JP6495718B2 - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり Download PDF

Info

Publication number
JP6495718B2
JP6495718B2 JP2015076710A JP2015076710A JP6495718B2 JP 6495718 B2 JP6495718 B2 JP 6495718B2 JP 2015076710 A JP2015076710 A JP 2015076710A JP 2015076710 A JP2015076710 A JP 2015076710A JP 6495718 B2 JP6495718 B2 JP 6495718B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner blade
pulley
razor head
shaft
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015076710A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016195663A (ja
Inventor
厚 吉武
厚 吉武
誠虎 東
誠虎 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Maxell Holdings Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maxell Holdings Ltd filed Critical Maxell Holdings Ltd
Priority to JP2015076710A priority Critical patent/JP6495718B2/ja
Publication of JP2016195663A publication Critical patent/JP2016195663A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6495718B2 publication Critical patent/JP6495718B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dry Shavers And Clippers (AREA)

Description

本発明は、巻掛け伝動機構を備えた電気かみそりに関する。
この種巻掛け伝動機構を備える電気かみそりは特許文献1に公知である。そこでは、原動プーリーと、従動プーリーと、これら両プーリーに巻掛けたベルトとを備える巻掛け伝動機構が、モーターと内刃との間に配設されて、モーターの回転動力を内刃に伝達できるよう構成されている。
特開2002−306865号公報
特許文献1の電気かみそりは、ベルトに当接するテンションローラーが設けられているが、これは、ベルトの緊張力を調整するものであり、ベルトにおけるプーリー回転軸と同方向の揺れを規制することができない。
本発明の目的は、巻掛け伝動機構のベルトにおけるプーリー回転軸と同方向の揺れを規制できる電気かみそりを提供することにある。
本発明に係る電気かみそりは、グリップを兼ねる本体ケース1にかみそりヘッド2を備えている。かみそりヘッド2に内刃7が配置されて、モーター3の駆動により内刃7が回転駆動可能となっている。モーター3から内刃7の内刃軸7aの間にモーター3の動力を内刃7に伝達する巻掛け伝動機構が配置されている。巻掛け伝動機構が、駆動プーリー82と、従動プーリー83と、これら両プーリー82・83に巻掛けたベルト84とを含む。巻掛け伝動機構の近傍には、規制体85が設けられており、規制体85には、両プーリー82・83間に位置するベルト84の移動を規制するベルト受部98が設けられていることを特徴とする。
規制体85にプーリー受部97が設けられている。駆動プーリー82と従動プーリー83の少なくとも一方の外側面がプーリー受部97で受止めてあることを特徴とする。
規制体85の両端部にプーリー受部97が設けられている。駆動プーリー82および従動プーリー83の外側面を受止めるプーリー受部97に放熱穴99が開口してあることを特徴とする。
規制体85が、金属製のプレートからなる。規制体85の両端部にプーリー受部97が設けられている。駆動プーリー82および従動プーリー83の外側面がプーリー受部97で受止められている。規制体85の中央部分が、プーリー受部97の位置から、沈み込んだ段落ち部分に位置するとともに、その中央部分がかみそりヘッド2に固定されていることを特徴とする。
本発明に係る電気かみそりでは、巻掛け伝動機構を採用することにより、駆動部の静音化が可能となる。また巻掛け伝動機構の近傍に規制体85を装着し、同プレート85にベルト受部98を形成すると、動力伝動時において、ベルト84の直線移行部における、プーリー回転軸と同方向の揺れをベルト受部98で規制して、巻掛け伝動機構の伝導効率を向上できる。
規制体85にプーリー受部97を設け、駆動プーリー82と従動プーリー83の少なくとも一方の外側面をプーリー受部97で受止めると、駆動プーリー82または従動プーリー83の軸方向の移動を規制して、巻掛け伝動機構の伝導効率をさらに向上できる。
規制プレート85の両端部にプーリー受部97を設け、駆動プーリー82および従動プーリー83の外側面を受止めるプーリー受部97に放熱穴99を開口すると、プーリー受壁97と各プーリー82・83の間で生じた摩擦熱を、放熱穴99から効率よく放出して、各プーリー82・83が過熱状態に陥るのを防止できる。
駆動プーリー82および従動プーリー83の外側面がプーリー受部97で受止められていると、駆動プーリー82および従動プーリー83の軸方向の移動を規制して、巻掛け伝動機構の伝導効率をさらに向上できる。また、規制体85の中央部分が、プーリー受部97の位置から、沈み込んだ段落ち部分に位置するとともに、その中央部分がかみそりヘッド2に固定されていると、固定部から両端部までの長さを長く採ることができるので、規制プレート85が塑性変形するのを防止でき、ばね性が劣化するのを防止できる。また、規制体85が、金属製のプレートからなるので、規制体85が経年劣化するのを防止することができる。
本発明に係る電気かみそりの傾動構造を概念的に示す説明図である。 本発明に係る電気かみそりの正面図である。 本発明に係る電気かみそりの側面図である。 電気かみそりの概略構造を示す分解側面図である。 かみそりヘッドの概略構造を亜示す分解正面図である。 ヘッドブロックの分解斜視図である。 ヘッドブロックとサイドフレームの縦断正面図である。 かみそりヘッドの縦断側面図である。 内刃の駆動構造を示す分解正面図である。 前段駆動部を示す分解正面図である。 内刃の駆動構造を示す正面図である。 内刃の駆動構造を示す側面図である。 次段駆動部を示す縦断正面図である。 次段駆動部を示す側面図である。 従動プーリーと内刃軸の継手構造を示す縦断正面図である。 従動プーリーと内刃軸の継手構造を示す縦断側面図である。 従動プーリーの継手構造を示す側面図である。 かみそりヘッドの分解正面図である。 ヘッドブロックの下面の構造を示す底面図である。 傾動構造の別の実施例を概念的に示す説明図である。 傾動構造のさらに別の実施例を概念的に示す説明図である。 傾動構造のさらに別の実施例を概念的に示す説明図である。
