JP5604342B2 - 額縁被覆部材 - Google Patents

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Description

本発明は、マルチディスプレイ装置において画像を表示することができない額縁を目立たなくさせるための額縁被覆部材に関する。
近年、インフォメーションディスプレイおよび業務用ディスプレイとして、画像を表示可能な表示パネルを備える複数の画像表示装置を、平面的に隙間なく並べて配置することによって構築されるマルチディスプレイ装置が用いられるようになっている。
マルチディスプレイ装置は、大型の画面を容易に構築することができる反面、各画像表示装置間の継目部分に、ベゼルとも称される額縁が配置されるため、画像を表示することができない領域(以下、「非表示領域」と称する)が形成されることになる。これにより、マルチディスプレイ装置で表示される大型の画面は、格子状の線が入ったように見えてしまい、表示される画像の品位が低下してしまうという問題がある。
このような問題を解決するための従来技術が、たとえば特許文献1,2に提案されている。特許文献1に記載される従来技術では、画像光を投影する複数の投影機と、各投影機から投影される画像光を平行光にする複数のフレネルレンズと、平行光にされた画像光の結像位置に設けられ、画像光を前方へ導く複数の導光体によって構成されるスクリーン部とを備え、各導光体において画像光入力端面に対して画像光出力端面が中心側に偏倚するように、各導光体を構成する光ファイバを湾曲させることにより、スクリーン部の前端面に、額縁の生じない統一画像表示面を形成したマルチディスプレイ装置が提案されている。
この特許文献1に記載される従来技術では、マルチディスプレイ装置を実現するための構成が複雑となるだけでなく、マルチディスプレイ装置を実現するために、画素数に相当する本数の光ファイバの束が必要となり、製造コストが高額になってしまうという問題がある。
また特許文献2に記載される従来技術では、各画像表示器の額縁上に補助表示器を設置し、1の画像を分割した画像を、その補助表示器に表示させるように構成された多画面表示装置が提案されている。
この特許文献2に記載される従来技術では、液晶カラー表示器、発光ダイオード等からなる補助表示器を別途用意して設置しなければならず、コストが増大し、また装置構成も複雑化してしまうという問題がある。
特開2004−177632号公報 特開平3−38982号公報
本発明の目的は、簡単な構成でかつ安価な製造コストで、マルチディスプレイ装置における額縁を目立たなくさせるための額縁被覆部材を提供することである。
本発明は、画像を表示可能な表示パネルと該表示パネルにおける画像の表示領域を外囲する額縁とを備える複数の画像表示装置を平面的に並べて構築されるマルチディスプレイ装置の前記額縁上に設置される額縁被覆部材であって、
透光性を有する棒状部材と、
前記棒状部材に設けられ、表示領域からの出射光を拡散透過および拡散反射する光拡散部とを含み、
前記棒状部材は、長手方向に沿って延び、前記額縁に臨んで配置される設置面と、長手方向に沿って延び、前記設置面から離反するにつれて互いに近接する方向に傾斜する一対の傾斜面とを有し、
前記各傾斜面に、前記光拡散部が設けられ、
入射する光の一部を反射し、かつ一部を透過する光分離部をさらに含み、
前記棒状部材の内部であって、前記設置面に平行かつ前記長手方向に垂直な幅方向における中央部に、長手方向に沿って延びるように前記光分離部が設けられることを特徴とする額縁被覆部材である。
また本発明は、画像を表示可能な表示パネルと該表示パネルにおける画像の表示領域を外囲する額縁とを備える複数の画像表示装置を平面的に並べて構築されるマルチディスプレイ装置の前記額縁上に設置される額縁被覆部材であって、
透光性を有する棒状部材と、
前記棒状部材に設けられ、表示領域からの出射光を拡散透過および拡散反射する光拡散部とを含み、
前記棒状部材は、長手方向に沿って延び、前記額縁に臨んで配置される設置面と、長手方向に沿って延び、前記設置面から離反するにつれて互いに離反する方向に傾斜する一対の傾斜面と、長手方向に沿って延び、前記一対の傾斜面の前記設置面とは反対側の各端部に連なる上面とを有し、
前記各傾斜面および上面に、前記光拡散部が設けられることを特徴とする額縁被覆部材である
また本発明は、入射する光の一部を反射し、かつ一部を透過する光分離部をさらに含み、
前記棒状部材の内部であって、前記設置面に平行かつ前記長手方向に垂直な幅方向における中央部に、長手方向に沿って延びるように前記光分離部が設けられることを特徴とする。
また本発明は、画像を表示可能な表示パネルと該表示パネルにおける画像の表示領域を外囲する額縁とを備える複数の画像表示装置を平面的に並べて構築されるマルチディスプレイ装置の前記額縁上に設置される額縁被覆部材であって、
透光性を有する棒状部材と、
前記棒状部材に設けられ、表示領域からの出射光を拡散透過および拡散反射する光拡散部とを含み、
