JP6481266B2 - 商品販売データ処理システムおよび商品販売データ処理方法 - Google Patents

商品販売データ処理システムおよび商品販売データ処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、商品販売データ処理システムおよび商品販売データ処理方法に関する。
大画面ハンディ端末を、店員に使用させるオーダー端末と、顧客に使用させるセルフオーダー端末とに使い分けることができる、店員用及び顧客用兼用注文端末が知られている(例えば、特許文献1参照)。この店員用及び顧客用兼用注文端末は、制御用プログラムを切り替えるための切替スイッチを備え、この切替スイッチの操作に応じて、店員用注文端末として使用する場合と、顧客用注文端末として使用する場合とで、制御用プログラムを切り替える。
特開2007−299130号公報
しかしながら、このような兼用端末では、店員の使用によって顧客が使用できなくなる場合があるという課題あった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、店員の使用によって顧客が携帯端末を使用できなくならないようにする技術を提供することを目的とする。
[1]上記の課題を解決するため、本発明の一態様である商品販売データ処理システムは、顧客および従業者を識別する識別情報を取得する識別情報取得部を備え、携帯端末と、前記携帯端末を管理する管理装置と、を含み、従業者よりも顧客を優先して前記携帯端末を使用させるように制御可能な商品販売データ処理システムであって、前記携帯端末は、前記識別情報取得部が取得した前記識別情報に基づいて、商品登録機能を実現可能な顧客用のプログラム、または、商品登録機能と業務管理機能とを実現可能な従業者用のプログラムの何れかを実行可能な実行を備え、前記管理装置は、前記携帯端末の使用の許否を判定する判定部と、使用されていない前記携帯端末の数量を計数する計数部とを備え、 前記計数部によって計数された数量が第1の閾値未満であり、且つ前記識別情報取得部によって取得された前記識別情報が従業者を識別する情報である場合、前記判定部は、前記使用されていない前記携帯端末の前記従業者用のプログラムによる使用を許可しないように判定する。
]上記[]記載の商品販売データ処理システムにおいて、前記管理装置は、記従業者用のプログラムを実行している前記携帯端末に情報を通知する通知部を備え、前記通知部は、前記計数部によって計数された数量が前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値未満である場合、前記従業者用のプログラムを実行している前記携帯端末に情報を通知するようにしてもよい。
]上記の課題を解決するため、本発明の一態様である商品販売データ処理方法は、顧客および従業者を識別する識別情報を取得する識別情報取得部を備え、複数の携帯端末と前記複数の携帯端末を管理する管理装置とを含み、従業者よりも顧客を優先して前記携帯端末を使用させるように制御可能な商品販売データ処理システムにおける、商品販売データ処理方法であって、前記携帯端末が、前記識別情報取得部が取得した前記識別情報に基づいて、商品登録機能を実現可能な顧客用のプログラム、または、商品登録機能と業務管理機能とを実現可能な従業者用のプログラムの何れかを実行する実行ステップと、前記管理装置が、夫々の前記携帯端末の使用の許否を判定する判定ステップと、前記管理装置が、使用されていない前記携帯端末の数量を計数する計数ステップと、を備え、前記計数ステップによって計数された数量が第1の閾値未満であり、且つ前記識別情報取得部によって取得された前記識別情報が従業者を識別する情報である場合、前記判定ステップは、前記使用されていない前記携帯端末の前記従業者用のプログラムによる使用を許可しないように判定する。
本発明によれば、店員の使用によって顧客が携帯端末を使用できなくならないようにすることができる。
本発明の一実施形態である商品販売データ処理システムの、概略の全体構成の例を示す図である。 収納装置の外観の斜視図である。 携帯端末の表面の外観を示す図である。 精算クレードルの概略の外観の斜視図である。 携帯端末の電気的な構成の例を示すブロック図である。 収納装置の電気的な構成の例を示すブロック図である。 制御装置の判定部が記憶する持ち出し条件情報テーブルのデータ構成の例を示す図である。 携帯端末が記憶するPOSレジ・クレードル対応テーブルのデータ構成の例を示す図である。 制御装置が表示部に表示させるガイド情報画面の例を示す図である。 制御装置が表示部に表示させる、顧客に利用させる携帯端末を指定する画面の例である。 携帯端末が表示部に表示させる、顧客に利用させる携帯端末を指定する画面の例である。 携帯端末が表示部に表示させる、各種業務処理のタイトルを表示する従業者用メニュー画面の例である。 収納装置の処理手順の例を示すフローチャートである。 待機クレードルに搭載された携帯端末が選択された場合の処理手順の例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態である商品販売データ処理システムの、概略の全体構成の例を示す図である。図1に示すように、商品販売データ処理システム1は、収納装置5と、POSレジスタ50−1〜50−3と、精算クレードル60−1〜60−3と、携帯端末10−1〜10−5と、ストアコントローラ70と、ネットワーク80とを含む。
以下の説明において、携帯端末10−1〜10−5を区別しないで記載する場合、携帯端末10と記載することがある。また、POSレジスタ50−1〜50−3を区別しないで記載する場合、POSレジスタ50と記載することがある。また、精算クレードル60−1〜60−3を区別しないで記載する場合、精算クレードル60と記載することがある。
