JP6491362B2 - マフラ - Google Patents
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Description
第1排気出口管は、第2室と第3室とを貫通して設けられている。第1排気出口管の上流端は、第1室に開口する。第1排気出口管の下流端は、マフラの外部に開口する。第1排気出口管の上流端には第1の弁装置が設けられている。第1の弁装置の弁体の開閉により、第1排気出口管と第1室とが連通及び分断される。
このような構成によれば、第1の弁装置及び第2の弁装置のいずれか一方が他方の上流に設けられていない構成、つまり、第1の弁装置が開閉する排気流路と第2の弁装置が開閉する排気流路とが並列である構成と比較して、マフラの構成を簡素にすることができる。
第2種の維持機構は、弁体が開いた後における排ガスの圧力の上昇に伴う弁体の開度の変化が、第1種の維持機構と比較して緩やかになる。したがって、特に第3状態において、排ガスの圧力の上昇に伴い排気音が徐々に変化するようにすることができる。
このような構成によれば、第1の弁装置及び第2の弁装置のうちの少なくとも一方の維持機構が第2種の維持機構である構成と比較して、第1状態及び第2状態の期間を十分確保しつつ、第3状態における圧力損失を抑制することができる。
本開示の一態様は、第1種の維持機構が、リンクと、付勢部材と、を備えてもよい。リンクは、互いに回転移動可能に接続された第1のリンク形成部材及び第2のリンク形成部材を備える。リンクは、第1のリンク形成部材が支持体によって回転移動可能に支持され第2のリンク形成部材が弁体によって回転移動可能に支持される第1の配置で、支持体及び弁体を連結する。付勢部材は、弁体を閉方向へ付勢するための部材である。リンクは、第1のリンク形成部材の長さであって支持体に対する回転軸線と第2のリンク形成部材に対する回転軸線との間の距離であるリンク長さと、第2のリンク形成部材の長さであって弁体に対する回転軸線と第1のリンク形成部材に対する回転軸線との間の距離であるリンク長さと、が異なる。リンクは、第1のリンク形成部材が弁体によって回転移動可能に支持され第2のリンク形成部材が支持体によって回転移動可能に支持される第2の配置でも、支持体及び弁体を連結可能な形状である。第1の弁装置のリンクは、第1の配置で支持体及び弁体を連結し、第2の弁装置のリンクは、第2の配置で支持体及び弁体を連結する。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1に示す第1実施形態のマフラ1は、車両に搭載された内燃機関から排出される排ガスの排気流路の一部を構成する。マフラ1は、ケーシング10を備える。ケーシング10は、筒状のシェル部材11と、シェル部材11の両端開口部を閉塞する後蓋部材12及び前蓋部材13と、を備える。ケーシング10は、排気音を低減するための排気流路を内部に有する。具体的には、ケーシング10の内部は、第1セパレータ21と第2セパレータ22とにより、第1室31、第2室32及び第3室33の3室に区画されている。
弁体110は、概略円板状の本体部111と、本体部111の左右両側から立ち上がるように形成された左右一対の側板112と、を備える。
弁体230は、概略円板状の本体部231と、本体部231の左右両側から立ち上がるように形成された左右一対の側板232と、を備える。
次に、マフラ1の作用について図1を用いて説明する。まず、内燃機関の回転数が低い状態では、排ガスの圧力が低く、インレットパイプ41内と第3室33内との圧力差が小さい。この状態でインレットパイプ41内の排ガスの圧力が第1の弁装置100の弁体110に及ぼす作用力は、第1の弁装置100の閉弁機構130による荷重及び第3室33内の排ガスの圧力が弁体110に及ぼす作用力よりも小さい。このため、インレットパイプ41の第3室33に開口した下流端は、第1の弁装置100により閉塞されている。
その後、第2室32の排ガスは、第2セパレータ22の連通孔221を介して第3室33に導入される。その結果、排ガスは、更に拡張・共鳴効果により消音される。
内燃機関の回転数が上昇して排ガスの圧力が高くなると、第3室33内の排ガスの圧力が第2の弁装置200の弁体230に及ぼす作用力が、第2の弁装置200の付勢部材250による荷重及びアウトレットパイプ42内の排ガスの圧力が弁体230に及ぼす作用力よりも大きくなる。その結果、第2の弁装置200が開弁する。一方、第1の弁装置100の閉弁機構130による付勢力は、第1の弁装置100が第2の弁装置200よりも後に開弁するように設計されている。このため、一方の弁装置(具体的には第2の弁装置200)のみが開弁している第2状態が実現される。これにより、大きい流路面積が確保された状態で、排ガスがアウトレットパイプ42内に導入されるようになる。
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)本実施形態では、内燃機関の回転数が上昇するにつれて、マフラ1の状態が、第1状態から第2状態へ遷移し、更に第2状態から第3状態へと遷移する。このため、これらの各状態に応じて3段階の排気音を発生させることができる。
