JP6476992B2 - 負荷トルク推定装置、画像形成装置、負荷トルク推定方法及びプログラム - Google Patents

負荷トルク推定装置、画像形成装置、負荷トルク推定方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は負荷トルク推定装置、画像形成装置、負荷トルク推定方法及びプログラムに関する。
従来より、駆動中の電動モータの負荷トルクをリアルタイムに推定する技術が知られている。例えば、特許文献1には、3相ブラシレスモータの通電相の位相状態と、モータの回転速度とに基づいてトルク定数をリアルタイムに変更させることで、負荷トルクを推定する技術が開示されている。
しかしながら、通電相の位相状態を検出するためには、基準位相検出パルスを取得するための構成をモータドライバに付加する必要があり、コストがかかるという問題がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、電動モータの負荷トルクの推定を低コストで実現することを目的とする。
本発明の実施形態に係る負荷トルク推定装置は、以下のような構成を有する。すなわち、
ブラシレスモータの負荷トルクを推定する負荷トルク推定装置であって、
駆動中の前記ブラシレスモータの各相に流れる電流の合成値を示す信号を平滑化することにより得られる平滑化信号を取得する取得部と、
前記ブラシレスモータの回転速度ごとに平滑化信号と負荷トルクとの関係を規定した関係情報の中から、駆動中の前記ブラシレスモータの回転速度に応じた関係情報を抽出し、該抽出した関係情報を用いて前記取得部により取得された平滑化信号に応じた負荷トルクを推定する推定部とを有することを特徴とする。
本発明の各実施形態によれば、電動モータの負荷トルクの推定を低コストで実現することができる。
実施形態に係る負荷トルク推定装置のハードウェア構成を示す図である。 実施形態に係る負荷トルク推定プログラムが実行されることにより実現される負荷トルク推定部の機能構成を示す図である。 電動モータを制御し、負荷トルクを推定するためのブロック線図である。 ドライバ、電動モータ及び電流検出回路の回路構成を示す図である。 電流検出回路における各信号の波形を示す図である。 電流検出回路における各信号の波形を示す図である。 各回転速度における平滑化信号と負荷トルクとの関係を示す図である。 推定部の機能を説明するための図である。 負荷トルク推定処理の流れを示すフローチャートである。 ドライバ、電動モータ及び電流検出回路の回路構成を示す図である。 電流検出回路における各信号の波形を示す図である。 平滑化信号と負荷トルクとの関係を推定する推定方法を説明するための図である。 画像形成装置の内部構成を示す図である。 画像形成装置の中間転写ユニットの駆動・搬送機構を拡大して示した図である。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[第1の実施形態]
<負荷トルク推定装置>
はじめに、本実施形態に係る負荷トルク推定装置のハードウェア構成について説明する。図1は、本実施形態に係る負荷トルク推定装置100のハードウェア構成を説明するための図である。
図1に示すように、負荷トルク推定装置100は、情報処理装置110と電流検出回路(ドライバ側)160とを有する。情報処理装置110は、電動モータ140及び位置/回転速度検出部150と接続されたドライバ130に接続されており、ドライバ130を介して、電動モータ140の回転速度または回転位置を制御する。また、情報処理装置110は、駆動中の電動モータ140の負荷トルクを推定する。電流検出回路(ドライバ側)160は、電動モータ140を駆動するドライバ130内に配されており、電動モータ140の各相に流れる駆動電流の合成値を検出する。
情報処理装置110は、CPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113、補助記憶装置114を備える。更に、表示部115、入力部116、インタフェース部117、電流検出回路(装置側)118を備える。なお、情報処理装置110の各部(CPU111〜インタフェース部117)は、バス119を介して相互に接続されているものとする。
CPU111は、補助記憶装置114に格納された各種プログラム(例えば、負荷トルク推定プログラム120)を実行するコンピュータである。
ROM112は不揮発性メモリである。ROM112は、例えば、負荷トルク推定プログラム120をCPU111が実行するために必要な各種プログラム、データ等を格納する主記憶装置として機能する。具体的には、BIOS(Basic Input/Output System)やEFI(Extensible Firmware Interface)等のブートプログラムなどを格納する。
RAM113は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の主記憶装置である。RAM113は、各種プログラム(例えば、負荷トルク推定プログラム120)がCPU111によって実行される際に展開される、作業領域を提供する。
