JP6476456B2 - マイクロ波遮蔽体 - Google Patents

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Description

本発明は、電子レンジを用いて食品を加熱する際に電子レンジが照射するマイクロ波を部分的に弱めて食品に到達させることを可能とするマイクロ波遮蔽体に関する。
コンビニエンスストアなどの食品を販売する店舗において弁当類を購入した場合、店頭においてあるいは自宅に持ち帰ってから電子レンジで温めて食べることが多い。
この弁当の中にはプラスチックの容器内に仕分けされた状態で穀物や野菜、総菜に加え、調味料等を収容した包装体等が収容されている。
これら種々の食材や包装材を収容した容器を電子レンジの内部に収容してマイクロ波を照射し、好みの温度に加熱することが、弁当類を美味しく食する上で重要となる。
一般に電子レンジで弁当類を温める場合に調整するのは、食品を加熱するためのマイクロ波の照射時間や照射エネルギー量が主体であり、同時に加熱する食品ごとに(局所ごとに)加熱温度を変えるといった調整は難しい。
しかし、弁当類の容器には、同じ量のマイクロ波を受けたとしても、総菜のように穀物に比べて熱くなりすぎ、場合によっては乾燥して食感が悪くなる食材が収容されている。また、ハンバーグなどの食材の中心部は、穀物などに比べてマイクロ波で温まり難く、ハンバーグを適度な温度に温めた場合、穀物や総菜は加熱されすぎ、総菜などは食感が大幅に低下する問題がある。
更に、調味料などを収容した包装体は、その密閉構造に起因し、熱を受けすぎた場合、膨張して包装体の一部にき裂を生じ、調味料が弁当の容器内に飛散するおそれがある。
このため、電子レンジから照射されるマイクロ波の一部を食品に届く前に遮断し、食材の種類や収容物の種類に応じて一部の食材や調味料のみが加熱され過ぎないように弁当類の容器側に特別な構造を導入する検討がなされている。
例えば従来、電子レンジ加熱用トレイとして、側壁の一部あるいは上向きに突起した底壁によって区画された第1の一体化区画と第2の一体化区画を有し、どちらか一方の区画にマイクロ波エネルギー進入調整構造を含むトレイが提案されている(特許文献1参照)。
また、電子レンジ調理用容器と包装体およびそれを用いた部分非加熱調理方法として、底壁とその周縁から立ち上る周壁を有するマイクロ波遮蔽性容器本体と、マイクロ波透過性の中皿からなり、前記中皿を前記容器本体の開口部近辺に支持した容器が提案されている(特許文献2参照)。
特表2013−516216号公報 特開2005−263319号公報
特許文献1に記載の電子レンジ加熱用トレイは、マイクロ波制限エネルギー構造として、ホイル、マイクロ波吸収素材、マイクロ波投下素材、マイクロ波反射素材およびそれらの組み合わせが採用されている。特許文献1に記載のホイルとして具体的にはアルミホイルが採用されている。
特許文献2に記載のマイクロ波遮蔽材料は、アルミニウムの金属箔あるいは金属蒸着膜を備えた合成樹脂シートが採用されている。
しかし、アルミニウムの金属箔、ホイルあるいは金属蒸着膜を備えた合成樹脂シートであっても、金属の箔や膜を備えたマイクロ波遮蔽材料を電子レンジに投入してマイクロ波を照射すると、金属箔や金属膜の部分で火花を生じ易く、火花の状態によっては金属箔や金属膜に隣接する樹脂が燃焼するおそれがあり、現状、実用化できていない問題がある。
このため、電子レンジでマイクロ波を照射しても火花を生じることのない安全なマイクロ波遮蔽構造の導入が望まれている。
なお、波長1〜1000mmの電磁波をマイクロ波と称し、マイクロ波の周波数は500MHz〜500GHzであり、このうち、電波法に定められる2450MHz帯のマイクロ波が家庭・業務用電子レンジに用いられている。この周波数帯のマイクロ波電力を効率良く吸収する水は、マイクロ波の照射により瞬時に分子運動が活発になり加熱される。しかし、この周波数帯域のマイクロ波電力の吸収効率が低いガラス等のセラミックス材料はマイクロ波を透過する。このため、セラミックス製の容器のみを電子レンジに入れても容器自体が加熱されることはない。
