JP6488468B2 - 圧電膜及び圧電セラミックス - Google Patents

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Description

本発明は、圧電膜及び圧電セラミックスに関する。
図8(A)は、膜厚2μmのPb(Zr,Ti)O膜(以下、「PZT膜」という。)のDEヒステリシス曲線と圧電バタフライ曲線を示す図であり、図8(B)は、膜厚4μmのPZT膜のDEヒステリシス曲線と圧電バタフライ曲線を示す図である。
膜厚2μm及び4μmのPZT膜は以下のように作製される。
4インチウェハ上に(100)に配向したPt膜を形成し、このPt膜上にスパッタリング法によりPZT膜を成膜する(例えば特許文献1参照)。この際のスパッタ条件の一例は以下のとおりである。PZT膜の成膜時間を調整することで、膜厚2μmのPZT膜を形成したサンプル1と、膜厚4μmのPZT膜を形成したサンプル2を作製する。そして、サンプル1及びサンプル2それぞれのPZT膜のヒステリシス評価及び圧電バタフライ評価を行う。
[スパッタ条件]
装置 : RFマグネトロンスパッタリング装置
パワー : 1500W
ガス : Ar/O
圧力 : 0.14Pa
温度 : 600℃
成膜速度 : 0.63nm/秒
図9は、図8(A)と同一の図であって圧電バタフライ曲線が極小値を取る電圧が、DEヒステリシス曲線の抗電圧Vcとほぼ一致することを示す図である。図8(B)に示す圧電バタフライ曲線が極小値を取る電圧についてもDEヒステリシス曲線の抗電圧Vcとほぼ一致することが読み取れる。このように従来の圧電膜では、圧電バタフライ(機械的振動)特性と強誘電性ヒステリシス特性(電子の動き)がほぼ一致する。
図10(A)は、膜厚2μmのPZT膜(サンプル1)に±5V、700Hzを印加してバイポーラ駆動させた圧電ヒステリシス曲線を示す図であり、図10(B)は、膜厚2μmのPZT膜(サンプル1)に±10V、700Hzを印加してバイポーラ駆動させた圧電ヒステリシス曲線を示す図である。
図8(A)に示す膜厚2μmのPZT膜に、DEヒステリシス曲線の抗電圧Vcを超えない±5Vの電圧を印加してバイポーラ駆動をさせた場合は、図10(A)に示すように圧電ヒステリシス特性は直線的な挙動を示す。しかし、図8(A)に示す膜厚2μmのPZT膜に、DEヒステリシス曲線の抗電圧Vcを超えた±10Vの電圧を印加してバイポーラ駆動をさせた場合は、図10(B)に示すように圧電ヒステリシス特性に電歪の要素が入ってしまう。
図11(A)は、膜厚4μmのPZT膜(サンプル2)に±5V、700Hzを印加してイポーラ駆動させた圧電ヒステリシス曲線を示す図であり、図11(B)は、膜厚4μmのPZT膜(サンプル2)に±10V、700Hzを印加してバイポーラ駆動させた圧電ヒステリシス曲線を示す図である。
図8(B)に示す膜厚4μmのPZT膜に、DEヒステリシス曲線の抗電圧Vcを超えない±10Vの電圧を印加してバイポーラ駆動をさせた場合は、図11(B)に示すように圧電ヒステリシス特性は直線的な挙動を示す。別言すれば、PZT膜の膜厚を4μmと厚くすることで、膜厚2μmでは圧電ヒステリシス特性に電歪の要素が入ってしまう±10Vの高電圧であっても圧電ヒステリシス特性が直線的な挙動を示すようなバイポーラ駆動させることが可能となる。つまり、従来の圧電膜で高電圧の圧電動作をさせるには、抗電圧Vcを稼ぐために膜厚を厚くする必要がある。
特開2013−251490
従来の圧電膜では、抗電圧を超えない電圧でしか圧電動作させることができない。
本発明の一態様は、従来の圧電膜に比べて高い電圧で圧電動作させることを課題とする。
以下に、本発明の種々の態様について説明する。
[1]圧電膜の圧電特性を測定した結果である圧電バタフライ曲線が極小値を取る電圧が、前記圧電膜のヒステリシス特性を測定した結果であるヒステリシス曲線の抗電圧より2V以上(好ましくは4V以上、より好ましくは7V以上、さらに好ましくは10V以上)大きいことを特徴とする圧電膜。