収納装置5と、POSレジスタ50−1〜50−3と、ストアコントローラ70とは、ネットワーク80を介して接続される。ネットワーク80は、例えば、インターネットプロトコル(Internet Protocol;IP)により通信可能なコンピュータネットワークである。例えば、ネットワーク80は、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network;LAN)を含む。
収納装置5は、複数の携帯端末10を収納し、各携帯端末10が具備する充電式電池を充電する装置である。例えば、収納装置5は、店舗の販売フロアの入口付近に設置される。図1に示すように、収納装置5は、待機クレードル20−1〜20−n(nは2以上の整数)と、カードリーダ30と、制御装置40と、を含む。制御装置40は、ネットワーク80に接続される。カードリーダ30は、制御装置40に接続される。なお、カードリーダ30は、ネットワーク80を介して制御装置40に接続されてもよい。
以下の説明において、待機クレードル20−1〜20−nを区別しないで記載する場合、待機クレードル20と記載することがある。
例えば、POSレジスタ50−1の付近には、精算クレードル60−1が設置される。また、POSレジスタ50−2の付近には、精算クレードル60−2が設置される。また、POSレジスタ50−3の付近には、精算クレードル60−3が設置される。
図1は、携帯端末10−1が精算クレードル60−1に接続され、携帯端末10−2,10−3,10−5が待機クレードル20に接続され、携帯端末10−4がいずれのクレードルにも接続されていない様子を示している。
なお、図1において、POSレジスタ50および精算クレードル60の台数はそれぞれ3台、携帯端末10の台数は5台としたが、これらの台数は、図1の例に限定されず複数であればよい。
待機クレードル20は、携帯端末10を載置するホルダを有する拡張機器である。以下の説明において、携帯端末10が待機クレードル20のホルダに載置され、電気的に接続されることを、待機クレードル20に搭載されると記載する場合がある。待機クレードル20は、制御装置40の制御により、当該待機クレードル20に搭載された携帯端末10をロックする固定部を備える。つまり、収納装置5は、収納された携帯端末10の取り出しを禁止する固定部を備える。固定部のロック機構は、携帯端末10に掛止する部材により実現してもよいし、ソレノイドにより実現してもよい。固定部は、当該待機クレードル20に搭載された携帯端末10から解除要求信号を受信すると、取り出しの禁止すなわちロックを解除する。ロックが解除された携帯端末10は、ユーザ(顧客または従業者)によって使用可能となる。クレードルが固定部を備えることにより、使用が許可されていない携帯端末10が待機クレードル20から持ち出されることを防止することができる。また、携帯端末10の盗難を防ぐことができる。
待機クレードル20は、携帯端末10の端末側接触端子(ポート)と接触させるためのホルダ側接触端子を備える。待機クレードル20に携帯端末10が搭載され、携帯端末10の端末側接触端子がホルダ側接触端子に接触した状態で、制御装置40と携帯端末10とは通信を行うことができ、また、携帯端末10の充電式電池には、直流の電源電力が供給される。
カードリーダ30は、顧客および従業者(例えば、店舗の従業員等、顧客以外の者)が有するカードに記録された識別情報を読み取る読取装置である。例えば、カードは、顧客の場合は会員カード、従業者の場合は従業者カードである。識別情報は、顧客および従業者を識別する情報を含む。なお、識別情報は、個人を特定する情報を含んでもよいし、顧客と従業者とを区別する情報を含んでもよい。また、識別情報は、従業者の権限(プログラムの利用権限)を指定する情報を含んでもよい。カードリーダ30は、読み取った識別情報を制御装置40に供給する。本実施形態において、カードは磁気記録カードであり、カードリーダ30はスライド式のスリット(読取部)を有する磁気カードリーダである。なお、例えば、カードを、識別情報のバーコードまたは二次元コードが印刷されたカードとし、カードリーダ30をバーコードリーダまたは二次元コードリーダにより実現してもよい。また、例えば、カードを非接触型ICカードとし、カードリーダ30を近距離無線通信(Near Field Communication;NFC)カードリーダにより実現してもよい。
制御装置40は、機能構成として、識別情報取得部と、計数部と、判定部と、通知部と、表示部とを備える。
識別情報取得部は、カードリーダ30から識別情報を取得する。計数部は、待機クレードル20−1〜20−nに収納されている携帯端末10の数量(収納数)を計数する。計数部は、待機クレードル20に搭載された携帯端末10と無線通信したことに応じて、携帯端末10の数量を計数する。判定部は、待機クレードル20−1〜20−nに収納された携帯端末10の待機状態または所定の条件に応じて、携帯端末10の使用を許可するか否かを判定して1個の携帯端末10を選択し、この携帯端末10に使用の許可を与える。
判定部の詳細について説明する。例えば、判定部は、次の三つの待機状態または条件のうちいずれかに応じて、待機クレードル20−1〜20−nに収納された携帯端末10の中から1個の携帯端末10に対して使用の許可を与える。具体的に、判定部は、充電式電池の充電率が最も高い携帯端末10に対して使用の許可を与える。充電式電池の充電率が最も高い携帯端末10が複数ある場合は、これら複数の携帯端末10のうち、待機クレードル20に搭載した時刻が最も古い携帯端末10(最も長時間、待機クレードル20に搭載されている携帯端末10)に対して使用の許可を与える。搭載時刻が最も古い携帯端末10が複数ある場合は、これら複数の携帯端末10のうち、携帯端末番号(例えば、シリアル番号)が最も小さい携帯端末10に対して使用の許可を与える。判定部は、待機状態および条件の情報として、携帯端末10の携帯端末番号と、充電率と、搭載時刻とを対応付けた持ち出し条件情報のデータテーブルを記憶し管理する。
