JP6484204B2 - ガルバノスキャナ - Google Patents

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Description

本発明は、ガルバノスキャナに関する。
従来、多軸ロボットのアームの先端に、ガルバノスキャナを有するレーザヘッドを備えるレーザ溶接装置が知られている。ここで、ガルバノスキャナとは、互いに直交する2つの回転軸まわりにそれぞれ回転可能な2つのミラーを備え、これらミラーをサーボモータで回転駆動することにより、レーザ光源から出射されるレーザ光を走査する装置である。
ところで、例えばワークの突合せ溶接等において、大きな溶接幅が必要となる場合がある。これに対して、レーザ光のビーム径を大きくすると、レーザ光のエネルギー密度が低下するため良好な溶接品質が得られなくなる。そこで、ガルバノミラーの角度を高速で制御することにより、ビーム径が小さいレーザ光を突合せ溶接部を跨ぐ方向に高速に揺動させて溶接幅を確保するウィービング溶接が行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−174266号公報
しかしながら、ウィービング溶接では、一般に数百Hz以上の制御周期が必要である。そのため、従来のようにガルバノミラーの制御によるウィービング溶接では、容易に良好な溶接品質が得られなかった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、容易に良好な溶接品質が得られるウィービング溶接を実行可能なガルバノスキャナを提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、レーザ光(例えば、後述のレーザ光L)を走査するガルバノスキャナであって、回転軸(例えば、後述の回転軸X1,X2)まわりに回転可能に構成され、レーザ光を反射する1つ以上のガルバノミラー(例えば、後述のガルバノミラー51,52)と、前記ガルバノミラーを回転駆動するガルバノモータ(例えば、後述のガルバノモータ54,54)と、前記ガルバノミラーに入射するレーザ光が厚み(例えば、後述の厚みT)方向に入射するように配置され、回転軸(例えば、後述の回転軸20)まわりに回転可能に構成されるとともに周囲と異なる屈折率を有する光学部品(例えば、後述の光学部品2,2A,2B)と、前記光学部品を回転駆動する回転モータ(例えば、後述の回転モータ4)と、を備え、前記光学部品は、厚み方向の断面(例えば、後述の断面C)における入射側の辺(例えば、後述の入射辺21)と出射側の辺(例えば、後述の出射辺22)が互いに平行であるとともに、入射する前記レーザ光の光軸(例えば、後述の光軸L1)に対して前記入射側の辺が傾斜するように配置され、且つ、その厚みが回転方向に沿って連続的に変化するガルバノスキャナ(例えば、後述のガルバノスキャナ50,50A,50B,50C,50D)を提供する。
本発明に係るガルバノスキャナでは、前記光学部品は、厚みが回転方向に沿って連続的に変化するとともに前記回転モータにより回転軸まわりに回転可能に構成される光学部品を少なくとも1つ含む複数の光学部品からなる光学部品群(例えば、後述の光学部品群12)で構成され、前記光学部品群は、厚み方向の断面における最初の入射側の辺(例えば、後述の第1入射辺121)と最終の出射側の辺(例えば、後述の最終出射辺122)が互いに平行であってもよい。
本発明に係るガルバノスキャナでは、前記光学部品の回転軸を含むとともに前記レーザ光の光軸を含む平面に対して垂直な回転軸(例えば、後述の回転軸60)まわりに、前記光学部品と前記回転モータを一体として回転させることにより、入射する前記レーザ光の光軸に対する前記入射側の辺及び前記出射側の辺の傾斜角を変更可能とする回転機構部(例えば、後述の回転機構部6)をさらに備えてもよい。
本発明に係るガルバノスキャナでは、前記光学部品の回転軸に対して垂直な平面方向に、前記光学部品及び前記回転モータを一体として移動させることにより、前記光学部品に対する前記レーザ光の入射位置(例えば、後述の入射位置P)を変更可能とする移動機構部(例えば、後述の移動機構部8)をさらに備えてもよい。
本発明によれば、容易に良好な溶接品質が得られるウィービング溶接を実行可能なガルバノスキャナを提供できる。