前記棒状部材は、長手方向に沿って延び、前記額縁に臨んで配置される設置面を有し、
前記光拡散部は、前記棒状部材の内部であって、前記設置面に平行かつ前記長手方向に垂直な幅方向における中央部に、長手方向に沿って延びるように設けられることを特徴とする。
また本発明は、前記棒状部材は、前記設置面の幅方向の各端部に連なり、前記設置面から離反するにつれて互いに近接する方向に傾斜する一対の傾斜面と、前記一対の傾斜面の前記設置面とは反対側の各端部に連なる上面とを有し、
前記棒状部材の内部に設けられた前記光拡散部は、前記幅方向に直交する仮想平面に平行に設けられていることを特徴とする。
また本発明は、前記棒状部材は、長手方向に沿って延びる複数の表面を有し、前記光拡散部は、該複数の表面のうちの少なくとも一表面にさらに設けられることを特徴とする。
また本発明は、入射する光の一部を反射し、かつ一部を透過する光分離部をさらに含み、
前記棒状部材は、長手方向に沿って延びる複数の表面を有し、該複数の表面のうち、表示領域からの出射光が入射する表面に、前記光分離部が設けられることを特徴とする。
また本発明は、前記設置面には、前記棒状部材に入射した光を反射する光反射面が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、簡単な構成でかつ安価な製造コストで、マルチディスプレイ装置における額縁を目立たなくさせることができる。これにより、マルチディスプレイ装置に表示される画像の品位が低下してしまうことを防止することができる。
本発明の第1の実施形態に係る額縁被覆部材30が設置された状態のマルチディスプレイ装置1を示す斜視図である。 図1の切断面線II−IIから見た断面図である。 額縁被覆部材30が取り外された状態のマルチディスプレイ装置1の正面図である。 図2における額縁被覆部材30付近を拡大して示す断面図である。 本実施形態に係る額縁被覆部材30を一対のベゼル21上に設置した状態を部分的に示す斜視図である。 マルチディスプレイ装置1に画像を表示させた状態を正面から見た図を示し、図6(a)は、額縁被覆部材30が設置されていない状態のマルチディスプレイ装置1を示し、図6(b)は、額縁被覆部材30を設置した状態のマルチディスプレイ装置1を示している。 本発明の第2の実施形態に係る額縁被覆部材30Aを拡大して示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る額縁被覆部材30Bを拡大して示す断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る額縁被覆部材30Cを拡大して示す断面図である。 本発明の第5の実施形態に係る額縁被覆部材30Dを拡大して示す断面図である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る額縁被覆部材30が設置された状態のマルチディスプレイ装置1を示す斜視図である。図2は、図1の切断面線II−IIから見た断面図である。図3は、額縁被覆部材30が取り外された状態のマルチディスプレイ装置1の正面図である。
額縁被覆部材30は、ベゼル21の存在に起因してマルチディスプレイ装置1による大型の画面に露見してしまう格子状の線を目立たなくさせるために、ベゼル21に対し、正面側から被覆するように設置される部材である。以下、マルチディスプレイ装置1について説明し、額縁被覆部材30の詳細については、後述する。
マルチディスプレイ装置1は、画像情報に応じた画像を表示可能な表示パネル20を備える複数の画像表示装置10を、各表示パネル20がマトリクス状に、または一方向に沿って平面的に並ぶように、互いに近接させて配置することによって構築される。各画像表示装置10には、1つの画像を表示パネル20の配置に応じて分割した分割画像の画像情報が与えられ、これにより、複数の表示パネル20により構成される大型の画面に、前記1つの画像を表示させることができる。
本実施形態では、図1に示すように、4台の画像表示装置10を縦横2×2のマトリクス状に並ぶように配置して構築されるマルチディスプレイ装置1を、額縁被覆部材30の設置対象としているが、これに限らず、たとえば16台の画像表示装置10を、縦横4×4のマトリクス状に並ぶように配置して構築されるマルチディスプレイ装置であってもよく、3台の画像表示装置10を、一方向に沿って並ぶように配置して構築されるマルチディスプレイ装置であってもよい。
また本実施形態では、画像表示装置10は、非発光型の液晶パネルとバックライトとを備える液晶表示装置によって実現されているものとするが、これに限らず、自発光型の表示パネルであるプラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel)を備えるプラズマディスプレイ装置、または自発光型の表示パネルである有機EL(Electroluminescence)パネルを備える有機ELディスプレイ装置などによって実現されてもよい。
