JP6493306B2 - 車両の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の制御装置に関し、特にコーストアイドルストップ制御及びコーストアイドル制御を行う車両の制御装置に関する。
自動車等の車両では、エンジンの燃費性能の向上等を図るために、交差点等における車両の停車中に、所定のエンジン停止条件の成立によりエンジンを自動停止させると共に所定のエンジン再始動条件の成立によりエンジンを自動再始動させるアイドルストップ制御を行うものが一般に実用化されている。
また、エンジンの燃費性能の更なる向上等を図るために、車両の走行中に、アクセル操作状態からアクセル非操作状態へ移行されたコースト走行時に所定のエンジン停止条件の成立によりエンジンを自動停止させると共に所定のエンジン再始動条件の成立によりエンジンを自動再始動させるコーストアイドルストップ制御を行うものが知られている。
コーストアイドルストップ制御を行うものとして、例えば特許文献1には、車両の走行中に、減速運転時にエンジンを自動停止させると共に自動変速機のクラッチ手段を動力を伝達しない非係合状態にさせ、再加速運転時にエンジンを再始動させると共に自動変速機のクラッチ手段を動力を伝達する係合状態にさせるものが開示されている。
このように、コースト走行時にエンジンを自動停止させると共に自動変速機のクラッチ手段を非係合状態にさせるコーストアイドルストップ制御を行う場合、エンジンを停止することによってエンジンの燃費性能を向上させると共に、自動変速機のクラッチ手段を非係合状態にすることによってエンジンブレーキによる過剰な減速感を抑制することが可能である。
特許第3196490号公報
しかしながら、車両の走行中に、エンジンを自動停止させると共に自動変速機のクラッチ手段を非係合状態にさせるコーストアイドルストップ制御を行う場合、エンジンを停止することによってエンジン回転数が低下し、車室内に設けられたタコメータなどのエンジン回転数表示装置に表示されるエンジン回転数が低下してゼロになることとなる。
車両の走行中に、エンジン回転数表示装置に表示されるエンジン回転数が低下してゼロになると、エンジン回転数表示装置に表示されるエンジン回転数の低下によってドライバに違和感を与えるおそれがある。特に高速運転時に、エンジンを自動停止させると共に自動変速機のクラッチ手段を非係合状態にさせるコーストアイドルストップ制御を行う場合、このような問題がより顕著になり得る。
このことは、車両の走行中に、コースト走行時にエンジンをアイドル運転にさせると共に自動変速機のクラッチ手段を非係合状態とさせるコーストアイドル制御を行う場合についても同様であり、エンジンをアイドル運転にすることによってエンジン回転数が低下してアイドル回転数となるので、エンジン回転数表示装置に表示されるエンジン回転数が低下し、エンジン回転数の低下によってドライバに違和感を与えるおそれがある。
そこで、本発明は、コーストアイドルストップ制御やコーストアイドル制御を行うときにエンジン回転数表示装置に表示されるエンジン回転数の低下によるドライバの違和感を緩和することができる車両の制御装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、エンジンと、該エンジンと車輪との間の動力伝達経路上に配置されて動力を伝達する係合状態と動力を伝達しない非係合状態とに切換可能な係合要素を有する自動変速機と、前記自動変速機のレンジが走行レンジであると共に車速が所定車速以上であり、且つアクセル開度が所定開度未満であることを含む所定の条件が成立したときに、前記エンジンを自動停止すると共に前記係合要素を前記非係合状態にするコーストアイドルストップ制御を行う制御手段と、エンジン回転数を表示するエンジン回転数表示装置とを備えた車両の制御装置であって、前記制御手段は、前記エンジン回転数表示装置に表示させるエンジン回転数の表示を制御し、前記コーストアイドルストップ制御を行うときに前記エンジン回転数表示装置に車速に応じた疑似エンジン回転数を表示させ、前記制御手段は、前記自動変速機のレンジが走行レンジであると共に車速が第1車速以上であり、且つアクセル開度が所定開度未満であることを含む所定の条件が成立したときに、前記コーストアイドルストップ制御を行い、前記コーストアイドルストップ制御の開始時における車速が前記第1車速より高い第2車速以上である場合に前記エンジン回転数表示装置に前記疑似エンジン回転数を表示させることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記制御手段は、前記車速と前記自動変速機の変速比とに基づいて前記疑似エンジン回転数を決定して前記エンジン回転数表示装置に前記疑似エンジン回転数を表示させることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、前記請求項に記載の発明において、前記自動変速機は、前記エンジンと前記係合要素との間にロックアップクラッチを備えたトルクコンバータを有し、前記制御手段は、前記ロックアップクラッチが締結状態にあるとして前記車速と前記自動変速機の変速比とに基づいて前記疑似エンジン回転数を決定することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、前記請求項1から請求項の何れか1項