JP7426554B2 - 照明用光源及び照明装置 - Google Patents

照明用光源及び照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7426554B2
JP7426554B2 JP2019184875A JP2019184875A JP7426554B2 JP 7426554 B2 JP7426554 B2 JP 7426554B2 JP 2019184875 A JP2019184875 A JP 2019184875A JP 2019184875 A JP2019184875 A JP 2019184875A JP 7426554 B2 JP7426554 B2 JP 7426554B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat sink
light emitting
hole
housing
engaging part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019184875A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021061179A (ja
Inventor
雅人 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2019184875A priority Critical patent/JP7426554B2/ja
Publication of JP2021061179A publication Critical patent/JP2021061179A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7426554B2 publication Critical patent/JP7426554B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

本開示は、大型化を抑制し、発光素子の実装面積を増加できる照明用光源及びこれを備えた照明装置に関する。
従来から、発光ダイオード(LED:Light Emittin Diode)を用いたLED電球は、従来から知られる電球形蛍光灯や白熱電球に代替する照明用光源として積極的に開発が進められている。
LED電球は、例えば、基板と発光素子を有する発光モジュールと、発光モジュールを発光させるための駆動回路と、発光モジュールと熱的に結合されたヒートシンクと、駆動回路を囲む筐体とを有する(例えば、特許文献1)。
特開2016-139518号公報
しかしながら、特許文献1のLED電球では、筐体とヒートシンクを固定するために、基板が配置されるヒートシンクの配置面から、筐体の爪部が突出している。こうした構造によって、基板に爪部を挿入するための孔部を設ける必要があり、発光素子の実装個数を増加させる場合、基板の実装面積を大きくする必要があり、照明装置の小型化が困難であった。
本開示は、このような課題に鑑みてなされたものであり、照明用光源の大型化を抑制し、発光素子の実装面積を増加する照明用光源を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示に係る照明用光源は、発光モジュールと、発光モジュールを発光させるための駆動回路と、駆動回路を囲み、第1係合部を有する筐体と、発光モジュールと熱的に結合され、第2係合部を有するヒートシンクとを備え、第1係合部は第2係合部内に収納され、または、第2係合部は第1係合部内に収納され、第1係合部及び第2係合部がヒートシンク内に収納された状態で第1係合部と第2係合部が係合される。
本開示の照明用光源は、照明用光源の大型化を抑制し、発光素子の実装面積を増加できる。
実施の形態1に係るLED電球の斜視図である。 実施の形態1に係るLED電球の断面図である。 実施の形態1に係るLED電球の分解斜視図である。 実施の形態1に係るヒートシンクを筐体に組み込むときの様子を説明するための拡大断面図である。 実施の形態1に係るヒートシンクを筐体に組み込むときの様子を説明するための拡大断面図である。 実施の形態1に係るヒートシンクを筐体に組み込むときの様子を説明するための斜視図である。 実施の形態2に係るヒートシンクを筐体に組み込むときの様子を説明するための拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、並びに、工程及び工程の順序などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。なお、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態1)
[LED電球]
以下の実施の形態では、照明用光源の一例として、電球形蛍光灯又は白熱電球の代替品となる電球形のLEDランプ(LED電球)について説明する。
まずは、本実施の形態に係るLED電球1の全体構成について、図1、図2、図3を用いて説明する。図1は、実施の形態1に係るLED電球1の斜視図である。図2は、実施の形態1に係るLED電球1の断面図である。図3は、実施の形態1に係るLED電球1の分解斜視図である。
なお、図2において、紙面上下方向に沿って描かれた一点鎖線はLED電球1の中心軸Jを示している。本実施の形態において、中心軸Jは、LED電球1の光軸(ランプ軸)であって、グローブ20の軸(グローブ軸)と一致している。また、中心軸Jは、LED電球1を照明装置(図示せず)のソケットに取り付ける際の回転中心となる軸であり、口金60の回転軸と一致している。
図1~図3に示すようにLED電球1は、発光モジュール10と、発光モジュール10を覆うグローブ20と、発光モジュール10を発光させるための駆動回路30と、発光モジュール10と熱的に結合されたヒートシンク40と、駆動回路30を囲む筐体50とを有する。LED電球1は、さらに、口金60と、ネジ70と、リード線71~74とを有する。
本実施の形態において、LED電球1は、グローブ20と筐体50と口金60とによって外囲器が構成されている。
以下、LED電球1の各構成部材の詳細について、図2及び図3を参照しながら説明する。
[発光モジュール]
発光モジュール10は、所定の色(波長)の光を放出する発光装置である。発光モジュール10は、例えば白色光を放出するように構成されている。
発光モジュール10は、グローブ20の内方に配置されており、駆動回路30から供給される電力によって発光する。
発光モジュール10は、ヒートシンク40に固定されている。具体的には、発光モジュール10は、ヒートシンク40の第1伝熱板41(伝熱板)に固定されている。
発光モジュール10は、基板11と、基板11に配置された発光素子12とを有する。
基板11は、発光素子12を実装するための実装基板である。基板11は、例えば、平面視において略円形の板状基板である。
