JP6492820B2 - 転炉の操業方法 - Google Patents

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Description

本発明は、溶銑の脱P、脱C等の精錬処理を行う転炉の操業方法に関するものであり、殊に、3基の転炉を用いて溶銑を精錬処理する転炉の操業方法に関する。
高炉で生産される溶銑は、主な不純物としてCやP、Sなどを含んでいる。そのため、転炉中で溶銑に酸素を吹き込み、CやP、Sなどの不純物をスラグとして取り除く転炉溶銑予備処理が行われている。
転炉溶銑予備処理には、溶銑を転炉へ1回装入して脱りん(脱P)および脱炭(脱C)処理を連続して行う溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理方法、例えばMURC(Multi-Refining Converter)法と呼ばれる方法と、脱Pを行った後に一旦溶銑を転炉から取り出し、脱Cを行う際に再び溶銑を転炉に装入する溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理、例えばLD−ORP(LD converter - Optimized Refining Process)法と呼ばれる方法がある。
溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理方法は、脱Pおよび脱Cの両方を短時間で行えるという利点があるが、溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理方法と比較すると、脱P効果がやや少なく、例えばPの含有量が0.02%未満の極低P鋼を製造する際には、溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理方法を行う必要がある。つまり、製造する鋼種構成に応じて、溶銑1回装入型または溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理方法の比率が決められるが、現状の製鋼において、P:0.02%以上の通常の低P鋼と極低P鋼との製造の比率が2:1の場合の効率的な転炉の操業方法が要求されている。
3基の転炉を用いて、溶銑1回装入型および溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理方法を併用して操業する場合の操業方法として、例えば特許文献1に、3つの転炉がいずれも脱C用の転炉、脱Pと脱C兼用の転炉、脱P用の転炉の順で使用され、その後修理されて、再び、同様の順で使用および修理される方法が開示されている。この方法では、3つの転炉のいずれか1つが溶銑2回装入型の脱C用転炉として使用されているときは、他の1つは溶銑2回装入型の脱P用転炉として使用され、残りの1つは脱Cと脱P兼用の溶銑1回装入型の転炉として使用される。
溶銑1回装入型と溶銑2回装入型との稼働比率を2:1とし、特許文献1の方法に基づいて、3基の転炉2a、2b、2cの脱Pまたは/および脱Cの1チャージ毎の操業スケジュールを示した例を図9に示す。図9の横方向は時間の長さを示し、操業時間が図の右方向に進行している。溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理方法としてのMURC法による脱Pおよび脱Cの1サイクルは約35分である。また、溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理方法としてのLD−ORP法による脱P、脱Cは、それぞれ約25分を要する。また、脱Pと脱Cの間には、脱P後に受湯した取鍋を所定の吊り上げ位置に移動し、それからクレーンで吊り上げて、再び転炉の開口部に移動するまでの非稼働時間として約10分を要する。なお、図9では、溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理を「脱P,脱C」と記載し、溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理を「脱P」または「脱C」と記載し、溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理において脱Pと脱Cとの間の非稼働時間を「非」と記載した。特許文献1の方法によれば、図9に示すように、転炉2aが溶銑1回装入型の脱Pと脱C兼用の転炉として使用されているときは、転炉2bは溶銑2回装入型の脱P用の転炉、転炉2cは溶銑2回装入型の脱C用の転炉として使用される。
特開2007−113029号公報
ところが、図9に示すように溶銑1回装入型の転炉と溶銑2回装入型の転炉とをそれぞれ分けて溶銑予備処理を行う場合、溶銑1回装入型と溶銑2回装入型との稼働比率を2:1とすると、溶銑1回装入型の転炉2aが休みなく稼働するのに対して、溶銑2回装入型の処理を行う転炉2b、2cは空き時間が多く、生産性が低い。
そこで、溶銑2回装入型の処理を行う転炉2b、2cの空き時間を減らすために、例えば図10に示すように、転炉2a、2bの2基を溶銑1回装入型の転炉として使用し、転炉2cを溶銑2回装入型の脱P用および脱C用の転炉として使用しても、今度は転炉2a、2bの空き時間が多くなり、やはり十分な生産性の向上は得られない。つまり、従来のように、溶銑1回装入型の処理を行う転炉と溶銑2回装入型の処理を行う転炉とを分けて操業すると、生産性が低いという問題がある。