補助記憶装置114には、各種プログラムがインストールされている。なお、図1の例では、補助記憶装置114にインストールされている各種プログラムとして、負荷トルク推定プログラム120のみを示しているが、それ以外のプログラムがインストールされていてもよい。
表示部115は電動モータ140の制御目標値(目標回転速度や目標位置)を入力するための画面や、電動モータ140の回転速度の検出結果(実測値)または回転位置の検出結果(実測値)を表示するための画面を表示する。更に、推定された負荷トルク(推定トルク値)を表示するための画面を表示する。
入力部116は、情報処理装置110に対して各種入力操作(制御目標値を入力したりするための操作)を行うための操作部材であり、例えば、マウスやキーボード等が含まれる。
インタフェース部117は、制御対象である電動モータ140を制御するための制御値を、電動モータ140のドライバ130に送信する。また、位置/回転速度検出部150より、制御対象である電動モータ140の状態を示す情報(回転速度の実測値または回転位置の実測値)を受信する。更に、ドライバ130に配された電流検出回路(ドライバ側)160が、電動モータ140の各相に流れる駆動電流の合成値を示す信号を平滑化し、増幅することで得た平滑化信号を、電流検出回路(装置側)118を介して受信する。
電流検出回路(装置側)118は、電流検出回路(ドライバ側)160より送信された平滑化信号について、ノイズを除去しA/D(Analog/Digital)変換したうえでインタフェース部117に入力する。
ドライバ130は、インタフェース部117より送信された制御値に基づいて、電動モータ140を駆動する。電動モータ140は、3相のブラシレスモータ(DC(direct-current)モータ)である。
位置/回転速度検出部150は、電動モータ140に配され、検出信号(回転速度を示す信号または回転位置を示す信号)を出力する。位置/回転速度検出部150より出力された検出信号は、回転速度の実測値または回転位置の実測値として、ドライバ130を介してインタフェース部117に送信される。本実施形態において、位置/回転速度検出部150には、例えば、2相エンコーダや1相フォトディテクタが含まれる。あるいは、FG(Frequency Generator)センサ、ホール素子センサ等の磁気センサが含まれる。
電流検出回路(ドライバ側)160はドライバ130に配され、電動モータ140の各相に流れる駆動電流の合成値を示す信号を平滑化し、増幅することで平滑化信号を取得する。電流検出回路(ドライバ側)160では、取得した平滑化信号を電流検出回路(装置側)118に送信する。
<負荷トルク推定プログラムの機能構成>
次に、負荷トルク推定プログラム120がCPU111により実行されることで実現される負荷トルク推定部の機能について説明する。図2は、負荷トルク推定プログラム120がCPU111により実行されることで実現される負荷トルク推定部200の機能構成を示す図である。
図2において、目標回転速度入力部202及び目標位置入力部203は、ユーザが、入力部116を用いて入力した制御目標値(目標回転速度または目標位置)を取得し、制御部201に入力する。
実測値入力部204は、インタフェース部117において受信した、電動モータ140の回転速度の実測値または回転位置の実測値を取得し、制御部201に入力する。
制御部201は、入力された制御目標値(目標回転速度または目標位置)と、入力された回転速度の実測値または回転位置の実測値とに基づいて、電動モータ140を制御するための制御値(電圧値)を算出する。
制御値出力部205は、制御部201において算出された制御値(電圧値)を、インタフェース部117を介してドライバ130に送信する。
平滑化信号入力部213は、電流検出回路(装置側)118よりインタフェース部117を介して入力された平滑化信号を取得し、推定部211に入力する(つまり、平滑化信号入力部213は、平滑化信号を取得する取得部として機能する)。
格納部214は、平滑化信号と負荷トルクとの関係を規定した関係情報を、電動モータ140の各回転速度と対応付けて格納する。なお、格納部214は、平滑化信号と負荷トルクとの関係を近似式として格納していてもよいし、平滑化信号と負荷トルクとの関係をテーブルとして格納していてもよい。
推定部211は、電動モータ140の負荷トルクを推定する。具体的には、目標回転速度入力部202において入力された目標回転速度、または実測値入力部204において取得された回転速度の実測値に応じた関係情報を格納部214より読み出す。そして、推定部211は、平滑化信号入力部213より入力された平滑化信号に応じた負荷トルクを、格納部214より読み出した関係情報に基づいて算出することで負荷トルクを推定する。
推定トルク値出力部212は、推定部211において推定された負荷トルクを、推定トルク値として出力する。なお、推定トルク値の出力先は、補助記憶装置114であってもよいし、表示部115であってもよい。あるいは、インタフェース部117を介して、外部の装置に出力されてもよい。
