JP6490508B2 - コンクリート構造体及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コンクリート構造体及びその製造方法に関し、特に、強度を低下させることなく鉄筋量を低減できるコンクリート構造体及びその製造方法に関する。
近年、道路側溝としては、工場でプレキャストされたコンクリート製の側溝用ブロックを用いて、現場で底壁を施工する自由勾配側溝(可変側溝)が主流となってきている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載の側溝用ブロックは、その頂板の略中央に開口が設けられ、開口は、コンクリート製又は多孔状のグレーチング製の蓋により塞がれている。このような可変側溝は、蓋を介し、又は蓋同士の隙間等から、雨水等の排水を内部の空間により形成される水路に集めることができる。
図5(a)は、従来の側溝用ブロックの暗渠部及び側壁の断面図であり、図5(b)は、従来の側溝用ブロックの側壁の断面図であり、図5(c)は、従来の側溝用ブロックの頂板の断面図である。
側溝用ブロック5は、図5(a)〜(c)に示すように、頂板51と、頂板51の略中央に設けられた開口52と、互いに対向する第1の側壁53及び第2の側壁54と、を備えている。
頂板51は、開口52を含む開渠部55と、開口52を含まない第1及び第2の暗渠部56及び57と、を含んでいる。頂板51の一端は、第1の側壁53の一端と略直角に連結され、他端は、第2の側壁54の一端と略直角に連結されている。
側溝用ブロック5は、長手方向に2000mmの長さを有し、短手方向に500mmの幅を有し、鉛直方向に1245mmの高さを有している。また、開渠部55は、図5(c)に示すように、側溝用ブロック5の長手方向に1010mmの長さを有し、第1の暗渠部56及び第2の暗渠部57のそれぞれは、長手方向に495mmの長さを有している。
第1の側壁53及び第2の側壁54のそれぞれには、図5(a)及び(b)に示すように、側壁鉄筋510が埋設されている。
側壁鉄筋510は、図5(b)に示すように、D6の異形棒鋼から構成される18本の側壁主筋501と、φ4の丸鋼から構成される8本の側壁副筋503と、により形成されている。18本の側壁主筋501は、互いに略平行且つ略等間隔(図5(b)に示す例では112mm毎)に配筋されている。8本の側壁副筋503は、互いに略平行且つ略等間隔に配筋されている。そして、側壁鉄筋510では、18本の側壁主筋501と8本の側壁副筋503とが互いに略直交するように格子状に結合されている。
一方、第1の暗渠部56及び第2の暗渠部57のそれぞれには、図5(a)及び(c)に示すように、暗渠鉄筋520が埋設されている。
図6は、従来の側溝用ブロックに埋設される暗渠鉄筋の一例を示す図である。
暗渠鉄筋520は、図6に示すように、φ5の丸鋼から構成される5本の暗渠上部主筋504と、D6の異形棒鋼から構成される5本の暗渠下部主筋505と、φ4の丸鋼から構成される3本の暗渠上部副筋506と、φ4の丸鋼から構成される4本の暗渠下部副筋507と、により形成されている。
5本の暗渠上部主筋504は、互いに略平行且つ略等間隔に配筋され、その鉛直下方には、5本の暗渠下部主筋505が、互いに略平行且つ略等間隔に配筋されている。また、3本の暗渠上部副筋506は、互いに略平行且つ略等間隔に配筋され、その鉛直下方には、4本の暗渠下部副筋507が、互いに略平行且つ略等間隔に配筋されている。
暗渠鉄筋520では、5本の暗渠上部主筋504と3本の暗渠上部副筋506とが互いに略直交するように格子状に結合され、5本の暗渠下部主筋505と4本の暗渠下部副筋507とが互いに略直交するように格子状に結合されている。また、暗渠鉄筋520では、両端の2本の暗渠上部主筋504が、その両端が略直角に折曲げられ、略コの字状に加工されている。そして、暗渠鉄筋520では、一端の暗渠上部主筋504の折曲げ加工された両端と一端の暗渠下部主筋505とが互いに略直交するように略矩形状に結合され、他端の暗渠上部主筋504の折曲げ加工された両端と他端の暗渠下部主筋505とが互いに略直交するように略矩形状に結合されている。
