JP6481428B2 - 画像形成装置及び画像形成プログラム - Google Patents

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本発明は、画像形成装置及び画像形成プログラムに関する。
特許文献1では、原稿を読み取った原稿画像中にある表題欄の原稿の移動方向に対する位置を推定し、表題欄の記録媒体の搬送方向に対する適正位置と、推定した位置が一致しない場合に、原稿画像の画像データを回転処理することが提案されている。
特許文献2では、ステープル指定した場合に、綴じ部分に文字又は画像が認識されると、画像シフトや画像の縮小処理等を行うことで、印刷前に綴じ部分に文字又は画像が重なるのを防止することが提案されている。
特許文献3では、印刷条件(原稿セット方向やステープルの綴じ位置等)に基づき、原稿画像の回転を決定し、転写紙上に形成される画像の向きと挿入シートの向きとが排紙状態で一致するかを判定し、不一致の場合に印刷前に警告することが提案されている。
特開2012−30534号公報 特開2007−144792号公報
本発明は、画像に対する後処理の位置関係を画像形成後に補正することを目的とする。
請求項1に記載の画像形成装置は、予め定めた後処理の位置が変更可能とされ、画像形成後の記録媒体に対して前記後処理を行う後処理部と、画像が形成された前記記録媒体を読み取る読取部と、前記読取部の読取結果に基づいて、前記記録媒体に形成された画像と前記後処理との重なりがなくなる、または減少する位置関係となるよう前記後処理部を制御する制御部と、前記制御部による制御結果に基づいて、前記記録媒体に形成された画像に対する前記後処理の位置が前記位置関係となるように、次回の画像形成時の画像情報を補正する補正部と、を備える。
請求項2に記載の画像形成装置は、予め定めた後処理の位置が変更可能とされ、画像形成後の記録媒体に対して前記後処理を行う後処理部と、画像が形成された前記記録媒体を読み取る読取部と、前記読取部の読取結果に基づいて、前記記録媒体に形成された画像に対する前記後処理の位置が予め定めた位置関係となるよう前記後処理部を制御する制御部と、記録媒体の交換を表す情報を検出する検出部と、を備え、前記検出部によって前記情報を検出する毎に、前記読取部による読取りを行う。
請求項3に記載の画像形成装置は、予め定めた後処理の位置が変更可能とされ、画像形成後の記録媒体に対して前記後処理を行う後処理部と、画像が形成された前記記録媒体を読み取る読取部と、前記読取部の読取結果に基づいて、前記記録媒体に形成された画像に対する前記後処理の位置が予め定めた位置関係となるよう前記後処理部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記記録媒体に形成する画像を表す画像情報に含まれる付帯情報が表す画像領域と、前記読取部の読取結果とを照合することにより画像の範囲を検出し、検出した画像の範囲に対する前記後処理の位置が予め定めた位置関係となるよう前記後処理部を制御する。
請求項4に記載の画像形成装置は、予め定めた後処理の位置が変更可能とされ、画像形成後の記録媒体に対して前記後処理として観音開き折り処理を行う後処理部と、画像が形成された前記記録媒体を読み取る読取部と、前記読取部の読取結果に基づいて、前記記録媒体に形成された画像に対する前記後処理の位置が予め定めた位置関係となるよう前記後処理部を制御する制御部と、記録媒体の表裏を反転させる反転部と、を備え、前記制御部が、読取部の読取結果に基づいて、観音開き折り処理によって画像が内側になるよう前記反転部を制御してから前記後処理部を制御する。
請求項に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記制御部は、前記予め定めた位置関係として、画像と前記後処理との重なりがなくなる、または減少するよう前記後処理の位置を制御する。
請求項に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記制御部による制御結果に基づいて、前記記録媒体に形成された画像に対する前記後処理の位置が予め定めた位置関係となるように、次回の画像形成時の画像情報を補正する補正部を更に備えた。
請求項に記載の発明は、請求項1又は請求項5に記載の発明において、画像と前記後処理との重なりが予め定めた閾値以上の場合に警告する警告部と、前記後処理の位置の変更の有無を選択するための操作部と、を更に備えた。
請求項に記載の発明は、請求項1、請求項3、又は請求項5〜7の何れか1項に記載の発明において、記録媒体の交換を表す情報を検出する検出部を更に備え、前記検出部によって前記情報を検出する毎に、前記読取部による読取りを行う。
請求項に記載の発明は、請求項1、請求項2、又は請求項5〜8の何れか1項に記載の発明において、前記制御部は、前記記録媒体に形成する画像を表す画像情報に含まれる付帯情報が表す画像領域と、前記読取部の読取結果とを照合することにより画像の範囲を検出し、検出した画像の範囲に対する前記後処理の位置が予め定めた位置関係となるよう前記後処理部を制御する。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜の何れか1項に記載の発明において、前記後処理部は、ステープル処理、パンチ処理、又は折り処理である。
請求項11に記載の画像形成プログラムは、コンピュータを、請求項1〜10の何れか1項に記載の画像形成装置の制御部として機能させる。
請求項1〜3に記載の発明によれば、画像に対する後処理の位置関係を画像形成後に補正することが可能な画像形成装置を提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、画像に対する後処理としての観音開き折りの位置関係を画像形成後に補正することが可能な画像形成装置を提供することができる。
請求項に記載の発明によれば、画像形成前に画像に対する後処理の位置を補正する場合と比べて、画像に対する後処理の重なりを防止、または軽減することができる。