に記載の発明において、前記制御手段は、前記コーストアイドルストップ制御の開始時に、前記エンジン回転数表示装置に表示させるエンジン回転数の表示を実際のエンジン回転数である実エンジン回転数から前記疑似エンジン回転数に切り換えることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、エンジンと、該エンジンと車輪との間の動力伝達経路上に配置されて動力を伝達する係合状態と動力を伝達しない非係合状態とに切換可能な係合要素を有する自動変速機と、前記自動変速機のレンジが走行レンジであると共に車速が所定車速以上であり、且つアクセル開度が所定開度未満であることを含む所定の条件が成立したときに、前記エンジンを自動停止すると共に前記係合要素を前記非係合状態にするコーストアイドルストップ制御を行う制御手段と、エンジン回転数を表示するエンジン回転数表示装置とを備えた車両の制御装置であって、前記制御手段は、前記エンジン回転数表示装置に表示させるエンジン回転数の表示を制御し、前記コーストアイドルストップ制御を行うときに前記エンジン回転数表示装置に車速に応じた疑似エンジン回転数を表示させ、前記制御手段は、前記コーストアイドルストップ制御を行うときに前記エンジン回転数表示装置に前記疑似エンジン回転数を表示させると共に、前記車両に備えられた音声出力装置から前記エンジンの音を疑似した疑似エンジン音を出力させ、前記制御手段は、前記コーストアイドルストップ制御の終了時に、前記音声出力装置からエンジン始動時における前記エンジンの音より音量が大きい前記疑似エンジン音を出力させることを特徴とする。
本願の請求項1に記載の発明によれば、自動変速機のレンジが走行レンジであると共に車速が所定車速以上であり、且つアクセル開度が所定開度未満であることを含む所定の条件が成立してエンジンを自動停止すると共に係合要素を動力を伝達しない非係合状態にするコーストアイドルストップ制御を行うときにエンジン回転数表示装置に車速に応じた疑似エンジン回転数を表示させる。
これにより、コーストアイドルストップ制御を行うときに実際のエンジン回転数ではなく車速に応じた疑似エンジン回転数が表示されるので、コーストアイドルストップ制御によってエンジンを自動停止する場合にエンジン回転数表示装置に表示されるエンジン回転数の低下によるドライバの違和感を緩和することができる。特に高速運転時にコーストアイドルストップ制御を行うときにエンジン回転数表示装置に表示されるエンジン回転数の低下によるドライバの違和感を有効に緩和することができる。
また、自動変速機のレンジが走行レンジであると共に車速が第1車速以上であり、且つアクセル開度が所定開度未満であることを含む所定の条件が成立したときに、コーストアイドルストップ制御の開始時における車速が第1車速より高い第2車速以上である場合にエンジン回転数表示装置に疑似エンジン回転数を表示させる。
コーストアイドルストップ制御の開始時における車速が第1車速より高い第2車速以上である場合、コーストアイドルストップ制御の開始時における車速が第1車速である場合に比して、コーストアイドルストップ制御によってエンジンを自動停止する場合に実際のエンジン回転数の低下量が大きくなることから、前記効果をより有効に得ることができる。
また、請求項に記載の発明によれば、車速と自動変速機の変速比とに基づいて疑似エンジン回転数を決定してエンジン回転数表示装置に疑似エンジン回転数を表示させることにより、エンジンを停止することなく通常制御していた場合のエンジン回転数を車速と自動変速機の変速比とを用いて疑似エンジン回転数として決定することができるので、コーストアイドルストップ制御によってエンジンを自動停止する場合にエンジン回転数表示装置に表示されるエンジン回転数の低下によるドライバの違和感を緩和することができる。
また、請求項に記載の発明によれば、自動変速機のロックアップクラッチが締結状態にあるとして疑似エンジン回転数を決定することにより、自動変速機がロックアップクラッチを有する場合についても、エンジンを通常制御していた場合に締結状態にあるロックアップクラッチを考慮して疑似エンジン回転数を決定することができ、前記効果を有効に得ることができる。
また、請求項に記載の発明によれば、コーストアイドルストップ制御の開始時に、エンジン回転数表示装置に表示させるエンジン回転数の表示を実エンジン回転数から疑似エンジン回転数に切り換えることにより、前記効果を具体的に実現することができる。
また、請求項に記載の発明によれば、請求項1に係る発明と同様に、自動変速機のレンジが走行レンジであると共に車速が所定車速以上であり、且つアクセル開度が所定開度未満であることを含む所定の条件が成立してエンジンを自動停止すると共に係合要素を動力を伝達しない非係合状態にするコーストアイドルストップ制御を行うときにエンジン回転数表示装置に車速に応じた疑似エンジン回転数を表示させる。
これにより、コーストアイドルストップ制御を行うときに実際のエンジン回転数ではなく車速に応じた疑似エンジン回転数が表示されるので、コーストアイドルストップ制御によってエンジンを自動停止する場合にエンジン回転数表示装置に表示されるエンジン回転数の低下によるドライバの違和感を緩和することができる。特に高速運転時にコーストアイドルストップ制御を行うときにエンジン回転数表示装置に表示されるエンジン回転数の低下によるドライバの違和感を有効に緩和することができる。
