JP6489198B1 - エピタキシャルウェーハの汚染評価方法および該方法を用いたエピタキシャルウェーハの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】汚染の評価対象となるエピタキシャル成長装置の内部にウェーハを搬入するウェーハ搬入工程(S1)と、製品製造時の圧力よりも低い圧力の下でウェーハ上にエピタキシャル層を成長させて汚染評価用のエピタキシャルウェーハを形成する評価用ウェーハ形成工程(S2)と、汚染評価用のエピタキシャルウェーハをエピタキシャル成長装置から搬出する評価用ウェーハ搬出工程(S3)と、汚染評価用のエピタキシャルウェーハの金属汚染を評価するウェーハ汚染評価工程(S4)と、ウェーハ汚染評価工程の評価結果に基づいてエピタキシャル成長装置の汚染を評価する装置汚染評価工程(S5)とを含む。
【選択図】図2
Description
(1)汚染の評価対象となるエピタキシャル成長装置の内部にウェーハを搬入するウェーハ搬入工程と、
エピタキシャル層を前記ウェーハ上に、製品製造時にエピタキシャル層をウェーハ上に成長させる際の圧力である製品製造時の圧力よりも低い圧力の下で成長させて汚染評価用のエピタキシャルウェーハを形成する評価用ウェーハ形成工程と、
前記汚染評価用のエピタキシャルウェーハを前記エピタキシャル成長装置から搬出する評価用ウェーハ搬出工程と、
前記汚染評価用のエピタキシャルウェーハの金属汚染を評価するウェーハ汚染評価工程と、
前記ウェーハ汚染評価工程の評価結果に基づいて、前記エピタキシャル成長装置の汚染を評価する装置汚染評価工程と、
を含むことを特徴とするエピタキシャル成長装置の汚染評価方法。
金属汚染強調された汚染評価用エピタキシャルウェーハに対して、化学分析を行い、そのモニタウェーハ中の金属濃度を測定する。化学分析による金属濃度測定では、表層部分における各金属元素の濃度をそれぞれ検出できる。このため、化学分析によって測定された金属濃度に基づいて、エピタキシャル成長装置の内部の汚染を金属毎に把握することができる。
ライフタイムは、例えば、μ−PCD法により汚染評価用のエピタキシャルウェーハのキャリア(正孔と電子)の再結合時間(再結合ライフタイム)を測定することにより、求めることができる。汚染評価用のエピタキシャルウェーハが金属汚染されている場合には、上記再結合ライフタイムが短くなる。そこで、再結合ライフタイムを測定することによって、汚染評価用のエピタキシャルウェーハの汚染を評価することができる。
次に、本発明によるエピタキシャルウェーハの製造方法について説明する。本発明によるエピタキシャルウェーハの製造方法は、上述の本発明によるエピタキシャル成長装置の汚染評価方法によりエピタキシャル成長装置の汚染を評価し、その評価結果に基づいて金属汚染が管理されたエピタキシャル成長装置を用いてエピタキシャルウェーハを製造することを特徴とする。これにより、金属汚染が管理されたエピタキシャルウェーハ、具体的には金属濃度が品質基準を満たすエピタキシャルウェーハを製造することができる。
まず、汚染の評価対象となるエピタキシャル装置に対して、メンテナンスを行った。具体的には、チャンバーの大気開放を行い、チャンバーを構成する石英部材を取り外し、石英部材に付着していたシリコン生成物を薬液洗浄により除去した。洗浄後の石英部材は、クリーンオーブン内で乾燥させた後、再度チャンバーに取り付けた。その後、エピタキシャル成長装置に通電し、チャンバーおよびサセプタをヒーターにて加熱した。続いて、チャンバー内に水素ガスを流した空焼き工程と水素ガスおよびHClガスを流したエッチング工程とを繰り返し、チャンバー内の水分や汚染を除去するプロセスを行った。
(発明例1)
汚染評価用のエピタキシャルウェーハの基板となるウェーハとして、直径300mmのシリコンウェーハを使用した。このシリコンウェーハを、上記メンテナンス後に、49枚のエピタキシャルシリコンウェーハを形成した後のエピタキシャル装置に搬入した。次いで、チャンバー内に水素ガスを流通させ、900℃で2分間水素ベークを行った。続いて、シリコンウェーハの温度900℃にて、チャンバー内に、原料ガスとしてのジクロロシランガスをキャリアガスとしての水素ガスとともに供給して、シリコンウェーハ上にシリコンエピタキシャル層を成長させ、汚染評価用のエピタキシャルウェーハを形成した。その際、チャンバー内の圧力は、製品製造時の300Torr(40KPa)よりも低い20Torr(2.7KPa)とした。こうして得られた汚染評価用のエピタキシャルウェーハをエピタキシャル成長装置から搬出した。
発明例1と同様に、汚染評価用エピタキシャルウェーハを形成した。その際、基板となるシリコンウェーハは、メンテナンス後に、199枚のエピタキシャルシリコンウェーハを形成した後のエピタキシャル装置に搬入した。その他の条件は発明例1と全て同じである。
発明例1と同様に、汚染評価用エピタキシャルウェーハを形成した。ただし、エピタキシャル層を成長させる際のチャンバー内の圧力を80Torrとした。その他の条件は発明例1と全て同じである。