[2]上記[1]において、
前記圧電膜は、反強誘電体膜と、前記反強誘電体膜上に形成された強誘電体膜を有することを特徴とする圧電膜。
[3]上記[2]において、
前記反強誘電体膜は、Pb(Zr1−ATi)O膜であり、
前記強誘電体膜は、Pb(Zr1−xTi)O膜であり、
前記A及び前記xは下記の式1及び式2を満たすことを特徴とする圧電膜。
0≦A≦0.1 ・・・式1
0.1<x<1 ・・・式2
なお、Pb(Zr1−xTi)O膜は、複数のPb(Zr,Ti)O膜が積層されて形成されていてもよい。
[4]上記[3]において、
前記Pb(Zr1−xTi)O膜は、Zr/Ti比が異なる複数のPb(Zr,Ti)O膜が積層された膜であり、前記積層された膜の全体におけるZrとTiの比率は下記式3を満たすことを特徴とする圧電膜。
55/45≦Zr/Ti ・・・式3
[5]上記[4]において、
前記積層された膜の厚さが1.0μm未満である場合は、前記積層された膜の全体におけるZrとTiの比率は下記式4を満たし、
前記積層された膜の厚さが1.0μm以上である場合は、前記積層された膜の全体におけるZrとTiの比率は下記式5を満たすことを特徴とする圧電膜。
55/45≦Zr/Ti≦65/35 ・・・式4
60/40≦Zr/Ti≦75/25 ・・・式5
[6]上記[3]乃至[5]のいずれか一項において、
前記Aが0であり、
前記Pb(Zr1−ATi)OがPbZrO膜であることを特徴とする圧電膜。
[7]上記[1]乃至[6]のいずれか一項において、
前記圧電膜を有する素子は、100Hz以上(好ましくは500Hz以上)の周波数でバイポーラ駆動させることができる圧電膜。
[8]上記[3]乃至[7]のいずれか一項に記載の圧電膜と、
前記Pb(Zr1−ATi)O膜の下に形成された酸化膜と、
を具備することを特徴とする圧電セラミックス。
なお、前記酸化膜は、ペロブスカイト構造の酸化物であることが好ましい。
[9]上記[8]において、
前記酸化膜はSrRuO膜またはSr(Ti,Ru)O膜であることを特徴とする圧電セラミックス。
なお、前記Sr(Ti,Ru)O膜は、Sr(Ti1−xRu)O膜であることが好ましく、前記xは下記式14を満たす。
0.01≦x≦0.4 ・・・式14
[10]上記[8]または[9]において、
前記Pb(Zr1−ATi)O膜の下に形成された電極膜を有することを特徴とする圧電セラミックス。
[11]上記[10]において、
前記電極膜は酸化物または金属からなることを特徴とする圧電セラミックス。
なお、前記酸化物はSrRuO膜またはSr(Ti1−xRu)O膜であってもよく、前記xは下記式14を満たす。
0.01≦x≦0.4 ・・・式14
[12]上記[10]または[11]において、
前記電極膜はPt膜またはIr膜であることを特徴とする圧電セラミックス。
なお、Pt膜は(100)に配向する。
[13]上記[10]乃至[12]のいずれか一項において、
前記電極膜の下に形成されたZrO膜を有することを特徴とする圧電セラミックス。
なお、ZrO膜は(100)に配向する。
[14]上記[13]において、
前記ZrO膜の下に形成されたSi基板を有することを特徴とする圧電セラミックス。
なお、Si基板は(100)に配向している。
なお、上記の本発明の種々の態様において、特定のB(以下「B」という)の上(または下)に特定のC(以下「C」という)を形成する(Cが形成される)というとき、Bの上(または下)に直接Cを形成する(Cが形成される)場合に限定されず、Bの上(または下)に本発明の一態様の作用効果を阻害しない範囲で、他のものを介してCを形成する(Cが形成される)場合も含むものとする。
本発明の一態様を適用することで、従来の圧電膜に比べて高い電圧で圧電動作させることが可能となる。