<ブロック線図の説明>
次に、電動モータ140の回転速度または回転位置を制御するとともに、負荷トルクを推定するためのブロック線図について説明する。図3は、電動モータ140の回転速度または回転位置を制御するとともに、負荷トルクを推定するためのブロック線図である。
図3に示すように、制御部201では、制御目標値(目標回転速度ωtgtまたは目標位置xtgt)と、フィードバックされた実測値(回転速度の実測値ωdetまたは回転位置の実測値xdet)とに基づいて、制御値(電圧値Vctl)を出力する。
制御部201より出力された制御値(電圧値Vctl)に基づいて、ドライバ130では電動モータ140の各相に駆動電流を流す。なお、電動モータ140の各相に流れる駆動電流の合成値は、ドライバ130のシャント抵抗(詳細は後述)を介して電流検出回路(ドライバ側)160により検出される。そして、検出された合成値は、電流検出回路(ドライバ側)160において平滑化され増幅されたうえで、電流検出回路(装置側)118を介して平滑化信号として推定部211に入力される。
電動モータ140の各相に駆動電流が流れることで、電動モータ140には所定の回転トルクTが発生し、電動モータ140が駆動する。これに対して、電動モータ140には、負荷トルクτがかかるため、電動モータ140は、回転トルクTと負荷トルクτとの差分値に応じた回転速度で回転する。
位置/回転速度検出部150では、電動モータ140の回転速度を検出し、回転速度の実測値ωdetを制御部201にフィードバックする。
あるいは、検出した回転速度に基づいて回転位置を算出し(あるいは直接回転位置を検出し)、回転位置の実測値xdetとして制御部201にフィードバックする。
このように、回転速度の実測値ωdetまたは回転位置の実測値xdetに基づくフィードバック制御を行うことで、電動モータ140は、目標回転速度ωtgtまたは目標位置xtgtに制御される。
一方、推定部211では、電動モータ140の回転速度の制御または回転位置の制御と平行して、逐次、負荷トルクを推定する。具体的には、目標回転速度ωtgtまたは回転速度の実測値ωdetと、電流検出回路(装置側)118を介して入力された平滑化信号とに基づいて負荷トルクを算出することで負荷トルクを推定する。
なお、制御目標値(目標回転速度ωtgtまたは目標位置xtgt)または実測値(回転速度の実測値ωdetまたは回転位置の実測値xdet)は、制御部201の制御周期ごとに出力される。このため、推定部211では、制御部201の制御周期ごとに、負荷トルクを推定することができる。
<ドライバ、電動モータ及び電流検出回路の回路構成>
次に、ドライバ130、電動モータ140及び電流検出回路(ドライバ側)160、電流検出回路(装置側)118の回路構成について説明する。図4は、ドライバ130、電動モータ140及び電流検出回路(ドライバ側)160、電流検出回路(装置側)118の回路構成を示す図である。なお、図4では、説明の簡略化のために、3相のブラシレスモータである電動モータ140を構成するホール素子等は省略している。
図4に示すように、ドライバ130はトランジスタ401〜406を有し、各トランジスタ401〜403のエミッタ端子は、それぞれトランジスタ404〜406のコレクタ端子と接続されている。トランジスタ401及びトランジスタ404の接続部は、固定子巻線411と接続されている。同様に、トランジスタ402及びトランジスタ405の接続部は、固定子巻線412と接続され、トランジスタ403及びトランジスタ406の接続部は、固定子巻線413と接続されている。
トランジスタ401〜406は、それぞれ出力部400によりオン/オフが切り替えられることによって、電源420からの駆動電流を流すか否かが切り替えられる。これにより、トランジスタ401〜406は、駆動電流を流す電動モータ140の相、すなわち電動モータ140の励磁相(固定子巻線411〜413のうち励磁する固定子巻線)を切り替える。
シャント抵抗430は、トランジスタ404〜406のエミッタ端子に接続されており、電源420からトランジスタ401〜406の少なくともいずれかを流れる駆動電流の合成値を検出する。シャント抵抗430において検出された駆動電流の合成値は、シャント抵抗間電圧信号として電流検出回路(ドライバ側)160に入力される。
なお、シャント抵抗間電圧信号は、パルス状の波形で、負荷トルクが大きくなると振幅が大きくなり、回転速度が上がるとデューティ比が大きくなるという特性があり、数十mV程度の振幅を有する微弱な信号である。
電流検出回路(ドライバ側)160は、抵抗441とコンデンサ442とにより構成されるローパスフィルタ部と、抵抗444と抵抗445とにより増幅率が特定される比較器443を含む増幅部と、を有する。このため、電流検出回路(ドライバ側)160に入力されたシャント抵抗間電圧信号は、ローパスフィルタ部により平滑化され、増幅部により増幅された後に、平滑化信号として電流検出回路(装置側)118に入力される。