基板11は、ヒートシンク40に固定されている。具体的には、基板11は、ヒートシンク40の第1伝熱板41に載置されて第1伝熱板41に固定される。基板11にはネジ70を挿通するための貫通孔110が設けられており、基板11と第1伝熱板41とはネジ70によってネジ止め固定されている。図2に示すように、ネジ70のネジ部の一部は、基板11から突出している。なお、ネジ70は3本用いているが、1本であっても、2本あってもよく、特に限定されることはない。また、基板11とヒートシンク40との固定方法はネジ止めに限るものではなく、接着剤などの他の固定手段を用いてもよい。
また、基板11の中央部には、駆動回路30から導出される一対のリード線71及び72を挿通させるための貫通孔111が設けられている。なお、貫通孔111の位置は、基板11の中央部でなくてもよい。また、基板11に貫通孔111を設けるのではなく、基板11の縁部などに切り欠き部を設けて、この切り欠き部に一対のリード線71及び72を挿通して基板11の一対の電極端子に接続してもよい。
基板11としては、例えば、アルミニウム等の金属の基材に絶縁被膜を施すことで得られるメタルベース基板、アルミナ等のセラミック材料の焼結体であるセラミックス基板、又は、樹脂材料からなる樹脂基板等が用いられる。なお、基板11の形状は、円形に限らず、矩形状の基板を用いてもよい。
基板11の表面には、給電部として一対の電極端子(不図示)が設けられている。一対の電極端子の各々には、駆動回路30から導出される一対のリード線71及び72が接続される。また、基板11の表面には、電極端子と複数の発光素子12とを電気的に接続するための金属配線(不図示)が所定の形状のパターンで形成されている。
発光素子12は、基板11の片面に複数個実装されている。本実施の形態において、複数の発光素子12は、円環状の配列となるように、基板11の中央部を中心とする円周状に配置されている。なお、図3では、一例として、24個の発光素子12が実装されているが、発光素子12の実装個数は、これに限るものではなく、25個や26個であってもよいし、22個以外の複数個であってもよい。
図2に示すように、本実施の形態における発光素子12は、個々にパッケージ化された表面実装(SMD:Surface Mount Device)型のLED素子であり、容器120(パッケージ)と、容器120内に一次実装されたLEDチップ121と、LEDチップ121を封止する封止部材122とを備える。SMD型のLED素子である発光素子12は、基板11に二次実装される。
容器120は、白色樹脂からなる樹脂成形品又は白色のセラミック成形品であり、逆円錐台形状の凹部(キャビティ)を有する。凹部の内側面は傾斜しており、LEDチップ121からの光を上方に反射させるように構成されている。
LEDチップ121は、容器120の凹部の底面に実装されている。LEDチップ121は、所定の直流電力により発光する半導体発光素子の一例であって、単色の可視光を発するベアチップである。LEDチップ121は、例えば、通電されると青色光を発する青色LEDチップである。
封止部材122は、シリコーン樹脂等の透光性の絶縁性樹脂材料である。本実施の形態における封止部材122は、LEDチップ121からの光の波長を変換する波長変換材として蛍光体を含む。つまり、封止部材122は、透光性樹脂に蛍光体が含有された蛍光体含有樹脂であり、LEDチップ121からの光を所定の波長に波長変換(色変換)する。封止部材122は、容器120の凹部に充填されている。
封止部材122としては、例えばLEDチップ121が青色LEDである場合、白色光を得るために、YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系の黄色蛍光体粒子をシリコーン樹脂に分散させた蛍光体含有樹脂を用いることができる。これにより、黄色蛍光体粒子は青色LEDチップの青色光によって励起されて黄色光を放出するので、封止部材122からは、励起された黄色光と青色LEDチップの青色光との合成光として白色光が放出される。なお、封止部材122に、シリカ等の光拡散材を含有させても構わない。
このように構成される複数の発光素子12は、例えば直列接続されており、一対のリード線71及び72を介して駆動回路30から供給される直流電力によって発光する。なお、複数の発光素子12の接続の態様(直列接続、並列接続、及び、直列接続と並列接続との組み合わせの接続等)は特に限定されるものではない。
[グローブ]
グローブ20は、発光モジュール10を覆う透光性カバーであって、発光モジュール10から放出される光をランプ外部に取り出すように構成されている。つまり、グローブ20の内面に入射した発光モジュール10の光は、グローブ20を透過してグローブ20の外部へと取り出される。
グローブ20は、開口部21を有する中空部材であり、開口部21とは反対側の頂部が閉塞された略球状である。図2に示すように、グローブ20は、例えば、中心軸Jを回転軸とする中空の回転体であり、開口部21が絞られた形状となっている。
グローブ20は、筐体50のグローブ20側の開口部21に固定される。本実施の形態では、グローブ20の開口部21が、筐体50の外郭部52の開口部の端部に設けられた凹部に挿入されて、シリコーン樹脂等の接着剤によってグローブ20の開口部21と筐体50の外郭部52とが固着される。
グローブ20の材料としては、可視光に対して透明なシリカガラスなどのガラス材、または、アクリル(PMMA)やポリカーボネート(PC)などの樹脂材などからなる透光性材料を用いることができる。
グローブ20には、発光モジュール10から放出される光を拡散させるための拡散処理が施されていることが好ましい。例えば、グローブ20の内面または外面に光拡散膜(光拡散層)を形成することでグローブ20に光拡散機能をもたせることができる。
具体的には、シリカや炭酸カルシウム等の光拡散材を含有する樹脂や白色顔料等をグローブ20の内面又は外面の全面に塗布することによって乳白色の光拡散膜を形成すること
ができる。あるいは、グローブ20に複数の光拡散ドット又は複数の微小な窪みを形成することによって、グローブ20に光拡散機能を持たせることもできる。このように、グローブ20に光拡散機能を持たせることにより、発光モジュール10からグローブ20に入射する光を拡散させることができるので配光角を広くすることができる。
なお、グローブ20に光拡散機能を持たせずに、内部の発光モジュール10が視認できるようにグローブ20を透明にしてもよい。また、グローブ20の形状は、回転楕円体または偏球体であってもよく、また、一般的な電球形状であるA型のバルブに準拠した形状であってもよい。
[駆動回路]
駆動回路30は、発光モジュール10を駆動するための電源回路(電源ユニット)であり、発光モジュール10(発光素子12)を発光させるための電力を発光モジュール10に供給する。駆動回路30は、例えば、一対のリード線73及び74を介して口金60から供給される交流電力を直流電力に変換し、一対のリード線71及び72を介して当該直流電力を発光モジュール10に供給する。駆動回路30(点灯回路)から供給される直流電力によって発光モジュール10(発光素子12)が点灯及び消灯する。
駆動回路30は、回路基板31と、当該回路基板31に実装された複数の電子部品(不図示)とを有する。駆動回路30は、発光モジュール10と口金60との間に配置される。具体的には、駆動回路30は、筐体50の内郭部51内に収納されており、ネジ止め、接着、または係合などにより内郭部51に固定されている。
