反負荷側のフランジ体側を締まり嵌めとし、負荷側のフランジ体側を隙間嵌めとしてもよい。
なお、この実施形態では、第1フランジ体51と第2フランジ体52は、内ピン36を介して連結されると共に、複数のキャリヤピン38を介しても連結されている。キャリヤピン38は、内ピン36と同一の円周上であって各内ピン36の間において、第2フランジ体52から一体的に突出されている。キャリヤピン38は、第1フランジ体51側からねじ込まれたキャリヤボルト39によって第1フランジ体51と連結されている。各キャリヤピン38は、外歯歯車10に遊嵌(隙間を有して貫通)している。つまり、キャリヤピン38は、外歯歯車10が揺動しても、外歯歯車10とは接触しない。
また、この実施形態では、内ピン36には、摺動促進部材として、内ローラ74が外嵌されている。内ローラ74は、その一部が第1、第2外歯歯車11、12の第1、第2内ピン孔11A、12Aと当接している。内ローラ74の外径は、第1、第2内ピン孔11A、12Aの内径よりも小さく、内ローラ74と該第1、第2内ピン孔11A、12Aとの間には、最大で第1、第2偏心体21、22の第1、第2偏心量e21、e22の2倍に相当する第1、第2隙間δ21、δ22が確保されている。外歯歯車10の揺動成分は、当該内ローラ74と第1、第2内ピン孔11A、12Aとの間に確保された第1、第2隙間δ21、δ22によって吸収される。なお、第1外歯歯車11と第2外歯歯車12の間には、該第1外歯歯車11と第2外歯歯車12の軸方向移動を規制する差し輪15が介在されている。
なお、ケーシング34の軸方向側面には、反負荷側カバー84が連結されている。反負荷側カバー84とクランク軸30との間には、オイルシール86が配置されている。また、ケーシング34と第2フランジ体52との間にオイルシール88が配置され、第2フランジ体52とクランク軸30との間にもオイルシール90が配置されている。符号92はOリングである。これらの構成により、クランク軸30の径方向外側において歯車装置Gを密封化している。歯車装置Gの内部には、潤滑剤が封入される。
第1偏心体21側と第2偏心体22側は、動力の伝達に関しては、このように、基本的には同様の構成を有している。ただし、第1偏心体21側と第2偏心体22側は、偏心体軸受40(第1偏心体軸受41あるいは第2偏心体軸受42)を組み付けるための構成が異なっている。
本実施形態においては、クランク軸30の第1偏心体21の軸方向端部側(反負荷側)に、後述するタップ穴30Tを形成するための大径部30Lを形成したいという要請がある。このため、クランク軸30の第1偏心体21に第1偏心体軸受41を組み付けるための構成に、本発明が適用されている。
これに対し、クランク軸30の第2偏心体22の軸方向端部側(負荷側)は、タップ穴等を形成する必要がないため、敢えて大径部を形成する必要がない。そのため、クランク軸30の第2偏心体22に第2偏心体軸受42を組み付けるための構成には、本発明は適用されていない。
したがって、以降では、主に、クランク軸30の第1偏心体21に第1偏心体軸受41を組み込むための構成について詳細に説明する。
図3を合わせて参照して、クランク軸30は、径方向中央に、軸心C30と同軸の中空部30Gを有している。中空部30Gは、クランク軸30を軸方向に同一の内径r30Gで貫通している。クランク軸30は、該クランク軸30の反負荷側において、第1偏心体21と、該第1偏心体21よりも軸方向端部側に設けられた大径部30Lと、該大径部30Lと第1偏心体21との間に設けられた小径部30Sと、を有している。
先ず、クランク軸30の第1偏心体21の構成から説明する。
クランク軸30は、第1外歯歯車11を揺動させるための第1偏心体21を一体的に有している。第1偏心体21の外径R21は、第1偏心体軸受41の第1内輪41Aの内径r41Aと一致している。第1偏心体21の軸心C21は、クランク軸30の軸心C30に対して第1偏心量e21だけ偏心している。第1偏心体21の軸と直角の断面形状は、外径がR21の円形である。つまり、第1偏心体21の外周は、クランク軸30の軸心C30に対して第1偏心量e21に相当する分だけ偏心している。