電流検出回路(装置側)118は、抵抗451とコンデンサ452とにより構成されるローパスフィルタ部と、A/Dコンバータ453とを有する。電流検出回路(ドライバ側)160より出力され、電流検出回路(装置側)118に入力されるまでの間に平滑化信号に付加されたノイズは、ローパスフィルタ部において除去される。更に、ノイズが除去された平滑化信号は、A/Dコンバータ453においてデジタル化されて、情報処理装置110のインタフェース部117に入力される。
このように、本実施形態では、負荷トルクを推定する際に用いる、電動モータ140の駆動電流をシャント抵抗430を介してシャント抵抗間電圧信号として検出し、平滑化信号として取得する。一般にシャント抵抗430は、電動モータ140のドライバ130に予め配されているものであり、平滑化信号を取得するための電流検出回路(ドライバ側)160は、抵抗とコンデンサと比較器とにより構成することができる。つまり、電動モータ140の駆動電流をシャント抵抗間電圧信号として検出し、平滑化信号を取得するための構成は低コストで実現することができる。この結果、従来と比較して、負荷トルクの推定を低コストで実現することができる。
<平滑化信号の説明>
次に、電流検出回路(ドライバ側)160において取得される平滑化信号について説明する。図5、図6は、平滑化信号を説明するための図である。図5(a−1)は、所定の負荷トルクで回転速度の実測値ωdet=500[rpm]の場合のシャント抵抗間電圧信号の一例を示している。図5(a−2)は、図5(a−1)に示すシャント抵抗間電圧信号をローパスフィルタ部において平滑化し、増幅部において増幅することで、電流検出回路(ドライバ側)160より出力される、平滑化信号の一例を示している。
一方、図5(b−1)は、所定の負荷トルクで回転速度の実測値ωdet=2250[rpm]の場合のシャント抵抗間電圧信号の一例を示している。図5(b−2)は、図5(b−1)に示すシャント抵抗間電圧信号をローパスフィルタ部において平滑化し、増幅部において増幅することで、電流検出回路(ドライバ側)160より出力される、平滑化信号の一例を示している。
図5に示すように、シャント抵抗間電圧信号はパルス状の波形で、回転速度が高いほどデューティ比が大きくなる。このため、ローパスフィルタ部において平滑化された後の平滑化信号は、回転速度が大きいほど大きな値となり(図5(b−2))、回転速度が小さいほど小さい値となる(図5(a−2))。
図6(a−1)は、所定の回転速度で負荷トルクが大きい場合のシャント抵抗間電圧信号の一例を示している。図6(a−2)は、図6(a−1)に示すシャント抵抗間電圧信号をローパスフィルタ部において平滑化し、増幅部において増幅することで、電流検出回路(ドライバ側)160より出力される、平滑化信号の一例を示している。
一方、図6(b−1)は、所定の回転速度で負荷トルクが小さい場合のシャント抵抗間電圧信号の一例を示している。図6(b−2)は、図6(b−1)に示すシャント抵抗間電圧信号をローパスフィルタ部において平滑化し、増幅部において増幅することで、電流検出回路(ドライバ側)160より出力される、平滑化信号の一例を示している。
図6に示すように、シャント抵抗間電圧信号は、負荷トルクが大きいほど振幅が大きくなる。このため、ローパスフィルタ部において平滑化された後の平滑化信号は、負荷トルクが大きいほど大きな値となり(図6(a−2))、負荷トルクが小さいほど小さい値となる(図6(b−2))。
つまり、シャント抵抗間電圧信号に基づいて生成される平滑化信号は、電動モータ140の回転速度と負荷トルクとに応じて増減する。したがって、それぞれの回転速度において、負荷トルクを変えたときの平滑化信号を予め実験的に求めておくことで、関係情報として格納しておくことができる。そして、駆動中の電動モータ140の回転速度と平滑化信号とを取得した際に、当該格納しておいた関係情報を用いることで、負荷トルクをリアルタイムに推定することができる。
<関係情報の説明>
次に、格納部214に格納される関係情報について説明する。図7は、関係情報の一例を示す図である。図7において、横軸は平滑化信号の値を表しており、縦軸は負荷トルクの値を表している。
このうち、図7(a)は、回転速度が750[rpm]の場合の平滑化信号と負荷トルクとの関係を実験的に求めたグラフである。また、図7(b)は、回転速度が2250[rpm]の場合の平滑化信号と負荷トルクとの関係を実験的に求めたグラフである。
負荷トルクの値をτ、平滑化信号の値をnとして、それぞれのグラフを2次式(負荷トルク推定式)で近似すると、図7(a)の負荷トルク推定式は、負荷トルクτ=−0.0759n+0.2031n−0.0048となる。また、図7(b)の負荷トルク推定式は、負荷トルクτ=−0.0114n+0.0841n−0.0113となる。