本発明の目的は、3基の転炉を用いて溶銑を精錬処理する際、3基を効率良く稼動できる転炉の操業方法を提供することにある。
上記問題を解決するため、本発明は、3基の転炉を用いて溶銑を精錬処理する転炉の操業方法であって、前記3基の転炉のうち2基の転炉は、各々が、1回の溶銑の装入で精錬処理を行う溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理と、精錬処理の1回目の処理の後、溶銑を前記転炉から一旦排出し、その後前記溶銑を前記転炉に戻して2回目の処理を行う溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理とをどちらも行い、他の1基の転炉は、前記溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理の前記1回目の処理と前記2回目の処理のいずれかあるいは両方を行うことを特徴とする、転炉の操業方法を提供する。
前記転炉の操業方法は、前記3基の転炉のうち、第1の転炉および第2の転炉では、前記溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理と、前記溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理の2回目の処理とを行い、第3の転炉では、前記溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理の1回目の処理を行ってもよい。
また、前記転炉の操業方法は、前記3基の転炉のうち、第1の転炉および第2の転炉では、前記溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理と、前記溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理の1回目の処理とを行い、第3の転炉では、前記溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理の2回目の処理を行ってもよい。
また、前記転炉の操業方法は、前記3基の転炉のうち、第1の転炉では、前記溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理と、前記溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理の1回目の処理とを行い、第2の転炉では、前記溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理と、前記溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理の2回目の処理とを行い、第3の転炉では、前記溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理の1回目および2回目の処理を行ってもよい。
また、前記転炉の操業方法は、前記3基の転炉のうち、第1の転炉および第2の転炉では、前記溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理と、前記溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理の1回目および2回目の処理とを行い、第3の転炉では、前記溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理の1回目および2回目の処理を行い、前記1回目または2回目の処理のいずれか一方を前記第1の転炉または第2の転炉で行い、他方を前記第3の転炉で行ってもよい。
前記1回目の処理は例えば脱りん(脱P)であり、前記2回目の処理は例えば脱炭(脱C)である。
本発明によれば、3基の転炉を効率よく稼働させて生産性向上を図り、生産コストの低減を実現することができる。
本発明の実施の形態にかかる転炉精錬設備の説明図である。 転炉の構造を説明するための縦断面図である。 MURC法の説明図である。 LD−ORP法の説明図であり、(a)は溶湯の排出、(b)はスラグの排出を示す。 本発明の第一の実施の形態にかかる操業スケジュールの説明図である。 本発明の第二の実施の形態にかかる操業スケジュールの説明図である。 本発明の第三の実施の形態にかかる操業スケジュールの説明図である。 本発明の第四の実施の形態にかかる操業スケジュールの説明図である。 従来例の操業スケジュールの説明図である。 従来の異なる例の操業スケジュールの説明図である。
以下、本発明の実施の形態を、図を参照して説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる転炉精錬設備1の説明図である。また、図2は、この転炉精錬設備1に備えられた3基の転炉2a、2b、2cの構造を示す縦断面図である。