(実施例) 図1ないし図19は、本発明に係る電気かみそりの実施例を示す。本発明における前後、左右、上下とは、図2および図3に示す交差矢印と、矢印の近傍の前後・左右・上下の表記に従う。図2において電気かみそりは、グリップを兼ねる本体ケース1と、本体ケース1で前後傾動可能に支持したかみそりヘッド2を備えている。本体ケース1の内部には、モーター3、2次電池4、および制御基板5などの電装品が配置してある。制御基板5には、モーター3への通電状態をオンオフするスイッチ6や、運転状態を発光表示するLEDなどが実装してある。かみそりヘッド2には水平軸(横軸)まわりに回転駆動されるロータリー式の内刃7と逆U字状の外刃8が配置してある。図5に示すように内刃7は、交換を容易化するために内刃ホルダー9で片持ち支持してあり、内刃軸7aを後述する従動プーリー83に組んだ状態において両持ち支持される。
(本体ケースの概略構造)
図4において本体ケース1は、前後に分割された前ケース11および後ケース12と、前ケース11の前面を覆うグリップケース13で構成してあり、前後ケース11・12の分割線に沿ってグリップケース13が前ケース11の表面を覆っている。前ケース11は、上下に分割した前上ケース11aと、前下ケース11bで構成してあり、後ケース12に対してビス14で固定してある。グリップケース13は、その上部および上下中途部が前ケース11に係合された状態で、ケース下端が後ケース12の側からねじ込んだビス15で後ケース12に固定してある。グリップケース13の下部には上部および下部が尖った舟形のスイッチパネル16が配置されて、その上端寄りに先のスイッチ6を切換え操作するスイッチボタン17が配置してある。本体ケース1の後面側には、きわ剃り刃18と、きわ剃り刃18を駆動位置へ押し上げ操作するスライドノブ19が設けてある。
(かみそりヘッドの概略構造)
図5においてかみそりヘッド2は、ヘッドブロック22と、ヘッドブロック22の左右に固定したサイドフレーム23・24と、内刃7および外刃8と、ヘッドブロック22に対して着脱される内刃ホルダー9と、サイドフレーム23・24に着脱される外刃ホルダー26などで構成してある。図6および図7に示すようにヘッドブロック22は、角皿状のベース体27と、ベース体27の上面に配置した金属板製の補強プレート28と、補強プレート28の上面を覆うカバー体29などで構成して、補強プレート28によってヘッドブロック22の構造強度を増強している。また、構造強度に優れたヘッドブロック22で左右一対のサイドフレーム23・24を強固に支持できるので、内刃7およびサイドフレーム23・24が歪むのを確実に防止して内刃7の切れ味を安定化できる。
ヘッドブロック22の内部には、LED基板30とパッキン31と透明な導光板32が収容してある。LED基板30には3個の光源(LED)33が実装してあり、これらの光源33から紫外線を照射して、内刃7の周面や外刃ホルダー26の内面などに付着している毛屑や皮脂の表面を殺菌する。補強プレート28には、各光源33に対応する透光窓28aが形成してある。補強プレート28およびカバー体29はビス34でベース体27に締結固定してあり(図7参照)、LED基板30はビス35で導光板32に締結固定してある(図8参照)。図18に示すように、外刃8の前後縁には外刃枠56が固定してあり、後側の外刃枠56を圧縮ばね57で押し下げ付勢することにより、外刃8を内刃7に密着させている。
図9に示すように、左右のサイドフレーム23・24は、それぞれビス36でベース体27に締結固定されるフレーム枠23a・24aと、同枠の外側面を覆う枠カバー23b・24bで中空ケース状に構成してある。サイドフレーム23・24をベース体27に固定した状態では、フレーム枠23a・24aの下側がベース体27より下方に突出している。これにより、ヘッドブロック22とサイドフレーム23・24の3者で、本体ケース1の上部を左右から挟む門型の連結凹部37を形成している(図7参照)。左右のサイドフレーム23・24の対向面には、後述する回動軸38に連結される軸受部39が形成してある。図5に向かって右側のサイドフレーム24は、その上半部分がベース体27より上方に突出しており、この突出部分の上部に従動プーリー83を回転自在に支持するための軸受体(ボス)40が装着してある(図7参照)。軸受体40はポリアセタール樹脂で形成してある。サイドフレーム23・24には、外刃ホルダー26をロック保持するロック爪41とロックばね42が組み付けてある。ロック爪41は、外刃ホルダー26の側壁内面に設けた係合凹部43(図18参照)と係合する向きにロックばね42で付勢してある。
(首振り構造)
かみそりヘッド2は、本体ケース1の側に設けた回動軸38を中心にして前後方向へ傾動可能に支持してあり、本体ケース1とかみそりヘッド2の間に配置した復帰ばね45で傾動待機位置(図8に示す状態)へ向かって復帰付勢してある。回動軸38の中心軸は正面から見て水平になっており、かみそりヘッド2が傾動待機位置にあるとき、回動軸38は、その軸端と正対する向き(側面)から見るときのかみそりヘッド2のヘッド中心軸P1に対して後側へ偏寄配置してある(図1参照)。また、回動軸38の軸端と正対する向きから見るときのかみそりヘッドの重心Gは、回動軸38の中心を通る垂直軸Vに対して前側へ偏寄させてあり、さらに、かみそりヘッド2のヘッド中心軸P1は、回動軸38の軸端と正対する向きから見るときの本体ケース1のグリップ中心軸P2に対して重心G側(前側)へ傾斜している。この実施例においては、重心Gをヘッド中心軸P1上に位置させている。回動軸38は連結凹部37の対向壁と本体ケース1の間に配置してある。
上記のように、回動軸38をかみそりヘッド2の下部に配置すると、かみそりヘッド2の切断刃面から回動軸38の中心までの距離を大きくできるので、その分だけかみそりヘッド2に作用する傾動モーメントを大きくできる。従って、かみそりヘッド2を軽快に傾動させて、切断刃面を肌面の変化に応答よく追随させることができ、ひげ切断を効果的に行うことができる。また、前後傾動するかみそりヘッド2の動きを明確に目視できるので、従来にない興趣に富む電気かみそりとすることができる。さらに、かみそりヘッド2の下面を親指と人差し指で支持して、前後傾動を規制した状態でひげ切断を効果的に行うことができる。
復帰ばね45は捩じりコイルばねからなり、ばねホルダー46に装着した状態で、本体ケース1およびかみそりヘッド2の左右中心に配置されて、本体ケース1に組付けてある。図7に示すように復帰ばね45は、左右一対のコイル部47と、両コイル部47どうしを繋ぐ門形のばね腕48と、対向する係止部49を一体に備えている。ばねホルダー46は側面視が銀杏葉状に形成してあり、その左右にコイル部47を収容するばね室50が形成してある。