これに対し金属箔や金属蒸着フィルムに上述の周波数帯のマイクロ波が照射されると、照射したマイクロ波が電子レンジ内部で乱反射されるとともに、金属表面に生じた電流によって自由電子が放出される。乱反射したマイクロ波や金属表面から放出された自由電子によって電子レンジでマイクロ波を発生させるマグネトロンが劣化し、電子レンジの故障に繋がる問題がある。
このため、金属箔や金属蒸着フィルムは、マイクロ波遮蔽効果を有するものの、前述の火花発生の問題もあり、電子レンジのマイクロ波遮蔽材として用いることはできない問題がある。
本発明は、前記従来の問題点に鑑みなされたものであって、電子レンジを用いて食品を加熱する際に電子レンジが照射するマイクロ波を部分的に弱めて食品や食材に到達させることができるマイクロ波遮蔽体の提供を目的とする。
上述の課題に鑑み本発明者らが種々研究したところ、水がマイクロ波を良好に吸収すること、換言すると、水がマイクロ波を良好に遮断する点に鑑み、水を含む水含有層をマイクロ波遮蔽材として利用できるか否かについて検討し、食材の温度上昇を抑制するための望ましい構造を知見するに至り、本願発明に到達した。
本発明は、前記課題を解決する手段として、以下の構成を有する。
(1)本発明は、遮熱フィルムと該遮熱フィルムの一面側に積層された水含有層と、該水含有層に積層された表面基材と、前記遮熱フィルムの他面側に積層された粘着層を備え、前記水含有層が、水を担持可能なポリマー層に、前記水含有層の全質量を100質量%とした場合、30質量%以上60質量%以下の範囲で水を担持させてなる。
(2)本発明において、前記水含有層がポリアクリル酸またはポリビニルアルコールからなる水性ゲルからなり、水含有層の厚さが2mm以上、3mm以下である構成とすることができる。
(3)本発明において、前記遮熱フィルムが、熱伝導率0.12〜2.9W/(m・K)のポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリイミドフィルムのいずれかからなる構成とすることができる。
(4)本発明において、前記表面基材がポリエチレンテレフタレートフィルムまたはポリエチレンテレフタレートの不織布からなる構成を採用できる。
(5)本発明において、前記粘着層が厚さ10〜30μmのアクリル系粘着剤からなる構成を採用できる。
本発明によれば、電子レンジに収容した食品をマイクロ波により加熱し、マイクロ波により温め易い食材とマイクロ波により温め難い食材を混在させて加熱する場合、温め易い食材をマイクロ波遮蔽体で覆い、温め難い食材をマイクロ波遮蔽体で覆わないようにした状態で電子レンジによる加熱を行うことができる。この加熱処理の場合、温め易い食材に到達するマイクロ波を少なくすることができ、温め難い食材に電子レンジからのマイクロ波をそのまま到達させることができるので、マイクロ波で加熱される割合の異なる複数の食材を同時加熱したとしても、いずれの食材も適度な温度範囲に加熱することが可能となる。また、マイクロ波遮蔽粘着シートであるならば、食材を収容した容器の必要な位置に容易に貼り付けることができ、食材の適度な温度への加熱が可能となる。
このため、マイクロ波で温めが容易な食材を必要以上に加熱してしまうことを抑制でき、マイクロ波で温め易い食材と温め難い食材を適度な温度範囲に加熱して食することができるようになる。
例えば弁当容器に漬物や生野菜、総菜などに加え、穀物、ハンバーグ等を収容している場合、漬物や生野菜、総菜をマイクロ波遮蔽体で覆い、ハンバーグをマイクロ波遮蔽体で覆っていない状態とするならば、電子レンジのマイクロ波によってハンバーグを適度に加熱した場合であっても漬物や生野菜、総菜を過度に加熱することなく良好な加熱状態とすることが可能となる。
遮熱フィルムと該遮熱フィルムの一面側に積層された水含有層と、該水含有層に積層された表面基材と、前記遮熱フィルムの他面側に積層された粘着層を備え、水含有層が、水を担持可能なポリマー層に、前記水含有層の全質量を100質量%とした場合、30質量%以上60質量%以下の範囲で水を担持させてなる構成であるならば、成型性に優れ、マイクロ波による過度の加熱を抑制できるマイクロ波遮蔽体を提供できる。