本実施形態に係る負荷トルク推定装置100では、このようにして算出した負荷トルク推定式を、回転速度と対応付けて格納部214に格納している。これにより、推定部211では駆動中の電動モータ140の回転速度と平滑化信号の値とを取得することで、負荷トルクを推定することができる。なお、格納部214は、負荷トルク推定式に代えてテーブルを格納していてもよい。具体的には、平滑化信号の値nと、平滑化信号の値nを負荷トルク推定式に入力することで算出される負荷トルクとが対応付けられたテーブルを格納していてもよい。
<推定部の機能構成>
次に、推定部211の機能について説明する。図8は、推定部211の機能を説明するための図であり、図8(a)は、推定部211の機能構成を示しており、図8(b)は、回転速度が2250[rpm]の場合に推定部211が負荷トルクを推定する場合の処理の具体例を示している。
図8(a)に示すように、推定部211は、負荷トルク推定式読み出し部801と推定トルク値算出部802とを有する。
負荷トルク推定式読み出し部801は、目標回転速度入力部202より入力された目標回転速度または実測値入力部204より入力された回転速度の実測値に基づいて、格納部214より、負荷トルク推定式を読み出す。上述したように、格納部214には、それぞれの負荷トルク推定式が回転速度と対応付けて格納されているため、負荷トルク推定式読み出し部801では、入力された回転速度に対応付けられた負荷トルク推定式を読み出す。
推定トルク値算出部802は、平滑化信号入力部213より入力された平滑化信号の値を、負荷トルク推定式読み出し部801が読み出した負荷トルク推定式に代入することで、負荷トルクを算出する。
図8(b)は、負荷トルク推定式読み出し部801が、回転速度=2250[rpm]に応じた負荷トルク推定式を読み出し、推定トルク値算出部802が、平滑化信号の値=1.35を代入することで、負荷トルク=0.085を算出したことを示している。
<負荷トルク推定処理の流れ>
次に、負荷トルク推定部200による負荷トルク推定処理の流れについて説明する。図9は、負荷トルク推定部200による負荷トルク推定処理の流れを示すフローチャートである。
制御部201による電動モータ140の回転速度または回転位置の制御が開始されると、図9に示す負荷トルク推定処理が開始される。ステップS901において、平滑化信号入力部213は、電流検出回路(装置側)118より平滑化信号を取得し、推定部211に入力する。
ステップS902において、目標回転速度入力部202は目標回転速度を取得し、推定部211に入力する(あるいは、実測値入力部204は、回転速度の実測値を取得し、推定部211に入力する)。
ステップS903において、推定部211の負荷トルク推定式読み出し部801は、入力された回転速度に応じた負荷トルク推定式を、格納部214より読み出す。
ステップS904において、推定部211の推定トルク値算出部802は、読み出された負荷トルク推定式に、平滑化信号の値を代入し、負荷トルクを算出する。
ステップS905において、推定トルク値出力部212は、算出した負荷トルクを推定トルク値として出力する。ステップS906において、推定部211は、制御部201による回転速度または回転位置の制御が終了したか否かを判定し、終了していないと判定した場合には、ステップS901に戻る。一方、終了したと判定した場合には、負荷トルク推定処理を終了する。
<まとめ>
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る負荷トルク推定装置100では、
・ドライバのシャント抵抗に、電流検出回路を接続することで、シャント抵抗間電圧信号を検出する構成とした。
・検出したシャント抵抗間電圧信号を平滑化し増幅することで、電動モータの回転速度と負荷トルクとによって変動する平滑化信号を取得する構成とした。
・それぞれの回転速度において、平滑化信号と負荷トルクとの関係を関係情報(負荷トルク推定式)として予め実験的に求めておき、格納部に格納する構成とした。
・駆動中の電動モータの回転速度に応じた負荷トルク推定式を読み出し、駆動中の電動モータの平滑化信号の値を当該負荷トルク推定式に代入することで、推定トルク値を出力する構成とした。
このように、負荷トルクの推定に用いる電動モータの駆動電流をシャント抵抗間電圧信号として検出し、平滑化信号を取得することで、低コストな構成で電動モータの駆動電流を示す信号を取得することができる。この結果、電動モータの負荷トルクの推定を低コストで実現することが可能となる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、負荷トルクの推定に用いる電動モータの駆動電流を、シャント抵抗間電圧信号として検出し、平滑化信号を取得するにあたり、第1の実施形態とは異なる回路構成を用いる場合について説明する。
<ドライバ、電動モータ及び電流検出回路の回路構成>
図10は、第2の実施形態における、ドライバ、電動モータ及び電流検出回路の回路構成を示す図である。なお、図10に示すドライバ130、電動モータ140、電流検出回路(装置側)118の回路構成は、図4に示すドライバ130、電動モータ140、電流検出回路(装置側)118の回路構成と同じであるため、ここでは説明を省略する。図4との相違点は、電流検出回路(ドライバ側)1060である。