図1に示すように、転炉精錬設備1には、3基の転炉2a、2b、2cが並べて配置されている。これら3基の転炉2a、2b、2cはいずれも同様の構成を有し、図2に示すように、鋼製の転炉容器3の内面に、煉瓦などからなる耐火物ライニング4を貼り付けた構造を有している。以下、代表して転炉2aについて説明する。
転炉2aの上端は開口部5となっており、この開口部5を通じて転炉2a内に溶銑やスクラップ、スラグ原料などが入れられ、また、この開口部5を通じて転炉2a内からスラグが排出される。転炉2aの側面には、開口部5よりも転炉容器3の底部に近い下方に位置する出鋼口6が形成されている。この出鋼口6を通じて、転炉2a内から溶湯(溶銑または精錬された溶鋼)が排出される。他の転炉2b、2cも同様の構成を有しており、転炉精錬設備1では、各転炉2a、2b、2cに対して、溶銑やスクラップ、スラグ原料などが適宜選択的に入れられるようになっている。
本発明においては、3基の転炉2a、2b、2cのうち2基の転炉では、溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理方法と溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理方法とを兼用して行い、他の1基の転炉は、溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理方法のみに用いられる。
溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理方法とは、1回の溶銑の装入で、精錬処理における脱りん(脱P)と脱炭(脱C)の両方の処理を行ういわゆる同一炉精錬法であり、この同一炉精錬法としては、MURC(Multi-Refining Converter)法と呼ばれている方法がある。これは、転炉2a内で先ず脱Pした後、図3に示すように、出鋼口6を上にした状態で転炉2aを傾けて開口部5からスラグ10のみを捨て(中間排滓)、転炉2a内に残した脱P済みの溶銑11を更に脱C処理する方法である。MURC法は、比較的短時間で脱Pおよび脱Cの両方を行えるうえ、スラグの発生量を抑制でき、高品質な鋼を溶製できるといった利点がある。
また、溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理方法とは、転炉2a内で先ず脱Pした後、図4(a)に示すように、出鋼口6を下に向けて転炉2aを傾けることにより、転炉2a内の溶銑11を出鋼口6から出湯して一旦取鍋12に移し、次に、図4(b)に示すように、転炉2aを逆方向、すなわち出鋼口6を上に向けて転炉2aを傾けることにより転炉2a内に残っていたスラグ10を完全に排出し、その後、取鍋12に移した溶銑11を空の転炉2a内に戻して脱C処理する方法である。このような精錬法は、LD−ORP法と呼ばれている。この溶銑2回装入型の溶銑予備処理方法は、溶銑1回装入型の溶銑予備処理方法に比べて、脱Pおよび脱Cを行う合計時間が長くかかるものの、P等の不純物を極めて少なくすることができ、より高品質な極低P鋼を溶製できるといった利点がある。
一般に、脱C処理を行う際には、転炉2aに入れられた溶銑の温度は1600℃以上に上昇する。また、転炉2a内の溶湯の攪拌力も比較的強いので、転炉2aにかかる負担が大きい。そのため、転炉2aを脱C用の転炉として使用する場合は、転炉容器3内面の耐火物ライニング4が損傷していない状態の転炉2aを使用することが好ましい。これにより、耐火物ライニング4がまだ厚い状態なので、溶銑の温度が低下しにくく、1600℃以上の高温に保ちやすい。また、耐火物ライニング4がまだ綺麗な状態の転炉2aを使用することにより、脱C中に耐火物ライニング4中からPなどの不純物が溶湯に混合する問題も回避でき、高品質な製鋼ができる。
一方、脱Pを行う際には、転炉2aに入れられた溶銑の温度は例えば1300〜1400℃程度に保たれる。また、転炉2a内の溶銑の攪拌力も比較的弱いので、脱C処理をする場合に比べて転炉2aの耐火物にかかる負担は小さい。そこで、転炉2aを脱P用の転炉として使用する場合は、既に耐火物ライニング4が薄くなった状態の転炉2aを使用することができる。
また、転炉2aを脱Cと脱P兼用の溶銑1回装入型の転炉として使用する場合、脱C処理時には転炉2aに入れられた溶銑の温度は1600℃以上に上昇し、転炉2a内の溶銑の攪拌力も比較的強いので、転炉2aにかかる負担が大きくなる。一方、脱P処理時には、転炉2aに入れられた溶銑の温度は例えば1300〜1400℃程度に保たれ、転炉2a内の溶銑の攪拌力も比較的弱いので、転炉2aにかかる負担は小さくなる。このため、転炉2aを脱Cと脱P兼用の転炉として使用する場合の転炉2aにかかる負担は、転炉2aを脱C用の転炉として使用する場合よりは小さいが、転炉2aを脱P用の転炉として使用する場合よりは大きい。
前述の通り、溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理方法は、溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理方法と比較すると、脱P効果がやや少ない。そのため、通常、Pの含有量が0.02%未満の極低P鋼を製造する際には、溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理方法が行われ、Pの含有量が0.02%以上の通常の低P鋼を製造する場合は、溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理方法が行われる。以下、本発明の実施形態として、MURC法とLD−ORP法との比率を2:1とした場合の転炉の操業方法について説明する。
