JP6841053B2 - 画像形成装置、画像形成方法およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法およびプログラム Download PDF

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Description

この発明は、転写媒体を画像読取部で読み取った読取結果に基づいて所定の処理を行うことが可能な画像形成装置、画像形成方法およびプログラムに関する。
画像形成の分野では、用紙上に調整用画像を形成し、調整用画像を読み取った読み取り画像を解析して表裏位置の調整、画像形成位置の調整、色調整などの各種調整を行うことが可能な装置が知られている。
例えば、特許文献1では、原稿を読み取って画像データを取得し、印字位置調整用のテストパターンと前記画像データの原稿エリアとのずれ量を検出し、ずれ量に基づいて印字位置を調整することが記載されている。
また、特許文献2では、郵便物をカメラなどの撮像装置で撮像した画像から宛名領域を切り出し、この切り出した宛名領域に記載されている文字を読み取って認識し、認識した文字を記憶する装置において、読み取った画像を画像メモリーに格納した後、文字の大きさが所定の大きさよりも大きいときには文字を圧縮することや、宛名領域に存在する空白領域を検知して除外することで、その後に格納する宛名メモリーの容量を節約する技術が開示されている。
特開平6−166245公報 特開平4−86973号公報
ところで、従来の画像形成装置では、用紙に形成した調整用画像に基づいて表裏調整などの画像形成調整を行う場合、用紙の全面の画像を読み取り、画像の解析を行っている。そのため、用紙のサイズが大きくなると読み取った画像サイズが大きくなり、画像の保存・解析を行うためのメモリーサイズを大きくする必要がある。
しかし、調整などにおいては用紙の全面の範囲まで読み取ることは必要ではなく、所定の領域の読取結果が得られれば目的を達成することができるが、用紙の全面を読み込む前提であると、メモリーサイズの拡張による不要なコストアップを招いてしまうという問題がある。
本発明は上記課題を背景としてなされたものであり、用紙上の画像の読取結果を取得して所定の処理を行う際に、利用する読取結果を限定することが可能な画像形成装置、画像形成方法およびプログラムを提供することを目的とする。
すなわち、本発明の画像形成装置のうち、第1の形態は、
転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記画像形成部で画像が形成された転写媒体を画像読取部で読み取った読取結果を取得して、画像の形成位置の調整、表裏印刷位置の調整、色調整などの画像形成調整を行う機能を有し、
前記機能の実施では、前記画像読取部による前記転写媒体の読取結果を1または2以上の一部の所定領域に限定して利用することが可能であり、
前記制御部は、前記読取結果を記憶部に格納して利用し、転写媒体の全面を読み取った読取結果の画像サイズが前記記憶部に格納可能かを判定し、格納できない場合、前記記憶部に格納可能な範囲で前記所定領域を設定することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、
転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記画像形成部で画像が形成された転写媒体を画像読取部で読み取った読取結果を取得して、画像の形成位置の調整、表裏印刷位置の調整、色調整などの画像形成調整を行う機能を有し、
前記機能の実施では、前記画像読取部による前記転写媒体の読取結果を1または2以上の一部の所定領域に限定して利用することが可能であり、
前記制御部は、読み取りが行われる転写媒体のサイズと、予め設定されている第1の所定サイズとの対比結果に基づいて、前記所定領域の大きさを設定することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記第1の所定サイズは、読み取りの解像度および/または読み取りの色数に応じて異なるサイズを有することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、
転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記画像形成部で画像が形成された転写媒体を画像読取部で読み取った読取結果を取得して、画像の形成位置の調整、表裏印刷位置の調整、色調整などの画像形成調整を行う機能を有し、
前記機能の実施では、前記画像読取部による前記転写媒体の読取結果を1または2以上の一部の所定領域に限定して利用することが可能であり、
前記制御部は、転写媒体の読み取り時の搬送方向サイズと、予め設定されている第2の所定サイズとの対比結果に基づいて、新たな所定領域をさらに設定することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、新たな所定領域が、転写媒体の読み取り時の搬送方向先端側領域と、搬送方向後端側の領域に加えて両者間に設定されるものであることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、新たな所定領域における読取結果を用いて、前記転写媒体の搬送方向に対する曲がりに対する画像形成調整を行うことを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、