すなわち、比較例として、第1の弁装置100が閉弁機構130に変えて付勢部材のみを備える構成を想定する。この構成では、図6Aに示すように、2つの弁装置100,200が共に第2の荷重特性を有する。この構成では、第1状態及び第2状態の期間を十分に確保するために、付勢部材の付勢力を高めに設計して弁体110,230の開き始めにおける荷重を大きくすると、第3状態において弁体110,230が十分に開きにくくなる。したがって、第3状態における圧力損失が大きくなる。逆に、第3状態の圧力損失を抑制するために、付勢部材の付勢力を低めに設計して弁体110,230の開き始めにおける荷重を小さくすると、第1状態及び第2状態の期間を十分に確保することができない。
なお、本実施形態では、閉弁機構130及び付勢部材250が維持機構の一例に相当し、閉弁機構130が第1種の維持機構の一例に相当し、付勢部材250が第2種の維持機構の一例に相当する。
[2−1.構成]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
第1のアウトレットパイプ91は、後蓋部材52を貫通し、その上流端を第1室71に開口して設けられている。
[2−2.作用]
次に、マフラ5の作用について図7を用いて説明する。まず、内燃機関の回転数が低い状態では、排ガスの圧力が低く、第2室72内と第1室71内との圧力差が小さい。この状態で第2室72内の排ガスの圧力が第1の弁装置100の弁体110に及ぼす作用力は、第1の弁装置100の閉弁機構130による荷重及び第1室71内の排ガスの圧力が弁体110に及ぼす作用力よりも小さい。このため、第1セパレータ61の連通孔611は、第1の弁装置100により閉塞されている。
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1)、(2)、(4)及び(5)に加え、以下の効果が得られる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
すなわち、第1の弁装置として、図3A及び図3Bに示す第1の弁装置100を使用する一方、第2の弁装置として図4A及び図4Bに示す弁装置100Rを使用する。このような構成によれば、長さの異なる第1のリンク形成部材150及び第2のリンク形成部材160の配置を入れ替えることで、弁体の開き始めにおいて弁体に対する閉方向に加わる荷重であるセット荷重等を変えられる。よって、セット荷重が異なる第1の弁装置及び第2の弁装置を同じ部品で製造することが可能となる。したがって、部品点数を減らすことができるため、製造コストを減少させることができる。
例えば、図8に示すマフラ6は、ケーシング65を備える。ケーシング65は、シェル部材66と、シェル部材66の両端開口部を閉塞する後蓋部材67及び前蓋部材68と、を備える。ケーシング65の内部は、第1セパレータ69と第2セパレータ70とにより、第1室75、第2室76及び第3室77の3室に区画されている。第1セパレータ69には、第1室75と第2室76とを連通する連通孔691が形成されている。また、第2セパレータ70には、第2室76と第3室77とを連通する連通孔701が形成されている。
第1のアウトレットパイプ93は、後蓋部材67を貫通して設けられている。第1のアウトレットパイプ93の上流端には、第1実施形態と同様のケース43が接続されている。ケース43における上流部432には、第2の弁装置200が収容される。上流部432における上流端は、第1セパレータ69を貫通し、第2室76に開口している。
また、マフラ7は、第1のアウトレットパイプ95と第2のアウトレットパイプ96とを備える。
第2のアウトレットパイプ96は、J字状に湾曲した形状を有し、その上流端を第3室90に開口し、その下流端をマフラ7外に開口して設けられている。第2のアウトレットパイプ96は、第2セパレータ87を2箇所貫通し、前蓋部材85を1箇所貫通する。第2のアウトレットパイプ96は、第1のアウトレットパイプ95よりも長く形成されている。
アウトレットパイプは、例えば、シェル部材を貫通して設けられていてもよい。
Claims (15)
- 排気音を低減するための排気流路を内部に有するケーシングと、
前記排気流路を開閉するための弁体、前記弁体を回転移動可能に支持する支持体及び前記排気流路を流れる排ガスの圧力に反して前記弁体を閉位置に維持させるための外力を前記弁体に加える維持機構を有する第1の弁装置及び第2の弁装置と、
を備え、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置が有する前記維持機構は、前記弁体の開き始めにおいて前記弁体に対する閉方向に加わる荷重が互いに異なり、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置のうち少なくとも一方の前記維持機構は、前記弁体の開き始めにおいて前記弁体に対する閉方向に加わる荷重が極大になる第1種の維持機構であり、
前記第1種の維持機構は、
互いに回転移動可能に接続された第1のリンク形成部材及び第2のリンク形成部材を備え、前記第1のリンク形成部材が前記支持体によって回転移動可能に支持され前記第2のリンク形成部材が前記弁体によって回転移動可能に支持される第1の配置で、前記支持体及び前記弁体を連結するリンクと、