ここで、計数部が計数した数量が下限数量である第1の閾値(例えば、待機クレードル20−1〜20−nの全収納数の10%)未満であり、且つ識別情報取得部が取得した識別情報が従業者を識別する情報である場合、判定部は、携帯端末10の従業者用のプログラムによる使用を許可しないようにしてもよい。
これにより、待機クレードル20−1〜20−nに収納された携帯端末10が一定数を下回った場合に、従業者による携帯端末10の使用を禁止する。よって、携帯端末10の残数が少なくなった場合は、従業者よりも顧客を優先して、携帯端末10を使用させることができる。
通知部は、計数部が計数した数量が警告数量である第2の閾値(例えば、待機クレードル20−1〜20−nの全収納数の5%)未満である場合、従業者用のプログラムを実行中の携帯端末10に所定の情報を通知してもよい。例えば、この情報は、待機クレードル20−1〜20−nに収納された携帯端末10の数量が警告数量未満となったことを示す内容の情報や、持ち出している携帯端末10を待機クレードル20に戻すよう促す内容の情報である。
これにより、待機クレードル20−1〜20−nに収納された携帯端末10の残数が少なくなった場合に、従業者が使用している携帯端末10に、その携帯端末10を待機クレードル20に戻すよう催促することができる。
表示部は、携帯端末10の持ち出し方法を示すガイド情報を表示する。
携帯端末10は、顧客および従業者が使用する携帯無線通信端末である。携帯端末10は、制御装置40の識別情報取得部が取得した識別情報に基づいて、顧客用のプログラムまたは従業者用のプログラムいずれかを選択し、制御装置40の判定部が使用を許可した場合にのみ、選択したプログラムを実行する。顧客用のプログラムは、顧客が買上げる商品(買上げ商品)を登録する処理を実行するためのプログラムである。従業者用のプログラムは、携帯端末10のメンテナンス処理、または店舗の業務処理を実行するためのプログラムである。
詳細に、携帯端末10は、その機能構成として、プログラム記憶部と、プログラム選択部と、プログラム実行部とを備える。プログラム記憶部は、顧客用のプログラムおよび従業者用のプログラムを記憶する。例えば、プログラム記憶部は、複数種類の顧客用のプログラムを記憶する。例えば、これら複数種類の顧客用のプログラムは、言語別、フォントの大きさ別に分かれている。また、例えば、プログラム記憶部は、複数種類の従業者用のプログラムを記憶する。例えば、複数種類の従業者用のプログラムは、スキャンチェックプログラム、値引き処理プログラム、発注処理プログラムを含む。スキャンチェックプログラムは、携帯端末10に商品のバーコードをスキャンさせ、読み取ったバーコード情報に基づいて、後述する商品マスタ情報から当該商品の商品情報が正しく読み出されることを確認するためのプログラムである。値引き処理プログラムは、売価を、値下げした価格に改定する処理を行うためのプログラムである。発注処理プログラムは、商品の発注処理を行うためのプログラムである。これら複数種類の従業者用のプログラムは、従業者の権限に応じて使用区分が決まる。例えば、スキャンチェックプログラムは、従業者全員が実行する権限を有するプログラムである。一方、例えば、発注処理プログラムは、一定の権限を有した従業者(管理監督者)のみが実行する権限を有するプログラムである。
プログラム選択部は、識別情報取得部が取得した識別情報に基づいて、顧客用のプログラムまたは従業者用のプログラムを選択する。例えば、プログラム選択部は、識別情報に基づいて、記憶部に記憶された、複数種類の顧客用のプログラム、および複数種類の従業者用のプログラムの中から、一つまたは複数のプログラムを選択する。
制御装置40の判定部が当該携帯端末10の使用を許可すると判定した場合、プログラム実行部は、プログラム選択部が選択したプログラムを実行する。
また、携帯端末10は、POSレジ・クレードル対応テーブルを記憶する。POSレジ・クレードル対応テーブルは、商品販売データ処理システム1における、POSレジスタ50と精算クレードル60との組を表すデータテーブルである。図1を例とすれば、POSレジ・クレードル対応テーブルは、POSレジスタ50−1のPOSレジ識別情報と、精算クレードル60−1のクレードル識別情報とを対応付けて含む。また、POSレジ・クレードル対応テーブルは、POSレジスタ50−2のPOSレジ識別情報と、精算クレードル60−2のクレードル識別情報とを対応付けて含む。また、POSレジ・クレードル対応テーブルは、POSレジスタ50−3のPOSレジ識別情報と、精算クレードル60−3のクレードル識別情報とを対応付けて含む。
顧客用のプログラムを実行する携帯端末10は、操作者である顧客によるバーコードのスキャン操作およびキー操作にしたがって、買上げ商品を登録する。具体的に、例えば、携帯端末10は、買上げ商品のバーコードをスキャン(第1のスキャン)すると、バーコードから商品コードを読み取る。続いて、携帯端末10は、バーコードをスキャン(第2のスキャン)すると、第1のスキャンに対応する商品コードと1個を示す個数情報とを含む買上げ商品情報を、携帯端末10の端末識別情報とともにストアコントローラ70に送信する。または、第1のスキャンの後、数の入力を示すキー操作が行われると、携帯端末10は、その数を個数情報とし、第1のスキャンに対応する商品コードとその個数情報とを含む買上げ商品情報を、携帯端末10の端末識別情報とともにストアコントローラ70に送信する。また、携帯端末10は、買上げ商品情報を受信したストアコントローラ70が送信する商品情報(商品コードに対応する商品名、価格等の情報を含む。)を受信し記憶する。
