JP6479719B2 - 点検システム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、点検システムに関する。
地震による津波や、大雨に洪水防止等の目的で、河川に水門や漁港等に陸閘を設けられている。このような水門・陸閘は、いざ災害が発生した時に確実に閉鎖動作が行えるようにするため、点検を行っておく必要がある。水門の開閉ができない場所では、水門の開閉を行わずに動作確認を行う方法も検討されている。
特開2007−023510号公報
本発明が解決しようとする課題は、閉鎖指令に基づく制御操作がなされた場合に生じるリスクを軽減することができる点検システムを提供することである。
実施形態の点検システムは、リレー回路と、点検実行部と、出力部と、上位装置とを持つ。リレー回路は、門扉の開閉の制御で利用される端子と同じ端子からの接点出力を利用してすべての開閉動作を点検可能な回路で構成される。点検実行部は、前記リレー回路による点検を実行させる。出力部は、前記リレー回路の点検結果を出力する。上位装置は、出力された前記点検結果を、衛星を介して受信し、受信した結果を出力する。前記リレー回路は、点検中に門扉側から動作中信号が入力された場合、前記点検実行部からの制御を強制停止する。
実施形態の水門陸閘閉鎖システム100のシステム構成を示す図。 統制局設備10の機能構成を表す概略ブロック図。 制御所設備20の機能構成を表す概略ブロック図。 子局30の機能構成を表す概略ブロック図。 子局30から門扉6−1へ指示を出力するまでの出力制御回路の動作点検を行う構成の概略図。 動作点検を行う構成の具体的な回路構成図。 ゲート点検信号が入力された際の動作を説明するためのタイミングチャート。 点検動作の流れを示すフローチャート。 判定用のテーブルの一例を示す図である。 子局30から門扉6−2〜6−nへ指示を出力するまでの出力制御回路の動作点検を行う構成の概略図。 本実施形態における自動閉鎖処理の一例を示すシーケンス図。 水門陸閘閉鎖システム100の動作点検の流れを示すシーケンス図。 変形例における水門陸閘閉鎖システム100の動作点検の流れを示すシーケンス図。
以下、実施形態の点検システムを、図面を参照して説明する。
本実施の形態では、国の機関から、地震や津波等の災害に関する緊急警報(例えば、J−ALART)が発生された時に、その緊急警報(緊急情報)を受信して、水門や陸閘といった門扉に対して、即座に一斉閉鎖するシステムに、衛星通信網を用いた実施の形態について説明する。ここで、緊急警報とは、国の機関である気象庁が、消防庁等を経由して、該当する地域に送信する緊急通報であり、例えば、地震、津波等の大規模災害が発生した、あるいは発生することを示す情報や、警報、注意報に関する情報である。以下の説明では、緊急警報としてJ−ALERTにより、津波の発生に関する警報、注意報が発生された場合の例に説明する。
図1は、実施形態の水門陸閘閉鎖システム100のシステム構成を示す図である。
水門陸閘閉鎖システム100は、第1統制局設備10−1、第2統制局設備10−2、制御所設備20及び複数の子局30を備える。第1統制局設備10−1、第2統制局設備10−2、制御所設備20及び子局30のそれぞれは、通信衛星40を介して互いに通信可能に接続される。水門陸閘閉鎖システム100には、制御所設備20、子局30が複数存在してもよい。
第1統制局設備10−1は、例えば行政地域の中心となる役所(例えば、都道府県単位のシステムの場合は、都庁、道庁、府庁及び県庁)に備えられる設備である。第1統制局設備10−1は、緊急警報(例えば、J−ALERT)の受信に応じて、通信衛星40を介して子局30に閉鎖指示を報知する。第1統制局設備10−1は、統制局設備20が管轄している(例えば県単位のシステムの場合、当該県内)全ての門扉6の開閉の制御を行う。門扉6は、例えば水門または陸閘である。更に、制御所設備20からの指示に応じて、門扉6を閉鎖させる指示(以下「閉鎖指示」という。)を子局30に送信することによって門扉6を閉鎖させる。門扉6の閉鎖に関する具体的な処理について後述する。
第2統制局設備10−2は、第1統局制設備10−1を補完する目的で設けられるもので、例えば県庁とは地理的に離れた場所に設置される。例えば、第2統制局設備10−2は、県庁とは離れた合同庁舎に備えられる設備である。地理的には離れた場所に設置されることで、局地的な集中豪雨による衛星回線の回線断の影響を軽減できる。第2統制局設備10−2は、第1統制局設備10−1と同様の処理を行う。
制御所設備20は、第1統制局設備10−1及び第2統制局設備10−2よりは、細かい地域を統括する設備である。制御所設備20は、例えば合同庁舎、消防署及び市町村などの制御所に備えられる設備である。制御所設備20は、自所の管轄内の子局30及び門扉6を管理する。制御所設備20は、制御所の所員の指示に従って、閉鎖指示を第1統制局設備10−1及び第2統制局設備10−2に送信することができる。本実施の形態では、門扉6の開閉指示は、統制局設備10を介して子局30に送信される。
子局30は、一つまたは複数の門扉(水門または陸閘)6−1〜6−n(nは2以上整数)が接続される。子局30と、門扉6−1〜6−nとは、遠方監視制御装置5を介して接続される。なお、以下の説明では、第1統制局設備10−1及び第2統制局設備10−2について特に区別しない場合には統制局設備10と記載する。子局30は、統制局設備10からの閉鎖指示に応じて、自局に接続されている門扉6を閉鎖制御する情報を門扉6へ送出する。また、子局30は、統制局設備10又は制御所設備20の指示に従って、自局内の動作について点検を行う。例えば、子局30は、自局から門扉6へ指示を出力するまでの出力制御回路の動作を点検する。以下、子局30からの指示に従って門扉6へ指示を出力するまでの出力制御回路の動作を点検する動作を動作点検と記載する。
通信衛星40は、統制局設備10、制御所設備20及び子局30間の通信を中継する。
図2は、統制局設備10の機能構成を表す概略ブロック図である。
統制局設備10は、遠方監視制御装置110、監視端末130、監視操作卓140、警報表示盤150及び供給部160を備える。
