JP6492246B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
そこで、遊技者がより擬似演出を楽しめるように特許文献1に記載のパチンコ機では演出音の音量を遊技者が自分の好みに合わせて変更できるようにし、かつ遊技者による音量の設定変更時に、変更された音量レベルに応じた確認音をスピーカから出力するとともに、音量の音量レベルを示す確認画像を遊技者が見易い演出図柄表示装置に表示させる構成とされている。
遊技者による音量の設定変更が可能な期間として遊技者が遊技していない状態だけでなく図柄が変動している状態でも可能な構成としている。
そこで本願発明は前記事情に鑑み、遊技状態に関わらず容易に音量の設定変更ができる機能を維持しつつ、音量の設定変更により遊技の演出を邪魔することのない遊技機を提供することを課題としてなされたものである。
始動口への入球に起因して抽出された乱数値に応じて当否判定を行う当否判定手段と、
該当否判定手段による判定結果を示す特別図柄を変動後に確定表示する特別図柄表示装置と、
前記特別図柄が変動中に行われる擬似演出を表示する演出図柄表示装置と、
前記擬似演出に応じた演出音を出力する音声出力制御手段と、
該音声出力制御手段によって出力される前記演出音の音量の設定を遊技者によって変更可能な遊技機において、
設定された音量の音量レベル画像を前記演出図柄表示装置に表示させる音量レベル画像表示手段と、
前記音量レベル画像の表示を禁止する表示禁止手段と、
遊技状態を判別する遊技状態判別手段と、を備え、
該遊技状態判別手段により判別された遊技状態が、前記特別図柄が変動している変動状態と、前記特別図柄の変動が行われていない状態である、前記特別図柄の変動が終了してから所定の時間が経過するまでの状態と、当該所定の時間が経過した後の待機状態と、のいずれの状態であっても遊技者による前記演出音の音量の設定が変更可能であり、
前記待機状態で遊技者によって音量の設定を変更するための操作が行われると、前記音量レベル画像表示手段により前記音量レベル画像を表示するようになし、
前記変動状態で遊技者によって前記操作が行われたとき、及び前記特別図柄の変動が終了してから前記所定の時間が経過するまでの状態で前記操作が行われたときには、前記表示禁止手段によって前記音量レベル画像の表示を禁止するようになし、
前記所定の時間は、新たな前記特別図柄の変動が可能な期間であり、且つ前記音量レベル画像が表示された後に前記操作が行われずに前記音量レベル画像の表示が終了するまでの継続時間よりも長いことを特徴とする。
尚、前記待機状態は遊技者により遊技が行なわれていないと判断された状態も含み、前記変動状態は特別図柄が変動状態である他、大当りの特別遊技状態等を含むことが望ましい。
そして、特別図柄の変動が終了してから所定の時間が経過した後の待機状態における音量の設定変更は、音量レベル画像が表示されるので、遊技者は、実際の音量レベルを確認できる上、どの位の範囲で音量を変更可能であるかが分かり、容易に音量を設定変更することができる。
一方、変動状態における音量の設定変更は、設定変更時に音量レベル画像が表示されないため、擬似演出の邪魔にならず、遊技者は好みの音量で擬似演出を楽しむことができる。
尚、変動状態にて音量の設定変更を行う遊技者は、待機状態でも音量の設定変更を行った経験者が多いため、変動状態の音量の設定変更時に音量レベル画像が表示されなくても経験を生かして容易に音量の設定変更ができる。また変動状態では、音量の設定変更を行うと演出音の音量が設定変更の操作に応じて変化するようにすれば、変更した音量の大きさを確認でき、容易に遊技者が好みの音量に設定変更することができる。
請求項1に記載の遊技機において、
音量の設定が遊技者により変更可能な最大音量に達している状態で、遊技者により音量の設定を上げるための操作が行われると、前記音量レベル画像とは異なる形態にて音量が限界値に達していることを示す限界値報知を行う限界値報知手段と、
前記限界値報知を禁止する限界値報知禁止手段と、を備え、
前記遊技状態判別手段により遊技状態が前記変動状態と判別され、かつ音量の設定が前記最大音量に達している状態で、遊技者により音量の設定を上げるための操作が行われると前記限界値報知手段によって前記限界値報知を行い、
前記遊技状態判別手段により遊技状態が前記待機状態と判別され、かつ音量の設定が前記最大音量に達している状態で、前記操作が行われると前記限界値報知禁止手段が前記限界値報知を禁止するようになす。