ストアコントローラ70は、商品マスタ情報を格納し管理する。商品マスタ情報は、店舗が扱う全ての商品についての商品情報(例えば、商品コード、商品名、単価、値下げ価格等の情報を含む。)を含むデータテーブルである。また、ストアコントローラ70は、携帯端末10から送信される端末識別情報および買上げ商品情報を受信し、この買上げ商品情報を、端末識別情報ごと、つまり携帯端末10ごとに記憶する。また、ストアコントローラ70は、買上げ商品情報における商品コードに対応する商品情報を商品マスタ情報から取得し、この商品情報を携帯端末10に送信する。また、ストアコントローラ70は、携帯端末10から送信される端末識別情報およびPOSレジ識別情報を受信すると、端末識別情報に対応付けられて記憶された商品情報を読み出し、この商品情報を、POSレジ識別情報が示すPOSレジスタ50に送信する。
精算クレードル60は、買上げ商品の登録を行った携帯端末10が精算時に載置されるクレードルである。例えば、精算クレードル60は、待機クレードル20と同様の構成である。精算クレードル60は、クレードル識別情報を記憶する。図1に示すように、携帯端末10−1が精算クレードル60−1に搭載されると、携帯端末10−1は、精算クレードル60−1からクレードル識別情報を読み込む。次に、携帯端末10−1は、クレードル識別情報をキーとして、自端末に記憶したPOSレジ・クレードル対応テーブルからPOSレジスタ50−1のPOSレジ識別情報を取得する。次に、携帯端末10−1は、自端末の端末識別情報およびPOSレジ識別情報を、上位システムであるストアコントローラ70に送信する(精算処理)。
なお、POSレジ・クレードル対応テーブルは、ストアコントローラ70、制御装置40、または他のサーバ装置のいずれかに記憶させてもよい。この場合、携帯端末10−1は、POSレジ・クレードル対応テーブルが記憶された装置にアクセスして、POSレジ・クレードル対応テーブルを参照する。
POSレジスタ50は、会計処理を実行する会計処理装置である。例えば、POSレジスタ50は、会計処理部と、表示部と、自動釣銭釣札機とを備える。会計処理部は、ストアコントローラ70から送信される商品情報を受信し、この商品情報に基づいて買上げ商品点数、買上げ合計金額等を含む会計情報を生成する。次に、会計処理部は、会計情報を表示部に表示させ、自動釣銭釣札機に貨幣が投入された場合には、釣銭排出等の処理を実行する。
図2は、収納装置5の外観の斜視図である。図2に示すように、例えば、収納装置5は、収納スペースを4段設けたラック6に、一収納スペースあたり6個の待機クレードル20を配設する。すなわち、図2の収納装置5は、24個の待機クレードル20を備える。また、収納装置5は、カードリーダ30と制御装置40とを、ラック6の正面に設ける。
図3は、携帯端末10の表面の外観を示す図である。図3に示すように、携帯端末10は、発光部101と、表示部102と、操作部103とを備える。
発光部101は、携帯端末10の状態を表す。例えば、発光部101は、発光ダイオード(Light Emitting Diode;LED)である。例えば、携帯端末10は、充電式電池が充電中である間は、発光部101を赤色に発光させる。また、例えば、携帯端末10は、充電式電池の充電が完了すると、発光部101を緑色に発光させる。また、例えば、判定部により携帯端末10が選択されると、当該携帯端末10は、発光部101を緑色で点滅させる。
表示部102は、携帯端末10が顧客用のプログラムまたは従業者用のプログラムを実行することにより、各種表示情報を表示する。例えば、表示部102は、液晶表示装置により実現される。
操作部103は、上矢印キー1031と、下矢印キー1032と、左矢印キー1033と、右矢印キー1034と、決定キー1035とを備える。上矢印キー1031は、表示部102の表示画面をページアップまたはスクロールアップするために用いられる。下矢印キー1031は、表示部102の表示画面をページダウンまたはスクロールダウンするために用いられる。左矢印キー1033は、表示部102に表示されている数字の値を減少させるために用いられる。右矢印キー1034は、表示部102に表示されている数字の値を増加させるために用いられる。決定キー1035は、スキャナ部114によるバーコードスキャンを行うために用いられる。
また、操作部103は、数字キー(「0」〜「9」)を備える。携帯端末10が顧客用のプログラムを実行中、数字キーは、買上げ商品の数量を入力するために用いられる。この場合、数字キーが押下された後、決定キーが押下された時点で、携帯端末10は、数量の値を取り込む。また、操作部103は、ファンクションキー(「F1」〜「F4」)を備える。ファンクションキーは、例えば、入力を訂正するための訂正キーとして使用される。
図4は、精算クレードル60の概略の外観の斜視図である。図4に示すように、精算クレードル60は、台61にホルダ62を接合させて構成される。なお、台61およびホルダ62は、一体として形成されてもよい。図4には図示していないが、ホルダ62の底部にはホルダ側接触端子が設けられている。また、図4には図示していないが、精算クレードル60は、搭載された携帯端末10をロックする(取り出しを禁止する)固定部を備える。
なお、待機クレードル20も、図4の精算クレードル60と同様の構成である。
図5は、携帯端末10の電気的な構成の例を示すブロック図である。図5において、図3と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。図5に示すように、携帯端末10は、CPU(Central Processing Unit;中央処理装置)111と、ROM(Read Only Memory)112と、RAM(Random Access Memory)113と、スキャナ部114と、通信部115と、ブザー116と、電源制御部117と、充電式電池118と、発光部101と、表示部102と、操作部103とを備える。
