JP6498289B2 - 冷凍サイクルシステム - Google Patents

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Description

この発明は、複数台の室内機と複数台の冷媒漏洩検出装置とを備えた冷凍サイクルシステムに関する。
従来から、冷媒漏洩センサを備えた空気調和機が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された従来の空気調和機では、冷媒の漏洩を検出したときに、圧縮機やファンモータを停止し、電磁遮断弁で冷媒回路を遮断することで、冷媒の漏洩を抑制している。
特開平10−281569号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来の冷凍サイクル装置では、例えば冷媒の漏洩箇所の近傍で、漏洩した冷媒の濃度が、局所的に高くなってしまうおそれがある。
この発明は、上記のような課題を背景としてなされたものであり、冷媒が漏洩したときに、漏洩した冷媒の濃度が、局所的に高くなることを抑制する冷凍サイクルシステムを得ることを目的としている。
この発明に係る冷凍サイクルシステムは、室内に設置され、冷媒を循環させる冷凍サイクル装置の一部分を構成する、複数台の室内機と、前記室内に設置され、前記冷媒の漏洩を検出する、複数台の冷媒漏洩検出装置と複数台の前記冷媒漏洩検出装置の検出結果を取得して、前記冷凍サイクル装置を制御する、制御装置と、を備え前記制御装置は、前記冷媒漏洩検出装置が前記冷媒の漏洩を検出したときに、前記冷媒の漏洩を検出した前記冷媒漏洩検出装置に最も近い前記室内機の送風の風量を強め、前記冷媒の漏洩を検出した前記冷媒漏洩検出装置に最も近い前記室内機以外の前記室内機のうちの、少なくとも1台の前記室内機の送風の向きを、前記冷媒の漏洩を検出した前記冷媒漏洩検出装置に最も近い前記室内機に向けるものである。
この発明によれば、冷媒が漏洩したときに、漏洩した冷媒の濃度が、局所的に高くなることを抑制する冷凍サイクルシステムを得ることができる。
この発明の実施の形態1に係る冷凍サイクルシステムの構成の一例を説明する図である。 図1に記載の冷凍サイクル装置の構成の一例を説明する図である。 図1に記載の制御装置の構成の一例を説明する図である。 図1に記載の冷凍サイクルシステムの動作の一例を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る冷凍サイクルシステムの変形例1の構成を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る冷凍サイクルシステムの変形例2の構成を説明する図である。 図1に記載の冷凍サイクルシステムにおいて、室内で冷媒が漏洩したときの、複数の室内機の送風の向きの一例を説明する図である。 図1に記載の冷凍サイクルシステムにおいて、室内で冷媒が漏洩したときの、複数の室内機の送風の向きの他の一例を説明する図である。 図1に記載の冷凍サイクルシステムにおいて、室内で冷媒が漏洩したときの、複数の室内機の送風の向きの他の一例を説明する図である。 図1に記載の冷凍サイクルシステムにおいて、室内で冷媒が漏洩したときの、複数の室内機の送風の向きの他の一例を説明する図である。 この発明の実施の形態2に係る冷凍サイクルシステムの動作の一例を説明する図である。 図11に記載の冷凍サイクル装置特定動作の一例を説明する図である。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略または簡略化する。また、各図に記載の構成について、その形状、大きさおよび配置等は、この発明の範囲内で適宜変更することができる。
実施の形態1.
[冷凍サイクルシステム]
図1は、この発明の実施の形態1に係る冷凍サイクルシステムの構成の一例を説明する図である。図1に記載の冷凍サイクルシステム100は、例えば、倉庫50の内部の室内の冷却を行うユニットクーラーに適用されるものであり、複数の冷凍サイクル装置1と、複数の冷凍サイクル装置1の制御を行う制御装置30とを備えている。なお、冷凍サイクルシステム100は、部屋の内部の室内の空調を行う空気調和システムに適用することもできる。図1において、熱源機2と室内機4とを接続する実線は、冷媒配管を模式的に記載したものであり、熱源機2と室内機4とを接続する破線および熱源機2と制御装置30とを接続する破線は、通信線を模式的に記載したものである。
[冷凍サイクル装置]