本発明に係るマイクロ波遮蔽体を備えたマイクロ波遮蔽粘着シートの第1実施形態を示す断面図。 本発明に係るマイクロ波遮蔽体を備えた弁当容器の一例を示す斜視図。 実施例において試験に供したカバー体の一例を示すもので、(A)はマイクロ波遮蔽体を備えていないカバー体の一例を示す斜視図、(B)はマイクロ波遮蔽体を備えたカバー体の一例を示す斜視図。
「第1実施形態」
以下、本発明の実施形態を挙げて本発明の詳細について説明する。
図1は本発明に係るマイクロ波遮蔽体において、遮熱フィルムの他面側に粘着層が積層されたマイクロ波遮蔽粘着シートに適用した第1実施形態を示す断面図であり、本実施形態のマイクロ波遮蔽粘着シート1は、遮熱フィルム2と水含有層3と表面基材4を積層したフィルム状あるいはシート状のマイクロ波遮蔽体5を備え、このマイクロ波遮蔽体5に粘着層6と剥離材7を積層して構成されている。
本実施形態の構造では遮熱フィルム2の表面側(一面側)に水含有層3と表面基材4が順次積層され、遮熱フィルム2の裏面側(他面側)に粘着層6と剥離材7が順次積層されている。
遮熱フィルム2は、熱伝導率が低く耐熱性が高く、水の透過性が低い樹脂フィルムからなることが好ましい。このような樹脂フィルムは、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム、ポリプロピレン(PP)フィルム、空孔を有するPETフィルム、発泡PETフィルム、ポリカーボネート(PC)フィルム、ポリイミド(PI)フィルム、ポリエステル不織布などからなることが好ましい。
PETは融点260℃、実使用温度(シート形状が維持される上限温度(以下同じ))は200℃程度、熱伝導率は0.14W/(m・K)、PPは融点160℃、実使用温度120℃程度、熱伝導率0.12W/(m・K)、PCは融点150℃、実使用温度120〜130℃、熱伝導率0.19W/(m・K)、PIは実使用温度400℃程度、熱伝導率0.29W/(m・K)であるので、
遮熱フィルム2を構成する樹脂として熱伝導率が低い樹脂とは、熱伝導率0.35W/(m・K)以下の樹脂を意味する。遮熱フィルム2を構成する樹脂として耐熱性が高い樹脂とは、実使用温度120℃以上の樹脂を意味する。
熱伝導率の測定は、株式会社アイフェイズ社製:アイフェイズ・モバイル1u(AI Phase Mobile 1u)を使用し、標準環境試験室(23℃、50%RH)内にて測定することができる。サンプルサイズは50mm×50mm、サンプル厚み50μmに設定し、測定することができる。
水含有層3とは、水を担持可能なポリマー層に水を担持させた層である水性ゲルで構成され、水含有層の全質量を100質量%とした場合、含水率5〜98質量%の範囲で水を含有させたものが好ましい。水性ゲルを構成するためのポリマー種としては、ポリアクリル酸(PAAc)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルピロリドン、ポリウレタン、シリコーンなど、水を担持できるものであればいずれを用いても良い。また、水含有層3に防腐剤や香料、色素(有機系染料)、酸化防止剤などの成分を多少含んでいても良い。なお、含水率について前述の範囲内でもより好ましい範囲は20〜70質量%であり、さらに好ましい範囲は30〜60質量%である。
水含有層3の厚さは100μm〜5mmの範囲を選択できる。この範囲内であっても、200μm〜5mmの範囲とすることが好ましく、500μm〜3mmの範囲を選択することがより好ましい。
表面基材4は、耐熱性の高いものが好ましく、また、表面基材4の表面に印刷受理層を別途設けても良い。表面基材4を構成する樹脂フィルムとして、PETフィルム、PPフィルム、PCフィルム、PIフィルムなどを例示することができ、表面基材4をPETやPP、セルロースなどの不織布で構成することもできる。
印刷受理層を設けた場合、印刷受理層に印刷することで、マイクロ波遮蔽粘着シート1として美観を向上できる。
表面基材4の厚さは、10μm〜200μmの範囲とすることが好ましく、15μm〜75μmの範囲とすることがより好ましい。
粘着層6は、マイクロ波遮蔽体5を目的の位置に貼り付けて使用する場合に必要に応じて積層される。この粘着層6を用いて弁当容器などの食品容器の必要箇所にマイクロ波遮蔽体5を貼り付けて使用する。