本発明の一態様に係る圧電膜を示す模式的な断面図である。 (A)は図1に示す反強誘電体膜21のDEヒステリシス曲線を模式的に示す図、(B)は図1に示す強誘電体膜22のDEヒステリシス曲線を模式的に示す図である。 本発明の一態様に係る圧電セラミックスの製造方法を説明する模式的な断面図である。 本発明の一態様に係る圧電セラミックスの製造方法を説明する模式的な断面図である。 実施例によるサンプル1の圧電膜のDEヒステリシス曲線と圧電バタフライ曲線を示す図等である。 図5に、圧電バタフライ曲線が極小値を取る電圧がDEヒステリシス曲線の抗電圧Vcより2V以上大きいことを分かりやすくするために直線と点線を記入した図である。 (A)は実施例によるサンプル2の圧電膜のDEヒステリシス曲線と圧電バタフライ曲線を示す図、(B)は実施例によるサンプル3の圧電膜のDEヒステリシス曲線と圧電バタフライ曲線を示す図である。 (A)は膜厚2μmのPZT膜のDEヒステリシス曲線と圧電バタフライ曲線を示す図、(B)は膜厚4μmのPZT膜のDEヒステリシス曲線と圧電バタフライ曲線を示す図である。 図8(A)と同一の図であって圧電バタフライ曲線が極小値を取る電圧が、DEヒステリシス曲線の抗電圧Vcとほぼ一致することを示す図である。 (A)はサンプル1に±5V、700Hzを印加してバイポーラ駆動させた圧電ヒステリシス曲線を示す図、(B)はサンプル1に±10V、700Hzを印加してバイポーラ駆動させた圧電ヒステリシス曲線を示す図である。 (A)はサンプル2に±5V、700Hzを印加してイポーラ駆動させた圧電ヒステリシス曲線を示す図、(B)はサンプル2に±10V、700Hzを印加してバイポーラ駆動させた圧電ヒステリシス曲線を示す図である。 PZOの結晶構造が斜方晶であることを示す図である。
以下では、本発明の実施形態及び実施例について図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは、当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す実施形態の記載内容及び実施例に限定して解釈されるものではない。
本発明の一態様に係る圧電膜は、当該圧電膜の圧電特性を測定した結果である圧電バタフライ曲線が極小値を取る電圧が、前記圧電膜のヒステリシス特性を測定した結果であるヒステリシス曲線の抗電圧より2V以上(好ましくは4V以上、より好ましくは7V以上、さらに好ましくは10V以上)大きいものである。これにより、圧電膜の膜厚が薄くても高い電圧で圧電動作させることが可能となる。
上記の圧電膜は以下の実施形態による圧電膜によって実現できる。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の一態様に係る圧電膜を示す模式的な断面図である。
圧電膜23は、反強誘電体膜21と、反強誘電体膜21上に形成された強誘電体膜22を有している。
図2(A)は、図1に示す反強誘電体膜21のDEヒステリシス曲線を示す図であり、図2(B)は、図1に示す強誘電体膜22のDEヒステリシス曲線を示す図である。
圧電膜23の圧電特性を測定し、圧電膜23のヒステリシス特性を測定した場合、反強誘電体膜21上に強誘電体膜22を配置するため、圧電バタフライ曲線が極小値を取る電圧をヒステリシス曲線の抗電圧Vcより大きくすることができる。つまり、圧電膜23のヒステリシス曲線の抗電圧Vcを超えた電圧を印加しても、圧電ヒステリシス特性に電歪の要素が入ってしまうことなくバイポーラ駆動をさせることができる。従って、圧電膜23の膜厚が薄くても高い電圧で圧電動作させることが可能となる。
[第2の実施形態]
図3は、本発明の一態様に係る圧電セラミックスの製造方法を説明する模式的な断面図である。
基板(図示せず)を準備する。この基板としては、種々の基板を用いることができ、例えばSi単結晶やサファイア単結晶などの単結晶基板、表面に金属酸化物膜が形成された単結晶基板、表面にポリシリコン膜またはシリサイド膜が形成された基板等を用いることができる。なお、本実施形態では、(100)に配向したSi基板を用いる。