図5は、本発明に係る第一の実施形態を示す転炉の操業方法の例であり、3つの転炉2a、2b、2cを備えた転炉精錬設備1における操業スケジュールの一例を示している。図5の横方向は時間の長さを示し、操業時間が図の右方向に進行している。図中の上段から順に、第1の転炉2a、第2の転炉2b、第3の転炉2cの状態であり、各転炉2a、2b、2cにおける操業状態を同時進行的に示している。図5に示されているのは操業スケジュールの一部であり、同様のパターンで連続して操業が行われる。また、前述の図9、図10と同様、溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理を「脱P,脱C」と記載し、溶銑2回装入型の1回目の転炉溶銑予備処理を「脱P」2回目の処理を「脱C」と記載し、溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理において脱Pと脱Cとの間の非稼働時間を「非」と記載した。なお、以下では、3つの転炉2a、2b、2cについて、転炉2aを第1の転炉2a、転炉2bを第2の転炉2b、転炉2cを第3の転炉2cと呼んで互いに区別して説明する。
第一の実施形態では、第1の転炉2aおよび第2の転炉2bは、溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理方法と、溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理方法の2回目の処理である脱C処理とを兼用して行う。他の1基の転炉である第3の転炉2cは、溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理方法の1回目の処理である脱P処理のみに用いられる。なお、溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理方法としてのMURC法による溶銑の装入から脱P、中間排滓、脱C、出鋼、排滓までの1サイクルは、約35分である。また、溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理方法としてのLD−ORP法による脱P(溶銑の装入、脱P、出湯、排滓)、脱C(溶銑の再装入、脱C、出鋼、排滓)は、それぞれ約25分を要し、脱Pと脱Cの間に、溶銑を再装入するために取鍋の移動、吊り等を行う非稼働時間として約10分を要する。
図5に示すように、第1の転炉2aおよび第2の転炉2bは、それぞれタイミングをずらせて、1チャージの脱C処理の前後に2チャージ連続して脱Pおよび脱C処理、を繰り返して行い(稼働開始時のみ第1の転炉2aの脱Pおよび脱C処理は1チャージ)、第3の転炉2cは、脱P処理を繰り返す。以下、図5に示すタイムスケジュールに沿って説明すると、先ず、第1の転炉2aの脱Pおよび脱C処理の開始と同時に、第3の転炉2cの脱P処理を開始する(タイミングt1)。第1および第3の転炉2a、2cから10分遅れて、第2の転炉2bの脱Pおよび脱C処理を開始する(タイミングt2)。タイミングt3で、第1の転炉2aの脱Pおよび脱C処理の終了時間と、第3の転炉2cの脱P処理後の非稼働時間の終了時間、すなわち溶銑を再装入するための取鍋の移動、吊り等の終了時間とが同時になり、第3の転炉2cから排出された溶銑を第1の転炉2aに装入し、第1の転炉2aにおいて、溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理方法の2回目の処理である脱C処理を開始する。第2の転炉2bの2チャージ目の脱Pおよび脱C処理の開始と同時に、第3の転炉2cにおいて、2チャージ目の脱P処理を開始する(タイミングt4)。これにより、第2の転炉2bの脱Pおよび脱C処理の終了時間と、第3の転炉2cの脱P処理後の非稼働時間の終了時間とが同時になり、第3の転炉2cから排出された溶銑を第2の転炉2bに装入し、第2の転炉2bにおいて、溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理方法の2回目の処理である脱C処理を開始する(タイミングt5)。第1の転炉2aでは、脱C処理終了後、すぐに2チャージ連続して脱Pおよび脱C処理を行う。第1の転炉2aの連続した2チャージ目の脱Pおよび脱C処理の開始と同時に、第3の転炉2cにおいて脱P処理を開始する(タイミングt6)。このタイミングt6が、タイミングt1と同じタイミングとなり、以下同様の操業を繰り返して行う。
この操業方法によれば、溶銑1回装入型の脱Pおよび脱C処理が4チャージ、溶銑2回装入型の脱Pおよび脱C処理が各2チャージ、合計6チャージの脱P処理と脱C処理の両方の溶銑予備処理を95分間で行うことができ、1チャージ当たり約15.8分となる。
また、図5の操業方法によれば、第1、第2の転炉2a,2bは脱C処理を行うため負担が大きく、耐火物ライニング4がまだ綺麗な状態の転炉を用いる必要があるが、第3の転炉2cは脱P処理のみを行うため、既に耐火物ライニング4が薄くなった状態の転炉を用いることができる。