遊技者によって変更可能な最小の音量に達している状態では、音量を下げるための操作で限界値報知を行うようにしてもよい。この場合、最大音量と最小音量とでは限界値報知を異なる態様で報知することが望ましい。
また、待機状態では、限界値報知禁止手段により、最小音量に達していることを示す限界値報知を行わない構成が望ましい。
限界値報知は、演出図柄表示装置にて行うようにしても、音声で行うようにしても、発光体を光らせる構成でもよい。尚、演出図柄表示装置にて行う場合には、音量レベル画像とは異なる画像とする。また、限界値報知を演出図柄表示装置にて行う構成では、変動中に音量レベル画像を表示させることでの問題点と同じ問題点が発生する恐れがえるので、表示された後1秒後くらいに消去される構成が好適である。
前枠11の板ガラス110の奥には前記内枠に保持された後述する遊技盤が設けてある。
下皿13は上皿12から溢れた賞球を受ける構成で、球抜きレバーの操作により下皿13に溜まった遊技球を遊技店に備えられた別箱(ドル箱)に移すことができる。
センターケース200は中央に演出図柄表示装置21(全体の図示は省略)のLCDパネルが配設されている。またセンターケース200には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージなどが設けられている。
センターケース200の直下には特別図柄(以下、単に特図という)の当否判定を実行する始動口として、常時入球(入賞)可能な第1特図始動口23、チューリップ式普通電動役物からなる第2特図始動口24とが上下位置に設置されている。第1特図始動口23への入球により第1特図の当否判定が行われ、第2特図始動口24により第2特図の当否判定が行われる。
尚、遊技盤2の遊技領域20には、多数の遊技釘や風車が植設されている。
主制御装置40、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43は遊技盤2に設けられ、払出制御装置41、発射制御装置44、電源基板45は内枠30に設けられている。図3では発射制御装置44が描かれていないが、払出制御装置41の下に設けてある。
図3(b)に示すように、背面音量設定スイッチ35はロータリー式スイッチであり、16段階の音量に設定可能とされている。
また遊技の状況に応じては、遊技者の十字キー19によって設定変更された音量が、背面音量設定スイッチ35で設定された基準の音量よりも小さい音量の時には、所定の条件が満たされることで音量を変更せずに基準の音量を維持するようにしてもよい。この場合、所定の条件が満たされも、設定変更された音量が基準の音量よりも大きい時には大きい音量に変更することが望ましい。
発射制御装置44にはCPU、ROM、RAM等が設けられていない。しかしこれに限るわけではなく、発射制御装置44にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置40からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や大当り等の管理用の信号が外部接続端子板38を経てホールコンピュータ500に送られる。
主制御装置40と払出制御装置41とは双方向通信が可能である。
サブ統合制御装置42には、演出ボタン15やジョグダイヤル16の操作を検出する演出SW528やジョグダイヤルセンサ529、十字キー19の各ボタンの操作を検出する十字キー上SW536、十字キー下SW537、十字キー左SW538、十字キー右SW539、十字キー中SW540などの操作信号が入力される。
そして前記演出中でも遊技者による演出音の音量の設定変更を可能とし、演出中に音量を設定変更する場合には演出を邪魔することがないように、確認音の出力及び音量レベル表示を制限することがなされる。
以下、演出中の遊技者による音量の設定変更の詳細を主制御装置40及びサブ統合制御装置42で実行されるプログラム処理に基づいて説明する。
図7に示す「始動口入賞確認処理」は主制御装置40で実行されるサブルーチンであり、この処理では、前記第1、第2特図始動口23,24への入球(入賞)を確認し、入球時に抽出した各種乱数値を、第1特図、第2特図それぞれ個別に保留記憶する処理を行う。
続くS203の処理では、第1特図保留数表示装置281又は第2特図保留数表示装置282の点灯数を増加させると共に、サブ統合制御装置42に現在の保留記憶数を示す保留個数指定コマンドを送信する。