発明例2と同様に、汚染評価用エピタキシャルウェーハを形成した。ただし、エピタキシャル層を成長させる際のチャンバー内の圧力を80Torrとした。その他の条件は発明例2と全て同じである。
発明例1と同様に、汚染評価用エピタキシャルウェーハを形成した。ただし、シリコンウェーハは、クリーニング後にエピタキシャルウェーハを3枚形成した後のエピタキシャル成長装置に搬入した。その他の条件は発明例1と全て同じである。
発明例3と同様に、汚染評価用エピタキシャルウェーハを形成した。ただし、シリコンウェーハは、クリーニング後にエピタキシャルウェーハを3枚形成した後のエピタキシャル成長装置に搬入した。その他の条件は発明例3と全て同じである。
発明例6と同様に、汚染評価用エピタキシャルウェーハを形成した。ただし、シリコンエピタキシャル層の成長は1000℃で行った。その他の条件は発明例6と全て同じである。
発明例6と同様に、汚染評価用エピタキシャルウェーハを形成した。ただし、シリコンエピタキシャル層の成長は1080℃で行った。その他の条件は発明例6と全て同じである。
発明例1と同様に、汚染評価用エピタキシャルウェーハを形成した。ただし、エピタキシャル層を成長させる際のチャンバー内の圧力を300Torrとした。その他の条件は発明例1と全て同じである。
発明例2と同様に、汚染評価用エピタキシャルウェーハを形成した。ただし、エピタキシャル層を成長させる際のチャンバー内の圧力を300Torrとした。その他の条件は発明例2と全て同じである。
比較例1と同様に、汚染評価用エピタキシャルウェーハを形成した。ただし、シリコンウェーハは、クリーニング後にエピタキシャルウェーハを3枚形成した後のエピタキシャル成長装置に搬入した。その他の条件は比較例1と全て同じである。
比較例1と同様に、汚染評価用エピタキシャルウェーハを形成した。ただし、シリコンウェーハは、クリーニング後にエピタキシャルウェーハを3枚形成した後のエピタキシャル成長装置に搬入した。また、エピタキシャル層を成長させる際のチャンバー内の圧力を600Torrとした。その他の条件は比較例1と全て同じである。
上述のように得られた発明例1〜4、比較例1および2のエピタキシャルウェーハにおけるエピタキシャル層のW濃度を、サーモフィッシャー・サイエンティフィック社製ELEMENT2を用いてICP−MSにより評価した。なお、上記装置のW濃度の検出限界は、2.5×105atoms/cm2である。得られた結果を図3に示す。
2 チャンバー
4 サセプタ
7 支持シャフト
7a 主柱
7b 支持アーム
11 上部ドーム
12 下部ドーム
13 ドーム取付体
14 ヒーター
31 ガス供給口
32 ガス排出口
W ウェーハ
Claims (7)
- 汚染の評価対象となるエピタキシャル成長装置の内部にウェーハを搬入するウェーハ搬入工程と、
エピタキシャル層を前記ウェーハ上に、製品製造時にエピタキシャル層をウェーハ上に成長させる際の圧力である製品製造時の圧力よりも低い圧力の下で成長させて汚染評価用のエピタキシャルウェーハを形成する評価用ウェーハ形成工程と、
前記汚染評価用のエピタキシャルウェーハを前記エピタキシャル成長装置から搬出する評価用ウェーハ搬出工程と、
前記汚染評価用のエピタキシャルウェーハの金属汚染を評価するウェーハ汚染評価工程と、
前記ウェーハ汚染評価工程の評価結果に基づいて、前記エピタキシャル成長装置の汚染を評価する装置汚染評価工程と、
を含むことを特徴とするエピタキシャル成長装置の汚染評価方法。 - 前記製品製造時の圧力よりも低い圧力は、前記製品製造時の圧力の1/10以下である、請求項1に記載のエピタキシャル成長装置の汚染評価方法。
- 前記製品製造時の圧力よりも低い圧力は80Torr以下である、請求項1または2に記載のエピタキシャル成長装置の汚染評価方法。
- 前記評価用ウェーハ形成工程において、前記エピタキシャル層の成長を複数回繰り返す、請求項1〜3のいずれか1項に記載のエピタキシャル成長装置の汚染評価方法。
- 前記ウェーハ搬入工程と前記評価用ウェーハ形成工程との間に、前記製品製造時の圧力よりも低い圧力の下で塩化水素ガスによるベーキングを行う塩化水素ガスベーキング工程をさらに含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載のエピタキシャル成長装置の汚染評価方法。
- 前記評価用ウェーハ形成工程は、製品製造時にエピタキシャル層をウェーハ上に成長させる際の温度よりも高い温度にて行う、請求項1〜5のいずれか一項に記載のエピタキシャル成長装置の汚染評価方法。
- 請求項1〜6のいずれかのエピタキシャル成長装置の汚染評価方法により前記エピタキシャル成長装置の汚染を評価し、その評価結果に基づいて金属汚染が管理されたエピタキシャル成長装置を用いてエピタキシャルウェーハを製造することを特徴とするエピタキシャルウェーハの製造方法。
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