遠方監視制御装置110は、子局30の制御を行う。遠方監視制御装置110は、アンテナ111、J−ALERT受信装置113、故障自動通報装置115、時刻管理装置116、衛星通信装置117、回線接続制御装置118、VSAT遠方監視端末119、中央一斉指令監視装置120、L2−SW121、電源部122及び屋外分電盤123を備える。
アンテナ111は、通信衛星40との間で通信を行う。例えば、アンテナ111は、J−ALERTを受信する。また、例えば、アンテナ111は、通信衛星40を介して、子局30から送信された動作点検の結果を受信する。
J−ALERT受信装置113は、アンテナ111によって受信されたJ−ALERTを、アンテナ分岐装置112から受信する。J−ALERT受信装置113は、受信したJ−ALERTをLG−WAN(Local Government-Wide Area Network)に出力する。
故障自動通報装置115は、遠方監視制御装置110に生じた故障を通信回線を介して通報する。また、故障自動通報装置115は、遠方監視制御装置110に生じた故障を監視操作卓処理装置142に出力する。
時刻管理装置116は、自装置における時刻を管理する。時刻管理装置116は、予め設定された時刻になると、その旨を中央一斉指令監視装置120に通知する。
衛星通信装置117は、信号の電力の増幅、送信電力の制御などを行う。衛星通信装置117は、アンテナ111を介して受信されたJ−ALERTをJ−ALERT受信装置113に出力する。また、衛星通信装置117は、信号をアンテナ111を介して通信衛星40に送信する。
回線接続制御装置118は、門扉6の近辺に設置されている子局30との間の回線を接続する。
VSAT遠方監視端末119は、他の局設備(例えば、制御所設備20及び子局30)の状態を監視する。
中央一斉指令監視装置120は、遠方監視制御装置110全体を制御する。また、中央一斉指令監視装置120は、時刻管理装置116からの通知を受けると、子局30に対して動作点検を開始させる指示(以下、「点検指示」という。)を生成する。中央一斉指令監視装置120は、生成した点検指示に基づいて、子局30に対して動作点検を実行させる。中央一斉指令監視装置120は、J−ALERT受信装置113によって受信されたJ−ALERTの内容を解析し、監視端末130や監視操作卓140に解析結果を表示する。
L2−SW121は、LAN(Local Area Network)内のデータ転送を行う。L2−SW121は、例えばL2スイッチである。
電源部122は、供給部160から供給された電力を各機能部に供給する。
屋外分電盤123は、屋外に設けられた分電盤である。屋外分電盤123は、アンテナ111に接続される。
監視端末130は、ユーザの指示の入力及び表示を行う。例えば、監視端末130は、産業用のパーソナルコンピュータ(例えば、FA−PC(Factory Automation-Personal Computer))を用いて構成される。監視端末130は、電話機131、監視端末制御装置132、モニタ133及び電源部134を備える。
電話機131は、他の局(例えば、他の統制局設備10、制御所設備20及び子局30)に備えられる電話機との間で専用回線又は回線交換によって接続される。電話機131は、他の局のユーザとの会話に用いられる。
監視端末制御装置132は、監視端末130を制御する装置である。監視端末制御装置132には、モニタ133が備えられる。
モニタ133は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画像表示装置である。モニタ133は、動作点検の結果を表示する。
電源部134は、供給部160から供給された電力を各機能部に供給する。
監視操作卓140は、警報操作表示器141、監視操作卓処理装置142、タッチモニタ143及び電源部144を備える。
警報操作表示器141は、監視操作卓処理装置142に接続される。警報操作表示器141は、監視操作卓処理装置142で行われた操作に対する警報を表示する。
監視操作卓処理装置142は、PLC(Programmable Logic Controller)を用いて構成される。監視操作卓処理装置142には、警報操作表示器141及びタッチモニタ143が接続される。監視操作卓処理装置142は、タッチモニタ143を介して、入力された指示(例えば、閉鎖指示)をL2−SW121を介して中央一斉指令監視装置120に出力する。
タッチモニタ143は、タッチパネルである。タッチモニタ143は、ユーザからの操作指示の入力を受け付ける。また、タッチモニタ143は、動作点検の結果を表示する。
電源部144は、供給部160から供給された電力を各機能部に供給する。
警報表示盤150は、統制局設備10に発生した異常を表示する。
供給部160は、遠方監視制御装置110、監視端末130、監視操作卓140及び警報表示盤150に電力を供給する。供給部160は、耐雷トランス161、無停電電源装置162、分電盤・切替盤163及び非常用発電機164を備える。
耐雷トランス161は、商用電源から供給される高電力をカットする。
無停電電源装置162は、バッテリーを備え、外部からの電力供給がなされていない場合に各機能部に電力を供給する。電力供給がなされていない場合とは、電源プラグが抜けたときや停電が発生したときなどである。無停電電源装置162は、例えばUPS(Uninterruptible Power Supply)である。また、バッテリーは二次電池であり、例えばSCiB(登録商標)である。
分電盤・切替盤163は、供給される電力が、負荷設備(各機能部の電源部及び警報表示盤150)に影響を与えないようにする調整する機器である。
非常用発電機164は、非常時に発電して各機能部に電力を供給する。ここで、非常時とは、外部からの電力供給がなされていない場合である。
図3は、制御所設備20の機能構成を表す概略ブロック図である。
制御所設備20は、遠方監視制御装置210、監視端末220、監視操作卓230、警報表示盤240及び供給部250を備える。
遠方監視制御装置210は、アンテナ211、衛星通信装置212、衛星通信制御装置213、L2−SW215、電源部216及び屋外分電盤217を備える。
