JP6493185B2 - 燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池に関する。
特許文献1には、電解質膜の両面に形成された触媒層を有する膜電極接合体と、膜電極接合体の一方の面に配置された平面寸法の小さいガス拡散層と、平面寸法の小さいガス拡散層の外周に隙間を空けて配置された樹脂枠と、を備え、その隙間に充填材が充填されている燃料電池が記載されている。
特開2015−125925号公報
特許文献1の充填材は、隙間を埋めているが、ガス拡散層や樹脂枠の表面まで達していないので、充填材を介して膜電極接合体に面圧を掛けることができない。そのため、膜電極接合体が隙間に侵入するような変形を抑制出来ず、膜電極接合体の電解質膜が、裂けるおそれがある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、燃料電池が提供される。この燃料電池は、膜電極接合体と、前記膜電極接合体の両面に配置された2つのガス拡散層であって、前記2つのガス拡散層のうちの一方のガス拡散層は、前記膜電極接合体よりも小さく、平面視において前記一方のガス拡散層の外周が、前記膜電極接合体の外周よりも内側にある、2つのガス拡散層と、前記一方のガス拡散層の外周に隙間をあけて配置された樹脂フレーム部材と、前記一方のガス拡散層の両面のうちの前記膜電極接合体と反対側の面において前記樹脂フレーム部材と前記一方のガス拡散層とを跨ぐように配置された保護フィルムと、前記樹脂フレーム部材と前記ガス拡散層と前記膜電極接合体と前記保護フィルムとの間に形成される隙間を埋める接着剤と、を備える。
この形態によれば、接着剤は、樹脂フレーム部材とガス拡散層と膜電極接合体と保護フィルムの間に形成される隙間を埋めているので、接着剤を介して膜電極接合体(電解質膜)に面圧を掛けることができる。その結果、電解質膜の変形を抑制し、膜裂けを抑制出来る。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、燃料電池の他、燃料電池スタック、燃料電池の製造方法、燃料電池スタックの製造方法等の形態で実現することができる。
燃料電池スタックの概略構成を示す断面図。 MEAと樹脂フレーム部材の接合体をカソード側から見た平面図。 図2から充填部材の図示を省略した図。 図1の領域Xを拡大して示す説明図。 充填部材を接着剤側から見た平面図。 充填部材の断面図。 発電ユニットの製造工程を示す説明図。 比較例の発電ユニットを示す説明図。 第2の実施形態の発電ユニット及びその製造工程を示す説明図。
・第1の実施形態:
図1は、燃料電池スタック10の概略構成を示す断面図である。燃料電池スタック10は、複数の発電ユニット100が直列に配置される構成を有している。発電ユニット100は、それぞれが燃料電池(単セル)である。それぞれの発電ユニット100は、膜電極接合体110と、カソード側ガス拡散層120と、アノード側ガス拡散層130と、樹脂フレーム部材140と、セパレータプレート150,160と、充填部材195と、を備える。
膜電極接合体110(Membrane and Electrode Assembly 110、以下「MEA110」と呼ぶ。)は、電解質膜の2つの面に触媒層を有する構成を有している。MEA110の詳しい構成については、後述する。カソード側ガス拡散層120は、MEA110のカソード側の触媒層に接するように配置され、アノード側ガス拡散層130は、MEA110のアノード側の触媒層に接するように配置されている。樹脂フレーム部材140は、MEA110の外縁を支持する部材であり、MEA110と、カソード側ガス拡散層120と、アノード側ガス拡散層130との外縁の全周を取り巻くように配置されている。セパレータプレート150,160は、MEA110と、カソード側ガス拡散層120と、アノード側ガス拡散層130と、樹脂フレーム部材140と、を挟むように配置されている。上述した樹脂フレーム部材140は、セパレータプレート150,160の間をシールするシール部材としても機能する。充填部材195は、保護フィルム190と、接着剤180とを備える。保護フィルム190は、カソード側ガス拡散層120のMEA110と反対側において、樹脂フレーム部材140とカソード側ガス拡散層120とを跨ぐように配置されている。接着剤180は、樹脂フレーム部材140とカソード側ガス拡散層120との間の隙間に充填されており、樹脂フレーム部材140と保護フィルム190とを固定し、カソード側ガス拡散層120と保護フィルム190とを固定している。