CPU111と、ROM112と、RAM113と、スキャナ部114と、通信部115と、ブザー116と、電源制御部117と、発光部101と、表示部102と、操作部103とは、信号線およびバスを介して接続される。充電式電池118は、電源制御部117に接続さる。携帯端末10がクレードルから離脱して動作する場合、充電式電池118は、各部に電源を供給する。
ROM112は、プログラム記憶部である。CPU111は、ROM112に記憶された顧客用のプログラムまたは従業者用のプログラムを読み込んで実行することにより、商品登録機能または業務管理機能を実現する。CPU111は、プログラム選択部およびプログラム実行部の機能を実現する。RAM113は、例えば、ストアコントローラ70から読み込んだ商品情報(商品コード、商品名、単価、値引額等の情報)を記憶する。また、RAM113は、POSレジ・クレードル対応テーブルを記憶する。スキャナ部114は、商品に付随するバーコードを読み取り、バーコード情報(例えば、商品コード)を取得する。通信部115は、ストアコントローラ70や他のネットワーク機器と通信する通信インターフェースである。ブザー116は、CPU111が顧客用のプログラムまたは従業者用のプログラムを実行することによって警告を発すべき状態となった場合に、ブザー音である警告音を出力する。電源制御部117は、充電式電池118の充電容量(例えば、充電率)を検知する。また、電源制御部117は、クレードルを介して得た電源電力を充電式電池118に供給することによって充電式電池118を充電させる。
図6は、収納装置5の電気的な構成の例を示すブロック図である。図6において、図1と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。図6に示すように、収納装置5は、CPU31と、ROM32と、RAM33と、表示部34と、操作部35と、カードリーダ30と、待機クレードル20とを備える。
CPU31と、ROM32と、RAM33と、表示部34と、操作部35と、カードリーダ30と、待機クレードル20とは、信号線およびバスを介して接続される。例えば、CPU31と、ROM32と、RAM33と、表示部34と、操作部35とは、制御装置40に含まれる。
CPU31は、ROM32に記憶された制御プログラムを読み込んで実行することにより、携帯端末管理機能を実現する。CPU31は、識別情報取得部と、計数部と、判定部と、通知部との機能を実現する。RAM33は、例えば、持ち出し条件情報テーブルおよびガイド情報を記憶する。表示部34は、ガイド情報を表示する。例えば、表示部34は、液晶表示パネルにより実現される。操作部35は、例えば、タッチパネルである。なお、収納装置5は、操作部35を含まなくてもよい。
次に、商品販売データ処理システム1で用いられるデータのデータ構成について説明する。
図7は、制御装置40の判定部が記憶する持ち出し条件情報テーブルのデータ構成の例を示す図である。図7に示すように、持ち出し条件情報テーブルは、待機クレードル20−1〜20−nそれぞれの持ち出し条件情報を含む。例えば、持ち出し条件情報は、クレードル番号と、携帯端末番号と、充電率と、搭載時刻とを含む。クレードル番号は、待機クレードル20の識別番号である。携帯端末番号は、クレードル番号が示す待機クレードル20に搭載された携帯端末10の識別番号である。充電率は、その携帯端末10の充電式電池118の充電率を表す情報である。搭載時刻は、その携帯端末10が待機クレードル20に搭載されたときの時刻を表す情報である。判定部は、計時して得られる現在時刻と搭載時刻との差分を計算することにより、携帯端末10の待機クレードル20への連続搭載時間を得ることができる。
図7の持ち出し条件情報テーブルには、クレードル番号が“1”である待機クレードル20に、携帯端末番号が“1823937”である携帯端末10が搭載され、この携帯端末10の充電率が“95%”であり、その携帯端末10が待機クレードル20に搭載された時刻が“2014.05.15_14:30”(2014年5月15日14時30分)であることを示す持ち出し条件情報が含まれている。また、この持ち出し条件情報テーブルには、クレードル番号が“2”である待機クレードル20に、携帯端末番号が“2025302”である携帯端末10が搭載され、この携帯端末10の充電率が“82%”であり、その携帯端末10が待機クレードル20に搭載された時刻が“2014.05.15_15:12”(2014年5月15日15時12分)であることを示す持ち出し条件情報が含まれている。
図8は、携帯端末10が記憶するPOSレジ・クレードル対応テーブルのデータ構成の例を示す図である。図8に示すように、POSレジ・クレードル対応テーブルは、POSレジスタ50のPOSレジ識別情報と、精算クレードル60のクレードル識別情報とを対応付けて含む。図8のPOSレジ・クレードル対応テーブルには、POSレジ識別情報“100”とクレードル識別情報“A”とが対応付けられて含まれている。また、このPOSレジ・クレードル対応テーブルには、POSレジ識別情報“101”とクレードル識別情報“B”とが対応付けられて含まれている。
次に、商品販売データ処理システム1における表示の例について説明する。
図9は、制御装置40が表示部34に表示させるガイド情報画面の例を示す図である。例えば、制御装置40は、図9(a)〜図9(d)の各ガイド情報画面を、数秒おきに切り替えて繰り返し表示部34に表示させる。図10(a)は、磁気記録カードをカードリーダ30(磁気カードリーダ)に通すことを顧客に促すガイド情報画面の例である。図9(b)は、バーコードが印刷されたカードをカードリーダ30(バーコードリーダ)にかざすことを顧客に促すガイド情報画面の例である。図9(c)は、制御装置40が持ち出し可能な携帯端末10を選択した場合に、その携帯端末10に対応する待機クレードル20を示す番号を表示部34に表示させることを案内するガイド情報画面の例である。図9(d)は、その番号の待機クレードル20に搭載された携帯端末10を持ち出すことを顧客に促すガイド情報画面の例である。