より具体的には、第1偏心体21は、該第1偏心体21の最大偏心部(図1、図3では下方側)において、クランク軸30の軸心C30から該第1偏心体21の外周までの距離が、最大偏心距離(R21+e21)となる。また、第1偏心体21は、該第1偏心体21の最小偏心部(図1、図3では上方側)において、クランク軸30の軸心C30から該第1偏心体21の外周までの距離が、最小偏心距離(R21−e21)となる。
第1偏心体21の軸方向幅は、W21である。前述したように、第1偏心体軸受41の第1内輪41Aの軸方向幅は、W41Aである。第1偏心体21の軸方向幅W21は、第1偏心体軸受41の第1内輪41Aの軸方向幅W41Aよりも大きい(W21>W41A)。
次に、クランク軸30は、該クランク軸30の第1偏心体21の軸方向端部側(この実施形態では軸方向最端部)に大径部30Lを有している。大径部30Lは、クランク軸30の小径部30Sと軸方向端面30Eとの間において、外径が最大の部分である。
大径部30Lの軸心C30Lは、クランク軸30の軸心C30と一致している。大径部30Lの外径R30Lは、第1偏心体21の外周までの最小偏心距離(R21−e21)よりも大きい(R30L>(R21−e21))。大径部30Lの外径R30Lは、第1偏心体軸受41の第1内輪41Aの内径r41Aよりも小さい(R30L<r41A)。大径部30Lの軸方向幅は、この例ではW30Lであり、任意の幅としてよい(特に限定されない)。
なお、この実施形態においては、大径部30Lはクランク軸30の軸方向の「最端部」に設けられている。しかし、本発明の大径部は、必ずしもクランク軸の軸方向最端部に設けられている必要はない。例えば、大径部のさらに軸方向端部側に該大径部よりも外径の小さな部分があってもよい。
また、大径部は、偏心体の軸方向端部側の「複数箇所」に設けられていてもよい。例えば、本実施形態では、大径部30Lに止め輪溝30Dが形成されている。この構成は、見方によっては、第1偏心体21の軸方向端部側であって、該止め輪溝30Dの軸方向両側の2箇所に大径部30L、30L2が形成されていると捉えることもできる。小径部よりも軸方向端部側に、本発明の大径部の条件を満たす部分が複数設けられている場合には、当該複数の大径部の1つ1つが、本発明における大径部として機能し得る。
クランク軸30の中空部30Gの内径r30Gは一定であるため、外径R30Lの大きな大径部30Lでは、それだけ厚い肉厚t30L(=R30L−r30G)を確保できる。この実施形態では、このクランク軸30の肉厚t30Lが厚い大径部30Lにおいて、タップ穴30Tが軸方向端面30Eから軸方向に形成されている。タップ穴30Tは、入力軸であるクランク軸30に、駆動源側からの動力を伝達するための部材(例えば歯車やプーリ等:図示略)を連結するために使用される。
クランク軸30は、さらに、大径部30Lと第1偏心体21との間に小径部30Sを有している。
クランク軸30の小径部30Sは、第1偏心体軸受41を組み込む際の、該第1偏心体軸受41の軸心C41のシフト領域として設けられたものである。小径部30Sの外径R30Sは、大径部30Lの外径R30Lよりも小さい(R30S<R30L)。小径部30Sの軸心C30Sは、クランク軸30の軸心C30と一致している。つまり、クランク軸30の軸心C30、大径部30Lの軸心C30L、および小径部30Sの軸心C30Sは、同心である。
小径部30Sの外径R30Sは、最小偏心距離、つまりクランク軸30の軸心C30から第1偏心体21の外周までの最小距離(R21−e21)よりも小さい(同一でもよい)つまり、R30S≦(R21−e21)である。小径部30Sの外径R30Sは、第1偏心体軸受41の第1内輪41Aの内径r41Aよりも小さい。小径部30Sの軸方向幅W30Sは、第1偏心体軸受41の第1内輪41Aの軸方向幅W41Aよりも大きい(W30S>W41A)。
