JP6482060B2 - 電車線路用可動ブラケット - Google Patents

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Description

本発明は、線路脇の支持構造物にトロリ線等の電車線を支持するブラケットに関し、特に温度変化による電車線の延線方向の移動に対応できるように、支持点を中心に水平旋回可能に構成された可動ブラケットに係るものである。
従来、電車線路用可動ブラケットとして、特許文献1に記載されたものが知られている。この可動ブラケットは、線路脇に設置された支持構造物から水平碍子を介して線路上方に向かって水平に延びる金属製の水平主パイプと、この水平主パイプの下方において支持構造物から斜碍子を介して水平主パイプの先端側に向かって斜め上方に延び先端において水平主パイプに結合される金属製の斜主パイプと、この斜主パイプと水平主パイプと連結する金属製の振れ止めパイプとを具備する。水平主パイプの斜主パイプとの結合部より先端側に、トロリ線支持部材であるアーム支持金具が結合され、また上部に吊架線が支持される。
特開2003−276479号公報
上記従来の可動ブラケットにおいては、トロリ線、吊架線等の電車線の重量が加わると、水平主パイプを下方に変形させる曲げ応力がかかる。この水平主パイプの変形を抑制するために、水平主パイプと斜主パイプの間に振止パイプが取り付けられている。水平主パイプに曲げ応力がかかると、振止パイプにより、斜主パイプを変形させる応力が働き、その結果、斜主パイプの支持点側の碍子に曲げ応力が加わる。地震時には、この曲げ応力が過大になり、相対的に曲げ、捻れの耐荷重が低い碍子が損傷を受けるおそれがある。可動ブラケット本体は、損傷を受けても代替部材の入手が比較的容易であるため、復旧が比較的容易である。しかしながら、碍子が破壊された場合、代用になるものがないために復旧が困難である。
したがって、本発明は、碍子に伝わる地震時の衝撃荷重を低減させ、碍子を破壊から守ることができる可動ブラケットを提供することを目的としている。
以下、添付図面の符号を参照して説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
上記課題を解決するための、本発明の可動ブラケット1は、水平主パイプ3における斜主パイプ5との結合部6とトロリ線支持部材7との結合部11との間に、下方への曲げ耐荷重が他の部位よりも低い脆弱部12が形成される。この脆弱部12の曲げ耐荷重は、水平主パイプ3の先端側にかかる下方への荷重に伴う斜碍子4への曲げ荷重が斜碍子4の耐荷重を越える前に相対的脆弱部12が変形する値に設定される。
本発明の可動ブラケットにおいては、地震等による下方への過大な衝撃荷重が水平主パイプ3にかかったときに、水平主パイプ3の脆弱部12を変形させることにより、碍子4に伝わる衝撃荷重を低減させ、碍子4を破壊から守ることができる。
本発明に係る可動ブラケットの正面図である。 図1の可動ブラケットの一部の正面図である。 図1におけるIII−III断面図である。 他の実施形態の可動ブラケットの一部の正面図である。 他の実施形態の可動ブラケットの一部の正面図である。 他の実施形態の可動ブラケットの一部の正面図である。
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1において、可動ブラケット1は、水平碍子2、水平主パイプ3、斜碍子4、斜主パイプ5を具備する。水平主パイプ3、斜主パイプ5は、いずれも鋼管である。
水平主パイプ3は、線路脇に設置された支柱Pのような支持構造物から水平碍子2を介して線路上方に向かって水平に延びる。
斜主パイプ5は、水平主パイプ3の下方において、支持構造物から斜碍子4を介して水平主パイプ3の先端側に向かって斜上方に延び、先端において水平主パイプ3に結合される。斜主パイプ5の中間部と水平主パイプ3の中間部との間には、斜主パイプ5と反対側へ傾斜する一対のステンレス鋼製の補強プレート19が結合される。
水平主パイプ3の斜主パイプ5との結合部6より先端側に、トロリ線支持部材7を構成するアーム支持金具8と、吊架線支持金具9が結合される。
図示の実施形態において、トロリ線支持部材7は、アーム支持金具8と、これに結合される曲線引き金具10とを具備し、曲線引き金具10の先端にトロリ線Tが把持される。吊架線支持金具9の上には、トロリ線Tを吊り下げる吊架線Mが支持される。
水平主パイプ3における斜主パイプ5との結合部6とアーム支持金具8との結合部11との間に、脆弱部12が形成される。この脆弱部12は、下方への曲げ耐荷重が他の部位よりも低く設定される。すなわち、脆弱部12の曲げ耐荷重は、地震等に起因する吊架線M、トロリ線Tの振動により水平主パイプ3の先端側にかかる下方への過大な荷重に伴う斜碍子4への曲げ荷重が、当該斜碍子4の耐荷重を越える前に脆弱部12が変形する値に設定される。なお、水平主パイプ3は、通常の状態では電車線を支持するのに十分な強度がある。
図2において、脆弱部12は、水平主パイプ5の外周に形成される環状溝13によって構成される。
図4に示す実施形態において、脆弱部12は、水平主パイプ3の斜主パイプ5との結合部6より先端側に、内径を拡大することによって肉を薄くした部位14を形成することによって構成される。
図5の実施形態において、水平主パイプ3は、基端側に配置される相対的に肉厚の管材15と先端側に配置される相対的に肉薄の管材16とを溶接して形成され、この溶接部17より先端側が脆弱部12を構成する。
図6の他の実施形態において、脆弱部12は、脆弱部12は、水平主パイプ5の下部に形成される貫通孔18によって構成される。
いずれの実施形態の可動ブラケット1においても、地震等によるトロリ線T、吊架線Mの振動に伴う下方への過大な衝撃荷重が水平主パイプ3にかかったときに、水平主パイプ3の脆弱部12を変形させることにより、斜碍子4に伝わる衝撃荷重を低減させ、斜碍子4を破壊から守ることができる。
1 可動ブラケット
2 水平碍子
3 水平主パイプ
4 斜碍子
5 水平主パイプ
6 結合部
7 トロリ線支持部材
8 アーム支持金具
9 吊架線支持金具
10 曲線引き金具
11 結合部
12 脆弱部
13 環状溝
14 肉薄部位
15 肉厚の管材
16 肉薄の管材
17 溶接部
18 貫通孔
19 補強プレート
M 吊架線
P 支柱
T トロリ線