また、コーストアイドルストップ制御を行うときに車両に備えられた音声出力装置から疑似エンジン音を出力させることにより、コーストアイドルストップ制御によってエンジンを自動停止する場合にエンジンの音の低下によるドライバの違和感を緩和することができる。
コーストアイドルストップ制御の終了時に、音声出力装置からエンジン始動時におけるエンジンの音より音量が大きい疑似エンジン音を出力させることにより、コーストアイドルストップ制御を終了してエンジンを再始動させるときに生じるエンジン始動時におけるエンジンの音によるドライバの違和感を緩和することができる。
本発明の第1実施形態に係る車両の制御装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る車両の制御を説明するためのタイムチャートである。 第1実施形態に係る車両の制御を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る車両の制御を説明するためのタイムチャートである。 第2実施形態に係る車両の制御を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両の制御装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る車両の制御装置1は、エンジン11と、エンジン11の出力軸に連結されたトルクコンバータと該トルクコンバータの出力軸に連結されてトルクコンバータからの動力が入力される変速機構13とを有する自動変速機12と、車室内に配設されてエンジン回転数を表示するタコメータなどのエンジン回転数表示装置15と、車室内に配設されたスピーカなどの音声出力装置16とを備えている。
自動変速機12の変速機構13は、トルクコンバータの出力軸に連結された入力軸と、入力軸の軸線上に配設されて複数のプラネタリギヤセットとクラッチやブレーキなどの複数の摩擦締結要素とを有すると共に、変速機構13からの動力を駆動輪側へ出力する出力ギヤを有している。
自動変速機12では、これに限定されるものではないが、複数のプラネタリギヤセットとして3つのプラネタリギヤセットを有し、複数の摩擦締結要素としてロークラッチ、ハイクラッチ、LRブレーキ、26ブレーキ、R35ブレーキを有し、ロークラッチは、1速、2速、3速及び4速で締結され、ハイクラッチは、4速、5速及び6速で締結され、LRブレーキは、1速及び後退速で締結され、26ブレーキは、2速及び6速で締結され、R35ブレーキは、3速、5速及び後退速で締結され、変速比(ギヤ比)の異なる複数の変速段を達成するようになっている。
前記複数の摩擦締結要素はそれぞれ、該摩擦締結要素に供給される油圧に応じて解放状態から締結状態まで締結度合いが制御されるようになっている。自動変速機12の通常制御では、車速に対応する変速段で2つの摩擦締結要素が締結されると共に3つの摩擦締結要素が所定の締結度合い以下に制御されて変速機構13が動力を伝達する係合状態とされる。なお、後述する自動変速機12のニュートラル制御では、車速に対応する変速段で締結される1つの摩擦締結要素が所定の締結度合い以下に制御されて変速機構13が動力を伝達しない非係合状態であるニュートラル状態にされる。
変速機構13の出力ギヤは、所定の減速比で減速するカウンタドライブ機構を有する終減速装置及び差動装置を介して駆動輪に連結され、変速機構13の出力ギヤからの動力が終減速装置及び差動装置を介して駆動輪に伝達されるようになっている。
自動変速機12のトルクコンバータには、エンジン11と変速機構13との間にエンジン11の出力軸に連結された入力側と変速機構13の入力軸に連結された出力側とを直結するロックアップクラッチ14が備えられ、ロックアップクラッチ14は、供給される油圧に応じて解放状態から締結状態まで締結度合いが制御されるようになっている。自動変速機12、終減速装置及び差動装置はそれぞれ、エンジン11から駆動輪に至る動力伝達経路上に配置されている。
車両の制御装置1はまた、運転者の操作により選択された自動変速機12のレンジであるシフトレバーのレンジ、すなわちP(駐車)レンジ、R(後退走行)レンジ、N(中立)レンジ又はD(前進走行)レンジを検出するレンジセンサ21、車両の速度を検出する車速センサ22、運転者によるアクセルペダルの踏込み量(アクセル開度)を検出するアクセルペダルセンサ23、運転者によるブレーキペダルの踏込み量を検出するブレーキペダルセンサ24、エンジン11の回転数を検出するエンジン回転数センサ25、車両が走行する路面の勾配を検出する勾配角センサ26などを備えている。
また、エンジン11、自動変速機12、エンジン回転数表示装置15及び音声出力装置16などを制御するコントロールユニット30を備えており、コントロールユニット30には、レンジセンサ21、車速センサ22、アクセルペダルセンサ23、ブレーキペダルセンサ24、エンジン回転数センサ25、勾配角センサ26などからの信号が入力されるようになっている。
そして、コントロールユニット30は、これらの信号に基づいて、エンジン11の制御、具体的にはスロットル弁及び燃料噴射弁などの制御、自動変速機12の制御、具体的には変速機構13の摩擦締結要素及びロックアップクラッチ14に供給する油圧などの制御、エンジン回転数表示装置15の表示制御及び音声出力装置16の出力制御などを行うようになっている。なお、コントロールユニット30は、マイクロコンピュータを主要部として構成されている。