図10は、制御装置40が表示部34に表示させる、顧客に利用させる携帯端末10を指定する画面の例である。判定部は、持ち出し条件情報テーブルに基づき1台の携帯端末10を選択して使用の許可を与えると、その携帯端末10が搭載された待機クレードル20の番号(例えば、7番)を、図10のように表示部34に表示させる。
図11は、携帯端末10が表示部102に表示させる、顧客に利用させる携帯端末10を指定する画面の例である。判定部は、表示部34に図10の表示をさせると、その携帯端末10が搭載された待機クレードル20の番号(例えば、7番)を、図11のように表示部102に表示させる。
図12は、携帯端末10が表示部102に表示させる、各種業務処理のタイトルを表示する従業者用メニュー画面の例である。プログラム選択部が識別情報に基づいて従業者用のプログラムを選択すると、プログラム実行部は、図12に例示する従業者用メニュー画面を表示部102に表示させる。携帯端末10は、識別情報に基づく従業者の権限に応じて、従業者用メニュー画面の選択可能なタイトルを決定する。例えば、「1 スキャンチェック」は、全ての従業者によって選択可能である。また、例えば、「4 値引き処理」は、特定の権限を有した従業者(管理監督者)によってのみ選択可能である。
次に、本実施形態である商品販売データ処理システム1の動作について説明する。
図13は、収納装置5の処理手順の例を示すフローチャートである。
ステップS1において、カードリーダ30は、スライド式のスリットに通されたカードに記録された識別情報を読み取ると(ステップS1:YES)、その識別情報を制御装置40に供給する。次に、識別情報取得部は、識別情報を取得すると、この識別情報を判定部に供給してステップS2の処理に移行する。
ステップS2において、判定部は、RAM33に記憶された持ち出し条件情報テーブルを読み込む。
次に、ステップS3において、判定部は、持ち出し条件情報テーブルに基づいて、待機クレードル20−1〜20−nに収納された携帯端末10の中から1個の携帯端末10を選択し、この携帯端末10に、使用の許可を示す許可信号を無線により送信する。
次に、ステップS4において、判定部は、使用を許可すると判定した携帯端末10に対して、携帯端末10のロックを解除することを示す解除要求信号を無線により送信する。そして、解除要求信号を受信した携帯端末10は、この携帯端末10を搭載した待機クレードル20の固定部に解除要求信号を送信する。そして、固定部は、携帯端末10から解除要求信号を受信すると、当該携帯端末10のロックを解除する。
図14は、待機クレードル20に搭載された携帯端末10が選択された場合の処理手順の例を示すフローチャートである。
ステップS21において、携帯端末10は、制御装置40の判定部から許可信号を受信するまで待機している(ステップS21:NO)。携帯端末10は、判定部から許可信号を受信すると、ステップS22の処理に移行する。
ステップS22において、携帯端末10のプログラム選択部は、制御装置40の識別情報取得部が取得した識別情報に基づいて、顧客用のプログラムまたは従業者用のプログラムを選択し、このプログラムをROM112からロードする。
次に、ステップS23において、プログラム実行部は、プログラム選択部が選択したプログラムの実行を開始する。
次に、ステップS24において、携帯端末10は、当該携帯端末10が搭載された待機クレードル20の番号を、図11のように表示部102に表示させ、発光部101を点滅させる。
次に、ステップS25において、携帯端末10は、制御装置40の判定部から送信された解除要求信号を受信すると、当該携帯端末10を搭載した待機クレードル20の固定部に解除要求信号を送信してロックを解除させる。
以上詳述したように、本実施形態である商品販売データ処理システム1は、携帯端末10を含む。商品販売データ処理システム1は、顧客および従業者を識別する識別情報を取得する識別情報取得部を備える。携帯端末10は、識別情報取得部が取得した識別情報に基づいて、顧客用のプログラムまたは従業者用のプログラムを選択して実行する制御部を備える。
この構成により、取得した顧客および従業者を識別する識別情報に基づいて、顧客用のプログラムまたは従業者用のプログラムが選択される。また、この構成により、携帯端末10は、選択されたプログラムを実行する。したがって、本実施形態によれば、携帯端末10にプログラムを切り替えるための切替スイッチを設ける必要がない。
なお、商品販売データ処理システム1は、携帯端末10を収納する収納装置5、を更に備えてもよい。収納装置5は、携帯端末10の待機状態または所定の条件に応じて、携帯端末10の使用を許可する判定部と、収納された携帯端末10の取り出しを禁止する固定部と、を備えてもよい。この固定部は、判定部が使用を許可すると判定した携帯端末10に対応する禁止を解除するようにしてもよい。
この構成により、携帯端末10の待機状態(例えば、充電式電池118の充電率やクレードルへの連続搭載時間)または条件(例えば、携帯端末10の携帯端末番号の昇順)に応じて、携帯端末10の使用の可否が判定される。また、待機状態が良好(例えば、充電率が高い等)な携帯端末10について、従業者用または顧客用のプログラムを確実に切り替えて利用させることができる。固定部を備えることにより、使用が許可されていない携帯端末10が持ち出されること(例えば、盗難等)を防止することができる。
なお、本実施形態では、顧客用のプログラムおよび従業者用のプログラムは、携帯端末10のROM112に記憶されているものとした。これ以外にも、例えば、顧客用のプログラムおよび従業者用のプログラムをストアコントローラ70、またはネットワーク80に接続された他のサーバ装置に記憶させておき、使用を許可された携帯端末10が識別情報に基づいて選択されたプログラムをダウンロードして実行するようにしてもよい。
