JP6488919B2 - 透明板付き表示装置、配列型表示装置、透明板 - Google Patents

透明板付き表示装置、配列型表示装置、透明板 Download PDF

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Description

本発明は、画像を表示する表示部と画像の表示に寄与しない非表示部とを被覆する透明板を有する透明板付き表示装置、配列型表示装置、透明板に関するものである。
従来、液晶ディスプレイや、有機ELディスプレイ等の表示部を有する表示装置が数多く提案されている。このような表示装置の多くは、画像を表示する表示部と、その表示部の外周側に設けられ、画像の表示に寄与しない非表示部とが設けられているが、近年、表示装置の外観を向上させる観点から、この非表示部を目立たなくすることが求められている。
また、このような表示装置を複数配列された配列型表示装置も提案されている。このような配列型表示装置は、表示装置を複数配列することによって、各表示装置の表示部に表示される画像を合わせて1つの大きな画像を表示することができる。しかし、隣り合う表示装置間に非表示部が介在しており、表示される画像の連続性が失われてしまうため、このような配列型表示装置においても、この非表示部を目立たなくすることが求められている。
このような表示装置の非表示部を目立たなくするために、近年、様々な技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の発明では、液晶パネルの非表示部に該当する部分に、有機LEDを配置するという手法が開示されている。しかし、有機LEDの周辺部には電極が必要なので、実際には、その電極部分が非表示領域となってしまい非表示領域を十分に目立たなくすることができなかった。
特開2007−192977号公報
本発明の課題は、画像の表示に寄与しない非表示部を目立たなくすることができる表示装置、配列型表示装置、透明板を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
第1の発明は、画像を表示可能な表示部(11)の外周側に画像を表示しない非表示部(12)を有する表示装置(10)と、前記表示装置の前記表示部及び前記非表示部を被覆する透明板(20)とを備え、前記透明板は、前記非表示部に対応する領域の少なくとも一部に、前記非表示部の内周縁と平行な方向に延在し、前記表示部の表示面(11a)に対して傾斜した傾斜面(20a)が、前記非表示部の内周縁(12a)側から外周縁(12b)側に向けて複数配列されており、前記傾斜面には、前記表示部から出射する光の一部を反射し、その他を透過させる透過型反射層(21)が形成され、前記透明板の前記表示装置側の面のうち前記非表示部に対応する領域には、入射した光を反射する反射層(22)が形成されていること、を特徴とする透明板付き表示装置(1)である。
第2の発明は、第1の発明の透明板付き表示装置(1)において、前記透過型反射層(21)は、前記表示面(11a)に対する傾斜角度が、前記非表示部(12)の内周縁(12a)側から外周縁(12b)側に向かうにつれて大きくなること、を特徴とする透明板付き表示装置である。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明の透明板付き表示装置(1)において、前記透明板(20)は、前記表示装置(10)側とは反対側の表面であって前記非表示部(12)に対応する領域の少なくとも一部に、表面側に凸となり、前記非表示部の内周縁(12a)と平行な方向に延在する第1単位光学形状(23)が、前記非表示部の内周縁側から外周縁(12b)側へ向けて複数配列されていること、を特徴とする透明板付き表示装置である。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかの透明板付き表示装置(1)において、前記透明板(20)は、前記反射層(22)が形成される面の少なくとも一部に、前記表示装置(10)側とは反対の表面側に凹であり、前記非表示部(12)の内周縁(12a)と平行な方向に延在する第2単位光学形状(24)が、前記非表示部の内周縁側から外周縁(12b)側へ向けて複数配列されていること、を特徴とする透明板付き表示装置である。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかの透明板付き表示装置(1)において、前記傾斜面(20a)の配列方向において互いに隣り合う前記透過型反射層(21)間に光を透過する光透過部(25)が形成されていること、を特徴とする透明板付き表示装置である。
第6の発明は、第1の発明から第5の発明までのいずれかの透明板付き表示装置(1)において、前記透明板(20)の側面と、前記表示装置(10)とを接合する接合部材(31)を更に備え、前記透明板は、その側面の前記接合部材が接合される位置に切り欠き部(20c)が設けられ、前記切り欠き部の前記表示面と平行な面には、光を反射する第2反射層(26)が形成されていること、を特徴とする透明板付き表示装置である。
第7の発明は、第1の発明から第6の発明までのいずれかの透明板付き表示装置(1)が前記表示面(11a)と平行な方向に複数配列されていること、を特徴とする配列型表示装置(100)である。