転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記画像形成部で画像が形成された転写媒体を画像読取部で読み取った読取結果を取得して、画像の形成位置の調整、表裏印刷位置の調整、色調整などの画像形成調整を行う機能を有し、
前記機能の実施では、前記画像読取部による前記転写媒体の読取結果を1または2以上の一部の所定領域に限定して利用することが可能であり、
前記制御部は、複数の所定領域の大きさの合計を、前記転写媒体の全面の読み取りを行った場合の全面領域の大きさと対比して前記所定領域の大きさの合計が全面領域の大きさを超える場合、転写媒体の全面を読み取った読取結果を用いて前記画像形成調整を行うことを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、前記読取結果を記憶部に格納して利用することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、転写媒体の全面を読み取った読取結果の画像サイズが前記記憶部に格納可能かを判定し、格納できない場合、前記記憶部に格納可能な範囲で前記所定領域を設定することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、読取結果を一部の所定領域に限定して利用する場合、前記画像読取部による読み取りを転写媒体の一部の領域に限定して行うように前記画像読取部に読み取りの指示を行うことを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、読取結果を一部の所定領域に限定して利用する場合、前記画像読取部による読取結果のうち、転写媒体の一部の領域に限定した読取結果を記憶部に格納して利用することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記読取結果は、転写媒体上における付加画像を読み取った結果を得るためのものであることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記所定領域は、少なくとも前記付加画像の読み取りに必要な領域を含む範囲であることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記付加画像が調整用画像であることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、転写媒体の両面に画像を形成する両面印刷機構を有し、前記調整用画像が表裏位置調整用画像であり、前記画像形成調整が表裏位置調整であることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記所定領域に、転写媒体の読み取り時の搬送方向先端側の領域と、搬送方向後端側の領域と、を含むことを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の発明において、前記制御部は、前記画像形成調整として、画質調整を行うことを特徴とする。
本発明の画像形成方法のうち、第1の形態は、転写媒体を画像読取部で読み取った画像読取結果を取得して、画像の形成位置の調整、表裏印刷位置の調整、色調整などの画像形成調整を行う画像形成方法であって、
前記画像読取部による前記転写媒体の読取結果を1または2以上の一部の所定領域に限定して利用することが可能であり、
読み取りが行われる転写媒体のサイズと、予め設定されている第1の所定サイズとの対比結果に基づいて、前記所定領域の大きさを設定することを特徴とする。
本発明のプログラムの発明は、画像形成装置を制御するコンピュータで実行されるプログラムであって、
画像が形成された転写媒体を画像読取部で読み取った読取結果を取得する取得ステップと、
前記読取結果に基づいて、画像の形成位置の調整、表裏印刷位置の調整、色調整などの画像形成調整を行う処理ステップと、を有し、
前記処理ステップでは、画像読取部による前記転写媒体の読取結果を1または2以上の一部の所定領域に限定して利用することを可能であり、
読み取りが行われる転写媒体のサイズと、予め設定されている第1の所定サイズとの対比するステップと、
対比結果に基づいて、前記所定領域の大きさを設定するステップと、を有することを特徴とするプログラム。
本発明によれば、転写媒体上の画像の読取結果を取得して所定の処理を行う際に、利用する読取結果を限定して所定の処理を行うことを可能にする。
本発明の一実施形態の画像形成装置の機械的概略を示す図である。 同じく、ラインセンサの構成を示す図である。 同じく、実施形態の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。 表裏印字位置の調整を行う一般的な手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態において、表裏印字位置の調整用画像を読み取る際に、用紙サイズに応じて画像読取部による読み取り領域を変更する場合を説明するための図である。 同じく、用紙サイズに応じて画像読取部による読み取り領域を変更する際の手順を示すフローチャートである。 同じく、読み取り画像が解析用メモリーに収納可能かどうかに応じて読み取り領域を変更する手順を示すフローチャートである。 同じく、調整に必要な部分を読み取った読取画像の合計サイズに応じて読み取り領域を変更する手順を示すフローチャートである。 同じく、画質調整を行う場合であって、用紙サイズに応じて読み取り領域を変更する際の手順を示すフローチャートである。