アンテナ211は、通信衛星40との間で通信を行う。
衛星通信装置212は、信号の電力の増幅、送信電力の制御などを行う。
衛星通信制御装置213は、監視端末220又は監視操作卓230で入力された指示を、衛星通信装置212を制御して送信させる。
L2−SW215は、LAN内のデータ転送を行う。L2−SW215は、例えばL2スイッチである。
電源部216は、供給部160から供給された電力を各機能部に供給する。
屋外分電盤217は、屋外に設けられた分電盤である。屋外分電盤217は、アンテナ211に接続される。
監視端末220は、ユーザの指示の入力及び表示を行う。例えば、監視端末220は、産業用のパーソナルコンピュータ(例えば、FA−PC)を用いて構成される。監視端末220は、電話機221、監視端末制御装置222、モニタ223及び電源部224を備える。
電話機221は、他の局(例えば、統制局設備10及び子局30)に備えられる電話機との間で専用回線又は回線交換によって接続される。電話機221は、他の局のユーザとの会話に用いられる。
監視端末制御装置222は、監視端末220全体を制御する。監視端末制御装置222は、ユーザからの指示を衛星通信制御装置213に出力する。
モニタ223は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の画像表示装置である。モニタ223は、動作点検の結果を表示する。
電源部224は、供給部250から供給された電力を各機能部に供給する。
監視操作卓230は、警報操作表示器231、監視操作卓処理装置232、タッチモニタ233及び電源部234を備える。
警報操作表示器231は、監視操作卓処理装置232に接続される。警報操作表示器231は、監視操作卓処理装置232で行われた操作に対する警報を表示する。
監視操作卓処理装置232は、PLCを用いて構成される。監視操作卓処理装置232には、タッチモニタ233が接続される。監視操作卓処理装置232は、タッチモニタ233を介して、入力された指示をL2−SW215を介して衛星通信制御装置213に出力する。
タッチモニタ233は、タッチパネルである。タッチモニタ233は、ユーザからの操作指示の入力を受け付ける。また、タッチモニタ233は、動作点検の結果を表示する。
電源部234は、供給部160から供給された電力を各機能部に供給する。
警報表示盤240は、制御所設備20に発生した異常を表示する。
供給部250は、遠方監視制御装置210、監視端末220、監視操作卓230、警報表示盤240及び供給部250に電力を供給する。供給部250は、耐雷トランス251、分電盤・切替盤252及び非常用発電機253を備える。
耐雷トランス251は、商用電源から供給される高電力をカットする。
分電盤・切替盤252は、供給される電力が、負荷設備(各機能部の電源部及び警報表示盤240)に影響を与えないようにする調整する機器である。
非常用発電機253は、非常時に発電して各機能部に電力を供給する。
図4は、子局30の機能構成を表す概略ブロック図である。
子局30は、衛星通信装置301、アンテナ302、SAT−G−PLC303、入出力中継部305、L2−SW306、電話機307、MC308、光成端309、無停電電源装置310及び融雪装置311を備える。子局30には、供給部320から電力が供給される。
衛星通信装置301は、IDU/ODU一体型の装置である。衛星通信装置301は、外部からの信号を自装置に入力し、自装置からの信号を出力する。例えば、衛星通信装置301は、統制局設備10から送信された点検指示を受信する。衛星通信装置301は、アンテナ302の前面に備えられる。
SAT−G−PLC303は、衛星通信制御装置である。SAT−G−PLC303は、衛星通信装置301を介して入力された信号を制御する。例えば、SAT−G−PLC303は、衛星通信装置301を介して受信された点検指示に基づいて動作点検を行う。また、SAT−G−PLC303は、衛星通信装置301を介して受信された点検指示を光回線を介して、門扉6−2〜6−nの遠隔制御装置570に出力する。
入出力中継部305は、門扉6−1に備えられる装置との間で信号の中継を行う。例えば、入出力中継部305は、閉鎖指示を門扉6−1に中継する。入出力中継部305は、動作点検に利用される制御リレー回路を備える。入出力中継部305の具体的な構成については後述する。
L2−SW306は、LAN内のデータ転送を行う。L2−SW306は、例えばL2スイッチである。
電話機307は、他の局(例えば、統制局設備10及び制御所設備20)に備えられる電話機との間で専用回線又は回線交換によって接続される。電話機307は、他の局のユーザとの会話に用いられる。
MC308は、メディアコンバータである。MC308は、異なる伝送媒体(例えば光ファイバーと銅線ケーブル)を接続し、信号を相互に変換する。
光成端309は、光成端箱である。
無停電電源装置310は、バッテリーを備え、外部からの電力供給がなされていない場合に各機能部に電力を供給する。無停電電源装置310は、例えばUPSである。また、バッテリーは二次電池であり、例えばSCiB(登録商標)である。
融雪装置311は、ヒータである。融雪装置311は、アンテナ101の降雪を感知して雪を融かす。
供給部320は、非常用発電機321、分電盤322及び耐雷トランス323を備える。
非常用発電機321は、非常時に発電して子局30に電力を供給する。
分電盤322は、供給される電力が、子局30に影響を与えないようにする調整する機器である。
耐雷トランス323は、商用電源から供給される高電力をカットする。
門扉6−1は、機側操作盤61、放送制御盤62、水門ゲート63、水位計64、回転灯65及び出力装置66を持つ。機側操作盤61は、門扉6−1に備えられる設備の操作盤である。機側操作盤61は、ゲート制御回路611、回転灯制御部612及び水位計変換器613を備える。機側操作盤61は、供給部580から供給される電力で動作する。
ゲート制御回路611は、水門ゲート63の開閉を制御する。例えば、ゲート制御回路611は、子局30からの指示(閉鎖指示)に従って水門ゲート63を閉鎖する。回転灯制御部612は、子局30からの指示に従って回転灯65を動作させる。水位計変換器613は、水位計64で計測された水位データを記録する。