回路基板31は、一方の面(半田面)に銅箔などの金属配線がパターニングされたプリント基板(PCB)である。回路基板31に実装された複数の電子部品は、回路基板31に形成された金属配線によって互いに電気的に接続されている。回路基板31は、例えば、当該回路基板31の主面が中心軸Jと略平行する姿勢(縦置き)で配置されている。なお、回路基板31の主面が縦置きの配置に限るものではなく、当該回路基板31の主面が中心軸J略直交する姿勢(横置き)で配置してもよい。
回路基板31に実装される電子部品は、発光モジュール10を点灯させるための複数の回路素子であり、例えば、電解コンデンサやセラミックコンデンサなどの容量素子、抵抗器等の抵抗素子、整流回路素子、コイル素子、チョークコイル(チョークトランス)、ノイズフィルタ、ダイオード又は集積回路素子などの半導体素子などである。
このように構成される駆動回路30は、絶縁樹脂材料によって構成された筐体50の内郭部51に収納されることで絶縁性が確保されている。なお、駆動回路30には、調光回路や昇圧回路などが組み合わされていてもよい。
駆動回路30と発光モジュール10とは、一対のリード線71及び72によって電気的に接続されている。また、駆動回路30と口金60とは、一対のリード線73及び74によって電気的に接続されている。これらの4本のリード線71~74は、例えば合金銅リード線であり、合金銅からなる芯線と当該芯線を被覆する絶縁性の樹脂被膜とからなる。
一対のリード線71及び72は、駆動回路30から発光モジュール10に直流電力を供給する電線である。例えば、リード線71は高圧側出力端子線であり、リード線72は低圧側出力端子線である。リード線71及び72は、ヒートシンク40に設けられた貫通孔412と発光モジュール10に設けられた貫通孔111とに挿通されて発光モジュール10の基板11に接続される。
また、リード線73及び74は、口金60から駆動回路30に交流電力を供給するための電線である。リード線73は、口金60のシェル部61に接続されている。一方、リード線74は、口金60のアイレット部63に接続されている。
[ヒートシンク]
ヒートシンク40は、主として発光モジュール10で発生する熱を放熱する放熱部材である。したがって、ヒートシンク40は、金属などの熱伝導率の高い材料によって構成されているとよい。本実施の形態において、ヒートシンク40は、金属製であり、例えばアルミニウム板などの金属板をプレス加工することによって成形することができる。なお、ヒートシンク40は、駆動回路30で発生する熱を放熱してもよい。
また、ヒートシンク40は、発光モジュール10を支持するための支持部材としても機能し、ヒートシンク40には発光モジュール10が固定されている。
ヒートシンク40は、駆動回路30を囲むように構成されており、中心軸Jの方向において発光モジュール10と口金60との間に配置される。
ヒートシンク40は、略有底筒状部材であり、底部に対応する第1伝熱板41(伝熱板)と、筒部に対応する第2伝熱板42とを有する。第2伝熱板42は、中心軸Jを筒軸とする筐体であり、第1伝熱板41は、この筒体の開口部に蓋をするように設けられた蓋体である。本実施の形態において、第1伝熱板41と第2伝熱板42とは、金属板のプレス加工によって一体的に成形されている。
第1伝熱板41は、主面が中心軸Jと略直交する板状部材であり、例えば、中心軸Jを中心とする円板状の金属板である。第1伝熱板41は、中心軸Jの方向と交差する口金60側の面(以降、一方の面4100と称する。)と、グローブ20側の面(他方の面4101)とを有している。他方の面4101は、発光モジュール10が配置される平坦な面であり、本明細書では配置面4101と称する。配置面4101は、モジュールプレートとして機能する。
なお、配置面4101は平坦な面ではなくてもよく、微細な凹凸が形成されていてもよく、特に限定されることはない。
図4は、実施の形態2に係るヒートシンク40を筐体50に組み込むときの様子を説明するための拡大断面図である。図4に示すように、ヒートシンク40は、第1伝熱板41の配置面4101と交差する位置に形成された孔部410を有する。孔部410は、例えば第1伝熱板41を貫通する貫通孔であり、第1伝熱板41における筐体50の爪部510と対応する位置に設けられている。このときの状態を図4(a)に示す。
孔部410は、第2係合部であり、筐体50の爪部510(第1係合部)と係合する。爪部510(第1係合部)は、孔部410(第2係合部)に収納され、爪部510(第1係合部)は、孔部410(第2係合部)がヒートシンク40内に収納された状態で爪部510(第1係合部)と孔部410(第2係合部)が係合されている。
具体的には、爪部510(第1係合部)と孔部410(第2係合部)が係合された場合、爪部510(第1係合部の)先端が第1伝熱板41(伝熱板)の厚さの範囲内に位置する。つまり、この場合、爪部510の先端は、配置面4101から一方の面4100の間に位置している。
孔部410は、中心軸Jを中心に対向する位置に2つ形成されている。各孔部410は
、平面視略矩形状である。各孔部410は、筐体50の爪部510を保持するための保持部4102を有している。保持部4102は、矩形状で、第1伝熱板41(伝熱板)の一方の面4100側で、かつ、孔部410の内周面に設けられ、側面視で孔部410が階段状となるように形成されている。具体的には、保持部4102は、孔部410の長手方向の一方の端部4103から、孔部410の長手方向の一方の端部4103と他方の端部4104との中央部に向かって延出している。また、保持部4102の中心軸Jの方向の長さは第1伝熱板41の厚さよりも短ければよく、筐体50の爪部510を保持部4102で保持した場合に、爪部510の先端が第1伝熱板41の配置面4101よりも突出しない長さであればよい。
保持部4102は、配置面4101側に形成され、爪部510の後述する延設部5101を収納する凹部である。なお、保持部4102の形状は、円形状であっても、三角形状であってもよく、特に限定されることはない。
こうした構造をとることによって、図4(b)に示すように、ヒートシンク40は、ヒートシンク40、または筐体50を押圧することで、爪部510(第1係合部)と孔部410(第2係合部)が係合されて、筐体50に固定されている。爪部510(第1係合部)と孔部410(第2係合部)が係合された場合、発光モジュール10が配置されるヒートシンク40の配置面4101が平坦であるため、爪部510を挿入するための挿入孔を基板11に形成する必要がない。そのため、基板11の面積を大型化せずに、発光素子12の実装面積を増加させることができる。つまり、LED電球1の小型化につながる。
第1伝熱板41と発光モジュール10とはネジ70によって固定されるので、第1伝熱板41にはネジ70を挿通するための貫通孔411が設けられている。貫通孔411は、基板11の貫通孔110に対応する位置に設けられている。つまり、基板11に設けられる貫通孔110の数と第1伝熱板41に設けられる貫通孔411の数は等しいことが好ましく、本実施の形態では、貫通孔411は3つ形成されている。また、第1伝熱板41の中央部には、リード線71及び72を挿通させるための貫通孔412が設けられている。貫通孔412は、基板11の貫通孔111に対応する位置に設けられている。