復帰ばね45をばねホルダー46に組付けた状態において、ばね腕48の上部はばねホルダー46の上方に突出している(図7、図8参照)。また、ばねホルダー46をビス51で本体ケース1の上部に設けた締結座52に締結した状態においては、ばね腕48の上部がベース体27の下面中央に突設したばね受座53に接当して、かみそりヘッド2の全体を図8において時計回転方向へ復帰付勢している。復帰ばね45とばね受座53は、ヘッド中心軸P1より後側へ偏寄した状態で配置してある。組立時には、復帰ばね45をばねホルダー46に対して、適正な姿勢でしかも位置決めした状態で予め組んだのち、ばねホルダー46をビス51で締結固定すればよいので、復帰ばね45の組付け作業を簡便に行える。
上記のように、サイドフレーム23・24に設けた軸受部39を回動軸38に連結することにより、かみそりヘッド2は前後傾動できるが、この傾動範囲を規定するために回動軸38と軸受部39の嵌合面に傾動規制構造を設けている。詳しくは、図9に示すように、回動軸38の周面に角リブ状の規制突起54を設け、軸受部39にサイドフレーム23・24の傾動範囲を規定する規制溝55を設けている。かみそりヘッド2が前側へ傾動するときサイドフレーム23・24は同行傾動するが、規制溝55の溝端が規制突起54に接当したら、それ以上傾動することはできない。因みに、かみそりヘッド2の傾動角度は15度である。以上のように傾動規制構造を設けると、かみそりヘッド2が過剰に傾動するのを規制できる。また、かみそりヘッド2の傾動範囲が傾動規制構造によって規定されるので、復帰ばね45に過剰な力が作用することもなく、かみそりヘッド2を常に適正に傾動待機位置へ復帰操作できる。
(内刃の駆動構造)
上記のように、首振り可能に支持したかみそりヘッド2の内刃7を回転駆動するために、本体ケース1の上部から内刃軸7aにわたって内刃の駆動構造を配置している。内刃の駆動構造は、本体ケース1の内部に設けた前段駆動部T1と、前段駆動部T1の回転動力を内刃軸7aに伝動する次段駆動部T2で構成する。
(前段駆動部の構造)
図10および図11において、前段駆動部T1は、モーター3と、モーター3を支持するモーターホルダー59と、モーターホルダー59の左右に固定される一対の駆動部フレーム60と、モーターホルダー59および駆動部フレーム60に組付けたギヤトレインなどで構成する。図10に示すように、モーターホルダー59の左右両側には、位置決めピン61を備えた連結座62が形成してあり、駆動部フレーム60を連結座62に接当して2個のビス63で締結することにより、駆動部フレーム60をモーターホルダー59と一体化している。固定状態の駆動部フレーム60はその大半がモーターホルダー59より上方へ突出している。駆動部フレーム60の全体の構造強度を増強し、さらに回動軸38の構造強度を向上するために、駆動部フレーム60は、金属製(ステンレス板材)のフレームベース64と、プラスチック成形品からなるフレーム枠65を一体化して形成してあり、フレーム枠65の成形時にフレームベース64をインサート固定している。また、フレーム枠65の外側面の上部に、回動軸38を一体に形成している。モーター3の下半部は、モーターホルダー59の下部に装着した有底筒状のシール体66で水密状に覆ってある。
ギヤトレインは、モーター動力を減速する減速ギヤ機構として構成されており、6個のギヤ68〜73と、水平の第1軸74および第2軸75で構成する。詳しくは、第1ギヤ68はモーター3の出力軸に固定してあり、第2ギヤ69と第3ギヤ70は一体に形成されて、モーターホルダー59で縦軸回りに回転自在に支持してある。第4ギヤ71と第5ギヤ72は第1軸74に固定してあり、第6ギヤ73は第2軸75に固定してある。第3ギヤ70と第4ギヤ71はベベルギヤからなり、両ギヤ70・71によってモーター3の回転動力を水平の第1軸74回りの回転動力に変換している。
第1軸74の両端は、左右の駆動部フレーム60で回転自在に支持してあり、第2軸75は図10に向かって右側の駆動部フレーム60に設けた軸受体(ブッシュ)76で回転自在に支持されて、その軸端が回動軸38の外側方に突出している。この突出軸部分がギヤトレインの出力軸77となる。第1ギヤ68の上面には偏心カム78が設けてあり、同カム78で振動子79を往復駆動することにより、きわ剃り刃18の可動刃を往復駆動できるようにしている。軸受体76は銅合金製の含油メタル、あるいはベアリングで構成してある。上記のように、構造強度が高いモーター3およびモーターホルダー59と駆動部フレーム60を支持構造にして前段駆動部T1のギヤトレインを構成した駆動構造によれば、ギヤトレインを構成するギヤ同士の噛合い精度を高度化して、モーター3の回転動力を効率よく内刃7に伝動できる
(次段駆動部の構造)
次段駆動部T2は、図9に向かって右側のサイドフレーム24の外側面に配置した巻掛け伝動機構からなる。具体的には、先の出力軸77に固定した駆動プーリー82と、内刃軸7aに固定した従動プーリー83と、これら両プーリー82・83に巻掛けたタイミングベルト(ベルト)84と、タイミングベルト84の外側面を覆う規制プレート(規制体)85などで巻掛け伝動機構を構成し、その側外方を枠カバー24bで覆っている。タイミングベルトは、ポリイミド繊維をウレタンゴムに混入した成形品からなる。
図13に示すように、駆動プーリー82および従動プーリー83の外側面にはフランジ87、88が張出してある。また、従動プーリー83のフランジ88の外面の中央には丸軸状の軸部89が突設され、フランジ87の内面にはギヤ歯を備えたベルト巻装部90とプーリーボス91が一体に形成してある。図15に示すように枠カバー24bは、その上端に設けた係合爪92をフレーム枠24aの係合段部93に係合し、カバー壁の上下中途部をビス94でフレーム枠24aに締結することにより、フレーム枠24aと一体化してある。従動プーリー83は、そのプーリーボス91が軸受体40で回転自在に支持してある。軸受体40は図14に示すように、円筒状の軸受部127と、軸受部127から前後に張出したフランジ壁128を一体に備えている。軸受部127をサイドフレーム24の装着穴129に差込み、フランジ壁128を装着穴129の前後の係合凹部130に係合することにより、軸受体40を回転不能に保持できる。係合凹部130とフランジ壁128には、互いに係合するピン131とピン溝132が形成してある。