また、本実施形態では、顧客用のプログラムを実行する携帯端末10は、買上げ商品の登録ごとに、買上げ商品情報をストアコントローラ70に送信し、ストアコントローラ70に、買上げ商品情報を携帯端末10ごとに記憶させるようにした。これ以外に、例えば、携帯端末10は、買上げ商品情報をストアコントローラ70に送信せずに当該携帯端末10のRAM113に記憶させ、精算クレードル60に搭載されたときに、RAM113に記憶された一取引分の買上げ商品情報をPOSレジスタ50に転送するようにしてもよい。
また、携帯端末10は、ストアコントローラ70から商品マスタ情報を定期的に、または、更新されるたびにダウンロードしてRAM113に記憶させてもよい。これにより、携帯端末10は、買上げ商品情報における商品コードに対応する商品情報をRAM113から取得することができる。
また、本実施形態では、POSレジスタ50と精算クレードル60との関係を一対一(1:1)としたが、例えば、POSレジスタ50と精算クレードル60との関係を多対一(N:1,Nは複数の整数)としてもよい。この場合、携帯端末10が精算クレードル60に搭載されると、携帯端末10は、精算クレードル60からクレードル識別情報を読み込む。次に、携帯端末10は、自端末の端末識別情報およびクレードル識別情報を上位システムであるストアコントローラ70に送信する(精算処理)。ストアコントローラ70は、使用可能なPOSレジスタ50を選択し、そのPOSレジスタ50を指定する番号情報を携帯端末10に送信する。携帯端末10は、受信した番号情報を表示部102に表示させ、顧客にその番号情報が示すPOSレジスタ50を利用するよう促す。
また、精算クレードル60は、必ずしもPOSレジスタ50の近傍に設けられる必要はなくPOSレジスタ50から離間していてもよい。また、待機クレードル20が精算クレードル60の機能を併せもってもよい。この場合、POSレジスタ50のPOSレジ識別情報を収納装置5の表示部34に表示させる。これによって、顧客は、どのPOSレジスタ50を利用すべきか知ることができる。
また、制御装置40と携帯端末10との通信を、有線により行ってもよい。この場合、例えば、制御装置40と携帯端末10とは、この携帯端末10が搭載された待機クレードル20を介して通信してもよい。
また、上述した実施形態である制御装置40の一部の機能をコンピュータで実現してもよい。この場合、その機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませて、このコンピュータシステムが実行することにより、当該機能を実現してもよい。なお、このコンピュータシステムとは、オペレーティングシステム(Operating System;OS)や周辺装置のハードウェアを含むものである。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、光ディスク、メモリカード等の可搬型記録媒体、コンピュータシステムに備えられる磁気ハードディスクやソリッドステートドライブ等の記憶装置のことをいう。さらに、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、インターネット等のコンピュータネットワーク、および電話回線や携帯電話網を介してプログラムを送信する場合の通信回線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、さらには、その場合のサーバ装置やクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持するものを含んでもよい。また上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせにより実現するものであってもよい。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はその実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
以下に付記を開示する。
[付記1]
一態様である商品販売データ処理システムは、携帯端末を含む商品販売データ処理システムであって、顧客および従業者を識別する識別情報を取得する識別情報取得部、を備え、前記携帯端末は、前記識別情報取得部が取得した前記識別情報に基づいて、顧客用のプログラムまたは従業者用のプログラムを選択して実行する制御部、を備える。
[付記2]
上記[付記1]記載の商品販売データ処理システムにおいて、前記携帯端末を収納する収納装置、を更に備え、前記収納装置は、前記携帯端末の待機状態または所定の条件に応じて、前記携帯端末の使用を許可する判定部と、収納された携帯端末の取り出しを禁止する固定部と、を備え、前記固定部は、前記判定部が使用を許可すると判定した携帯端末に対応する禁止を解除する。
[付記3]
上記[付記2]記載の商品販売データ処理システムにおいて、前記収納装置は、収納されている携帯端末の数量を計数する計数部、を更に備え、前記計数部が計数した数量が第1の閾値未満であり、且つ前記識別情報取得部が取得した前記識別情報が従業者を識別する情報である場合、前記判定部は、携帯端末の前記従業者用のプログラムによる使用を許可しない。
[付記4]
上記[付記3]記載の商品販売データ処理システムにおいて、前記収納装置は、前記計数部が計数した数量が第2の閾値未満である場合、前記従業者用のプログラムを実行している携帯端末に情報を通知する通知部、を更に備える。
[付記5]