粘着層6の厚さは5μm〜50μmの範囲とすることが好ましく、10μm〜30μmの範囲とすることがより好ましい。
ここで用いる粘着層6は、公知のものでよく、粘着層6を構成する粘着剤としては、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ポリウレタン系粘着剤、ポリエステル系粘着剤、ポリオレフィン系粘着剤、ポリカーボネート系粘着剤等を例示できる。これら粘着剤は、エマルション型、溶剤型及び無溶剤型のいずれでもよい。
また、剥離材7は剥離フィルム、剥離紙などからなるが、被着体への貼付時には剥離されるものであり、マイクロ波遮蔽粘着シート保存時には使用することが好ましいものである。
剥離フィルム、剥離紙は、公知のものでよく、紙基材又はフィルム基材の表面に剥離剤層を設けた構造を剥離材7の基本構造として用いることができる。
剥離フィルムに使用する前記フィルム基材としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアクリレート等の各種樹脂フィルムを例示できる。
前記紙基材としては、ポリエチレンラミネート紙、ポリプロピレンラミネート紙、クレーコート紙、樹脂コート紙、グラシン紙、上質紙等の各種紙材を例示できる。
剥離フィルム、剥離紙としては、フィルム基材又は紙基材に填料等の充填剤を含有させた合成紙又はフィルムも例示でき、必要に応じて、これら合成紙又はフィルムの表面に剥離剤層が設けられていてもよい。
前記剥離剤層として、シリコーン系樹脂、長鎖アルキル系樹脂、フッ素系樹脂等を用いることができる。
剥離フィルム、剥離紙の厚さ、剥離剤層の厚さは特に限定されず、適宜調節すればよい。
弁当容器などの食品容器に食材を収容し、電子レンジで加熱して食材を摂取する際、容器に収容されている食材のうち、他の食材と比べて食材の味が変わりやすい食材、あるいは他の食材より加熱され易く、他の食材に比べて過加熱される可能性の高い食材を覆うようにマイクロ波遮蔽体5を設ける。一例として弁当容器の天井部と底部にそれぞれ目的の食材を上下両面から挟み込むようにマイクロ波遮蔽体を設けることが好ましい。また、天井部と底部に加えて側壁部分にマイクロ波遮蔽体を設け、食材の全周囲をマイクロ波遮蔽体で覆うようにマイクロ波遮蔽体5を設けてもよい。
上下両側あるいは全周囲をマイクロ波遮蔽体5で覆われた食材に電子レンジのマイクロ波を照射すると、マイクロ波遮蔽体5に到達したマイクロ波は水含有層3の水分子を振動させて水を加熱するが、水を加熱することでマイクロ波のエネルギーの一部が消費される結果、マイクロ波遮蔽体5で上下あるいは周囲を覆われている食材に到達するマイクロ波の量を少なくできる。
マイクロ波遮蔽体5で上下あるいは全周囲を覆われた食材は容器ごと電子レンジで加熱された場合、マイクロ波遮蔽体5で覆われていない他の食材よりもマイクロ波の照射割合が少なくなるので、過度に加熱されることがなくなり、良好な加温状態とすることができる。このため、味覚を損なうことなく暖かい食材を摂取できる。
図2は、先のマイクロ波遮蔽体を備えた弁当容器の一例を示すもので、この例の弁当容器10は浅底箱型の容器本体11と蓋体12とからなり、容器本体11の内部に仕切部材13を設けて容器本体11が収容部15、16、17に区画されている。
一例として、収容部15に総菜や生野菜など、マイクロ波によって温まり易い食材が収容され、他の収容部16、17にご飯、その他の食材、穀物や肉類等が収容される場合、収容部15の底部を覆うようにマイクロ波遮蔽体18が敷設されている。また、容器本体11の開口部を蓋体12で覆った場合、収容部15の上に被さる蓋体裏面位置に収容部15の上面側を覆うための平面視長方形状のマイクロ波遮蔽体19が貼設されている。
これらのマイクロ波遮蔽体18、19は、更に粘着層6と剥離材7を有する。マイクロ波遮蔽体18の裏面側の剥離材7を剥がして粘着層6を露出させておき、この粘着層6を利用して容器本体11の収容部15の底面に貼り付けることができる。また、マイクロ波遮蔽体19の剥離材7を剥がして粘着層6を露出させ、この粘着層6を利用して蓋体12の適切な位置にマイクロ波遮蔽粘体19を貼り付けることができる。