規制プレート(規制体)85は、ステンレス板材を素材とするプレス成型品からなる。つまり、規制プレート(規制体)85は、上下方向に長い金属製の板(プレート)からなる。規制プレート(規制体)85は、平坦面からなり、側面視においてプレートの軸方向に長い長方形状のベースプレート85aと、ベースプレート85aの上端に連続して形成され、平坦面からなり、正面視において傾斜、側面視においてプレートの軸方向と直交する方向に長い長方形状の上側の中プレート85bと、ベースプレート85aの下端に連続して形成され、平坦面からなり、正面視において傾斜、側面視においてプレートの軸方向と直交する方向に長い台形状の下側の中プレート85bと、上下の中プレート85bの上下端に連続して形成され、平坦面からなり、正面視においてベースプレート85aと平行であり、側面視において、頂点を丸くした二等辺三角形状の端部プレート85cとを含んで構成されている。図14に示すようにプレートの上下端部分、すなわち、端部プレート85cの自由端側に、フランジ87・88の外側面を受止めるプーリー受壁(プーリー受部)97が設けてあり、プレートの中央部分、すなわちベースプレート85aのプレート板面の前後にベルト受壁(ベルト受部)98が設けてある。ベルト受壁98は、タイミングベルト84の直線移行部の外側面を受止めて、タイミングベルト84が左右方向(プーリー回転軸と同方向)へ揺れるのを規制する。このように、プーリー受壁97で駆動プーリー82および従動プーリー83に軸方向の移動を規制し、さらにベルト受壁98でタイミングベルト84の左右方向への揺れを規制すると、伝動ロスを小さくして巻掛け伝動機構の伝導効率を向上できる。また、ひげ切断時の切断負荷が大きい場合でも、従動プーリー83および内刃7を円滑に回転駆動して、ひげ切断を効果的に行うことができる。
上下の端部プレート85cの端部寄りの部分には、それぞれプーリー受壁97と各プーリー82・83の間で生じた摩擦熱を逃がすための放熱穴99が開口してあり、プレートの上下中途部、すなわち中プレート85bとベースプレート85aに跨る部分には先のビス94用のねじボスを避けるための逃げ穴100が形成してある(図14参照)。規制プレート85は、上下の放熱穴99が軸部89および出力軸77に隙間を介して嵌まり込むように組付けられて、サイドフレーム24のボス24cにベースプレート85aの中央部分に設けた取付穴85dを介してねじ込んだビス101で締結固定してある。つまり、規制プレート85は、ベースプレート85aをサイドフレーム24に固定することにより固定されている。このとき、ボス24cの側面視の面積はベースプレート85aの側面視の面積より小さいので、ベースプレート85aに撓み部分を有する。ビス101で締結されるベースプレート85aと端部プレート85cの間に位置する中プレート85bは、上述したように傾斜した状態で配設されている。これにより、ベースプレート85aの固定部から端部プレート85cのプーリー受壁97・98までの板の長さを長くすることができる。したがって、規制プレート85が塑性変形するのを防止でき、ばね性が劣化するのを防止できる。ばね性が劣化すれば各プーリー82・83がガタついてしまう。換言すれば、規制プレート85において、その上下中央部分が、上下のプーリー受壁97に対して沈み込んだ段落ち状に凹ませてあり、その凹み位置にある中央部分が、かみそりヘッド2の一部を構成するサイドフレーム24に固定されることで、上下両端部のプーリー受壁97に弾性を持たせることができる。これにより、上下のプーリー受壁97が各プーリー82・83を弾性的に押圧できる。また各プーリー82・83の外側面と各プーリー受壁97とがゼロゼロの寸法設定で配置されて各プーリー82・83の外側面を各プーリー受壁97で受け止めている場合でも、規制プレート85が塑性変形するのを防止できるので、各プーリー82・83がガタついてしまうのを防止できる。上側の放熱穴99と正対する枠カバー24bの側壁には、放熱穴102が形成してある(図15参照)。放熱穴102を設けることにより、プーリー受壁97の周辺部分に熱がこもるのを解消して、各プーリー82・83が過熱されるのを確実に防止できる。
上記ように、内刃7を前段駆動部T1と次段駆動部T2からなる駆動構造で回転駆動する電気かみそりにおいて、構造強度が高いモーター3およびモーターホルダー59と駆動部フレーム60を支持構造にして前段駆動部T1のギヤトレインを構成するようにした。こうした駆動構造によれば、ギヤトレインを構成するギヤ同士の噛合い精度を高度化して、モーター3の回転動力を効率よく内刃7に伝動できる。また、駆動部フレーム60に設けた一対の回動軸38でかみそりヘッド2の左右を支持するので、かみそりヘッド2を安定した状態で前後に傾動できるうえ、グリップ中心軸P2回りの外力に対するかみそりヘッド2の強度を向上できる。さらに、出力軸77を次段駆動部T2の駆動軸としてそのまま利用できるので、伝動構造が複雑になるのを防止して構造の簡素化を実現できる。
また、ギヤトレインの出力軸77を回動軸38で軸支するので、両駆動部T1・T2の間の回動軸38を中心にして、かみそりヘッド2を前後傾動できるので、前段駆動部T1から次段駆動部T2への回転動力の伝動を円滑に行える。さらに、出力軸77を次段駆動部T2の駆動軸としてそのまま利用できるので、伝動構造が複雑になるのを防止して構造の簡素化を実現できる。
(継手構造)
従動プーリー83に伝動された回転動力を内刃軸7aへ伝動し、さらに内刃7の交換を容易化するために、両者83・7aを互いに係合する軸継手で連結している。図15ないし図17に示すように、従動プーリー83のプーリーボス91の内部には、内刃軸7aを軸支する軸受穴106が設けてあり、軸受穴106の開口端側に、内刃軸7aの軸端を軸受穴106へ向かって係合案内する導入ガイド穴107がテーパー状に形成してある。また、軸受穴106の内奥には継手穴部108が形成してある。軸継手は、内刃軸7aの軸端に設けた平行な平坦面を備えた継手軸部109と、この継手軸部109と係合する十文字状の継手穴部108とで構成してある。この実施例では、軸受穴106の内面の4か所に三角形状の突起110を突設して、各突起110の対向面間に継手穴部108を形成した。上記のように、継手穴部108と継手軸部109で構成した継手構造によれば、継手軸部109をプーリーボス91の内部の軸受穴106に差込んで継手穴部108に係合するだけで、内刃7と従動プーリー83を簡単に連結できる。また、内刃軸7aが従動プーリー83から分離する向きに内刃7を引張り操作するだけで、内刃7を従動プーリー83から簡単に分離できるので、内刃7の交換を簡便に行うことができる。
図15に示すように、従動プーリー83の構造強度を向上するために、軸受穴106の内奥端をフランジ88の内面を通る垂直平面の近傍に位置させて、従動プーリー83の強度を内刃軸7aで補強している。つまり、従動プーリー83のベルト巻装部90の内部中央において継手穴部108と継手軸部109を係合させることにより、継手穴部108と継手軸部109の係合深さを大きくして、内刃軸7aで従動プーリー83の構造強度を向上している。
(内刃係合構造)