次に、Si基板(図示せず)上にZrO膜(図示せず)を550℃以下の温度(好ましくは500℃の温度)で蒸着法により形成する。このZrO膜は(100)に配向する。なお、750℃以上の温度でZrO膜を蒸着法により形成すると、そのZrO膜は(100)に配向しない。
なお、本明細書において(100)に配向することと(200)に配向することとは実質的に同一である。
この後、ZrO膜上に下部電極103を形成する。下部電極103は、金属または酸化物からなる電極膜によって形成される。金属からなる電極膜としては例えばPt膜またはIr膜が用いられる。酸化物からなる電極膜としては例えばSr(Ti1−xRu)O膜であり、xは下記式14を満たす。
0.01≦x≦0.4 ・・・式14
本実施形態では、ZrO膜上に550℃以下の温度(好ましくは400℃の温度)でスパッタリングによってエピタキシャル成長によるPt膜103を下部電極として形成する。このPt膜103は(200)に配向する。
次に、下部電極103上にPbZrO膜(以下、「PZO膜」ともいう。)104を形成する。このPZO膜104は、反強誘電体膜であり、種々の方法で形成でき、例えばゾルゲル法、CVD法、スパッタ法によって形成することができる。PZO膜104をゾルゲル法で形成する場合は、PZOの前駆体溶液を基板上に塗布し、5atm以上(好ましくは7.5気圧以上)の酸素雰囲気で結晶化を行うとよい。なお、PZOの格子定数は、それぞれa=8.232オングストローム,b=11.776オングストローム,c=5.882オングストロームである。a軸長さが平均的ペロブスカイト(ap?4オングストローム)の約2倍,c軸長さがc?(√2)ap,b軸長さはb?2cとなっている。このPZOの格子定数の変化は、基本的にはペロブスカイト八面体結晶の回転と、これに八面体の歪みが加わって、b軸方向の周期が2倍になったものである。
PZOは図12に示すように斜方晶である。このため、PZOは見かけ上格子定数が大きくなっている。それは、ペロブスカイトが縦に45°程度回転していて、あたかも回転した結晶を点線部分のように周囲を取り囲んで、大きな結晶のように取り扱っているためである。つまり、見かけ上、a,b,c軸の長さがとても長くなっているように取り扱うのが斜方晶の慣例である。実際のPZOは実線のような結晶で、通常のペロブスカイト結晶である。
次に、PZO膜104上にPZT膜105を形成する。このPZT膜105は、Pb(Zr1−xTi)O膜であり、xは下記式2'を満たす。Pb(Zr1−xTi)O膜は、強誘電体膜であり、(001)に配向している。
0<x<1 ・・・式2'
なお、本明細書において「PZT膜」は、Pb(Zr,Ti)Oに不純物を含有するものも含み、その不純物を含有させてもPZT膜の圧電体の機能を消滅させないものであれば種々のものを含有させてもよいものとする。
以下にPZT膜の形成方法の一例について詳細に説明する。
PZT膜形成用ゾルゲル溶液としては、ブタノールを溶媒とする鉛が70%〜90%不足した量添加された、濃度10重量%濃度のE1溶液を用いた。
このゾルゲル溶液に、ジメチルアミノエタノールというアミノ基を有するアルカリ性アルコールを、体積比で、E1ゾルゲル溶液:ジメチルアミノエタノール=7:3の割合で添加したところ、pH=12と強アルカリ性を示した。
上記、本溶液を用いて、PZTアモルファス膜のスピンコート形成を行った。スピンコーターはミカサ株式会社製MS-A200を用いて行った。先ず800rpmで5秒、1500rpmで10秒回転させた後、徐々に10秒で3000rpmまで回転を上昇させた後、150℃のホットプレート(アズワン株式会社製セラミックホットプレートAHS-300)上に5分間、大気中で放置した後、300℃のホットプレート(同AHS-300)上で10分間、同じく大気中で放置した後、室温まで冷却した。これを50回繰り返すことで、所望の膜厚2000nmのPZTアモルファス膜をPZO膜104上に形成した。これを複数枚作製した。