本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の画像形成装置1の機械的概略を示す図である。
画像形成装置1は、装置本体10と読取装置20とを備えている。読取装置20は装置本体10の後段に接続され、装置本体10と読取装置20との間では用紙の搬送および通信が可能となっており、装置本体10で用紙に対して画像形成が行われ、画像が形成された用紙は読取装置20へ搬送され、読取装置20において用紙上の画像の読み取りが行われる。
なお、本実施形態では、画像形成装置1は装置本体10と読取装置20とによって構成されているが、本発明の画像形成装置の構成はこれに限定されず、読取装置を含まず、装置本体10のみで画像形成装置10が構成されていてもよく、他の装置がさらに接続されているものであってもよい。例えば、装置本体10の前段に大容量の給紙装置が接続されていてもよく、読取装置20の後段に後処理装置が接続されていてもよい。なお、画像形成装置外に読取装置を有する場合、画像形成装置に読取装置が機械的にオンラインとなっているもののほか、機械的にオフラインとなっているものであってもよい。機械的なオフラインにおいては、画像形成装置と読取装置とを電気的に接続することができる。
装置本体10は、筐体の上部に入力部106を有している。入力部106はタッチパネルを有するLCDを有しており、ユーザーによる操作入力の受付および情報の表示が可能となっており、表示部と入力部とが一体になっている。なお、表示部と入力部とを別体にするものであってもよい。
装置本体10の筺体の内部には、画像形成部109、搬送ローラ209、用紙トレイ210、反転部211、搬送路215、反転搬送路215Aを有している。
装置本体10の筺体下部には、用紙トレイ210が備えられている。用紙トレイ210には用紙が収納されている。用紙は、本発明の転写媒体に相当する。なお、本発明としては転写媒体の材質は紙に限定されず、布やプラスチックからなるものでもよい。また、図示してはいないが、長尺な用紙などを筺体外からの手差しトレイによって供給可能とするものであってもよい。
用紙トレイ210には前記した搬送路215が接続されており、給紙トレイから供給される用紙は、搬送ローラ209によって搬送路215に沿って搬送される。
装置本体10の搬送路215の途中には、画像形成部109が備えられている。
画像形成部109は、各色用(この形態では、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の感光体208、転写ローラ206、中間転写ベルト207、定着器205を有しており、各感光体208の周囲には、図示しない、帯電器、LD、現像部が備えられている。
中間転写ベルト207は各色用の転写ローラ206に接触可能に配置されており、搬送路215を挟んで、中間転写ベルト207の対向位置に転写ローラ206が配置されている。定着器205は転写ローラ206の下流側に位置している。
画像形成部109では、ジョブのデータや付加画像用のデータなどに基づいてLDによって各色の感光体208に潜像が形成され、図示しない現像器によってトナー像が形成される。感光体208に形成されたトナー像は中間転写ベルト207に転写され、中間転写ベルト207上の画像は、転写ローラ206によって搬送路215上を搬送される用紙に転写される。用紙に転写された画像は、定着器205による加圧や熱により用紙に定着される。
搬送路215は、読取装置20の搬送路228に接続されている。
搬送路215からは、定着器205の下流側で反転搬送路215Aが分岐している。分岐した反転搬送路215Aは反転部211を含んでおり、反転搬送路215Aは、画像形成部109の上流側で搬送路215と合流している。
用紙の片面に画像を形成する場合は、用紙は反転部211および反転搬送路215Aに送られることなく下流側の読取装置20へ搬送される。
用紙の両面に画像を形成する場合は、用紙の片面への画像形成後に、用紙を反転搬送路215Aに送ってさらに反転部211へと搬送し、反転部211に送られた用紙の後端側を先端に変えて反転搬送路215Aの下流側に搬送する。用紙は、用紙の表裏が反転された状態で搬送路215に環流し、画像形成部109において用紙の裏面側に画像が形成される。上記構成により本発明の用紙反転機構が構成されている。
次に、読取装置20について説明する。
読取装置20は、上流側で搬送路215に接続された搬送路228を有しており、搬送路228の下流側は外部の排紙トレイや他の装置などへ接続される。
読取装置20では、搬送路228に沿って、搬送路下面側に、ラインセンサ202、対向板203が配置され、搬送路上面側に、ラインセンサ202に対向する位置に対向板204が配置され、対向板203に対向する位置にラインセンサ201が配置されている。
ラインセンサ201、ラインセンサ202はCCDセンサ等によって構成することができ、用紙上の画像の読みとりを行うことができる。ラインセンサ201は用紙の上面の画像を読み取り、ラインセンサ202は用紙の下面の画像を読み取る。ラインセンサ201、202は、少なくとも用紙の幅内で用紙の読み取りを行うことができる幅方向長さを有している。ラインセンサ201、202は、本発明の画像読取部に相当する。
次に、ラインセンサ201、202の構成について、ラインセンサ201を基にして図2を参照しつつ説明する。
ラインセンサ201は、ケース227の内部に、CD223と、ミラー224と、ランプ225と、透明な防塵ガラス226と、を有している。ラインセンサ201は搬送路228の上面側および搬送される用紙の上方に位置している。搬送路228には、用紙の先端を検知する用紙検知センサ229が設けられている。