冷凍サイクル装置1は、冷媒を循環させるものであり、熱源機2と室内機4とが冷媒配管で接続されている。また、熱源機2と室内機4とは通信線で接続されており、熱源機2の制御部(図示を省略)と室内機4の制御部(図示を省略)とが通信を行いながら、冷凍サイクル装置1の制御が行われる。なお、冷凍サイクル装置1に適用される冷媒は、例えばR32またはR1234yfを含むものであるが、他の種類の冷媒であってもよい。また、図1に記載の冷凍サイクルシステム100は、第1冷凍サイクル装置1−1、第2冷凍サイクル装置1−2、第3冷凍サイクル装置1−3、および第4冷凍サイクル装置1−4の、4台の冷凍サイクル装置1を含んでいるが、冷凍サイクルシステム100は、1台以上の冷凍サイクル装置1を含んでいればよい。
第1冷凍サイクル装置1−1は、第1熱源機2−1と、第1熱源機2−1に並列に接続された第1室内機4−1Aおよび第2室内機4−1Bと、を含んでいる。第2冷凍サイクル装置1−2は、第2熱源機2−2と、第2熱源機2−2に並列に接続された第3室内機4−2Aおよび第4室内機4−2Bと、を含んでいる。第3冷凍サイクル装置1−3は、第3熱源機2−3と、第3熱源機2−3に接続された第5室内機4−3と、を含んでいる。第4冷凍サイクル装置1−4は、第4熱源機2−4と、第4熱源機2−4に接続された第6室内機4−4と、を含んでいる。なお、複数の冷凍サイクル装置1のそれぞれは、1台以上の室内機4を含んでいればよく、例えば3台以上の室内機4を含んでいてもよい。
この実施の形態の例に係る室内機4のそれぞれは、その内部に、冷媒の漏洩を検出する冷媒漏洩検出装置8を収容している。すなわち、第1室内機4−1Aは、第1冷媒漏洩検出装置8−1Aを備えており、第2室内機4−1Bは、第2冷媒漏洩検出装置8−1Bを備えており、第3室内機4−2Aは、第3冷媒漏洩検出装置8−2Aを備えており、第4室内機4−2Bは、第4冷媒漏洩検出装置8−2Bを備えており、第5室内機4−3は、第5冷媒漏洩検出装置8−3を備えており、第6室内機4−4は、第6冷媒漏洩検出装置8−4を備えている。なお、冷媒漏洩検出装置8は、室内機4のそれぞれの近傍に設置されていてもよい。冷媒漏洩検出装置8が、室内機4の内部に収容され、または室内機4の近傍に設置されることによって、倉庫50の内部の室内で冷媒が漏洩したときに、冷媒の漏洩を早期に検出することができる。なお、冷媒漏洩検出装置8が室内機4に近づけて設置される場合には、例えば、冷媒漏洩検出装置8は、室内機4と別体で構成され、室内機4または制御装置30と通信線で接続される。冷媒漏洩検出装置8は、例えば、冷媒が漏洩するおそれがある、冷媒配管のフレア接続部等に近づけて配設されるとよい。
図2は、図1に記載の冷凍サイクル装置の構成の一例を説明する図である。なお、以下では、この実施の形態の理解を容易にするために、図2を用いて、第1冷凍サイクル装置1−1についてのみの説明を行い、第2冷凍サイクル装置1−2、第3冷凍サイクル装置1−3、および第4冷凍サイクル装置1−4については、第1冷凍サイクル装置1−1と同様の構成であるため、説明を省略する。なお、以下では、第1冷凍サイクル装置1−1を冷凍サイクル装置1として説明を行い、第1熱源機2−1を熱源機2として説明を行い、第1圧縮機20−1を圧縮機20として説明を行い、第1熱源側熱交換器22−1を熱源側熱交換器22として説明を行い、第1室内機4−1Aおよび第2室内機4−1Bを室内機4として説明を行い、第1ファン5−1Aおよび第2ファン5−1Bをファン5として説明を行い、第1風向き制御部6−1Aおよび第2風向き制御部6−1Bを風向き制御部6として説明を行い、第1冷媒漏洩検出装置8−1Aおよび第2冷媒漏洩検出装置8−1Bを冷媒漏洩検出装置8として説明を行い、第1利用側熱交換器40−1Aおよび第2利用側熱交換器40−1Bを利用側熱交換器40として説明を行い、第1膨脹装置42−1Aおよび第2膨脹装置42−1Bを膨脹装置42として説明を行い、第1開閉装置44−1Aおよび第2開閉装置44−1Bを開閉装置44として説明を行う場合もある。
図2に記載の熱源機2は、例えば倉庫50の外部の屋外に設置されるものであり、圧縮機20と熱源側熱交換器22とを有している。圧縮機20は、冷媒を吸入し圧縮して高温高圧の状態で吐出するものである。圧縮機20は、例えば、容量制御可能なインバータ圧縮機であるが、一定速タイプのものであってもよい。熱源側熱交換器22は、例えば冷媒を空気と熱交換させるものである。例えば、熱源側熱交換器22の近傍には、熱源側熱交換器22への送風を行う送風ファン(図示を省略)が設置されている。