図6は、本発明に係る第二の実施形態を示す転炉の操業方法の例である。図6の表示方法は図5と同様である。
本実施形態では、第1の転炉2aおよび第2の転炉2bは、溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理方法と、溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理方法の1回目の処理である脱P処理とを兼用して行う。第3の転炉2cは、溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理方法の2回目の処理である脱C処理のみに用いられる。
図6に示すように、第1の転炉2aおよび第2の転炉2bは、それぞれタイミングをずらせて、1チャージの脱P処理の前後に2チャージ連続して脱Pおよび脱C処理、を繰り返して行い(稼働開始時のみ第1の転炉2aの脱Pおよび脱C処理は1チャージ)、第3の転炉2cは、脱C処理を繰り返す。以下、図6に示すタイムスケジュールに沿って説明すると、先ず、第1の転炉2aの脱Pおよび脱C処理を開始し(タイミングt7)、それから10分後に、第2の転炉2bの脱Pおよび脱C処理を開始する(タイミングt8)。第2の転炉2bの開始と同時に、図6に記載されたスケジュールよりも前に脱P処理された溶銑を第3の転炉2cに装入するための非稼働時間、すなわち溶銑を再装入するための取鍋の移動、吊り等を開始し、10分後に第3の転炉2cで脱C処理を開始する。第1の転炉2aは、1チャージの脱Pおよび脱C処理後、すぐに脱P処理を行う。第2の転炉2bは、2チャージ連続して脱Pおよび脱C処理を行う。第1の転炉2aで脱P処理された後の溶銑は、取鍋を移動して第3の転炉2cへ装入する(タイミングt9)。第1の転炉2aは、脱P処理終了後、すぐに、2チャージ連続して脱Pおよび脱C処理を行う。第2の転炉2bの2チャージの脱Pおよび脱C処理が終了すると、すぐに脱P処理を行い、脱P処理が終了した溶銑は、取鍋を移動して第3の転炉2cへ装入する(タイミングt10)。タイミングt10が、タイミングt8と同じタイミングとなり、以下同様の操業を繰り返して行う。
この操業方法によれば、溶銑1回装入型の脱Pおよび脱C処理が4チャージ、溶銑2回装入型の脱Pおよび脱C処理が各2チャージ、合計6チャージの脱P処理と脱C処理の両方の溶銑予備処理を95分間で行うことができ、図5の実施形態と同様、1チャージ当たり約15.8分となる。
また、図6の操業方法によれば、第1、第2の転炉2a,2bはあまり負担が大きくないが、第3の転炉2cは脱C処理のみを行うため、負担が大きい。したがって、第3の転炉2cは、耐火物ライニング4がまだ綺麗な状態の転炉を用いる必要があり、第1、第2の転炉2a,2bには、既に耐火物ライニング4が薄くなった状態の転炉を用いることができる。
図5、図6に示す操業方法では、溶銑2回装入型の脱P処理を行う転炉と、溶銑2回装入型の脱C処理を行う転炉とが異なっているため、脱P処理後に転炉内にPが残留した状態で脱C処理を行うことがない。したがって、上記第一および第二の実施形態においては、溶銑2回装入型で脱P処理および脱C処理を行ったものは、全て極低P鋼の製造に用いることができる。
図7は、本発明に係る第三の実施形態を示す転炉の操業方法の例である。図7の表示方法も、図5と同様である。
本実施形態では、第1の転炉2aは、溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理方法と、溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理方法の1回目の処理である脱P処理とを兼用して行う。第2の転炉2bは、溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理方法と、溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理方法の2回目の処理である脱C処理とを兼用して行う。第3の転炉2cは、溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理方法の1回目の処理である脱P処理と2回目の処理である脱C処理とを行う。
図7に示すように、第1の転炉2aは、1チャージの脱P処理の前後に2チャージ連続して脱Pおよび脱C処理、を繰り返して行い(稼働開始時のみ脱Pおよび脱C処理が1チャージ)、第2の転炉2bは、1チャージの脱C処理の前後に2チャージ連続して脱Pおよび脱C処理、を繰り返して行い、第3の転炉2cは、脱P処理、非稼働、脱C処理の一連の処理を繰り返して行う。以下、図7に示すタイムスケジュールに沿って説明すると、先ず、第1の転炉2aの脱Pおよび脱C処理を開始し(タイミングt11)、10分後に、第2の転炉2bの脱Pおよび脱C処理を開始する(タイミングt12)。第1の転炉2aの脱Pおよび脱C処理の開始から35分後に、第3の転炉2cが脱P処理を開始し(タイミングt13)、連続して非稼働(溶銑を再装入するための取鍋の移動、吊り等)、脱C処理を行う。第1の転炉2aは、1チャージの脱Pおよび脱C処理後、すぐに脱P処理を行う。第2の転炉2bは、2チャージ連続して脱Pおよび脱C処理を行った後、第1の転炉2aで脱P処理された後の溶銑が装入され、脱C処理を開始する(タイミングt14)。第1の転炉2aは、脱P処理終了後、すぐに、2チャージ連続して脱Pおよび脱C処理を行う。第2の転炉2bは、脱C処理が終了すると(タイミングt15)、すぐに2チャージ連続して脱Pおよび脱C処理を行う。タイミングt15が、タイミングt12と同じタイミングとなり、以下同様の操業を繰り返して行う。