第8の発明は、第7の発明の配列型表示装置(100)において、複数の前記表示装置(110〜410)の前記表示部(111〜411)及び前記非表示部(112〜412)を覆う前記透明板(120)は、一体に形成されていること、を特徴とする配列型表示装置である。
第9の発明は、画像を表示可能な表示部(11)の外周側に画像を表示しない非表示部(12)を有する表示装置(10)の前記表示部及び前記非表示部を被覆する透明板(20)であって、前記透明板は、前記非表示部に対応する領域の少なくとも一部に、前記非表示部の内周縁(12a)と平行な方向に延在し、前記表示部の表示面に対して傾斜した傾斜面(20a)が、前記非表示部の内周縁側から外周縁(12b)側に向けて複数配列されており、前記傾斜面には、前記表示部から出射する光の一部を反射し、その他を透過させる透過型反射層(21)が形成され、前記透明板の前記表示装置側の面のうち前記非表示部に対応する領域には、入射した光を反射する反射層(22)が形成されていること、を特徴とする透明板である。
本発明によれば、画像の表示に寄与しない非表示部を目立たなくすることができる。
第1実施形態の透明板付き表示装置の全体構成を示す図である。 第1実施形態の透明板付き表示装置の詳細を説明する図である。 第1実施形態の透明板の製造方法の一例を説明する図である。 第1実施形態の透明板の別な形態を説明する図である。 第1実施形態の透明板付き表示装置の別な形態を説明する図である。 第2実施形態の配列型表示装置の全体構成を説明する図である。 第2実施形態の配列型表示装置に用いられる透明板及び表示装置の詳細を説明する図である。 第2実施形態の配列型表示装置に用いられる透明板及び表示装置の別な形態を説明する図である。
(第1実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張している。
本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値及び材料名等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用してよい。
本明細書中において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば、平行や直交等の用語については、厳密に意味するところに加え、同様の光学的機能を奏し、平行や直交と見なせる程度の誤差を有する状態も含むものとする。
図1は、本実施形態の透明板付き表示装置の全体構成を示す図である。図1(a)は、透明板付き表示装置の全体を示す分解斜視図であり、図1(b)は、図1(a)のb−b断面図である。
図2は、本実施形態の透明板付き表示装置の詳細を説明する図である。図2(a)は、図1(b)のa部詳細を示す図である。図2(b)は、図1(a)の透明板付き表示装置を表面側から見た図である。
なお、図1及び図2を含め以下に示す図及び説明において、使用状態における透明板付き表示装置10の厚み方向をX方向、左右方向をY方向、鉛直方向(上下方向)をZ方向とする。また、厚み方向(X方向)のうち、映像光を出射する表面側を+X側とし、表面側とは反対の背面側を−X側とする。左右方向(Y方向)のうち、右側を+Y側とし、左側を−Y側とする。鉛直方向(Z方向)のうち、鉛直上側を+Z側とし、鉛直下側を−Z側とする。
本実施形態の透明板付き表示装置1は、図1に示すように、表示装置10、透明板20、接合層30等を備えている。透明板付き表示装置1は、表示装置10の表面側(+X側、観察者側)に、透明板20が接合層30を介して一体に接合されている。
表示装置10は、図2に示すように、表示部11、非表示部12、筐体13等から構成されている。表示装置10は、例えば、プラズマ表示装置、液晶表示装置、有機EL表示装置(有機LED表示装置)等としてもよいし、背面投射型表示装置としてもよい。
表示部11は、表示装置10の映像を表示する部分であり、その表面(観察者側の面)が表示面11aとなる。本実施形態では、表示部11の表示面11aは、左右方向に平行であって、上下方向に平行な面(YZ面)と平行である。
非表示部12は、表示装置10の表面側(+X側)から見て、表示部11の周縁に位置し、枠部材や、表示装置10を構成する電極部材等によって映像の表示に寄与しない部分である。本実施形態では、表示部11は、略矩形状であり、その外周側に隣接して略矩形状の非表示部12が設けられている。
筐体13は、表示装置10の非表示部12の背面側(−X側)を覆う外装部材である。
透明板20は、表示装置10の表示面11a側(+X側)に配置された透明な略平板状の部材である。透明板20は、その左右方向(Y方向)及び上下方向(Z方向)の寸法が、表示装置10の厚み方向から見た外形寸法と略一致するように形成されており、表示装置10の表示部11及び非表示部12を覆うようにして配置されている。また、透明板20は、その表面(+X側の面)及び背面(−X側の面)が、それぞれ略平坦に形成されており、表示装置10の表示面11aに対して平行となる。
透明板20は、光透過性の高い透明な部材を用いることが好ましく、例えば、ポリカーボネート(PC)樹脂や、アクリル系樹脂、スチレン樹脂、オレフィン系樹脂等を適宜選択して用いることができる。
この透明板20には、図2に示すように、非表示部12に対応する領域に、非表示部12の内周縁12aに沿うようにして、表示面11aに平行な面に対して傾斜した傾斜面20aが、非表示部12の内周縁12a側から外周縁12b側に向けて複数配列されている。この傾斜面20aの表面側(+X側)の面上には、透過型反射層21(詳細は後述する)が形成されている。