なお、この偏心揺動型の歯車装置Gは、前述したように外歯歯車10の軸方向側部に第1フランジ体51と第2フランジ体52が配置されている。外歯歯車10の軸方向一側に配置された第1フランジ体51とクランク軸30との間には、クランク軸30の軸方向一側を支持する第1クランク軸軸受71が配置されている。
この実施形態では、第1クランク軸軸受71は、専用の内輪および外輪を有さないころ71Cにより構成されている。クランク軸30の小径部30Sは、該(内輪を有さない)第1クランク軸軸受71のころの転走面を構成している。なお、図1の符号71Rは、第1クランク軸軸受71のリテーナである。
クランク軸30の大径部30Lの軸方向偏心体20寄りには、前記止め輪溝30Dが形成されている。止め輪溝30Dには、止め輪80が配置されている。また、第1偏心体21と第2偏心体22との間には、周方向に一周する突起部30Pが形成されている。この止め輪80と突起部30Pの間に、第1偏心体軸受41、肉厚のスペーサ81、第1クランク軸軸受71のリテーナ71R、及び肉薄のスペーサ82が配置されている。これにより、第1偏心体軸受41と第1クランク軸軸受71の軸方向の位置決めがなされている。
なお、第2外歯歯車12の軸方向他側に配置された第2フランジ体52とクランク軸30との間には、クランク軸30の軸方向他側を支持する第2クランク軸軸受72が配置されている。第2クランク軸軸受72は、専用の内輪72A、外輪72Bの間に転動体(玉)72Cを有する玉軸受で構成されている。
第2クランク軸軸受72は、第2偏心体22の最小偏心距離(クランク軸30の軸心C30から第2偏心体22の外周までの最小距離)よりも小さな外径R30Fを有する軸受載置部30Fに配置されている。このため、既に述べたように、第2偏心体軸受42は、(本発明を適用しなくても)支障なくクランク軸30の第2偏心体22に組み込むことが可能である。
次に、本実施形態に係る偏心揺動型の歯車装置Gの作用を説明する。
先ず、第1偏心体軸受41の組み込みに関する作用の説明に入る前に、この偏心揺動型の歯車装置Gの動力伝達系の作用を説明する。
クランク軸30(入力軸)の大径部30Lには、タップ穴30Tを介して図示せぬ動力伝達部材が連結される。駆動源側からの動力によってクランク軸30が回転すると、該クランク軸30と一体的に形成された偏心体20(第1偏心体21、第2偏心体22)が回転する。偏心体20が回転すると、該偏心体20の外周に偏心体軸受40(第1偏心体軸受41、第2偏心体軸受42)を介して組み込まれている外歯歯車10(第1外歯歯車11、第2外歯歯車12)の軸心C11、C12が揺動する。
外歯歯車10は、内歯歯車32に内接噛合している。外歯歯車10の外歯の歯数は、内歯歯車32の内歯の歯数(内歯ピン32Cの本数)よりも1だけ少ない。これにより、外歯歯車10は、入力軸が1回回転する毎に、内歯歯車32に対して歯数差分(1歯分)だけ位相がずれ、自転する。この自転成分が、外歯歯車10を貫通している内ローラ74を介して内ピン36に伝達され、内ピン36は、内歯歯車32の軸心C32(=クランク軸30の軸心C30)の周りで公転する。
この内ピン36の公転により、内ピン36を支持している第1、第2フランジ体51、52が内歯歯車32の軸心C32の周りで回転(自転)する。第1、第2フランジ体51、52の回転により、第2フランジ体52にボルト穴52Bを介して連結されている相手部材(被駆動部材)が駆動される。
ここで、第1偏心体軸受41の組み込みは、以下のようにして行われる。
図3はクランク軸30に第1偏心体軸受41が組み込まれる様子を示す断面図である。