画像表示装置10は、図2に示すように、表示パネル20と、ベゼル21と、表示パネル20の背面側に設けられるバックライトユニット22と、表示パネル20とバックライトユニット22との間に設けられる複数の光学部材23と、フレーム24とを含んで構成される。
液晶パネルである表示パネル20は、横長な矩形状に形成された一対の透光性を有するガラス製の基板と、その一対の基板間に、電界印加に伴って光学特性が変化する物質である液晶分子を封入することによって設けられた液晶層とを備え、液晶層の厚さ分のギャップを維持した状態で、一対の基板がシール剤によって貼り合わせられることによって構成されている。矩形状の表示パネル20は、画像表示装置10の画面サイズが60インチの場合、短辺の寸法が760mm程度であり、長辺の寸法が1340mm程度である。
一対の基板のうち、一方の基板はCF(Color Filter)基板であり、他方の基板はTFT(Thin Film Transistor)基板である。TFT基板には、液晶層に臨む内面側に、スイッチング素子であるTFTおよび画素電極が多数個並んで設けられるとともに、これらTFTおよび画素電極の周りには、格子状をなすゲート配線およびソース配線が取り囲むようにして配設されている。画素電極は、ITO(Indium Tin Oxide)またはZnO(Zinc Oxide)といった透明電極からなる。
一方、CF基板には、液晶層に臨む内面側に、各画素に対応した位置に多数個のカラーフィルタが並んで設けられている。カラーフィルタは、R(red),G(green),B(blue)の三色のサブピクセルが交互に並ぶ配置とされる。各カラーフィルタ間には、混色を防ぐための遮光層(ブラックマトリクス)が設けられている。カラーフィルタおよび遮光層の表面には、TFT基板側の画素電極と対向する対向電極が設けられている。また、各基板の前記内面側には、液晶層に含まれる液晶分子を配向させるための配向膜がそれぞれ設けられ、各基板の内面側とは反対側の外面側には、偏光板がそれぞれ貼り付けられている。
額縁であるベゼル21は、矩形枠状に形成され、矩形平板状の表示パネル20の厚み方向一方側の面であって、画像が表示される側の面(以下、「表示面」と称する)20aにおける矩形枠状の周縁領域を覆うように組み付けられる。
以下、表示パネル20の表示面20aにおいて、ベゼル21に覆われずに、外部に露出している領域を、「表示領域」と称する。すなわち、各画像表示装置10の表示領域V1に、前述の分割画像が表示される。
したがって、マルチディスプレイ装置1を正面(すなわち、表示面20aに対向する側)から見たとき、平面的に並んで配置される各表示領域V1によって挟まれる領域には、ベゼル21の表面が露出し、画像を表示することができない。このように、マルチディスプレイ装置1を正面から見たとき、画像を表示することができない領域を、「非表示領域」と称する。
図3に示すように、非表示領域V2には、各表示領域V1によって挟まれる領域(以下、「第1非表示領域」と称する)V21と、全ての表示領域V1および第1非表示領域V21を外囲する矩形枠状の領域(以下、「第2非表示領域」と称する)V22とが含まれるものとする。
バックライトユニット22は、一方に開口した略箱型に形成されるバックライトシャーシ22aと、バックライトシャーシ22aに収容される光源22bと、バックライトシャーシ22a内に敷設される図示しない反射シートとを備える。
バックライトシャーシ22aは、金属製であり、表示パネル20と同様の横長な矩形状に形成された底板と、該底板の周縁部から立ち上がる側板とによって、一方に開口した略箱型に形成されている。
光源22bは、バックライトシャーシ22aにおける底板の内面に設置され、光を出射して、表示パネル20を照明する。光源22bは、たとえば複数のLED(Light Emitting Diode)ランプを、底板の内面上にマトリクス状に配置することによって実現される。
反射シートは、光の反射性に優れた白色を呈するPET(ポリエチレンテレフタレート)などの合成樹脂製であり、バックライトシャーシ22aにおける底板の内面、および側板に装着されるフレーム24の内面を覆うように敷設される。この反射シートにより、光源22bから出射した光の殆どを、バックライトシャーシ22aの開口側へ導くことができる。
光学部材23は、光学シート26と、拡散板27とを含んで構成される。光学シート26は、本実施形態では、2枚の光学シート26aおよび光学シート26bによって構成される。光学シート26は、表示画質を向上させるための種々の機能が付与された機能性樹脂シートから成る。たとえば、拡散板27を介して背面側から到達した光の進行方向を、前面側に向ける機能を有する。
