JP6488102B2 - 可視光通信制御装置、及び水中作業支援システム - Google Patents

可視光通信制御装置、及び水中作業支援システム Download PDF

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Description

本発明は、水中作業員による水中での建設作業を支援するのに用いられる可視光通信制御装置、及び水中作業員による水中での建設作業を支援する水中作業支援システムに関する。
護岸工事等で行われる水中でのコンクリート製ブロックの設置作業やケーソン基礎部の張石作業では、水中での資材の搬送を船上のクレーンで行うところ、クレーンから水中に吊り下げられた吊荷の旋回角度を、水中吊荷旋回装置を使用して調整することが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のシステムでは、水中作業員が保持する操作機器と水中吊荷旋回装置に設置した通信機器との間の通信を可視光通信により可能にし、また、水中作業員間での音声通話を可視光通信により可能にしている。
特開2013−238002号公報
従来の可視光通信を用いた水中作業支援システムでは、水中作業員と水中吊荷旋回装置との間の通信距離が、水中作業員間の通信距離に比して短いことから、水中作業員は、水中吊荷旋回装置に近づいて操作しなければならなかった。従って、水中作業員と水中吊荷旋回装置との離隔距離を十分に確保できなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、水中作業員と水中で作業を行う機械との離隔距離を十分に確保したうえで、水中作業員による上記機械の操作を可能にすることを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明に係る可視光通信制御装置は、水中作業員が装備する水中作業員用機器に設けられた可視光送信部から、水中で建設作業を行う機械に設けられた機械側の可視光受信部へ、水中可視光通信により操作信号を送信させる可視光通信制御装置であって、前記水中作業員用機器に設けられた防水マイクによって音声から変換された音声信号に対して音声認識を行い、その音声信号に対応する操作情報を出力する認識部と、前記認識部によって出力される操作情報に対応する前記操作信号を生成して、該操作信号を、所定時間、繰返し前記可視光送信部へ出力し続ける生成部と、を備える
また、本発明に係る水中作業支援システムは、水中作業員が装備する水中作業員用機器に設けられた可視光送信部から、水中で建設作業を行う機械に設けられた機械側の可視光受信部へ、水中可視光通信により操作信号が送信されることにより、前記機械が操作される水中作業支援システムであって、前記水中作業員用機器は、入力される音声を音声信号に変換する防水マイクと、前記防水マイクによって変換された音声信号に対して音声認識を行い、その音声信号に対応する操作情報を出力する認識部と、前記認識部によって出力される前記操作情報に対応する前記操作信号を生成し、該操作信号を、所定時間、繰返し前記可視光送信部へ出力し続ける生成部と、を備え、前記機械は、前記機械側の可視光受信部が受信した前記操作信号に応じて前記機械を制御する機械制御部を備える。
本発明によれば、水中作業員と水中で作業を行う機械との離隔距離を十分に確保したうえで水中作業員による上記機械の操作を可能にすることができる。
一実施形態に係る水中作業支援システムの概略を示す図である。 水中作業員が装備する通信機器の構成を示す図である。 水中作業員が装備する通信機器、及び水中吊荷旋回装置に設置された通信機器の構成の構成を示すブロック図である。 水中吊荷旋回装置の内部構造を示す斜視図である。 水中吊荷旋回装置の動作の原理を説明するための図である。 水中吊荷旋回装置の動作の原理を説明するための図である。 旋回している水中吊荷旋回装置を停止させる原理を説明するための図である。 水中作業員が保持する通信機器の処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、一実施形態に係る水中作業支援システム10の概略を示す図である。この図に示すように、水中作業支援システム10は、水中作業員1が装備する通信機器20と、水中吊荷旋回装置100に設置される通信機器30とを備えている。この水中作業支援システム10は、水中可視光通信によって、水中作業員1と水中吊荷旋回装置100との間、及び水中作業員1間の通信を可能にしたものであり、水中作業員1による水中吊荷旋回装置100の遠隔操作を可能にしたものである。