図8に示すように「当否判定処理」は、大入賞口を開放させるための特別電動役物が作動中か確認し、作動していなければ(S300:no)、特図が変動中か確認し、変動中でなければ(S301:no)、特図の確定図柄が表示されているか確認する(S302)。尚、特別電動役物が作動中(S300:yes)であれば「特別遊技処理」に移行する。図略ではあるが「特別遊技処理」は大当りによる前記特別遊技を実行するプログラムである。
確変中でなければ(S312:no)、通常確率(低確率)の当否判定用テーブルと前記大当り決定用乱数とを対比して大当りか否か当否判定を行う(S314)。
大当りであれば(S315:yes)、S316の処理において、前記当否判定の対象となる保留記憶の大当り図柄決定用乱数に基づいて大当り図柄を決定する。
S317の処理では、前記当否判定の対象となる保留記憶の変動パターン決定用乱数に基づいて、特図の大当り用の変動時間などといった変動パターンを決定する。
一方、確定図柄表示時間が終了したことを確認すると(S340:yes)、確定図柄表示終了の処理(S341)により特図表示装置28の特図の確定図柄表示を終了させる制御を行い、サブ統合制御装置42へ特図に対応する擬似図柄の確定表示を終了させるようにコマンドを送信する。
そして大当り開始演出処理(S349)によりサブ統合制御装置42へ大当り演出を開始させるようにコマンドを送信し、「特別遊技処理」に移行する。
続く処理で時短フラグが「1」であるか確認し(S353)、時短フラグが「1」であれば(S353:yes)、前記「時短カウンタ」を減算結果(時短回数)が「0」あるか否かを確認する(S354)。「0」であれば(S354:yes)、時短フラグを「0」にセットする(S355)。
続くS356の状態指定コマンド送信処理では、遊技状態を示す確変フラグや時短フラグの情報等を含む状態指定コマンドを、サブ統合制御装置42へ送信する。その後、「特別遊技処理」に移行する。
続くS504の処理において音量設定の説明を表示するように制御する。これにより演出図柄制御装置43が演出図柄表示装置21にて前記説明を開始させる。
尚、前記S550の処理で前記待機フラグが「1」でないとき(S550:no)又は前記S551の処理で前記待機状態に移行してから15秒以上経過していないとき(S551:no)はリターンする。
このように遊技機が待機状態では演出図柄表示装置21においてデモ画面と図柄待機画面とが交互に表示される。
続くS605の処理で前記ゲージフラグに「1」をセットする。
しかしながら、音量が既に最大又は最小レベルで、これ以上又はこれ以下に変更することができない場合はその旨を示唆する。即ちS608の処理において音量が最大又は最小の限界値に到達しているか否かを確認し、限界値であれば(S608:yes)、S609の処理において音量が最大又は最小の限界値に達していることを報知するように制御する(特許請求の範囲に記載の限界値報知手段に相当する)。これにより演出図柄制御装置43が演出図柄表示装置21にて音量が最大又は最小の限界値に達していることを表示させる。尚、本「音量設定処理」では前記S601が肯定された以降の処理から待機フラグが「1」をなす待機状態では前記音量が最大又は最小の限界値に達していることを表示させない(特許請求の範囲に記載の限界値報知手段に相当する)。
前記ハズレ図柄確定表示となって15秒経過すると前記待機状態と判断され、図19(b)に示すように、前記ハズレ図柄確定表示画面の下部右側位置に、十字キーの上ボタンにより音量を上げることが可能で、下ボタンにより音量を下げることが可能であることを示唆する音量設定説明表示211が表示された図柄待機表示の画面に変更される。
その後、図19(d)、(e)に示すように、30秒ごとに前記図柄待機表示と前記デモ表示とが交互に切替えつつ繰り返し表示される。
その後、前記操作から4秒以内に再度音量を下げる操作がなされた場合、図20(b)に示すように、前記音量レベルゲージ表示213において音量が「2」であることを示す表示に変更される。
前記操作から4秒以内に再度音量を上げる操作がなされた場合、図20(d)に示すように、前記音量レベルゲージ表示213において音量が「4」であることを示す表示に変更される。
その後、前記操作から4秒以上経っても音量を上げる又は下げる操作がなされなければ、図20(e)に示すように、前記デモ表示画面の下部右側位置に前記音量設定説明表示211とが表示された画面に戻る。
一方、遊技者の音量設定の操作により音量が最小になると、図21(c)に示すように、前記変動画面の下部左側位置に音量が最小限界値であることを示唆するMini表示216が表示される。