この操業方法によれば、溶銑1回装入型の脱Pおよび脱C処理が4チャージ、溶銑2回装入型の脱Pおよび脱C処理が各2チャージ、合計6チャージの脱P処理と脱C処理の両方の溶銑予備処理を95分間で行うことができ、図5の実施形態と同様、1チャージ当たり約15.8分となる。
また、図7の操業方法によれば、第1の転炉2aはあまり負担が大きくなく、第2の転炉2bは負担が大きく、第3の転炉2cの負担はその中間程度である。したがって、各転炉の耐火物ライニング4の状態に応じて、第1、第2、第3の転炉として割り振って使用すればよい。
図8は、本発明に係る第四の実施形態を示す転炉の操業方法の例である。図8の表示方法も、図5と同様である。
本実施形態では、第1の転炉2aおよび第2の転炉2bは、溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理方法と、溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理方法とを兼用して行い、第3の転炉2cは、溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理方法の1回目の処理である脱P処理と2回目の処理である脱C処理とを行う。また、第1の転炉2aおよび第2の転炉2bが行う溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理方法は、脱P処理と脱C処理とを交互に行う。
図8に示すように、第1の転炉2aは、交互に行う脱C処理と脱P処理との間に、2チャージ連続して脱Pおよび脱C処理を行い(稼働開始時のみ脱Pおよび脱C処理は1チャージ)、第2の転炉2bは、交互に行う脱P処理と脱C処理との間に、2チャージ連続して脱Pおよび脱C処理を行う。第3の転炉2cは、脱P処理、脱C処理を交互に行う。以下、図8に示すタイムスケジュールに沿って説明すると、先ず、第1の転炉2aの脱Pおよび脱C処理と、第3の転炉2cの脱P処理を同時に開始し(タイミングt16)、10分後に、第2の転炉2bの脱Pおよび脱C処理を開始する(タイミングt17)。第1の転炉2aは、1チャージの脱Pおよび脱C処理が終了すると、第3の転炉2cで脱P処理された後の溶銑が装入され、脱C処理を開始する(タイミングt18)。脱C処理が終了すると、2チャージ連続して脱Pおよび脱C処理を行い、その後すぐに脱Pを行う。第2の転炉2bは、2チャージ連続して脱Pおよび脱C処理を行った後、すぐに、脱P処理を行う。第2の転炉2bで脱P処理された溶銑は、第3の転炉2cへ装入され、第3の転炉2cで脱C処理を開始し(タイミングt19)、さらに、第3の転炉2cでは、続いて、次の脱P処理が行われる。タイミングt20で第1の転炉2aにおける脱Pが終了した溶銑は、一旦取鍋に移した後、第3の転炉2cへ装入され(タイミングt21)、第3の転炉2cで脱C処理が行われる。タイミングt21で第3の転炉2cにおける脱Pが終了した溶銑は、一旦取鍋に移した後、第2の転炉2bへ装入され(タイミングt22)、第2の転炉2bで脱C処理が行われる。タイミングt23が、タイミングt16と同じタイミングとなり、以下同様の操業を繰り返して行う。
この操業方法によれば、溶銑1回装入型の脱Pおよび脱C処理が4チャージ、溶銑2回装入型の脱Pおよび脱C処理が各2チャージ、合計6チャージの脱P処理と脱C処理の両方の溶銑予備処理を95分間で行うことができ、図5の実施形態と同様、1チャージ当たり約15.8分となる。
図8の操業方法によれば、第1〜第3の転炉2a、2b、2cのいずれも負担がほぼ均等になる。
なお、図7、図8に示す操業方法の場合、第3の転炉2cでは脱P処理と脱C処理とを連続して行うため、極低P鋼の製造には、第1および第2の転炉2a、2bで溶銑2回装入型の脱P処理および脱C処理を行ったもののみが使用される。
以上のように、本発明は、3基の転炉2a、2b、2cのうち、2基の転炉では、溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理と溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理とを併用して行い、他の1基の転炉では、溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理の1回目の処理と2回目の処理のいずれかあるいは両方を行うことで、3基の転炉を効率的に稼働させて、生産性を向上させることができる。また、3基の転炉2a、2b、2cのそれぞれの耐火物ライニング4の状態に応じて、上記実施形態のいずれかの操業スケジュールを適用し、稼動させることが可能である。