請求項に記載の発明によれば、画像に対する後処理の位置が予め定めた位置関係になるよう次回の画像形成に反映することができる。
請求項に記載の発明によれば、画像に対する後処理の位置を予め定めた位置関係とすることが不可能であることを警告して後処理の位置の変更の有無を選択させることが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、記録媒体の読取りを常時行う場合と比べて、効率的な後処理が可能となる。
請求項に記載の発明によれば、記録媒体の読取結果だけで画像範囲を検出する場合と比べて、画像範囲をより正確に判定することができる。
請求項10に記載の発明によれば、画像に対する、ステープル位置、パンチ穴位置、または折り目の位置関係を画像形成後に補正することができる。
請求項11に記載の発明によれば、画像に対する後処理の位置関係を画像形成後に補正することが可能な画像形成プログラムを提供することができる。
本実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置の画像読取部の概略構成を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置の画像読取部における制御系の構成を示すブロック図である。 画像読取部による画像の領域の検出を説明するための図である。 画像範囲の検出例を示す図であり、(A)は用紙に対して一回り小さい画像の例を示し、(B)は立方体画像が全面に形成された例を示し、(C)は全面に楕円が形成された例を示し、(D)は文字が形成された例を示す。 本実施形態に係る画像形成装置における画像読取制御部で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 (A)は画像と重なっていないステープル処理が行われる例を示し、(B)はステープルの幅以下の画像との重なりが発生した例を示し、(C)はステープルの幅と同じ画像の重なりが発生した例を示し、(D)はステープルの幅より大きい画像の重なりが発生した例を示す図である。 ステープルの幅より大きい画像の重なりが発生した場合の警告画面の一例を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置においてステープル処理を行う場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 (A)は画像と重なっていないパンチ処理が行われる例を示し、(B)はパンチ穴の半分以下の画像との重なりが発生した例を示し、(C)はパンチ穴半分以上の画像の重なりが発生した例を示し、(D)はパンチ穴の半分以上の画像の重なりが発生した場合の警告画面の一例を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置においてパンチ処理を行う場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 (A)は画像と折り目が重なっていない例を示し、(B)は予め定めた値(例えば、1mm)以下の画像と折り目の重なりが発生した例を示し、(C)は予め定めた値(例えば、1mm)より大きい画像と折り目の重なりが発生した例を示し、(D)は予め定めた値(例えば、1mm)以上の画像と折り目の重なりが発生した場合の警告画面の一例を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置において二つ折り処理を行う場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 (A)は画像が内側とされた観音開き折りの例を示す図であり、(B)は画像が外側とされた観音開き折りを示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置において観音開き折り処理を行う場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本実施の形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。
画像形成装置10は、表示操作部12、制御部14、画像生成部16、画像形成部18、及び後処理部20を含んでいる。
表示操作部12は、液晶等の表示部と、画像形成に関する各種設定を行うための操作部と、を含んでいる。本実施形態では、例えば、表示操作部12を操作することにより、画像形成する記録媒体の大きさや、種類、数、後処理の有無、後処理の種類等の設定が行われる。
制御部14は、画像形成装置10の各部を統括的に制御し、表示操作部12に設定された内容に従って画像形成装置10の各部を制御する。制御部14は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び入出力部を備えたマイクロコンピュータで構成され、画像形成するための動作を制御するためのプログラムが予め記憶され、該プログラムを実行することによって画像形成装置10の各部の動作が制御される。
画像生成部16は、原稿画像を読み取ることにより原稿画像を表す画像情報を生成する。或いは、外部のコンピュータから送信される画像情報を取得することにより、画像形成すべき原稿画像の画像情報を生成する。
画像形成部18は、給紙部22、用紙搬送部24、画像処理部26、印字部28、定着部30、及び画像読取部32を備えている。
給紙部22は、記録媒体としての用紙が収容され、用紙を用紙搬送部24に供給する。給紙部22には、異なる大きさや種類の用紙を収容するための複数の収容部22Aを備えている。表示操作部12で設定された用紙を各収容部22Aから用紙搬送部24へ供給する。なお、外部から画像情報を取得する場合には、外部より指定された種類の用紙を各収容部22Aから用紙搬送部24へ供給する。また、各収容部22Aには、用紙の残量を検出するための残量センサ22Bや収容部22Aの着脱を検出するための着脱センサ22C等が設けられている。