電流検出回路(ドライバ側)1060は、比較器1041とFETトランジスタ1042と抵抗1043、1044とにより構成されるピーク値抽出部と、抵抗1145とコンデンサ1046とにより構成されるローパスフィルタ部とを有する。シャント抵抗間電圧信号は、ピーク値抽出部によりピーク値が抽出され増幅された後、ローパスフィルタ部によりピーク値の変化が平滑化され、平滑化信号として電流検出回路(装置側)118に送信される。
このように、本実施形態では、負荷トルクを推定する際に用いる、電動モータ140の駆動電流をシャント抵抗間電圧信号として検出し、平滑化信号を取得する際に、シャント抵抗間電圧のパルスのピーク値を抽出する。
<平滑化信号の説明>
次に、電流検出回路(ドライバ側)1060において取得される平滑化信号について説明する。図11は、平滑化信号を説明するための図である。図11(a−1)は、回転速度の実測値ωdet=500[rpm]の場合のシャント抵抗間電圧信号について、ピーク値抽出部においてピーク値を抽出した様子を示している。また、図11(a−2)は、図11(a−1)において抽出されたシャント抵抗間電圧信号の各パルスのピーク値の変化を、ローパスフィルタ部において平滑した平滑化信号の一例を示している。
一方、図11(b−1)は、回転速度の実測値ωdet=2250[rpm]の場合のシャント抵抗間電圧信号について、ピーク値抽出部においてピーク値を抽出した様子を示している。また、図11(b−2)は、図11(b−1)において抽出されたシャント抵抗間電圧信号の各パルスのピーク値の変化を、ローパスフィルタ部において平滑した平滑化信号の一例を示している。
図11に示すように、回転速度をそれぞれ一定にしても、負荷トルクが変動した場合にはシャント抵抗間電圧信号の各パルスの振幅は、時間の経過に伴って増減する。このため、ピーク値抽出部においてピーク値を抽出する構成とすることで、シャント抵抗間電圧信号をより精度よく検出することができる。
このように、シャント抵抗間電圧信号に基づいて平滑化信号を取得するにあたっては、シャント抵抗間電圧信号の各パルスのピーク値を抽出し、増幅したうえでローパスフィルタ部に入力し平滑化することで、より精度の高い平滑化信号を取得することができる。
<まとめ>
以上の説明から明らかなように、本実施形態では、上記第1の実施形態と同様の処理により負荷トルクを推定するにあたり、電流検出回路(ドライバ側)を、
・検出したシャント抵抗間電圧信号の各パルスのピーク値を抽出し、増幅したうえで平滑化することで、平滑化信号を取得する構成とした。
これにより、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、精度の高い負荷トルクの推定を実現することができる。
[第3の実施形態]
上記第1及び第2の実施形態では、平滑化信号と負荷トルクとの関係をそれぞれの回転速度で実験的に求めることで、それぞれの回転速度における負荷トルク推定式を算出する構成とした。しかしながら、平滑化信号と負荷トルクとの関係を規定した関係情報を、すべての回転速度に対して実験的に求めておく必要はない。
例えば、実験的に求めた平滑化信号と負荷トルクとの関係を用いて、実験的に求めていない平滑化信号と負荷トルクとの関係を推定するように構成してもよい。図12は、平滑化信号と負荷トルクとの関係を推定する推定方法を説明するための図である。
図12において、グラフ1201は、回転速度=2250[rpm]の場合の平滑化信号と負荷トルクとの関係を実験的に求めたものである。同様に、グラフ1202は、回転速度=2150[rpm]の場合の平滑化信号と負荷トルクとの関係を実験的に求めたものである。
ここで、回転速度=2200[rpm]の場合の平滑化信号と負荷トルクとの関係は、回転速度2150[rpm]と回転速度=2250[rpm]との間の中間位置にあると推定することができる。
そこで、図12の右側に示すように、平滑化信号のそれぞれの値において、回転速度2250[rpm]の負荷トルクと、回転速度2150の負荷トルクとの中間位置を、回転速度=2200[rpm]における負荷トルクとする(グラフ1203参照)。
このようにして、平滑化信号のそれぞれの値について回転速度=2200[rpm]における負荷トルクを求めると、回転速度=2200[rpm]における負荷トルク推定式は以下のように表すことができる。
負荷トルクτ=(α+α)/2×n+(β+β)/2×n+(γ+γ)/2
ただし、回転速度=2250[rpm]における負荷トルク推定式が、
負荷トルクτ=α×n+β×n+γ
であり、回転速度2150[rpm]における負荷トルク推定式が、
負荷トルクτ=α×n+β×n+γ
であるとする。
以上の説明から明らかなように、本実施形態によれば、平滑化信号と負荷トルクとの関係を全ての回転速度について実験的に求めておかなくても、負荷トルク推定式を導出することができる。