放送制御盤62は、統制局設備10から送信された緊急情報を報知するための制御を行う。放送制御盤62は、放送・警報制御機能621及び電光表示板制御機能622を備える。放送制御盤62は、供給部580から供給される電力で動作する。放送・警報制御機能621は、出力装置66が備えるスピーカやマイクを介して緊急情報を報知させたり、サイレンを報知させる。電光表示板制御機能622は、出力装置66が備える電光表示板に緊急情報を表示させる。
水門ゲート63は、例えばローラーゲートである。水門ゲート63は、ゲート制御回路511の制御に従って開閉される。水位計64は、水位を計測する。回転灯65は、反射鏡が回転することで発光の向きが変わる電灯である。回転灯65は、回転灯制御部512の制御に従って反射鏡を回転させる。
出力装置66は、緊急情報を報知したり、周辺の音を収集する装置である。出力装置66は、例えばスピーカ(例えば、陸用と海用)、集音マイク(例えば、陸用と海用)、サイレン集音マイク及び電光表示板である。
次に、門扉6−2〜6−nに備えられる設備について説明する。
門扉6−2〜6−nには、遠隔制御装置60、機側操作盤61、放送制御盤62、水門ゲート63、水位計64、回転灯65及び出力装置66が備えられる。なお、機側操作盤61、放送制御盤62、水門ゲート63、水位計64、回転灯65及び出力装置66は、門扉6−1に備えられる設備と同様であるため説明を省略する。
遠隔制御装置60は、子局30からの指示に従って、遠隔制御装置60から門扉6へ指示を出力するまでの出力制御回路の動作点検を行う。遠隔制御装置60は、MC601、G−PLC602、無停電電源装置603及び入出力中継部604を備える。
MC601は、メディアコンバータである。MC601は、異なる伝送媒体(例えば光ファイバーと銅線ケーブル)を接続し、信号を相互に変換する。
G−PLC602は、遠隔機側盤制御装置である。G−PLC602は、SAT−G−PLC303から出力された点検指示に基づいて動作点検を行う。
無停電電源装置603は、バッテリーを備え、外部からの電力供給がなされていない場合に各機能部に電力を供給する。無停電電源装置603は、例えばUPSである。また、バッテリーは二次電池であり、例えばSCiB(登録商標)である。
入出力中継部604は、門扉6−2〜6−nに備えられる装置との間で信号の中継を行う。入出力中継部604は、動作点検に利用される制御リレー回路を備える。
供給部580は、機側操作盤61、放送制御盤62、無停電電源装置603及び入出力中継部604に電力を供給する。供給部580は、非常用発電機581、分電盤・切替盤582及び耐雷トランス583を備える。
非常用発電機581は、非常時に発電して子局30に電力を供給する。
分電盤・切替盤582は、供給される電力が、各装置(例えば、機側操作盤61及び放送制御盤62など)に影響を与えないようにする調整する機器である。
耐雷トランス583は、商用電源から供給される高電力をカットする。
図5は、子局30から門扉6−1へ指示を出力するまでの出力制御回路の動作点検を行う構成の概略図である。図6は、動作点検を行う構成の具体的な回路構成図である。
図5に示すように、入出力中継部305には制御リレー回路3051及び切替部70が備えられる。制御リレー回路3051は、点検時に門扉6−1への制御出力ラインを切り替え、自回路に折り返し入力することによって、門扉6の開閉動作が正常に機能するかを点検可能なリレー回路で構成される。切替部70は、通常時と点検時とで、制御リレー回路3051から出力された信号の出力先を切り替える。ここで、通常時とは、点検指示がなされていない時点を表す。通常時において切替部70は、a端子とb端子とを接続する。これにより、制御リレー回路3051から出力された信号が門扉6−1に入力される。これに対し、点検時において切替部70は、a端子とc端子とを接続する。これにより、制御リレー回路3051から出力された信号が再度制御リレー回路3051に入力される。
本実施形態では、点検可能なリレー回路としてセーフティリレー回路K3及びセーフティリレー回路K4を用いる(図6)。セーフティリレー回路とは、強制ガイド接点構造を有したリレー回路である。図6に示すように、セーフティリレー回路K3内には、自重降下の点検に利用される接点(スイッチ)K3−1、K3−2、K3−3及びK3−4が含まれる。接点K3−1及びK3−4はa接点であり、接点K3−2及びK3−3はb接点である。セーフティリレー回路K3には、接点K3−1〜K3−4の点検を行うための自重降下信号が入力される。また、図6に示すように、セーフティリレー回路K4内には、点検制御が可能であるか否かの判定に利用される接点K4−1、K4−2、K4−3及びK4−4が含まれる。接点K4−2及びK4−3はa接点であり、接点K4−1及びK4−4はb接点である。セーフティリレー回路K4には、接点K4−1〜K4−4の点検の開始又は終了するためのゲート点検信号が入力される。
図7は、ゲート点検信号が入力された際の動作を説明するためのタイミングチャートである。
時刻T1においてゲート点検信号ONがセーフティリレー回路K4に入力されると、セーフティリレー回路K4はOFF状態からON状態となる。セーフティリレー回路K4がON状態となると、a接点である接点K4−2及びK4−3はOFF状態からON状態となり、b接点である接点K4−1及びK4−4はON状態からOFF状態となる。そして、時刻T2においてゲート点検信号OFFがセーフティリレー回路K4に入力されると、セーフティリレー回路K4はON状態からOFF状態となる。セーフティリレー回路K4がOFF状態となると、a接点である接点K4−2及びK4−3はON状態からOFF状態となり、b接点である接点K4−1及びK4−4はOFF状態からON状態となる。
図8は、点検動作の流れを示すフローチャートである。
