JP6489305B2 - 発光装置、照明用光源、及び、発光装置の検査方法 - Google Patents

発光装置、照明用光源、及び、発光装置の検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、発光装置、当該発光装置を備える照明用光源、及び、当該発光装置の検査方法に関する。
発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)は、高効率及び長寿命であることから、様々な製品の光源として用いられている。とりわけ、LEDを用いたランプ(LEDランプ)は、従来から知られる蛍光灯又は白熱電球などに代替する照明用光源として研究開発が進められている。
LEDランプは、例えば、基板と、当該基板上に実装された複数のLEDとを備えるLEDモジュールを備える。LEDモジュールの基板には、検査用のランドが設けられており、LEDの点灯検査が行われる(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−9779号公報
点灯検査においては、検査に要する時間を削減することが求められる。
そこで、本発明は、点灯検査に要する時間を削減することができる発光装置、照明用光源、及び、発光装置の検査方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る発光装置は、複数の発光素子が実装された基板と、前記複数の発光素子を含み、互いに独立して点灯可能な複数の発光部と、前記複数の発光部の各々に対応する複数の検査用ランド部であって、各々が、対応する発光部の点灯検査に用いられる一対のランドを有する複数の検査用ランド部とを備え、前記複数の検査用ランド部の各々における前記一対のランドの間隔は、互いに略等しく、前記複数の検査用ランド部の各々における前記一対のランドが並ぶ方向は、互いに略平行である。
また、本発明の一態様に係る照明用光源は、上記発光装置を備える。
また、本発明の一態様に係る発光装置の検査方法は、発光装置の検査方法であって、前記発光装置は、複数の発光素子が実装された基板と、前記複数の発光素子を含み、互いに独立して点灯可能な複数の発光部と、前記複数の発光部の各々に対応する複数の検査用ランド部であって、各々が、対応する発光部の点灯検査に用いられる一対のランドを有する複数の検査用ランド部とを備え、前記検査方法は、前記複数の検査用ランド部の一の検査用ランド部の前記一対のランドに一対のプローブをそれぞれ接触させることで、当該一の検査用ランド部に対応する前記発光部の点灯検査を行う検査ステップと、前記一対のプローブの間隔を固定した状態で、前記一対のプローブ又は前記発光装置を所定方向にスライドさせることで、前記一対のプローブを前記複数の検査用ランド部の他の検査用ランド部の前記一対のランドまで移動させる移動ステップとを含む。
本発明によれば、点灯検査に要する時間を削減することができる。
実施の形態に係る照明用光源の断面図である。 実施の形態に係るLEDモジュールの平面図である。 実施の形態に係るLEDモジュールの実装領域と未実装領域とを示す平面図である。 実施の形態に係るLEDモジュールの電気回路図である。 実施の形態に係るLEDモジュールの電線通過部及び検査用ランド部の配置を示す平面図である。 実施の形態に係るLEDモジュールの点灯検査に用いる検査装置の概略図である。 実施の形態に係るLEDモジュールの検査方法を示すフローチャートである。 実施の形態に係るLEDモジュールの点灯検査時のプローブの位置を示す平面図である。
以下では、本発明の実施の形態に係る発光装置、照明用光源、及び、発光装置の検査方法について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。また、以下の実施の形態において、略等しい又は略平行などの表現を用いている。例えば、略等しいは、完全に等しいことを意味するだけでなく、実質的に等しい、すなわち、数%程度の誤差を含むことも意味する。他の「略」を用いた表現についても同様である。
(実施の形態)
[照明用光源]
まず、本実施の形態に係る発光装置、及び、当該発光装置を備える照明用光源の概要について、図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る照明用光源1の断面図である。
なお、図1において、紙面上下方向に沿って描かれた一点鎖線は、照明用光源1の中心軸である光軸J(ランプ軸)を示している。本実施の形態では、光軸Jは、LEDモジュール10、光学部材30及びグローブ50の各中心軸と一致している。また、光軸Jは、照明用光源1を照明器具(不図示)のソケットに取り付ける際の回転中心となる軸であり、口金90の回転軸と一致している。
本実施の形態に係る照明用光源1は、電球形蛍光灯又は白熱電球の代替品となる電球形のLEDランプ(LED電球)である。照明用光源1は、LEDモジュール10(発光装置)と、基台20と、光学部材30と、固定部材40と、グローブ50と、筐体60と、回路ケース70と、駆動回路80と、口金90とを備える。照明用光源1は、グローブ50と筐体60と口金90とによって外囲器が形成されている。
以下、照明用光源1の各構成要素について、図1を用いて詳細に説明する。
[LEDモジュール]
LEDモジュール10は、所定の色(波長)の光を放出する発光装置(発光モジュール)である。本実施の形態では、LEDモジュール10は、異なる色温度の光を放出する。具体的には、LEDモジュール10は、暖色系のL色(例えば、電球色)の光と、白色系のD色(例えば、昼光色)の光とを放出する。つまり、本実施の形態に係る照明用光源1は、調色機能を有する。例えば、照明用光源1は、L色の光とD色の光とを切り替えて出射することができる。
LEDモジュール10は、基台20に載置されている。LEDモジュール10は、駆動回路80から供給される電力によって発光する。LEDモジュール10は、グローブ50に覆われるように、グローブ50の内方に配置されている。
LEDモジュール10は、基板110と、第1発光部120と、第2発光部130とを備える。基板110には、基台20の突出部21が挿入される貫通孔111が設けられている。基板110には、複数の発光素子(例えば、LEDチップ)が実装されている。
