JP2018149883A - ヘッドレスト - Google Patents
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Abstract
Description
即ち、本発明に係るヘッドレストは、シートバック(例えば、実施形態のシートバック2)の上部に昇降調整可能に支持される左右一対の支持軸(例えば、実施形態の支持軸11)、一対の前記支持軸の各上端部から前方に延出する左右一対の腕部(例えば、実施形態の腕部16)、及び、一対の前記腕部の前端部同士を連結する支持梁部(例えば、実施形態の支持梁部17)を有する主フレーム(例えば、実施形態の主フレーム12)と、前記支持梁部に一体に結合され、当該支持梁部から下方に延出する補助フレーム(例えば、実施形態の補助フレーム13)と、クッション材から成り、前記主フレームと前記補助フレームが内部に埋設される主クッション部(例えば、実施形態の主クッション部14A)と、クッション材から成り、前記主クッション部の左右の前記腕部よりも幅方向外側位置から前方に膨出する左右一対のサポート部(例えば、実施形態のサポート部14B)と、を備え、各前記腕部の延出方向の中途部に、上下方向に屈曲する屈曲部(例えば、実施形態の屈曲部18)が設けられていることを特徴とする。
また、主フレームの一対の腕部には、上下方向に屈曲する屈曲部が設けられているため、ヘッドレストの前方側から大きな衝撃荷重が入力されたときには、屈曲部によって入力衝撃を緩和することができる。
この場合、衝撃荷重に対する腕部の強度を保ちつつ、入力衝撃を緩和することができる。
この場合、サポート部の最大側方張り出し部に乗員の頭部から荷重が入力されると、その荷重はサポート部と主クッション部を変形させつつ、支持梁部と補助フレームの結合部付近に大きなメーメントとして作用する。このとき、支持梁部と補助フレームの結合部は大きな断面となっているため、入力荷重は、その結合部によって滑りを生じることなく安定的に受け止められる。
この場合、乗員の頭部からサポート部に入力された荷重が、サポート部と主クッション部を変形させつつ補助フレームに伝達されると、その荷重は補助フレームの剛性の高い枠状構造によって受け止められる。したがって、サポート部と主クッション部の変形をより安定させることができる。
この場合、ヘッドレストの前方から大きな衝撃荷重が入力されると、補助フレームの下端部が主フレームの支持梁部に先だって荷重を受け、補助フレームの下方領域が後部下方側に僅かに変形する。つづいて、この状態のまま主フレームの支持梁部が荷重を受けると、補助フレームによって方向を制御された状態で、主フレームに後部下方に向かう分力が作用する。したがって、この構成を採用した場合には、主フレームに抜け方向の力が作用しなくなる。
車両用シート1は、乗員の背部を支持するシートバック2を有し、そのシートバック2の上部にヘッドレスト10が昇降調整可能に取り付けられている。ヘッドレスト10は、下方に延出する左右一対の支持軸11を有し、その支持軸11がシートバック10の上面に設けられた挿通孔3に挿入されている。シートバック2の内部には、挿通孔3を通して挿入された支持軸11を任意の高さで固定可能な保持機構(図示せず)が設けられている。
ヘッドレスト10は、金属製の主フレーム12と補助フレーム13がウレタン等のクッション材14の内部に埋設され、クッション材14の周囲が表皮材15によって覆われている。本実施形態のヘッドレスト10は、後席用のシート等に用いられる所謂鞍形のシートであり、シートバック2の上面と当接可能な本体部の前縁部が下方に向かって湾曲して延び、その下方延出部がシートバック2の上部側の前面に当接可能となっている。
なお、このとき主クッション部14Aの変形荷重は、主フレーム12の支持梁部17と補助フレーム13との結合部19でも受け止められる。
したがって、本実施形態に係るヘッドレスト10においては、サポート部14Bによる柔軟な撓み感を失うことなく、乗員の頭部H側方を安定して保持することができる。
特に、本実施形態の場合、腕部16の屈曲部18が鈍角状に屈曲しているため、衝撃荷重に対する腕部16の強度を保ちつつ、入力衝撃を緩和することができる。
図6(a)は、補助フレーム13のない比較例のヘッドレスト10Aに前方から大きな衝撃荷重が入力されたときの様子を示す図であり、図6(b)は、本実施形態に係るヘッドレスト10に前方から大きな衝撃荷重が入力されたときの様子を示す図である。
図6(a)の比較例のヘッドレスト10Aの場合、前方から衝撃荷重が入力されると、その荷重がいきなり剛性の高い支持梁部17に入力され、その入力荷重が腕部16の前部の傾斜に沿って主フレーム12全体を上方に持ち上げる力として作用する。