SAT−G−PLC303に対して点検指示が入力されると、SAT−G−PLC303(点検実行部)はゲート点検信号ONを制御リレー回路3051に出力する(ステップS101)。制御リレー回路3051のセーフティリレー回路K4は、SAT−G−PLC303から出力されたゲート点検信号ONによりON状態となりリレー制御を行う。セーフティリレー回路K4は、リレー制御の結果として、接点K4−1〜K4−4の状態(ON状態かOFF状態か)に関する情報を取得する。そして、セーフティリレー回路K4は、リレー制御の結果をSAT−G−PLC303に出力する。SAT−G−PLC303は、セーフティリレー回路K4から出力されたリレー制御の結果に基づいて、点検制御可能であるか否か判定する(ステップS102)。
点検制御可能であるか否かの判定は、図9(A)に示す点検制御用判定テーブルに基づいてなされる。具体的には、リレー制御の結果が、点検制御用判定テーブルの条件Aを満たす場合、SAT−G−PLC303は点検制御可能であると判定する。一方、リレー制御の結果が、点検制御用判定テーブルの条件Bを満たす場合、SAT−G−PLC303は点検制御可能ではない(点検異常)と判定する。
点検制御用判定テーブルに示すように、条件Aを満たすのは、a接点である接点K4−2及びK4−3がON状態であり、b接点である接点K4−4がOFF状態である場合となる。また、条件Bを満たすのは、条件A以外の組み合わせの場合である。条件Bを満たす場合には、接点K4−2〜K4−4に何らかの異常(例えば、接点溶着)が生じている可能性がある。そのため、SAT−G−PLC303はリレー制御の結果が条件Bを満たす場合には点検制御可能ではないと判定する。
点検制御可能であると判定した場合(ステップS102−YES)、SAT−G−PLC303は自重降下信号ONを制御リレー回路3051に出力する(ステップS103)。制御リレー回路3051のセーフティリレー回路K3は、SAT−G−PLC303から出力された自重降下信号ONによりON状態となりリレー制御を行う。そして、セーフティリレー回路K3は、リレー制御の結果をSAT−G−PLC303に出力する。SAT−G−PLC303は、セーフティリレー回路K3から出力されたリレー制御の結果に基づいて、点検正常であるか否か判定する(ステップS104)。
点検正常であるか否かの判定は、図9(B)に示す自重降下用判定テーブルに基づいてなされる。具体的には、リレー制御の結果が、自重降下用判定テーブルの条件A’を満たす場合、SAT−G−PLC303は点検正常であると判定する。一方、リレー制御の結果が、自重降下用判定テーブルの条件Bを満たす場合、SAT−G−PLC303は点検正常ではない(点検異常)と判定する。
自重降下用判定テーブルに示すように、条件A’を満たすのは、a接点である接点K3−4がON状態であり、b接点である接点K3−2及びK3−3がOFF状態である場合となる。また、条件Bを満たすのは、条件A’以外の組み合わせの場合である。条件Bを満たす場合には、接点K3−2〜K3−4に何らかの異常(例えば、接点溶着)が生じている可能性がある。そのため、SAT−G−PLC303はリレー制御の結果が条件Bを満たす場合には点検正常ではないと判定する。
点検正常であると判定した場合(ステップS104−YES)、SAT−G−PLC303はゲート点検信号OFFを制御リレー回路3051に出力する(ステップS105)。制御リレー回路3051のセーフティリレー回路K4は、SAT−G−PLC303から出力されたゲート点検信号OFFによりOFF状態となりリレー制御を終了する。セーフティリレー回路K4がOFF状態になったことにより、接点K4−1がON状態となる。図5では、a端子とb端子とが接続される。これにより、子局30と門扉6−1とが接続される。
また、ステップS102の処理において点検制御可能ではないと判定した場合(ステップS102−NO)、又は、ステップS104の処理において点検正常ではないと判定した場合(ステップS104−NO)、SAT−G−PLC303は点検異常として点検動作を終了する(ステップS106)。
制御リレー回路3051には、保護機能として下記の誤動作防止機能が備えられてもよい。
1.点検時に門扉6との接続が切り替えられていない場合、制御リレー回路3051は点検異常を示す出力を行う。門扉6との接続が切り替えられていない場合とは、制御リレー回路3051と門扉6を閉鎖する設備との接続が切れていない場合である。この場合、SAT−G−PLC303は、制御リレー回路3051に対して点検動作を実行させない。
2.点検終了後、門扉6との接続がなされない場合、制御リレー回路3051は点検故障を示す出力を行う。
3.点検中に閉鎖指示を含む全ての遠隔操作が行われた場合、制御リレー回路3051は点検動作を中止する。
4.点検中に門扉6側から動作中信号が入力された場合、制御リレー回路3051はSAT−G−PLC303からの制御出力信号を強制停止する。
5.点検中以外は制御信号を出力しない。また、制御出力を停止する。
図10は、子局30から門扉6−2〜6−nへ指示を出力するまでの出力制御回路の動作点検を行う構成の概略図である。
図5と異なる点は、門扉6−2〜6−nに遠隔制御装置60が備えられる点である。この場合、子局30のSAT−G−PLC303から点検指示が光回線を介して遠隔制御装置60のG−PLC602に出力される。遠隔制御装置60のG−PLC602は、出力された点検指示に従って動作点検を行う。図10に示すように、入出力中継部604には制御リレー回路6041及び切替部80が備えられる。制御リレー回路6041と制御リレー回路3051とは、同様の回路で構成される。制御リレー回路6041は、制御リレー回路3051と同様の誤動作防止機能が備えられてもよい。なお、動作点検の処理については図8で説明したため省略する。
図11は、本実施形態における自動閉鎖処理の一例を示すシーケンス図である。自動一斉閉鎖処理とは、J−ALERTが受信された場合に、統制局設備10が門扉6の一斉閉鎖を実行する処理である。なお、図8においては、1つの子局30を図示しているが、子局30は複数配置されており、他の子局30は図示を省略している。それぞれの子局30においても同様の処理がされるものとする。