図18に示すように、装着前の内刃7は先に説明したように、内刃ホルダー9で片持ち支持されている。この状態の内刃7を従動プーリー83とヘッドブロック22に対して適正に位置決めするために、内刃ホルダー9とヘッドブロック22のカバー体29の間に内刃係合構造を設けている。図6に示すように内刃係合構造は、カバー体29の上面に設けた前後一対の支持枠114と、支持枠114の対向面に形成した横長リブ状の3個の枠支持体115と、内刃7の下方に配置されて内刃ホルダー9から内刃軸7aと平行に突設した連結体116(図18参照)で構成する。3個の枠支持体115のうち、左右の枠支持体115は支持枠114の上縁に沿って形成し、中央の枠支持体115は支持枠114の下縁に沿って形成してあり、これら枠支持体115の上下の隙間部分117を連結体116がスライドして枠支持体115と係合する(図8参照)。
連結体116は平面から見て門形のステンレス板材製のプレス成形品からなり、その基端部分に設けた上向きのアーム部118を内刃ホルダー9の成形時にインサートして、内刃ホルダー9と一体化してある。内刃交換を容易化するために、内刃ホルダー9から連結体116の突端までの寸法Lを、内刃ホルダー9から内刃軸7aの継手軸部109の突端までの寸法L1より小さく設定している。さらに、内刃ホルダー9から連結体116の突端までの寸法を、内刃7の切断刃面の左右長さL2より小さく設定している。
上記のように、各寸法および長さの関係をL<L2<L1とすることにより、連結体116をカバー体29の枠支持体115の間の隙間部分に側方から差込んでスライドするとき、継手軸部109を軸受穴106に係合させ、さらに継手穴部108に係合させることができる。また、連結体116を枠支持体115にスライド係合する過程で、内刃7の遊端側がぐら付くことがあっても、内刃7の切断刃面が連結体116に接当して刃面が傷つくのを解消できる。内刃軸7aを従動プーリー83に完全に連結した状態では、内刃軸7aが従動プーリー83のプーリーボス91と内刃ホルダー9で両持ち状に確りと軸支される。
上記のように、カバー体29に装着した内刃ホルダー9が、従動プーリー83から遠ざかる向きへ分離移動するのを阻止するために、内刃ホルダー9とカバー体29の間に内刃ロック構造を設けている。内刃ロック構造は、内刃ホルダー9の内部に組付けた内刃ロック爪121と、内刃ロック爪121を下向きに進出付勢する付勢ばね122と、カバー体29に凹み形成した係合凹部123で構成してある。内刃ホルダー9をカバー体29に組付けた状態においては、内刃ロック爪121が係合凹部123に係合して、内刃7および内刃ホルダー9を分離移動不能に位置保持する。内刃7を取外す場合には、図18において内刃ホルダー9を左側へスライドさせて、係合凹部123に係合している内刃ロック爪121を付勢ばね122に抗して上方へ退入させ、ロック状態を解除する。さらに、連結体116を枠支持体115から抜き出すことにより、内刃7を取外すことができる。上記のように内刃ロック構造を設けると、落下衝撃が作用するような場合であっても、内刃7および内刃ホルダー9が従動プーリー83から分離するのを確実に防止できる。なお、内刃ロック爪121の外側面に操作片124が設けてある場合には、操作片を操作して内刃ロック爪121を付勢ばね122に抗して押上げ、内刃ホルダー9を抜き出し操作することにより、内刃7を取外すことができる。
図8に示すように、かみそりヘッド2を傾動待機位置から前方へ傾動させる必要上、本体ケース1とかみそりヘッド2の間には、傾動角度に相当する隙間が確保してある。詳しくは、ベース体27の下面135と前ケース11の上面136の間に、復帰ばね45へ向かって先すぼまり状の隙間が形成してある。この隙間には毛屑や塵埃が入込みやすいが、隙間に入り込んだ毛屑や塵埃を洗い流すために、隙間をクリーニング空間Sとして利用している。また、クリーニング空間Sの前部に臨んで斜めの水ガイド面137を形成し、その両側端に、洗浄水をクリーニング空間Sの中央へ向かって案内する導水面138を斜めに形成している(図2参照)。図19に示すように、導水面138は水ガイド面137より膨出している。
上記のように、本体ケース1とかみそりヘッド2の間にクリーニング空間Sを形成すると、同空間Sに入り込んだ毛屑や塵埃を洗浄水で簡単に洗い流すことができる。また、クリーニング空間Sに送給した洗浄水を復帰ばね45の周囲に流動させて、復帰ばね45の洗浄も併せて行うことができる。さらに、クリーニング空間Sに流れ込む洗浄水を水ガイド面137と導水面138で、クリーニング空間Sの左右中央に集中させて、より強い水流で毛屑や塵埃を確実に洗い流すことができる。また、クリーニング空間Sの中央を流れる洗浄水で復帰ばね45をさらに確実に洗浄できる。
上記構成の電気かみそりにおいては、かみそりヘッド2が傾動待機位置にある状態において、回動軸38の軸端と正対する向きから見るときのかみそりヘッド2のヘッド中心軸P1に対して、回動軸38を後側へ偏寄配置した。このように、回動軸38をヘッド中心軸P1に対して敢えて偏寄配置すると、かみそりヘッド2を傾動しやすい不安定な状態で支持できる。また、外刃8を肌面に押付けた状態において、回動軸38の偏寄量に相当するモーメントアームを含む傾動モーメントを、かみそりヘッド2に作用させることができる。従って、モーメントアームの分だけ、かみそりヘッド2を小さな力で傾動させることができるのはもちろん、かみそりヘッド2を肌面の変化に追随して応答よく傾動させて、ひげ切断を効果的に行うことができる。また、かみそりヘッド2は回動軸38の回りに前後傾動するだけであるので、従来の全方位方向へ傾動できる電気かみそりに比べて、傾動構造を著しく簡素化でき、部品点数と組立に要する手間を削減して電気かみそりの製造に要するコストを削減できる利点もある。
また、かみそりヘッド2の重心Gを回動軸38の中心を通る垂直軸Vに対して偏寄させることにより、自重による傾動モーメントをかみそりヘッド2に作用させることができるので、かみそりヘッド2をさらに軽快に傾動させて、切断刃面を肌面の変化に応答よく追随させることができる。
かみそりヘッド2の切断刃面を回動軸38の中心を通る垂直軸Vに対して偏寄させると、切断刃面が垂直軸V上にある場合に比べて、切断刃面と垂直軸Vの偏寄量に相当するモーメントアームを含む傾動モーメントを、かみそりヘッド2に作用させることができる。従って、かみそりヘッド2をさらに軽快に傾動させて、切断刃面を肌面の変化に応答よく追随させることができ、ひげ切断をさらに効果的に行うことができる。
かみそりヘッド2のヘッド中心軸P1を、本体ケース1のグリップ中心軸P2に対して重心G側へ傾斜させると、重心Gの位置を回動軸38から遠ざけて、かみそりヘッド2の自重による傾動モーメントを大きくすることができる。また、自重による傾動モーメントが大きくなる分だけ、かみそりヘッド2を軽快に傾動させて、ひげ切断を効果的に行うことができる。
上記電気かみそりは以下の態様で実施することができる。
グリップを兼ねる本体ケース1の上部にかみそりヘッド2を備えており、
かみそりヘッド2に横軸まわりに回転する内刃7が配置されて、モーター3の駆動により内刃7が回転駆動可能となっており、
モーター3から内刃7の内刃軸7aの間にモーター3の動力を内刃7に伝達する巻掛け伝動機構が配置されており、