また、透明板20は、その背面(表示装置10側の面)であって、表示装置10の非表示部12に対応する領域に、反射層22が形成されている。
ここで、透明板20の非表示部12に対応する領域とは、透明板付き表示装置1を厚み方向(X方向)から見た場合において、透明板20の非表示部12と重なる領域をいう。
この傾斜面20aは、厚み方向(X方向)において、非表示部12の内周縁12a側の端縁t1が、非表示部12の外周縁12b側の端縁t2よりも表面側(+X側)に位置するようにして、表示面11aに平行な面に対して傾斜している。本実施形態の各傾斜面20aの表示面11aに平行な面に対する傾斜角度は、同等に形成されている。また、本実施形態では、傾斜面20aは、図2(b)に示すように、表示部11の外周を取り囲むようにして形成されており、各傾斜面20aの角部は、表示装置10の表示部11の角部Cを中心とした円弧状に形成されている。
ここで、映像光を効率よく背面側に反射させる観点から、傾斜面20aは、表示面11aに対して1°〜20°の範囲で傾斜しているのが望ましい。
なお、上述の説明では、傾斜面20aは、図2(a)に示すように、非表示部12の内周縁12a側から外周縁12b側に向けて4つ配列される例を示しているが、これに限定されるものでない。傾斜面20aの数は、表示装置10の非表示部12の幅寸法等に応じて適宜増減してもよい。
透過型反射層21は、傾斜面20aの全面に形成され、傾斜面20aに入射した光の一部を反射し、その他を透過する透過型の反射層、いわゆるマジックミラー(ハーフミラー)である。透過型反射層21の反射率と透過率の割合は、適宜設定することができるが、表示部11から出射する映像光を良好に反射層22側へ反射させるとともに、反射層22で反射した光を透過して透明板20の表面から良好に出射させる観点から、透過率が50〜70%の範囲であることが望ましい。本実施形態の透過型反射層21は、反射率及び透過率がともに50%のハーフミラー状に形成されている。
透過型反射層21は、傾斜面20aの面上に光反射性の高い金属、例えば、アルミニウムや、銀、ニッケル等により形成されている。本実施形態では透過型反射層21は、アルミニウムを蒸着することにより形成されている。また、これに限らず透過型反射層21は、光反射性の高い金属をスパッタリングしたり、金属箔を転写したり、金属薄膜を含有した塗料を塗布したりする等により形成されてもよい。
反射層22は、透明板20の背面(表示装置10側の面)であって、表示装置10の非表示部12に対応する領域に形成され、透過型反射層21において反射した光を、この反射層22よって透過型反射層21側に反射する反射ミラーである。ここで、反射層22は、光反射性の高い金属、例えば、アルミニウムや、銀、ニッケル等により形成されている。本実施形態では反射層22は、アルミニウムを蒸着することにより形成されている。また、これに限らず反射層22は、光反射性の高い金属をスパッタリングしたり、金属箔を転写したり、金属薄膜を含有した塗料を塗布したりする等により形成されてもよい。
接合層30は、透明板20を表示装置10に貼り合わせる接合材であり、例えば、両面テープや、アクリル系接着剤、エポキシ系接着剤等を使用することができる。本実施形態では、接合層30は、表示装置10の非表示部12の表面上の全面に設けられている。
次に、表示装置10の表示部11から出射した映像光の透明板20内における動きについて説明する。なお、表示装置10の表示面11aと、透明板20の背面との間には、接合層30の厚み分だけ空気層が存在するが、図2(a)及び以下に示す図4等においては、この空気層における光の屈折等を省略して示す。
図2(a)に示すように、表示装置10の表示部11から出射した映像光の一部は、厚み方向(X方向)に対して表示装置10の外周側に傾斜した斜め方向へ出射することとなるが、この斜め方向に出射した光の一部Lは、透明板20の非表示部12に対応する領域へと入射する。
透明板20の非表示部12に対応する領域に入射した光Lは、透明板20内を透過して、傾斜面20aに入射することとなるが、その入射した光の一部が、傾斜面20aに設けられた透過型反射層21により背面側(−X側)へ反射する。そして、透過型反射層21を反射した光は、透明板20の背面に設けられた反射層22へと入射して、再度、傾斜面20a側へと反射する。それから、傾斜面20aに入射した光の一部は、透過型反射層21を透過して、透明板20の表面から出射して観察者側へと届く。
このように、表示部11から出射した映像光の一部を、透明板20の表面の非表示部12に対応する領域から出射させることができ、透明板付き表示装置1は、表示部11だけでなく、非表示部12に対応する位置からも画像を表示することができる。これにより、透明板付き表示装置1は、厚み方向(X方向)の表面側(+X側)から見たときに、透明板付き表示装置1の表面全体に画像を表示することができ、画像の表示に寄与しない非表示部12が目立ってしまうのを抑制することができる。
次に、この透明板付き表示装置1に用いられる透明板20の製造方法の一例について説明する。
図3は、透明板の製造方法の一例を説明する図である。図3の各図は、透明板20が製造されるまでの過程を示す図であり、図2(a)に示す透明板に対応する断面図である。