コントロールユニット30では、アクセルペダルが踏み込まれてアクセル開度が所定開度、例えば30%以上である場合にアクセルがONとされ、所定開度未満である場合にアクセルがOFFとされ、ブレーキペダルの踏込み量が所定量、例えば10mm以上である場合にブレーキがONとされ、所定量未満である場合にブレーキがOFFとされる。
本実施形態では、コントロールユニット30は、自動変速機12のレンジがDレンジ、車速が所定車速Vs、例えば60km以上、アクセル開度が所定開度Vs未満、ブレーキペダルの踏込み量が所定量未満、且つ車両が走行する路面がほぼ平坦又は下り勾配である勾配角が所定の上り勾配角Gs、例えば1度未満であるコーストアイドルストップ条件が成立したときに、エンジン11を自動停止すると共に自動変速機12をニュートラル制御にするコーストアイドルストップ制御を行う。
自動変速機12のニュートラル制御は、車速に対応する変速段で締結される1つの摩擦締結要素を所定の締結度合い以下に制御して変速機構13を動力を伝達しない非係合状態であるニュートラル状態にする。なお、ロックアップクラッチ14は締結状態に維持される。
また、コーストアイドルストップ制御を行うときに、エンジン回転数表示装置15に車速に応じた疑似エンジン回転数を表示させる。疑似エンジン回転数は、実際のエンジン回転数に依存しないエンジン回転数を疑似した仮想のエンジン回転数であり、コントロールユニット30は、車速と該車速に応じた自動変速機12の変速段の変速比とに基づいて疑似エンジン回転数を決定する。
コントロールユニット30には、車両の運転状態、具体的には車速及びアクセル開度と変速段との関係を示す変速段マップが記憶されており、コントロールユニット30は、アクセルがOFFとされたコースト走行時に車速から変速段マップを用いて自動変速機12の変速段を決定すると共に、車速、自動変速機12の変速段の変速比、終減速装置の減速比及び駆動輪の有効半径とから、コースト走行時にロックアップクラッチ14が締結状態にあると共にエンジン11が自動変速機12に従動された場合におけるエンジン回転数である疑似エンジン回転数を決定する。
また、コーストアイドルストップ制御を行うときには、音声出力装置16からエンジン11の音を疑似した疑似エンジン音を出力させる。疑似エンジン回転数が大きいほど疑似エンジン音の音量を大きく出力させ、疑似エンジン回転数に応じた疑似エンジン音を出力させる。
コントロールユニット30はまた、コーストアイドルストップ制御の開始後に、アクセルペダルが踏み込まれてアクセルがONとされる又はブレーキペダルが踏み込まれてブレーキがONとされる復帰条件が成立したときに、コーストアイドルストップ制御を終了してエンジン11を再始動させて通常制御にすると共に自動変速機12のニュートラル制御を終了して通常制御にする。コーストアイドルストップ制御の終了時には、音声出力装置16からエンジン始動時におけるエンジン11の音より音量が大きい疑似エンジン音を出力させる。
そして、エンジン11の通常制御によって実際のエンジン11の回転数が上昇して疑似エンジン回転数に達すると、エンジン回転数表示装置15に実際のエンジン回転数を表示させ、音声出力装置16から疑似エンジン音の出力を終了する。
図2は、第1実施形態に係る車両の制御を説明するためのタイムチャートである。図2に示すように、コントロールユニット30は、時間t1においてアクセルがOFFにされると、コーストアイドルストップ条件が成立してコーストアイドルストップ制御を行い、エンジン11を自動停止すると共に自動変速機12をニュートラル制御にする。
エンジン11を自動停止すると、実際のエンジン回転数が低下して時間t2においてエンジン回転数がゼロとなり、また、図2に示すタイムチャートでは、車速が、時間t1における車速V1から低下している。
本実施形態では、コーストアイドルストップ制御を行うときに、エンジン回転数表示装置15に表示させるエンジン回転数を、実エンジン回転数から疑似エンジン回転数に切り換える。図2の実線で示す実エンジン回転数は、エンジン11を自動停止すると低下してゼロとなるが、図2の破線で示す疑似エンジン回転数は、車速に応じて変化することとなる。また、コーストアイドルストップ制御を行うときに、音声出力装置16から疑似エンジン音を出力させる。
その後に、時間t3においてアクセルがONにされると、復帰条件が成立してコーストアイドルストップ制御を終了し、エンジン11を再始動して通常制御にすると共に自動変速機12のニュートラル制御を終了して通常制御にする。
時刻t4において実際のエンジン回転数が疑似エンジン回転数に達すると、エンジン回転数表示装置15に表示させるエンジン回転数を疑似エンジン回転数から実エンジン回転数に切り換え、音声出力装置16から疑似エンジン音の出力を終了する。
図3は、第1実施形態に係る車両の制御を示すフローチャートである。車両の制御動作は、コントロールユニット30によって実行され、コントロールユニット30には、車両の走行中に、自動変速機12のレンジ、車速、アクセル開度、ブレーキペダルの踏込み量、勾配角などの各種信号が読み込まれる。