用紙搬送部24は、用紙に画像を形成する位置へ給紙部22より供給された用紙を搬送し、画像形成された用紙を後処理部20へ搬送する。また、用紙搬送部24は、用紙の表裏を反転するための用紙反転路34を備えており、用紙反転路34に用紙を搬送することで、用紙の表裏を反転する。
画像処理部26は、画像生成部16によって生成、又は画像生成部16が外部から受信した画像情報を受信して、画像形成部18が処理するための画像処理を行って、画像処理後の画像情報を印字部28へ出力する。
印字部28は、画像処理部26から画像情報を受け取って、画像情報が表す画像を用紙に形成する。例えば、印字部28は、電子写真方式を採用して画像を用紙に転写するようにしてもよいし、インクジェット方式等を採用してインクを用紙に吐出することにより画像を用紙に形成するようにしてもよい。
定着部30は、画像を用紙に定着させるための処理を行う。定着させるための処理としては、画像が形成された用紙を加圧及び加熱の少なくとも一方の処理を施すとにより、画像を用紙に定着させる。
画像読取部32は、画像が形成された用紙を読み取って、各種補正(例えば、位置ずれ補正、色補正等)を行うための画像情報を取得する。また、本実施形態では、画像読取部32によって得られる画像情報を用いて後処理部20で行われる後処理も補正するようになっている。なお、後処理の補正については詳細は後述する。
一方、後処理部20は、画像形成された用紙に対して、予め定めた後処理を行う。本実施形態では、後処理として、用紙に穴を開けるパンチ処理や、用紙を綴じるステープル処理、用紙を二つ折りにする二つ折り処理、用紙を観音開き折りする観音開き折り処理を一例として行う。また、本実施形態では、後処理を行う位置が可変とされ、制御部14からの指示に従って後処理の位置が移動されるようになっている。例えば、制御部14からの指示に従って、パンチ処理の穴の位置や、ステープル処理の綴じ位置、二つ折り処理の折り位置等が移動される。
ここで、画像読取部32の具体的な構成について説明する。図2は、本実施形態に係る画像形成装置10の画像読取部32の概略構成を示す図である。
以下の説明では、画像形成装置10の装置の奥行き方向(主走査方向)をX方向、装置の長さ方向(用紙の搬送方向である副走査方向)をY方向、装置の高さ方向をZ方向ということとする。
図2に示すように、画像読取部32は、照射部36、結像部38、及び設定部42を備えている。
照射部36は、用紙の搬送経路44の上側に配置されており、一対のランプ36A、36Bを有し、画像が形成された用紙に向けて光を照射する。各ランプ36A、36Bは、X方向に長手とされたキセノンランプであり、その照射範囲の長さは搬送される最大の用紙の幅よりも大とされている。
また、結像部38は、照射部36から照射されて用紙で反射された光を画像イメージセンサ40に結像する結像光学系を備えている。例えば、Y方向及びZ方向のそれぞれの方向に光軸を変化させるための複数のミラーを備え、照射部36から照射されて、用紙で反射された光を画像イメージセンサ40に結像する。なお、本実施の形態では、画像イメージセンサ40はラインセンサの場合を一例として説明するが、エリアセンサを適用するようにしてもよい。
また、結像部38の上部には、後述する画像読取制御部を含む制御基板46が設けられている。
上記構成により、画像読取部32では、画像イメージセンサ40が、結像された光すなわち画像濃度に応じた信号を、画像形成装置10の制御部14(図1参照)に出力(フィードバック)するようになっている。制御部14は、画像イメージセンサ40からの信号に基づいて、印字部28において形成される画像を補正するようになっている。例えば、画像形成装置10は、印字部28として電子写真方式を適用した場合には、露光装置による照射光の強度、画像の形成位置などを画像イメージセンサ40からの信号に基づいて補正する。また、詳細は後述するが、本実施形態では、制御部14は、画像イメージセンサ40からの信号に基づいて、後処理部20による後処理の位置の補正も行うようになっている。
一方、設定部42には、画像イメージセンサ40の使用時やキャリブレーション時の各種基準等が設けられている。具体的には、X方向に長手の基準ロール42Aを備えている。基準ロール42Aは、画像読取部32のキャリブレーションを行うための複数の面を備えている。実行するキャリブレーションに応じて基準ロール42Aを回転させて、画像読取部32のキャリブレーションを行うようになっている。
なお、画像読取部32のキャリブレーションとしては、オフセット&ゲイン調整、シェーディング補正、及びイメージセンサキャリブレーション等を行う。ここで、オフセット&ゲイン調整では、画像イメージセンサ40の出力上下限値の調整を行う。また、シェーディング補正では、白基準の読み取り画像のプロファイルを元に読み取り画像の照明分布を補正する。また、イメージセンサキャリブレーションでは、色校正板の色パッチを読み取り、画像イメージセンサ40の読み取り値を補正する。
図3は、本実施形態に係る画像形成装置10の画像読取部32における制御系の構成を示すブロック図である。
画像読取部32は、画像イメージセンサ40による読取りを制御するための画像読取制御部50を備えている。
画像読取制御部50は、画像イメージセンサコントローラ52、読取用画像処理部54、メモリ56、制御CPU58、ROM/RAM60、及び通信コントローラ62を備えている。
画像イメージセンサコントローラ52には、画像イメージセンサ40が接続されており、画像イメージセンサ40が画像を読み取ることによって得られる画像を表す信号が取得される。
読取用画像処理部54は、画像イメージセンサコントローラ52によって取得された信号に対して、制御CPU58の指示に従って各種画像処理を行う。また、読取用画像処理部54には、メモリ56が接続されて、画像処理を行う際の作業領域としてメモリ56が使用される。
制御CPU58は、画像読取部32の動作を制御する。具体的には、ROM/RAM60に予め記憶されたプログラムを実行することにより、画像イメージセンサ40による画像の読取制御や、読取用画像処理部54による画像処理の制御を行う。