第1伝熱板41の一方の面4100には、筐体50の内郭部51のグローブ20側の端部が当接している。これにより、ヒートシンク40は、筐体50の内郭部51に支持される。つまり、ヒートシンク40は、当該ヒートシンク40に発光モジュール10が固定された状態で、筐体50に支持されている。
第2伝熱板42は、第1伝熱板41に接続され、駆動回路30を囲むように構成されている。本実施の形態において、第2伝熱板42は、筐体50の内郭部51を介して駆動回路30を囲んでいる。
第2伝熱板42は、筐体50の内郭部51と外郭部52との間に位置する。第2伝熱板42の内面は内郭部51の外面と対面しており、第2伝熱板42の外面は外郭部52の内面と対面している。
第2伝熱板42は、中心軸Jを筒軸とする円筒状の金属部材であり、一例として、厚みが一定の金属板によって構成されている。具体的には、第2伝熱板42は、中心軸Jの方向に延設された径が一定の第1円筒部と、中心軸Jに対して傾斜するように構成されたテーパ状の第2円筒部とを有する。
[筐体]
筐体50は、中心軸Jの方向においてグローブ20と口金60との間に配置されている
。筐体50は、二重壁構造になっており、駆動回路30を囲む内側部分の内郭部51、内郭部51を囲む外側部分の外郭部52を有する。内郭部51と外郭部52とは各々の口金60側の根本で連結されている。
内郭部51は、駆動回路30を囲むように構成された筒体であり、駆動回路30を保護する回路ケースとして機能する。また、内郭部51は、駆動回路30の回路基板31を固定するための構造が設けられている。つまり、内郭部51は、駆動回路30を保持する保持部(ホルダ)としても機能する。
内郭部51は、例えば中心軸Jの方向に延設するように形成された肉厚が一定の略円筒形状である。内郭部51は、外郭部52とでヒートシンク40の第2伝熱板42を挟むように構成されている。したがって、内郭部51の外面と第2伝熱板42の内面とは対面している。なお、内郭部51と第2伝熱板42との間には、隙間(空間)が存在する。
筐体50は、第1係合部として、ヒートシンク40の孔部410に係合する爪部510を有する。爪部510は内郭部51に設けられている。具体的には、爪部510は、筒体である内郭部51のグローブ20側の開口部の端部に設けられている。本実施の形態では、一対の爪部510が設けられている。一対の爪部510の各々は対抗する位置に設けられている。爪部510(第1係合部)は、ヒートシンク40に筐体50を押圧させることで、ヒートシンク40の孔部410(第1係合部)と係合する。延設部5101は、側面視略三角形状に形成されていることによって、外部からの圧力によって容易に変形することができる。そのため、爪部510は孔部410に嵌め殺しされるので、爪部510が孔部410から抜けにくくなっている。
なお、延設部5101は、貫通部5100よりも肉厚が薄く形成されていることが好ましい。
一対の爪部510の各々は、第1伝熱板41の一方の面4100から配置面4101に向かって孔部410を貫通する貫通部5100と、貫通部5100の先端から貫通方向と交差する方向に延設された延設部5101とを有する。各爪部510の肉厚は、内郭部51の肉厚とほぼ同じである。
貫通部5100は、内郭部51の開口部の端部に連結される爪部510の根本部分であり、貫通部5100の中心軸Jの方向の長さは、第1伝熱板41の厚さと略同じであることが好ましい。なお、貫通部5100の中心軸Jの方向の長さは、略同じでなくてもよく、第1伝熱板41の厚さよりも短ければよい。
延設部5101は、爪部510と孔部410が係合した場合、第1伝熱板41の保持部4102に保持されており、貫通部5100から第1伝熱板41の保持部4102に沿って延設されている。また、孔部410の保持部4102が爪部510の延設部5101を収納することによって、爪部510が孔部410に係合される。つまり、爪部510が孔部410に収納されている。この場合、延設部5101は、ヒートシンク40の配置面4101よりも一方の面4100側に位置しているので、ヒートシンク40の配置面4101は平坦になっている。こうした構造をとることによって、基板11に爪部510を挿通するための貫通孔を形成する必要がなく、発光素子12の実装面積を増加することができる。
図5は、実施の形態1に係るヒートシンク40を筐体50に組み込むときの様子を説明するための拡大断面図である。
図5(a)に示すように、従来のLED電球では、ヒートシンク40を筐体50に固定するために、発光モジュール10に爪部510を挿入するための貫通孔が設けられていた。発光モジュール10の貫通孔の径は、ヒートシンク40に設けられた孔部410の径よりも大きくなるように形成されていた。一方で、図5(b)に示すように、本実施の形態に係るLED電球1では、第1係合部510は第2係合部内410に収納され、第1係合部510及び第2係合部410が発光モジュール10よりもヒートシンク40側に位置して第1係合部510と第2係合部410が係合される。こうした構造をとることによって、孔部410の径よりも大きく形成された発光モジュール10の貫通孔を形成する必要がないので、発光モジュール10がヒートシンク40に設置される面積が増加するので、放熱性が向上することできる。
なお、延設部5101の中心軸J方向の長さは、爪部501と孔部410が係合した場合に、延設部5101のグローブ20側の先端と配置面4101との間に隙間(空間)を形成する長さであることが好ましい。こうした構造をとることによって、延設部5101の中心軸J方向の長さが線膨張によって長くなるなど熱で変形した場合でも、延設部5101が基板11に圧力を加えることを抑制できる。そのため、LED電球1が発熱した場合でも、基板11がヒートシンク40に接触する面積が減少することを抑制できる。
なお、貫通部5100の中心軸J方向と交差する方向の長さは、爪部510と孔部410を係合した場合に、貫通部5100と孔部410との間に隙間(空間)を形成する長さであることが好ましい。こうした構造をとることによって、延設部5101の中心軸Jと交差する方向の長さが線膨張によって長くなるなど熱で変形した場合でも、延設部5101がヒートシンク40に圧力を加えることを抑制できる。
また、図3に示すように、筐体50は、当接部511と、螺合部512とを有する。当接部511及び螺合部512は、内郭部51に設けられている。
当接部511は、第1伝熱板41の一方の面4100に当接する。グローブ20の第1伝熱板41は、爪部510の延設部5101と当接部511とによって挟持されている。本実施の形態において、当接部511は、内郭部51の開口部のグローブ20側の端部である。
螺合部512は、口金60と螺合する。つまり、螺合部512には口金60がネジ込まれる。螺合部512は、内郭部51の口金60側に延設された部分に形成される。