そして、コントロールユニット30では、図3に示すように、読み込まれた各種信号に基づいて、コーストアイドルストップ条件が成立したか否かが判定される(ステップS1)。ステップS1の判定結果がNoの場合、エンジン回転数表示装置15にエンジン回転数センサ25によって検出される実エンジン回転数が表示され、ステップS1が繰り返される。ステップS1の判定結果がYESになると、コーストアイドルストップ制御を行い、エンジン11を自動停止し(ステップS2)、自動変速機12をニュートラル制御にする(ステップS3)。
また、コーストアイドルストップ制御を行うときに、車速センサ22によって検出される車速に応じた疑似エンジン回転数を決定して(ステップS4)、エンジン回転数表示装置15に表示させるエンジン回転数を実エンジン回転数からステップS4において決定された疑似エンジン回転数に切り換えてエンジン回転数表示装置15に疑似エンジン回転数を表示し(ステップS5)、音声出力装置16から疑似エンジン回転数に応じた疑似エンジン音の出力を実行する(ステップS6)。ステップS4における疑似エンジン回転数の決定、ステップS5における疑似エンジン回転数の表示、ステップS6における疑似エンジン音の出力はそれぞれ、時間と共に読み込まれる信号に基づいて行われる。
そして、復帰条件が成立したか否かが判定される(ステップS7)。ステップS7の判定結果がYESになると、コーストアイドルストップ制御を終了し、エンジン11を再始動させて通常制御にし(ステップS8)、自動変速機12のニュートラル制御を終了して通常制御にする(ステップS9)。
その後に、実エンジン回転数が疑似エンジン回転数に達したか否かが判定される(ステップS10)。ステップS10における判定は、時間と共に読み込まれる信号に基づく実エンジン回転数及び疑似エンジン回転数によって行われる。ステップS10の判定結果がYESになると、エンジン回転数表示装置15に表示させるエンジン回転数を疑似エンジン回転数から実エンジン回転数に切り換えてエンジン回転数表示装置15に実エンジン回転数を表示し(ステップS11)、音声出力装置16から疑似エンジン音の出力を終了する(ステップS12)。
本実施形態では、自動変速機12のニュートラル制御として、車速に対応する変速段で締結される1つの摩擦締結要素を所定の締結度合い以下に制御して変速機構13を動力を伝達しない非係合状態であるニュートラル状態にしているが、停車時及び発進時の1速で締結される1つの摩擦締結要素を所定の締結度合い以下に制御して変速機構13を動力を伝達しない非係合状態であるニュートラル状態にするようにしてもよい。なお、ロックアップクラッチ14は締結状態に維持される。
自動変速機12の変速機構13は、自動変速機12のレンジがDレンジである場合、車速に対応する変速段で締結される2つの摩擦締結要素を締結させて動力を伝達する係合状態と、車速に対応する変速段で締結される2つの摩擦締結要素のうち1つの摩擦締結要素を所定の締結度合い以下に制御して動力を伝達しない非係合状態であるニュートラル状態とに切換可能な係合要素として機能する。
このように、本実施形態に係る車両の制御装置1では、自動変速機12のレンジが走行レンジであると共に車速が所定車速Vs以上であり、且つアクセル開度が所定開度未満であることを含む所定の条件が成立してエンジン11を自動停止すると共に係合要素13を動力を伝達しない非係合状態にするコーストアイドルストップ制御を行うときにエンジン回転数表示装置15に車速に応じた疑似エンジン回転数を表示させる。
これにより、コーストアイドルストップ制御を行うときに実際のエンジン回転数ではなく車速に応じた疑似エンジン回転数が表示されるので、コーストアイドルストップ制御によってエンジン11を自動停止する場合にエンジン回転数表示装置15に表示されるエンジン回転数の低下によるドライバの違和感を緩和することができる。特に高速運転時にコーストアイドルストップ制御を行うときにエンジン回転数表示装置15に表示されるエンジン回転数の低下によるドライバの違和感を有効に緩和することができる。
コーストアイドルストップ制御を行うときに疑似エンジン回転数ではなく実際のエンジン回転数が表示される場合、ドライバはエンジン回転数の低下による違和感を感じて意図的にアクセル又はブレーキをONとしてコースト走行を解除することによりコーストアイドルストップ制御が終了され、コーストアイドルストップ制御の実行頻度が低下して燃費が悪化するおそれがあるが、本実施形態では、疑似エンジン回転数が表示されるので、ドライバの違和感を緩和することができ、コーストアイドルストップ制御の実行頻度の低下を抑制して実行頻度を向上させ、燃費の悪化を抑制することができる。
また、車速と自動変速機12の変速比とに基づいて疑似エンジン回転数を決定してエンジン回転数表示装置15に疑似エンジン回転数を表示させる。これにより、エンジン11を停止することなく通常制御していた場合のエンジン回転数を車速と自動変速機12の変速比とを用いて疑似エンジン回転数として決定することができるので、コーストアイドルストップ制御によってエンジン11を自動停止する場合にエンジン回転数表示装置15に表示されるエンジン回転数の低下によるドライバの違和感を緩和することができる。
また、自動変速機12のロックアップクラッチ14が締結状態にあるとして疑似エンジン回転数を決定する。これにより、自動変速機12がロックアップクラッチ14を有する場合についても、エンジン11を通常制御していた場合に締結状態にあるロックアップクラッチ14を考慮して疑似エンジン回転数を決定することができる。