前述の図9に示す従来例の場合には、溶銑1回装入型の脱Pおよび脱C処理が4チャージ、溶銑2回装入型の脱Pおよび脱C処理が各2チャージ、合計6チャージの溶銑予備処理を行うのに140分を要し、1チャージ当たり23.3分となる。また、図10に示す従来例の場合には、合計6チャージの溶銑予備処理を行うのに120分を要し、1チャージ当たり20分となる。図5〜図8に示す本発明の第一から第四の実施形態によれば、いずれも1チャージ当たり約15.8分であり、従来よりも大幅に効率良く稼動できる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理方法としてのMURC法の1サイクルに要する時間は約35分であり、溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理方法としてのLD−ORP法による1サイクルに要する時間は脱P、脱Cそれぞれ約25分として、溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理方法の脱P処理終了から脱C処理開始までの時間が最短となるような操業スケジュールの例を示したが、本発明はこれに限らず、それぞれの1サイクル当たりに要する時間等に応じて、3基の転炉の操業タイミングを決めればよい。
本発明は、溶銑の転炉精錬に適用できる。
1 転炉精錬設備
2a,2b,2c 転炉
3 転炉容器
4 耐火物ライニング
5 開口部
6 出鋼口
10 スラグ
11 溶銑
12 取鍋

Claims (6)

  1. 3基の転炉を用いて溶銑を精錬処理する転炉の操業方法であって、
    前記3基の転炉のうち2基の転炉は、各々が、1回の溶銑の装入で精錬処理を行う溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理と、精錬処理の1回目の処理の後、溶銑を前記転炉から一旦排出し、その後前記溶銑を前記転炉に戻して2回目の処理を行う溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理とをどちらも行い、
    他の1基の転炉は、前記溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理の前記1回目の処理と前記2回目の処理のいずれかあるいは両方を行うことを特徴とする、転炉の操業方法。
  2. 前記3基の転炉のうち、第1の転炉および第2の転炉では、前記溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理と、前記溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理の2回目の処理とを行い、
    第3の転炉では、前記溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理の1回目の処理を行うことを特徴とする、請求項1に記載の転炉の操業方法。
  3. 前記3基の転炉のうち、第1の転炉および第2の転炉では、前記溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理と、前記溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理の1回目の処理とを行い、
    第3の転炉では、前記溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理の2回目の処理を行うことを特徴とする、請求項1に記載の転炉の操業方法。
  4. 前記3基の転炉のうち、第1の転炉では、前記溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理と、前記溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理の1回目の処理とを行い、
    第2の転炉では、前記溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理と、前記溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理の2回目の処理とを行い、
    第3の転炉では、前記溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理の1回目および2回目の処理を行うことを特徴とする、請求項1に記載の転炉の操業方法。
  5. 前記3基の転炉のうち、第1の転炉および第2の転炉では、前記溶銑1回装入型の転炉溶銑予備処理と、前記溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理の1回目および2回目の処理とを行い、
    第3の転炉では、前記溶銑2回装入型の転炉溶銑予備処理の1回目および2回目の処理を行い、
    前記1回目または2回目の処理のいずれか一方を前記第1の転炉または第2の転炉で行い、他方を前記第3の転炉で行うことを特徴とする、請求項1に記載の転炉の操業方法。
  6. 前記1回目の処理は脱りんであり、前記2回目の処理は脱炭であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の転炉の操業方法。
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