室内機4は、倉庫50の内部の室内に設置されるものであり、利用側熱交換器40と膨脹装置42と開閉装置44とを有している。膨脹装置42は、冷媒を膨脹させるものであり、例えば、開度を調整できるLEV(リニア電子膨張弁)であるが、開度を調整できないキャピラリーチューブ等であってもよい。開閉装置44は、利用側熱交換器40への冷媒の流入を制御するものであり、例えば開閉弁で構成されている。利用側熱交換器40は、冷媒を空気と熱交換させるものである。利用側熱交換器40の近傍には、利用側熱交換器40への送風を行うファン5が設置されている。ファン5は、回転数を制御することによって、送風の風量を調整することができる。ファン5が動作することによって、室内機4の周囲の倉庫50の内部の空気が、室内機4の内部に取り込まれる。室内機4の内部に取り込まれた空気は、利用側熱交換器40で熱交換され、室内機4の外部の倉庫50の内部に吹き出される。また、室内機4は、室内機4から吹き出される空気の送風の向きを制御する風向き制御部6を有している。風向き制御部6は、例えば、複数の板状部材で形成されたルーバーを含んで構成されている。
[冷凍サイクル装置の動作]
次に、冷凍サイクル装置1の動作の一例について説明する。熱源機2の圧縮機20で圧縮された冷媒は、熱源側熱交換器22を流れて凝縮される。熱源側熱交換器22で凝縮された冷媒は、熱源機2から流出して、室内機4に流入する。図2に示す例では、熱源機2から流出した冷媒は、第1室内機4−1Aに流れる冷媒と、第2室内機4−1Bに流れる冷媒と、に分岐される。第1室内機4−1Aに流入した冷媒は、第1開閉装置44−1Aを通過して、第1膨脹装置42−1Aで膨脹される。第1膨脹装置42−1Aで膨脹された冷媒は、第1利用側熱交換器40−1Aを流れて蒸発される。第1利用側熱交換器40−1Aで蒸発された冷媒は、第1室内機4−1Aから流出して、第2室内機4−1Bから流出した冷媒と合流する。一方、第2室内機4−1Bに流入した冷媒は、第2開閉装置44−1Bを通過して、第2膨脹装置42−1Bで膨脹される。第2膨脹装置42−1Bで膨脹された冷媒は、第2利用側熱交換器40−1Bを流れて蒸発される。第2利用側熱交換器40−1Bで蒸発された冷媒は、第2室内機4−1Bから流出して、第1室内機4−1Aから流出した冷媒と合流する。第1室内機4−1Aから流出した冷媒と第2室内機4−1Bから流出した冷媒とが合流した冷媒は、熱源機2に流入して、圧縮機20に吸入され再び圧縮される。
[制御装置]
図3は、図1に記載の制御装置の構成の一例を説明する図である。制御装置30は、冷凍サイクルシステム100の全体の制御を行うものであり、例えば、アナログ回路、デジタル回路、CPU、またはこれらのうちの2つ以上の組み合わせを含んで構成されている。制御装置30は、例えば、冷媒漏洩検出装置8、圧力センサ(図示を省略)および温度センサ(図示を省略)等から検出結果を取得して、冷凍サイクル装置1のそれぞれの制御を行うことができる。
図3に示すように、制御装置30は、通信部31と処理部32と表示部33と入力部34と記憶部35と報知部36とを含んでいる。通信部31は、複数の冷凍サイクル装置1のそれぞれと通信を行うためのものである。制御装置30と複数の冷凍サイクル装置1のそれぞれとは、通信部31を介して、有線方式または無線方式の通信を行うことができる。処理部32は、例えば、入力部34から入力された情報、記憶部35から取得した情報、または複数の冷凍サイクル装置1のそれぞれから取得した情報等を用いて、予め設定された処理を行うものである。表示部33は、冷凍サイクルシステム100の状態等を表示するものであり、例えば液晶画面を含んで構成されている。入力部34は、例えば使用者等によって冷凍サイクルシステム100への指示が入力されるものであり、例えばスイッチを含んで構成されている。例えば、使用者等は、入力部34を利用して、複数の冷凍サイクル装置1に、室内の目標温度に関する指示を行うことができる。なお、表示部33と入力部34とは、これらが一体的に形成されたタッチパネル等であってもよい。記憶部35は、例えば不揮発性メモリを含んで構成されており、冷凍サイクルシステム100の制御を行うための制御プログラム等を記憶している。例えば、記憶部35は、複数の室内機4のそれぞれの位置に関する位置座標、複数の冷媒漏洩検出装置8のそれぞれの位置に関する位置座標等を記憶している。例えば、使用者である作業者は、室内機4および冷媒漏洩検出装置8を設置したときに、入力部34を利用して、複数の室内機4のそれぞれの位置に関する位置座標、複数の冷媒漏洩検出装置8のそれぞれの位置に関する位置座標を入力する。報知部36は、報知を行うものであり、例えば、光で報知を行うランプ、または音で報知を行うブザー等を含んで構成されている。なお、制御装置30が、表示部33を利用して報知を行うものである場合には、報知部36を省略することもできる。