上記のPZTアモルファス膜は、複数のPZTアモルファス膜が積層された形成されており、この積層されたPZTアモルファス膜の全体におけるZrとTiの比率は下記式3を満たすとよい。
55/45≦Zr/Ti ・・・式3
なお、複数のPZTアモルファス膜の各々のZr/Ti比は、同一であってもよいが、異なっていてもよい。異なる場合であっても、積層された複数のPZTアモルファス膜の全体におけるZrとTiの比率が上記式3を満たすとよい。
次いで、上記のPZTアモルファス膜を、加圧酸素雰囲気で熱処理することにより、PZTアモルファス膜を結晶化したPZT膜105をPZO膜104上に形成する。なお、PZTの格子定数の一例は0.401nmである。
PZT膜105の膜厚が薄い場合は、ZrとTiの比率をTiリッチとして硬いPZT膜を形成することが好ましい。その理由は、Tiリッチの硬い組成のPZT膜で膜厚を薄く形成しても、PZT膜全体の硬さが硬くなり過ぎることがないため、良好な圧電動作を行うことが可能であるからである。これに対し、PZT膜105の膜厚が厚い場合は、ZrとTiの比率をZrリッチとして柔らかいPZT膜を形成することが好ましい。その理由は、Tiリッチの硬い組成のPZT膜で膜厚を厚く形成するとPZT膜全体の硬さが硬くなり過ぎてしまい、圧電動作させにくくなるからである。
具体的には、上記の積層された複数のPZTアモルファス膜の合計膜厚が1.0μm未満である場合は、積層されたPZTアモルファス膜の全体におけるZrとTiの比率は下記式4を満たすことが好ましい。
55/45≦Zr/Ti≦65/35 ・・・式4
また、上記の積層された複数のPZTアモルファス膜の合計の膜厚が1.0μm以上である場合は、積層されたPZTアモルファス膜の全体におけるZrとTiの比率は下記式5を満たすことが好ましい。
60/40≦Zr/Ti≦75/25 ・・・式5
なお、PZO膜104の膜厚は、500nm以下が好ましく、より好ましくは250nm以下、さらに好ましくは100nm以下である。
また、本実施形態により圧電膜を有する素子は、100Hz以上(好ましくは500Hz以上)の周波数でバイポーラ駆動させることが可能である。
なお、本実施形態では、PZT膜105をゾルゲル法により形成しているが、PZT膜をスパッタ法により形成してもよい。
また、本実施形態では、反強誘電体膜としてPZO膜104を用い、強誘電体膜としてPZT膜105を用いて圧電膜を構成するが、PZO膜以外の反強誘電体膜を用い、PZT膜以外の強誘電体膜を用いて圧電膜を構成することも可能である。
本実施形態によれば、PZO膜104及びPZT膜105を有する圧電膜の圧電特性を測定し、当該圧電膜のヒステリシス特性を測定した場合、反強誘電体膜上に強誘電体膜を配置するため、圧電バタフライ曲線が極小値を取る電圧をヒステリシス曲線の抗電圧Vcより大きくすることができる。つまり、圧電膜のヒステリシス曲線の抗電圧Vcを超えた電圧を印加しても、圧電ヒステリシス特性に電歪の要素が入ってしまうことなくバイポーラ駆動をさせることができる。従って、圧電膜の膜厚が薄くても高い電圧で圧電動作させることが可能となる。
また、本実施形態では、PZO膜104をPZT膜105の初期核層(即ちバッファ層)として用いることにより、PZT膜105の圧電特性を向上させることができる。詳細に説明すると、PbZrO(PZO)はPb(Zr1−xTi)O(PZT)の相図中、Ti比率0(ゼロ)の場合であり、反強誘電体であるが、Pb(Zr1−xTi)Oの中でc軸長が最も長いため、PZOが全てのPZTのc軸長を伸ばす方向に働き、その構造が取り得る最大の圧電パフォーマンスを得られ易くすることができる。つまり、PZOを初期核にすることで、PZT全体がPZO初期核の結晶軸に影響を受けて、PZT膜全体でc結晶軸が伸び易くなり、つまり分極し易くなり、圧電性を容易に取り出すことが可能となる。