拡散板27は、光源22bから発せられた光を、面方向に拡散することによって、輝度が局所的に偏ることを防止する。拡散板27では、輝度が面方向に偏ることを防ぐために、光の進行方向は、ベクトル成分として、面方向の成分を多く含む。これに対し光学シート26は、面方向のベクトル成分を多く含む光の進行方向を、厚み方向の成分を多く含む光の進行方向に変換する。具体的には、光学シート26は、レンズまたはプリズム状に形成される部分が面方向に多数並んで形成され、これによって、厚み方向に進行する光の拡散度を小さくする。
フレーム24は、樹脂製であり、大略的に筒状であって、バックライトシャーシ22aにおける側板の内面を覆うような形状に形成されている。フレーム24は、該側板に装着され、ビスなどの締結具によって、側板に対して固定される。
図4は、図2における額縁被覆部材30付近を拡大して示す断面図であり、額縁被覆部材30を除く残余の構成については仮想線で示している。以下、額縁被覆部材30の構成について詳細に説明する。
額縁被覆部材30は、長尺に形成される長尺部材であり、その長手方向Yと、表示領域V1間に配置される一対のベゼル21の延びる方向とが一致するように、その一対のベゼル21上に設置される。額縁被覆部材30は、透光性を有する無色の棒状部材31と、棒状部材31に設けられる光拡散部40とを含んで構成される。
棒状部材31は、たとえばポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ABS(Acrylonitrile-Butadiene-Styrene)樹脂、ガラスなどの材料から成り、三角柱状、詳細には、長手方向Yに垂直な仮想一平面で切断したときの断面の形状が、二等辺三角形状となるように形成される。
棒状部材31は、長手方向Yに沿って延びる3つの平坦な表面を有し、具体的には、前記断面における二等辺三角形の底辺に対応する表面(以下、「設置面」と称する)32と、設置面32から離反するにつれて互いに近接する方向に傾斜する一対の表面33、つまり斜辺に対応する一対の表面(以下、「傾斜面」と称する)33とを有する。
額縁被覆部材30は、棒状部材31における設置面32が一対のベゼル21に臨むように設置され、これにより、設置状態では、一対の傾斜面33がそれぞれ、その一対のベゼル21に隣接する各表示領域V1に臨むように配置される。
光拡散部40は、本実施形態では、棒状部材31における各傾斜面33の表面全体に亘って設けられる。光拡散部40は、光拡散部40へ入射する光の一部を、拡散を生じて反射させるとともに、光拡散部40へ入射する光の一部を、拡散を生じて透過させる機能を有する。
このような光拡散部40は、たとえば、無色透明なバインダ樹脂に、アクリル樹脂などから成る無色透明な球状ポリマー粒子(拡散ビーズ)を分散させたものを、棒状部材31における傾斜面33に層状に塗布することによって設けることができる。また、他の方法として、棒状部材31における傾斜面33にブラスト加工を施すことによって設けてもよい。さらに他の方法としては、棒状部材31の成型時に、傾斜面33に相当する表面に微細な凹凸を賦形することによって設けてもよい。
本実施形態に係る額縁被覆部材30には、棒状部材31の内部を通って設置面32に入射する光を高い反射率で反射するように、設置面32の表面全体に亘って光反射面が設けられる。このような光反射面は、光の反射性に優れた白色を呈するPETなどの合成樹脂製シートを、設置面32に貼着することによって、容易に設けることができる。
また、他の方法としては、アルミニウム、銀などを材料とする金属膜が積層された反射シートを、設置面32に貼着することによって設けてもよく、アルミニウムなどの金属薄膜を真空蒸着することによって設けてもよい。さらに他の方法としては、光の反射性に優れた白色を呈する塗料を、設置面32に塗装することによって設けてもよい。
額縁被覆部材30は、設置面32に平行で、長手方向Yに垂直な幅方向Xの寸法が、設置対象の一対のベゼル21の幅寸法に略一致するように形成されるのが好ましい。設置対象の一対のベゼル21は、たとえばそれぞれの幅寸法が2.4mmと4.1mmとに形成されている。また、額縁被覆部材30は、傾斜面33の設置面32に対する傾斜角θが、たとえば45°≦θ≦60°を満足するように形成されるのが好ましい。
額縁被覆部材30の設置は、たとえば接着シートなどを用いて、設置面32をベゼル21の表面に接着固定することにより行われる。また、他の方法として、取付片とその取付片に対して直角に屈曲する挿入片とを有するようなL字状の取付金具を用い、額縁被覆部材30を、設置面32と取付片とが当接した状態で、螺子などの締結具によって取付片に締結固定し、額縁被覆部材30が締結固定された取付金具の挿入片を、隣接する一対のベゼル21間に形成される隙間に挿入することで、該一対のベゼル21に保持させるようにしてもよい。この場合、隣接する一対のベゼル21によって額縁被覆部材30を確実に保持させるために、挿入片に板ばね構造を設けておくのが好ましい。