また、通信コントローラ62が制御CPU58に接続されており、画像形成装置10の制御部14と接続されている。
また、画像読取部32は、上記の他に各種の外部デバイスが接続されている。外部デバイス64としては、例えば、電源基板、照射部36、設定部42の基準ロール42Aを駆動するためのモータ、画像読取部32の冷却のためのファン等が挙げられる。
ところで、本実施形態では、上述したように、後処理部20を備えている。後処理部20では、画像が形成された用紙に対して予め定めた後処理を行う。しかしながら、用紙の収縮や用紙のロット毎のばらつき、画像形成時のずれなどの影響を受けて、用紙に形成された画像と後処理の位置とが重なってしまうことがある。
そこで、本実施形態では、各種補正を行うために設けられた画像読取部32の読取結果を用いて、画像形成後の用紙に対して行う後処理の位置を補正するようになっている。
具体的には、画像読取部32によって用紙を含めて用紙に形成された画像を読取り、読取結果から画像範囲を検出する。例えば、図4に示すように、予め定めた大きさの画像探索領域Tにおいて、水平方向及び垂直方向に画像濃度の分布を求め、領域内の平均値を算出後、それぞれの方向で濃度分布における平均値を超える画素位置があるか否かを判断することで画像探索領域Tの画像の領域を検出する。また、画像探索領域Tを読取原点(0、0)から順次移動して上記を繰り返すことで用紙範囲を含む画像範囲を検出する。画像範囲は、例えば、図5(A)〜(D)に示すように、上下左右の最大値で範囲を決定する。図5(A)は、用紙に対して一回り小さい画像の例を示し、図5(B)は、立方体画像が全面に形成された例を示し、図5(C)は、全面に楕円が形成された例を示し、図5(D)は、文字が形成された例を示し、それぞれの画像範囲を矢印で示す。
そして、検出した画像範囲と、後処理の予定位置とを制御部14が比較することにより、画像と後処理の位置の重なりを検出し、重なりが検出された場合に、後処理の位置を補正する。
ここで、上述のように構成された本実施形態に係る画像形成装置10の画像読取部32における具体的な処理について説明する。図6は、本実施形態に係る画像形成装置10における画像読取制御部50で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップ100では、通信コントローラ62が上位装置である制御部14から計測開始要求を受信してステップ102へ移行する。
ステップ102では、制御CPU58が画像イメージセンサコントローラ52を制御することにより、画像イメージセンサ40による画像の読取りを開始してステップ104へ移行する。これにより、読取りによって得られた画像情報が読取用画像処理部54によって画像処理が行われて順次メモリ56に記憶される。
ステップ104では、制御CPU58が読取用画像処理部54を制御することにより、予め定めた位置の画像情報を検出してステップ106へ移行する。すなわち、画像イメージセンサ40によって読み取ることによって得られた画像情報から画像探索領域Tの画像情報を検出する。
ステップ106では、制御CPU58が検出した画像情報をメモリ56に保存してステップ108へ移行する。
ステップ108では、検出した画像情報を上位装置としての制御部14へ通信コントローラ62が送信してステップ110へ移行する。
ステップ110では、画像形成が終了したか否かを制御CPU58が判定する。該判定は、読取り原点から順に画像探索領域を移動しながら画像情報を検出し、全領域に対して画像探索領域の画像情報の検出を終了したか否か判定する。該判定が否定された場合にはステップ102に戻って上述の処理を繰り返し、判定が肯定された場合にはステップ112へ移行する。
ステップ112では、上位装置としての制御部14から計測停止要求を通信コントローラ62が受信したところで一連の画像読取部32の処理を終了する。
続いて、上述のように構成された本実施形態に係る画像形成装置10で行われる後処理の補正について具体的な処理について説明する。以下では、後処理の一例として、ステープル処理、パンチ処理、二つ折り処理、及び観音開き折り処理の例を説明する。
(ステープル処理)
後処理としてステープル処理を後処理部20が行う場合には、用紙の収縮や用紙のロット毎のばらつき、画像形成時のずれなどの影響により、画像領域とステープルの位置とが重なってしまう。例えば、図7(A)は、画像と重なっていないステープル処理が行われる例を示す。一方、図7(B)は、ステープルの幅以下の画像との重なりが発生した例を示し、図7(C)は、ステープルの幅と同じ画像の重なりが発生した例を示し、図7(D)は、ステープルの幅より大きい画像の重なりが発生した例を示す。
以下では、後処理部20によるステープルの補正範囲が、ステープルの幅より小さい画像の重なりまでを補正範囲として説明する。図7(D)に示すように、ステープルの幅より大きい画像の重なりが発生した場合には、図8に示すような警告画面を表示して後処理を行うか否かをユーザに選択させるものとして説明する。
図9は、本実施形態に係る画像形成装置10においてステープル処理を行う場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図9の処理は、表示操作部12(或いはプリントの場合には外部のコンピュータ)によってステープル設定が行われて画像形成指示がなされた場合に開始するものとして説明する。
ステップ200では、制御部14が後処理部20に対してステープル設定を行ってステップ202へ移行する。例えば、制御部14が、後処理部20にステープル設定がなされたことを通知すると共に、綴じる枚数等を通知する。
ステップ202では、制御部14が画像形成部18の各部を制御することにより、画像形成を開始して、ステップ204へ移行する。すなわち、画像生成部16から得られた画像情報に基づく画像が用紙に形成される。