水中吊荷旋回装置100は、起重機船2のクレーン3からワイヤー4で水中に吊り下げられて吊荷を水中で保持し、旋回して吊荷の旋回角度を調整する機械である。本実施形態では、水中吊荷旋回装置100は、消波ブロックや被覆ブロック等のコンクリート製ブロック5の旋回角度を調整するのに用いられる。なお、吊荷はこれらに限定されるものではない。水中内の金属製構築物・機械装置・核燃料についても水中内での取付・撤去作業時における旋回角度の調整が可能である。
図2は、水中作業員1が装備する通信機器20の構成を示す図であり、図3は、該通信機器20及び水中吊荷旋回装置100に設置された通信機器30の構成を示すブロック図である。これらの図に示すように、通信機器20は、水中作業員1が装着するフルフェイス型水中マスク202に装着された防水マイク26、送受信機201、骨伝導スピーカー27及びバッテリー25を備えている。送受信機201と防水マイク26と骨伝導スピーカー27とは電力ケーブル28で接続されており、送受信機201、防水マイク26及び骨伝導スピーカー27は、バッテリー25から電源を供給されて駆動される。
防水マイク26は、水中作業員1の口の近傍に配されており、水中作業員1が発した音声を拾い電気信号に変換して送受信機201へ出力する。また、骨伝導スピーカー27は、水中作業員1の頭部の近傍に配されており、送受信機201から出力された音声信号に基づいて骨伝導を発生させ、水中作業員1に音声を伝える。なお、フルフェイス型水中マスクを水中作業員1に装着させることは必須ではなく、水中作業員1にレギュレータを咥えさせ、咽喉部や顎に当てたマイクで音声を拾うようにしてもよい。
送受信機201は、送信デバイス21、受信デバイス22、及び制御装置23を備えている。送信デバイス21は、発光ダイオード(LED)であり、高速で点滅して可視光を発光する。ここで、送信デバイス21から発光される可視光は、疑似白色光である。また、受信デバイス22は、フォトダイオード(PD)であり、他の水中作業員1に装備された通信機器20の送信デバイス21から発光された可視光を受光し電気信号に変換して制御装置23へ出力する。
制御装置23は、A/D変換部231と、信号生成部232と、送信デバイス制御部233と、復調部234と、D/A変換部235とを備えている。A/D変換部231は、防水マイク26から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換して信号生成部232に出力する。
信号生成部232は、音声コマンド認識部2321と、操作情報判定部2322と、操作パケット生成部2323と、変調部2324と、切替スイッチ2325とを備えている。音声コマンド認識部2321は、水中吊荷旋回装置100の右旋回、左旋回、旋回停止等の各操作に割り当てられた語彙のマップを格納しており、A/D変換部231から出力された音声信号から語彙を認識し、認識した語彙が上記マップに含まれる場合に当該語彙に対応する操作情報を操作情報判定部2322へ出力する。
ここで、水中吊荷旋回装置100の各操作に割り当てられた語彙は、例えば、右旋回に対応する「AJ右」、左旋回に対応する「AJ左」、及び旋回停止に対応する「AJ停止」等である。この場合に、各操作に共通する「AJ」は、水中吊荷旋回装置100の操作と水中作業員1間の通話とを識別するための語彙であり、「右」、「左」、「停止」が水中吊荷旋回装置100の各操作を指示するための語彙である。
操作情報判定部2322は、音声コマンド認識部2321から操作情報が出力されたか否かを判定し、肯定判定の場合には、音声コマンド認識部2321から出力された操作情報を操作パケット生成部2323へ出力する。
ここで、操作情報が操作情報判定部2322から操作パケット生成部2323へ出力されると、切替スイッチ2325により、送信デバイス制御部233と操作パケット生成部2323とが接続され、送信デバイス制御部233と変調部2324との接続が切断される。一方、操作情報が操作情報判定部2322から操作パケット生成部2323へ出力されない場合には、切替スイッチ2325により送信デバイス制御部233と変調部2324とが接続され、送信デバイス制御部233と操作パケット生成部2323との接続が切断される。