巻掛け伝動機構が、駆動プーリー82と、従動プーリー83と、これら両プーリー82・83に巻掛けたベルト84とを含み、
巻掛け伝動機構の近傍には、規制体85が設けられており、
規制体85には、両プーリー82・83間に位置するベルト84のプーリーの回転軸と同方向の移動を規制するベルト受部98が設けられていることを特徴とする電気かみそり。
グリップを兼ねる本体ケース1の上部にかみそりヘッド2を備えており、
かみそりヘッド2に横軸まわりに回転する内刃7が配置されて、モーター3の駆動により内刃7が回転駆動可能となっており、
モーター3から内刃7の内刃軸7aの間にモーター3の動力を内刃7に伝達する巻掛け伝動機構が配置されており、
巻掛け伝動機構が、駆動プーリー82と、従動プーリー83と、これら両プーリー82・83に巻掛けたベルト84とを含み、
巻掛け伝動機構の近傍には、規制体85が設けられており、
規制体85にプーリー受部97が設けられており、
駆動プーリー82と従動プーリー83の少なくとも一方の外側面がプーリー受部97で受止めてあることを特徴とする電気かみそり。
グリップを兼ねる本体ケース1の上部にかみそりヘッド2を備えており、
かみそりヘッド2に横軸まわりに回転する内刃7が配置されて、モーター3の駆動により内刃7が回転駆動可能となっており、
モーター3から内刃7の内刃軸7aの間にモーター3の動力を内刃7に伝達する巻掛け伝動機構が配置されており、
巻掛け伝動機構が、駆動プーリー82と、従動プーリー83と、これら両プーリー82・83に巻掛けたベルト84とを含み、
巻掛け伝動機構の近傍には、規制体85が設けられており、
規制体85の両端部にプーリー受部97が設けられており、
駆動プーリー82および従動プーリー83の外側面を受止めるプーリー受部97の中央に放熱穴99が開口してあることを特徴とする電気かみそり。
グリップを兼ねる本体ケース1の上部にかみそりヘッド2を備えており、
かみそりヘッド2に横軸まわりに回転する内刃7が配置されて、モーター3の駆動により内刃7が回転駆動可能となっており、
モーター3から内刃7の内刃軸7aの間にモーター3の動力を内刃7に伝達する巻掛け伝動機構が配置されており、
巻掛け伝動機構が、駆動プーリー82と、従動プーリー83と、これら両プーリー82・83に巻掛けたベルト84とを含み、
巻掛け伝動機構の近傍には、規制体85が設けられており、
規制体85が、金属製のプレートからなり、
規制体85の両端部にプーリー受部97が設けられており、
駆動プーリー82および従動プーリー83の外側面がプーリー受部97で受止められており、
規制体85の中央部分が、プーリー受部97の位置から、沈み込んだ段落ち部分に位置するとともに、その中央部分がかみそりヘッド2に固定されていることを特徴とする電気かみそり。
図20ないし図22は、それぞれ電気かみそりの別の実施例を示す。図20は電気かみそりの正面図を示しており、本体ケース1の上部右側にブラケット141を設け、ブラケット141に配置した回動軸38でかみそりヘッド2を左右傾動可能に支持した。また、かみそりヘッド2の内部にモーター3を配置して、その回転動力を図示していないギヤトレインで内刃軸7aに伝動して、内刃7を回転駆動するようにした。かみそりヘッド2は、図示している傾動待機位置から回動軸38の回りに反時計回転方向へ向かって側方傾動できる。この実施例から理解できるように、モーター3は本体ケース1とかみそりヘッド2のどちらの側に設けてあってもよい。
この実施例の電気かみそりにおいては、かみそりヘッド2が傾動待機位置にあるとき、回動軸38の軸端と正対する向き(正面)から見るときのかみそりヘッド2のヘッド中心軸P1に対して、回動軸38を右側へ偏寄配置している。また、回動軸38の軸端と正対する向きから見るときのかみそりヘッドの重心Gは、ヘッド中心軸P1上にあって、回動軸38の中心を通る垂直軸Vに対して左側へ偏寄させてある。グリップ中心軸P2は、ヘッド中心軸P1の延長上にある。
図21は電気かみそりの側面図を示しており、本体ケース1の上部左右にブラケット141を設け、ブラケット141に配置した回動軸38でかみそりヘッド2を前後傾動可能に支持した。また、かみそりヘッド2には内刃7と外刃8を前後一対ずつ設けた。かみそりヘッド2は、図示している傾動待機位置から回動軸38の回りに反時計回転方向へ向かって前方傾動できる。この実施例の電気かみそりにおいては、かみそりヘッド2が傾動待機位置にあるとき、回動軸38の軸端と正対する向き(側面)から見るときのかみそりヘッド2のヘッド中心軸P1に対して、回動軸38を右側へ偏寄配置している。また、回動軸38の軸端と正対する向きから見るときのかみそりヘッドの重心Gは、回動軸38の中心を通る垂直軸V上位置させてある。グリップ中心軸P2はヘッド中心軸P1の延長上にある。
図22は電気かみそりの側面図を示しており、本体ケース1の上部左右にブラケット141を設け、ブラケット141に配置した回動軸38でかみそりヘッド2を前後傾動可能に支持した。また、かみそりヘッド2には内刃7と外刃8を前後一対ずつ設けた。かみそりヘッド2は、図示している傾動待機位置から回動軸38の回りに反時計回転方向へ向かって前方傾動できる。この実施例の電気かみそりにおいては、かみそりヘッド2が傾動待機位置にあるとき、回動軸38の軸端と正対する向き(側面)から見るときのかみそりヘッド2のヘッド中心軸P1に対して、回動軸38を右側へ偏寄配置している。また、回動軸38の軸端と正対する向きから見るときのかみそりヘッドの重心Gは、ヘッド中心軸P1と回動軸38の中心を通る垂直軸Vとの間に位置しており、垂直軸Vに対して左側へ偏寄させてある。グリップ中心軸P2はヘッド中心軸P1の延長上にある。
上記の実施例では、かみそりヘッド2が傾動待機位置から前方、または側方へ傾動する場合について説明したが、かみそりヘッド2は傾動待機位置(中立位置)から前後、あるいは左右双方へ傾動可能に支持してあってもよい。本発明は、内刃が横軸まわりに回転するロータリー式の電気かみそりに限らず、内刃が縦軸まわりに回転する回転式の電気かみそりにも適用できる。また、実施例においては、前段駆動部T1を有しているが、これを省略して、モーター3の出力軸を直接、駆動プーリー82に連結して、ギヤトレイン部を備えない駆動部とすることができる。この場合、ギヤトレインを有していないので、さらなる静音化が可能となる。本体ケース1に対してかみそりヘッド2が傾動可能に連結されているものに限らず、本体ケース1に対してかみそりヘッド2が固定された一体的構成のものであってもよい。
1 本体ケース
2 かみそりヘッド
3 モーター
7 内刃
7a 内刃軸
8 外刃
9 内刃ホルダー
22 ヘッドブロック
23・24 サイドフレーム
38 回動軸
39 軸受部
45 復帰ばね
46 ばねホルダー
85 規制プレート(規制体)
97 プーリー受壁(プーリー受部)
98 ベルト受壁(ベルト受部)
P1 ヘッド中心軸
P2 グリップ中心軸
V 垂直軸
G 重心
T1 前段駆動部
T2 次段駆動部