まず、図3(a)に示すように、傾斜面20aを有する複数の単位形状20bが形成された透明板20の背面側(−X側)を構成する第1光学形状層20’を作製する。具体的には、傾斜面20aを有する複数の単位形状20bに対応する凹凸形状が設けられた金型を使用して、透明板20の非表示部12に対応する領域に、単位形状20bが形成された第1光学形状層20’を押出成形法や、射出成形法等により形成する。
ここで、本実施形態の第1光学形状層20’に形成される単位形状20bは、傾斜面20aの配列方向に平行であって、厚み方向に平行な断面における断面形状が、略三角形状に形成されており、この略三角形状を構成する1つの斜面が傾斜面20aとなる。
次に、図3(b)に示すように、単位形状20bの傾斜面20a上に、真空蒸着法によりアルミニウムを蒸着して透過型反射層21を形成する。なお、透過型反射層21は、スパッタリングや、光反射材料が含有された塗料を塗布等することによって形成されるようにしてもよい。また、酸化チタン(TiO)、酸化シリコン(SiO)、ニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、フッ化マグネシウム(MgF)などで、誘電体の多層膜を形成してもよい。
続いて、図3(c)に示すように、第1光学形状層20’の単位形状20bが形成された側の面に、透明板20の表面側(+X側)を構成する第2光学形状層20’’を形成する。具体的には、第1光学形状層20’の単位形状20bが形成された側の面に、樹脂を充填し、平坦面が形成された金型によって押圧し、硬化させた後に離型する等により、第1光学形状層20’上に第2光学形状層20’’が形成される。
ここで、第1光学形状層20’及び第2光学形状層20’’は、各層間における光の屈折を回避するために、互いに同様の材料が使用され、屈折率が同じになるように形成されている。そのため、第1光学形状層20’及び第2光学形状層20’’の境界は、透過型反射層21が形成された傾斜面20aを除いて、密着して判別できなくなる(図3(c)及び図3(d)の破線部)。
次に、図3(d)に示すように、第1光学形状層20’の背面側の面であって、表示装置10の非表示部12に対応する領域に反射層22を、例えば、真空蒸着法等によってアルミニウムを蒸着する等して形成する。以上により、透明板20が完成する。
次に、透明板20及び透明板付き表示装置1の他の形態について説明する。
図4は、透明板の他の形態を説明するである。図4の各図は、図2(a)に対応する拡大断面図である。
図5は、透明板付き表示装置の他の形態を説明する図である。図5(a)は、図1(b)に対応する断面図であり、図5(b)は、図5(a)のb部詳細を示す図である。
透明板20は、図4(a)に示すように、各傾斜面20aの表示面11aに平行な面に対する傾斜角度が、非表示部12の内周縁12a側から外周縁12b側に向かうにつれて次第に大きくなるようにしてもよい。このようにすることで、傾斜面20aへの入射角度が大きくなりやすい外周縁12b側に位置する傾斜面20aに入射する光を、反射層22側へ厚み方向に略平行な方向に向けて反射させることができる。これにより、この形態の透明板20は、非表示部12に対応する領域から出射する映像光にゴースト(2重像)が生じてしまうのを抑制することができる。
また、透明板20は、図4(b)に示すように、その表面(+X側の面)であって、非表示部12に対応する領域に、第1単位光学形状23が設けられるようにしてもよい。ここで、第1単位光学形状23は、透明板20の表面から凸となり、非表示部12の内周縁12aと平行な方向に延在するように形成されており、非表示部12の内周縁12a側から外周縁12b側へ向けて複数配列されている。この第1単位光学形状23は、第1単位光学形状23の配列方向に平行であって、厚み方向(X方向)に平行な断面における断面形状が円弧状、すなわちレンチキュラーレンズ形状に形成されている。
そのため、透明板20は、透過型反射層21を透過して表面から出射する光を、第1単位光学形状23により非表示部12の幅方向へ拡散することができる。これにより、透明板付き表示装置1は、正面方向(表示面11aの幾何学的中心を通り、表示面11aの法線方向に平行な方向)からだけでなく、正面方向に対して傾斜した斜め方向から見た場合においても、非表示部12が目立ってしまうのを抑制することができる。
また、透明板20は、図4(c)に示すように、反射層22が形成される面に、第2単位光学形状24を設けるようにしてもよい。ここで、第2単位光学形状24は、透明板20の表面側に凹となり、非表示部12の内周縁と平行な方向に延在するように形成されており、非表示部12の内周縁12a側から外周縁12b側へ向けて複数配列されている。この第2単位光学形状24は、厚み方向(X方向)に平行であって、第2単位光学形状24の配列方向に平行な断面における断面形状が、円弧状に形成されている。このように、反射層22が形成される面に第2単位光学形状24を設けることによって、反射層22に入射した光を拡散させて透過型反射層21側に反射することができる。これにより、透明板付き表示装置1は、正面方向からだけでなく、正面方向に対して傾斜した斜め方向から見た場合においても、非表示部12が目立ってしまうのを抑制することができる。
更に、透明板20は、傾斜面20aの配列方向において互いに隣り合う透過型反射層21間に光を透過する光透過部25が形成されるようにしてもよい。このように透過型反射層21間に光透過部25を設けることによって、透過型反射層21及び反射層22を反射した光の一部が、光透過部25を通過することとなり、より多くの映像光を透明板20の表面の非表示部12に対応する領域から出射させることができ、非表示部12をより効果的に目立たなくすることができる。