操作パケット生成部2323は、水中吊荷旋回装置100に右旋回、左旋回、旋回停止等の操作を実行するための操作パケット(操作信号)のマップを格納しており、操作情報判定部2322から出力された操作情報に対応する操作パケットを、マップから読み出して送信デバイス制御部233へ出力する。ここで、操作パケット生成部2323は、マップから読み出した操作パケットを、所定時間(例えば、3〜10秒間、好ましくは4〜6秒間)所定の周期(例えば、1回/1msec〜1回/20msec、好ましくは1回/10msecの周期)で繰り返し送信デバイス制御部233へ出力し続ける。なお、上記所定時間が経過する途中で、操作情報判定部2322から他の操作情報が出力された場合には、操作パケット生成部2323は、直ちに新たな操作情報に対応する操作パケットを、マップから読み出して送信デバイス制御部233へ所定時間、所定周期で繰り返し送信デバイス制御部233へ出力する。
一方、変調部2324は、4値パルス位置変調(4PPM)方式等の公知の変調方式を用いて音声信号を変調し、変調信号を送信デバイス制御部233へ出力する。
送信デバイス制御部233は、操作パケット又は変調信号に応じた電流を送信デバイス21に供給して送信デバイス21を高速で点滅させる。ここで、送信デバイス制御部233は、操作パケット生成部2323から操作パケットが出力されている上記所定時間、所定周期で繰り返し送信デバイス21を点滅させて可視光信号を送信し続ける。
また、復調部234は、受信デバイス22から出力された変調信号を復調してD/A変換部235へ出力する。D/A変換部235は、復調部234から出力されたデジタル信号をアナログ信号に変換して骨伝導スピーカー27へ出力する。
水中吊荷旋回装置100に設置された通信機器30は、水中吊荷旋回装置100の機体に設置されており、受信デバイス22及び制御部33を備えている。受信デバイス22は、水中作業員1が保持する通信機器20の送信デバイス21から発光された可視光を受光し電気信号に変換して制御部33へ出力する。制御部33は、受信デバイス22から出力された電気信号に応じて水中吊荷旋回装置100の旋回及び旋回停止を制御する。
図4は、水中吊荷旋回装置100の内部構造を示す斜視図である。この図に示すように、水中吊荷旋回装置100は、直方体状のフレーム112と、フレーム112内に設置されたジンバルユニット120及びフライホイルユニット130とを備えている。ジンバルユニット120は、ジンバル122とジンバル用モータ124とを備える。ジンバル122は、長方形状のフレームであり、水平に設定された回転軸121の周りに回転可能にフレーム112に支持されている。また、ジンバル用モータ124は、フレーム112に支持され、ジンバル122を回転軸121の周りに傾転させる。ここで、ジンバル用モータ124は、電磁ブレーキ付モータであり、ジンバル用モータ124の電磁ブレーキが閉じた状態では、ジンバル122は不動であり、ジンバル用モータ124の電磁ブレーキが開いた状態になると、ジンバル122は慣性力で傾転する。なお、ジンバル用モータ124は、電磁ブレーキが閉じた状態では作動せず、電磁ブレーキが開いた状態で作動する。
また、フライホイルユニット130は、フライホイル132とフライホイル用モータ134とを備える。フライホイル132は、回転軸121と直交するように設定された回転軸131の周りに回転可能にジンバル122に支持されている。また、フライホイル用モータ134は、ジンバル122に支持され、フライホイル132を回転軸131の周りに高速で回転させる。
図5は、水中吊荷旋回装置100の動作の原理を説明するための図である。この図に示すように、水中吊荷旋回装置100では、フライホイル132が、回転軸131の周りに高速で回転し、ジンバル122が、回転軸131と直交する回転軸121を支点としてフライホイル132を傾動させることにより、回転軸121及び回転軸131と直交するモーメント軸111の周りにジャイロモーメントMが発生する。水中吊荷旋回装置100は、発生したジャイロモーメントMを受けて鉛直軸の周りに回転し、吊荷としてのコンクリート製ブロック5(図1参照)を鉛直軸の周りに旋回させる。