用紙の読み取り時には、用紙検知センサ229によって用紙の先端が検知されると、直ちにまたは所定の時間を置いて、ランプ225を点灯する。点灯によってランプ225から光が出力される。出力光は搬送路228を通過する用紙で反射された後、防塵ガラス226を通過し、さらにミラー224で反射されてCCD223で受光される。CCD223では読取結果を装置本体10に送信する。防塵ガラス226は、搬送経路228からからケース227に紙粉などが進入して読み取り精度が低下するのを防ぐ。
対向板203は、用紙の下面側に位置して回転可能になっており、異なる回転面に校正面221と背景面222とを有している。通常の読み取り時には、背景面22をラインセンサに向けている。ラインセンサ201のゲイン調整、シェーディング補正などの調整時には、対向板203を回転させ、校正面221をラインセンサに向けて、搬送路228に用紙がない状態でラインセンサ201から光を出力する。ラインセンサ201では、校正面221で反射された光をCCD223で受光して調整を行う。
ラインセンサ201、対向板203によって用紙の上面の読み取りが可能となっている。
ラインセンサ202、対向板204は、ラインセンサ201、対向板203を、搬送路228を挟んで反転した側にあり、ラインセンサ、対向板はそれぞれ同一の構成を有している。ラインセンサ201、202は搬送方向において位置がずれており、ラインセンサ202、対向板204によって用紙の下面の画像の読取が可能となっている。
なお、本実施形態の画像形成装置1はラインセンサを2つ供え、用紙の上面および下面を同時に読み取り可能になっているが、一つのみのラインセンサを有する構成としてもよい。その場合、用紙の反転機構を読取装置20内に設け、一つのラインセンサで用紙の両面の画像の読取を可能とするものであってもよい。
なお、画像読取部は、ラインセンサに限定されるものではなく、測色計などの構成を有するものであってもよい。
次に、画像形成装置1の機能ブロックについて図3を参照して説明する。
画像形成装置1は、ラインセンサ制御部101、入力部106、画像調整部107、印刷制御部108、画像形成部109、用紙搬送部110、ラインセンサ201、202、対向板203、204を有している。
印刷制御部108は、ラインセンサ制御部101、入力部106、画像調整部107、画像形成部109、用紙搬送部110に接続されており、ラインセンサ制御部101は、ラインセンサ201、202、対向板203、204に接続されている。
印刷制御部108は、CPUとROMやRAM、不揮発メモリーなどの記憶部によって構成されている。ROMにはCPUで実行されるプログラムなどが格納され、不揮発メモリーには、画像形成装置の動作パラメータや、表裏位置調整や画質調整を実施するための制御パラメータ、第1の所定サイズ、第2の所定サイズの値や、後述する読み取り位置変更を判定するための各種閾値などが読み書き可能に格納されている。
また、印刷制御部100では、読取結果を一時的に保存し、調整のための解析を行うためのメモリーを備えている。保存・解析用のメモリーは、本発明の記憶部に相当し、RAMで構成することができる。
印刷制御部108には、画像形成部109が制御可能に接続されている。印刷制御部108では、記憶部から画像データを読み出し、画像形成部109を制御することにより、用紙に画像を形成し、必要に応じて画像位置調整などを行うことができる。
さらに印刷制御部108には、画像調整部107が接続されている。画像調整部107は、ラインセンサ201、202で読み取った画像の読取結果に基づいて画像形成の調整を行うことができる。画像調整部107は、CPUや、ROMやRAMなどによって構成されている。
印刷制御部108には、用紙搬送部110が接続されている。用紙搬送部110は給紙トレイ210から給紙された用紙を搬送する。用紙搬送部110には、搬送経路215、反転搬送経路215Aおよび搬送経路228、搬送ローラ209などによって構成されている。
印刷制御部108には、ラインセンサ制御部101が接続されている。ラインセンサ制御部101は、ラインセンサ201、202、および対向板203、204に接続されている。ラインセンサ制御部101は、ラインセンサ201、202および対向板203、204の動作を制御して用紙の読み取りを行い、読み取りによって取得した画像データや検知結果を読取結果として受信して取得する。また、ラインセンサ201、202の校正の制御も可能である。
印刷制御部108では、用紙の読み取りに際し、転写媒体全面に対し、一部の所定領域に限定して読み取りを行うようにラインセンサ制御部101を介してラインセンサ201、202に指示を行うことができる。また、この指示とともに、またはこの指示の他に、ラインセンサ201、202で読み取った画像データのうち、一部の所定領域について取得し、画質調整部107のメモリーに送出することができる。いずれにしても、印刷制御部108では、画像読取部による前記転写媒体の読取結果を1または2以上の一部の所定領域に限定して利用する。
印刷制御部108は、本発明の制御部として機能し、その構成におけるハードウェアは、本発明のプログラムが実行されるコンピュータに相当する。
また、読取装置において、例えば上記したようなラインセンサ制御部101で前記転写媒体の読取結果を1または2以上の一部の所定領域に限定して利用可能にするものであってもよく、その場合、画像形成装置外の読取装置で同様の制御を行ってもよい。その場合、ラインセンサ制御部などで実行されるプログラムは、ラインセンサ制御部のハードウェアにおけるコンピュータで実行される。