なお、この図4(d)に示す透明板20は、例えば、図3(b)に示す工程において、第1光学形状層20’の傾斜面20aの一部(例えば、外周縁側)にのみ透過型反射層21を形成し、その上に第2光学形状層20’’を形成することによって、製造することができる。
また、透明板付き表示装置10は、表示装置10及び透明板20の接合強度を向上させる観点から、図5(a)に示すように、接合層30だけでなく、接合部材31を介して、透明板20の側面と表示装置10(筐体13)とを接合するようにしてもよい。この接合部材31は、図5(a)に示す断面において、略L字状に形成されており、透明板20の側面と、筐体13の背面及び側面とを接合している。ここで、透明板20の側面から接合部材31の一部が突出しないようにするため、透明板20の側面には、接合部材31が接合される位置に切り欠き部20cが設けられている。
この切り欠き部20cは、透明板20の側面に形成された略立方体状の窪みであり、その窪みの上面(表面側(+X側)の面、表示面11aに平行な面)には、反射層22と同様の第2反射層が設けられている。
このように、切り欠き部20cにも第2反射層を設けることによって、透過型反射層21を反射した光のうち、切り欠き部20c側へ反射した光を第2反射層により、透過型反射層21側へ反射させることができ、接合部材31が存在していたとしても表示装置10の非表示部12を効率よく目立たなくすることができる。
なお、透明板20は、上述の図4(a)〜図4(d)や、図5に示す形態を適宜組み合わせた形態にしてもよい。
以上より、本実施形態の透明板付き表示装置1は、透明板20の非表示部12に対応する領域に傾斜面20aが複数配列されており、その傾斜面20aに透過型反射層21が形成され、透明板20の背面のうち非表示部12に対応する領域に反射層22が形成されている。そのため、透明板付き表示装置1は、表示部11から出射した映像光の一部を、透過型反射層21により反射層22側に反射させ、反射層22において再度、透過型反射層21側へ反射させた光の一部を、透過型反射層21を透過させて透明板20の表面から出射させることができる。これにより、透明板付き表示装置1は、透明板20の表面の表示部11に対応する領域だけでなく、非表示部12に対応する領域からも画像を表示させることができ、非表示部12が目立ってしまうのを抑制することができる。
また、透明板付き表示装置1は、透過型反射層21の表示面11aに対する傾斜角度が、非表示部12の内周縁12a側から外周縁12b側に向かうにつれて大きくなるように形成されている。これにより、透明板付き表示装置1は、透明板20の非表示部12に対応する領域から出射する映像にゴースト(2重像)が生じてしまうのを抑制することができる。
更に、透明板付き表示装置1は、透明板20の表面であって非表示部12に対応する領域に、表面側に凸となり、非表示部12の内周縁12aと平行な方向に延在する第1単位光学形状23が、非表示部12の内周縁12a側から外周縁12b側へ向けて複数配列されている。そのため、透明板付き表示装置1は、透過型反射層21及び反射層22を反射し、透過型反射層21を透過した光を、非表示部12の幅方向へ拡散することができる。これにより、透明板付き表示装置1は、正面方向からだけでなく、正面方向に対して傾斜した斜め方向から見た場合においても、非表示部12が目立ってしまうのを抑制することができる。
また、透明板付き表示装置1は、透明板20の反射層22が形成される面に、表面側に凹であり、非表示部12の内周縁12aと平行な方向に延在する第2単位光学形状24が、非表示部12の内周縁12a側から外周縁12b側へ向けて複数配列されている。そのため、透明板付き表示装置1は、反射層22に入射した光を拡散させながら、透過型反射層21側に反射することができる。これにより、透明板付き表示装置1は、正面方向からだけでなく、正面方向に対して傾斜した斜め方向から見た場合においても、非表示部12が目立ってしまうのを抑制することができる。
また、透明板付き表示装置1は、傾斜面20aの配列方向において互いに隣り合う透過型反射層21間に光を透過する光透過部25が形成されているので、より多くの映像光を透明板20の表面の非表示部12に対応する領域から出射させることができ、非表示部12をより効果的に目立たなくすることができる。
また、透明板付き表示装置1は、透明板20の側面と、表示装置10とを接合する接合部材31を更に備え、透明板20の側面の接合部材31が接合される位置に切り欠き部20cが設けられ、切り欠き部20cの表示装置10側とは反対側の面に第2反射層が形成されている。そのため、透明板付き表示装置1は、透過型反射層21を反射した映像光が切り欠き部20cへ反射したとしても、第2反射層により透過型反射層21側へ反射させることができ、非表示部12を効率よく目立たなくすることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図6は、第2実施形態の配列型表示装置の全体構成を説明する図である。図6(a)は、配列型表示装置の全体を示す分解斜視図であり、図6(b)は、図6(a)のb−b断面図である。
図7は、第2実施形態の配列型表示装置に用いられる透明板及び表示装置の詳細を説明する図であり、図6(b)のa部詳細を示す図である。