ここで、コンクリート製ブロック5を旋回させるトルクTは、下記(1)式で示すように、フライホイル132の慣性モーメントIf、フライホイル132の角速度ωf、ジンバル122の角速度ωgに比例する。なお、θは、フライホイル132の傾斜角度である。
T=If×ωf×ωg×cosθ ・・・(1)
図6は、水中吊荷旋回装置100の動作の原理を説明するための図である。この図に示すように、ジンバル122及びフライホイル132を右側(手前側から見て時計回り方向)に傾動させると、水中吊荷旋回装置100はジャイロモーメントにより右旋回(平面視で時計回り方向)に旋回する。一方、ジンバル122及びフライホイル132を左側(手前側から見て反時計回り方向)に傾動させると、水中吊荷旋回装置100はジャイロモーメントにより左旋回(平面視で反時計回り方向)に旋回する。
図7は、旋回している水中吊荷旋回装置100を停止させる原理を説明するための図である。この図に示すように、旋回しているコンクリート製ブロック5を停止させる場合には、ジンバル用モータ124の電磁ブレーキを開いた状態にして、ジンバル122及び、高速で回転軸131の周りに回転するフライホイル132を、回転軸121を支点として慣性力で傾転させることにより、旋回方向とは逆方向のジャイロモーメントMを発生させる。これにより、水中吊荷旋回装置100及びコンクリート製ブロック5の旋回が停止する。
即ち、水中吊荷旋回装置100が右旋回している場合には、ジンバル用モータ124の電磁ブレーキを開いた状態にして、ジンバル122及びフライホイル132を慣性力で左側に傾転させることにより、逆方向のジャイロモーメントMを発生させて、水中吊荷旋回装置100の右旋回を停止させる。一方、水中吊荷旋回装置100が左旋回している場合には、ジンバル用モータ124の電磁ブレーキを開いた状態にして、ジンバル122及びフライホイル132を慣性力で右側に傾転させることにより、逆方向のモーメントMを発生させて、水中吊荷旋回装置100の左旋回を停止させる。
図8は、水中作業員1が保持する通信機器20の処理を説明するためのフローチャートである。まず、水中作業員1が音声を発すると、防水マイク26が音声を拾って電気信号に変換して送受信機201のA/D変換部231へ出力し、A/D変換部231が、防水マイク26から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換して音声コマンド認識部2321及び変調部2324へ出力する(ステップ1)。
音声コマンド認識部2321は、A/D変換部231から出力された音声信号から語彙を認識し、認識した語彙が上記マップに含まれるか否かを判定し(ステップ2)、肯定判定の場合に当該語彙に対応する操作情報を操作情報判定部2322へ出力する(ステップ3)。次に、操作情報判定部2322は、音声コマンド認識部2321から操作情報が出力されたか否かを判定し(ステップ4)、肯定判定の場合には、音声コマンド認識部2321から出力された操作情報を操作パケット生成部2323へ出力する(ステップ5)。本ステップでは、操作情報判定部2322において肯定判定がされた場合、切替スイッチ2325により操作パケット生成部2323と送信デバイス制御部233とが接続され、操作情報判定部2322において否定判定がされた場合、切替スイッチ2325により変調部2324と送信デバイス制御部233との接続が切断される。
操作パケット生成部2323は、操作情報判定部2322から出力された操作情報に対応する操作パケットを、マップから読み出して所定時間(例えば、5秒間)所定周期(例えば、1回/10msecの周期)で繰返し送信デバイス制御部233へ出力し続ける(ステップ6)。送信デバイス制御部233は、操作パケット生成部2323から操作パケットが出力されている間、繰り返して送信デバイス21を点滅させる(ステップ7)。これにより、送信デバイス21から水中吊荷旋回装置100に設置された通信機器30の受信デバイス22へ、所定時間、所定周期で可視光通信による操作パケットの送信が繰り返される。この間、水中吊荷旋回装置100に設置された通信機器30の受信デバイス22は、送信デバイス21から発光された可視光を受光し続け電気信号に変換して制御部33へ出力し続ける。制御部33は、受信デバイス22から出力された電気信号に応じて水中吊荷旋回装置100の旋回及び旋回停止を制御する。