なお、本実施形態では、下部電極103上に、Pb(Zr,Ti)Oの相図中、Ti比率0であるPZO膜104を形成し、PZO膜104上にPb(Zr1−xTi)O膜105(0<x<1・・・式2')を形成するが、非常に少ないTi比率のPb(Zr1−ATi)O膜上にPb(Zr1−xTi)O膜を形成してもよい。ただし、A及びxは下記式1〜式3を満たす。Pb(Zr1−xTi)O膜は(001)に配向している。
0≦A≦0.1 ・・・式1
0.1<x<1 ・・・式2
上記式1を満たすこと、つまりTi比率を10%以下とすることで、初期核として用いるPb(Zr1−ATi)O膜が反強誘電性斜方晶相のPZT(つまりPb(Zr,Ti)Oの相図中、斜方晶領域(ortho領域)のPZT)となり、Pb(Zr1−ATi)Oが全てのPb(Zr1−xTi)O(PZT)のc軸長を伸ばす方向に働き、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第3の実施形態]
図4は、本発明の一態様に係る圧電セラミックスの製造方法を説明する模式的な断面図であり、図3と同一部分には同一符号を付す。
Si基板(図示せず)、ZrO膜(図示せず)及び下部電極103までは第1の実施形態と同様の方法で形成するので、説明を省略する。
次に、下部電極103上に酸化膜106を形成する。この酸化膜106は、ペロブスカイト構造の酸化物であるとよく、例えばSr(Ti,Ru)O膜である。このSr(Ti,Ru)O膜は、Sr(Ti1−xRu)O膜であり、xは下記式14を満たし、スパッタリングにより形成される。この際のスパッタリングターゲットは、Sr(Ti1−xRu)Oの焼結体を用いる。但し、xは下記式4を満たす。
0.01≦x≦0.4(好ましくは0.05≦x≦0.2) ・・・式14
なお、Sr(Ti1−xRu)O膜のxが0.4以下であるのは、xを0.4超とするとSr(Ti1−xRu)O膜が粉になり、十分に固められないからである。
この後、Sr(Ti1−xRu)O膜を加圧酸素雰囲気でRTA(Rapid Thermal Anneal)により結晶化する。Sr(Ti1−xRu)O膜は、ストロンチウムとチタンとルテニウムの複合酸化物で、ペロブスカイト構造をとる化合物である。
次に、酸化膜106上にPZO膜104を第2の実施形態と同様の方法で形成する。次いで、PZO膜104上にPZT膜105を第2の実施形態と同様の方法で形成する。PZT膜105は(001)に配向している。
本実施形態においても第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態では、酸化膜106上に、PZO膜104を形成し、PZO膜104上にPZT105を形成するが、非常に少ないTi比率のPb(Zr1−ATi)O膜上にPb(Zr1−xTi)O膜を形成してもよい。ただし、A及びxは下記式1〜式3を満たす。Pb(Zr1−xTi)O膜は(001)に配向している。
0≦A≦0.1 ・・・式1
0.1<x<1 ・・・式2
A<x ・・・式3
上記式1を満たすことで第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、酸化膜106としてSr(Ti,Ru)O膜を用いているが、酸化膜106としてSrRuO膜を用いてもよい。
なお、上述した第1〜第3の実施形態を適宜組合せて実施してもよい。
図5は、実施例によるサンプル1の圧電膜のDEヒステリシス曲線と圧電バタフライ曲線を示す図、圧電膜の圧電特性d33を測定した結果を示す図、圧電膜に700Hzの周波数で±2.5V、±5V、±10Vそれぞれを印加してバイポーラ駆動させた圧電ヒステリシス曲線を示す図等である。
サンプル1の圧電膜の製造方法は以下のとおりである。
(100)の結晶面を有する6インチのSi基板11の上に反応性蒸着法によりZrO膜を成膜した。この際の蒸着条件は表1に示すとおりである。このZrO膜は(100)に配向した。
次に続けて、ZrO膜上にスパッタリングにより膜厚100nmのPt膜を成膜した。この際の成膜条件は表1に示すとおりである。このPt膜は(200)に配向した。