図8は、第2実施形態の配列型表示装置に用いられる透明板及び表示装置の別な形態を説明する図である。ここで、図6(b)、図7及び図8においては、表示装置110及び表示装置210間における断面形状を示しているが、表示装置110及び表示装置410間、表示装置210及び表示装置310間、表示装置310及び表示装置410間においても同様である。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下二桁)に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
配列型表示装置100は、第1実施形態の透明板付き表示装置を表示面に平行な方向(X方向、Y方向)に複数台配列させ、画面サイズを拡大した表示装置である。本実施形態の配列型表示装置100は、上下方向(Z方向)に2台、左右方向(Y方向)に2台、合計4台の透明板付き表示装置が隙間なく配列されている。より具体的には、図6に示すように、配列型表示装置100の+Y側であって+Z側に表示装置110が、−Y側であって+Z側に表示装置210が、−Y側であって−Z側に表示装置310が、+Y側であって−Z側に表示装置410がそれぞれ配置されている。
ここで、本実施形態の配列型表示装置100は、図6に示すように、各表示装置110〜410の表面にそれぞれ配置される透明板が一体に形成されている。すなわち、上下方向及び左右方向に隙間なく配列された表示装置110〜410の表示部111〜411及び非表示部112〜412を覆うようにして、1枚の透明板120が配置されている。
そのため、透明板120は、その左右方向(Y方向)及び上下方向(Z方向)の寸法が、配列された表示装置110〜410の外形寸法と略一致するように形成されている。
この透明板120は、図7に示すように、表示装置110の非表示部112に対応する領域において、非表示部112の内周縁112aに沿うようにして、表示面111aに平行な面に対して傾斜した傾斜面120aが、非表示部112の内周縁112a側から外周縁112b側に向けて複数配列されている。この傾斜面120aの表面側(+X側)の面上には、透過型反射層121が形成されている。
また、透明板120は、その背面(表示装置110側の面)であって、表示装置110の非表示部112に対応する領域に、反射層122が形成されている。
同様に、透明板120には、表示装置210〜410の非表示部212〜412に対応する領域において、それぞれ傾斜面220a〜420aが設けられており、各傾斜面220a〜420aには、それぞれ透過型反射層221〜421が形成されている。また、透明板120の背面であって、各表示装置210〜410の非表示部212〜412に対応する領域には、それぞれ反射層222〜422が形成されている。
この傾斜面120aは、表示装置110の非表示部112に対応する領域において、非表示部112の内周縁112a側の端縁t1の厚み方向(X方向)における位置が、非表示部112の外周縁112b側の端縁t2の同位置よりも表面側(+X側)に位置するようにして、表示面111aに平行な面に対して傾斜している。
同様に、傾斜面220a〜420aは、表示装置210〜410の非表示部212〜412に対応する領域において、非表示部212〜412の内周縁212a〜412a側の端縁の厚み方向(X方向)における位置が、非表示部212〜412の外周縁212b〜412b側の端縁の同位置よりも表面側(+X側)に位置するようにして、表示面に平行な面に対して傾斜している。
そのため、互いに隣接する表示装置110及び表示装置210間における傾斜面120a及び傾斜面220aは、図7に示すように、表示装置間の境界に対して対称に形成されることとなる。同様に、互いに隣接する表示装置110及び表示装置410間における傾斜面120a及び傾斜面420aや、表示装置210及び表示装置310間における傾斜面220a及び傾斜面320a、表示装置310及び表示装置410間における傾斜面320a及び傾斜面420aも、各表示装置間の境界に対して対称に形成されることとなる。
次に、配列型表示装置100の各表示部から出射した映像光の透明板内における動きについて説明する。以下の説明では、表示装置110の表示部111から出射する映像光の動きについて説明するが、他の表示装置210〜410の表示部211〜411から出射する映像光についても同様である。
なお、各表示装置110の表示面111aと、透明板120の背面との間には、接合層130の厚み分だけ空気層が存在するが、図7及び以下に示す図8においては、この空気層における光の屈折等を省略して示す。
図7に示すように、表示装置110の表示部111から出射した映像光の一部は、厚み方向(X方向)に対して表示装置110の外周側に傾斜した斜め方向へ出射することとなるが、この斜め方向に出射した光の一部Lは、透明板120の非表示部112に対応する領域へと入射する。
非表示部112に対応する領域に入射した光Lは、透明板120内を透過して、傾斜面120aに入射することとなるが、その入射した光の一部が、傾斜面120aに設けられた透過型反射層121により背面側(−X側)へ反射する。そして、透過型反射層121を反射した光は、透明板120の背面に設けられた反射層122へと入射して、再度、傾斜面120a側へと反射する。それから、傾斜面120aに入射した光の一部は、透過型反射層121を透過して、透明板120の表面から出射して観察者側へと届く。