セパレータプレート150,160は、凹凸を有する金属製の板状部材である。セパレータプレート150と、カソード側ガス拡散層120との間には、カソードガス流路155が形成され、セパレータプレート160と、アノード側ガス拡散層130との間には、アノードガス流路165が形成され、セパレータプレート150と、セパレータプレート160との間には、冷媒流路175が形成されている。本実施形態では、セパレータプレート150の凸部の頂部150tと、セパレータプレート160の凸部の頂部160tとが接触するように、セパレータプレート150,160が形成、配置されている。ここで、セパレータプレート150の凸部は、セパレータプレート150のうち、隣接する発電ユニット100のセパレータプレート160に突き出ている部分を意味する。セパレータプレート160の凸部は、セパレータプレート160のうち、隣接する発電ユニット100のセパレータプレート150に突き出ている部分を意味する。図示しないが、セパレータプレート150の凸の頂部150tがセパレータプレート160の凸部と凸部の間の凹部の底160bと接触し、セパレータプレート160の凸部の頂部160tがセパレータプレート150の凸部と凸部の間の凹部の底150bと接触するように、セパレータプレート150,160を形成、配置してもよい。
図2は、MEA110と樹脂フレーム部材140の接合体をカソード側から見た平面図である。図3は、図2から充填部材195の図示を省略した図である。樹脂フレーム部材140は、MEA110を、MEA110の外縁から支持している。樹脂フレーム部材140の中央には、開口部140kが形成されており、開口部140kの内部側に、MEA110のカソード側ガス拡散層120が見えている。カソード側ガス拡散層120は、MEA110よりも小さく、平面視においてカソード側ガス拡散層120の外周(外縁120o)が、MEA110の外周よりも内側にある。図3に示すように、開口部140kと、カソード側ガス拡散層120の外縁120oとの間には隙間186があり、この隙間186には、接着剤180(図1)が充填されている。また、樹脂フレーム部材140とカソード側ガス拡散層120とを跨ぐように、保護フィルム190が配置されている。なお、図2では、接着剤180は、保護フィルム190に隠れて見えない状態である。
図4は、図1の領域Xを拡大して示す説明図である。但し、図4では、図1で記載したセパレータプレート150,160の図示を省略している。MEA110は、電解質膜111と、カソード側触媒層112と、アノード側触媒層114とを備える。電解質膜111は、プロトン伝導性を有する高分子樹脂であり、例えば、パーフルオロカーボンスルホン酸ポリマで形成されている。
カソード側触媒層112と、アノード側触媒層114は、触媒担持粒子とアイオノマとを含む。触媒担持粒子とは、カーボン粒子などの担体に、触媒として白金あるいは白金の合金を担持したものである。アイオノマは、プロトン伝導性を有する高分子樹脂であり、電解質膜111と同様に、パーフルオロカーボンスルホン酸ポリマで形成されている。
アノード側触媒層114は電解質膜111のアノード側の面の全領域にわたって塗工され、一方、カソード側触媒層112は電解質膜111のカソード側の面のうちの一部の矩形領域(発電領域)のみに塗工されることが好ましい。この理由は、アノード側触媒層114は、カソード側触媒層112に比べて単位面積当たりの触媒量が少なくて良い(典型的には1/2以下であり、例えば約1/3)ので、電解質膜111の全領域に触媒を塗工しても過度の無駄とはならない上に、塗工工程が簡単になるからである。反対に、カソード側触媒層112は、アノード側触媒層114に比べて単位面積当たりの触媒量が多いので、一部の小さな領域のみに塗工することによって無駄な触媒を低減できるからである。
カソード側ガス拡散層120は、基材層122と、マイクロポーラス層124とを備える。アノード側ガス拡散層130は、基材層132と、マイクロポーラス層134とを備える。基材層122,132は、例えば、カーボンペーパーやカーボン不織布で形成されている。マイクロポーラス層124,134は、微細カーボン粉末とフッ素樹脂(ポリテトラフルオロエチレン)とを混練して形成され、それぞれ、基材層122,132のMEA110側に塗工される。カソード側ガス拡散層120は、マイクロポーラス層124がカソード側触媒層112と接するように配置され、アノード側ガス拡散層130は、マイクロポーラス層134がアノード側触媒層114と接するように配置される。なお、マイクロポーラス層124,134は、省略しても良い。
アノード側ガス拡散層130の大きさは、MEA110の電解質膜111の大きさとほぼ同じ大きさに形成されている。一方、カソード側ガス拡散層120の大きさは、平面視でMEA110の電解質膜111の大きさよりも小さく形成されている。また、カソード側ガス拡散層120は、平面視でカソード側触媒層112よりも小さい形状に形成されており、カソード側触媒層112の領域内にカソード側ガス拡散層120が収まるように配置されることが好ましい。この理由は、カソード側ガス拡散層120の基材層122がカーボンペーパーで形成されている場合に、カソード側ガス拡散層120の端部が、カソード側触媒層112が存在しない電解質膜111の位置に来ると、カーボンペーパーの繊維が電解質膜111に突き刺さり、電解質膜111の損傷やクロスリークの原因となる可能性があるからである。