このように、暗渠鉄筋520は、5本の暗渠上部主筋504の長辺と3本の暗渠上部副筋506とにより形成される格子状の鉄筋と、5本の暗渠下部主筋505と4本の暗渠下部副筋507とにより形成される格子状の鉄筋と、が略平行に二列に並んだダブル配筋となっている。
側溝用ブロック5の型枠の第1の側壁53及び第2の側壁54を形成する位置のそれぞれには側壁鉄筋510が、第1の暗渠部56及び第2の暗渠部57を形成する位置のそれぞれには暗渠鉄筋520が配置される。そして、側溝用ブロック5の型枠の内部にコンクリートを流し込むことにより、第1の側壁53及び第2の側壁54のそれぞれに側壁鉄筋510が、第1の暗渠部56及び第2の暗渠部57のそれぞれに暗渠鉄筋520が埋設された側溝用ブロック5が製造される。
これにより、第1の側壁53及び第2の側壁54のそれぞれには、図5(b)に示すように、側溝用ブロック5の鉛直方向と略平行に18本の側壁主筋501が略等間隔に配筋され、側溝用ブロック5の長手方向と略平行に8本の側壁副筋503が略等間隔に配筋される。
また、第1の暗渠部56及び第2の暗渠部57のそれぞれには、図5(c)に示すように、側溝用ブロック5の短手方向と略平行に5本の暗渠上部主筋504が略等間隔に配筋され、その鉛直下方には、側溝用ブロック5の短手方向と略平行に5本の暗渠下部主筋505が略等間隔に配筋される。さらに、第1の暗渠部56及び第2の暗渠部57のそれぞれには、側溝用ブロック5の長手方向と略平行に3本の暗渠上部副筋506が略等間隔に配筋され、その鉛直下方には、側溝用ブロック5の長手方向と略平行に4本の暗渠下部副筋507が配筋される。
第1の暗渠部56及び第2の暗渠部57のそれぞれの鉛直上方に配筋された5本の暗渠上部主筋504の長辺と3本の暗渠上部副筋506とにより形成される格子状の鉄筋は、第1の暗渠部56及び第2の暗渠部57のそれぞれの外側に生じる曲げ応力に対応するようになっている。一方、第1の暗渠部56及び第2の暗渠部57のそれぞれの鉛直下方に配筋された5本の暗渠下部主筋505と4本の暗渠下部副筋507とにより形成される格子状の鉄筋は、第1の暗渠部56及び第2の暗渠部57のそれぞれの内側に生じる曲げ応力に対応するようになっている。
このように、側溝用ブロック5には、36本の側壁主筋501、16本の側壁副筋503、10本の暗渠上部主筋504、10本の暗渠下部主筋505、6本の暗渠上部副筋506、及び8本の暗渠上部副筋507といった計86本の鉄筋が配筋されている。
特開2005−290745号公報
しかしながら、従来の側溝用ブロック5では、二つの側壁鉄筋510と二つの暗渠鉄筋520とが別体となっているため、これらの鉄筋の加工及び組立に多くの工程を要し、作業負担が大きかった。また、側溝用ブロック5の型枠の第1の側壁53及び第2の側壁54を形成する位置のそれぞれに側壁鉄筋510を、その鉛直精度を保持して埋設するには、十分な配慮が必要であった。
また、暗渠鉄筋520は、鉄筋量が多く配筋も複雑なダブル配筋となっているため、作業性が悪く、コスト増大の要因にもなっている。
さらに、長手方向の長さ及び短手方向の幅が同一で、鉛直方向の高さが異なる複数サイズの側溝用ブロック5が製造されている。側壁鉄筋510では、側溝用ブロック5のサイズに応じて、その鉄筋量が異なるものとなっているが、暗渠鉄筋520では、側溝用ブロック5のサイズに関わらず、その鉄筋量が同一のものとなっている。このため、二つの側壁鉄筋510と二つの暗渠鉄筋520とが別体となっている従来の側溝用ブロック5では、所望のサイズとは異なる側壁鉄筋510を、側溝用ブロック5の型枠に間違えて配置してしまうといった人的ミスが発生するおそれがあった。