一方、ステップ4において操作情報判定部2322が否定判定をした場合には、変調部2324が、A/D変換部231から出力された音声信号を変調し、変調信号を送信デバイス制御部233へ出力する(ステップ8)。送信デバイス制御部233は、変調信号に応じて送信デバイス21を点滅させる(ステップ9)。これにより、送信デバイス21から他の水中作業員1が装備する通信機器20の受信デバイス22へ水中可視光通信により変調信号が送信される。
そして、他の水中作業員1が装備する通信機器20では、受信デバイス22から復調部234へ変調信号が出力され、復調部234が、変調信号を復調してD/A変換部235へ出力する。D/A変換部235は、復調部234から出力されたデジタル信号をアナログ信号に変換して骨伝導スピーカー27へ出力する。これにより、一方の水中作業員1が発した音声が他の水中作業員1へ伝送される。
以上説明したように、本実施形態に係る水中作業支援システム10では、水中作業員1が装備する通信機器20の制御装置23が、通信機器20に設けられた防水マイク26に入力された音声コマンドに対応する操作パケットを生成し、該操作パケットを、所定時間(例えば、3〜10秒間、好ましくは4〜6秒間)所定の周期(例えば、1回/1msec〜1回/20msec、好ましくは1回/10msecの周期)で繰り返し送信デバイス制御部233へ出力し続ける。この間、通信機器20の送信デバイス21から水中吊荷旋回装置100に設置された通信機器30の受信デバイス22への可視光通信による操作パケットの送信が続く。
これによって、送信デバイス21から操作パケットを送信し続けている間に受信デバイス22が1回でも操作パケットを受信すれば、水中吊荷旋回装置100は、水中作業員1が発した音声コマンドに従って操作される。従って、水中作業員1は、従来のように水中吊荷旋回装置100に近づいて水中吊荷旋回装置100を操作する必要がなくなり、以て、水中作業員1と水中吊荷旋回装置100との離隔距離を十分に確保したうえで水中作業員1による水中吊荷旋回装置100の操作を可能にすることができる。
また、本実施形態に係る水中作業支援システム10では、水中作業員1が水中吊荷旋回装置100を操作するための所定の語彙を発すると、当該語彙に対応した操作パケットが送信デバイス21から水中吊荷旋回装置100の受信デバイス22へ送信されて水中吊荷旋回装置100が操作される。これによって、水中作業員1は、水中吊荷旋回装置100を操作するための操作機器を保持する必要が無く、ハンズフリーの状態で水中吊荷旋回装置100を操作することができる。
さらに、水中作業員1が装備する通信機器20は、変調部2324と、切替スイッチ2325を備えており、切替スイッチ2325は、音声コマンド認識部2321から操作情報が出力された場合に、操作パケット生成部2323と送信デバイス制御部233とを接続し、音声コマンド認識部2321から操作情報が出力されない場合に、変調部2324と送信デバイス制御部233とを接続する。
即ち、水中作業支援システム10では、水中作業員1が水中吊荷旋回装置100を操作するための所定の語彙を発すると、当該語彙に対応した操作パケットが送信デバイス21から水中吊荷旋回装置100の受信デバイス22へ送信される一方、水中作業員1が上記所定の語彙以外の音声を発すると、当該音声が送信デバイス21から他の水中作業員1が装備する通信機器20の受信デバイス22へ送信される。ここで、通信機器20は、水中作業員1が装着したフルフェイス型水中マスク202に設置されていることによって、水中作業員1は、水中吊荷旋回装置100を操作するための操作機器と、他の水中作業員1と通話するための送受信機とを保持する必要が無く、ハンズフリーの状態で水中吊荷旋回装置100の操作と他の水中作業員1との通話とをすることができる。