ステップ204では、制御部14が画像範囲を検出してステップ206へ移行する。画像範囲の検出は、画像読取部32によって読み取られた画像情報を制御部14が取得して、画像読取部32の読取結果に基づいて検出する。例えば、上述したように、予め定めた画像探索領域Tで、水平方向及び垂直方向に画像濃度の分布を求め、領域内の平均値を算出後、それぞれの方向で濃度分布における平均値を超える画素位置があるか否かを判断することで画像探索領域Tの画像の領域を検出する。また、画像探索領域Tを順次移動して上記を繰り返すことで画像範囲を検出する。なお、画像範囲を検出する際には、表示操作部12によって設定された設定値や、プリント指示の場合の画像情報のヘッダー情報などの画像情報に含まれる付帯情報が表す画像領域と画像読取部32の読取結果と照合してもよい。付帯情報と画像読取部32の読取結果とを照合して画像の範囲を検出することにより、より正確な画像範囲が検出される。
ステップ206では、画像範囲とステープル予定位置とを制御部14が比較してステップ208へ移行する。ステープル予定位置は、用紙の領域に対して予め定められているので、画像領域とステープル位置とが重なるか否かを検出する。
ステップ208では、ステープルと画像の重なりがあるか否かを制御部14が判定し、該判定が肯定された場合にはステップ210へ移行し、否定された場合にはステップ218へ移行する。
ステップ210では、ステープルと画像の重なりがステープルの幅より大きいか制御部14が判定し、該判定が肯定された場合にはステップ212へ移行し、否定された場合にはステップ216へ移行する。
ステップ212では、制御部14が表示操作部12に予め定めた警告画面を表示してステップ214へ移行する。例えば、図8に示すような警告画面を表示操作部12(或いはプリント要求元のコンピュータ)に表示する。図8の例では、画像の重なりが発生していることを表す警告メッセージ、及び画像とステープル予定位置との重なりを表すイメージ画像を表示している。さらに、図8では、ステープル処理を継続させるための表示ボタン(図8の「そのまま継続」)、及びステープル無しとするための表示ボタン(図8の「ステープル無しに変更」)も表示している。
ステップ214では、ステープル指示があるか否か制御部14によって判定される。該判定は、例えば、図8に示す「そのまま継続」の表示ボタンが操作されたか否かを判定し、該判定が肯定された場合にはステップ216へ移行する。一方、図8に示す「ステープル無しに変更」の表示ボタンが操作された場合には、判定が否定されてステップ220へ移行する。
ステップ216では、制御部14が後処理部20にステープル位置の補正を指示することにより、後処理部20のステープル位置を補正してステップ218へ移行する。すなわち、画像とステープルの重なりが無くなるよう後処理部20によってステープルの位置が補正される。
ステップ218では、後処理部20が画像形成された用紙に対してステープル処理を行ってステップ220へ移行する。画像とステープル位置とが重なる場合には、ステープル位置を移動してステープル処理を行うことで画像の重なりがなくなる。但し、補正範囲を超えていてもそのままステープル処理を行う場合(図8の「そのまま継続」の表示ボタンが操作された場合)には、移動範囲内でステープルの位置が補正され、画像との重なりは抑制される。
ステップ220では、後処理部20が用紙を画像形成装置10から排出して一連の処理を終了する。
(パンチ処理)
後処理としてパンチ処理を行う場合も、用紙の収縮や用紙のロット毎のばらつき、画像形成時のずれなどの影響により、画像領域とパンチ穴の位置とが重なってしまう。例えば、図10(A)は、画像と重なっていないパンチ処理が行われる例を示す。一方、図10(B)は、パンチ穴の半分以下の画像との重なりが発生した例を示し、図10(C)は、パンチ穴半分以上の画像の重なりが発生した例を示す。
以下では、後処理部20によるパンチ穴の補正範囲が、パンチ穴の半分以下の画像の重なりまでを補正範囲として説明する。図10(C)に示すように、パンチ穴の半分以上の画像の重なりが発生した場合には、図10(D)に示すような警告画面を表示して後処理を行うか否かをユーザに選択させるものとして説明する。
図11は、本実施形態に係る画像形成装置10においてパンチ処理を行う場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図11の処理は、表示操作部12(或いはプリントの場合には外部のコンピュータ)によってパンチ設定が行われて画像形成指示がなされた場合に開始するものとして説明する。
ステップ300では、制御部14が後処理部20に対してパンチ設定を行ってステップ302へ移行する。例えば、制御部14が、後処理部20にパンチ設定がなされたことを通知すると共に、パンチ位置やパンチ数を通知する。
ステップ302では、制御部14が画像形成部18の各部を制御することにより、画像形成を開始して、ステップ304へ移行する。すなわち、画像生成部16から得られた画像情報に基づく画像が用紙に形成される。
ステップ304では、制御部14が画像範囲を検出してステップ306へ移行する。画像範囲の検出は、画像読取部32によって読み取られた画像情報を制御部14が取得して、画像読取部32の読取結果に基づいて検出する。例えば、上述したように、予め定めた画像探索領域Tで、水平方向及び垂直方向に画像濃度の分布を求め、領域内の平均値を算出後、それぞれの方向で濃度分布における平均値を超える画素位置があるか否かを判断することで画像探索領域Tの画像の領域を検出する。また、画像探索領域Tを順次移動して上記を繰り返すことで画像範囲を検出する。なお、画像範囲を検出する際には、表示操作部12によって設定された設定値や、プリント指示の場合の画像情報のヘッダー情報などの画像情報に含まれる付帯情報が表す画像領域と画像読取部32の読取結果と照合してもよい。付帯情報と画像読取部32の読取結果とを照合して画像の範囲を検出することにより、より正確な画像範囲が検出される。
ステップ306では、画像範囲とパンチ予定位置とを制御部14が比較してステップ308へ移行する。パンチ予定位置は、用紙の領域に対して予め定められているので、画像領域とパンチ位置とが重なるか否かを検出する。