これに対し、図6(b)の本実施形態に係るヘッドレスト10では、主フレーム12よりも曲げ変形し易い補助フレーム13が支持梁部17から前部下方に延出しているため、前方から衝撃荷重が入力されると、主フレーム12の支持梁部17に先だって補助フレーム13の下辺13lが衝撃荷重を受けるようになる。このとき、補助フレーム13の下方領域が後部下方側に僅かに変形し、つづいて剛性の高い支持梁部17に衝撃荷重が入力されると、補助フレーム13によって方向を制御された状態で主フレーム12に後部下方に向かう分力が作用する。この結果、入力された衝撃荷重は主フレーム12を下方に押し付ける力として作用する。
よって、本実施形態に係るヘッドレスト10を採用した場合には、上述のように主フレーム12に抜け方向の力が作用するのを防止することができる。
10…ヘッドレスト
11…支持軸
12…主フレーム
13…補助フレーム
14A…主クッション部
14B…サポート部
16…腕部
17…支持梁部
18…屈曲部
19…結合部
20…最大側方張り出し部
Claims (5)
- シートバックの上部に昇降調整可能に支持される左右一対の支持軸、一対の前記支持軸の各上端部から前方に延出する左右一対の腕部、及び、一対の前記腕部の前端部同士を連結する支持梁部を有する主フレームと、
前記支持梁部に一体に結合され、当該支持梁部から下方に延出する補助フレームと、
クッション材から成り、前記主フレームと前記補助フレームが内部に埋設される主クッション部と、
クッション材から成り、前記主クッション部の左右の前記腕部よりも幅方向外側位置から前方に膨出する左右一対のサポート部と、を備え、
各前記腕部の延出方向の中途部に、上下方向に屈曲する屈曲部が設けられていることを特徴とするヘッドレスト。 - 前記屈曲部は、鈍角状に屈曲していることを特徴とする請求項1に記載のヘッドレスト。
- 前記支持梁部と前記補助フレームの結合部は、前記サポート部の最大側方張り出し部と略同一高さ位置に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のヘッドレスト。
- 前記補助フレームは、前記主フレームに結合された状態で枠形状を成す枠状部材によって構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のヘッドレスト。
- 前記補助フレームは、前記主フレームよりも断面の小さい部材から成り、下端部が、前記主フレームの前記支持梁部よりも前方側に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のヘッドレスト。
Priority Applications (1)
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JP2017046658A JP6468523B2 (ja) | 2017-03-10 | 2017-03-10 | ヘッドレスト |
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JP2018149883A true JP2018149883A (ja) | 2018-09-27 |
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ID=63681300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017046658A Active JP6468523B2 (ja) | 2017-03-10 | 2017-03-10 | ヘッドレスト |
Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114771379A (zh) * | 2022-05-19 | 2022-07-22 | 一汽丰田汽车有限公司 | 一种座椅头枕、车辆和疲劳等级检测方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0948272A (ja) * | 1995-08-08 | 1997-02-18 | Inoac Corp | ヘッドレストスティおよびヘッドレスト |
JP2007330577A (ja) * | 2006-06-16 | 2007-12-27 | Takaya Kasei Kk | 表皮一体型ヘッドレストの表皮構造 |
JP2008113928A (ja) * | 2006-11-07 | 2008-05-22 | Toyota Boshoku Corp | ヘッドレスト |
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2017
- 2017-03-10 JP JP2017046658A patent/JP6468523B2/ja active Active
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