前記弁体を閉方向へ付勢するための付勢部材と、
を備え、
前記リンクは、
前記第1のリンク形成部材の長さであって前記支持体に対する回転軸線と前記第2のリンク形成部材に対する回転軸線との間の距離であるリンク長さと、前記第2のリンク形成部材の長さであって前記弁体に対する回転軸線と前記第1のリンク形成部材に対する回転軸線との間の距離であるリンク長さと、が異なり、
前記第1のリンク形成部材が前記弁体によって回転移動可能に支持され前記第2のリンク形成部材が前記支持体によって回転移動可能に支持される第2の配置でも、前記支持体及び前記弁体を連結可能な形状である、マフラ。 - 請求項1に記載のマフラであって、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置のいずれか一方は、他方の上流に設けられている、マフラ。 - 請求項1に記載のマフラであって、
排ガスを前記ケーシングから排出する第1のアウトレットパイプと第2のアウトレットパイプとを備え、
前記第1のアウトレットパイプと前記第2のアウトレットパイプとは長さが異なり、
前記排気流路は、前記第1のアウトレットパイプの下流側開口に至る第1の分岐流路と、前記第2のアウトレットパイプの下流側開口に至る第2の分岐流路と、に分岐し、
前記第1の弁装置は、前記第1の分岐流路を開閉し、前記第2の弁装置は、前記第2の分岐流路を開閉する、マフラ。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のマフラであって、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置のいずれか一方の前記維持機構は、前記弁体の開度が大きくなるほど前記弁体に対する閉方向に加わる荷重が大きくなる第2種の維持機構である、マフラ。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のマフラであって、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置のいずれの前記維持機構も前記第1種の維持機構である、マフラ。 - 請求項5に記載のマフラであって、
前記第1の弁装置の前記リンクは、前記第1の配置で前記支持体及び前記弁体を連結し、前記第2の弁装置の前記リンクは、前記第2の配置で前記支持体及び前記弁体を連結する、マフラ。 - 排気音を低減するための排気流路を内部に有するケーシングと、
前記排気流路を開閉するための弁体、前記弁体を回転移動可能に支持する支持体及び前記排気流路を流れる排ガスの圧力に反して前記弁体を閉位置に維持させるための外力を前記弁体に加える維持機構を有する第1の弁装置及び第2の弁装置と、
を備え、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置が有する前記維持機構は、前記弁体の開き始めにおいて前記弁体に対する閉方向に加わる荷重が互いに異なり、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置のいずれか一方の前記維持機構は、前記弁体の開き始めにおいて前記弁体に対する閉方向に加わる荷重が極大になる第1種の維持機構であり、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置のいずれか一方の前記維持機構は、前記弁体の開度が大きくなるほど前記弁体に対する閉方向に加わる荷重が大きくなる第2種の維持機構であり、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置のうち、前記第2種の維持機構を有する弁装置が、前記第1種の維持機構を有する弁装置の上流に設けられている、マフラ。 - 排気音を低減するための排気流路を内部に有するケーシングと、
前記排気流路を開閉するための弁体、前記弁体を回転移動可能に支持する支持体及び前記排気流路を流れる排ガスの圧力に反して前記弁体を閉位置に維持させるための外力を前記弁体に加える維持機構を有する第1の弁装置及び第2の弁装置と、
を備え、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置が有する前記維持機構は、前記弁体の開き始めにおいて前記弁体に対する閉方向に加わる荷重が互いに異なり、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置のいずれか一方の前記維持機構は、前記弁体の開き始めにおいて前記弁体に対する閉方向に加わる荷重が極大になる第1種の維持機構であり、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置のいずれか一方の前記維持機構は、前記弁体の開度が大きくなるほど前記弁体に対する閉方向に加わる荷重が大きくなる第2種の維持機構であり、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置のうち、前記第1種の維持機構を有する弁装置が、前記第2種の維持機構を有する弁装置の上流に設けられている、マフラ。 - 排気音を低減するための排気流路を内部に有するケーシングと、