まず、国の機関(例えば、消防庁等)から、大規模災害の発生に伴い、通信衛星40を介してJ−ALERT(例えば、津波発生の警報、注意報)が送信されると、第1統制局設備10−1及び第2統制局設備10−2は、J−ALERTをそれぞれ受信する。(ステップS11及びステップS12)。
J−ALERTを受信した第1統制局設備10−1は、閉鎖指示を含む一斉閉鎖指令を、通信衛星40を介して一斉指令回線を利用して子局30に送信する(ステップS13)。この際、第1統制局設備10−1は、1系の下りの帯域を利用して子局30に一斉閉鎖指令を第一の変調速度(例えば、70ksps(symbol per second))で送信する。
一方、J−ALERTを受信した第2統制局設備10−2は、閉鎖指示を含む一斉閉鎖指令を、通信衛星40を介して一斉指令回線を利用して子局30に送信する(ステップS14)。この際、第2統制局設備10−2は、2系の下りの帯域を利用して子局30に一斉閉鎖指令を第一の変調速度で送信する。
子局30は、第1統制局設備10−1または第2統制局設備10−2の少なくとも何れか一方から一斉閉鎖指令を受信すると、子局30が管理する情報提供設備を起動する制御信号を送信する(ステップS15)。情報提供設備が起動されることにより、門扉6が閉鎖されることが門扉6周辺に報知される。ここで、情報提供設備は、門扉6周辺に備えられる表示装置やマイク等の音声出力装置である。
次に、子局30は、情報提供設備に対して、情報提供設備を起動する制御信号を送信した後に、所定の時間が経過したか否かを判定するタイマをスタートさせる。「所定の時間」はタイマの値によって予め設定することができる。タイマの値は、例えば、一斉閉鎖指令が送信されて情報提供設備が起動されてから、門扉6が閉鎖される前に門扉6の内側に退避できる時間を設定することができる。タイマに設定される値は、門扉6が設置される地形や予想される周辺の人/車の量等によって異なる値が設定されてもよい。
子局30は、一斉閉鎖指示を送信してから所定の値が設定されたタイマをカウントダウンして、所定の時間が経過したか否か判定する。子局30は、所定の時間が経過したと判定したときに、閉鎖対象の門扉6を閉鎖する制御信号を門扉6に送信する(ステップS16)。このようにして、門扉6が自動的に閉鎖される。
以上のように、自動一斉閉鎖処理では、J−ALERTの受信を契機に全ての門扉6に対して閉鎖指示が送信される。
また、門扉6は、前述の一斉閉鎖の他、所員等の操作による手動の閉鎖も行えるようになっている。以下、手動閉鎖に関する具体的な処理について説明する。
制御所設備20は、所員の操作に応じて、通信衛星40を介して閉鎖指示を第1統制局設備10−1及び第2統制局設備10−2に送信する。次に、第1統制局設備10−1及び第2統制局設備10−2は、受信した閉鎖指示に応じて、通信衛星40を介して子局30に閉鎖指示を送信する。子局30は、受信した閉鎖指示に従って、自局に接続している門扉6を制御することによって閉鎖する。このようにして、門扉6が自動的に閉鎖される。その後、子局30は、門扉6の状態(例えば、開閉状態)を示す応答を、通信衛星40を介して第1統制局設備10−1及び第2統制局設備10−2に送信する。第1統制局設備10−1及び第2統制局設備10−2は、受信した応答を制御所設備20に送信する。
このように、本実施形態における水門陸閘閉鎖システム100では、第1統制局設備10−1及び第2統制局設備10−2それぞれで同じ閉鎖指示が子局30に送信される。また、上記の閉鎖指示は、一斉指令回線が利用される。つまり、一斉指令回線が2重化されて閉鎖指示が送信される。
このような処理により、自動一斉閉鎖処理が実行されるため、統制局設備10と子局30の間の通信が降雨等の影響により一時的に通信不能になった場合であっでも、子局30が退避時間を確保して門扉6の門扉を制御することができる。
図11において、子局30は、通信衛星40を介して伝達される緊急情報に基づく警告情報として一斉閉鎖指令を統制局設備10から取得する。次に、子局30は、一斉閉鎖指令に基づき、情報提供設備を起動するための起動情報として一斉閉鎖指示を情報提供設備に送信する。次に、子局30は、一斉閉鎖指示を送信してから所定条件が満たされたか否かとして所定の時間が経過したか否かを判定し、所定の時間が経過した場合に、門扉を制御するための制御情報として閉鎖指示を門扉6に送信する。これにより、例えば、統制局設備10と子局30の間の通信衛星40に通信不能等のトラブルが発生した場合でも、子局30が退避時間を確保して門扉6の門扉を制御することができる。
図12は、水門陸閘閉鎖システム100の動作点検の流れを示すシーケンス図である。なお、図12の説明では、統制局設備10が1台、制御所設備20が2台(制御所設備20−1及び20−2)、子局30が2台(子局30−1及び30−2)の場合を例に説明する。また、制御所設備20−1の管轄内に子局30−1があり、制御所設備20−2の管轄内に子局30−2があるとする。
統制局設備10の中央一斉指令監視装置120は、点検開始時刻になったか否か判定する(ステップS201)。具体的には、中央一斉指令監視装置120は、予め設定された時刻になったことを示す通知が時刻管理装置116から通知されたか否か判定する。予め設定された時刻になったことを示す通知が時刻管理装置116から通知された場合、中央一斉指令監視装置120は点検開始時刻になったと判定する。一方、予め設定された時刻になったことを示す通知が時刻管理装置116から通知されていない場合、中央一斉指令監視装置120は点検開始時刻になっていないと判定する。
点検開始時刻になっていないと判定された場合(ステップS201−NO)、図12の処理は終了する。
一方、点検開始時刻になっていると判定された場合(ステップS201−YES)、中央一斉指令監視装置120は点検指示を生成する。その後、中央一斉指令監視装置120は、生成した点検指示を、回線接続制御装置118、衛星通信装置117、アンテナ分岐装置112、アンテナ111及び通信衛星40を介して、子局30−1及び30−2に送信する(ステップS202及びステップS203)。