第1実施形態に係るリモートレーザ溶接システムの外観図である。 第1実施形態に係るリモートレーザ溶接システムの光学系を示す図である。 第1実施形態に係るガルバノスキャナの機能ブロック図である。 第1実施形態に係るガルバノスキャナの光学部品の斜視図である。 第1実施形態に係るガルバノスキャナの光学部品におけるレーザ光入射位置の厚みT1を示す側面図である。 第1実施形態に係るガルバノスキャナの光学部品におけるレーザ光入射位置の厚みT2を示す側面図である。 第1実施形態に係るガルバノスキャナの光学部品におけるレーザ光入射位置の厚みT3を示す側面図である。 第1実施形態に係るガルバノスキャナの光学部品における回転角度と厚みとの関係を示す図である。 第1実施形態に係るガルバノスキャナの光学部品に入射したレーザ光が屈折する様子を示す図である。 第2実施形態に係るガルバノスキャナの機能ブロック図である。 第2実施形態に係るガルバノスキャナの光学部品を示す図である。 第3実施形態に係るガルバノスキャナの機能ブロック図である。 第3実施形態に係るガルバノスキャナの光学部品及び回転機構部を示す図である。 第4実施形態に係るガルバノスキャナの機能ブロック図である。 第4実施形態に係るガルバノスキャナの光学部品及び移動機構部を示す図である。 第5実施形態に係るガルバノスキャナの光学部品を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、第2実施形態以降の説明において、第1実施形態と共通する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係るリモートレーザ溶接システム1の外観図である。図1に示すように、本実施形態に係るリモートレーザ溶接システム1は、多軸ロボット3と、後述のレーザ光源と、多軸ロボット3のアーム31の先端に設けられたレーザヘッド5と、を備える。このリモートレーザ溶接システム1は、多軸ロボット3の動作によりアーム31の先端のレーザヘッド5を搬送し、自動車ボディ等のワークWの突合せ加工点(突合せ溶接点)に向けてレーザヘッド5からレーザ光Lを揺動させながら照射することで、ウィービング溶接を実行する。
多軸ロボット3は、基部30と、アーム31と、複数の軸32a〜32eと、各軸を駆動するサーボモータからなるロボットモータ(不図示)と、を備える。多軸ロボット3は、ロボット制御部(不図示)によりその動作が制御される。
レーザヘッド5は、レーザ光LをワークWの突合せ加工点(突合せ溶接点)に向けて走査するためのガルバノスキャナ50と、を備える。ガルバノスキャナ50は、後述のガルバノスキャナ制御部によりその動作が制御される。
図2は、リモートレーザ溶接システム1の光学系を示す図である。図2では、ガルバノスキャナ50を模式的に示している。図2に示すように、リモートレーザ溶接システム1の光学系は、レーザ光源53と、ガルバノスキャナ50と、を備える。
レーザ光源53は、レーザ媒質、光共振器及び励起源等を備える種々のレーザ発振器で構成される。レーザ光源53は、レーザ光Lを生成し、生成したレーザ光Lを後述のガルバノスキャナ50に向かって出射する。
ガルバノスキャナ50は、レーザ光源53が出射したレーザ光Lを順次反射させる2つのガルバノミラー51,52と、ガルバノミラー51,52のそれぞれを各回転軸X1,X2まわりに回転駆動する2つのガルバノモータ54,54と、ガラスカバー55と、を備える。
ガルバノミラー51,52は、互いに直交する2つの回転軸X1,X2まわりにそれぞれ回転可能に構成される。ガルバノモータ54,54は、サーボモータで構成され、ガルバノミラー51,52を回転駆動することにより、レーザ光源53から出射されるレーザ光Lを走査する。ガラスカバー55は、円柱状を有し、レーザ光Lを透過するとともにガルバノスキャナ50を保護する機能を有する。
また、本実施形態に係るガルバノスキャナ50は、図2に示すように、光学部品2と、該光学部品2を回転駆動する回転モータ4と、を備える。
光学部品2は、ガルバノミラー51,52に入射するレーザ光Lが厚みT方向に入射するように配置され、回転軸20まわりに回転可能に構成される。回転モータ4は、光学部品2を回転軸20まわりに回転駆動し、後述のガルバノスキャナ制御部によりその動作が制御される。これら光学部品2及び回転モータ4については、後段で詳述する。
図2に示すように、レーザ光源53から出射されたレーザ光Lは、先ず、光学部品2を透過し、次いで2つのガルバノミラー51,52で順次反射される。そして、ガラスカバー55を透過した後、ワークWの突合せ加工点(突合せ溶接点)に向けて照射される。このとき、ガルバノモータ54,54により2つのガルバノミラー51,52それぞれを回転駆動すると、これらガルバノミラー51,52に入射するレーザ光Lの入射角が連続的に変化する。その結果、ワークWに到達するレーザ光Lが、ワークW上の所定の走査経路に沿って走査可能となっている。