図5は、本実施形態に係る額縁被覆部材30を一対のベゼル21上に設置した状態を部分的に示す斜視図であり、画像表示装置10については簡略化して示している。マルチディスプレイ装置1を稼動させることにより各表示領域V1に画像が表示されると、一対のベゼル21に近接する各縁領域V11から表示画像に応じて出射される出射光のうち、一部の出射光A1が、その縁領域V11に臨む各傾斜面33にそれぞれ入射する。
一方の傾斜面33に入射する出射光A1のうち、一部の光は、一方の傾斜面33に設けられている光拡散部40によって、拡散を生じて反射し、一部の光は、拡散を生じて透過する。光拡散部40を透過した光は、棒状部材31の内部へ入射し、その大半が、直接、あるいは設置面32における反射を介して、他方の傾斜面33へ導かれ、他方の傾斜面33に設けられている光拡散部40によって、一部の光は拡散を生じて反射し、一部の光は拡散を生じて透過する。他方の傾斜面33に入射した出射光A1についても同様に振舞う。
これにより、傾斜面33からは、一方の縁領域V11から出射する出射光A1のうち、当該傾斜面33に設けられている光拡散部40で拡散反射した拡散反射光と、他方の縁領域V11から出射する出射光A1のうち、棒状部材31の内部へ入射し、その光拡散部40を拡散透過した拡散透過光とが混じった光が、マルチディスプレイ装置1の正面側へ放射される。
図6は、マルチディスプレイ装置1に画像を表示させた状態を正面から見た図を示し、図6(a)は、額縁被覆部材30が設置されていない状態のマルチディスプレイ装置1を示し、図6(b)は、額縁被覆部材30を設置した状態のマルチディスプレイ装置1を示している。
図6(a)に示すように、額縁被覆部材30が設置されていない場合には、第1非表示領域V21に配置されるベゼル21に起因して、大型の画面に十字状の線が視認され、マルチディスプレイ装置1に表示される画像の品位が低下してしまう。
これに対し、本実施形態に係る額縁被覆部材30を設置すると、額縁被覆部材30の各傾斜面33からは、縁領域V11に表示される画像に応じた光が、正面側へ向けて放射される。これにより、図6(b)に示すように、ベゼル21を目立たなくさせることができる。したがって、各表示領域V1に表示される画像の一体感が増し、マルチディスプレイ装置1に表示される画像の品位の低下を防止することができる。
また、本実施形態によれば、各傾斜面33からは、一方の縁領域V11から出射する出射光A1に由来する拡散反射光と、他方の縁領域V11から出射する出射光A1に由来する拡散透過光とが混合した光が放射されるので、一方の縁領域V11と他方の縁領域V11とにおいて、表示内容が全く異なる画像、つまり表示される色が大きく相違するような画像が表示されるような場合であっても、違和感を感じさせることなく、ベゼル21を目立たなくさせることができる。
また、本実施形態に係る額縁被覆部材30は、設置面32に光反射面が設けられているので、棒状部材31の内部へ入射した光が、設置面32を通過してベゼル21に吸収されてしまうことを防止することができる。これにより、各傾斜面33から放射される光の光量が低下してしまうことを防止することができる。
上記の実施形態では、額縁被覆部材30は、第1非表示領域V21に配置される一対のベゼル21に起因する十字状の線を目立たなくさせるために、一対のベゼル21上に設置されている。しかしながら、これに限らず、第2非表示領域V22に配置されるベゼル21による線を目立たなくさせるために、第2非表示領域V22に配置されるベゼル21上に設置してもよい。この場合には、額縁被覆部材30を、その幅方向Xに垂直な仮想一平面によって二等分に切断した分割体を用いることができる。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る額縁被覆部材30Aを拡大して示す断面図である。図7では、マルチディスプレイ装置1への設置状態を示し、額縁被覆部材30Aを除く残余の構成については仮想線で示している。
本実施形態に係る額縁被覆部材30Aは、光分離部50をさらに備えて構成されている点を除き、残余の構成については、第1の実施形態に係る額縁被覆部材30と同一に構成されている。そこで、第1の実施形態に係る額縁被覆部材30に対応する部分についてはそれぞれ同一の参照符を付し、重複する説明を省略する。
光分離部50は、光分離部50に入射する光の一部を反射し、光分離部50に入射する光の一部を透過する機能を有する。光分離部50は、本実施形態では、棒状部材31の内部であって、幅方向Xにおける中央部に、長手方向に沿って延びるように設けられている。
光分離部50は、詳細には、棒状部材31を、幅方向Xに垂直な仮想一平面によって二等分に切断し、分割された一対の分割体のうちの、一方の分割体における切断面の表面全体に、誘電体多層膜または金属薄膜をコーティングすることによって設けられる。光分離部50は、反射率および透過率を適宜選択して設けることができる。
額縁被覆部材30Aは、光分離部50が設けられた一方の分割体と他方の分割体とを、それらの切断面同士を無色透明の紫外線(UV)硬化型接着剤を用いて接合し、接合により一体化された棒状部材31の各傾斜面33に、光拡散部40を設けることによって得られる。