Claims (2)

  1. グリップを兼ねる本体ケース(1)にかみそりヘッド(2)を備えており、
    かみそりヘッド(2)に内刃(7)が配置されて、モーター(3)の駆動により内刃(7)が回転駆動可能となっており、
    モーター(3)から内刃(7)の内刃軸(7a)の間にモーター(3)の動力を内刃(7)に伝達する巻掛け伝動機構が配置されており、
    巻掛け伝動機構が、駆動プーリー(82)と、従動プーリー(83)と、これら両プーリー(82・83)に巻掛けたベルト(84)とを含み、
    巻掛け伝動機構の近傍には、規制体(85)が設けられており、
    規制体(85)には、両プーリー(82・83)間に位置するベルト(84)の移動を規制するベルト受部(98)が設けられており、
    規制体(85)の端部にプーリー受部(97)が設けられており、
    駆動プーリー(82)と従動プーリー(83)のうち少なくとも従動プーリー(83)の外側面がプーリー受部(97)で受止めてあり、
    規制体(85)が、金属製のプレートからなり、
    規制体(85)の中央部分が、プーリー受部(97)の位置から、沈み込んだ段落ち部分に位置するとともに、その中央部分がかみそりヘッド(2)に固定されており、
    従動プーリー(83)の外側面を規制体(85)の端部のプーリー受部(97)により弾性的に押圧可能に構成されていることを特徴とする電気かみそり。
  2. 規制体(85)の両端部にプーリー受部(97)が設けられており、
    駆動プーリー(82)および従動プーリー(83)の外側面を受止めるプーリー受部(97)に放熱穴(99)が開口してあることを特徴とする請求項1に記載の電気かみそり。
JP2015076710A 2015-04-03 2015-04-03 電気かみそり Active JP6495718B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015076710A JP6495718B2 (ja) 2015-04-03 2015-04-03 電気かみそり