次に、本実施形態に係るガルバノスキャナ50の光学部品2及び回転モータ4について、図3〜図6を参照して説明する。
ここで、図3は、本実施形態に係るガルバノスキャナ50の機能ブロック図である。図4Aは、本実施形態に係るガルバノスキャナ50の光学部品2の斜視図である。図4Bは、本実施形態に係るガルバノスキャナ50の光学部品2におけるレーザ光Lの入射位置Pの厚みT1を示す側面図である。図4Cは、本実施形態に係るガルバノスキャナ50の光学部品2におけるレーザ光Lの入射位置Pの厚みT2を示す側面図である。図4Dは、本実施形態に係るガルバノスキャナ50の光学部品2におけるレーザ光Lの入射位置Pの厚みT3を示す側面図である。
上述した通り、図3に示すようにガルバノスキャナ50は、ガルバノミラー51,52と、ガルバノモータ54,54と、光学部品2と、回転モータ4と、備える。ガルバノモータ54,54及び回転モータ4は、ガルバノスキャナ制御部7によりそれぞれ動作が制御される。
ここで、本実施形態に係る光学部品2は、図3に示す種々の機能を備えている。
即ち、光学部品2は、周囲と屈折率の異なる光学部材で構成され、例えばガラス板で構成される。この光学部品2は、レーザ光Lを吸収することなく屈折光として出射する性質を有する。これにより、入射されたレーザ光Lは光学部品2に入射して屈折し、入射側とは反対側の出射側から屈折光として出射されるようになっている(後述の図6参照)。
また、図4A〜図4Dに示すように、光学部品2は、例えば円環状に形成され、その厚みT方向の断面Cにおける入射側の辺(以下、入射辺という。)21と、出射側の辺(以下、出射辺という。)22が互いに平行となっている。
また、光学部品2は、入射するレーザ光Lの光軸L1に対して、入射辺21が傾斜するように配置されている(後述の図6参照)。本実施形態では、回転モータ4の回転軸20も同様に光軸L1に対して傾斜して配置されている。
また、光学部品2は、その周方向において厚みTが連続的に変化している。一方、その径方向において厚みTは変化せず一定である。光学部品2の中心の孔部25には、回転モータ4の回転軸20が挿通されて固定される。これにより、光学部品2は回転駆動され、その回転方向に沿って厚みTが連続的に変化するようになっている。
具体的には、図4A〜図4Dに示すように、光学部品2の厚みTは、例えばT1〜T2〜T3で表される厚みを取ることができ、これらはT1<T2<T3の関係にある。
ここで、図5は、本実施形態に係るガルバノスキャナ50の光学部品2における回転角度と厚みTとの関係を示す図である。この図5に示すように、光学部品2の厚みTは、回転モータ4により回転駆動されるときの回転角度に応じて、連続的且つ周期的に変化している。これにより、光学部品2は、その回転方向に沿って厚みTが連続的に変化していることが確認される。
また、図6は、本実施形態に係るガルバノスキャナ50の光学部品2に入射したレーザ光Lが屈折する様子を示す図である。より詳しくは、図6では、回転前後の光学部品2におけるレーザ光Lの屈折の様子を示している。この図6に示すように、光学部品2に入射したレーザ光Lは、光学部品2の屈折率に応じて屈折し、屈折光として出射される。
このとき、屈折によりシフトするレーザ光Lのビーム位置は、光学部品2の厚みTと相関を有する。即ち、レーザ光Lの入射位置Pにおける光学部品2の厚みTが大きいほど、屈折によるレーザ光Lのビーム位置のずれであるシフト量は大きくなる。具体的には、図6に示すように、回転後におけるレーザ光Lのビーム位置のシフト量S2は、回転前におけるレーザ光Lのビーム位置のシフト量S1よりも大きくなる。これらシフト量は、レーザ光Lの揺動における振幅に相当する。
本実施形態では、この特性を利用し、回転方向に厚みTが連続的且つ周期的に変化する光学部品2にレーザ光Lを通過させることで、レーザ光Lのビーム位置、即ちレーザ光Lの照射位置を連続的且つ周期的に変化させるものである。これにより、本実施形態では、レーザ光Lを滑らかに揺動させることができ、ウィービング溶接が可能となっている。
以上の構成を備えるガルバノスキャナ50によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、周囲と異なる屈折率を有する光学部品2を、ガルバノミラー51,52に入射するレーザ光Lがその厚みT方向に入射するように配置するとともに、この光学部品2を回転駆動する回転モータ4を設けた。また、光学部品2を、厚みT方向の断面Cにおける入射辺21と出射辺22が互いに平行であり、入射するレーザ光Lの光軸L1に対して入射辺21が傾斜するように配置するとともに、その厚みTが回転方向に沿って連続的に変化するように構成した。