また、暗渠鉄筋520は、側溝用ブロック5のサイズに関わらず、共通のものが使用できるように、鉛直方向の高さが高い側溝用ブロック5、すなわち負荷の高い側溝用ブロック5に合わせた鉄筋量となっている。このため、鉛直方向の高さが低い側溝用ブロック5、すなわち負荷の低い側溝用ブロック5では、ただでさえ鉄筋量が多いダブル配筋の暗渠鉄筋520の鉄筋量が必要以上に多くなってしまい、過密配筋となるおそれがあった。このような過密配筋は、コンクリートの充填不良や豆板(ジャンカ)発生の原因となる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、強度を低下させることなく鉄筋量を低減できるコンクリート構造体及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るコンクリート構造体は、互いに対向する第1及び第2の側壁と、一端が該第1の側壁の一端と略直角に連結され、他端が該第2の側壁の一端と略直角に連結された頂板と、を備えるコンクリート構造体であって、前記第1の側壁と前記頂板と前記第2の側壁とに架けて、略コの字状に折り曲げられた第1の鉄筋が配筋され、前記頂板は、開口が設けられた開渠部と、暗渠部と、を含み、前記第1の側壁と前記暗渠部と前記第2の側壁とに架けて、複数の前記第1の鉄筋が配筋され、前記第1及び第2の側壁のそれぞれの前記開渠部と連結する部分には、前記第1の鉄筋と略平行に複数の第2の鉄筋が配筋され、前記第1の鉄筋同士の間隔は、前記第2の鉄筋同士の間隔よりも狭くなっている、ことを特徴とする。
また、上記のコンクリート構造体において、前記第1及び第2の側壁のそれぞれには、複数の第3の鉄筋が前記第1の鉄筋と互いに略直交するように配筋され、前記頂板との連結部分の近く配筋された前記第3の鉄筋同士の間隔は、該連結部分から離れて配筋された該第3の鉄筋同士の間隔よりも狭くなっている。
さらに、上記のコンクリート構造体において、前記暗渠部には、複数の第4の鉄筋が複数の前記第1の鉄筋と互いに略直交するように配筋され、前記複数の第1の鉄筋と前記複数の第4の鉄筋とにより形成される格子状の鉄筋は、前記暗渠部にシングル配筋されている。
また、上記の目的を達成するため、本発明の第2の観点に係るコンクリート構造体の製造方法は、互いに対向する第1及び第2の側壁と、一端が該第1の側壁の一端と略直角に連結され、他端が該第2の側壁の一端と略直角に連結された頂板と、を備えるコンクリート構造体の製造方法であって、前記コンクリート構造体に配筋される鉄筋を結合して一体化された平面状の鉄筋を形成し、前記平面状の鉄筋を折り曲げて略コの字状に加工し、前記略コの字状の鉄筋を、前記コンクリート構造体の型枠に配置し、該型枠の内部にコンクリートを流し込むことにより、前記コンクリート構造体を製造する、ことを特徴とする。
本発明によれば、強度を低下させることなく鉄筋量を低減できるコンクリート構造体を提供することができる。
本実施形態に係る側溝用ブロックの構成例を示す斜視図である。 (a)は、本実施形態に係る側溝用ブロックの暗渠部及び側壁の断面図であり、(b)は、本実施形態に係る側溝用ブロックの側壁の断面図であり、(c)は、本実施形態に係る側溝用ブロックの頂板の断面図である。 一体鉄筋の構成例を示す平面図である。 ハンチ筋の構成例を示す断面図である。 (a)は、従来の側溝用ブロックの暗渠部及び側壁の断面図であり、(b)は、従来の側溝用ブロックの側壁の断面図であり、(c)は、従来の側溝用ブロックの頂板の断面図である。 暗渠鉄筋の構成例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係る側溝用ブロックの構成を図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る側溝用ブロックの構成例を示す斜視図である。
側溝用ブロック1は、鉄筋コンクリート等から構成され、図1に示すように、底側が全体的に開口となっている。側溝用ブロック1は、工場でプレキャストされ、現場で底壁が施工される。このような側溝用ブロック1を用いて、自由勾配側溝(可変側溝)を施工することができる。
側溝用ブロック1は、図1に示すように、頂板11と、頂板11の略中央に設けられた開口12と、互いに対向する第1の側壁13及び第2の側壁14と、を備えている。
頂板11は、開口12を含む開渠部15と、開口12を含まない第1の暗渠部16及び第2の暗渠部17と、を含んでいる。頂板11の一端は、第1の側壁13の一端と略直角に連結され、他端は、第2の側壁14の一端と略直角に連結されている。