一態様である商品販売データ処理方法は、複数の携帯端末と前記複数の携帯端末を収納する収納装置とを含む商品販売データ処理システムにおける商品販売データ処理方法であって、前記収納装置は、顧客および従業者を識別する識別情報を取得する識別情報取得ステップと、前記携帯端末の使用を許可するか否かを判定する判定ステップと、を有し、前記複数の携帯端末それぞれは、前記識別情報取得ステップにおいて取得した前記識別情報に基づいて、買上げ商品を登録する処理を実行するための顧客用のプログラム、または所定の処理を実行するための従業者用のプログラムを選択するプログラム選択ステップと、前記判定ステップにおいて当該携帯端末の使用を許可すると判定した場合、前記プログラム選択ステップにおいて選択したプログラムを実行するプログラム実行ステップと、を有する。
付記6
一態様である商品販売データ処理システムは、携帯端末を含む商品販売データ処理システムであって、顧客および従業者を識別する識別情報を取得する識別情報取得部、を備え、前記携帯端末は、前記識別情報取得部が取得した前記識別情報に基づいて、顧客用のプログラムまたは従業者用のプログラムの何れかを実行可能な実行部、を備え、前記従業者用のプログラムは、商品登録機能に加えて業務管理機能を実現可能である。
付記7
上記[付記6]記載の商品販売データ処理システムにおいて、前記携帯端末を管理する管理装置、を更に備え、前記管理装置は、前記携帯端末の使用の許否を判定する判定部、を備える。
付記8
上記[付記7]記載の商品販売データ処理システムにおいて、前記管理装置は、使用されていない前記携帯端末の数量を計数する計数部、を更に備え、前記計数部が計数した数量が第1の閾値未満であり、且つ前記識別情報取得部が取得した前記識別情報が従業者を識別する情報である場合、前記判定部は、前記使用されていない前記携帯端末の前記従業者用のプログラムによる使用を許可しない。
付記9
上記[付記8]記載の商品販売データ処理システムにおいて、前記管理装置は、前記計数部が計数した数量が第2の閾値未満である場合、前記従業者用のプログラムを実行している前記携帯端末に情報を通知する通知部、を更に備える。
付記10
一態様である商品販売データ処理方法は、複数の携帯端末と前記複数の携帯端末を管理する管理装置とを含む商品販売データ処理システムにおける商品販売データ処理方法であって、前記管理装置が、顧客および従業者を識別する識別情報を取得する識別情報取得ステップと、前記管理装置が、夫々の前記携帯端末の使用の許否を判定する判定ステップと、夫々の前記携帯端末が、前記識別情報取得ステップにおいて取得した前記識別情報に基づいて、顧客用のプログラムまたは従業者用のプログラムの何れかを実行可能なプログラム実行ステップと、を有し、前記従業者用のプログラムは、商品登録機能に加えて業務管理機能を実現可能である。
1…商品販売データ処理システム、5…収納装置、10−1〜10−5…携帯端末、20…待機クレードル、30…カードリーダ、40…制御装置、50−1〜50−3…POSレジスタ、60−1〜60−3…精算クレードル、70…ストアコントローラ、80…ネットワーク

Claims (3)

  1. 顧客および従業者を識別する識別情報を取得する識別情報取得部を備え、携帯端末と、前記携帯端末を管理する管理装置と、を含み、従業者よりも顧客を優先して前記携帯端末を使用させるように制御可能な商品販売データ処理システムであって、
    前記携帯端末は、
    前記識別情報取得部が取得した前記識別情報に基づいて、商品登録機能を実現可能な顧客用のプログラム、または、商品登録機能と業務管理機能とを実現可能な従業者用のプログラムの何れかを実行可能な実行
    を備え、
    前記管理装置は、
    前記携帯端末の使用の許否を判定する判定部と、
    使用されていない前記携帯端末の数量を計数する計数部と
    を備え、
    前記計数部によって計数された数量が第1の閾値未満であり、且つ前記識別情報取得部によって取得された前記識別情報が従業者を識別する情報である場合、前記判定部は、前記使用されていない前記携帯端末の前記従業者用のプログラムによる使用を許可しないように判定することを特徴とする商品販売データ処理システム。
  2. 前記管理装置は、
    記従業者用のプログラムを実行している前記携帯端末に情報を通知する通知部を
    備え、
    前記通知部は、前記計数部によって計数された数量が前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値未満である場合、前記従業者用のプログラムを実行している前記携帯端末に情報を通知することを特徴とする請求項1に記載の商品販売データ処理システム。
  3. 顧客および従業者を識別する識別情報を取得する識別情報取得部を備え、複数の携帯端末と前記複数の携帯端末を管理する管理装置とを含み、従業者よりも顧客を優先して前記携帯端末を使用させるように制御可能な商品販売データ処理システムにおける、商品販売データ処理方法であって、
    前記携帯端末が、前記識別情報取得部が取得した前記識別情報に基づいて、商品登録機能を実現可能な顧客用のプログラム、または、商品登録機能と業務管理機能とを実現可能な従業者用のプログラムの何れかを実行する実行ステップと、
    前記管理装置が、夫々の前記携帯端末の使用の許否を判定する判定ステップと、
    前記管理装置が、使用されていない前記携帯端末の数量を計数する計数ステップと、
    を備え、
    前記計数ステップによって計数された数量が第1の閾値未満であり、且つ前記識別情報取得部によって取得された前記識別情報が従業者を識別する情報である場合、前記判定ステップは、前記使用されていない前記携帯端末の前記従業者用のプログラムによる使用を許可しないように判定することを特徴とする商品販売データ処理方法。
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