[第4の実施形態]
上記第1乃至第3の実施形態では、シャント抵抗430は、トランジスタ404〜406のエミッタ端子に接続されているものとして説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、シャント抵抗430は、トランジスタ401〜403のコレクタ端子側(電源420と、トランジスタ401〜403との間)に接続されていてもよい。
また、上記第1乃至第3の実施形態では、回転速度ごとに平滑化信号と負荷トルクとの関係を関係情報として予め実験的に求めておくことで、推定トルク値を出力する構成とした。しかしながら、本発明はこれに限定されず、例えば、平滑化信号ごとに回転速度と負荷トルクとの関係を関係情報として予め実験的に求めておくことで、推定トルク値を出力する構成としてもよい。つまり、駆動中の電動モータの平滑化信号の値に応じた負荷トルク推定式を読み出し、駆動中の電動モータの回転速度の値を当該負荷トルク推定式に代入することで、推定トルク値を出力する構成としてもよい。
[第5の実施形態]
上記第1乃至第4の実施形態では、回転速度の実測値をフィードバックし、電動モータ140が目標回転速度で回転するように、制御部201がフィードバック制御を行う場合について説明した。あるいは、回転位置の実測値をフィードバックし、電動モータ140が目標位置に回転するように、制御部201がフィードバック制御を行う場合について説明した。
しかしながら、本発明において、制御部201が行う制御は、これに限定されるものではない。例えば、目標回転速度から速度フィードフォワード制御を行うように構成してもよいし、目標位置から位置フィードフォワード制御を行うように構成してもよい。
また、上記第1乃至第4の実施形態では、推定した負荷トルクを推定トルク値として表示部115に表示(あるいは補助記憶装置114に格納)するものとして説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、推定した負荷トルクは制御部201による回転速度または回転位置の制御に用いるように構成してもよい。
[第6の実施形態]
上記第1乃至第5の実施形態では、負荷トルク推定装置100の適用先について明示しなかった。しかしながら、上記第1乃至第5の実施形態で説明した負荷トルク推定装置100は、例えば、駆動ローラを回転駆動する駆動用の電動モータが配された画像形成装置に適用することができる。あるいは、自動車やロボット、アミューズメント機器等にも適用可能である。
図13は、負荷トルク推定装置100の適用先の一例である画像形成装置1300の内部構成を示す図である。図13に示すように、画像形成装置1300は、中間転写ユニット1310と、光書込ユニット1320と、スキャナ1330と、原稿自動搬送装置1340と、給紙装置1350とを有する。
また、図14は、画像形成装置1300の中間転写ユニット1310の駆動・搬送機構を拡大して示した図である。図14に示すように、中間転写ユニット1310の駆動・搬送機構は、中間転写体としての中間転写ベルト1409、像担持体としての感光ドラム1401〜1404、一次転写部材としての1次転写ローラ1405〜1408、駆動ローラ1410を有する。また、中間転写ユニット1310の駆動・搬送機構は、二次転写対向ローラ1411、二次転写ローラ1412、テンションローラ1413、従動ローラ1414等を有する。なお、駆動ローラ1410は、駆動手段としての駆動用の電動モータにより回転駆動される。
画像形成装置1300の中間転写ユニット1310の駆動・搬送機構に由来する異常画像として、周期的またはランダムに帯状の濃度ムラが発生するバンディング現象がある。また、バンディング現象の中でも、特に記録媒体1415の先端または後端の駆動・搬送機構通過時や、2種類の駆動・搬送機構の接離時などに生じるショックにより、特定のタイミングで帯状の濃度ムラが発生するショックジターという現象が知られている。
ショックジターによるバンディング現象の対策として、記録媒体1415の先端または後端が2次転写領域を通過する際の負荷トルクの変動に対して、駆動ローラ1410の回転速度変動を軽減するという方法が知られている。すなわち、負荷トルクが変動しても一定回転で駆動ローラ1410が回転するように制御するという方法が知られている。
駆動ローラ1410を回転駆動する駆動用の電動モータの制御に、上記各実施形態に係る負荷トルク推定装置100を適用することで、負荷トルクを高い精度で推定することが可能となる。そして、推定した負荷トルクをフィードバックすることで、ショックジターによる負荷トルクの変動の影響を低減させることが可能となる。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100 :負荷トルク推定装置
110 :情報処理装置
111 :CPU
112 :ROM
113 :RAM
114 :補助記憶装置
115 :表示部
116 :入力部
117 :インタフェース部
118 :電流検出回路(装置側)