第1発光部120は、第1色温度の光(例えば、白色系の光)を放出する。第1発光部120は、1以上の第1LED121と、第1封止部材122とを備える。第2発光部130は、第2色温度の光(例えば、暖色系の光)を放出する。第2発光部130は、1以上の第2LED131と、第2封止部材132とを備える。
本実施の形態に係るLEDモジュール10は、ベアチップである第1LED121及び第2LED131が基板110上に直接実装されたCOB(Chip On Board)構造を有する。
LEDモジュール10の各構成要素の詳細については、後で説明する。
[基台]
基台20は、LEDモジュール10を支持する支持台である。基台20は、LEDモジュール10を載置するための載置面(LEDモジュール搭載面)を有する。具体的には、載置面には、LEDモジュール10の基板110が載置される。
なお、基台20は、LEDモジュール10で発生する熱を放熱するヒートシンクとして機能する。したがって、基台20は、例えば、アルミニウムなどの金属材料又は熱伝導率の高い樹脂材料を用いて形成されるのが好ましい。
基台20は、光学部材30側に向かって突出する凸状の突出部(ボス)21を備える。突出部21は、基板110に設けられた貫通孔111に挿入される。
本実施の形態では、図1に示すように、突出部21は、貫通孔111に挿入されたときに、頂部が貫通孔111からはみ出すように設けられている。つまり、突出部21の載置面からの高さは、基板110の厚みより大きい。
突出部21には、固定穴22が設けられている。固定穴22は、固定部材40を固定するための穴である。固定部材40がねじである場合、固定穴22は、ねじ穴であり、内面に雌ねじが設けられている。
なお、本実施の形態における基台20は、筐体60の内側にまで延設されている。基台20は、LEDモジュール10が載置される略円板状の載置部23と、筐体60に囲まれる略円筒状の筒部24とを有する。筒部24の外面は、筐体60の内面に接触しており、筒部24の内面には回路ケース70が接触している。
[光学部材]
光学部材30は、LEDモジュール10の発光部(第1発光部120及び第2発光部130)から出射する光の配光を制御するレンズ(配光制御用レンズ)である。光学部材30は、例えば、透光性樹脂材料から形成される。透光性樹脂材料としては、例えば、アクリル(PMMA)又はポリカーボネート(PC)などを用いることができる。
なお、光学部材30の光軸は、LEDモジュール10の光軸と一致させている。また、光学部材30は、LEDモジュール10から外方向に出射する光を阻害しないような形状となっている。
図1に示すように、光学部材30は、レンズ部31と、取付部32とを備える。レンズ部31と取付部32とは、樹脂材料を用いた一体成型により作製することができる。
レンズ部31は、第1発光部120及び第2発光部130に対向するように配置される。レンズ部31は、第1発光部120及び第2発光部130から出射する光を所望の配光にするための形状を有する。例えば、レンズ部31は、LEDモジュール10が放出する光を屈折(集束若しくは発散など)及び反射などさせることによって、照明用光源1の配光角が大きくなるように形成されている。
取付部32は、例えば、平板状に形成されており、基台20に接触している。本実施の形態では、取付部32は、基台20の突出部21の上面に取付部32の下面が接触している。
取付部32には、固定部材40が挿通される挿通孔33が設けられている。挿通孔33の開口径は、例えば、固定穴22の開口径よりも大きく、固定部材40のねじ頭の外径よりも小さい(固定部材40がねじの場合)。挿通孔33の中心軸と固定穴22の中心軸とは一致する。
[固定部材]
固定部材40は、ねじなどの締め付け部材である。固定部材40は、基板110の貫通孔111を介して、基台20と光学部材30とを締め付けて固定する。なお、本実施の形態では、固定部材40はねじであるが、例えば、固定穴22が貫通孔である場合、固定部材40としてボルトとナットとを用いてもよい。
[グローブ]
グローブ50は、LEDモジュール10及び光学部材30を覆う透光性カバーである。グローブ50は、LEDモジュール10から直接出射する光又は光学部材30を透過したLEDモジュール10からの光をランプ外部に取り出すように形成されている。つまり、グローブ50の内面に入射した光は、グローブ50を透過してグローブ50の外部へ取り出される。
グローブ50は、開口部を有する中空部材であり、開口部とは反対側の頂部が閉塞された形状を有する。グローブ50は、例えば、光軸Jを軸とする中空の回転体である。本実施の形態では、グローブ50は、開口部が絞られた略半球状に形成されている。
グローブ50は、基台20に支持されており、開口部が基台20の表面に当接するように配置される。グローブ50は、シリコーン樹脂などの接着剤によって、開口部が基台20及び筐体60の内面に固着される。
[筐体]
筐体60は、照明用光源1の外郭をなす外郭筐体であり、筐体60の外面は、ランプ外部(大気中)に露出している。筐体60は、例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などの絶縁性樹脂材料から形成される。
筐体60は、基台20の筒部24を囲むように形成された筒体である。筐体60には、外周面に口金90と螺合するための螺合部が形成された口金取付部が設けられている。口金90は、口金取付部にねじ込まれることによって筐体60に固定される。
[回路ケース]
回路ケース70は、駆動回路80を囲むように形成された絶縁ケースである。回路ケース70は、例えば、PBTなどの絶縁性樹脂材料から形成される。回路ケース70は、例えば、駆動回路80の回路基板を保持するための爪部(不図示)などを有する。
回路ケース70は、基台20の筒部24の内部に固定されている。例えば、回路ケース70は、外面に爪部を有し、基台20の筒部24に形成された穴部に爪部を引っ掛けるようにして、基台20によって支持されている。
[駆動回路]