Claims (6)

  1. 線路脇に設置された支持構造物から水平碍子を介して線路上方に向かって水平に延びる水平主パイプと、この水平主パイプの下方において前記支持構造物から斜碍子を介して水平主パイプの先端側に向かって斜め上方に延び先端において水平主パイプに結合される斜主パイプとを具備し、前記水平主パイプの前記斜主パイプとの結合部より先端側にトロリ線支持部材が結合される可動ブラケットにおいて、
    前記水平主パイプにおける前記斜主パイプとの結合部とトロリ線支持部材との結合部との間に、下方への曲げ耐荷重が他の部位よりも低い脆弱部が形成され、
    前記脆弱部の曲げ耐荷重は、前記水平主パイプの先端側にかかる下方への荷重に伴う前記斜碍子への曲げ荷重が耐荷重を越える前に相対的に強度の低い脆弱部が変形する値に設定されることを特徴とする電車線路用可動ブラケット。
  2. 前記脆弱部は、前記水平主パイプに形成される肉薄部によって構成されることを特徴とする請求項1に記載の電車線路用可動ブラケット。
  3. 前記脆弱部としての肉薄部は、前記水平主パイプの外周に形成される環状溝によって構成されることを特徴とする請求項2に記載の電車線路用可動ブラケット。
  4. 前記脆弱部としての肉薄部は、前記水平主パイプの前記斜主パイプとの結合部より先端側に内径を拡大した部位を形成することによって構成されることを特徴とする請求項2に記載の電車線路用可動ブラケット。
  5. 前記脆弱部は、前記水平主パイプの下部に形成される貫通孔によって構成されることを特徴とする請求項1に記載の電車線路用可動ブラケット。
  6. 前記水平主パイプは、基端側に配置される相対的に肉厚の管材と先端側に配置される相対的に肉薄の管材とを溶接して形成され、当該溶接部が前記脆弱部を構成することを特徴とする請求項1に記載の電車線路用可動ブラケット。
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