開口12は、コンクリート製又は多孔状のグレーチング製の蓋(図示せず)により塞がれている。このような側溝用ブロック1を用いて施工される可変側溝は、蓋を介し、又は蓋同士の隙間等から、雨水等の排水を内部の空間により形成される水路に集めることができる。
図2(a)は、本実施形態に係る側溝用ブロックの暗渠部及び側壁の断面図であり、図2(b)は、本実施形態に係る側溝用ブロックの側壁の断面図であり、図2(c)は、本実施形態に係る側溝用ブロックの頂板の断面図である。
側溝用ブロック1は、図2(a)〜(c)に示すように、長手方向に2000mmの長さを有し、短手方向に500mmの幅を有し、鉛直方向に1245mmの高さを有している。また、開渠部15は、図2(c)に示すように、側溝用ブロック1の長手方向に1010mmの長さを有し、第1の暗渠部16及び第2の暗渠部17のそれぞれは、長手方向に495mmの長さを有している。
側溝用ブロック1には、図2(a)〜(c)に示すように、D10の異形棒鋼から構成される6本の側壁主筋101と、略コの字状のD10の異形棒鋼から構成される10本の一体主筋102と、D6の異形棒鋼から構成される16本の側壁副筋103と、D6の異形棒鋼から構成される6本の暗渠副筋106と、が配筋されている。すなわち、側溝用ブロック1には、計38本の鉄筋が配筋され、従来の側溝用ブロック5の鉄筋量の半分以下となっている。
一体主筋102は、図2(a)に示すように、第1の側壁13と、第1の暗渠部16又は第2の暗渠部17と、第2の側壁14と、に架けて配筋されている。一体主筋102は、第1の側壁13に側溝用ブロック1の鉛直方向と略平行に配筋された第1の側壁主筋部102aと、第1の側壁主筋部102aと略直角に連結され、第1の暗渠部16又は第2の暗渠部17の鉛直方向の中央付近に側溝用ブロック1の短手方向と略平行に配筋された暗渠主筋部102bと、暗渠主筋部102bと略直角に連結され、第2の側壁14に側溝用ブロック1の鉛直方向と略平行に配筋された第2の側壁主筋部102cと、を有している。
第1の側壁13及び第2の側壁14の開渠部15と連結する部分のそれぞれには、図2(b)に示すように、側壁主筋101が側溝用ブロック1の鉛直方向と略平行且つ略等間隔(図2(b)に示す例では270mm)に3本ずつ配筋されている。
また、第1の側壁13の第1の暗渠部16及び第2の暗渠部17と連結する部分のそれぞれには、一体主筋102の第1の側壁主筋部102aが側溝用ブロック1の鉛直方向と略平行且つ略等間隔(図2(b)に示す例では105mm)に5本ずつ配筋されている。さらに、第2の側壁14の第1の暗渠部16及び第2の暗渠部17と連結する部分のそれぞれには、一体主筋102の第2の側壁主筋部102cが側溝用ブロック1の鉛直方向と略平行且つ略等間隔(図2(b)に示す例では105mm)に5本ずつ配筋されている。
第1の側壁13及び第2の側壁14のうち、第1の暗渠部16又は第2の暗渠部17と連結する部分は、開渠部15と連結する部分よりも頂板11からの負荷が高くなる。このため、第1の側壁主筋部102a同士の間隔及び第2の側壁主筋部102c同士の間隔は、側壁主筋101同士の間隔よりも狭くなっている。
また、第1の側壁13及び第2の側壁14のそれぞれには、側壁副筋103が側溝用ブロック1の長手方向と略平行に8本ずつ配筋されている。
第1の側壁13及び第2の側壁14のうち、鉛直上方の部分は、鉛直下方の部分よりも頂板11からの負荷が高くなる。このため、第1の側壁13及び第2の側壁14の鉛直上方の部分に配筋される側壁副筋103同士の間隔(図2(c)に示す例では100mm)は、鉛直下方の部分に配筋される側壁副筋103同士の間隔(図2(c)に示す例では200mm)よりも狭くなっている。