前記排気流路を開閉するための弁体、前記弁体を回転移動可能に支持する支持体及び前記排気流路を流れる排ガスの圧力に反して前記弁体を閉位置に維持させるための外力を前記弁体に加える維持機構を有する第1の弁装置及び第2の弁装置と、
を備え、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置が有する前記維持機構は、前記弁体の開き始めにおいて前記弁体に対する閉方向に加わる荷重が互いに異なり、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置のいずれか一方の前記維持機構は、前記弁体の開き始めにおいて前記弁体に対する閉方向に加わる荷重が極大になる第1種の維持機構であり、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置のいずれか一方は、他方の上流に設けられており、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置のいずれか一方の前記維持機構は、前記弁体の開度が大きくなるほど前記弁体に対する閉方向に加わる荷重が大きくなる第2種の維持機構であり、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置のうち、前記第1種の維持機構を有する弁装置が内燃機関からの排気ガスが導入されるインレットパイプに設けられ、前記第2種の維持機構を有する弁装置が排ガスを前記ケーシングから排出するアウトレットパイプに設けられている、マフラ。 - 排気音を低減するための排気流路を内部に有するケーシングと、
前記排気流路を開閉するための弁体、前記弁体を回転移動可能に支持する支持体及び前記排気流路を流れる排ガスの圧力に反して前記弁体を閉位置に維持させるための外力を前記弁体に加える維持機構を有する第1の弁装置及び第2の弁装置と、
排ガスを前記ケーシングから排出する第1のアウトレットパイプと第2のアウトレットパイプと、
を備え、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置が有する前記維持機構は、前記弁体の開き始めにおいて前記弁体に対する閉方向に加わる荷重が互いに異なり、
前記排気流路は、前記第1のアウトレットパイプの下流側開口に至る第1の分岐流路と、前記第2のアウトレットパイプの下流側開口に至る第2の分岐流路と、に分岐し、
前記第1の弁装置は、前記第1の分岐流路を開閉し、前記第2の弁装置は、前記第2の分岐流路を開閉し、
前記第2のアウトレットパイプは、前記第1のアウトレットパイプよりも長く、
前記第1の弁装置の前記維持機構は、前記弁体の開度が大きくなるほど前記弁体に対する閉方向に加わる荷重が大きくなる第2種の維持機構であり、
前記第2の弁装置の前記維持機構は、前記弁体の開き始めにおいて前記弁体に対する閉方向に加わる荷重が極大になる第1種の維持機構である、マフラ。 - 排気音を低減するための排気流路を内部に有するケーシングと、
前記排気流路を開閉するための弁体、前記弁体を回転移動可能に支持する支持体及び前記排気流路を流れる排ガスの圧力に反して前記弁体を閉位置に維持させるための外力を前記弁体に加える維持機構を有する第1の弁装置及び第2の弁装置と、
排ガスを前記ケーシングから排出する第1のアウトレットパイプと第2のアウトレットパイプと、
を備え、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置が有する前記維持機構は、前記弁体の開き始めにおいて前記弁体に対する閉方向に加わる荷重が互いに異なり、
前記排気流路は、前記第1のアウトレットパイプの下流側開口に至る第1の分岐流路と、前記第2のアウトレットパイプの下流側開口に至る第2の分岐流路と、に分岐し、
前記第1の弁装置は、前記第1の分岐流路を開閉し、前記第2の弁装置は、前記第2の分岐流路を開閉し、
前記第2のアウトレットパイプは、前記第1のアウトレットパイプよりも長く、
前記第1の弁装置の前記維持機構は、前記弁体の開き始めにおいて前記弁体に対する閉方向に加わる荷重が極大になる第1種の維持機構であり、
前記第2の弁装置の前記維持機構は、前記弁体の開度が大きくなるほど前記弁体に対する閉方向に加わる荷重が大きくなる第2種の維持機構である、マフラ。 - 排気音を低減するための排気流路を内部に有するケーシングと、
前記排気流路を開閉するための弁体、前記弁体を回転移動可能に支持する支持体及び前記排気流路を流れる排ガスの圧力に反して前記弁体を閉位置に維持させるための外力を前記弁体に加える維持機構を有する第1の弁装置及び第2の弁装置と、
排ガスを前記ケーシングから排出する第1のアウトレットパイプと第2のアウトレットパイプと、
を備え、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置が有する前記維持機構は、前記弁体の開き始めにおいて前記弁体に対する閉方向に加わる荷重が互いに異なり、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置のうち少なくとも一方の前記維持機構は、前記弁体の開き始めにおいて前記弁体に対する閉方向に加わる荷重が極大になる第1種の維持機構であり、