また、コーストアイドルストップ制御を行うときに車両に備えられた音声出力装置16から疑似エンジン音を出力させる。これにより、コーストアイドルストップ制御によってエンジン11を自動停止する場合にエンジン11の音の低下によるドライバの違和感を緩和することができる。
また、コーストアイドルストップ制御の終了時に、音声出力装置16からエンジン始動時におけるエンジン11の音より音量が大きい疑似エンジン音を出力させる。これにより、コーストアイドルストップ制御を終了してエンジン11を再始動させるときに生じるエンジン始動時におけるエンジン11の音によるドライバの違和感を緩和することができる。
本実施形態では、走行レンジであると共に車速が所定車速以上であり、且つアクセル開度が所定開度未満であることを含む所定のコーストアイドルストップ条件が成立したときに、コーストアイドルストップ制御を行うと共にエンジン回転数表示装置15に疑似エンジン回転数を表示させているが、コーストアイドルストップ条件として設定された所定車速Vsより高い所定車速以上である場合にエンジン回転数表示装置15に疑似エンジン回転数を表示させることも可能である。
すなわち、自動変速機12のレンジが走行レンジであると共に車速が第1車速Vs以上であり、且つアクセル開度が所定開度未満であることを含むコーストアイドルストップ条件が成立したときに、コーストアイドルストップ制御を行い、コーストアイドルストップ制御の開始時における車速が第1車速Vsより高い第2車速以上である場合にエンジン回転数表示装置15に疑似エンジン回転数を表示させることも可能である。
コーストアイドルストップ制御の開始時における車速が第1車速Vsより高い第2車速以上である場合、コーストアイドルストップ制御の開始時における車速が第1車速Vsである場合に比して、コーストアイドルストップ制御によってエンジン11を自動停止する場合に実際のエンジン回転数の低下量が大きくなることから、コーストアイドルストップ制御によってエンジン11を自動停止する場合にエンジン回転数表示装置15に表示されるエンジン回転数の低下によるドライバの違和感をより有効に緩和することができる。
図4は、本発明の第2実施形態に係る車両の制御を説明するためのタイムチャートである。第2実施形態に係る車両の制御装置は、第1実施形態に係る車両の制御装置1において、コーストアイドルストップ制御に代えてコーストアイドル制御を行うようにしたものであり、第1実施形態に係る車両の制御装置1と同様の構成を備えている。
第2実施形態に係る車両の制御装置1では、コントロールユニット30は、自動変速機12のレンジがDレンジ、車速が所定車速Vs以上、アクセル開度が所定開度Vs未満、ブレーキペダルの踏込み量が所定量未満、且つ勾配角が所定の上り勾配角Gsであるコーストアイドル条件が成立したときに、エンジン11をアイドル運転にしてエンジン回転数をアイドル回転数Niにすると共に自動変速機12をニュートラル制御にするコーストアイドル制御を行う。
また、コーストアイドル制御を行うときに、エンジン回転数表示装置15に車速に応じた疑似エンジン回転数を表示させる。本実施形態においても、コントロールユニット30は、車速と該車速に応じた自動変速機12の変速段の変速比とに基づいて疑似エンジン回転数を決定する。また、コーストアイドル制御を行うときには、音声出力装置16からエンジン11の音を疑似した疑似エンジン音を出力させる。
コントロールユニット30はまた、コーストアイドル制御の開始後に、アクセルペダルが踏み込まれてアクセルがONとされる又はブレーキペダルが踏み込まれてブレーキがONとされる復帰条件が成立したときに、コーストアイドル制御を終了してエンジン11を通常制御にすると共に自動変速機12のニュートラル制御を終了して通常制御にする。コーストアイドル制御の終了時には、音声出力装置16からエンジン始動時におけるエンジン11の音より音量が大きい疑似エンジン音を出力させる。
そして、エンジン11の通常制御によって実際のエンジン11の回転数が上昇して疑似エンジン回転数に達すると、エンジン回転数表示装置15に実際のエンジン回転数を表示させ、音声出力装置16から疑似エンジン音の出力を終了する。
図4は、本発明の第2実施形態に係る車両の制御を説明するためのタイムチャートである。図4に示すように、コントロールユニット30は、時間t1においてアクセルがOFFにされると、コーストアイドル条件が成立してコーストアイドル制御を行い、エンジン11をアイドル運転にすると共に自動変速機12をニュートラル制御にする。
エンジン11をアイドル運転にすると、実際のエンジン回転数が低下して時間t2においてエンジン回転数が所定のアイドル回転数Niとなり、また、図2に示すタイムチャートでは、車速が、時間t1における車速V1から低下している。
本実施形態においても、コーストアイドル制御を行うときに、エンジン回転数表示装置15に表示させるエンジン回転数を、実エンジン回転数から疑似エンジン回転数に切り換える。図2の実線で示す実エンジン回転数は、エンジン11をアイドル運転にすると低下してアイドル回転数Niとなるが、図2の破線で示す疑似エンジン回転数は、車速に応じて変化することとなる。また、コーストアイドル制御を行うときに、音声出力装置16から疑似エンジン音を出力させる。