図2の例では容器本体11の内部側にマイクロ波遮蔽体18を設け、蓋体12の裏面側にマイクロ波遮蔽体19を設けたが、マイクロ波遮蔽体18を容器本体11の裏面側(外面側)に設け、マイクロ波遮蔽体19を蓋体12の表面側(外面側)に設けても良いのは勿論である。
なお、図2の容器本体11において蓋体12の裏面側にマイクロ波遮蔽体19を設ける場合、マイクロ波遮蔽粘着シート1の積層構成とすると、蓋体12、粘着層6、遮熱フィルム2、水含有層3、表面基材4、食材の順にマイクロ波が通過する。ここでマイクロ波を水含有層3で吸収させ、それにより発熱した水含有層3の熱を食材に伝えないようにするためには、前記遮熱フィルム2と表面基材4の積層位置を入れ替えて逆にすることが望ましい。即ち、粘着層6、表面基材4、水含有層3、遮熱フィルム2の順に積層させたマイクロ波遮蔽体を蓋体12の裏面側に貼着することが好ましい。
また、図2の容器本体11の底面側にマイクロ波遮蔽体18を設ける場合、マイクロ波遮蔽体19を設ける場合と同様の考え方に基づき、発熱した水含有層3の熱を食材に伝えないようにするには、粘着層6、表面基材4、水含有層3、遮熱フィルム2の順に積層されたマイクロ波遮蔽体を容器11の底面側に貼着することが好ましい。
以上説明したようにマイクロ波遮蔽体において遮熱フィルム2と表面基材4の積層順序は図1の積層順と、その逆の積層順のいずれかを選択して用いることができる。
図2に示す容器本体11の開口部を蓋体12で覆った状態で容器本体11を電子レンジに収容し加熱すると、マイクロ波は電子レンジの内部で乱反射を繰り返し、食材を加熱するが、マイクロ波遮蔽体18、19で上下を挟まれた収容部15に収容されている総菜や野菜に到達するマイクロ波を少なくできるので、総菜や野菜を過度に加熱することがなく、食味を損なうことなく適度に総菜や野菜を加熱できる。
このため、収容部17に穀物を収容し、総菜や野菜を収容部15に収容し、果物等の別の食材を収容部16に収容したとしても、総菜のみを過剰に加熱することがなくなり、総菜、野菜類、果物、穀物のいずれにおいても温度差の少ない状態でできるだけ均一に温めることができる効果を得ることができる。
「マイクロ波遮蔽粘着シートの製造方法」
以上構成のマイクロ波遮蔽粘着シートを製造するには、剥離材の剥離剤層上に、溶媒として溶剤または水に分散させた粘着剤を塗布し、所定の乾燥条件(例えば、温度100℃で1分間)で溶媒を揮発させ、目的の厚みの粘着層を得る。
その粘着層の剥離フィルムまたは剥離紙とは反対面に、遮熱フィルムとなる各フィルムや不織布を貼り合せる。
粘着剤の塗布方法としては、特に制限はないが、従来公知の塗布方法が使用可能であり、例えば、ナイフコーター、ロールコーター、ロールナイフコーター、グラビアコーター、バリオグラビアコーター、エアナイフコーター、バーコーター、ダイコーター、カーテンコーター等の塗布装置による方法が挙げられる。
次に表面基材となる各フィルムの表面に、水含有層となる水性ゲルを、所定の含水率、膜厚となるように塗布する。この際の塗布方法も上記粘着剤の塗布方法と同様の方法を用いることが出来る。その後、前記遮熱フィルムの粘着層と反対の面と、水性ゲルの表面基材と反対の面とを貼り合せ、マイクロ波遮蔽粘着シートとする。
このマイクロ波遮蔽粘着シートを、所望のサイズに抜き加工を行う工程としては、マイクロ波遮蔽粘着シートの断面方向の所定の箇所に、切れ込み形成を行う(マイクロ波遮蔽粘着シートの基材フィルム表面側から断面方向に、粘着層と剥離フィルムの界面まで切れ込みを入れる)。切れ込みは、トムソン刃、ピナクル刃、ダイカットロール等を用いることで形成できる。その後、マイクロ波遮蔽粘着シートとして使用しない不要部分について、カス上げを行い、除去する。
「成型性」
成型性とは、マイクロ波遮蔽粘着シートを所望のサイズに上記方法にて切れ込みとカス上げを行い、不要部分を除去する加工工程時の適正と、加工後の経時(常温にて7日保管)による形状保持適正を意味する。加工工程時に切れ込み部から刃先を引き上げる際に発生する可能性がある水性ゲルの糸引きや端部からのはみ出しがないこと、加工後の経時でマイクロ波遮蔽粘着シート端部からの水性ゲルのはみ出しがないことが好ましい。
「上昇温度」