また、外郭部52は、外部(大気中)に露出する露出部であり、LED電球1の外郭部材を構成している。したがって、外郭部52の外面は、外部に露出している。また、外郭部52は、ヒートシンク40の第2伝熱板42の周囲を囲むように構成されている。したがって、外郭部52の内面と第2伝熱板42の外面とは対面している。外郭部52の内面形状は、第2伝熱板42の表面形状に沿った形状である。
外郭部52は、例えば中心軸Jの方向に延設するように形成された肉厚が一定の略円筒形状である。なお、外郭部52の内周面及び外周面は、中心軸Jに対して傾斜するように構成されたテーパ面(傾斜面)となっている。
外郭部52と第2伝熱板42との間には、クリアランスが設定されており、隙間(空間)が存在する。つまり、外郭部52と第2伝熱板42とは互いに面接触しないように構成されている。これにより、ヒートシンク40(第2伝熱板42)と筐体50(外郭部52)とが熱膨張又は熱収縮したとしても、ヒートシンク40と筐体50との線膨張係数差による熱膨張差又は熱収縮差に伴う応力を、外郭部52と第2伝熱板42との間の隙間によ
って吸収することができる。一例として、外郭部52と第2伝熱板42との間の隙間はほぼ一定である。なお、外郭部52と第2伝熱板42とは接していてもよい。
このように構成される筐体50は、樹脂によって一体的に成形されている。つまり、内郭部51と外郭部52とは一体的に形成されている。つまり、筐体50は、樹脂による一体成形品である。これにより、低コストかつ容易に筐体50を製造することができる。筐体50は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)等の絶縁性樹脂材料によって構成することができる。
[口金]
口金60は、発光モジュール10(発光素子12)を発光させるための電力をランプ外部から受電する受電部である。口金60は、例えば、照明装置のソケットに取り付けられる。これにより、口金60は、LED電球1を点灯させる際に、照明装置のソケットから電力を受けることができる。
口金60には、例えば商用電源から交流電力が供給される。本実施の形態における口金60は二接点によって交流電力を受電し、口金60で受電した電力は、一対のリード線73及び74を介して駆動回路30に入力される。
口金60は、金属製の有底筒体形状であって、外周面が雄ネジとなっているシェル部61と、シェル部61に絶縁部62を介して装着されたアイレット部63とを備える。絶縁部62は、例えばガラスカレットによって構成される。
口金60の外周面には、照明装置のソケットに螺合させるための螺合部512が形成されている。また、口金60の内周面には、筐体50の内郭部51の螺合部512に螺合させるための螺合部512が形成されている。口金60は、この内郭部51の螺合部512にネジ70込んで嵌め込むことで筐体50(内郭部51)に外嵌される。
口金60の種類は、特に限定されるものではないが、本実施の形態では、ネジ込み式のエジソンタイプ(E型)の口金60を用いている。例えば、口金60として、E26形、E17形又はE16形等が挙げられる。また、口金60として、差し込み式の口金60を用いてもよい。
[LED電球の組み立て方法]
次に、LED電球1の組み立て方法の一例について、図2及び図3を参照しながら、図6を用いて説明する。図6は、ヒートシンク40を筐体50に組み込むときの様子を説明するための図である。
まず、図6(a)に示すように、筐体50の爪部510とヒートシンク40の孔部410の位置が同じ位置にくるように、筐体50の内郭部51にヒートシンク40をかぶせるように配置する。そして、ヒートシンク40の第1伝熱板41の孔部410に内郭部51の爪部510を中心軸Jの方向に押圧して挿入することによって、筐体50の内郭部51の爪部510(第1係合部)をヒートシンク40の第1伝熱板41の孔部410(第1係合部)に係合させる。このときの状態を図6(b)に示す。具体的には、図4に示すように、爪部510の延設部5101と内郭部51の保持部4102とによって、爪部510を孔部410に係合させることによって、ヒートシンク40は筐体50に固定される。
次に、図6(c)に示すように、発光モジュール10をヒートシンク40に固定する。具体的には、発光モジュール10の基板11とヒートシンク40の第1伝熱板41とを、図3に示すように、3本のネジ70で固定する。この場合、ネジ70は、基板11の貫通
孔110と第1伝熱板41の貫通孔110とに挿通させる。
その後、図2に示すように、駆動回路30から導出されたリード線71及び72を発光モジュール10に接続して、グローブ20を筐体50に固定する。また、駆動回路30から導出されたリード線73及び74を口金60に接続して、口金60を筐体50の内郭部51の螺合部512にネジ込む。これにより、LED電球1が完成する。
なお、本実施の形態では、ヒートシンク40に筐体50を押圧して挿入することで、爪部510と孔部410を係合させたが、これに限るものではなく、筐体50にヒートシンク40を押圧して挿入することによって、爪部510と孔部410とを係合させてもよい。
[照明装置]
本実施の形態に係る照明装置は、例えば、室内の天井などに取り付けられて使用される。照明装置は、上記実施の形態に係るLED電球1と、照明装置(不図示)とを備える。
照明装置は、LED電球1を消灯及び点灯させるものであり、天井に取り付けられる器具本体と、ランプカバーとを備える。
器具本体は、LED電球1の口金60が装着されるとともにLED電球1に給電を行うソケットを有する。ソケットには、LED電球1の口金60がネジ込まれ、このソケットを介してLED電球1に電力が供給される。なお、ランプカバーの開口部に透光性プレートを設けてもよい。
(実施の形態2)
実施の形態2の基本的な構成は、実施の形態1と略同じである。よって、同一箇所には同一符号を付して説明を省略し、異なる箇所のみの説明を行う。
図7は、実施の形態2に係るヒートシンク40を筐体50に組み込むときの様子を説明するための拡大断面図である。図7に示すように、ヒートシンク40は、配置面4101には貫通孔410が形成されずに、第1伝熱板41の一方の面4100側に側面視逆T字状の第2係合部である凹部80が形成されている。凹部80は、挿入孔800と、挿入孔800のグローブ20側の先端から延出して形成される第1保持部801と第2保持部802とを有する。
挿入孔800は、第1伝熱板41の一方の面4100側に設けられ、挿入孔800の中心軸Jの方向の長さは、第1伝熱板の中心軸Jの方向の長さよりも短くなるように形成されている。第1保持部801は、矩形状で、挿入孔800の配置面4101側の先端から中心軸Jの方向と交差する方向に延出している。第2保持部802は、矩形状で、挿入孔800の配置面4101側の先端から中心軸Jの方向と交差する方向で、かつ、第1保持部801と反対方向に延出している。
爪部510は、第1伝熱板41の第2係合部に係合されるように、側面視T字状に形成されている。爪部510は、挿入部81と、グローブ20側の挿入部81の先端から延出している第1延設部810と第2延設部811とを有する。挿入部81は、ヒートシンク40の第1伝熱板41の一方の面4100から配置面4101に向かって第1伝熱板41の挿入孔800に挿入されている。挿入部81の中心軸Jの方向の長さは、挿入孔800の中心軸Jの方向の長さと略同じである。第1延設部810は、挿入部81の先端から中心軸Jの方向と交差する方向に延出している。第2延設部811は、挿入部81の先端から中心軸Jの方向と交差する方向で、かつ、第1延設部810と反対の方向に延出してい