次に、Pt膜上にPbZrO膜(以下、「PZO膜」という。)とPb(Zr0.55Ti0.45)O膜(以下、「PZT膜」という。)を順に積層した積層膜を形成した。詳細には、Pt膜上にゾルゲル法で膜厚250nmのPZO膜を塗布した。この際の条件は以下のとおりである。
1.4mol/kg濃度の1.3PbZrO3形成用MOD溶液(豊島製作所製),エタノール,2−n−ブトキシエタノールを合わせて1000ml(それぞれ1:1:1の割合で混合)とし、その中に、ポリビニルピロリドン(日本触媒K-30)という白色粉末を20g添加し、撹拌溶解したものを原料溶液とした、この溶液3mlを6インチウェハ上に滴下し、3000rpmで10秒間回転塗布した後、150℃ホットプレート上に30秒間保持、次に250℃ホットプレート上に90秒間保持した後、1atmのO2雰囲気中で600℃,3分間焼結した。
続けて、PZO膜上に膜厚2μmのPZT膜をゾルゲル法で形成した。詳細な形成方法は以下のとおりである。
PZT前駆体溶液を用意する。PZT前駆体溶液は、PZT結晶の成分金属を全て或いは一部含む金属化合物と、その部分重縮合物を有機溶媒中に含有する前駆体溶液であり、濃度が25重量%のPZT(Zr/Ti=70/30)でPbが20%過剰な溶液である。次いで、PZO膜上にPZT前駆体溶液をスピンコート法により塗布することにより、PZO膜上に1層目の塗布膜を形成する。詳細には、500μLのPZT前駆体溶液をPZO膜上に塗布し、0〜500rpmまで3秒間で上昇させ、500rpmで5秒間保持した後、1500rpmで20秒間回転後、停止させた。次いで、この塗布されたPZT前駆体溶液をホットプレート上で250℃に加熱しつつ30秒間保持して乾燥させ、水分を除去した後、さらに高温に保持したホットプレート上で450℃に加熱しつつ60秒間保持して仮焼成を行う。このようにして1層目のPZT(70/30)膜をPZO膜上に形成する。
次に、上記と同様の方法で、回転塗布、乾燥、仮焼成を7回繰り返す。なお、1層目から8層目の各層の狙い膜厚は250nmであるが、仮焼成後の膜厚は240nmとなった。
次に、仮焼成を行った後の1層目から8層目のPZTアモルファス膜に加圧式ランプアニール装置(RTA: rapidly thermal anneal)を用いて酸素雰囲気の10atmで700℃の温度に3分間保持してアニール処理を行い、PZT結晶化を行う。この結晶化されたPZT膜は、ペロブスカイト構造からなる。
次いで、上記の圧電膜の圧電特性を測定し、DEヒステリシス特性を測定し、圧電特性d33を測定し、圧電膜に700Hzの周波数で±2.5V、±5V、±10Vそれぞれを印加してバイポーラ駆動させて圧電ヒステリシス特性を測定した。これらの測定結果は図5に示されている。
図6は、図5に示すサンプル1の圧電膜のDEヒステリシス曲線と圧電バタフライ曲線において、圧電バタフライ曲線が極小値を取る電圧がDEヒステリシス曲線の抗電圧Vcより2V以上大きいことを分かりやすくするために直線と点線を記入した図である。
図6に示すように、サンプル1の圧電膜では、圧電バタフライ曲線が極小値を取る電圧がDEヒステリシス曲線の抗電圧Vcより10V程度大きいことが分かる。このため、図5に示すように、サンプル1の圧電膜のヒステリシス曲線の抗電圧Vcを超えた±10Vの電圧を印加してバイポーラ駆動させても、圧電ヒステリシス特性に電歪の要素が入ってしまうことがないことが確認できた。従って、圧電膜の膜厚が薄くても高い電圧で圧電動作させることが可能となるといえる。
図7(A)は、実施例によるサンプル2の圧電膜のDEヒステリシス曲線と圧電バタフライ曲線を示す図であり、図7(B)は、実施例によるサンプル3の圧電膜のDEヒステリシス曲線と圧電バタフライ曲線を示す図である。