ステップ308では、パンチ穴と画像の重なりがあるか否かを制御部14が判定し、該判定が肯定された場合にはステップ310へ移行し、否定された場合にはステップ318へ移行する。
ステップ310では、パンチ穴と画像の重なりがパンチ穴の半分以上か制御部14が判定し、該判定が肯定された場合にはステップ312へ移行し、否定された場合にはステップ316へ移行する。
ステップ312では、制御部14が表示操作部12に予め定めた警告画面を表示してステップ314へ移行する。例えば、図10(D)に示すような警告画面を表示操作部12(或いはプリント要求元のコンピュータ)に表示する。図10(D)の例では、画像の重なりが発生していることを表す警告メッセージ、及び画像とパンチ予定位置との重なりを表すイメージ画像を表示している。さらに、図10(D)では、パンチ処理を継続させるための表示ボタン(図10(D)の「そのまま継続」)、及びパンチ無しとするための表示ボタン(図10(D)の「パンチ無しに変更」)も表示している。
ステップ314では、パンチ指示があるか否か制御部14によって判定される。該判定は、例えば、図10(D)に示す「そのまま継続」の表示ボタンが操作されたか否かを判定し、該判定が肯定された場合にはステップ316へ移行する。一方、図10(D)に示す「パンチ無しに変更」の表示ボタンが操作された場合には、判定が否定されてステップ320へ移行する。
ステップ316では、制御部14が後処理部20にパンチ位置の補正を指示することにより、後処理部20のパンチ位置を補正してステップ318へ移行する。すなわち、画像とパンチ穴の重なりが無くなるように後処理部20によってパンチの位置が補正される。
ステップ318では、後処理部20が画像形成された用紙に対してパンチ処理を行ってステップ320へ移行する。画像とパンチ位置とが重なる場合には、パンチ位置を移動してパンチ処理を行うことで画像の重なりがなくなる。但し、補正範囲を超えていてもそのままパンチ処理を行う場合(図10(D)の「そのまま継続」の表示ボタンが操作された場合)には、移動範囲内でパンチ穴の位置が補正され、画像との重なりは抑制される。
ステップ320では、後処理部20が用紙を画像形成装置10から排出して一連の処理を終了する。
(二つ折り処理)
後処理として二つ折り処理を行う場合も、用紙の収縮や用紙のロット毎のばらつき、画像形成時のずれなどの影響により、画像領域と折り目の位置とが重なってしまう。例えば、図12(A)は、画像と折り目が重なっていない例を示す。一方、図12(B)は、予め定めた値(例えば、1mm)以下の画像と折り目の重なりが発生した例を示し、図12(C)は、予め定めた値(例えば、1mm)より大きい画像と折り目の重なりが発生した例を示す。
以下では、後処理部20による折り目の位置の補正範囲が、予め定めた値(例えば、1mm)以下の画像と折り目の重なりまでを補正範囲として説明する。図12(C)に示すように、予め定めた値(例えば、1mm)以上の画像と折り目の重なりが発生した場合には、図12(D)に示すような警告画面を表示して後処理を行うか否かをユーザに選択させるものとして説明する。
図13は、本実施形態に係る画像形成装置10において二つ折り処理を行う場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図13の処理は、表示操作部12(或いはプリントの場合には外部のコンピュータ)によって二つ折り設定が行われて画像形成指示がなされた場合に開始するものとして説明する。
ステップ400では、制御部14が後処理部20に対して二つ折り設定を行ってステップ401へ移行する。例えば、制御部14が、後処理部20に二つ折り設定がなされたことを通知する。
ステップ401では、用紙の再セットがあるか否か制御部14が判定する。該判定は、例えば、着脱センサ22Cによって用紙の収容部22Aの着脱が検出されたか否かを判定する。すなわち、折り目と画像との重なりの要因となる用紙に変化があるか否かを判定し、該判定が肯定された場合にはステップ402へ移行し、否定された場合にはステップ422へ移行する。
ステップ402では、制御部14が画像形成部18の各部を制御することにより、画像形成を開始して、ステップ404へ移行する。すなわち、画像生成部16から得られた画像情報に基づく画像が用紙に形成される。
ステップ404では、制御部14が画像範囲を検出してステップ406へ移行する。画像範囲の検出は、画像読取部32によって読み取られた画像情報を制御部14が取得して、画像読取部32の読取結果に基づいて検出する。例えば、上述したように、予め定めた画像探索領域Tで、水平方向及び垂直方向に画像濃度の分布を求め、領域内の平均値を算出後、それぞれの方向で濃度分布における平均値を超える画素位置があるか否かを判断することで画像探索領域Tの画像の領域を検出する。また、画像探索領域Tを順次移動して上記を繰り返すことで画像範囲を検出する。なお、画像範囲を検出する際には、表示操作部12によって設定された設定値や、プリント指示の場合の画像情報のヘッダー情報などの画像情報に含まれる付帯情報が表す画像領域と画像読取部32の読取結果と照合してもよい。付帯情報と画像読取部32の読取結果とを照合して画像の範囲を検出することにより、より正確な画像範囲が検出される。
ステップ406では、画像範囲と折り予定位置とを制御部14が比較してステップ408へ移行する。折り予定位置は、用紙の領域に対して予め定められているので、画像領域と折り目の位置とが重なるか否かを検出する。
ステップ408では、折り目の位置と画像の重なりがあるか否かを制御部14が判定し、該判定が肯定された場合にはステップ410へ移行し、否定された場合にはステップ418へ移行する。
ステップ410では、折り目の位置と画像の重なりが予め定めた値(本実施形態では、1mm)以上か否かを制御部14が判定し、該判定が肯定された場合にはステップ412へ移行し、否定された場合にはステップ416へ移行する。