第1の側壁13及び第2の側壁14の開渠部15と連結する部分のそれぞれでは、3本の側壁主筋101と8本の側壁副筋103とが互いに略直交するように格子状に結合されている。また、第1の側壁13の第1の暗渠部16及び第2の暗渠部17と連結する部分のそれぞれでは、5本の一体主筋101の第1の側壁主筋部102aと8本の側壁副筋103とが互いに略直交するように格子状に結合されている。さらに、第2の側壁14の第1の暗渠部16及び第2の暗渠部17と連結する部分のそれぞれでは、5本の一体主筋101の第2の側壁主筋部102cと8本の側壁副筋103とが互いに略直交するように格子状に結合されている。
第1の暗渠部16及び第2の暗渠部17のそれぞれには、図2(c)に示すように、暗渠主筋部102bが側溝用ブロック1の短手方向と略平行且つ略等間隔(図2(c)に示す例では105mm)に5本ずつ配筋されている。また、第1の暗渠部16及び第2の暗渠部17のそれぞれには、暗渠副筋106が側溝用ブロック1の長手方向と略平行且つ略等間隔に3本ずつ配筋されている。
第1の暗渠部16及び第2の暗渠部17のそれぞれでは、5本の一体主筋101の暗渠主筋部102bと3本の暗渠副筋106とが、互いに略直交するように格子状に結合されている。5本の一体主筋101の暗渠主筋部102bと3本の暗渠副筋106とにより形成される格子状の鉄筋は、第1の暗渠部16及び第2の暗渠部17の鉛直方向の中央付近のそれぞれにシングル配筋されている。
このように、10本の一体主筋102のそれぞれは、第1の側壁主筋部102aで8本の側壁副筋103と結合され、暗渠主筋部102bで6本の暗渠副筋106と結合され、第2の側壁主筋部102cで8本の側壁副筋103と結合されている。また、10本の一体主筋102と第1の側壁主筋部102aで結合されている側壁副筋103と、第2の側壁主筋部102cで結合されている8本の側壁副筋103と、のそれぞれには、側壁主筋101が3本ずつ結合されている。
すなわち、側溝用ブロック1には、6本の側壁主筋101と10本の一体主筋102と16本の側壁副筋103と6本の暗渠副筋106とが一体に結合されて埋設されている。
次に、上記の構成を備える側溝用ブロックの製造方法を図面を参照して説明する。
側溝用ブロック1の製造では、まず、6本の側壁主筋101と、直線状の10本の一体主筋102と、16本の側壁副筋103と、6本の暗渠副筋106と、を結合し、これらの鉄筋が一体化された平面状の一体鉄筋100を形成する。
図3は、一体鉄筋の構成例を示す平面図である。
一体鉄筋100は、図3に示すように、第1の側壁13に埋設される第1の側壁鉄筋部110と、第2の側壁14に埋設される第2の側壁鉄筋部120と、第1の暗渠部16に埋設される第1の暗渠鉄筋部130と、第2の暗渠部17に埋設される第2の暗渠鉄筋部140と、を有している。
一体鉄筋100では、図3に示すように、第1の側壁鉄筋部110と第1の暗渠鉄筋部130と第2の側壁鉄筋部120とに亘って、5本の直線状の一体主筋102が互いに略並行且つ略等間隔に配筋されている。また、一体鉄筋100では、第1の側壁鉄筋部110と第2の暗渠鉄筋部140と第2の側壁鉄筋部120とに亘って、5本の直線状の一体主筋102が互いに略並行且つ略等間隔に配筋されている。
さらに、第1の側壁鉄筋部110及び第2の側壁鉄筋部120のそれぞれには、側壁主筋101が互いに略平行且つ略等間隔に3本ずつ配筋されている。また、第1の側壁鉄筋部110及び第2の側壁鉄筋部120のそれぞれには、側壁副筋103が互いに略平行に8本ずつ配筋されている。
また、第1の暗渠鉄筋部130及び第2の暗渠鉄筋部140のそれぞれには、暗渠副筋106が互いに略平行且つ略等間隔に3本ずつ配筋されている。
そして、第1の側壁鉄筋部110及び第2の側壁鉄筋部120のそれぞれでは、3本の側壁主筋101と8本の側壁副筋103とが互いに略直交するように結合され、10本の直線状の一体主筋102と8本の側壁副筋103とが互いに略直交するように結合されている。また、第1の暗渠鉄筋部130及び第2の暗渠鉄筋部140のそれぞれでは、10本の直線状の一体主筋102と3本の暗渠副筋106とが互いに略直交するように結合されている。
次に、10本の直線状の一体主筋102を図3に示す二つの谷折り線の位置のそれぞれで略直角に折り曲げて、平面状の一体鉄筋100を略コの字状に加工する。