[冷凍サイクルシステムの動作]
図4は、図1に記載の冷凍サイクルシステムの動作の一例を説明する図である。図4のステップS02にて、冷凍サイクルシステム100は、通常運転を実施している。ステップS04にて、冷媒の漏洩が検出されないときは、ステップS02に戻り、通常運転が継続される。
ステップS04にて、冷媒の漏洩が検出されると、ステップS06に進み、冷媒が漏洩している旨が報知される。例えば、冷媒の漏洩が検出されると、図3に記載の報知部36が、音または光によって報知を行い、表示部33が、冷媒の漏洩箇所を表示する。制御装置30は、例えば、冷媒の漏洩を検出した冷媒漏洩検出装置8の位置座標を用いて、冷媒の漏洩箇所を推測し、推測した冷媒の漏洩箇所を表示部33に表示させる。この実施の形態の例では、冷媒漏洩検出装置8が室内機4に組み込まれているため、冷媒の漏洩を検出した冷媒漏洩検出装置8を備えた室内機4の設置位置が表示部33に表示される。表示部33に冷媒の漏洩箇所が表示されることによって、報知を受けた使用者が、冷媒が漏洩している箇所を容易に特定して、メンテナンス等を行うことができる。なお、ステップS06で開始された冷媒漏洩の報知は、以下のステップS10で報知が解除されるまで継続される。
[冷媒攪拌運転]
ステップS06にて、冷媒漏洩の報知が行われた後に、ステップS08にて、冷凍サイクルシステム100の冷媒攪拌運転が実行される。例えば、図1に記載の例において、第2室内機4−1Bから冷媒が漏洩すると、第2室内機4−1Bの最も近くに配設された第2冷媒漏洩検出装置8−1Bが、冷媒の漏洩を検出する。制御装置30は、第2冷媒漏洩検出装置8−1Bから冷媒が漏洩している旨の検出結果を取得して、冷媒の漏洩を検出した第2冷媒漏洩検出装置8−1Bに最も近い第2室内機4−1Bの送風の風量を強める。例えば、第2室内機4−1Bは、図2に記載の第2ファン5−1Bの回転数を高くすることで、送風の風量を強めることができる。第2室内機4−1Bの送風の風量を強めることによって、冷媒が漏洩している第2室内機4−1Bの周囲の空気が攪拌されるため、漏洩した冷媒の濃度が局所的に高くなることが抑制される。
なお、ステップS08の冷媒攪拌運転時に、制御装置30は、冷媒の漏洩を検出した第2冷媒漏洩検出装置8−1Bに最も近い第2室内機4−1Bの第2開閉装置44−1Bを閉状態に設定するとよい。第2開閉装置44−1Bを閉状態とすることによって、第2室内機4−1Bへの冷媒の流入が止まるため、第2室内機4−1Bからの冷媒の漏洩が抑制される。その結果、漏洩した冷媒の濃度が、局所的に高くなることが抑制される。
また、ステップS08の冷媒攪拌運転時に、制御装置30は、冷媒の漏洩を検出した第2冷媒漏洩検出装置8−1Bに最も近い第2室内機4−1Bが接続された第1冷凍サイクル装置1−1の全ての室内機4の開閉装置44を閉状態に設定することもできる。図2に記載の第1開閉装置44−1Aと第2開閉装置44−1Bとを閉状態とすることで、第1冷凍サイクル装置1−1の第1圧縮機20−1の低圧側の圧力が低下して、第1圧縮機20−1の低圧カットが働き、第1圧縮機20−1が停止する。第1圧縮機20−1が停止し、且つ第1冷凍サイクル装置1−1の低圧側の圧力が低下しているため、第2室内機4−1Bからの冷媒の漏洩がさらに確実に抑制される。その結果、漏洩した冷媒の濃度が、局所的に高くなることが抑制される。なお、圧縮機20の低圧カットが行われる低圧カット値は、大気圧以上の値であり且つ大気圧に近づけた値とするとよい。低圧カット値を大気圧以上且つ大気圧に近づけた値とすることで、冷媒の漏洩が抑制され、且つ冷凍サイクル装置1の冷媒配管等に空気が混入するおそれが抑制される。
また、ステップS08の冷媒攪拌運転時に、制御装置30は、冷媒の漏洩を検出した第2冷媒漏洩検出装置8−1Bに最も近い第2室内機4−1B以外の室内機4のうちの、少なくとも1台の室内機4の送風の向きを、第2室内機4−1Bに向けるとよい。冷媒が漏洩している第2冷媒漏洩検出装置8−1B以外の室内機4が、第2室内機4−1Bに向けて送風を行うことによって、漏洩した冷媒がさらに攪拌されるため、漏洩した冷媒の濃度が局所的に高くなることがさらに抑制される。なお、冷媒が漏洩している第2室内機4−1Bに向けて送風を行う、第2室内機4−1B以外の室内機4は、第2室内機4−1Bが接続された第1冷凍サイクル装置1−1以外の冷凍サイクル装置1に接続された室内機4が選択されるとよい。冷媒が循環していない室内機4が空調を行う領域に、冷媒が循環している室内機4が送風を行うことによって、倉庫50の内部の温度が局所的に変化することが抑制される。