る。
爪部510は、爪として変形が容易な樹脂で形成されている。こうした構成によって、凹部80に爪部510を係合した場合、爪部510の第1延設部810と第2延設部811が縮んで、挿入孔800に挿入された後はそれぞれが伸びて第1保持部801と第2保持部802にそれぞれ保持される。
こうした構造をとることによって、爪部510の先端が配置面4101から突出せずに、爪部510を凹部80に係合することができる。そのため、基板11に爪部510を挿入するための貫通孔110を形成する必要がなく、発光素子12の実装面積を増加することができる。また、貫通孔110を形成しないので、基板11がヒートシンク40に接触する面積も増加するので、放熱性も向上することができる。
(実施の形態3)
実施の形態3の基本的な構成は、実施の形態1と略同じである。よって、同一箇所には同一符号を付して説明を省略し、異なる箇所のみの説明を行う。
また、上記の実施の形態において、ヒートシンク40は、第1係合部または第2係合部を回転させることで回転の軸方向の動きが規制された状態で筐体50に固定されていてもよい。
この場合、ヒートシンク40は、第1伝熱板41に設けられた孔部410を有する。孔部410は、例えば第1伝熱板41を貫通する貫通孔であり、第1伝熱板41における筐体50の爪部510と対応する位置に設けられている。孔部410は、第2係合部であり、筐体50の爪部510(第1係合部)と係合する。孔部410は、中心軸Jを中心に対向する位置に2つ形成されている。各孔部410は、略円弧のスリット状である。
筐体50は、第2係合部として、ヒートシンク40の孔部410に係合する爪部510有する。爪部510は、内郭部51に設けられている。具体的には、爪部510、筒体である内郭部51のグローブ20側の開口部の端部に設けられている。実施の形態3では、一対の爪部510が設けられている。一対の爪部510の各々は対向する位置に設けられている。爪部510(第1係合部)は、ヒートシンク40又は筐体50を回転させることでヒートシンク40の孔部410(第2係合部)と係合する。例えば、爪部510は孔部410にかみ合うように係合する。一対の爪部510の各々は、例えばL字形状である。
筐体50は、さらに、凸部(図不示)を有している。凸部は、ヒートシンク40の回転方向の動きを規制する回転規制部である。ヒートシンク40は、発光モジュール10とヒートシンク40とを固定するためのネジ70の一部が凸部に接触することで、回転方向の動きが規制される。凸部は、筐体50の側面に設けられている。具体的には、凸部は、内郭部51の外面に設けられている。
実施の形態3において、中心軸Jを回転軸としてヒートシンク40を回転させることによって、筐体50の内郭部51の爪部510(第1係合部)をヒートシンク40の第1伝熱板41の孔部410(第2係合部)に係合させる。例えば、孔部410の周辺の第1伝熱板41に爪部510を引っ掛けるようにして係合させる。具体的には、爪部510の延設部5101と内郭部51の当接部511とによって第1伝熱板41を挟持することで爪部510を孔部410に係合させている。このように、爪部510を孔部410に係合させることによって、ヒートシンク40は、回転の軸方向の動きが規制された状態で筐体50に固定される。
このとき、ヒートシンク40を回転させることで、ネジ70の一つが筐体50の凸部に当接する。具体的には、ネジ70の基板11から突出した部分が凸部の壁面に当接する。これにより、ヒートシンク40の回転方向の動きが規制される。
(変形例)
また、上記の実施の形態において、第1伝熱板41に孔部410を設けるとともに内郭部51に爪部510を設けてこれらを係合したが、これに限るものではない。例えば、第2伝熱板42の側面に孔部410を設けるとともに、外郭部52の内面に爪部510を設けてこれらを係合することによってヒートシンク40を筐体50に固定してもよい。
また、上記の実施の形態において、筐体50は、二重壁構造としたが、これに限るものではない。例えば、筐体50は、ヒートシンク40の第2伝熱板42を囲む外郭部52を有していなくてもよく、ヒートシンク40の第2伝熱板42が外郭部52となって外部に露出するように構成されていてもよい。
また、上記の実施の形態において、孔部は、第1係合部であり、ヒートシンク40の爪部(第2係合部)と係合する。爪部(第2係合部)は、孔部(第1係合部)内に収納され、孔部(第1係合部)及び爪部(第2係合部)がヒートシンク40内に収納された状態で孔部(第1係合部)と爪部(第2係合部)が係合されていてもよい。
この場合、孔部は、筒体50である内郭部51のグローブ20側の開口部の端部に設けられている。また、爪部は、第1伝熱板41に設けられている。爪部510は、一対に設けられ、一対の爪部の各々は対抗する位置に設けられている。さらに、一対の爪部510は、第1伝熱板41のそれぞれ孔部と対向する位置に設けられている。
また、上記の実施の形態において、発光素子12は、SMD型LED素子であるとしたが、これに限らない。例えば、ベアチップが基板上に直接実装(1次実装)されたCOB(Chip On Board)型のLEDモジュールを用いてもよい。つまり、発光素子12として、LEDチップ121そのものが採用されてもよい。この場合、封止部材122によって、複数のLEDチップ121を一括又は個別に封止してもよい。封止部材122には、上述のように黄色蛍光体等の波長変換材が含有されていてもよい。
また、上記の実施の形態において、発光素子12は、青色LEDチップと黄色蛍光体とによって白色光を放出するB-Yタイプの白色LED素子としたが、これに限らない。例えば、赤色蛍光体及び緑色蛍光体を含有する蛍光体含有樹脂を用いて、これと青色LEDチップと組み合わせることによりに白色光を放出するように構成してもよい。また、演色性を高める目的で、黄色蛍光体に加えて、さらに赤色蛍光体や緑色蛍光体を混ぜても構わない。また、青色以外の色を発光するLEDチップ121を用いてもよく、例えば、青色LEDチップが放出する青色光よりも短波長である紫外光を放出する紫外LEDチップを用いて、主に紫外光により励起されて青色光、赤色光及び緑色光を放出する青色蛍光体、緑色蛍光体及び赤色蛍光体によって白色光を放出するように構成してもよい。
また、上記の実施の形態及び各変形例において、発光素子12としてLEDを例示したが、半導体レーザなどの半導体発光素子、有機EL(Electro Luminescence)又は無機EL等の発光素子、その他の固体発光素子を用いてもよい。
その他、上記の実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、又は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で上記の実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。