ステップ412では、制御部14が表示操作部12に予め定めた警告画面を表示してステップ414へ移行する。例えば、図12(D)に示すような警告画面を表示操作部12(或いはプリント要求元のコンピュータ)に表示する。図12(D)の例では、画像の重なりが発生していることを表す警告メッセージ、及び画像と折り予定位置との重なりを表すイメージ画像を表示している。さらに、図12(D)では、二つ折り処理を継続させるための表示ボタン(図12(D)の「そのまま継続」)、及び二つ折り無しとするための表示ボタン(図12(D)の「折り無しに変更」)も表示している。
ステップ414では、折り指示があるか否か制御部14によって判定される。該判定は、例えば、図12(D)に示す「そのまま継続」の表示ボタンが操作されたか否かを判定し、該判定が肯定された場合にはステップ416へ移行する。一方、図12(D)に示す「折り無しに変更」の表示ボタンが操作された場合には、判定が否定されてステップ420へ移行する。
ステップ416では、制御部14が後処理部20に折り目の位置の補正を指示することにより、後処理部20が折り目の位置を補正してステップ418へ移行する。すなわち、画像と折り目の重なりが無くなるように後処理部20によって折り目の位置が補正される。
ステップ418では、後処理部20が画像形成された用紙に対して二つ折り処理を行ってステップ420へ移行する。画像と折り目の位置とが重なる場合には、折り目の位置を移動して二つ折り処理を行うことで画像の重なりがなくなる。但し、補正範囲を超えていてもそのまま二つ折り処理を行う場合(図12(D)の「そのまま継続」の表示ボタンが操作された場合)には、移動範囲内で折り目の位置が補正され、画像との重なりは抑制される。
ステップ420では、後処理部20が用紙を画像形成装置10から排出して一連の処理を終了する。
一方、ステップ422では、前回の計測結果の画像と折り目の重なりが予め定めた値(本実施形態では、1mm)以上か否かを制御部14が判定する。該判定が否定された場合には上述のステップ402へ移行し、否定された場合にはステップ424へ移行する。
ステップ424では、画像の位置を補正してステップ402へ移行する。すなわち、画像情報を補正して画像の位置をずらすことにより、画像と折り目の重なりを補正する。
(観音開き折り処理)
後処理として観音開き折り処理を行う場合、画像形成部18の用紙の排出方向と、後処理部20による観音開き折り方法によっては、画像形成部18から排出される用紙に対して観音開き折り処理を行った場合に、画像が外側になってしまう場合がある。
そこで、後処理として観音開き折り処理を行う場合、片面に画像を形成して観音開き折りを行った際に図14(B)に示すように、画像が外側とならないように、後処理部20へ搬送する用紙の表裏の向きを補正する。具体的には、画像読取部32の読取結果を基に、画像が外側になってしまう場合には用紙を用紙反転路34で反転して後処理部20へ搬送することで、図14(A)に示すように、画像が内側になるように補正する。
図15は、本実施形態に係る画像形成装置10において観音開き折り処理を行う場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図15の処理は、表示操作部12(或いはプリントの場合には外部のコンピュータ)によって観音開き折り設定が行われて画像形成指示がなされた場合に開始するものとして説明する。
ステップ500では、制御部14が後処理部20に対して観音開き折り設定を行ってステップ502へ移行する。例えば、制御部14が、後処理部20に観音開き折り設定がなされたことを通知する。
ステップ502では、制御部14が片面設定であるか否かを判定する。該判定は、表示操作部12(或いはプリントの場合には外部のコンピュータ)によって片面設定が行われたか否かを判定し、該判定が肯定された場合にステップ504へ移行し、否定された場合にはステップ512へ移行する。
ステップ504では、制御部14が画像形成部18の各部を制御することにより、画像形成を開始して、ステップ506へ移行する
ステップ506では、制御部が画像範囲を検出してステップ508へ移行する。画像範囲の検出は、画像読取部32によって読み取られた画像情報を制御部14が取得して、画像読取部32の読取結果に基づいて検出する。例えば、上述したように、予め定めた画像探索領域Tで、水平方向及び垂直方向に画像濃度の分布を求め、領域内の平均値を算出後、それぞれの方向で濃度分布における平均値を超える画素位置があるか否かを判断することで画像探索領域Tの画像の領域を検出する。また、画像探索領域Tを順次移動して上記を繰り返すことで画像範囲を検出する。なお、画像範囲を検出する際には、表示操作部12によって設定された設定値や、プリント指示の場合の画像情報のヘッダー情報などの画像情報に含まれる付帯情報が表す画像領域と画像読取部32の読取結果と照合してもよい。付帯情報と画像読取部32の読取結果とを照合して画像の範囲を検出することにより、より正確な画像範囲が検出される。
ステップ508では、制御部14が観音開き折りの外側となる面に画像があるか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ510へ移行し、否定された場合にはステップ512へ移行する。
ステップ510では、制御部14が用紙搬送部24を制御することにより、用紙反転路34で用紙の表裏を反転してから後処理部20へ用紙を搬送してステップ512へ移行する。これにより、以下のステップで観音開き折り処理を行った場合に画像が外側になってしまうことが防止される。
ステップ512では、後処理部20が画像形成された用紙に対して観音開き折り処理を行ってステップ514へ移行する。
ステップ514では、後処理部20が用紙を画像形成装置10から排出して一連の処理を終了する。
なお、上記の実施形態では、二つ折り処理だけ、ステップ402、422、424で、用紙の再セットがなく、画像との重なり量が予め定めた値以上の場合に、画像の位置を補正するようにしたが、これに限るものではない。例えば、ステープル処理やパンチ処理についても同様に、用紙の再セットがなく、画像との重なり量が予め定めた値以上の場合に、画像の位置を補正するようにしてもよい。或いは、二つ折り処理のステップ402、422、424を省略してもよい。