また、ステップS08の冷媒攪拌運転時に、制御装置30は、冷媒の漏洩を検出した第2冷媒漏洩検出装置8−1Bに最も近い第2室内機4−1Bが接続された第1冷凍サイクル装置1−1以外の冷凍サイクル装置1の負荷を強めるとよい。冷媒が漏洩している第1冷凍サイクル装置1−1以外の冷凍サイクル装置1の負荷を強めることによって、倉庫50の内部の温度が変動することが抑制される。冷凍サイクル装置1の負荷は、例えば圧縮機20の回転数を高くすることで強められる。
図4に記載のステップS10にて、冷媒漏洩の報知が解除されると、ステップS02に戻り、冷凍サイクルシステム100の通常運転が再開される。なお、冷媒漏洩の報知の解除は、例えば、報知部36または表示部33からの報知を受けた使用者が、制御装置30の入力部34、または図示を省略してあるリセットスイッチ等への入力を行うことによって実行される。上記のように、冷媒漏洩の報知が解除されない限りは、冷媒攪拌運転が実行され続けるため、漏洩した冷媒の濃度が局所的に高くなることが抑制される。さらに、冷媒漏洩の報知が解除されない限りは、冷媒が漏洩した旨が報知され続けるため、冷凍サイクルシステム100に異常が発生したことを、使用者に確実に認知させることができる。
上記のように、この実施の形態に係る冷凍サイクルシステム100は、室内に設置され、冷媒を循環させる冷凍サイクル装置1の一部分を構成する、複数台の室内機4と、室内に設置され、冷媒の漏洩を検出する、複数台の冷媒漏洩検出装置8と、複数台の冷媒漏洩検出装置8の検出結果を取得して、冷凍サイクル装置1を制御する、制御装置30と、を備えている。そして、制御装置30は、冷媒漏洩検出装置8が冷媒の漏洩を検出したときに、冷媒の漏洩を検出した冷媒漏洩検出装置8に最も近い室内機4の送風の風量を強めている。したがって、この実施の形態の冷凍サイクルシステム100によれば、仮に、冷媒が倉庫50の内部の室内で漏洩した場合であっても、漏洩した冷媒が拡散されるため、漏洩した冷媒の濃度が倉庫50の内部の室内で局所的に高くなることを抑制することができる。
また、この実施の形態では、制御装置30は、冷媒の漏洩を検出した冷媒漏洩検出装置8に最も近い室内機4以外の室内機4のうちの、少なくとも1台の室内機4の送風の向きを、冷媒の漏洩を検出した冷媒漏洩検出装置8に最も近い室内機4に向けているため、漏洩した冷媒をさらに攪拌することができる。したがって、この実施の形態によれば、漏洩した冷媒の濃度が倉庫50の内部の室内で局所的に高くなることをさらに抑制することができる。なお、冷媒の漏洩を検出した冷媒漏洩検出装置8に最も近い室内機4に向けて送風を行う室内機4は、風量を強めて送風を行ってもよい。
また、この実施の形態では、複数台の室内機4のそれぞれは、室内機4への冷媒の流入を制御する開閉装置44を備えている。そして、制御装置30は、冷媒の漏洩を検出した冷媒漏洩検出装置8に最も近い室内機4の開閉装置44を、閉状態にしているため、冷媒が漏洩している冷凍サイクル装置1から室内に冷媒が漏洩するおそれが抑制されている。また、制御装置30は、冷媒の漏洩を検出した冷媒漏洩検出装置8に最も近い室内機4が接続された冷凍サイクル装置1の、全ての室内機4の開閉装置44を、閉状態にしてもよい。冷媒が漏洩している冷凍サイクル装置1の全ての室内機4の開閉装置44を閉状態とすることによって、冷媒が漏洩している冷凍サイクル装置1の低圧圧力が低下し、圧縮機20が低圧カットで停止されるため、冷媒が漏洩するおそれがさらに抑制される。
また、この実施の形態の例の冷凍サイクルシステム100は、複数台の冷凍サイクル装置1を含んでいる。冷媒が漏洩している冷凍サイクル装置1は、冷媒の循環を停止させ、冷媒が漏洩していない冷凍サイクル装置1は、冷媒を循環させて動作させることによって、倉庫50の内部の室内の温度が変動することを抑制することができる。
例えば、制御装置30は、冷媒の漏洩を検出した冷媒漏洩検出装置8に最も近い室内機4が接続された冷凍サイクル装置1以外の冷凍サイクル装置1のうちの、少なくとも1台の冷凍サイクル装置1の負荷を強めるとよい。冷媒が漏洩している冷凍サイクル装置1の冷媒の循環を停止させているときに、冷媒が漏洩していない冷凍サイクル装置1の負荷を強めることによって、倉庫50の内部の室内の温度が変動することをさらに抑制することができる。また、負荷を強めた冷凍サイクル装置1の室内機4の送風の向きを、冷媒が漏洩している室内機4が空調を行う領域に向けることによって、倉庫50の内部の室内の温度が局所的に変動することを抑制することができる。