本実施形態に係る額縁被覆部材30Aを一対のベゼル21上に設置して、マルチディスプレイ装置1を稼動すると、一方の傾斜面33に入射する出射光A1のうち、一部の光は、一方の傾斜面33に設けられている光拡散部40によって、拡散を生じて反射し、一部の光は、拡散を生じて透過する。
光拡散部40を透過した光は、棒状部材31の内部へ入射して光分離部50へ導かれ、光分離部50によって、一部の光が反射し、一部の光が透過する。このとき、光分離部50の反射率および透過率に応じて、反射および透過が行われる。そして、光分離部50を透過した光は、その大半が他方の傾斜面33へ導かれ、他方の傾斜面33に設けられている光拡散部40によって、一部の光は拡散を生じて反射し、一部の光は拡散を生じて透過する。他方の傾斜面33に入射する出射光A1についても同様に振舞う。
これにより、傾斜面33からは、一方の縁領域V11から出射する出射光A1のうち、当該傾斜面33に設けられている光拡散部40で拡散反射した拡散反射光と、他方の縁領域V11から出射する出射光A1のうち、棒状部材31の内部へ入射して光分離部50を透過し、その光拡散部40を拡散透過した拡散透過光とが混じった光が、マルチディスプレイ装置1の正面側へ放射される。
したがって、本実施形態によれば、光分離部50における透過率および反射率を適宜選択することにより、各傾斜面33から放射される光について、一方の縁領域V11から出射する出射光A1に由来する拡散反射光と、他方の縁領域V11から出射する出射光A1に由来する拡散透過光との混合比率を調整することができる。
たとえばマルチディスプレイ装置1をインフォメーションディスプレイとして用いる場合、大型の画面に表示される映像が予め分かっている場合がある。このような場合に、表示される映像に応じて、透過率および反射率を適宜選択して設けられた光分離部50を有する額縁被覆部材30Aを設置することにより、各表示領域V1に表示される画像の一体感をより増加させ、マルチディスプレイ装置1に表示される画像の品位の低下を防止することができる。
図8は、本発明の第3の実施形態に係る額縁被覆部材30Bを拡大して示す断面図である。図8では、マルチディスプレイ装置1への設置状態を示し、額縁被覆部材30Bを除く残余の構成については仮想線で示している。
本実施形態に係る額縁被覆部材30Bは、第1の実施形態に係る額縁被覆部材30とは形状が異なるように形成されている。第1の実施形態に係る額縁被覆部材30と対応する部分についてはそれぞれ同一の参照符を付し、重複する説明を省略する。
額縁被覆部材30Bは、透光性を有する無色の棒状部材31Bと、棒状部材31Bに設けられる光拡散部40とを含んで構成される。棒状部材31Bは、長手方向Yに沿って延びる柱状部材であり、長手方向Yに垂直な仮想一平面で切断したときの断面が台形となるように形成されている。
棒状部材31Bは、より詳細には、互いに平行な2つの表面に沿う方向のうち、長手方向Yに垂直な幅方向Xにおける中央部を通り、幅方向Xに垂直な仮想一平面に関して面対称となるように形成されている。
棒状部材31Bは、長手方向Yに沿って延びる4つの平坦な表面を有し、具体的には、前記断面において、平行に延びる2辺のうちの短い方の辺に対応する表面(以下、「設置面」と称する)32と、長い方の辺に対応する表面(以下、「上面」と称する)34と、設置面32から離反するにつれて互いに離反する方向に傾斜する一対の表面33B、つまり斜辺に対応する一対の表面(以下、「傾斜面」と称する)33Bとを有する。
額縁被覆部材30Bは、棒状部材31Bにおける設置面32が一対のベゼル21に臨むように、すなわち逆台形となる態様で一対のベゼル21上に設置される。これにより、設置状態では、一対の傾斜面33Bがそれぞれ、その一対のベゼル21に隣接する各表示領域V1に臨むように配置される。
光拡散部40は、本実施形態では、棒状部材31Bにおける各傾斜面33Bおよび上面34の表面全体に亘って設けられる。また、設置面32には、その表面全体に亘って光反射面が設けられる。
額縁被覆部材30Bは、上面34の幅方向Xの寸法が、設置対象の一対のベゼル21の幅寸法に略一致するように形成されるのが好ましい。また、額縁被覆部材30Bは、傾斜面33Bの設置面32に対する傾斜角αが、60°程度となるように形成されるのが好ましい。
本実施形態に係る額縁被覆部材30Bを一対のベゼル21上に設置して、マルチディスプレイ装置1を稼動すると、一方の傾斜面33Bに入射する出射光A1のうち、一部の光は、一方の傾斜面33Bに設けられている光拡散部40によって、拡散を生じて反射し、一部の光は、拡散を生じて透過する。
光拡散部40を透過した光は、棒状部材31の内部へ入射して、その大半が、直接、あるいは設置面32で反射した後、上面34へ導かれ、上面34に設けられている光拡散部40によって、一部の光は拡散を生じて反射し、一部の光は拡散を生じて透過する。他方の傾斜面33Bに入射する出射光A1についても同様に振舞う。