本偏心揺動型の歯車装置Gにおいては、クランク軸30の大径部30Lは、第1偏心体軸受41の第1内輪41Aの内径r41Aよりも外径R30Lが小さい(r41A>R30L)。そのため、第1偏心体軸受41の第1内輪41Aは、大径部30Lを超えて小径部30S側に移動することができる(図3におけるP1)。
小径部30Sの軸方向幅W30Sは、第1偏心体軸受41の第1内輪41Aの軸方向幅W41Aよりも大きい。そのため、第1偏心体軸受41は、軸方向全体が小径部30Sの軸方向幅W30S内にそっくり収められる。また、小径部30Sは、クランク軸30の軸心C30から第1偏心体21の外周までの最小偏心距離(R21−e21)よりも外径R30Sが小さい。
したがって、この小径部30Sにおいて、第1偏心体軸受41の第1内輪41Aの軸心C41Aを、これまでのクランク軸30の軸心C30(=大径部30Lの軸心C30L=小径部30Sの軸心C30S)から、第1偏心体21の軸心C21にまで径方向にシフトさせることができる(図3におけるP2)。つまり、小径部30Sにおいて、第1偏心体軸受41の第1内輪41Aの軸心C41Aを、第1偏心体21の軸心C21に合致させることができる。
その結果、この状態で、第1偏心体軸受41を第1偏心体21側に移動させることにより、該第1偏心体軸受41を第1偏心体21に外嵌することができる(図3におけるP3)。すなわち、たとえ大径部30Lの外径R30Lがクランク軸30の軸心C30から第1偏心体21の外周までの最小偏心距離(R21−e21)よりも大きくても、第1偏心体軸受41の第1内輪41Aを第1偏心体21の外周に組み込むことができる。
別言するならば、第1偏心体21に第1内輪41Aを有する第1偏心体軸受41が組み込まれる偏心揺動型の歯車装置Gにおいては、従来は、内輪を有する第1偏心体軸受41を組み込むために、クランク軸30の第1偏心体21より軸方向端部側の外径を、最小偏心距離(R21−e21)より大きくすることができなかった。しかし、上記実施形態によれば、第1内輪41Aを有する第1偏心体軸受41の組み込みを可能としつつ、第1偏心体21より軸方向端部側の外径を、最小偏心距離(R21−e21)より大きくすることができる。
これにより、例えば、クランク軸30に同一の大きさの中空部30Gを形成する際に、大径部30Lに形成するタップ穴30Tの周辺の強度を、より高めることができる。逆の見方をするならば、同一の偏心体20を有するクランク軸30に対し、より大きな中空部30Gを形成することができるようになる。もっとも、本発明のクランク軸は、必ず中空部を有していなければならないものではなく、中実のクランク軸であってもよい。
なお、上記実施形態においては、(第1)クランク軸軸受71が、専用の内輪を有さないころ71Cにより構成され、小径部30Sが該ころ71Cの転走面を構成するようにしていた。これにより、もともと必要なクランク軸軸受の配置スペースを、偏心体軸受を組み込みのための小径部として有効に活用(兼用)させることができ、軸方向長さが増大するのを防止できる。また、クランク軸軸受に内輪が存在しない分、クランク軸軸受の径方向の大きさを大きくすることなく、ころ71Cの容量を大きく取ることができる。ただし、クランク軸軸受は、必ずしも小径部に配置しなくてもよい。この場合には、クランク軸軸受として、内輪を有する軸受を採用することも可能である。
また、上記実施形態では、大径部30Lにタップ穴30Tを設け、動力伝達部材(クランク軸に駆動源側からの動力を伝達するための部材)を該タップ穴30Tを活用して連結するようにしていた。しかし、大径部の活用は、必ずしもこのようなタップ穴を形成する例に、限定されない。例えば、大径部にスプラインやキー溝等を形成し、大径部と動力伝達部材とをスプライン連結、あるいはキー連結するような場合にも活用できる。これらの場合においても、大径部での肉厚を厚くすることができるため、より高い動力伝達強度を確保でき、あるいはより大きな中空部を確保できる等の作用効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、偏心体20は、始めからクランク軸30と一体化されていた。しかし、偏心体は、別体で構成した偏心部を有する部材をクランク軸の本体に連結した構成であってもよい。