また、この実施の形態の冷凍サイクルシステム100の冷凍サイクル装置1に適用される冷媒が、R32またはR1234yf等の微燃焼性を有する冷媒を含むものであるときに、上記の効果が特に顕著となる。すなわち、R32またはR1234yf等の微燃焼性を有する冷媒は、空気中での冷媒の濃度が、燃焼下限濃度LFLと燃焼上限濃度UFLとの間にあるときに燃焼するおそれがあるものであるため、仮に冷媒が室内に漏洩したとしても、室内で冷媒の濃度を燃焼下限濃度LFLよりも低く保つことができれば、冷媒は燃焼しない。この実施の形態では、冷媒の漏洩を検出したときに、漏洩した冷媒が拡散されるため、冷媒の濃度が燃焼下限濃度LFL以上になることが抑制されている。したがって、この実施の形態によれば、仮に、微燃焼性を有する冷媒が室内で漏洩した場合であっても、漏洩した冷媒が燃焼するおそれが抑制されている。
この実施の形態は、上記の説明に限定されるものではない。
例えば、図5は、この発明の実施の形態1に係る冷凍サイクルシステムの変形例1の構成を説明する図である。図5に記載の変形例1の冷凍サイクルシステム100Aは、1台の第1熱源機2−1と、第1熱源機2−1に並列に接続された2台の室内機4である第1室内機4−1Aおよび第2室内機4−1Bと、を備えた1台の第1冷凍サイクル装置1−1を含むものである。変形例1の冷凍サイクルシステム100Aにおいても、冷媒が漏洩したときに、冷媒を拡散させて、漏洩した冷媒の濃度が倉庫50の内部の室内で局所的に高くなることを抑制することができる。
また、例えば、図6は、この発明の実施の形態1に係る冷凍サイクルシステムの変形例2の構成を説明する図である。図6に記載の変形例2の冷凍サイクルシステム100Bは、2台の冷凍サイクル装置1である第1冷凍サイクル装置1−1および第2冷凍サイクル装置1−2を備えている。第1冷凍サイクル装置1−1は、第1熱源機2−1と、第1熱源機2−1に接続された第1室内機4−1Aとを有しており、第2冷凍サイクル装置1−2は、第2熱源機2−2と、第2熱源機2−2に接続された第3室内機4−2Aとを有している。変形例2の冷凍サイクルシステム100Bにおいても、冷媒が漏洩したときに、冷媒を拡散させて、漏洩した冷媒の濃度が倉庫50の内部の室内で局所的に高くなることを抑制することができる。また、変形例2の冷凍サイクルシステム100Bでは、冷媒が漏洩している冷凍サイクル装置1は、冷媒の循環を停止させ、冷媒が漏洩していない冷凍サイクル装置1は、冷媒を循環させて動作させることによって、倉庫50の内部の室内の温度が変動することを抑制することができる。
また、例えば、上記では、冷媒漏洩検出装置8が、室内機4の内部に収容され、または室内機4の近傍に設置された例についての説明を行ったが、冷凍サイクルシステム100は、さらなる冷媒漏洩検出装置8を備えていてもよい。例えば、さらなる冷媒漏洩検出装置8は、倉庫50の内部の室内の室内機4の下方で、倉庫50の壁または柱等に配設されるとよい。なぜなら、冷媒は空気よりも密度が高いため、空気中に漏洩した冷媒は、下方に溜まりやすい。例えば、室内の下方で冷媒の濃度が高くなったときに、室内機4が下方に向けて送風を行うことで、漏洩した冷媒が攪拌され、漏洩した冷媒の濃度が局所的に高くなることが抑制される。制御装置30は、例えば、濃度が高い冷媒を検出した冷媒漏洩検出装置8に向けて、室内機4に送風を行わせることで、室内で冷媒の濃度が局所的に高くなることを抑制することができる。また、さらなる冷媒漏洩検出装置8は、室内にできるだけ等間隔に配置されるとよく、冷媒漏洩検出装置8が室内に等間隔に設置されることによって、室内で局所的に冷媒の濃度が高くなるおそれが抑制される。
また、例えば、上記では、冷媒が漏洩している室内機4以外の室内機4のうちの少なくとも1台の室内機4が、冷媒が漏洩している室内機4に向けて送風を行う例について説明したが、この実施の形態は、上記の説明に限定されるものではない。
例えば、図7は、図1に記載の冷凍サイクルシステムにおいて、室内で冷媒が漏洩したときの、複数の室内機の送風の向きの一例を説明する図である。図7に示す例では、第2室内機4−1Bから冷媒が漏洩しており、第2室内機4−1B以外の他の室内機4は、第2室内機4−1Bに向けて送風を行っている。そして、第2室内機4−1Bの送風の向きは、第2室内機4−1B以外の他の室内機4の送風の向きとは対向しない向きとなっている。図7に示すように、冷媒が漏洩している室内機4以外の全ての室内機4が、冷媒が漏洩している室内機4に向けて送風を行うことによって、漏洩した冷媒を速やかに攪拌させることができる。