子局30−1は、統制局設備10から送信された点検指示を受信する。具体的には、子局30−1のSAT−G−PLC303は、衛星通信装置301及びアンテナ302を介して点検指示を受信する。そして、子局30−1のSAT−G−PLC303は、受信した点検指示に従って動作点検を開始するとともに、門扉6−2〜6−nに備えられる遠隔制御装置60に光回線を介して点検指示を出力する。これにより、遠隔制御装置60のG−PLC602は、点検指示に従って動作点検を開始する(ステップS204)。子局30−1の入出力中継部305は、点検結果をSAT−G−PLC303に出力する。また、門扉6−2〜6−nに備えられる遠隔制御装置60の入出力中継部604は、点検結果を子局30−1のG−PLC602に出力する。
また、子局30−2は、統制局設備10から送信された点検指示を受信する。具体的には、子局30−2のSAT−G−PLC303は、衛星通信装置301及びアンテナ302を介して点検指示を受信する。そして、子局30−2は、子局30−1と同様に動作点検を開始する(ステップS205)。
その後、子局30−1のSAT−G−PLC303は、全ての動作点検が完了したか否か判定する(ステップS206)。全ての動作点検が完了したか否かの判定は、SAT−G−PLC303が、自装置に接続している全ての門扉6−1〜6−nへ指示を出力するまでの出力制御回路の動作点検の結果を取得したか否かで行われる。SAT−G−PLC303は、全ての門扉6−1〜6−nへ指示を出力するまでの出力制御回路の動作点検の結果を取得した場合、全ての動作点検が完了したと判定する。
一方、子局30−1のSAT−G−PLC303は、全て又は一部の門扉6−1〜6−nへ指示を出力するまでの出力制御回路の動作点検の結果を取得していない場合、全ての動作点検が完了していないと判定する。
全ての動作点検が完了していない場合(ステップS206−NO)、子局30−1のSAT−G−PLC303は全ての動作点検が完了するまで待機する。
一方、全ての動作点検が完了した場合(ステップS206−YES)、子局30−1のSAT−G−PLC303は全ての点検結果をまとめてアンテナ302、衛星通信装置301及び通信衛星40を介して統制局設備10に送信する(ステップS207)。
子局30−2のSAT−G−PLC303は、全ての動作点検が完了したか否か判定する(ステップS208)。全ての動作点検が完了していない場合(ステップS208−NO)、子局30−2のSAT−G−PLC303は全ての動作点検が完了するまで待機する。
一方、全ての動作点検が完了した場合(ステップS208−YES)、子局30−2のSAT−G−PLC303は全ての点検結果をまとめてアンテナ302、衛星通信装置301及び通信衛星40を介して統制局設備10に送信する(ステップS209)。
統制局設備10は、子局30−1及び30−2から送信された点検結果を受信する。その後、統制局設備10は、受信した点検結果を各制御所設備20に送信する。具体的には、統制局設備10は、子局30−1の点検結果を、子局30−1を管理している制御所設備20−1に送信する(ステップS210)。また、統制局設備10は、子局30−2の点検結果を、子局30−2を管理している制御所設備20−2に送信する(ステップS211)。
統制局設備10は、各子局30の点検結果を表示する(ステップS212)。
制御所設備20−1は、子局30−1の点検結果を表示する(ステップS213)。
制御所設備20−2は、子局30−2の点検結果を表示する(ステップS214)。
以上のように構成された水門陸閘閉鎖システム100によれば、閉鎖指令に基づく制御操作がなされた場合に生じるリスクを軽減することが可能になる。以下、この効果について詳細に説明する。
子局30は、制御リレー回路を用いた動作点検を行うことによって実動作に近い条件で点検を行うことができる。これにより、子局30から門扉6までの制御ラインの健全性が保障される。そのため、実際の閉鎖指令に基づく制御操作がなされた場合に生じるリスクを軽減することが可能になる。
上記のような誤動作防止機能がプログラムではなく、単純なリレー回路で構成されるため非常に信頼性が高くなる。
動作点検が自動化されることによって、点検にかかる時間を削減することができる。
また、水門陸閘閉鎖システム100では、子局30から門扉6への出力ラインの点検だけでなく、システム全体の動作点検も行うことができる。具体的には、点検指示は、統制局設備10から子局30に送信される。次に、子局30は、点検指示に従って、動作点検を行う。その後、子局30は、点検結果を統制局設備10に送信する。統制局設備10は、受信した点検結果を、点検の対象となった子局30を管轄している制御所設備20に送信する。このようなシステムにより、一部で障害が発生した場合にはどの経路で障害が発生したのかを特定することができる。そのため、システム全体の動作点検も行うことができる。
また、本実施形態では、制御リレー回路としてセーフティリレー回路が用いられる。これにより、接点が溶着してしまい正常に動作していないにもかかわらず、点検制御用判定テーブルにおける条件A及び自重降下用判定テーブルにおける条件A’を満たしてしまうことが無くなる。そのため、より信頼性の高い点検が可能になる。
以下、変形例について説明する。
アンテナ111及びアンテナ211には、融雪装置が接続されていてもよいし、シートレドームによる着雪防止機能が備えられていてもよい。
遠方監視制御装置210には、無停電電源装置が備えられてもよい。
本実施形態では、予め設定された点検開始時刻になった場合に、統制局設備10において動作点検を実行させる構成を示したが、これに限定される必要はない。点検開始は、年単位で設定されてもよいし、月単位で設定されてもよいし、日単位で設定されてもよいし、その他であってもよい。
動作点検は、順次行われてもよいし、一斉に行われてもよい。例えば、動作点検が順次行われる場合、子局30は、1つの水門の開閉の動作点検の点検結果が取得される度に、次の水門の開閉の動作点検を行う。
子局30は、融雪装置311に代えてシートレドームによる着雪防止機構を備えるように構成されてもよい。
動作点検は、制御所設備20からの指示に従って行うように構成されてもよい。以下、図13を用いて説明する。
図13は、変形例における水門陸閘閉鎖システム100の動作点検の流れを示すシーケンス図である。