駆動回路(回路ユニット)80は、LEDモジュール10(第1LED121及び第2LED131)を発光(点灯)させるための点灯回路である。駆動回路80は、LEDモジュール10に所定の電力を供給する。駆動回路80は、リード線(不図示)を介して口金90から供給される交流電力を直流電力に変換する。駆動回路80は、別のリード線(不図示)を介して、当該直流電力をLEDモジュール10に供給する。
駆動回路80は、例えば、回路基板と、LEDモジュール10を点灯させるための複数の回路素子(電子部品)とによって形成される。各回路素子は、回路基板に実装される。
本実施の形態では、駆動回路80は、LEDモジュール10の第1発光部120及び第2発光部130の各々を独立して駆動する。つまり、駆動回路80は、第1発光部120及び第2発光部130の各々に対する電力の供給の開始及び停止を独立して制御する。駆動回路80が第1発光部120のみに電力を供給した場合、LEDモジュール10(照明用光源1)は、例えば、D色の光を出射する。駆動回路80が第2発光部130のみに電力を供給した場合、LEDモジュール10は、例えば、L色の光を出射する。
[口金]
口金90は、LEDモジュール10(第1LED121及び第2LED131)を発光させるための電力をランプ外部から受電する受電部である。口金90は、例えば、照明器具(不図示)のソケットに取り付けられる。これにより、口金90は、照明用光源1を点灯させる際に、照明器具のソケットから電力を受けることができる。口金90は、例えば、AC100Vの商用電源から交流電力が供給され、リード線(不図示)を介して駆動回路80に供給する。
口金90の種類は、特に限定されるものではないが、本実施の形態では、ねじ込み型のエジソンタイプ(E型)の口金を用いている。例えば、口金90として、E26形、E17形又はE16形などが挙げられる。なお、口金90としては、差し込み式の口金(例えば、G型、GU型、GX型など)を用いてもよい。
[LEDモジュール(発光装置)]
続いて、本実施の形態に係るLEDモジュール10(発光装置)の詳細について説明する。
図2に示すように、LEDモジュール10は、基板110と、第1発光部120と、第2発光部130と、受電部140と、電線通過部150と、第1検査用ランド部160と、第2検査用ランド部170とを備える。また、LEDモジュール10は、発光素子の静電保護用に複数の保護素子(第1ツェナーダイオード145及び第2ツェナーダイオード146)を備える。
以下、LEDモジュール10が備える各構成要素について詳細に説明する。
[基板]
基板110は、第1LED121及び第2LED131を実装するためのLED実装用基板である。基板110は、例えば、セラミックスからなるセラミックス基板、樹脂からなる樹脂基板、又は、ガラス基板などの絶縁基板である。あるいは、基板110は、金属板に絶縁膜が被覆されたメタルベース基板(金属基板)でもよい。
基板110としては、光反射率が高い(例えば、光反射率が90%以上)白色基板を用いてもよい。白色基板を用いることで、第1LED121及び第2LED131が放出する光を基板110の表面で反射させることができるので、光の取り出し効率を高めることができる。例えば、基板110は、アルミナからなる白色のセラミックス基板(白色アルミナ基板)を用いることができる。
基板110は、基台20上に配置される。具体的には、基板110は、基台20上に載置されて基台20に固定される。例えば、基板110は、シリコーン樹脂などの接着剤によって基台20に固定される。
基板110の平面視形状は、例えば、図2に示すように、八角形である。基板110の平面視形状は、長方形、正方形などの四角形若しくは六角形などの多角形、又は、円形など他の形状でもよい。
図3は、本実施の形態に係るLEDモジュール10の実装領域12と未実装領域13とを示す平面図である。
本実施の形態では、基板110は、平面視において、全周領域11と、内部領域14とを有する。全周領域11は、基板110の外縁の全周に沿った環状の領域である。内部領域14は、全周領域11の内側の領域である。例えば、図3に示すように、全周領域11は、八角形の枠状の領域であり、内部領域14は、八角形の領域である。
全周領域11は、実装領域12と、未実装領域13とを含んでいる。
実装領域12は、全周領域11の一部の領域であって、複数の発光素子が実装された領域である。本実施の形態では、実装領域12には、複数の第1LED121及び複数の第2LED131が実装されている。つまり、実装領域12には、第1発光部120及び第2発光部130が設けられている。
未実装領域13は、全周領域11のうち実装領域12を除いた領域であり、発光素子が実装されていない領域である。本実施の形態では、未実装領域13には、第1LED121又は第2LED131が実装されていない。つまり、未実装領域13には、第1発光部120及び第2発光部130のいずれも設けられていない。未実装領域13には、電線通過部150が設けられている。
内部領域14には、図3には示していないが、図2と図3とを比較して分かるように、受電部140、金属配線144などが設けられている。
なお、全周領域11、実装領域12、未実装領域13及び内部領域14の形状は、図示した例に限らない。例えば、全周領域11の形状の内周が円環形で、内部領域14が円形でもよい。このとき、複数の第1LED121及び複数の第2LED131が円環状に設けられていてもよい。
[発光部]
第1発光部120及び第2発光部130は、複数の発光素子を含み、互いに独立して点灯可能な複数の発光部の一例である。本実施の形態では、第1発光部120及び第2発光部130は、互いに異なる色温度の光を発する。
具体的には、第1発光部120は、第2発光部130が発する光の色温度より高い色温度の光を発する。例えば、第1発光部120が発する光の色温度は、8000Kである。つまり、第1発光部120は、白色系のD色の光(例えば、昼光色の光)を発する。また、例えば、第2発光部130が発する光の色温度は、2200K〜2500Kである。つまり、第2発光部130は、暖色系のL色の光(例えば、電球色の光)を発する。
図1に示すように、第1発光部120は、複数の第1LED121と、第1封止部材122とを備える。第2発光部130は、複数の第2LED131と、第2封止部材132とを備える。