また、例えば、図8は、図1に記載の冷凍サイクルシステムにおいて、室内で冷媒が漏洩したときの、複数の室内機の送風の向きの他の一例を説明する図であり、図9は、図1に記載の冷凍サイクルシステムにおいて、室内で冷媒が漏洩したときの、複数の室内機の送風の向きの他の一例を説明する図である。図8に示すように、室内で冷媒が漏洩したときに、全ての室内機4が冷媒を室内に環状に循環させるように送風を行うことで、冷媒の濃度が局所的に高くなることを抑制することができる。また、図8に示すように、室内機4の送風の向きを自由に調整できない場合には、図9に示すように、送風の向きが対向しないように、複数の室内機4のそれぞれの送風の向きを調整すればよい。
また、例えば、図10は、図1に記載の冷凍サイクルシステムにおいて、室内で冷媒が漏洩したときの、複数の室内機の送風の向きの他の一例を説明する図である。図10に示すように、倉庫50が倉庫50の外部と換気を行う換気装置52を備えている場合には、室内で冷媒が漏洩したときに、室内機4が換気装置52に向けて送風を行うことによって、倉庫50の内部に漏洩した冷媒が倉庫50の外部に排出される。
また、冷凍サイクルシステム100において、倉庫50の内部の室内に、図示を省略してある送風機が組み込まれている場合には、複数の室内機4および図示を省略してある送風機の風向きおよび風量を調整することで、冷媒の攪拌を促進させることもできる。なお、図示を省略してある送風機は、例えば制御装置30によって風向きおよび風量が制御されるサーキュレータである。
実施の形態2.
図11は、この発明の実施の形態2に係る冷凍サイクルシステムの動作の一例を説明する図であり、図12は、図11に記載の冷凍サイクル装置特定動作の一例を説明する図である。なお、図11の動作において、図4の動作と同じ動作については、同一の符号を付して、その説明を省略または簡略化する。
図11に示すように、この実施の形態の例では、ステップS06にて、冷媒漏洩の報知が行われた後に、ステップS20にて、冷凍サイクル装置特定動作を実行する。ステップS20の冷凍サイクル装置特定動作では、冷媒が漏洩している冷凍サイクル装置1を特定する。なぜなら、熱源機2と室内機4とを接続する冷媒配管から冷媒が漏洩している場合、または、室内機4の風向き等によっては、冷媒の漏洩を検出した冷媒漏洩検出装置8の位置から推測される位置とは、異なる位置から冷媒が漏洩しているおそれがある。そこで、この実施の形態では、以下に説明するように、ステップS20にて、冷媒が漏洩している冷凍サイクル装置1を特定して、冷媒が漏洩している冷凍サイクル装置1の冷媒の循環を停止することで、冷媒の漏洩を抑制する。
図11のステップS06にて、冷媒漏洩の報知が行われた後に、図12のステップS22にて、全ての室内機4の開閉装置44が閉状態に設定される。全ての室内機4の開閉装置44が閉状態となると、全ての冷凍サイクル装置1が低圧カットによってポンプダウン停止される。ステップS24にて、冷凍サイクル装置1がポンプダウン停止した後の、冷凍サイクル装置1のそれぞれの低圧圧力の変動を監視する。例えば、制御装置30は、予め設定された設定時間(例えば3分程度)の間、冷凍サイクル装置1のそれぞれが備える低圧圧力検出センサ(図示を省略)の検出結果を取得し、冷凍サイクル装置1のそれぞれの低圧圧力の変動を監視する。そして、ステップS26にて、冷媒が漏洩している冷凍サイクル装置1を特定する。制御装置30は、他の冷凍サイクル装置1と比較して、低圧圧力の変動が大きい冷凍サイクル装置1を、冷媒が漏洩している冷凍サイクル装置1であると判断する。なお、図示を省略してある低圧圧力検出センサが、温度変動が比較的少ない倉庫50の内部に配設されることによって、冷媒が漏洩している冷凍サイクル装置1の判断がさらに確実化される。
ステップS28にて、冷媒が漏洩していないと判断された冷凍サイクル装置1の運転を再開する。すなわち、制御装置30は、冷媒が漏洩していないと判断された冷凍サイクル装置1の、室内機4の開閉装置44を開状態とし、圧縮機20の運転を再開させる。そして、ステップS30にて、制御装置30は、冷媒が漏洩している冷凍サイクル装置1に関する情報を、表示部33に表示させる。例えば、制御装置30は、冷媒が漏洩している冷凍サイクル装置1の、冷媒の漏洩を検出した冷媒漏洩検出装置8に最も近い室内機4の位置を、表示部33に表示させる。そして、図11のステップS08に進み、冷凍サイクルシステム100の冷媒攪拌運転が実行される。
上記のように、この実施の形態では、冷媒が漏洩している冷凍サイクル装置1の特定が確実化されているため、冷媒の漏洩を抑制することができる。また、この実施の形態では、冷媒が漏洩していない冷凍サイクル装置1を確実に動作させることができるため、室内の温度が変動するおそれが抑制されている。