そして、略コの字状に折曲げ加工された一体鉄筋100を側溝用ブロック1の型枠に配置し、その内部にコンクリートを流し込むことにより、側溝用ブロック1が製造される。
以上説明したように、本実施形態に係る側壁用ブロック1によれば、強度を低下させることなく鉄筋量を低減できる。
具体的に、側壁用ブロック1では、二つの側壁及び二つの暗渠部に埋設される鉄筋を別々に加工することなく、これらの鉄筋が一体化された平面状の一体鉄筋100を形成して略直角に折り曲げ加工すればよいので、鉄筋の加工工程を大幅に削減させることができる。また、二つの側壁及び二つの暗渠部のそれぞれに埋設される複数の鉄筋を組み立てることなく、略直角に折り曲げ加工された一体鉄筋100を埋設することにより、第1の側壁13及び第2の側壁14の鉛直精度を容易に確保することができる。
さらに、一体主筋102では、暗渠主筋と二本の側壁主筋とが一体化されているため、側溝用ブロック1の型枠に所望のサイズとは異なる鉄筋を間違えて配置してしまうといった人的ミスの発生を防止することができる。
また、第1の側壁13と第1の暗渠部16又は第2の暗渠部17と第2の側壁14とに架けて、暗渠主筋と二本の側壁主筋とが一体化された略コの字状の一体主筋102を配筋することで、本実施形態に係る側壁用ブロック1は、従来の側壁用ブロック3よりも少ない鉄筋量で、従来の側壁用ブロック3よりも高い強度を実現することができる。
さらに、第1の側壁13のうち、頂板11からの負荷が高い第1の暗渠部16又は第2の暗渠部17と連結する部分に配筋される第1の側壁主筋部102a同士の間隔、並びに第2の側壁14のうち、頂板11からの負荷が高い第1の暗渠部16又は第2の暗渠部17と連結する部分に配筋される第2の側壁主筋部102c同士の間隔は、頂板11からの負荷が低い開渠部15と連結する部分に配筋される側壁主筋101同士の間隔よりも狭くなっている。また、第1の側壁13及び第2の側壁14のうち、頂板11からの負荷が高い鉛直上方の部分に配筋される側壁副筋103同士の間隔は、頂板11からの負荷が低い鉛直下方の部分に配筋される側壁副筋103同士の間隔よりも狭くなっている。このように、頂板11からの負荷が高い部分に配筋される鉄筋量を多くし、頂板11からの負荷が低い部分に配筋される鉄筋量を少なくすることで、強度を低下させることなく、鉄筋量を必要最小限とすることができるため、側溝用ブロック1の製造コストを削減することができる。
さらに、D10の異形棒鋼から構成される5本の一体主筋102の暗渠主筋部102bと、D6の異形棒鋼から構成される3本の暗渠副筋106とにより形成される格子状の鉄筋は、第1の暗渠部16及び第2の暗渠部17の鉛直方向の中央付近のそれぞれにシングル配筋されている。このように、強度の高い鉄筋から形成される格子状の鉄筋を、第1の暗渠部16及び第2の暗渠部17の鉛直方向の中央付近の適切な位置のそれぞれに配筋することで、シングル配筋にしても、第1の暗渠部16及び第2の暗渠部17の外側に生じる曲げ応力と内側に生じる曲げ応力との双方に対応するのに十分な強度を有することができる。そして、シングル配筋とすることで、鉄筋の組立の作業性を向上させることができるとともに、側溝用ブロック1の製造コストを削減することができる。
また、側溝用ブロック1によれば、強度を低下させることなく鉄筋量を低減できるので、コンクリートの充填不良や豆板(ジャンカ)の発生による不良品の発生率を低減することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な上記実施形態の変形態様について、説明する。