制御所設備20の監視操作卓処理装置232は、ユーザから点検開始の指示の入力を受け付ける(ステップS301)。ユーザから点検開始の指示の入力がなされると、監視操作卓処理装置232は点検開始の指示が入力された旨の通知を、L2−SW215を介して衛星通信制御装置213に出力する。なお、この際、ユーザは、どの水門の開閉動作の点検を開始するのか入力してもよい。この場合、点検開始の指示が入力された旨の通知には、ユーザが指定した水門の情報も含まれる。衛星通信制御装置213は、点検開始の指示の入力に従って、点検指示を生成する。衛星通信制御装置213は、生成した点検指示を、衛星通信装置212、アンテナ211及び通信衛星40を介して統制局設備10に送信する(ステップS302)。
統制局設備10は、制御所設備20から送信された点検指示を受信する。統制局設備10は、受信した点検指示を、通信衛星40を介して、指定された水門が接続されている子局30に送信する(ステップS303)。
子局30−1は、統制局設備10から送信された点検指示を受信する。具体的には、子局30−1のSAT−G−PLC303は、衛星通信装置301及びアンテナ302を介して点検指示を受信する。そして、子局30−1のSAT−G−PLC303は、受信した点検指示を、指定された水門に対応するG−PLCに出力する。G−PLCは、受信された点検指示に従って動作点検を開始する(ステップS304)。その後、子局30のSAT−G−PLC303は、指定された全ての動作点検が完了したか否か判定する(ステップS305)。指定された全ての動作点検が完了していない場合(ステップS305−NO)、子局30のSAT−G−PLC303は指定された全ての動作点検が完了するまで待機する。
一方、指定された全ての動作点検が完了した場合(ステップS305−YES)、子局30のSAT−G−PLC303は指定された全ての点検結果をまとめてアンテナ302、衛星通信装置301及び通信衛星40を介して統制局設備10に送信する(ステップS306)。統制局設備10は、子局30から送信された点検結果を受信する。その後、統制局設備10は、受信した点検結果を各制御所設備20に送信する。具体的には、統制局設備10は、子局30−1の点検結果を、点検指示の送信元である制御所設備20に送信する(ステップS307)。統制局設備10は、子局30の点検結果を表示する(ステップS308)。制御所設備20は、子局30の点検結果を表示する(ステップS309)。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、門扉の開閉の制御で利用される端子と同じ端子からの接点出力を利用してすべての開閉動作を点検可能な回路で構成されるリレー回路と、リレー回路による点検を実行させる点検実行部(本実施形態におけるSAT−G−PLC303、G−PLC602)と、リレー回路の点検結果を出力する出力部(本実施形態におけるSAT−G−PLC303、G−PLC602)と、出力された点検結果を、通信衛星40を介して受信し、受信した結果を出力する上位装置(統制局設備10及び制御所設備20)とを持つことにより、閉鎖指令に基づく制御操作がなされた場合に生じるリスクを軽減することができる。
なお、統制局設備10、制御所設備20及び子局30の一部又は全ての処理を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、統制局設備10、制御所設備20及び子局30の一部又は全ての処理に係る上述した種々の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
6−1〜6−n…門扉(水門・陸閘),10…統制局設備(上位装置),10−1…第1統制局設備(上位装置),10−2…第2統制局設備(上位装置),20、20−1、20−2…制御所設備(上位装置),30、30−1、30−2…子局(点検装置),40…通信衛星,60…遠隔制御装置(点検装置),61…機側操作盤,62…放送制御盤,63…水門ゲート,64…水位計,65…回転灯,66…出力装置,110、210…遠方監視制御装置,111、211、302…アンテナ,113…J−ALERT受信装置,115…故障自動通報装置,116…時刻管理装置,117、212、301…衛星通信装置,118…回線接続制御装置,119…VSAT遠方監視端末,120…中央一斉指令監視装置,121、215、306…L2−SW,122、134、144、216、224、234…電源部,123、217…屋外分電盤,130、220…監視端末,131、221、307…電話機,132、222…監視端末制御装置,133、223…モニタ,140、230…監視操作卓,141、231…警報操作表示器,142、232…監視操作卓処理装置,143、233…タッチモニタ,150、240…警報表示盤,160、250、320、580…供給部,161、251、323、583…耐雷トランス,162、310、603…無停電電源装置,163、252、582…分電盤・切替盤,164、253、321、581…非常用発電機,213…衛星通信制御装置,303…衛星通信制御装置(SAT−G−PLC),305、604…入出力中継部,3051、6041…制御リレー回路,308、601…MC,309…光成端,311…融雪装置,322…分電盤,602…G−PLC,611…ゲート制御回路,612…回転灯制御部,613…水位計変換器,621…放送・警報制御機能,622…電光表示板制御機能

Claims (1)

  1. 門扉の開閉の制御で利用される端子と同じ端子からの接点出力を利用してすべての開閉動作を点検可能な回路で構成されるリレー回路と、
    前記リレー回路による点検を実行させる点検実行部と、
    前記リレー回路の点検結果を出力する出力部と、
    出力された前記点検結果を、衛星を介して受信し、受信した結果を出力する上位装置と、を備え、
    前記リレー回路は、点検中に門扉側から動作中信号が入力された場合、前記点検実行部からの制御を強制停止する、
    点検システム。
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