なお、全ての冷凍サイクル装置1の圧縮機20の低圧カット値は、大気圧以上の値であり且つ大気圧に近づけた値とするとよい。低圧カット値を大気圧以上且つ大気圧に近づけた値とすることで、冷媒の漏洩が抑制され、且つ冷凍サイクル装置1の冷媒配管等に空気が混入するおそれが抑制される。
また、全ての冷凍サイクル装置1の圧縮機20の低圧カット値は、同じ値であるとよい。全ての冷凍サイクル装置1の圧縮機20の低圧カット値を同じ値とすることで、冷媒が漏洩している冷凍サイクル装置1の判断を簡略化することができる。
この発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々に改変することができる。すなわち、上記の実施の形態の構成を適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成に代替させてもよい。さらに、その配置について特に限定のない構成要件は、実施の形態で開示した配置に限らず、その機能を達成できる位置に配置することができる。
例えば、冷凍サイクル装置1は、図示を省略してある油分離器、気液分離器、受液器等を含んでいてもよい。
また、例えば、上記では、利用側熱交換器40が蒸発器として機能することで室内の空気を冷却する例についての説明を行ったが、冷凍サイクル装置1は、利用側熱交換器40が凝縮器として機能することで室内の空気を加熱するように構成されていてもよい。また、冷凍サイクル装置1が四方弁等の流路切替装置を備えている場合には、利用側熱交換器40での加熱または冷却を選択的に切り替えることもできる。
また、例えば、上記では、室外に設置された熱源機2と室内に設置された室内機4とを有する冷凍サイクル装置1について説明を行ったが、冷凍サイクル装置は、圧縮機と熱源側熱交換器と膨脹装置と利用側熱交換器と開閉装置とがパッケージ化された一体型のユニット(例えば圧縮機内蔵型のショーケース、空調機、除湿機等)であってもよく、そのような冷凍サイクル装置を備えた冷凍サイクルシステムであっても、上記の効果を得ることができる。
1 冷凍サイクル装置、1−1 第1冷凍サイクル装置、1−2 第2冷凍サイクル装置、1−3 第3冷凍サイクル装置、1−4 第4冷凍サイクル装置、2 熱源機、2−1 第1熱源機、2−2 第2熱源機、2−3 第3熱源機、2−4 第4熱源機、4 室内機、4−1A 第1室内機、4−1B 第2室内機、4−2A 第3室内機、4−2B 第4室内機、4−3 第5室内機、4−4 第6室内機、5 ファン、5−1A 第1ファン、5−1B 第2ファン、6 風向き制御部、6−1A 第1風向き制御部、6−1B 第2風向き制御部、8 冷媒漏洩検出装置、8−1A 第1冷媒漏洩検出装置、8−1B 第2冷媒漏洩検出装置、8−2A 第3冷媒漏洩検出装置、8−2B 第4冷媒漏洩検出装置、8−3 第5冷媒漏洩検出装置、8−4 第6冷媒漏洩検出装置、20 圧縮機、20−1 第1圧縮機、22 熱源側熱交換器、22−1 第1熱源側熱交換器、30 制御装置、31 通信部、32 処理部、33 表示部、34 入力部、35 記憶部、36 報知部、40 利用側熱交換器、40−1A 第1利用側熱交換器、40−1B 第2利用側熱交換器、42 膨脹装置、42−1A 第1膨脹装置、42−1B 第2膨脹装置、44 開閉装置、44−1A 第1開閉装置、44−1B 第2開閉装置、50 倉庫、52 換気装置、100 冷凍サイクルシステム、100A 冷凍サイクルシステム、100B 冷凍サイクルシステム。

Claims (2)

  1. 室内に設置され、冷媒を循環させる冷凍サイクル装置の一部分を構成する、複数台の室内機と、
    前記室内に設置され、前記冷媒の漏洩を検出する、複数台の冷媒漏洩検出装置と、
    複数台の前記冷媒漏洩検出装置の検出結果を取得して、前記冷凍サイクル装置を制御する、制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記冷媒漏洩検出装置が前記冷媒の漏洩を検出したときに、前記冷媒の漏洩を検出した前記冷媒漏洩検出装置に最も近い前記室内機の送風の風量を強め、
    前記冷媒の漏洩を検出した前記冷媒漏洩検出装置に最も近い前記室内機以外の前記室内機のうちの、少なくとも1台の前記室内機の送風の向きを、前記冷媒の漏洩を検出した前記冷媒漏洩検出装置に最も近い前記室内機に向ける、
    冷凍サイクルシステム。
  2. 複数台の前記冷媒漏洩検出装置のうちの少なくとも一部分は、複数台の前記室内機のそれぞれの内部に収容され、または複数台の前記室内機のそれぞれに近接して配置された、
    請求項1記載の冷凍サイクルシステム。
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