樹脂フレーム部材140は、電解質膜111の端部と接触するように配置されている。この樹脂フレーム部材140の表面と、カソード側ガス拡散層120の表面とに跨がるように、保護フィルム190が配置されている。保護フィルム190は、耐水性、耐酸性を有する樹脂性のフィルムであり、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエーテルイミド(PEI)で形成されている。樹脂フレーム部材140とカソード側ガス拡散層120との隙間には、接着剤180が充填されている。接着剤180は、樹脂フレーム部材140,カソード側ガス拡散層120,保護フィルム190と接着可能な材料で構成されていればよく、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)のような熱可塑性樹脂を含む熱可塑性接着剤で形成されている。
接着剤180とMEA110との境界は、ガスシールライン181を構成しており、反応ガスのリークを抑制している。樹脂フレーム部材140と保護フィルム190との間には、接着剤180が侵入して接着部183が形成され、樹脂フレーム部材140と保護フィルム190とが固定される。カソード側触媒層112と保護フィルム190との間には、接着剤180が侵入して接着部184が形成され、カソード側触媒層112と保護フィルム190とが固定される。また、接着剤180は、硬化する。したがって、燃料電池スタック10の全体に面圧を印加すると、硬化した接着剤180を介してMEA110に面圧が掛かるので、MEA110(電解質膜111)が、変形することはなく、電解質膜111の膜破れを抑制できる。
図5は、充填部材195を接着剤180側から見た平面図である。図6は、充填部材195の断面図であり、図5のA−A断面図である。充填部材195は、保護フィルム190と、接着剤180とを備える。保護フィルム190は、外周190oが樹脂フレーム部材140の開口部140k(図2)よりも少し大きく、内部の開口部190kがカソード側ガス拡散層120の外縁120oよりも少し小さい額縁形状をしたフィルム状の部材である。保護フィルム190の外周190oと開口部190kとの間のほぼ中央に、額縁形状の接着剤180を備える。組み付け前の接着剤180の幅Wは、カソード側ガス拡散層120の外縁120oと、樹脂フレーム部材140の開口部140kとの間隔よりも少し狭いことが好ましい。接着剤180の高さHは、カソード側ガス拡散層120の厚さよりも少し大きいことが好ましい。
充填部材195は、シート状のフィルムからプレス等により額縁状の保護フィルム190を形成し、保護フィルム190に熱可塑性接着剤を用いて接着剤180を形成することにより形成可能である。熱可塑性接着剤は、室温では、固体なので、額縁形状の接着剤180を形成しやすい。
図7は、発電ユニット100の製造工程を示す説明図である。MEA110の両面にカソード側ガス拡散層120とアノード側ガス拡散層130を配置したものと、樹脂フレーム部材140と、を準備する。具体的には、まず、押し出し法により矩形状の電解質膜111を形成する。そして、電解質膜111の両面にカソード側触媒層112とアノード側触媒層114とをそれぞれ転写法により形成してMEA110を形成する。また、MEA110の両面にカソード側ガス拡散層120とアノード側ガス拡散層130を配置する。その後、MEA110のカソード側に開口部140kを有する樹脂フレーム部材140を配置する。
次に、接着剤180が、カソード側ガス拡散層120と樹脂フレーム部材140との隙間186に挿入されるように、別途形成した充填部材195を配置する。次いで、加熱プレス機200を用いて充填部材195を加熱し、接着剤180を溶融させる。接着剤180の一部は、保護フィルム190と樹脂フレーム部材140との間、及び保護フィルム190とカソード側ガス拡散層120との間に侵入し、それぞれ接着部183,184を形成する。その後、冷却することにより接着剤180は硬化し、隙間186を埋めるとともに、保護フィルム190と樹脂フレーム部材140との間、及び保護フィルム190とカソード側ガス拡散層120との間を接着し固定する。また、接着剤180は、電解質膜111やカソード側触媒層112とも接着し、シールライン181(図4)を形成する。
図8は、比較例の発電ユニット101を示す説明図である。比較例の発電ユニット101では、樹脂フレーム部材140とMEA110の電解質膜111とが、接着剤187により接着されている。比較例の発電ユニット101では、カソード側ガス拡散層120と樹脂フレーム部材140との隙間186が、接着剤187により十分に埋められていない。この構成では、燃料電池スタック10の面圧が接着剤187を介してMEA110に掛からないので、MEA110(電解質膜111)が隙間に向かって突き出るように変形し、破損するおそれがある。