第1LED121は、発光素子の一例であり、基板110に直接実装されたLEDチップである。複数の第1LED121は、例えば、所定の方向に沿ってライン状に配置されている。第1LED121は、例えば、通電されると青色光を発する青色LEDチップである。
第1封止部材122は、光波長変換体である蛍光体を含む蛍光体含有樹脂である。第1封止部材122は、第1LED121から発せられた光を所定の波長に変換(色変換)する。第1封止部材122は、第1LED121を封止することで、第1LED121を保護する。
第1封止部材122は、第1LED121が発する光の色(波長)と、光源として求められる光の色(波長)とに基づいて選択された材料を含む。例えば、第1LED121が青色LEDチップである場合に白色光を得るために、第1封止部材122として、YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系の黄色蛍光体粒子をシリコーン樹脂に分散させた蛍光体含有樹脂を用いることができる。
これにより、黄色蛍光体粒子が青色LEDチップの青色光によって励起されて黄色光を放出するので、第1封止部材122からは、励起された黄色光と青色LEDチップの青色光との合成光として第1色温度の白色光が放出される。なお、第1封止部材122は、白色光の色の調整のために赤色蛍光体粒子を含んでいてもよい。また、第1封止部材122に、シリカ(SiO)などの光拡散材を含有させてもよい。
第2LED131は、発光素子の一例であり、基板110に直接実装されたLEDチップである。複数の第2LED131は、例えば、所定の方向に沿ってライン状に配置されている。第2LED131は、例えば、通電されると青色光を発する青色LEDチップである。
第2封止部材132は、例えば、第1封止部材122と同様に蛍光体含有樹脂であるが、第1封止部材122が含む蛍光体とは異なる蛍光体を含んでいる。例えば、第2封止部材132は、黄色蛍光体粒子だけでなく、赤色蛍光体粒子を含む。あるいは、第1封止部材122が赤色蛍光体粒子も含む場合は、第2封止部材132は、第1封止部材122よりも多くの赤色蛍光体粒子を含む。これにより、第2封止部材132から出射される合成光に、赤色成分を多く含ませることができ、色温度を低くすることができる。よって、第2封止部材132からは、第2色温度の光が放出される。
なお、第2LED131は、第1LED121と同じでもよい。すなわち、第1発光部120と第2発光部130とが発する光の色温度の違いは、第1封止部材122と第2封止部材132との各々が含む蛍光体の材料の違いによって出すことができる。
[受電部]
受電部140は、第1発光部120及び第2発光部130に供給するための電力を受電する。図2に示すように、受電部140は、共通正端子141と、第1負端子142と、第2負端子143とを備える。
共通正端子141は、第1発光部120及び第2発光部130の少なくとも一方を点灯させるときに第1負端子142又は第2負端子143よりも高い電位を受電するための端子である。第1負端子142は、第1発光部120を点灯させるときに共通正端子141よりも低い電位を受電するための端子である。第2負端子143は、第2発光部130を点灯させるときに共通正端子141よりも低い電位を受電するための端子である。
共通正端子141、第1負端子142及び第2負端子143は、例えば、金属配線144の一部であり、基板110上にパターン形成される。なお、共通正端子141及び第1負端子142には、コネクタ(不図示)が設けられている。コネクタは、樹脂製の容器と、共通正端子141及び第1負端子142の各々と導通する導電ピンとを備える。なお、第2負端子143にも同様に、コネクタ(不図示)が設けられている。これにより、例えば、駆動回路80に接続されたリード線と受電部140とを容易に接続することができる。
なお、第1負端子142及び第2負端子143を共通にしてもよい。具体的には、共通正端子141の代わりに共通負端子を備え、第1負端子142及び第2負端子143の代わりに第1正端子及び第2正端子を備えてもよい。
図4は、本実施の形態に係るLEDモジュール10の電気回路図である。
図4に示すように、第1発光部120に含まれる複数の第1LED121は、共通正端子141と、第1負端子142との間に直列接続されている。したがって、共通正端子141と第1負端子142との間に直流電力を供給することにより、第1発光部120を点灯させることができる。
また、第2発光部130に含まれる複数の第2LED131は、共通正端子141と、第2負端子143との間に直列接続されている。したがって、共通正端子141と第2負端子143との間に直流電力を供給することにより、第2発光部130を点灯させることができる。
このように、本実施の形態では、第1発光部120と第2発光部130とで独立した回路を構成するので、第1発光部120及び第2発光部130はそれぞれ独立して点灯可能である。
[保護素子]
複数の第1ツェナーダイオード145は、複数の第1LED121を静電保護する保護素子の一例である。図4に示すように、複数の第1ツェナーダイオード145は、各々が直列接続され、全体として複数の第1LED121に並列接続されている。
複数の第2ツェナーダイオード146は、複数の第2LED131を静電保護する保護素子の一例である。図4に示すように、複数の第2ツェナーダイオード146は、各々が直列接続され、全体として複数の第2LED131に並列接続されている。
なお、第1LED121、第2LED131、第1ツェナーダイオード145及び第2ツェナーダイオード146は、基板110上に所定形状でパターン形成された金属配線144と、LEDチップ同士又はツェナーダイオード同士を電気的に接続するワイヤ(不図示)とによって、電気的に接続されている。
また、LEDモジュール10は、第1ツェナーダイオード145及び第2ツェナーダイオード146の各々を複数ではなく、1つのみ備えてもよい。
[電線通過部]
図5は、本実施の形態に係るLEDモジュール10の電線通過部150及び検査用ランド部の配置を示す平面図である。