1 LED電球
10 発光モジュール
11 基板
111 貫通孔
12 発光素子
120 容器
121 LEDチップ
122 封止部材
110 貫通孔
20 グローブ
21 開口部
30 駆動回路
31 回路基板
40 ヒートシンク
41 第1伝熱板
42 第2伝熱板
410 孔部
411 貫通孔
412 貫通孔
4100 一方の面
4101 配置面
4102 保持部
4103 一方の端部
4104 他方の端部
50 筐体
51 内郭部
52 外郭部
510 爪部
511 当接部
512 螺合部
5100 貫通部
5101 延設部
60 口金
61 シェル部
62 絶縁部
63 アイレット部
70 ネジ
80 凹部
800 挿入孔
801 第1保持部
802 第2保持部
81 挿入部
810 第1延設部
811 第2延設部

Claims (8)

  1. 発光モジュールと、
    前記発光モジュールを発光させるための駆動回路と、
    前記駆動回路を囲み、第1係合部を有する筐体と、
    前記発光モジュールと熱的に結合され、第2係合部を有するヒートシンクと、を備え、
    前記ヒートシンクは、前記発光モジュールが配置される配置面を有しており、
    前記第1係合部は前記第2係合部内に収納され、または、前記第2係合部は前記第1係合部内に収納され、前記第1係合部及び前記第2係合部が、前記配置面から前記発光モジュールの側に突出することなく前記ヒートシンク内に収納された状態で前記第1係合部と前記第2係合部が係合される、
    照明用光源。
  2. 前記ヒートシンクは、前記発光モジュールが配置される前記配置面を有する伝熱板を有しており、前記配置面と交差する位置に前記第2係合部が形成されており、
    前記第1係合部と前記第2係合部が係合された場合、前記第1係合部の先端が前記伝熱板の厚さの範囲内に位置する、
    請求項1に記載の照明用光源。
  3. 前記ヒートシンクは、前記第2係合部として、前記伝熱板に設けられる孔部を有し、
    前記筐体は、前記第1係合部として、前記孔部に係合する爪部を有する、
    請求項2に記載の照明用光源。
  4. 前記ヒートシンクは、前記ヒートシンク、または前記筐体を押圧することで、前記第1係合部と前記第2係合部が係合されて、前記筐体に固定さる、
    請求項1または請求項2に記載の照明用光源。
  5. 前記ヒートシンクは、前記第1係合部または前記第2係合部を回転させることで前記回転の軸方向の動きが規制された状態で前記筐体に固定されている、
    請求項1または請求項2に記載の照明用光源。
  6. 前記爪部は、前記伝熱板の一方の面から他方の面に向かって前記孔部を貫通する貫通部と、前記貫通部の先端から前記貫通方向と交差する方向に延出する延設部とを有し、
    前記孔部は、前記伝熱板の前記一方の面側に前記延設部を保持する保持部を有する、
    請求項に記載の照明用光源。
  7. 前記保持部は、前記配置面側に形成された前記延設部を収納する凹部である、
    請求項6に記載の照明用光源。
  8. 請求項1~請求項7のいずれか一項に記載の照明用光源を備えた、
    照明装置。
JP2019184875A 2019-10-08 2019-10-08 照明用光源及び照明装置 Active JP7426554B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019184875A JP7426554B2 (ja) 2019-10-08 2019-10-08 照明用光源及び照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019184875A JP7426554B2 (ja) 2019-10-08 2019-10-08 照明用光源及び照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021061179A JP2021061179A (ja) 2021-04-15
JP7426554B2 true JP7426554B2 (ja) 2024-02-02