その後に、時間t3においてアクセルがONにされると、復帰条件が成立してコーストアイドル制御を終了し、エンジン11を通常制御にすると共に自動変速機12のニュートラル制御を終了して通常制御にする。
時刻t4において実際のエンジン回転数が疑似エンジン回転数に達すると、エンジン回転数表示装置15に表示させるエンジン回転数を疑似エンジン回転数から実エンジン回転数に切り換え、音声出力装置16から疑似エンジン音の出力を終了する。
図5は、第2実施形態に係る車両の制御を示すフローチャートである。本実施形態においても、車両の制御動作は、コントロールユニット30によって実行され、コントロールユニット30には、車両の走行中に、自動変速機12のレンジ、車速、アクセル開度、ブレーキペダルの踏込み量、勾配角などの各種信号が読み込まれる。
そして、コントロールユニット30では、図5に示すように、読み込まれた各種信号に基づいて、コーストアイドル条件が成立したか否かが判定される(ステップS21)。ステップS21の判定結果がNoの場合、エンジン回転数表示装置15にエンジン回転数センサ25によって検出される実エンジン回転数が表示され、ステップS21が繰り返される。ステップS21の判定結果がYESになると、コーストアイドル制御を行い、エンジン11をアイドル運転制御にし(ステップS22)、自動変速機12をニュートラル制御にする(ステップS3)。
また、コーストアイドル制御を行うときに、車速センサ22によって検出される車速に応じた疑似エンジン回転数を決定して(ステップS4)、エンジン回転数表示装置15に表示させるエンジン回転数を実エンジン回転数からステップS4において決定された疑似エンジン回転数に切り換えてエンジン回転数表示装置15に疑似エンジン回転数を表示し(ステップS5)、音声出力装置16から疑似エンジン回転数に応じた疑似エンジン音の出力を実行する(ステップS6)。ステップS4における疑似エンジン回転数の決定、ステップS5における疑似エンジン回転数の表示、ステップS6における疑似エンジン音の出力はそれぞれ、時間と共に読み込まれる信号に基づいて行われる。
そして、復帰条件が成立したか否かが判定される(ステップS7)。ステップS7の判定結果がYESになると、コーストアイドル制御を終了し、エンジン11のアイドル運転制御を終了して通常制御にし(ステップS28)、自動変速機12のニュートラル制御を終了して通常制御にする(ステップS9)。
その後に、実エンジン回転数が疑似エンジン回転数に達したか否かが判定される(ステップS10)。ステップS10における判定は、時間と共に読み込まれる信号に基づく実エンジン回転数及び疑似エンジン回転数によって行われる。ステップS10の判定結果がYESになると、エンジン回転数表示装置15に表示させるエンジン回転数を疑似エンジン回転数から実エンジン回転数に切り換えてエンジン回転数表示装置15に実エンジン回転数を表示し(ステップS11)、音声出力装置16から疑似エンジン音の出力を終了する(ステップS12)。
本実施形態では、コーストアイドル制御を行うときにエンジン11をアイドル運転に制御してエンジン回転数をアイドル回転数Niにしているが、アイドル回転数Niは、ランプ類やモータ類等の車両の各種電気負荷に応じて適宜変更され得る。
このように、本実施形態に係る車両の制御装置1では、自動変速機12のレンジが走行レンジであると共に車速が所定車速Vs以上であり、且つアクセル開度が所定開度未満であることを含む所定の条件が成立してエンジン11をアイドル運転にすると共に係合要素13を動力を伝達しない非係合状態にするコーストアイドル制御を行うときにエンジン回転数表示装置15に車速に応じた疑似エンジン回転数を表示させる。
これにより、コーストアイドル制御を行うときに実際のエンジン回転数ではなく車速に応じた疑似エンジン回転数が表示されるので、コーストアイドル制御によってエンジン11をアイドル運転にする場合にエンジン回転数表示装置15に表示されるエンジン回転数の低下によるドライバの違和感を緩和することができる。特に高速運転時にコーストアイドル制御を行うときにエンジン回転数表示装置15に表示されるエンジン回転数の低下によるドライバの違和感を有効に緩和することができる。
コーストアイドル制御を行うときに疑似エンジン回転数ではなく実際のエンジン回転数が表示される場合、ドライバはエンジン回転数の低下による違和感を感じて意図的にアクセル又はブレーキをONとしてコースト走行を解除することによりコーストアイドル制御が終了され、コーストアイドル制御の実行頻度が低下して燃費が悪化するおそれがあるが、本実施形態では、疑似エンジン回転数が表示されるので、ドライバの違和感を緩和することができ、コーストアイドル制御の実行頻度の低下を抑制して実行頻度を向上させ、燃費の悪化を抑制することができる。
本実施形態では、コーストアイドルストップ条件やコーストアイドル条件として走行レンジがDレンジであることを用いているが、運転者の操作によって自動変速機12の変速段を手動で切り換える手動変速モードとしてM(手動変速)レンジを備えている車両では、コーストアイドルストップ条件やコーストアイドル条件として走行レンジがDレンジであることに代えて走行レンジがDレンジ又はMレンジであることを用いるようにしてもよい。
前述した実施形態では、自動変速機として、複数の摩擦締結要素を備えた変速機構13とロックアップクラッチ14を備えたトルクコンバータとを有する自動変速機12を用いているが、エンジン11との間で動力伝達を接断するクラッチ手段と、有効径が可変とされる一対のプーリ及びこれらプーリ間に巻き掛けられたベルトによって構成されるベルト式無段変速機などの無段変速機構とを備えた自動変速機を用いることも可能である。