さらに、印刷制御部108には、入力部106が制御可能に接続されている。入力部106では、各種設定の受付が可能である。
次に、画像形成装置1における用紙の読み取りについて説明する。
画像形成装置1では、用紙に調整用画像などの付加画像を印刷し、この調整用画像を読み取って解析を行うことにより、画像の形成位置の調整や表裏印刷位置の調整、色調整などの画像形成調整を行うことができる。調整用画像には、表裏位置調整用や断裁位置表示用のトンボや、色調整用の画質調整用チャートなどが挙げられる。
また、付加画像は、画像形成装置の画像形成部に印刷する他に、既に付加画像が印刷された用紙を給紙トレイに収容して給紙・搬送をして画像読み取りを行うことも可能である。
また、用紙の読み取りでは、用紙に形成されている付加画像の読み込みの他に、通常画像の一部読み取りや用紙の輪郭などを画像として取得するものであってもよい。
図4は、表裏印字位置調整を行う一般的な手順を示すフローチャートである。
手順を開始すると、調整条件を取得する(ステップs1)。調整条件は予め設定されているものであり、ユーザーが入力部106を通じて設定可能としてもよい。調整条件は特定のものに限定されるものではないが、例えば、片寄り調整、倍率調整などが挙げられる。
調整条件取得後、位置調整チャートを用紙の両面に出力し(ステップs2)、出力した位置調整チャートを画像読取部で読み取り(ステップs3)、トンボの位置を検出する(ステップs4)。トンボの位置の検出では、トンボと用紙先端との距離を算出することで判定することができる。その後、検出したトンボの位置に基づいて表裏の印刷位置のずれを検知し、ずれを補正するための補正値を算出し(ステップs5)、補正値を画像形成条件として設定し(ステップs6)、手順を終了する。
なお、画像形成装置に画像読取部を含まない場合、画像読取部に読み取り指示を行うか、画像読取部からの読取結果の取得を待機する。
次に、読み取り領域の設定を行う動作について説明する。
表裏印刷位置の調整を行う場合、従来は、用紙の全面の読み取りを行い、取得した読取結果を解析して補正値の算出を行っていた。しかし、長尺用紙などのサイズの大きい用紙を用いる場合、読み取った画像サイズが大きくなり、保存・解析するためのメモリーサイズを容量の大きなもので構成する必要がある。
そこで、本実施形態では、調整用のチャートを読み取る際に用紙サイズが所定サイズよりも大きい場合には、全面よりも小さい所定領域で、かつ、調整を実施するために必要な画像を含む領域で読み取りを行うものとする。上記所定サイズは本発明の第1の所定サイズに相当する。
表裏印刷位置の調整を行う場合には、例えば、位置調整チャートであるトンボが存在する先端・後端部分のみを読み取り、トンボの位置を検出し、表裏位置の補正処理を実施することができる。なお、用紙のサイズは、ジョブの設定情報における用紙サイズから取得してもよく、用紙検知センサなどにより実測した値を用いてもよい。トンボは、本発明の位置合わせ画像に相当する。
図5は、用紙のサイズが所定サイズよりも大きい場合に読み取り領域を変更するための図である。
図中左図は、比較的サイズ(搬送方向長さ)が小さい例であり、右図は、比較的サイズ(搬送方向長さ)が大きい例を示している。
この例では、用紙の前後における余白領域S1と用紙の左右における余白領域S2を用紙端から10mmの位置の範囲に設定し、余白領域Sの縁部が交わる用紙の四隅において形成されたトンボを読み取って用紙端とトンボとの距離を検知し、表裏の検知位置に基づいて表裏の印刷位置を比較することで、表裏ずれを算出している。
用紙のサイズが第1の所定サイズよりも大きい場合、左図に示すように、トンボの測定位置である四隅の領域Rを含む領域として、用紙の先端領域Fおよび後端領域Bを所定領域として読み取りを行う。先端領域Fおよび後端領域Bは用紙の端部を含んでいる。先端領域Fおよび後端領域Bの読み取りにおいては、用紙の先端および後端のみの読み取りを行うようにしてもよく、用紙全体の読み取りを行ってから用紙の先端および後端以外の部分を除外してもよい。その後、測定を用紙の反対の面でも行い、用紙端とトンボとの距離に基づいてトンボの位置を検出し、表裏のトンボの位置に基づいて表裏印刷位置の調整を行う。
なお、第1の所定サイズとしては、表裏位置調整のために画像を保存・解析するメモリーに格納可能なサイズとすることができる。用紙サイズが第1の所定サイズよりも大きいと、記憶部に用紙全体の画像を保存するには容量が不足し、解析を行うことができなくなる可能性がある。このため、先端領域Fおよび後端領域Bのみについて画像読取結果を取得して表裏位置調整を実施する。また、用紙全体を読み取った画像データを記憶部に格納可能であっても、所定の領域に限って画像読取結果を取得することで作業時間を短くすることができる効率のよい処理が可能になる。
また、画像読取部の読み取りの設定情報に基づいて、第1所定サイズを変更するようにしてもよい。読み取り画像データのサイズは読み取りを行う解像度や読み取りがカラーかモノクロか、色の数がいくつかなどに影響を受けるため、例えば、読み取りの解像度や、読み取りがカラーかモノクロかなどに応じて異なる所定サイズが設定されているものであってもよい。
また、長尺用紙のような長い用紙を用いる場合、用紙が途中から曲がってしまう可能性があり、先端領域の読み取りと後端領域の読み取りのみではトンボ位置の適正な解析を行うことができない可能性がある。
そこで、そのようなケースを救うために、用紙のサイズが第2の所定サイズよりも大きい場合には、用紙の先端および後端以外に、その間の新たな領域で読み取りを行うことで、用紙の曲がり状態を把握し、トンボの位置判定を校正することができる。新たな領域は、先端領域と後端領域の中間位置とすることが望ましいが、本発明としてはこれに限定されない。