このように、表示部111から出射した映像光の一部を、透明板120の表面の非表示部112に対応する領域から出射させることができ、配列型表示装置100は、表示部111だけでなく、非表示部112に対応する位置からも映像光を出射させることができる。同様に、他の表示部211〜411から出射した映像光の一部を、透明板120の表面の各非表示部212〜412に対応する領域から出射させることができ、配列型表示装置100は、各表示部211〜411だけでなく、各非表示部212〜412に対応する位置からも映像光を出射させることができる。
これにより、配列型表示装置100は、厚み方向(X方向)の表面側(+X側)から見た場合に、画像の表示に寄与しない非表示部112〜412、特に、各表示装置間に位置する非表示部112〜412が目立ってしまうのを抑制することができる。
なお、表示部111から出射した映像光の一部は、図7に示す光L1のように、隣接する表示装置210の非表示部212に対応する領域に設けられた傾斜面220aへ入射する場合がある。この場合、光L1は、表示面111aの法線方向(X方向)に対して大きく傾斜した方向へ進むので、隣接する非表示部212に対応する領域に設けられた透過型反射層221を透過したとしても、配列型表示装置100の正面に位置する観察者からは視認され難く、表示される画像が不鮮明になってしまうのを回避することができる。
次に、配列型表示装置100に用いる透明板120の他の形態について説明する。
透明板120は、図8に示すように、反射層122〜422が形成される面に、第2単位光学形状124〜424を設けるようにしてもよい。ここで、第2単位光学形状124〜424は、透明板120の表面側に凹となり、非表示部112〜412の内周縁と平行な方向に延在するように形成されており、非表示部112〜412の内周縁側から外周縁側へ向けて複数配列されている。この第2単位光学形状124〜424は、厚み方向(X方向)に平行であって、第2単位光学形状124〜424の配列方向に平行な断面における断面形状が、円弧状に形成されている。
これにより、配列型表示装置100は、各反射層122〜422に入射した光を拡散させながら、各透過型反射層121〜421側に反射することができ、正面方向からだけでなく、正面方向に対して傾斜した斜め方向から見た場合においても、各非表示部112〜412が目立ってしまうのを抑制することができる。
以上より、本実施形態の配列型表示装置100は、透明板付き表示装置が表示面111aと平行な方向に複数配列されているので、画面サイズを拡大して画像を表示することができるとともに、各表示装置110〜410に設けられた非表示部112〜412、特に各表示装置110〜410間に位置する非表示部112〜412が目立ってしまうのを抑制することができる。これにより、配列型表示装置100は、非表示部112〜412が起因となる画像の連続性の低下を抑制することができる。
また、本実施形態の配列型表示装置100は、各表示装置110〜410に設けられる透明板120が一体に形成されているので、各表示装置に対応する透明板を複数配列させた場合に比して、透明板間に生じる境界をなくすことができる。これにより、配列型表示装置100の外観を向上することができるとともに、隣接する透明板間における光の屈折等が生じてしまうのを防ぐことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)上述の第1実施形態において、透明板付き表示装置は、透明板20の表面(+X側の面)であって、非表示部12に対応する領域に、第1単位光学形状23が設けられる例(図4(b)参照)を示したが、これに限定されるものでない。第1単位光学形状23は、透明板20の表面(+X側の面)であって、非表示部12に対応する領域の少なくとも一部に設けられるようにしてもよい。
(2)上述の実施形態において、透明板付き表示装置及び配列型表示装置は、透明板の反射層が形成される面に、第2単位光学形状24(124〜424)が設けられる例(図4(c)、図8参照)を示したが、これに限定されるものでない。第2単位光学形状24(124〜424)は、透明板の反射層が形成される面の少なくとも一部に形成されるようにしてもよい。
(3)上述の実施形態において、第1単位光学形状、第2単位光学形状は、単位光学形状の配列方向に平行であって、厚み方向(X方向)に平行な断面における断面形状が円弧状に形成される例を示したが、これに限定されるものでない。例えば、第1単位光学形状、第2単位光学形状は、同断面形状が長円や、楕円の弧や、多角形状等に形成されるようにしてもよい。
(4)上述の第2実施形態において、配列型表示装置100は、各表示装置110〜410の表面に配置される透明板120が一体に形成される例を示したが、これに限定されるものでない。例えば、表示装置110〜410ごとに透明板を設けるようにしてもよい。この場合、配列型表示装置100の各表示装置の配列形態を容易に変更することができる。例えば、上下方向及び左右方向に2台ずつ配列された表示装置を、左右方向に4台配列させる形態に容易に変更することも可能である。