これにより、回転方向に厚みTが連続的且つ周期的に変化する光学部品2にレーザ光Lを通過させることで、レーザ光Lのビーム位置、即ちレーザ光Lの照射位置を連続的且つ周期的に変化させることができる。即ち、レーザ光Lを滑らかに揺動させることができ、ウィービング溶接が可能である。
従って本実施形態によれば、回転モータ4により光学部品2を回転駆動させるだけで、容易に良好な溶接品質が得られるウィービング溶接を実現できる。即ち、ウィービング溶接のために、従来のようにガルバノミラー51,52の制御周期を上げる必要がなく、回転モータ4の回転を制御するだけでよく、制御が容易である。また、光学部品2と回転モータ4の回転軸20を付加軸として光学系に追加するだけでよく、例えば共振ミラーの追加のような複雑な光学系への変更が不要であり、光学系を簡素化できる。そのため、かかる付加軸の追加、取り外しも簡単である。
[第2実施形態]
図7は、第2実施形態に係るガルバノスキャナ50Aの機能ブロック図である。図8は、第2実施形態に係るガルバノスキャナ50Aの光学部品群12を示す図である。
図7及び図8に示すように、本実施形態に係るガルバノスキャナ50Aは、第1実施形態に係るガルバノスキャナ50と比べて、光学部品2を、複数の光学部品からなる光学部品群12に変更した以外は、第1実施形態と同様の構成である。
具体的には、本実施形態では、光学部品2A及び光学部品2Bからなる光学部品群12を備える。
光学部品2Aは、第1実施形態の光学部品2と比べて、入射辺121と出射辺123が互いに平行にはなっていない点が相違する以外は、光学部品2と同様の構成である。
一方、光学部品2Bは、第1実施形態の光学部品2と大きく相違し、周囲と屈折率が異なる光学部材で構成されている点が共通するのみである。より詳しくは、この光学部品2Bは、回転不可能であり、固定されて配置されており、その入射辺124と出射辺122は互いに平行にはなっていない。
なお、図7及び図8に示すように、光学部品群12において、厚みT方向の断面Cにおける最初の第1入射辺121と、最終出射辺122は互いに平行となっている。即ち、光学部品2Aの入射辺121と光学部品2Bの出射辺122は互いに平行である。また、光学部品2Aの出射辺123と光学部品2Bの入射辺124は互いに平行である。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が奏される。加えて、本実施形態によれば、光学部品の形状を簡素化できる。
[第3実施形態]
図9は、第3実施形態に係るガルバノスキャナ50Bの機能ブロック図である。図10は、第3実施形態に係るガルバノスキャナ50Bの光学部品2B及び回転機構部6を示す図である。
図9及び図10に示すように、本実施形態に係るガルバノスキャナ50Bは、第1実施形態に係るガルバノスキャナ50と比べて、回転機構部6を備える点で相違する以外は、第1実施形態と同様の構成である。
回転機構部6は、図10に示すように、光学部品2の回転軸20を含むとともにレーザ光Lの光軸L1を含む平面(図10の紙面)に対して垂直な回転軸60まわりに、光学部品2と回転モータ4を一体として回転させる。具体的には、この回転機構部6は、例えばサーボモータからなる回転機構モータ(不図示)を備え、これにより、回転軸60まわりに光学部品2と回転モータ4を一体回転させる。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が奏される。加えて、本実施形態によれば、上述の回転軸60まわりに、光学部品2と回転モータ4を一体として回転させることにより、入射するレーザ光Lの光軸L1に対する入射辺21及び出射辺22の傾斜角を変更でき、レーザ光Lのビーム位置のシフト量S、即ちレーザ光Lの揺動の振幅を変更できる。
[第4実施形態]
図11は、第4実施形態に係るガルバノスキャナ50Cの機能ブロック図である。図12は、第4実施形態に係るガルバノスキャナ50Cの光学部品2及び移動機構部を示す図である。なお、図12では、光学部品2及び回転モータ4の移動前後におけるA矢視図もあわせて示している。
図11及び図12に示すように、本実施形態に係るガルバノスキャナ50Cは、第1実施形態に係るガルバノスキャナ50と比べて、移動機構部8を備える点が相違する以外は第1実施形態と同様の構成である。