上記の実施形態において、側溝用ブロック1は、長手方向に2000mmの長さを有し、短手方向に500mmの幅を有し、鉛直方向に1245mmの高さを有するものとして説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、側溝用ブロック1の長手方向の長さ、短手方向の幅、及び鉛直方向の高さは、任意に変更可能である。例えば、側溝用ブロック1の鉛直方向の高さは、例えば、100mm刻みに445mm〜1645mmの範囲で変更することができる。側溝用ブロック1の鉛直方向の高さを高くする場合には、第1の側壁13及び第2の側壁14への負荷が高くなることから、側壁主筋101や一体主筋102の鉄筋量を多くしたり、側壁主筋101や一体主筋102を太い鉄筋に変更したりすればよい。これに対して、側溝用ブロック1の鉛直方向の高さを低くする場合には、第1の側壁13及び第2の側壁14への負荷が低くなることから、側壁主筋101や一体主筋102の鉄筋量を少なくしたり、側壁主筋101や一体主筋102を細い鉄筋に変更したりすればよい。
このように、側溝用ブロック1の鉛直方向の高さに応じて、一体主筋102の鉄筋量や一体主筋102の太さを変更することで、第1の側壁13及び第2の側壁14のみならず、第1の暗渠部16及び第2の暗渠部17に配筋される鉄筋量も適切にすることができるため、コンクリートの充填不良や豆板(ジャンカ)の発生による不良品の発生率を低減することができる。
また、側溝用ブロック1の鉛直方向の高さが非常に高い場合等、側溝用ブロック1のサイズが非常に大きい場合、構造計算上、必要な一体主筋102の太さが太くなり過ぎたり、必要な一体主筋102の鉄筋量が多くなり過ぎたりするケースもあり得、実際には、一体主筋102のみでは対応できない可能性もある。そこで、側溝用ブロック1は、図4に示すように、必要に応じて、一体主筋102の折曲げ部分にハンチ筋400を設けて、一体主筋102の折曲げ部分を固定してもよい。ハンチ筋400は、構造力学的に側溝用ブロック1の隅角部の補強材として有効に機能するため、側溝用ブロック1は、構造計算上多くなり過ぎる一体主筋102の鉄筋量を減らすことができる。また、ハンチ筋400は、一体主筋102の折曲げ部分の補強材としても機能し、鉄筋精度の確保にも寄与することができるため、略コの字状に折曲げ加工された一体主筋102が広がったり、逆に狭まったりしてしまうことを防止できる。
1 側溝用ブロック
11 頂板
12 開口
13 第1の側壁
14 第2の側壁
15 開渠部
16 第1の閉渠部
17 第2の閉渠部
100 一体鉄筋
101 側壁主筋
102 一体主筋
102a 第1の側壁主筋部
102b 暗渠主筋部
102c 第2の側壁主筋部
103 側壁副筋
106 暗渠副筋
110 第1の側壁鉄筋部
120 第2の側壁鉄筋部
130 第1の暗渠鉄筋部
140 第2の暗渠鉄筋部
400 ハンチ筋

Claims (3)

  1. 互いに対向する第1及び第2の側壁と、一端が該第1の側壁の一端と略直角に連結され、他端が該第2の側壁の一端と略直角に連結された頂板と、を備えるコンクリート構造体であって、
    前記第1の側壁と前記頂板と前記第2の側壁とに架けて、略コの字状に折り曲げられた第1の鉄筋が配筋され
    前記頂板は、開口が設けられた開渠部と、暗渠部と、を含み、
    前記第1の側壁と前記暗渠部と前記第2の側壁とに架けて、複数の前記第1の鉄筋が配筋され、
    前記第1及び第2の側壁のそれぞれの前記開渠部と連結する部分には、前記第1の鉄筋と略平行に複数の第2の鉄筋が配筋され、
    前記第1の鉄筋同士の間隔は、前記第2の鉄筋同士の間隔よりも狭くなっている、
    ことを特徴とするコンクリート構造体。
  2. 前記第1及び第2の側壁のそれぞれには、複数の第3の鉄筋が前記第1の鉄筋と互いに略直交するように配筋され、
    前記頂板との連結部分の近く配筋された前記第3の鉄筋同士の間隔は、該連結部分から離れて配筋された該第3の鉄筋同士の間隔よりも狭くなっている、
    ことを特徴とする請求項に記載のコンクリート構造体。
  3. 前記暗渠部には、複数の第4の鉄筋が複数の前記第1の鉄筋と互いに略直交するように配筋され、
    前記複数の第1の鉄筋と前記複数の第4の鉄筋とにより形成される格子状の鉄筋は、前記暗渠部にシングル配筋されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のコンクリート構造体。
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