サンプル2,3それぞれの圧電膜の製造方法は、上述したサンプル1の圧電膜の製造方法におけるPZT(70/30)膜の回転塗布、乾燥、仮焼成を繰り返す回数を変えてPZT膜の厚さを変える点以外はサンプル1の製造方法と同様である。なお、サンプル1のPZT膜の膜厚は1.969μmであり、サンプル2のPZT膜の膜厚は0.953μmであり、サンプル3のPZT膜の膜厚は0.797μmである。
図7(A),(B)に示すように、サンプル2,3の圧電膜では、圧電バタフライ曲線が極小値を取る電圧がDEヒステリシス曲線の抗電圧Vcより10V程度大きいことが分かる。このため、サンプル2,3の圧電膜でもヒステリシス曲線の抗電圧Vcを超えた電圧を印加してバイポーラ駆動させても、圧電ヒステリシス特性に電歪の要素が入ってしまうことがないといえる。従って、圧電膜の膜厚が薄くても高い電圧で圧電動作させることが可能となる。
21 反強誘電体膜
22 強誘電体膜
23 圧電膜
103 下部電極
104 PbZrO膜(PZO膜)
105 PZT膜
106 酸化膜

Claims (13)

  1. 反強誘電体膜と、
    前記反強誘電体膜上に形成された強誘電体膜と、
    を有する圧電膜であって、
    前記反強誘電体膜および前記強誘電体膜は、Pb(Zr,Ti)O 膜であり、
    前記圧電膜の圧電特性を測定した結果である圧電バタフライ曲線が極小値を取る電圧が、前記圧電膜のヒステリシス特性を測定した結果であるヒステリシス曲線の抗電圧より2V以上大きいことを特徴とする圧電膜。
  2. 請求項において、
    前記反強誘電体膜は、Pb(Zr1−ATi)O膜であり、
    前記強誘電体膜は、Pb(Zr1−xTi)O膜であり、
    前記A及び前記xは下記の式1及び式2を満たすことを特徴とする圧電膜。
    0≦A≦0.1 ・・・式1
    0.1<x<1 ・・・式2
  3. 請求項において、
    前記Pb(Zr1−xTi)O膜は、Zr/Ti比が異なる複数のPb(Zr,Ti)O膜が積層された膜であり、前記積層された膜の全体におけるZrとTiの比率は下記式3を満たすことを特徴とする圧電膜。
    55/45≦Zr/Ti ・・・式3
  4. 請求項において、
    前記積層された膜の厚さが1.0μm未満である場合は、前記積層された膜の全体におけるZrとTiの比率は下記式4を満たし、
    前記積層された膜の厚さが1.0μm以上である場合は、前記積層された膜の全体におけるZrとTiの比率は下記式5を満たすことを特徴とする圧電膜。
    55/45≦Zr/Ti≦65/35 ・・・式4
    60/40≦Zr/Ti≦75/25 ・・・式5
  5. 請求項乃至のいずれか一項において、
    前記Aが0であり、
    前記Pb(Zr1−ATi)OがPbZrO膜であることを特徴とする圧電膜。
  6. 請求項1乃至のいずれか一項において、
    前記圧電膜を有する素子は、100Hz以上の周波数でバイポーラ駆動させることができる圧電膜。
  7. 請求項乃至のいずれか一項に記載の圧電膜と、
    前記反強誘電体膜の下に形成された酸化膜と、
    を具備することを特徴とする圧電セラミックス。
  8. 請求項において、
    前記酸化膜はSrRuO膜またはSr(Ti,Ru)O膜であることを特徴とする圧電セラミックス。
  9. 請求項またはにおいて、
    前記反強誘電体膜の下に形成された電極膜を有することを特徴とする圧電セラミックス。
  10. 請求項において、
    前記電極膜は酸化物または金属からなることを特徴とする圧電セラミックス。
  11. 請求項または10において、
    前記電極膜はPt膜またはIr膜であることを特徴とする圧電セラミックス。
  12. 請求項9乃至11のいずれか一項において、
    前記電極膜の下に形成されたZrO膜を有することを特徴とする圧電セラミックス。
  13. 請求項12において、
    前記ZrO膜の下に形成されたSi基板を有することを特徴とする圧電セラミックス。
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