右図は、用紙のサイズが第2所定サイズよりも大きくて、用紙が途中で曲がってしまうおそれがあるため、用紙の中間部分の中間領域Mの読み取りを行って、用紙の輪郭画像を取得することができる。これにより、先端領域、中間領域、後端領域の読取結果によって用紙の曲がりを検知して、トンボ位置の検出精度を高めることが可能となる。
第2所定サイズは用紙の面積としてもよいが、用紙の搬送方向の長さや、用紙の搬送方向長さと交差方向長さとの比とすることで、用紙の曲がり補正を適切に実施することができる。
なお、この例では、用紙の中間領域の一箇所のみの読み取りを行っているが、本発明としては読み取る領域の範囲および数については限定されず、さらに複数の部分で読み取りを行うようにしてもよい。
上記手順を図6のフローチャートに基づいて説明する。
表裏位置調整を開始すると、調整条件を取得し(ステップs11)、用紙の両面に位置調整チャートを出力する(ステップs12)。そして、用紙のサイズが第1所定サイズ以上かを判定する(ステップs13)。第1所定サイズとしては、用紙の面積や用紙の搬送方向長さなどが挙げられる。なお、用紙サイズは、実際の読み取りサイズでも判断可能であるが、ユーザーが認識しやすい用紙サイズを使用するようにしてもよい。
用紙サイズが第1所定サイズ以上である場合(ステップs13、Yes)、用紙の先端領域の読み取りを行う(ステップs14)。その後、用紙のサイズが第2所定サイズ以上であるかを判定する(ステップs15)。第2所定サイズとしては、例えば用紙の搬送方向長さが挙げられる。なお、用紙のサイズが第1所定サイズ以上でない場合(ステップs13、No)、用紙全面を読み取り(ステップs18)、トンボ位置の検出(ステップs17)に移行する。
用紙のサイズが第2所定サイズ以上である場合(ステップs15、Yes)、中間領域の読み取りを行う(ステップs16)。用紙のサイズが第2所定サイズ以上でない場合(ステップs15、No)、中間領域の読み取りは行わず、後端領域の読み取りを行うステップs17に移行する。
中間領域の読み取り(ステップs16)後、用紙の後端領域の読み取りを行う(ステップs17)。
後端領域の読み取り(ステップs17)後、読取結果に基づいてトンボの位置を検出する(ステップs19)。トンボ位置に基づいて表裏位置の調整のための補正値を算出し(ステップs20)、算出した補正値を設定し(ステップs21)、手順を終了する。
なお、位置調整チャートの読み取り画像の取得する際には、用紙の端から調整用画像の位置までを測定するために、用紙サイズ+αの領域が必要となることを踏まえ、位置調整チャート読み取り画像サイズは、出力する用紙サイズから+αを考慮して算出する。以下も同様である。
上記した形態では、用紙のサイズが第1の所定サイズより大きい場合に読み取り領域を変更したが、読み取り後の画像サイズが、解析用メモリーに格納可能なサイズであるかによって変更可否を決定するようにしてもよい。
図7は、上記動作の手順を示すフローチャートである。
動作を開始すると、調整条件を取得し(ステップs31)、その後、位置調整チャート読み取り画像のサイズを算出する(ステップs32)。この際の位置調整チャート読み取り画像は、用紙の全面を読み取った際の領域と、用紙サイズの端縁から+αの範囲とを考慮して算出する。
次に、用紙に位置調整チャートを出力し(ステップs33)、ステップs32で算出した位置調整チャートの読み取り画像のサイズに基づいて、読み取り画像が解析用メモリーに格納可能であるかを判定する(ステップs34)。
読み取り画像が解析用メモリーに格納可能でない場合(ステップ34、No)、先端領域の読み取りを行う(ステップs35)。その後、用紙が第2所定サイズ以上であるかを判定する(ステップs36)。用紙が第2所定サイズ以上である場合(ステップs36、Yes)、中間領域の読み取りを行い(ステップs37)、用紙の後端領域の読み取りを行う(ステップs38)。用紙のサイズが第2所定サイズ以上でない場合(ステップs36、No)、用紙の中間領域の読み取りは行わず、用紙の後端領域の読み取りを行う(ステップs38)。
一方、読み取り画像が解析用メモリーに格納可能である場合(ステップs34、Yes)、用紙の全面の画像を読みとる(ステップs39)。
ステップs38またはステップs39の後に、読み取り画像を解析してトンボ位置を検出し(ステップs40)、表裏位置調整用の補正値を算出する(ステップs41)。算出した補正値を設定し(ステップs42)、手順を終了する。
なお、図7のフローチャートでは、ステップ33で用紙に位置調整チャートを形成した後に、ステップs34読み取り画像が解析用メモリーに格納可能かどうかを判定しているが、本発明としては判定のタイミングはこの時期に限定されるものではなく、チャート出力の前に判定を行うようにしてもよい。他の形態でも同様である。
用紙の全面の読み取りを行わずに調整に必要な部分のみの読み取りを行っても、読み取り後の画像サイズの合計が用紙全面を読み取った場合の画像サイズ以上となる場合がある。そのような場合は、用紙全面を読み取る制御に切り替えることで、読取結果の画像サイズを小さくすることができる。
図8は、上記動作の手順を示すフローチャートである。
動作を開始すると、調整条件を取得し(ステップs51)、位置調整チャート読み取り画像のサイズを算出する(ステップs52)。位置調整チャート読み取り画像としては、用紙の全面を読み取った場合の読み取り画像のサイズと、調整に必要な部分のみを読み取った場合の画像サイズとをそれぞれ算出する。調整に必要な部分のみを読み取る場合の読み取り画像サイズの合計は、先端・後端の領域の合計、または先端・中間・後端の領域の合計を指している。