例えば、弁当容器に収納されている野菜や総菜などの必要以上に温めることを抑制したい食材において、その収納された弁当容器の上下両面または全周囲をこのマイクロ波遮蔽体で覆うことによって、食材の温度上昇は抑制される。
「実施例1」
一辺150mm×150mmの図3(A)に示す正方形状の透明プラスチック製の壁部21を5つ用意し、接着剤を用いてこれらを立体状に組み立てて底面のみを開口させた立方体形状のカバー体22を構成し、内部にコーヒーカップ23を収容可能とした。
図3(A)に示すカバー体22と同等構成の別のカバー体22を用意し、このカバー体22の底面を除く各面に先の実施形態において説明した積層構造と同等構造であり、後述する積層構造のマイクロ波遮蔽粘着シートの剥離紙を剥がして粘着層面を貼付し、粘着層付きのマイクロ波遮蔽体25を備えた試験用カバー体26を構成した。
試験用カバー体に貼り付けたマイクロ波遮蔽体は、表面基材(PET:厚さ38μm),水含有層(ポリアクリル酸:水40質量%含水:厚さ2mm),PETからなる遮熱フィルム(厚さ188μm),粘着層(リンテック(株)製汎用アクリル系強粘着剤:PAT1を用いた粘着層:乾燥後の厚さ20μm),リンテック(株)製剥離紙「8K」をこの順番で積層した積層構造のマイクロ波遮蔽粘着シートを用いた。
このマイクロ波遮蔽粘着シートは以下の手順により製造した。
前記剥離紙の剥離剤層上に、溶媒(トルエンと酢酸エチルの混合溶液)に分散させた粘着剤を塗布し、温度100℃で1分間加熱して溶媒を揮発させ、厚さ20μmの粘着層を得た。
この粘着層の剥離紙とは反対面に、上述の厚さのPETからなる遮熱フィルムを貼り合わせた。
表面基材(PET:厚さ38μm)にマイクロ波遮蔽材となる水性ゲルを、上述の含水率、膜厚となるように塗布し、前記遮熱フィルムの粘着層と反対の面と、水性ゲルの表面基材と反対の面とを貼り合せた。
このマイクロ波遮蔽粘着シートを、150mm×150mmのサイズに抜き加工してカバー体に貼り付け可能なマイクロ波遮蔽粘着シートを得、カバー体22に貼り付けて試験用カバー体26を構成した。
次に、一定量(60cc)の水(水温12.5℃)を収容したコーヒーカップ23を家庭用の電子レンジ(出力600W)に収容し、図3(B)に示す構成のカバー体26で覆った後、電子レンジで40秒間加熱した。
40秒間の電子レンジ加熱の結果、コーヒーカップ内の水は12.5℃から20.5℃まで上昇した(上昇温度8.0℃)。
「比較例1」
一定量(60cc)の水(水温13.5℃)を収容したコーヒーカップ23を家庭用の電子レンジ(出力600W)に収容し、図3(A)に示す構成のカバー体22で覆った後、電子レンジで40秒間加熱した。その結果、コーヒーカップ内の水は13.5℃から44℃まで上昇した(上昇温度30.5℃)。
以上説明の結果から、ポリアクリル酸からなる水含有層を備えたマイクロ波遮蔽粘着シートは電子レンジのマイクロ波に対し優れた遮蔽効果を発揮することを確認できた。
「実施例2」
前記構造のマイクロ波遮蔽体に替えて、表面基材(PET:厚さ38μm),水含有層(ポリアクリル酸:水40質量%含水:厚さ2mm),発泡PETの遮熱フィルム(東洋紡(株)商品名:クリスパーK2323、厚さ125μm),粘着層(リンテック(株)製汎用アクリル系強粘着剤:PAT1を用いた粘着層:乾燥後の厚さ20μm),リンテック(株)製剥離紙「8K」をこの順番で積層した積層構造のマイクロ波遮蔽粘着シートを用いた。
40秒間の電子レンジ加熱の結果、コーヒーカップ内の水は12.5℃から19.5℃まで上昇した(上昇温度7.0℃)。
以上説明の結果から、水含有層を備えたマイクロ波遮蔽体は電子レンジのマイクロ波に対し優れた遮蔽効果を発揮することを確認できた。
「実施例3」
前記構造のマイクロ波遮蔽体に替えて、表面基材(PET:厚さ38μm),水含有層(ポリアクリル酸:水40質量%含水:厚さ2mm),ポリイミドの遮熱フィルム(東レ・デュポン(株)商品名:カプトン、厚さ125μm),粘着層(リンテック(株)製汎用アクリル系強粘着剤:PAT1を用いた粘着層:乾燥後の厚さ20μm),リンテック(株)製剥離紙「8K」をこの順番で積層した積層構造のマイクロ波遮蔽粘着シートを用いた。