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015076710A JP6495718B2 (ja) 2015-04-03 2015-04-03 電気かみそり

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016195663A JP2016195663A (ja) 2016-11-24
JP6495718B2 true JP6495718B2 (ja) 2019-04-03

Family

ID=57357141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015076710A Active JP6495718B2 (ja) 2015-04-03 2015-04-03 電気かみそり

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6495718B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57115448U (ja) * 1981-01-12 1982-07-17
JPS615870A (ja) * 1984-06-19 1986-01-11 セイコーエプソン株式会社 ロ−タリ−式電気かみそり
JP4789166B2 (ja) * 2001-04-16 2011-10-12 九州日立マクセル株式会社 ロータリー式の電気かみそり
JP4573257B2 (ja) * 2004-01-19 2010-11-04 九州日立マクセル株式会社 電気かみそり

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016195663A (ja) 2016-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6468644B2 (ja) 電気かみそり
JP4229091B2 (ja) 体毛処理器具
JP4604846B2 (ja) 体毛処理器具
JP2003093765A (ja) 往復式電気かみそり
JP6275501B2 (ja) 電気かみそり
EP2492066B1 (en) Electric shaver
JP6242713B2 (ja) 電気かみそり
JP5467628B2 (ja) 電気かみそり
JP6478772B2 (ja) 電気かみそり
JP6495718B2 (ja) 電気かみそり
JP3826876B2 (ja) 電気かみそり
JP6481009B2 (ja) 電気かみそり
JP6481010B2 (ja) 電気かみそり
JP4573260B2 (ja) 電気かみそり
JP6391793B2 (ja) 電気かみそり
JP6644525B2 (ja) 小型電気機器
JP4832726B2 (ja) 電気かみそり
JP4010549B2 (ja) ロータリー式電気かみそり
JP6305113B2 (ja) 電気かみそり
JP6495719B2 (ja) 電気かみそり
JP5366121B2 (ja) 電気かみそり
JP2001062163A (ja) 電気かみそり
JP6472305B2 (ja) 電気かみそり
JP6481011B2 (ja) 電気かみそり
JP2015159871A (ja) 電気かみそり

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190307

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6495718

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250