次に、調整に必要な部分のみを読み取り後の画像サイズの合計が、用紙全面を読み取った場合の画像サイズ以上かを判定する(ステップs54)。調整に必要な部分のみ読み取り後の画像サイズの合計が、用紙全面を読み取ったサイズ以上でない場合(ステップs54、No)、先端領域の読み取りを行う(ステップs55)。その後、用紙が第2所定サイズ以上であるかを判定する(ステップs56)。用紙が第2所定サイズ以上である場合(ステップs56、Yes)、中間領域を読み取り(ステップs57)、さらに用紙の後端領域の読み取りを行う(ステップs58)。用紙のサイズが第2所定サイズ以上でない場合(ステップs56、No)、用紙の中間領域の読み取りは行わずに、用紙の後端領域の読み取りを行う(ステップs58)。
一方、調整に必要な部分のみ読み取り後の画像サイズの合計が、用紙全面を読み取ったサイズ以上である場合(ステップs54、Yes)、用紙の全面の画像を読みとる(ステップs59)。読取領域を限定した場合の方が用紙全面の画像を読み取る画像データ以上であれば、読取領域を限定して利用する必要はなく、用紙全面の画像データを用いれば十分である。
ステップs58またはステップs59を終えると、読み取り画像を解析してトンボ位置を検出し(ステップs60)、表裏位置調整用の補正値を算出する(ステップs61)。算出した補正値を設定し(ステップs62)、手順を終了する。
なお、上記実施形態では、表裏位置調整の際に用紙の先端および後端の読み取りを行っているが、本発明としては読み取りの位置はこれに限定されず、例えば、用紙の四隅のみの読み取りを行うようにしてもよい。
上記各実施形態では、表裏位置調整を行う場合の読み取り領域の変更動作について説明したが、本発明としては、画像形成調整が表裏位置調整に限定されるものではなく、用紙上の読取結果に基づいて行う調整であれば所望の調整項目とすることができる。
例えば、画像形成として画質調整を行う場合、画質調整用の階調補正用チャートなどを印字し、階調補正用チャートが含まれる領域の読み取りを行うようにする。
上記動作を図9のフローチャートに基づいて説明する。なお、色調整チャートは用紙の側部に形成されており、調整には用紙の側端領域の読取が必要であるとする。
動作を開始すると、調整条件を取得し(ステップs71)、用紙の両面に画質調整チャートを出力する(ステップs72)。そして、用紙のサイズが第1所定サイズ以上かを判定する(ステップs73)。第1所定サイズとしては、用紙の面積や各辺の長さが挙げられる。
用紙サイズが第1所定サイズ以上である場合(ステップs73、Yes)、画質調整チャートが存在する領域である、用紙の側端領域などの読み取りを行う(ステップs74)。
読取領域が用紙の央部に存在するものであってもよい。
一方、ステップs73において、用紙のサイズが第1所定サイズ以上でない場合(ステップs73、No)、用紙の全面の読み取りを行う(ステップs75)。
ステップs74またはステップs75を終えると、読み取った画質調整チャートの解析を行い(ステップs76)、補正値を算出する(ステップs77)。次いで、算出した補正値を設定し(ステップs78)、手順を終了する。
なお、画質調整チャートにおいても読取結果が記憶部に格納可能であるかによって、図所定領域の範囲を設定するなどしてもよい。
以上、本発明について上記実施形態および添付図面に基づいて説明したが、本発明の範囲は上記実施形態の説明の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りは上記実施形態に対する適宜の変更が可能である。
1 画像形成装置
10 装置本体
20 読取装置
101 ラインセンサ制御部
107 画質調整部
108 印刷制御部
109 画像形成部
110 用紙搬送部
201 ラインセンサ
202 ラインセンサ

Claims (19)

  1. 転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記画像形成部で画像が形成された転写媒体を画像読取部で読み取った読取結果を取得して、画像の形成位置の調整、表裏印刷位置の調整、色調整などの画像形成調整を行う機能を有し、
    前記機能の実施では、前記画像読取部による前記転写媒体の読取結果を1または2以上の一部の所定領域に限定して利用することが可能であり、
    前記制御部は、前記読取結果を記憶部に格納して利用し、転写媒体の全面を読み取った読取結果の画像サイズが前記記憶部に格納可能かを判定し、格納できない場合、前記記憶部に格納可能な範囲で前記所定領域を設定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記画像形成部で画像が形成された転写媒体を画像読取部で読み取った読取結果を取得して、画像の形成位置の調整、表裏印刷位置の調整、色調整などの画像形成調整を行う機能を有し、
    前記機能の実施では、前記画像読取部による前記転写媒体の読取結果を1または2以上の一部の所定領域に限定して利用することが可能であり、