また、上記実施形態では、クランク軸30が非揺動歯車(上記例では内歯歯車32)の軸心C32上に1個のみ設けられた、いわゆるセンタクランク型と称される偏心揺動型の歯車装置に本発明が適用されていた。しかし、偏心揺動型の歯車装置には、揺動歯車を揺動させる偏心体を有するクランク軸が非揺動歯車の軸心からオフセットされた位置に複数設けられた、いわゆる振り分け型と称される偏心揺動型の歯車装置も公知である。本発明は、このような振り分け型の偏心揺動型の歯車装置であって、偏心体と揺動歯車との間に配置された偏心体軸受が内輪を有している場合にも適用可能であり、同様な作用効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、揺動歯車が外歯歯車で構成され、非揺動歯車が内歯歯車で構成されていた。しかし、偏心揺動型の歯車装置には、この関係が逆になっている歯車装置も公知である。本歯車装置においても、外歯歯車が非揺動歯車とされ、内歯歯車が揺動歯車とされる構成が採用されていてもよい。
G…歯車装置
11…第1外歯歯車(揺動歯車)
21…第1偏心体
30…クランク軸
30L…大径部
30S…小径部
36…内ピン
41…第1偏心体軸受
41A…第1内輪
51…第1フランジ体
71…第1クランク軸軸受
R30L…大径部の外径
R30S…小径部の外径
R21−e21…最小偏心距離(最小距離)
r41A…第1偏心体軸受の第1内輪の内径
W41A…第1偏心体軸受の第1内輪の軸方向幅
W30S…小径部の軸方向幅

Claims (4)

  1. 揺動歯車と、該揺動歯車を揺動させる偏心体を有するクランク軸と、前記偏心体と前記揺動歯車との間に配置される偏心体軸受と、を備えた偏心揺動型の歯車装置において、
    前記偏心体軸受は、前記偏心体に外嵌される内輪を有し、
    前記クランク軸は、前記偏心体よりも軸方向端部側に設けられた大径部と、該大径部と前記偏心体との間に設けられた小径部とを有し、
    前記大径部の外径は、当該クランク軸の軸心から前記偏心体の外周までの最小距離よりも大きく、かつ該大径部の外径は、前記偏心体軸受の内輪の内径よりも小さく、
    前記小径部の外径は、当該クランク軸の軸心から前記偏心体の外周までの最小距離以下であり、かつ該小径部の軸方向幅は、前記偏心体軸受の内輪の軸方向幅よりも大きく、
    前記揺動歯車の軸方向側部に配置されたフランジ体と、該フランジ体と前記クランク軸の間に配置され、前記クランク軸を支持するクランク軸軸受と、を有し、
    該クランク軸軸受は、専用の内輪を有さないころにより構成され、
    前記小径部は、該ころの転走面を構成する
    ことを特徴とする偏心揺動型の歯車装置。
  2. 請求項1において、
    前記大径部に、タップ穴が軸方向に形成されている
    ことを特徴とする偏心揺動型の歯車装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記揺動歯車の軸方向一側に配置された第1フランジ体と、
    前記揺動歯車の軸方向他側に配置された第2フランジ体と、
    前記第1フランジ体および前記第2フランジ体に嵌入され、前記揺動歯車の自転成分と同期する内ピンと、を有し、
    前記内ピンは、前記第1フランジ体には隙間嵌めによって嵌入され、前記第2フランジ体には締まり嵌めによって嵌入される
    ことを特徴とする偏心揺動型の歯車装置。
  4. 請求項において、
    前記第2フランジ体に相手部材が連結される
    ことを特徴とする偏心揺動型の歯車装置。
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