第1の実施形態によれば、接着剤180が、カソード側ガス拡散層120と樹脂フレーム部材140とMEA110と保護フィルム190との間に形成される隙間186を十分に埋めているので、接着剤180を介してMEA110に面圧を掛けることができる。その結果、MEA110(電解質膜111)が隙間186に向かって変形して破損することを起こり難くできる。
また、第1の実施形態によれば、接着剤180は、保護フィルム190によりカバーされているので、硬化した接着剤180が、カソード側ガス拡散層120、あるいは、樹脂フレーム部材140が為す平面よりも外側(図4では上方)に大きく突出することがない。したがって、燃料電池スタック10を形成したときに、望ましくない過度の凹凸が生じないという利点がある。
・第2の実施形態:
図9は、第2の実施形態の発電ユニット102及びその製造工程を示す説明図である。第1の実施形態の発電ユニット100では、樹脂フレーム部材140は、MEA110のカソード側の面に接する形状を有していたが、第2の実施形態の発電ユニット102では、樹脂フレーム部材140は、MEA110の面に接しておらず、MEA110の外周よりも外側に配置される点が異なる。そのため、隙間186は、樹脂フレーム部材140とカソード側ガス拡散層120の間と、樹脂フレーム部材140とMEA110との間だけでなく、更に、樹脂フレーム部材140とアノード側ガス拡散層130の間にも生じる。
第2の実施形態において、発電ユニット102は、以下のように形成される。MEA110の形成工程は、図7で説明したのと同様である。次に、MEA110にカソード側ガス拡散層120とアノード側ガス拡散層130とを配置し、その周囲に樹脂フレーム部材140を配置する。その後、接着剤180が、カソード側ガス拡散層120と樹脂フレーム部材140との隙間186に挿入されるように、別途形成した充填部材195を配置する。次いで、加熱プレス機200を用いて充填部材195を加熱し、接着剤180を溶融させる。接着剤180の一部は、保護フィルム190と樹脂フレーム部材140との間及び保護フィルム190とカソード側ガス拡散層120との間に侵入し、それぞれ接着部183,184を形成する。また、接着剤180は、樹脂フレーム部材140とアノード側ガス拡散層130の間の一部をも埋める。その後、接着剤180を冷却し硬化させる。
第2の実施形態においても、接着剤180が、カソード側ガス拡散層120と樹脂フレーム部材140とMEA110と保護フィルム190との間に形成される隙間186を埋めているので、燃料電池スタック10の面圧を、接着剤180を介してMEA110に掛けることができ、MEA110(電解質膜111)が隙間186に向かって変形して破損することを起こり難くできる。
第1、第2の実施形態では、接着剤180として、熱可塑性樹脂を含む熱可塑性接着剤を用いたが、エポキシ樹脂、フェノール樹脂のような熱硬化性樹脂や、ポリイソブチレン(PIB)のような紫外線硬化性樹脂を含む接着剤を用いても良い。
以上、いくつかの実施例に基づいて本発明の実施の形態について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
10…燃料電池スタック
100…発電ユニット
101…発電ユニット
102…発電ユニット
110…膜電極接合体
111…電解質膜
112…カソード側触媒層
114…アノード側触媒層
120…カソード側ガス拡散層
120o…(カソード側ガス拡散層の)外縁
122…基材層
124…マイクロポーラス層
130…アノード側ガス拡散層
132…基材層
134…マイクロポーラス層
140…樹脂フレーム部材
140k…開口部
150…セパレータプレート
150b…底
150t…頂部
155…カソードガス流路
160…セパレータプレート
160b…底
160t…頂部
165…アノードガス流路
175…冷媒流路
180…接着剤
181…ガスシールライン
183…接着部
184…接着部
186…隙間
187…接着剤
190…保護フィルム
190k…(保護フィルムの)開口部
190o…(保護フィルムの)外周
195…充填部材
200…加熱プレス機
H…高さ
W…幅
X…領域

Claims (1)

  1. 燃料電池であって、
    膜電極接合体と、
    前記膜電極接合体の両面に配置された2つのガス拡散層であって、前記2つのガス拡散層のうちの一方のガス拡散層は、前記膜電極接合体よりも小さく、平面視において前記一方のガス拡散層の外周が、前記膜電極接合体の外周よりも内側にある、2つのガス拡散層と、
    前記一方のガス拡散層の外周に隙間をあけて配置された樹脂フレーム部材と、
    前記一方のガス拡散層の両面のうちの前記膜電極接合体と反対側の面において前記樹脂フレーム部材と前記一方のガス拡散層とを跨ぐように配置された保護フィルムと、
    前記樹脂フレーム部材と前記ガス拡散層と前記膜電極接合体と前記保護フィルムとの間に形成される隙間を埋める接着剤と、
    を備える、燃料電池。
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