これにより、上面34からは、一方の縁領域V11から出射する出射光A1のうち、棒状部材31の内部へ入射し、上面34に設けられている光拡散部40を拡散透過した拡散透過光と、他方の縁領域V11から出射する出射光A1のうち、棒状部材31の内部へ入射し、上面34に設けられている光拡散部40を拡散透過した拡散透過光とが混じった光が、マルチディスプレイ装置1の正面側へ放射される。
このように、本実施形態に係る額縁被覆部材30Bを設置すると、上面34からは、一方の縁領域V11から出射する出射光A1に由来する拡散透過光と、他方の縁領域V11から出射する出射光A1に由来する拡散透過光とが混合した光が放射されるので、一方の縁領域V11と他方の縁領域V11とにおいて、表示内容が全く異なる画像、つまり表示される色が大きく相違するような画像が表示されるような場合であっても、違和感を感じさせることなく、ベゼル21を目立たなくさせることができる。
また、本実施形態によれば、各傾斜面33Bが設置面32に対して60°程度傾斜して形成されているので、棒状部材31Bの内部へ入射した光を、効果的に上面34へ導くことができる。これにより、上面34から放射される光の光量が低下してしまうことを防止することができる。
他の実施形態では、第2の実施形態のように、棒状部材31Bの内部に光分離部50をさらに設けてもよい。
図9は、本発明の第4の実施形態に係る額縁被覆部材30Cを拡大して示す断面図である。図9では、マルチディスプレイ装置1への設置状態を示し、額縁被覆部材30Cを除く残余の構成については仮想線で示している。
本実施形態に係る額縁被覆部材30Cは、光拡散部40が、傾斜面33ではなく、棒状部材31の内部に設けられている。残余の構成については、第1の実施形態に係る額縁被覆部材30と同一に構成されているので、対応する部分についてはそれぞれ同一の参照符を付し、重複する説明を省略する。
光拡散部40は、本実施形態では、棒状部材31を、幅方向Xに垂直な仮想一平面によって二等分に切断し、分割された一対の分割体のうちの、一方の分割体における切断面の表面全体に設けられる。
額縁被覆部材30Cは、光拡散部40が設けられた一方の分割体と他方の分割体とを、それらの切断面同士を無色透明の紫外線(UV)硬化型接着剤を用いて接合することによって構成される。
本実施形態に係る額縁被覆部材30Cを一対のベゼル21上に設置して、マルチディスプレイ装置1を稼動すると、一方の傾斜面33に入射する出射光A1の大半は、棒状部材31の内部へ入射し、内部に設けられている光拡散部40によって、一部の光は、拡散を生じて反射し、一部の光は、拡散を生じて透過する。光拡散部40を透過した光は、他方の傾斜面33に導かれ、その一部が該他方の傾斜面33から出射される。他方の傾斜面33に入射する出射光A1についても同様に振舞う。
これにより、傾斜面33からは、一方の縁領域V11から出射する出射光A1のうち、内部に設けられている光拡散部40で拡散反射した拡散反射光と、他方の縁領域V11から出射する出射光A1のうち、内部に設けられている光拡散部40を拡散透過した拡散透過光とが混じった光が、マルチディスプレイ装置1の正面側へ放射される。
このように、本実施形態に係る額縁被覆部材30Cを設置すると、各傾斜面33からは、一方の縁領域V11から出射する出射光A1に由来する拡散反射光と、他方の縁領域V11から出射する出射光A1に由来する拡散透過光とが混合した光が放射されるので、一方の縁領域V11と他方の縁領域V11とにおいて、表示内容が全く異なる画像、つまり表示される色が大きく相違するような画像が表示されるような場合であっても、違和感を感じさせることなく、ベゼル21を目立たなくさせることができる。
また、本実施形態によれば、各傾斜面33に光拡散部40が設けられていないので、縁領域V11から出射される出射光A1以外の光、たとえばマルチディスプレイ装置1の周辺に備えられる照明装置の光源から出射される光の、額縁被覆部材30Cへの写り込みを軽減することができる。
他の実施形態では、各傾斜面33に対し、光拡散部40をさらに設けることによって構成されてもよく、または、各傾斜面33に対し、光分離部50をさらに設けることによって構成されてもよい。
図10は、本発明の第5の実施形態に係る額縁被覆部材30Dを拡大して示す断面図である。図10では、マルチディスプレイ装置1への設置状態を示し、額縁被覆部材30Dを除く残余の構成については仮想線で示している。
本実施形態に係る額縁被覆部材30Dは、第4の実施形態に係る額縁被覆部材30Cにおける、各傾斜面33により形成される稜線を含む頂部を、設置面32に平行な仮想一平面で切除することにより形成され、これにより、設置面32に平行な上面35が設けられ、長手方向Yに垂直な仮想一平面で切断したときの断面が台形となる柱状に形成されている。第4の実施形態に係る額縁被覆部材30Cと対応する部分についてはそれぞれ同一の参照符を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態によれば、第4の実施形態により得られる効果に加えて、一対のベゼル21上に設置される額縁被覆部材30Dの高さ方向Zの寸法を低減することができる。これにより、マルチディスプレイ装置1を、正面からではなく斜めから見る人に対して、視認性を高めることができる。