また、上記の実施形態では、ステップ204、304、404の画像範囲の検出を常時行うようにしたが、これに限るものではない。例えば、画像範囲の検出は、用紙の入れ替え毎に行うようにしてもよい。この場合、用紙の入れ替えの検出は、例えば、着脱センサ22Cによって収容部22Aの着脱を検出したか否かによって検出してもよい。
また、上記の実施形態に係る画像形成装置10によって行われる各処理は、プログラムをコンピュータに実行させることにより行う処理例であるが、プログラムによって実行される処理の一部または全てをハードウエアで行うようにしてもよい。
また、上記の実施形態に係る画像形成装置10によって行われる処理は、プログラムとして記憶媒体に記憶して流通させるようにしてもよい。
また、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 画像形成装置
12 表示操作部
14 制御部
20 後処理部
22C 着脱センサ
24 用紙搬送部
32 画像読取部
34 用紙反転路

Claims (11)

  1. 予め定めた後処理の位置が変更可能とされ、画像形成後の記録媒体に対して前記後処理を行う後処理部と、
    画像が形成された前記記録媒体を読み取る読取部と、
    前記読取部の読取結果に基づいて、前記記録媒体に形成された画像と前記後処理との重なりがなくなる、または減少する位置関係となるよう前記後処理部を制御する制御部と、
    前記制御部による制御結果に基づいて、前記記録媒体に形成された画像に対する前記後処理の位置が前記位置関係となるように、次回の画像形成時の画像情報を補正する補正部と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 予め定めた後処理の位置が変更可能とされ、画像形成後の記録媒体に対して前記後処理を行う後処理部と、
    画像が形成された前記記録媒体を読み取る読取部と、
    前記読取部の読取結果に基づいて、前記記録媒体に形成された画像に対する前記後処理の位置が予め定めた位置関係となるよう前記後処理部を制御する制御部と、
    記録媒体の交換を表す情報を検出する検出部と、
    を備え、
    前記検出部によって前記情報を検出する毎に、前記読取部による読取りを行う画像形成装置。
  3. 予め定めた後処理の位置が変更可能とされ、画像形成後の記録媒体に対して前記後処理を行う後処理部と、
    画像が形成された前記記録媒体を読み取る読取部と、
    前記読取部の読取結果に基づいて、前記記録媒体に形成された画像に対する前記後処理の位置が予め定めた位置関係となるよう前記後処理部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記記録媒体に形成する画像を表す画像情報に含まれる付帯情報が表す画像領域と、前記読取部の読取結果とを照合することにより画像の範囲を検出し、検出した画像の範囲に対する前記後処理の位置が予め定めた位置関係となるよう前記後処理部を制御する画像形成装置。
  4. 予め定めた後処理の位置が変更可能とされ、画像形成後の記録媒体に対して前記後処理として観音開き折り処理を行う後処理部と、
    画像が形成された前記記録媒体を読み取る読取部と、
    前記読取部の読取結果に基づいて、前記記録媒体に形成された画像に対する前記後処理の位置が予め定めた位置関係となるよう前記後処理部を制御する制御部と、
    記録媒体の表裏を反転させる反転部と、
    を備え、
    前記制御部が、読取部の読取結果に基づいて、観音開き折り処理によって画像が内側になるよう前記反転部を制御してから前記後処理部を制御する画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記予め定めた位置関係として、画像と前記後処理との重なりがなくなる、または減少するよう前記後処理の位置を制御する請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部による制御結果に基づいて、前記記録媒体に形成された画像に対する前記後処理の位置が予め定めた位置関係となるように、次回の画像形成時の画像情報を補正する補正部を更に備えた請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  7. 画像と前記後処理との重なりが予め定めた閾値以上の場合に警告する警告部と、前記後処理の位置の変更の有無を選択するための操作部と、を更に備えた請求項1又は請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 記録媒体の交換を表す情報を検出する検出部を更に備え、
    前記検出部によって前記情報を検出する毎に、前記読取部による読取りを行う請求項1、請求項3、又は請求項5〜7の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記記録媒体に形成する画像を表す画像情報に含まれる付帯情報が表す画像領域と、前記読取部の読取結果とを照合することにより画像の範囲を検出し、検出した画像の範囲に対する前記後処理の位置が予め定めた位置関係となるよう前記後処理部を制御する請求項1、請求項2、又は請求項5〜8の何れか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記後処理部は、ステープル処理、パンチ処理、又は折り処理である請求項1〜9の何れか1項に記載の画像形成装置。
  11. コンピュータを、請求項1〜10の何れか1項に記載の画像形成装置の制御部として機能させるための画像形成プログラム。
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