電線通過部150は、複数の発光素子に給電するための電線を通すための空間である。本実施の形態では、電線通過部150は、未実装領域13に設けられている。
電線通過部150は、例えば、基板110の端面から内方に向かう方向に切り欠かれた切り欠き形状を有する。切り欠き形状は、例えば、図5に示すように、基板110の端面と基板110の中心とを結ぶ直線Lに沿って切り欠かれた形状である。具体的には、図2に示すように、電線通過部150の平面視形状は、先端が丸みを帯びた矩形状である。
なお、中心は、基板110の中心点であり、具体的には、光軸Jが通る基板110上の点である。直線Lは、切り欠き方向に平行で、かつ、基板110の中心を通る直線である。
電線通過部150には、例えば、リード線(不図示)が挿通される。リード線は、電線の一例であり、駆動回路80と受電部140とを接続する。
[検査用ランド部]
LEDモジュール10は、複数の発光部の各々に対応する複数の検査用ランド部を備える。複数の検査用ランド部の各々は、対応する発光部の点灯検査に用いられる一対のランドを有する。
本実施の形態では、図2に示すように、LEDモジュール10は、第1検査用ランド部160及び第2検査用ランド部170を備える。具体的には、第1検査用ランド部160は、第1ランド161及び第2ランド162を備える。第2検査用ランド部170は、第1ランド171及び第2ランド172を備える。本実施の形態では、図5に示すように、第1検査用ランド部160と第2検査用ランド部170とは、直線L(すなわち、電線通過部150の切り欠き方向)に沿って配置されている。
なお、ランド(パッド)は、基板110に設けられた導電性の端子部分であり、金属配線144に電気的に接続されている。本実施の形態では、第1ランド161及び第2ランド162、並びに、第1ランド171及び第2ランド172は、例えば、金属配線144とともにパターン形成されている。
複数の検査用ランド部の各々における一対のランドの間隔は、互いに略等しい。具体的には、図5に示すように、第1ランド161と第2ランド162との間隔d1は、第1ランド171と第2ランド172との間隔d2に略等しい。なお、一対のランドの間隔は、例えば、一対のランドの各々の中心間の距離である。
複数の検査用ランド部の各々における一対のランドが並ぶ方向は、互いに略平行である。具体的には、図5に示すように、第1ランド161と第2ランド162とが並ぶ方向(直線L1)は、第1ランド171と第2ランド172とが並ぶ方向(直線L2)と、略平行である。なお、一対のランドが並ぶ方向は、例えば、一対のランドの中心を結ぶ直線が延びる方向である。
第1ランド161と第2ランド162とが並ぶ方向、すなわち、直線L1は、直線Lに略直交する。第1ランド171と第2ランド172とが並ぶ方向、すなわち、直線L2も同様に、直線Lに略直交する。
図2及び図4に示すように、第1ランド161及び第1ランド171は、共通正端子141と電気的に接続されている。第2ランド162は、第1負端子142と電気的に接続されている。第2ランド172は、第2負端子143と電気的に接続されている。このため、第1ランド161と第2ランド162との間に直流電力を供給することで、第1発光部120(複数の第1LED121)を発光させることができる。同様に、第1ランド171と第2ランド172との間に直流電力を供給することで、第2発光部130(複数の第2LED131)を発光させることができる。
本実施の形態では、第1ランド161及び171、並びに、第2ランド162及び172は、互いに略同じ形状、かつ、略同じ大きさである。各ランドの形状は、例えば、円形であるが、これに限らない。各ランドは、プローブが接触可能な形状及び大きさであればよく、例えば、矩形などでもよい。
[検査装置]
ここで、本実施の形態に係るLEDモジュール10の点灯検査に用いる検査装置について、図6を用いて説明する。図6は、本実施の形態に係るLEDモジュール10の点灯検査に用いる検査装置200の概略図である。
図6に示すように、検査装置200は、第1プローブ201と、第2プローブ202と、昇降台203と、搬送台204と、治具205とを備える。
第1プローブ201及び第2プローブ202は、点灯検査に用いる一対のプローブである。第1プローブ201と第2プローブ202との間には、所定の直流電力が供給される。したがって、例えば、第1プローブ201を第1ランド161に接触させ、第2プローブ202を第2ランド162に接触させた状態で、第1プローブ201と第2プローブ202との間に直流電力を供給することで、第1発光部120(複数の第1LED121)の点灯検査を行うことができる。同様に、第1プローブ201を第1ランド171に接触させ、第2プローブ202を第2ランド172に接触させた状態で、第1プローブ201と第2プローブ202との間に直流電力を供給することで、第2発光部130(複数の第2LED131)の点灯検査を行うことができる。
第1プローブ201と第2プローブ202とは、相対的な位置関係が固定されている。本実施の形態は、第1プローブ201と第2プローブ202との間隔が固定された状態である。具体的には、第1プローブ201と第2プローブ202とは、間隔が固定された状態で、昇降台203及び搬送台204によって上下方向又は水平方向への移動が可能となる。
なお、本実施の形態では、第1プローブ201及び第2プローブ202の各々の軸部分は、治具205の搬送方向に平行である。
昇降台203は、上下運動を行う台であり、第1プローブ201及び第2プローブ202が固定されている。すなわち、昇降台203が上下運動を行うことで、第1プローブ201及び第2プローブ202を上下に動かすことができる。
搬送台204は、治具205を所定の方向に搬送する台である。本実施の形態では、搬送台204は、一軸方向(図6の白抜き矢印で示す搬送方向)に治具205を搬送するが、これに限らない。搬送台204は、二軸方向(例えば、直交する二軸の各々の双方向)に治具205を搬送してもよい。