    前記制御部は、読み取りが行われる転写媒体のサイズと、予め設定されている第1の所定サイズとの対比結果に基づいて、前記所定領域の大きさを設定することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記第1の所定サイズは、読み取りの解像度および/または読み取りの色数に応じて異なるサイズを有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記画像形成部で画像が形成された転写媒体を画像読取部で読み取った読取結果を取得して、画像の形成位置の調整、表裏印刷位置の調整、色調整などの画像形成調整を行う機能を有し、
    前記機能の実施では、前記画像読取部による前記転写媒体の読取結果を1または2以上の一部の所定領域に限定して利用することが可能であり、
    前記制御部は、転写媒体の読み取り時の搬送方向サイズと、予め設定されている第2の所定サイズとの対比結果に基づいて、新たな所定領域をさらに設定することを特徴とする画像形成装置。
  5. 新たな所定領域が、転写媒体の読み取り時の搬送方向先端側領域と、搬送方向後端側の領域に加えて両者間に設定されるものであることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、新たな所定領域における読取結果を用いて、前記転写媒体の搬送方向に対する曲がりに対する画像形成調整を行うことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記画像形成部で画像が形成された転写媒体を画像読取部で読み取った読取結果を取得して、画像の形成位置の調整、表裏印刷位置の調整、色調整などの画像形成調整を行う機能を有し、
    前記機能の実施では、前記画像読取部による前記転写媒体の読取結果を1または2以上の一部の所定領域に限定して利用することが可能であり、
    前記制御部は、複数の所定領域の大きさの合計を、前記転写媒体の全面の読み取りを行った場合の全面領域の大きさと対比して前記所定領域の大きさの合計が全面領域の大きさを超える場合、転写媒体の全面を読み取った読取結果を用いて前記画像形成調整を行うことを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記読取結果を記憶部に格納して利用することを特徴とする請求項2〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、転写媒体の全面を読み取った読取結果の画像サイズが前記記憶部に格納可能かを判定し、格納できない場合、前記記憶部に格納可能な範囲で前記所定領域を設定することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、読取結果を一部の所定領域に限定して利用する場合、前記画像読取部による読み取りを転写媒体の一部の領域に限定して行うように前記画像読取部に読み取りの指示を行うことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、読取結果を一部の所定領域に限定して利用する場合、前記画像読取部による読取結果のうち、転写媒体の一部の領域に限定した読取結果を記憶部に格納して利用することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記読取結果は、転写媒体上における付加画像を読み取った結果を得るためのものであることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記所定領域は、少なくとも前記付加画像の読み取りに必要な領域を含む範囲であることを特徴とする請求項12記載の画像形成装置。
  14. 前記付加画像が調整用画像であることを特徴とする請求項12または13に記載の画像形成装置。
  15. 転写媒体の両面に画像を形成する両面印刷機構を有し、
    前記調整用画像が表裏位置調整用画像であり、前記画像形成調整が表裏位置調整であることを特徴とする請求項14記載の画像形成装置。
  16. 前記所定領域に、転写媒体の読み取り時の搬送方向先端側の領域と、搬送方向後端側の領域と、を含むことを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  17. 前記制御部は、前記画像形成調整として、画質調整を行うことを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  18. 転写媒体を画像読取部で読み取った画像読取結果を取得して、画像の形成位置の調整、表裏印刷位置の調整、色調整などの画像形成調整を行う画像形成方法であって、
    前記画像読取部による前記転写媒体の読取結果を1または2以上の一部の所定領域に限定して利用することが可能であり、
    読み取りが行われる転写媒体のサイズと、予め設定されている第1の所定サイズとの対比結果に基づいて、前記所定領域の大きさを設定することを特徴とする画像形成方法。
  19. 画像形成装置を制御するコンピュータで実行されるプログラムであって、
    画像が形成された転写媒体を画像読取部で読み取った読取結果を取得する取得ステップと、
    前記読取結果に基づいて、画像の形成位置の調整、表裏印刷位置の調整、色調整などの画像形成調整を行う処理ステップと、を有し、
    前記処理ステップでは、画像読取部による前記転写媒体の読取結果を1または2以上の一部の所定領域に限定して利用することを可能であり、
    読み取りが行われる転写媒体のサイズと、予め設定されている第1の所定サイズとの対比するステップと、
    対比結果に基づいて、前記所定領域の大きさを設定するステップと、を有することを特徴とするプログラム。
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