また、音声コマンドは、音声コマンド認識部2321により認識された音声について水中吊荷旋回装置100の操作と水中作業員1間の通話とを識別するための語彙(例えば「AJ」)と、水中作業員1間の通話と識別された音声について水中吊荷旋回装置100の各操作を識別するための語彙(例えば、「右」、「左」、「停止」)とを組み合わせたものである。これによって、水中作業員1が他の水中作業員1に対して水中吊荷旋回装置100の各操作を識別するための語彙(例えば、「右」)を発した場合に、水中吊荷旋回装置100が誤って操作されることを防止できる。
なお、上述の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
例えば、上述の実施形態では、水中で建設作業を行う機械として、水中吊荷旋回装置100を例に挙げて本発明を説明したが、水中バックホー等の他の水中で建設作業を行う機械を用いる場合にも本発明を適用できる。また、骨伝導スピーカー27により水中作業員1に情報を伝えるようにしたが、表示装置に情報を表示させることにより水中作業員1に情報を伝えるようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、水中作業員1が水中吊荷旋回装置100を操作するための所定の語彙を発すると、当該語彙に対応した操作パケットが送信デバイス21から送信されるようにシステムを構成しが、水中作業員1に可視光通信用の操作機器を保持させ、水中作業員1による上記操作機器の操作により操作パケットが送信されるようにシステムを構成してもよい。
さらに、上述の実施形態では、水中吊荷旋回装置100のフレーム112を直方体形状としたが、水中での抵抗を小さくすることを目的として、該フレーム112を円筒形状にしてもよい。
1 水中作業員、2 起重機船、3 クレーン、4 ワイヤー、5 コンクリート製ブロック、10 水中作業支援システム、20 通信機器、21 送信デバイス、22 受信デバイス、23 制御装置、25 バッテリー、26 防水マイク、27 骨伝導スピーカー、28 電力ケーブル、30 通信機器、33 制御部、100 水中吊荷旋回装置、111 モーメント軸、112 フレーム、120 ジンバルユニット、121 回転軸、122 ジンバル、124 ジンバル用モータ、130 フライホイルユニット、131 回転軸、132 フライホイル、134 フライホイル用モータ、201 送受信機、202 フルフェイス型水中マスク、231 A/D変換部、232 信号生成部、233 送信デバイス制御部、234 復調部、235 D/A変換部、2321 音声コマンド認識部、2322 操作情報判定部、2323 操作パケット生成部、2324 変調部、2325 切替スイッチ

Claims (2)

  1. 水中作業員が装備する水中作業員用機器に設けられた可視光送信部から、水中で建設作業を行う機械に設けられた機械側の可視光受信部へ、水中可視光通信により操作信号を送信させる可視光通信制御装置であって、
    前記水中作業員用機器に設けられた防水マイクによって音声から変換された音声信号に対して音声認識を行い、その音声信号に対応する操作情報を出力する認識部と、
    前記認識部によって出力される操作情報に対応する前記操作信号を生成して、該操作信号を、所定時間、繰返し前記可視光送信部へ出力し続ける生成部と、
    を備える可視光通信制御装置。
  2. 水中作業員が装備する水中作業員用機器に設けられた可視光送信部から、水中で建設作業を行う機械に設けられた機械側の可視光受信部へ、水中可視光通信により操作信号が送信されることにより、前記機械が操作される水中作業支援システムであって、
    前記水中作業員用機器は、
    入力される音声を音声信号に変換する防水マイクと、
    前記防水マイクによって変換された音声信号に対して音声認識を行い、その音声信号に対応する操作情報を出力する認識部と、
    前記認識部によって出力される前記操作情報に対応する前記操作信号を生成し、該操作信号を、所定時間、繰返し前記可視光送信部へ出力し続ける生成部と、
    を備え、
    前記機械は、前記機械側の可視光受信部が受信した前記操作信号に応じて前記機械を制御する機械制御部を備える水中作業支援システム。
JP2014215286A 2014-10-22 2014-10-22 可視光通信制御装置、及び水中作業支援システム Active JP6488102B2 (ja)

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