(5)上述の第2実施形態において、透明板120に設けられる傾斜面120a〜420a(透過型反射層121〜421)の形態は、上述の図7及び図8の形態に限定されるものでない。例えば、透明板120の形態は、図4(a)に示す各傾斜面の傾斜角度が非表示部の内周縁側から外周縁側に向かうにつれて大きくなる形態や、図4(d)に示すような各透過型反射層間に光透過部を設ける形態を適用してもよい。また、透明板120の表面であって、各非表示部112〜412に対応する領域に、図4(b)に示す第1単位光学形状を設ける形態を適用してもよい。更に、各表示装置110〜410と透明板120との接合に図5に示す接合部材を使用し、透明板の側面に切り欠き部を設けて、切り欠き部の上面(表面側の面、表示面11aに平行な面)に第2反射層を設ける形態としてもよい。
(6)上述の第2実施形態において、配列型表示装置100は、透明板付き表示装置が上下方向に2台、左右方向に2台、合計4台配列される例を示したが、これに限定されるものでなく、4台以外の台数で配列されるようにしてもよい。
1 透明板付き表示装置
100 配列型表示装置
10、110、210、310、410 表示装置
11、111、211、311、411 表示部
12、112、212、312、412 非表示部
20、120 透明板
20a、120a、220a、320a、420a 傾斜面
21、121、221、321、421 透過型反射層
22、122、222、322、422 反射層
23 第1単位光学形状
24、124、224、324、424 第2単位光学形状
25 光透過部
26 第2反射層
30 接合層
31 接合部材

Claims (9)

  1. 画像を表示可能な表示部の外周側に画像を表示しない非表示部を有する表示装置と、
    前記表示装置の前記表示部及び前記非表示部を被覆する透明板とを備え、
    前記透明板は、前記非表示部に対応する領域の少なくとも一部に、前記非表示部の内周縁と平行な方向に延在し、前記表示部の表示面に対して傾斜した傾斜面が、前記非表示部の内周縁側から外周縁側に向けて複数配列されており、
    前記傾斜面には、前記表示部から出射する光の一部を反射し、その他を透過させる透過型反射層が形成され、
    前記透明板の前記表示装置側の面のうち前記非表示部に対応する領域には、入射した光を反射する反射層が形成されていること、
    を特徴とする透明板付き表示装置。
  2. 請求項1に記載の透明板付き表示装置において、
    前記透過型反射層は、前記表示面に対する傾斜角度が、前記非表示部の内周縁側から外周縁側に向かうにつれて大きくなること、
    を特徴とする透明板付き表示装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の透明板付き表示装置において、
    前記透明板は、前記表示装置側とは反対側の表面であって前記非表示部に対応する領域の少なくとも一部に、表面側に凸となり、前記非表示部の内周縁と平行な方向に延在する第1単位光学形状が、前記非表示部の内周縁側から外周縁側へ向けて複数配列されていること、
    を特徴とする透明板付き表示装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の透明板付き表示装置において、
    前記透明板は、前記反射層が形成される面の少なくとも一部に、前記表示装置側とは反対の表面側に凹であり、前記非表示部の内周縁と平行な方向に延在する第2単位光学形状が、前記非表示部の内周縁側から外周縁側へ向けて複数配列されていること、
    を特徴とする透明板付き表示装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の透明板付き表示装置において、
    前記傾斜面の配列方向において互いに隣り合う前記透過型反射層間に光を透過する光透過部が形成されていること、
    を特徴とする透明板付き表示装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の透明板付き表示装置において、
    前記透明板の側面と、前記表示装置とを接合する接合部材を更に備え、
    前記透明板は、その側面の前記接合部材が接合される位置に切り欠き部が設けられ、
    前記切り欠き部の前記表示面と平行な面には、光を反射する第2反射層が形成されていること、
    を特徴とする透明板付き表示装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の透明板付き表示装置が前記表示面と平行な方向に複数配列されていること、
    を特徴とする配列型表示装置。
  8. 請求項7に記載の配列型表示装置において、
    複数の前記表示装置の前記表示部及び前記非表示部を覆う前記透明板は、一体に形成されていること、
    を特徴とする配列型表示装置。
  9. 画像を表示可能な表示部の外周側に画像を表示しない非表示部を有する表示装置の前記表示部及び前記非表示部を被覆する透明板であって、
    前記透明板は、前記非表示部に対応する領域の少なくとも一部に、前記非表示部の内周縁と平行な方向に延在し、前記表示部の表示面に対して傾斜した傾斜面が、前記非表示部の内周縁側から外周縁側に向けて複数配列されており、
    前記傾斜面には、前記表示部から出射する光の一部を反射し、その他を透過させる透過型反射層が形成され、
    前記透明板の前記表示装置側の面のうち前記非表示部に対応する領域には、入射した光を反射する反射層が形成されていること、
    を特徴とする透明板。
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