40秒間の電子レンジ加熱の結果、コーヒーカップ内の水は12.5℃から23.0℃まで上昇した(上昇温度10.5℃)。
以上説明の結果から、水含有層を備えたマイクロ波遮蔽体は電子レンジのマイクロ波に対し優れた遮蔽効果を発揮することを確認できた。
「実施例4」
前記構造のマイクロ波遮蔽体に替えて、表面基材(PET:厚さ38μm),水含有層(ポリアクリル酸:水40質量%含水:厚さ2mm),発泡ポリプロピレンの遮熱フィルム(ユポ・コーポレーション商品名:ユポSGS、厚さ110μm),粘着層(リンテック(株)製汎用アクリル系強粘着剤:PAT1を用いた粘着層:乾燥後の厚さ20μm),リンテック(株)製剥離紙「8K」をこの順番で積層した積層構造のマイクロ波遮蔽粘着シートを用いた。
40秒間の電子レンジ加熱の結果、コーヒーカップ内の水は12.5℃から22.0℃まで上昇した(上昇温度9.5℃)。
以上説明の結果から、水含有層を備えたマイクロ波遮蔽体は電子レンジのマイクロ波に対し優れた遮蔽効果を発揮することを確認できた。
「実施例5」
前記構造のマイクロ波遮蔽体に替えて、表面基材(ポリエステル不織布:坪量50g/m),水含有層(ポリアクリル酸:水40質量%含水:厚さ2mm),PETの遮熱フィルム(厚さ188μm),粘着層(リンテック(株)製汎用アクリル系強粘着剤:PAT1を用いた粘着層:乾燥後の厚さ20μm),リンテック(株)製剥離紙「8K」をこの順番で積層した積層構造のマイクロ波遮蔽粘着シートを用いた。
40秒間の電子レンジ加熱の結果、コーヒーカップ内の水は12.5℃から25.5℃まで上昇した(上昇温度13.0℃)。
以上説明の結果から、水含有層を備えたマイクロ波遮蔽粘着シートは電子レンジのマイクロ波に対し優れた遮蔽効果を発揮することを確認できた。
「実施例6」
前記構造のマイクロ波遮蔽体に替えて、表面基材(ポリエステル不織布:坪量50g/m),水含有層(ポリアクリル酸:水40質量%含水:厚さ2mm),ポリエステル不織布の遮熱フィルム(坪量 50g/m),粘着層(リンテック(株)製汎用アクリル系強粘着剤:PAT1を用いた粘着層:乾燥後の厚さ20μm),リンテック(株)製剥離紙「8K」をこの順番で積層した積層構造のマイクロ波遮蔽粘着シートを用いた。
40秒間の電子レンジ加熱の結果、コーヒーカップ内の水は12.5℃から28.0℃まで上昇した(上昇温度15.5℃)。
以上説明の結果から、水含有層を備えたマイクロ波遮蔽粘着シートは電子レンジのマイクロ波に対し優れた遮蔽効果を発揮することを確認できた。
「実施例7」
前記構造のマイクロ波遮蔽体に替えて、表面基材(PET:厚さ38μm),水含有層(ポリビニルアルコール:水40質量%含水:厚さ2mm),PETからなる遮熱フィルム(厚さ188μm),粘着層(リンテック(株)製汎用アクリル系強粘着剤:PAT1を用いた粘着層:乾燥後の厚さ20μm),リンテック(株)製剥離紙「8K」をこの順番で積層した積層構造のマイクロ波遮蔽粘着シートを用いた。
40秒間の電子レンジ加熱の結果、コーヒーカップ内の水は12.5℃から21.0℃まで上昇した(上昇温度8.5℃)。
以上説明の結果から、水含有層を備えたマイクロ波遮蔽粘着シートは電子レンジのマイクロ波に対し優れた遮蔽効果を発揮することを確認できた。
上述の実施例1〜実施例7について主要な項目毎に以下の表1に試験結果をまとめて記載する。表1において、PAAc:ポリアクリル酸、PVA:ポリビニルアルコールを示す。
Figure 0006476456
表1には成型性と上昇温度も併記した。
また、参考例8〜11として、表面基材(PET:38μm)と遮熱層(PET:188μm)と粘着層(PAT1)は共通のものを用い、実施例8はPAAc:水5質量%:厚さ3mmの水含有層、実施例9はPAAc:水70質量%:厚さ100μmの水含有層、実施例10はPAAc:水98質量%:厚さ2mmの水含有層、実施例11はPAAc:水95質量%:厚さ2mmの水含有層を用いて各マイクロ波遮蔽粘着シートを構成した。
表1に示す結果から、水含有層を有し遮熱層を有する実施例のマイクロ波遮蔽粘着シートであるならば、いずれの例であっても、比較例1に対し上昇温度を抑えることができた。