前記排気流路は、前記第1のアウトレットパイプの下流側開口に至る第1の分岐流路と、前記第2のアウトレットパイプの下流側開口に至る第2の分岐流路と、に分岐し、
前記第1の弁装置は、前記第1の分岐流路を開閉し、前記第2の弁装置は、前記第2の分岐流路を開閉し、
前記第2のアウトレットパイプは、前記第1のアウトレットパイプよりも長く、
前記第1の弁装置は、前記第2の弁装置よりも先に開弁する、マフラ。 - 排気音を低減するための排気流路を内部に有するケーシングと、
前記排気流路を開閉するための弁体、前記弁体を回転移動可能に支持する支持体及び前記排気流路を流れる排ガスの圧力に反して前記弁体を閉位置に維持させるための外力を前記弁体に加える維持機構を有する第1の弁装置及び第2の弁装置と、
排ガスを前記ケーシングから排出する第1のアウトレットパイプと第2のアウトレットパイプと、
を備え、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置が有する前記維持機構は、前記弁体の開き始めにおいて前記弁体に対する閉方向に加わる荷重が互いに異なり、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置のうち少なくとも一方の前記維持機構は、前記弁体の開き始めにおいて前記弁体に対する閉方向に加わる荷重が極大になる第1種の維持機構であり、
前記排気流路は、前記第1のアウトレットパイプの下流側開口に至る第1の分岐流路と、前記第2のアウトレットパイプの下流側開口に至る第2の分岐流路と、に分岐し、
前記第1の弁装置は、前記第1の分岐流路を開閉し、前記第2の弁装置は、前記第2の分岐流路を開閉し、
前記第2のアウトレットパイプは、前記第1のアウトレットパイプよりも長く、
前記第2の弁装置は、前記第1の弁装置よりも先に開弁する、マフラ。 - 排気音を低減するための排気流路を内部に有するケーシングと、
前記排気流路を開閉するための弁体、前記弁体を回転移動可能に支持する支持体及び前記排気流路を流れる排ガスの圧力に反して前記弁体を閉位置に維持させるための外力を前記弁体に加える維持機構を有する第1の弁装置及び第2の弁装置と、
を備え、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置が有する前記維持機構は、前記弁体の開き始めにおいて前記弁体に対する閉方向に加わる荷重が互いに異なり、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置のいずれか一方の前記維持機構は、前記弁体の開き始めにおいて前記弁体に対する閉方向に加わる荷重が極大になる第1種の維持機構であり、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置のいずれか一方の前記維持機構は、前記弁体の開度が大きくなるほど前記弁体に対する閉方向に加わる荷重が大きくなる第2種の維持機構であり、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置のうち、前記第2種の維持機構を有する弁装置が、前記第1種の維持機構を有する弁装置よりも先に開弁する、マフラ。 - 排気音を低減するための排気流路を内部に有するケーシングと、
前記排気流路を開閉するための弁体、前記弁体を回転移動可能に支持する支持体及び前記排気流路を流れる排ガスの圧力に反して前記弁体を閉位置に維持させるための外力を前記弁体に加える維持機構を有する第1の弁装置及び第2の弁装置と、
を備え、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置が有する前記維持機構は、前記弁体の開き始めにおいて前記弁体に対する閉方向に加わる荷重が互いに異なり、
前記第1の弁装置及び前記第2の弁装置のいずれの前記維持機構も、前記弁体の開き始めにおいて前記弁体に対する閉方向に加わる荷重が極大になる第1種の維持機構であり、
前記第1種の維持機構は、
互いに回転移動可能に接続された第1のリンク形成部材及び第2のリンク形成部材を備え、前記第1のリンク形成部材が前記支持体によって回転移動可能に支持され前記第2のリンク形成部材が前記弁体によって回転移動可能に支持される第1の配置で、前記支持体及び前記弁体を連結するリンクと、
前記弁体を閉方向へ付勢するための付勢部材と、
を備え、
前記リンクは、
前記第1のリンク形成部材の長さであって前記支持体に対する回転軸線と前記第2のリンク形成部材に対する回転軸線との間の距離であるリンク長さと、前記第2のリンク形成部材の長さであって前記弁体に対する回転軸線と前記第1のリンク形成部材に対する回転軸線との間の距離であるリンク長さと、が異なり、
前記第1のリンク形成部材が前記弁体によって回転移動可能に支持され前記第2のリンク形成部材が前記支持体によって回転移動可能に支持される第2の配置でも、前記支持体及び前記弁体を連結可能な形状であり、
前記第1の弁装置の前記リンクは、前記第1の配置で前記支持体及び前記弁体を連結し、前記第2の弁装置の前記リンクは、前記第2の配置で前記支持体及び前記弁体を連結する、マフラ。
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