移動機構部8は、図12に示すように、光学部品2の回転軸20に対して垂直な平面(図12の紙面に垂直な面)方向に、光学部品2及び回転モータ4を一体として移動させる。具体的には、この移動機構部8は、例えば図12に示すように、上述の平面方向において互いに直交する方向に光学部品2及び回転モータ4をスライド移動可能なスライド機構81,82と、これらを駆動するサーボモータ(不図示)と、を備える。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が奏される。加えて、本実施形態によれば、光学部品2の回転軸20に対して垂直な平面方向に、光学部品2及び回転モータ4を一体として移動させることにより、光学部品2に対するレーザ光Lの入射位置P(即ち、回転軸20を中心とする極座標における角度位置)を変更でき、レーザ光Lの揺動の振幅方向を変更できる。
[第5実施形態]
図13は、第5実施形態に係るガルバノスキャナ50Dの光学部品2を示す図である。図13に示すように、本実施形態に係るガルバノスキャナ50Dは、第1実施形態に係るガルバノスキャナ50と比べて、光学部品2及び回転モータ4の配置が相違する以外は第1実施形態と同様の構成である。
具体的には、本実施形態では、回転モータ4がレーザ光Lの光軸L1と平行に配置される一方で、光学部品2がレーザ光Lの光軸L1に対して傾斜して配置されている。このように、光学部品2がレーザ光Lの光軸L1に対して傾斜して配置されていればよく、回転モータ4の配置は自由である。
従って本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が奏される。
なお、本発明は上述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良は本発明に含まれる。
上述の各実施形態では、ワークWとして自動車ボディを用いたが、これに限定されず、他の種々のワークを用いることができる。
また上述の各実施形態では、2つのガルバノミラーを備えるガルバノスキャナを用いたが、これに限定されず、1つあるいは3つ以上のガルバノミラーを備えるガルバノスキャナを用いることができる。
1 リモートレーザ溶接システム
2、2A、2B 光学部品
4 回転モータ
6 回転機構部
8 移動機構部
12 光学部品群
20 回転軸
21 入射辺(入射側の辺)
22 出射辺(出射側の辺)
50、50A、50B、50C、50D ガルバノスキャナ
51、52 ガルバノミラー
54 ガルバノモータ
121 第1入射辺(最初の入射側の辺)
122 最終出射辺(最終の出射側の辺)
C 断面
L レーザ光
L1 光軸
P 入射位置
T 厚み
W ワーク

Claims (4)

  1. レーザ光を走査するガルバノスキャナであって、
    回転軸まわりに回転可能に構成され、レーザ光を反射する1つ以上のガルバノミラーと、
    前記ガルバノミラーを回転駆動するガルバノモータと、
    前記ガルバノミラーに入射するレーザ光が厚み方向に入射するように配置され、回転軸まわりに回転可能に構成されるとともに周囲と異なる屈折率を有する光学部品と、
    前記光学部品を回転駆動する回転モータと、を備え、
    前記光学部品は、中心に孔部を有する円環状であって前記孔部に前記回転モータの回転軸が挿通されて固定され、前記光学部品の径方向に沿う厚み方向の断面における入射側の辺と出射側の辺が互いに平行であるとともに、入射する前記レーザ光の光軸に対して前記入射側の辺が傾斜するように配置され、且つ、その厚みが回転方向に沿って連続的に変化するガルバノスキャナ。
  2. 前記光学部品は、中心に孔部を有する円環状であって前記孔部に前記回転モータの回転軸が挿通されて固定され、且つ、厚みが回転方向に沿って連続的に変化するとともに前記回転モータにより回転軸まわりに回転可能に構成される光学部品を少なくとも1つ含む複数の光学部品からなる光学部品群で構成され、
    前記光学部品群は、前記光学部品の径方向に沿う厚み方向の断面における最初の入射側の辺と最終の出射側の辺が互いに平行である請求項1に記載のガルバノスキャナ。
  3. 前記光学部品の回転軸を含むとともに前記レーザ光の光軸を含む平面に対して垂直な回転軸まわりに、前記光学部品と前記回転モータを一体として回転させることにより、入射する前記レーザ光の光軸に対する前記入射側の辺及び前記出射側の辺の傾斜角を変更可能とする回転機構部をさらに備える請求項1又は2に記載のガルバノスキャナ。
  4. 前記光学部品の回転軸に対して垂直な平面方向に、前記光学部品及び前記回転モータを一体として移動させることにより、前記光学部品に対する前記レーザ光の入射位置を変更可能とする移動機構部をさらに備える請求項1から3いずれかに記載のガルバノスキャナ。
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