尚、MAX表示215、Mini表示216は約1秒で消える構成にすることが望ましく、これにより質の高い演出を邪魔しないですむ。
一方、変動状態における音量の設定変更は、設定変更時に音量レベル画像が表示されず、確認音も出力されないため、特図の変動に伴う擬似演出の邪魔にならず、遊技者は好みの音量で擬似演出を楽しむことができる。
この場合、変動状態にて音量の設定変更を行う遊技者はベテランが多く、経験を生かして容易に音量の設定変更ができる。また変動状態では、音量の設定変更を行うと演出音の音量が設定変更の操作に応じて変化するようにすれば、確認音が出力されなくても、変更した音量の大きさを確認でき、容易に遊技者が好みの音量に設定変更することができる。
また変動状態の音量の設定変更時には、音量が最大又は最小であることを示すMAX表示215又はMini表示216からなる限界値報知を行なうので、音量が既に、遊技者によって変更できる最大又は最小の音量に達しているのにも関わらず、さらに音量を上げる又は下げる操作を行う可能性が高いが、このような無駄な行為をさせずにすむ。
更に、パチンコ機台内に所定数の遊技球が封入され、封入された遊技球を遊技盤の遊技領域に向けて発射するとともに、発射された遊技球を回収し、回収した遊技球を再度発射することで内部の所定数の遊技球を循環的に使用して遊技を行う封入式パチンコ機に適用してもよい。
23 第1特図始動口(始動口)
24 第2特図始動口(始動口)
25 大入賞口
27 第1特図表示装置(特別図柄表示装置)
28 第2特図表示装置(特別図柄表示装置)
40 主制御装置(当否判定手段)
42 サブ統合制御装置(音声出力制御手段、音量レベル画像表示手段、確認音出力制御手段、表示禁止手段、確認音出力禁止手段、遊技状態判別手段、限界値報知手段、限界値報知禁止手段)
Claims (2)
- 始動口への入球に起因して抽出された乱数値に応じて当否判定を行う当否判定手段と、
該当否判定手段による判定結果を示す特別図柄を変動後に確定表示する特別図柄表示装置と、
前記特別図柄が変動中に行われる擬似演出を表示する演出図柄表示装置と、
前記擬似演出に応じた演出音を出力する音声出力制御手段と、
該音声出力制御手段によって出力される前記演出音の音量の設定を遊技者によって変更可能な遊技機において、
設定された音量の音量レベル画像を前記演出図柄表示装置に表示させる音量レベル画像表示手段と、
前記音量レベル画像の表示を禁止する表示禁止手段と、
遊技状態を判別する遊技状態判別手段と、を備え、
該遊技状態判別手段により判別された遊技状態が、前記特別図柄が変動している変動状態と、前記特別図柄の変動が行われていない状態である、前記特別図柄の変動が終了してから所定の時間が経過するまでの状態と、当該所定の時間が経過した後の待機状態と、のいずれの状態であっても遊技者による前記演出音の音量の設定が変更可能であり、
前記待機状態で遊技者によって音量の設定を変更するための操作が行われると、前記音量レベル画像表示手段により前記音量レベル画像を表示するようになし、
前記変動状態で遊技者によって前記操作が行われたとき、及び前記特別図柄の変動が終了してから前記所定の時間が経過するまでの状態で前記操作が行われたときには、前記表示禁止手段によって前記音量レベル画像の表示を禁止するようになし、
前記所定の時間は、新たな前記特別図柄の変動が可能な期間であり、且つ前記音量レベル画像が表示された後に前記操作が行われずに前記音量レベル画像の表示が終了するまでの継続時間よりも長いことを特徴とする遊技機。 - 請求項1記載の遊技機において、
音量の設定が遊技者により変更可能な最大音量に達している状態で、遊技者により音量の設定を上げるための操作が行われると、前記音量レベル画像とは異なる形態にて音量が限界値に達していることを示す限界値報知を行う限界値報知手段と、
前記限界値報知を禁止する限界値報知禁止手段と、を備え、
前記遊技状態判別手段により遊技状態が前記変動状態と判別され、かつ音量の設定が前記最大音量に達している状態で、遊技者により音量の設定を上げるための操作が行われると前記限界値報知手段によって前記限界値報知を行い、
前記遊技状態判別手段により遊技状態が前記待機状態と判別され、かつ音量の設定が前記最大音量に達している状態で、前記操作が行われると前記限界値報知禁止手段が前記限界値報知を禁止することを特徴とする遊技機。
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