治具205は、LEDモジュール10を所定の姿勢で保持する。本実施の形態では、治具205は、搬送台204の搬送方向と、複数の検査用ランド部が並ぶ方向とが略一致するように、LEDモジュール10を保持する。具体的には、治具205は、搬送方向と、第1ランド161と第1ランド171とを結ぶ直線(又は、第2ランド162と第2ランド172とを結ぶ直線)とが略一致するように、LEDモジュール10を保持する。より具体的には、治具205は、搬送方向と、電線通過部150の切り欠き方向とが略一致するように、LEDモジュール10を保持する。
[検査方法]
続いて、本実施の形態に係るLEDモジュール10の検査方法について、図7及び図8を用いて説明する。図7は、本実施の形態に係るLEDモジュール10の検査方法を示すフローチャートである。図8は、本実施の形態に係るLEDモジュール10の点灯検査時のプローブの位置を示す平面図である。
まず、一対のプローブを一対のランドに接触させることで、当該一対のランドに対応する発光部の点灯検査を行う(S10:検査ステップ)。本実施の形態では、例えば、第1検査用ランド部160の第1ランド161及び第2ランド162に、第1プローブ201及び第2プローブ202をそれぞれ接触させることで、第1発光部120の点灯検査を行う。具体的には、昇降台203を下ろすことにより、第1ランド161に第1プローブ201を接触させ、かつ、第2ランド162に第2プローブ202を接触させる。この状態で、第1プローブ201と第2プローブ202との間に直流電力を供給することで、第1発光部120に当該直流電力を供給する。
なお、点灯検査は、第1発光部120の点灯状態を上方から実測することにより行われる。例えば、第1発光部120が正しく点灯していない(例えば、光量が足りない又は発光しない)場合は、LEDモジュール10を不良品として判別することができる。
このとき、図8の(a)に示すように、第1プローブ201及び第2プローブ202は、上面視において、未実装領域13には重複するものの、実装領域12にはほとんど重複しない。したがって、上面視において、第1発光部120の点灯状態を容易に確認することができる。
次に、まだ点灯検査を行っていない発光部がある場合(S20でYes)、一対のプローブの間隔を固定した状態で、当該一対のプローブ又はLEDモジュール10を所定方向にスライドさせることで、一対のプローブを他の検査用ランド部の一対のランドまで移動させる(S30:移動ステップ)。スライド方向は、複数の検査用ランド部が並ぶ方向であり、具体的には、図5に示す直線Lに沿った方向である。
本実施の形態では、例えば、第1プローブ201及び第2プローブ202の間隔を固定した状態で、LEDモジュール10を保持する治具205をスライドさせる。これにより、第1プローブ201及び第2プローブ202を、第2検査用ランド部170の第1ランド171及び第2ランド172まで移動させる。その後、ステップS10に戻り、第2発光部130の点灯検査を行う。
このとき、図8の(b)に示すように、第1プローブ201及び第2プローブ202は、上面視において、未実装領域13には重複するものの、実装領域12にはほとんど重複しない。したがって、上面視において、第2発光部130の点灯状態を容易に確認することができる。
まだ点灯検査を行っていない発光部がない場合(S20でNo)、すなわち、LEDモジュール10の全ての発光部の点灯検査が終了した場合、LEDモジュール10の点灯検査を終了する。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係るLEDモジュール10は、複数の発光素子が実装された基板110と、複数の発光素子を含み、互いに独立して点灯可能な第1発光部120及び第2発光部130と、第1発光部120及び第2発光部130の各々に対応する複数の検査用ランド部であって、各々が、対応する発光部の点灯検査に用いられる一対のランドを有する第1検査用ランド部160及び第2検査用ランド部170とを備え、第1検査用ランド部160及び第2検査用ランド部170の各々における一対のランドの間隔は、互いに略等しく、第1検査用ランド部160及び第2検査用ランド部170の各々における一対のランドが並ぶ方向は、互いに略平行である。
これにより、複数の検査用ランド部の各々のランド間の間隔が互いに略等しく、各々のランドの並ぶ方向が平行であるので、当該並ぶ方向に、間隔が固定された一対のプローブを動かすことで、一対のプローブと一対のランドとの位置合わせを容易に行うことができる。具体的には、図8に示したように、LEDモジュール10を平行移動(スライド)するだけで、間隔が固定された第1プローブ201及び第2プローブ202をある一対のランドから別の一対のランドへ移動させることができる。このように、本実施の形態によれば、一対のプローブ又はLEDモジュール10を複雑に動かす必要はない。したがって、点灯検査に要する時間を削減することができる。
また、例えば、基板110は、外縁の全周に沿った環状の全周領域11を有し、全周領域11は、複数の発光素子が実装された実装領域12と、複数の発光素子が実装されていない未実装領域13とを含む。
これにより、発光素子が設けられていない未実装領域13が設けられているので、点灯検査時には未実装領域13とプローブの軸部分とが上面視において重なるように、プローブの位置合わせを行うことで、点灯検査を容易に行うことができる。つまり、図8に示したように、LEDモジュール10を上面視によって点灯検査を行う場合、第1プローブ201及び第2プローブ202は、実装領域12にほとんど重ならないので、点灯検査を容易に行うことができる。
また、例えば、未実装領域13には、複数の発光素子に給電するための電線を通すための電線通過部150が設けられている。
これにより、未実装領域13に電線(リード線など)を通すことで、未実装領域13を有効に利用することができる。したがって、例えば、未実装領域13以外の領域には、より多くの発光素子を配置することができ、光量の減少を抑制することができる。
また、例えば、電線通過部150は、基板110の端面から内方に向かう方向に切り欠かれた切り欠き形状を有する。
これにより、電線通過部150が切り欠き形状を有するので、電線を基板110の端面から容易に挿入することができる。