なお、表1の結果から、含水率が低いとマイクロ波遮蔽効果が低く、含水率が高いと加工性および形状維持が困難となることがわかる。
更に、水含有層が薄いとマイクロ波遮蔽効果が低く、厚過ぎると加工性および形状維持が困難になることもわかる。
また、遮熱層について、熱伝導率が高いと含水層中の水が加温された際に、その熱を内部に伝えてしまう。また、熱伝導率が高いものはマイクロ波照射によって燃えてしまうおそれがある。
「評価方法」
「成型性」
成型性とは、上述の成型加工方法によりマイクロ波遮蔽材を製造する際、以下に説明する基準で成形性を判断した結果である。
マイクロ波遮蔽粘着シートを製造する場合、所望のサイズに切れ込みとカス上げを行い、不要部分を除去する加工工程時(抜き加工)時と、加工後の経時(常温にて7日保管)による形状保持性を確認した。
評価:×の場合
下記のいずれかが発生した場合。
・抜き加工した際にマイクロ波遮蔽粘着シート端部から、水性ゲルが糸引きして抜き加工できなかったり、カス上げの際に共上がりしてしまう場合。
・抜き加工したマイクロ波遮蔽粘着シート端部から、水性ゲルが経時(常温にて7日保管)で、5mm以上はみ出してしまう場合。
評価:△の場合
抜き加工とカス上げは問題なく出来たが、抜き加工したマイクロ波遮蔽粘着シート端部から、水性ゲルが経時(常温にて7日保管)で、1mm以上〜5mm未満、はみ出してしまう場合。
評価:○の場合
抜き加工とカス上げが問題なく出来、抜き加工したマイクロ波遮蔽粘着シート端部から、水性ゲルが経時(常温にて7日保管)で、はみ出しが1mm未満の場合。
「上昇温度」
一辺150mm×150mmの図3(A)に示す正方形状の透明プラスチック製の壁部21を5つ用意し、接着剤を用いてこれらを立体状に組み立てて底面のみを開口させた立方体形状のカバー体22を構成した。このカバー体22の底面を除く各面にマイクロ波遮蔽体粘着シートの剥離紙を剥がして粘着層面を貼付し、試験用カバー体26を構成した。次に、一定量(60cc)の水(水温12.5℃)を収容したコーヒーカップ23を家庭用の電子レンジ(出力600W)に収容し、図3(B)に示す構成のカバー体26で覆った後、電子レンジで40秒間加熱した。
この試験(加熱)前後の温度差を上昇温度とし、この上昇温度が20℃以下であれば、マイクロ波遮蔽効果あり、と判断した。
1…マイクロ波遮蔽粘着シート、2…遮熱フィルム、3…水含有層、4…表面基材、5…マイクロ波遮蔽体、6…粘着層、7…剥離材、10…弁当容器、11…容器本体、12…蓋体、13…仕切部材、15、16、17…収容部、18、19…マイクロ波遮蔽体。

Claims (5)

  1. 遮熱フィルムと該遮熱フィルムの一面側に積層された水含有層と、該水含有層に積層された表面基材と、前記遮熱フィルムの他面側に積層された粘着層を備え、
    前記水含有層が、水を担持可能なポリマー層に、前記水含有層の全質量を100質量%とした場合、30質量%以上60質量%以下の範囲で水を担持させてなることを特徴とするマイクロ波遮蔽体。
  2. 前記水含有層がポリアクリル酸またはポリビニルアルコールからなる水性ゲルからなり、水含有層の厚さが2mm以上、3mm以下であることを特徴とする請求項1に記載のマイクロ波遮蔽体。
  3. 前記遮熱フィルムが、熱伝導率0.12〜2.9W/(m・K)のポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリイミドフィルムのいずれかからなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のマイクロ波遮蔽体。
  4. 前記表面基材がポリエチレンテレフタレートフィルムまたはポリエチレンテレフタレートの不織布からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のマイクロ波遮蔽体。
  5. 前記粘着層が厚さ10〜30μmのアクリル系粘着剤からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のマイクロ波遮蔽体。
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