他の実施形態では、各傾斜面33および/または上面35に対し、光拡散部40をさらに設けることによって構成されてもよく、または、各傾斜面33に対し、光分離部50をさらに設けることによって構成されてもよい。
1 マルチディスプレイ装置
10 画像表示装置
20 表示パネル
20a 表示面
21 ベゼル
30 額縁被覆部材
31 棒状部材
32 設置面
33 傾斜面
40 光拡散部
50 光分離部
V1 表示領域
V11 縁領域
V2 非表示領域
V21 第1非表示領域
V22 第2非表示領域

Claims (8)

  1. 画像を表示可能な表示パネルと該表示パネルにおける画像の表示領域を外囲する額縁とを備える複数の画像表示装置を平面的に並べて構築されるマルチディスプレイ装置の前記額縁上に設置される額縁被覆部材であって、
    透光性を有する棒状部材と、
    前記棒状部材に設けられ、表示領域からの出射光を拡散透過および拡散反射する光拡散部とを含み、
    前記棒状部材は、長手方向に沿って延び、前記額縁に臨んで配置される設置面と、長手方向に沿って延び、前記設置面から離反するにつれて互いに近接する方向に傾斜する一対の傾斜面とを有し、
    前記各傾斜面に、前記光拡散部が設けられ、
    入射する光の一部を反射し、かつ一部を透過する光分離部をさらに含み、
    前記棒状部材の内部であって、前記設置面に平行かつ前記長手方向に垂直な幅方向における中央部に、長手方向に沿って延びるように前記光分離部が設けられることを特徴とする額縁被覆部材。
  2. 画像を表示可能な表示パネルと該表示パネルにおける画像の表示領域を外囲する額縁とを備える複数の画像表示装置を平面的に並べて構築されるマルチディスプレイ装置の前記額縁上に設置される額縁被覆部材であって、
    透光性を有する棒状部材と、
    前記棒状部材に設けられ、表示領域からの出射光を拡散透過および拡散反射する光拡散部とを含み、
    前記棒状部材は、長手方向に沿って延び、前記額縁に臨んで配置される設置面と、長手方向に沿って延び、前記設置面から離反するにつれて互いに離反する方向に傾斜する一対の傾斜面と、長手方向に沿って延び、前記一対の傾斜面の前記設置面とは反対側の各端部に連なる上面とを有し、
    前記各傾斜面および上面に、前記光拡散部が設けられることを特徴とする額縁被覆部材。
  3. 入射する光の一部を反射し、かつ一部を透過する光分離部をさらに含み、
    前記棒状部材の内部であって、前記設置面に平行かつ前記長手方向に垂直な幅方向における中央部に、長手方向に沿って延びるように前記光分離部が設けられることを特徴とする請求項2記載の額縁被覆部材。
  4. 画像を表示可能な表示パネルと該表示パネルにおける画像の表示領域を外囲する額縁とを備える複数の画像表示装置を平面的に並べて構築されるマルチディスプレイ装置の前記額縁上に設置される額縁被覆部材であって、
    透光性を有する棒状部材と、
    前記棒状部材に設けられ、表示領域からの出射光を拡散透過および拡散反射する光拡散部とを含み、
    前記棒状部材は、長手方向に沿って延び、前記額縁に臨んで配置される設置面を有し、
    前記光拡散部は、前記棒状部材の内部であって、前記設置面に平行かつ前記長手方向に垂直な幅方向における中央部に、長手方向に沿って延びるように設けられることを特徴とする額縁被覆部材。
  5. 前記棒状部材は、前記設置面の幅方向の各端部に連なり、前記設置面から離反するにつれて互いに近接する方向に傾斜する一対の傾斜面と、前記一対の傾斜面の前記設置面とは反対側の各端部に連なる上面とを有し、
    前記棒状部材の内部に設けられた前記光拡散部は、前記幅方向に直交する仮想平面に平行に設けられていることを特徴とする請求項4記載の額縁被覆部材。
  6. 前記棒状部材は、長手方向に沿って延びる複数の表面を有し、前記光拡散部は、該複数の表面のうちの少なくとも一表面にさらに設けられることを特徴とする請求項4または5記載の額縁被覆部材。
  7. 入射する光の一部を反射し、かつ一部を透過する光分離部をさらに含み、
    前記棒状部材は、長手方向に沿って延びる複数の表面を有し、該複数の表面のうち、表示領域からの出射光が入射する表面に、前記光分離部が設けられることを特徴とする請求項4または5記載の額縁被覆部材。
  8. 前記設置面には、前記棒状部材に入射した光を反射する光反射面が設けられることを特徴とする請求項のいずれか1つに記載の額縁被覆部材。
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