また、例えば、切り欠き形状は、基板110の端面と基板110の中心とを結ぶ直線Lに沿って切り欠かれた形状であり、第1検査用ランド部160及び第2検査用ランド部170は、直線Lに沿って配置されている。また、例えば、第1検査用ランド部160及び第2検査用ランド部170の各々における一対のランドが並ぶ方向は、直線Lに略直交する。
これにより、切り欠き方向に複数の検査用ランド部が設けられているので、例えば、一対のプローブ又はLEDモジュール10を切り欠き方向にスライド移動させた場合に、一対のプローブに電線通過部150の上方を通過させることができる。したがって、例えば、図8の(b)に示したように、第2発光部130の点灯検査時においても一対のプローブが第2発光部130にほとんど重ならないので、点灯検査を容易に行うことができる。
また、例えば、第1発光部120及び第2発光部130は、互いに異なる色温度又は波長の光を発する。
これにより、LEDモジュール10は、調色機能を実現することができる。具体的には、LEDモジュール10は、D色(昼光色)の色とL色(電球色)の光とを切り替えて出力することができる。
また、例えば、本実施の形態に係るLEDモジュール10の検査方法は、複数の検査用ランド部の一の検査用ランド部の一対のランドに一対のプローブをそれぞれ接触させることで、当該一の検査用ランド部に対応する前記発光部の点灯検査を行う検査ステップと、一対のプローブの間隔を固定した状態で、一対のプローブ又はLEDモジュール10を所定方向にスライドさせることで、一対のプローブを複数の検査用ランド部の他の検査用ランド部の一対のランドまで移動させる移動ステップとを含む。
これにより、一対のプローブと一対のランドとの位置合わせを容易に行うことができる。したがって、点灯検査に要する時間を削減することができる。
(その他)
以上、本発明に係る発光装置、及び、当該発光装置を備える照明用光源、並びに、当該発光装置の検査方法について、上記実施の形態及びその変形例に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記の実施の形態では、複数の一対のランドの間隔が互いに略等しく、複数の一対のランドの並ぶ方向が互いに略平行である例について示したが、これに限らない。複数の一対のランドの間隔は互いに異なっていてもよく、また、複数の一対のランドが並ぶ方向は交差してもよい。具体的には、図5において、間隔d1と間隔d2とは異なっていてもよい。また、図5において、直線L1と直線L2とは平行でなくてもよい。
これらの場合、複数の検査用ランド部の各々における一対のランドは、当該発光装置の検査に用いられる一対のプローブの間隔を固定した状態で、一対のプローブ又は前記発光装置を所定方向にスライドさせた場合に、一対のプローブが接触可能な位置に配置されていればよい。
つまり、間隔が固定された一対のプローブが接触可能な範囲内で、間隔d1と間隔d2とは異なっていてもよく、直線L1と直線L2とは平行でなくてもよい。
これにより、間隔が固定された一対のプローブを動かすことで、一対のプローブと一対のランドとの位置合わせを容易に行うことができる。したがって、点灯検査に要する時間を削減することができる。
また、例えば、上記の実施の形態では、複数の検査用ランド部が基板110の中央を通る線に沿って設けられている例について示したが、これに限らない。例えば、基板110の中央からずれた位置に第1検査用ランド部160及び第2検査用ランド部170が設けられていてもよい。具体的には、図5における直線Lが基板110の中心点(光軸J)を通らなくてもよい。
この場合も、第1検査用ランド部160及び第2検査用ランド部170が並ぶ方向に沿って、一対のプローブ又はLEDモジュール10をスライドさせることで、容易に位置合わせを行うことができる。
また、例えば、複数の検査用ランド部が並ぶ方向は、各々に含まれる一対のランドが並ぶ方向に直交していなくてもよい。例えば、図5における直線L1及び直線L2が直線Lに対して傾斜していてもよい。この場合も、第1検査用ランド部160及び第2検査用ランド部170が並ぶ方向に沿って、一対のプローブ又はLEDモジュール10をスライドさせることで、容易に位置合わせを行うことができる。
また、例えば、上記の実施の形態では、全周領域11が未実装領域13を含む例について示したが、これに限らない。全周領域11は、実装領域12のみを含んでもよい。すなわち、発光素子は、基板110の全周に亘って環状に設けられていてもよい。
また、複数の第1LED121及び複数の第2LED131は、環状に配置されていなくてもよく、例えば、行列状に配置されてもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、電線通過部150が切り欠き形状を有する例について示したが、これに限らない。電線通過部150は、例えば、基板110の内部領域14(例えば中央近傍)に設けられた貫通孔でもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、第1封止部材122及び第2封止部材132を異ならせることで、第1発光部120及び第2発光部130が発する光の色温度を異ならせる例について説明したが、これに限らない。例えば、第2LED131が第1LED121よりも、赤色成分を多く含む青色光を放出してもよい。