119 :バス
120 :負荷トルク推定プログラム
130 :ドライバ
140 :電動モータ
150 :位置/回転速度検出部
160 :電流検出回路(ドライバ側)
200 :負荷トルク推定部
201 :制御部
202 :目標回転速度入力部
203 :目標位置入力部
204 :実測値入力部
205 :制御値出力部
211 :推定部
212 :推定トルク値出力部
213 :平滑化信号入力部
214 :格納部
1060 :電流検出回路(ドライバ側)
特開平4−355688号公報

Claims (12)

  1. ブラシレスモータの負荷トルクを推定する負荷トルク推定装置であって、
    駆動中の前記ブラシレスモータの各相に流れる電流の合成値を示す信号を平滑化することにより得られる平滑化信号を取得する取得部と、
    前記ブラシレスモータの回転速度ごとに平滑化信号と負荷トルクとの関係を規定した関係情報の中から、駆動中の前記ブラシレスモータの回転速度に応じた関係情報を抽出し、該抽出した関係情報を用いて前記取得部により取得された平滑化信号に応じた負荷トルクを推定する推定部と
    を有することを特徴とする負荷トルク推定装置。
  2. 駆動中の前記ブラシレスモータの各相に流れる電流の合成値を示す信号として、前記ブラシレスモータを駆動させるドライバに配されたシャント抵抗のシャント抵抗間電圧信号を用いることを特徴とする請求項に記載の負荷トルク推定装置。
  3. 前記シャント抵抗間電圧信号を平滑化するローパスフィルタ部と、
    平滑化された前記シャント抵抗間電圧信号を増幅する増幅部と、を更に有し、
    前記取得部は、前記ローパスフィルタ部及び前記増幅部を介して、前記平滑化信号を取得することを特徴とする請求項に記載の負荷トルク推定装置。
  4. 前記ローパスフィルタ部と、前記増幅部は、前記ドライバに配されることを特徴とする請求項に記載の負荷トルク推定装置。
  5. 前記シャント抵抗間電圧信号の各パルスのピーク値を抽出し、該ピーク値を増幅するピーク値抽出部と、
    増幅された前記ピーク値を平滑化するローパスフィルタ部と、を更に有し、
    前記取得部は、前記ピーク値抽出部及び前記ローパスフィルタ部を介して、前記平滑化信号を取得することを特徴とする請求項に記載の負荷トルク推定装置。
  6. 前記ピーク値抽出部と、前記ローパスフィルタ部は、前記ドライバに配されることを特徴とする請求項に記載の負荷トルク推定装置。
  7. 前記ブラシレスモータの回転速度ごとに関係情報を格納する格納部を更に有し、
    前記推定部は、
    駆動中の前記ブラシレスモータの回転速度を取得し、取得した回転速度に応じた関係情報を前記格納部より抽出することを特徴とする請求項に記載の負荷トルク推定装置。
  8. 前記格納部は、前記ブラシレスモータの回転速度ごとの関係情報を、近似式またはテーブルとして、該回転速度と対応付けて格納することを特徴とする請求項に記載の負荷トルク推定装置。
  9. 前記格納部は、前記ブラシレスモータの第1の回転速度における関係情報と、第2の回転速度における関係情報と、該第1の回転速度と第2の回転速度の間の第3の回転速度における関係情報であって、該第1の回転速度における関係情報と該第2の回転速度における関係情報とに基づいて算出された第3の回転速度における関係情報を格納することを特徴とする請求項に記載の負荷トルク推定装置。
  10. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の負荷トルク推定装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  11. ブラシレスモータの負荷トルクを推定する負荷トルク推定方法であって、
    駆動中の前記ブラシレスモータの各相に流れる電流の合成値を示す信号を平滑化することにより得られる平滑化信号を取得する取得工程と、
    前記ブラシレスモータの回転速度ごとに平滑化信号と負荷トルクとの関係を規定した関係情報の中から、駆動中の前記ブラシレスモータの回転速度に応じた関係情報を抽出し、該抽出した関係情報を用いて前記取得工程において取得された平滑化信号に応じた負荷トルクを推定する推定工程と
    を有することを特徴とする負荷トルク推定方法。
  12. ブラシレスモータの負荷トルクを推定する負荷トルク推定装置のコンピュータに、
    駆動中の前記ブラシレスモータの各相に流れる電流の合成値を示す信号を平滑化することで得られる平滑化信号を取得する取得工程と、
    前記ブラシレスモータの回転速度ごとに平滑化信号と負荷トルクとの関係を規定した関係情報の中から、駆動中の前記ブラシレスモータの回転速度に応じた関係情報を抽出し、該抽出した関係情報を用いて前記取得工程において取得された平滑化信号に応じた負荷トルクを推定する推定工程と
    を実行させるためのプログラム。
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