かかる場合においても、コーストアイドルストップ制御やコーストアイドル制御を行うときにエンジン回転数表示装置15に車速に応じた疑似エンジン回転数を表示させることで、コーストアイドルストップ制御やコーストアイドル制御を行うときにエンジン回転数表示装置15に表示されるエンジン回転数の低下によるドライバの違和感を緩和することができる。
本発明は、例示された実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能である。
以上のように、本発明によれば、コーストアイドルストップ制御やコーストアイドル制御を行うときにエンジン回転数表示装置に表示されるエンジン回転数の低下によるドライバの違和感を緩和することが可能となるから、コーストアイドルストップ制御やコーストアイドル制御を行う車両の製造技術分野において好適に利用される可能性がある。
1 車両の制御装置
11 エンジン
12 自動変速機
13 変速機構
14 ロックアップクラッチ
15 エンジン回転数表示装置
16 音声出力装置
21 レンジセンサ
22 車速センサ
23 アクセルペダルセンサ
24 ブレーキペダルセンサ
25 エンジン回転数センサ
26 勾配角センサ
30 コントロールユニット

Claims (5)

  1. エンジンと、該エンジンと車輪との間の動力伝達経路上に配置されて動力を伝達する係合状態と動力を伝達しない非係合状態とに切換可能な係合要素を有する自動変速機と、前記自動変速機のレンジが走行レンジであると共に車速が所定車速以上であり、且つアクセル開度が所定開度未満であることを含む所定の条件が成立したときに、前記エンジンを自動停止すると共に前記係合要素を前記非係合状態にするコーストアイドルストップ制御を行う制御手段と、エンジン回転数を表示するエンジン回転数表示装置とを備えた車両の制御装置であって、
    前記制御手段は、前記エンジン回転数表示装置に表示させるエンジン回転数の表示を制御し、前記コーストアイドルストップ制御を行うときに前記エンジン回転数表示装置に車速に応じた疑似エンジン回転数を表示させ、
    前記制御手段は、前記自動変速機のレンジが走行レンジであると共に車速が第1車速以上であり、且つアクセル開度が所定開度未満であることを含む所定の条件が成立したときに、前記コーストアイドルストップ制御を行い、前記コーストアイドルストップ制御の開始時における車速が前記第1車速より高い第2車速以上である場合に前記エンジン回転数表示装置に前記疑似エンジン回転数を表示させる、
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記車速と前記自動変速機の変速比とに基づいて前記疑似エンジン回転数を決定して前記エンジン回転数表示装置に前記疑似エンジン回転数を表示させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両の制御装置。
  3. 前記自動変速機は、前記エンジンと前記係合要素との間にロックアップクラッチを備えたトルクコンバータを有し、
    前記制御手段は、前記ロックアップクラッチが締結状態にあるとして前記車速と前記自動変速機の変速比とに基づいて前記疑似エンジン回転数を決定する、
    ことを特徴とする請求項に記載の車両の制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記コーストアイドルストップ制御の開始時に、前記エンジン回転数表示装置に表示させるエンジン回転数の表示を実際のエンジン回転数である実エンジン回転数から前記疑似エンジン回転数に切り換える、
    ことを特徴とする請求項1から請求項の何れか1項に記載の車両の制御装置。
  5. エンジンと、該エンジンと車輪との間の動力伝達経路上に配置されて動力を伝達する係合状態と動力を伝達しない非係合状態とに切換可能な係合要素を有する自動変速機と、前記自動変速機のレンジが走行レンジであると共に車速が所定車速以上であり、且つアクセル開度が所定開度未満であることを含む所定の条件が成立したときに、前記エンジンを自動停止すると共に前記係合要素を前記非係合状態にするコーストアイドルストップ制御を行う制御手段と、エンジン回転数を表示するエンジン回転数表示装置とを備えた車両の制御装置であって、
    前記制御手段は、前記エンジン回転数表示装置に表示させるエンジン回転数の表示を制御し、前記コーストアイドルストップ制御を行うときに前記エンジン回転数表示装置に車速に応じた疑似エンジン回転数を表示させ、
    前記制御手段は、前記コーストアイドルストップ制御を行うときに前記エンジン回転数表示装置に前記疑似エンジン回転数を表示させると共に、前記車両に備えられた音声出力装置から前記エンジンの音を疑似した疑似エンジン音を出力させ、
    前記制御手段は、前記コーストアイドルストップ制御の終了時に、前記音声出力装置からエンジン始動時における前記エンジンの音より音量が大きい前記疑似エンジン音を出力させる、
    ことを特徴とする車両の制御装置。
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