あるいは、第2発光部130が含む複数の第2LED131の全てが青色LEDチップではなく、一部の第2LED131が赤色LEDチップでもよい。第1発光部120についても同様である。この場合、例えば、第2発光部130が含む赤色LEDチップの数が、第1発光部120が含む赤色LEDチップの数より多くすればよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、第1発光部120及び第2発光部130が異なる色温度の光を発する例について示したが、これに限らない。第1発光部120及び第2発光部130は、互いに異なる波長の光を発してもよい。例えば、第1発光部120が青色光を発し、第2発光部130が赤色光を発してもよい。あるいは、第1発光部120及び第2発光部130は、色温度及び波長が同じ光を発してもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、LEDモジュール10がCOB構造である例について示したが、LEDモジュール10は、発光素子として、SMD(Surface Mount Device)型のLED素子を有してもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、発光素子の一例としてLEDを示したが、これに限らない。発光素子は、半導体レーザなどの半導体発光素子、有機EL(Electro Luminescence)又は無機ELなどの固体発光素子でもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、LEDモジュール10を備える照明用光源1として、電球形ランプを例に説明したが、これに限らない。照明用光源1は、直管LEDランプでもよい。あるいは、LEDモジュール10は、ダウンライト、スポットライト、シーリングライト、ペンダントライトなどの各種照明器具に利用することもできる。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1 照明用光源
10 LEDモジュール(発光装置)
11 全周領域
12 実装領域
13 未実装領域
14 内部領域
110 基板
120 第1発光部
121 第1LED(発光素子)
130 第2発光部
131 第2LED(発光素子)
150 電線通過部
160 第1検査用ランド部
161、171 第1ランド
162、172 第2ランド
170 第2検査用ランド部
201 第1プローブ
202 第2プローブ

Claims (10)

  1. 複数の発光素子が実装された基板と、
    前記複数の発光素子を含み、互いに独立して点灯可能な複数の発光部と、
    前記複数の発光部の各々に対応する複数の検査用ランド部であって、各々が、対応する発光部の点灯検査に用いられる一対のランドを有する複数の検査用ランド部と
    複数の前記一対のランドとは異なる複数の端子を含み、前記複数の発光部の各々に供給するための電力を受電する受電部とを備え、
    前記複数の検査用ランド部の各々における前記一対のランドの間隔は、互いに略等しく、
    前記複数の検査用ランド部の各々における前記一対のランドが並ぶ方向は、互いに略平行である
    発光装置。
  2. 前記基板は、外縁の全周に沿った環状の全周領域を有し、
    前記全周領域は、
    前記複数の発光素子が実装された実装領域と、
    前記複数の発光素子が実装されていない未実装領域とを含む
    請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記未実装領域には、前記複数の発光素子に給電するための電線を通すための電線通過部が設けられている
    請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記電線通過部は、前記基板の端面から内方に向かう方向に切り欠かれた切り欠き形状を有する
    請求項3に記載の発光装置。
  5. 前記切り欠き形状は、前記基板の端面と前記基板の中心とを結ぶ直線に沿って切り欠かれた形状であり、
    前記複数の検査用ランド部は、前記直線に沿って配置されている
    請求項4に記載の発光装置。
  6. 前記複数の検査用ランド部の各々における前記一対のランドが並ぶ方向は、前記直線に略直交する
    請求項5に記載の発光装置。
  7. 前記複数の発光部は、互いに異なる色温度又は波長の光を発する
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の発光装置。
  8. 発光装置であって、
    複数の発光素子が実装された基板と、
    前記複数の発光素子を含み、互いに独立して点灯可能な複数の発光部と、
    前記複数の発光部の各々に対応する複数の検査用ランド部であって、各々が、対応する発光部の点灯検査に用いられる一対のランドを有する複数の検査用ランド部とを備え、
    前記基板は、外縁の全周に沿った環状の全周領域を有し、
    前記全周領域は、
    前記複数の発光素子が実装された実装領域と、
    前記複数の発光素子が実装されていない未実装領域とを含み、
    前記複数の検査用ランド部の各々における前記一対のランドは、当該発光装置の検査に用いられる一対のプローブの間隔を固定した状態で、前記一対のプローブ又は前記発光装置を、前記未実装領域から前記基板の中心に向かう直線方向に沿ってスライドさせた場合に、前記一対のプローブが接触可能な位置に配置されている
    発光装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の発光装置を備える照明用光源。
  10. 発光装置の検査方法であって、
    前記発光装置は、
    複数の発光素子が実装された基板と、
    前記複数の発光素子を含み、互いに独立して点灯可能な複数の発光部と、
    前記複数の発光部の各々に対応する複数の検査用ランド部であって、各々が、対応する発光部の点灯検査に用いられる一対のランドを有する複数の検査用ランド部とを備え、
    前記基板は、外縁の全周に沿った環状の全周領域を有し、
    前記全周領域は、
    前記複数の発光素子が実装された実装領域と、
    前記複数の発光素子が実装されていない未実装領域とを含み、
    前記検査方法は、
    前記複数の検査用ランド部の一の検査用ランド部の前記一対のランドに一対のプローブをそれぞれ接触させることで、当該一の検査用ランド部に対応する前記発光部の点灯検査を行う検査ステップと、
    前記一対のプローブの間隔を固定した状態で、前記一対のプローブ又は前記発光装置を、前記未実装領域から前記基板の中心に向かう直線方向に沿ってスライドさせることで、前記一対のプローブを前記複数の検査用ランド部の他の検査用ランド部の前記一対のランドまで移動させる移動ステップとを含む
    発光装置の検査方法。
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