Family

ID=75381443

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019184875A Active JP7426554B2 (ja) 2019-10-08 2019-10-08 照明用光源及び照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7426554B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014199825A (ja) 2014-07-30 2014-10-23 三菱電機照明株式会社 照明装置および照明装置の組立方法
JP2014229394A (ja) 2013-05-20 2014-12-08 東芝ライテック株式会社 ランプ
JP2016139518A (ja) 2015-01-27 2016-08-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明用光源及び照明装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014229394A (ja) 2013-05-20 2014-12-08 東芝ライテック株式会社 ランプ
JP2014199825A (ja) 2014-07-30 2014-10-23 三菱電機照明株式会社 照明装置および照明装置の組立方法
JP2016139518A (ja) 2015-01-27 2016-08-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明用光源及び照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021061179A (ja) 2021-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6473927B2 (ja) 照明用光源及び照明装置
JP5975350B2 (ja) 照明用光源及び照明装置
JP6803553B2 (ja) 照明装置
JP6788784B2 (ja) 照明用光源及び照明装置
JP6910013B2 (ja) 照明用光源及び照明装置
JP7426554B2 (ja) 照明用光源及び照明装置
JP2015076134A (ja) 照明用光源および照明装置
JP5999558B2 (ja) 照明用光源及び照明装置
JP5967483B2 (ja) 照明用光源
JP2016167436A (ja) 照明用光源及び照明装置
JP6516148B2 (ja) 照明用光源及び照明装置
JP7065374B2 (ja) 照明用光源及び照明装置
JP6478022B2 (ja) 照明用光源及び照明装置
JP7304523B2 (ja) 照明装置
JP7394369B2 (ja) 照明装置
JP2015072846A (ja) 照明用光源および照明装置
JP7038291B2 (ja) 照明装置
JP6191813B2 (ja) 照明用光源及び照明装置
JP2019036398A (ja) 照明用光源及び照明装置
WO2014024339A1 (ja) 電球形ランプ、照明装置及び電球形ランプの製造方法
WO2014097535A1 (ja) 照明用光源及び照明装置
JP6512394B2 (ja) 照明用光源及び照明装置
JP6187926B2 (ja) 照明用光源及び照明装置
JP6011863B2 (ja) 照明用光源及び照明装置
JP5942151B2 (ja) 照明用光源

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220713

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20221020

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230509

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20230703

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231225

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7426554

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151