JP6475573B2 - 熱処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体基板、液晶表示用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等の基板に対して、熱処理を行う熱処理装置に関する。
従来の熱処理装置は、基板を載置するための上プレートと、下プレートと、それらの間に挟まれたヒータとを有する加熱プレートを備えている。このような加熱プレートは、基板を面内均一に加熱するため、基板加熱領域を分割し、各領域で温度制御するように構成されている(例えば、特許文献1および2参照)。
加熱プレートのヒータとして、例えばフィルムヒータが用いられる。フィルムヒータは、一般的に必要面積の絶縁フィルムに抵抗発熱体である金属箔を密着させて形成している。フィルムヒータは、耐熱性に優れ、また、フィルムヒータは薄いので、加熱プレートの厚みを抑えることができる。
また、フィルムヒータは、分割した領域毎に温度制御される。そのため、フィルムヒータは、電源配線の取り出しの都合により、図9のように配置される。すなわち、フィルムヒータ107は、上プレートと下プレートとが積み重なる方向に、加熱する領域の異なる、例えば2枚(複数枚)のフィルムヒータ107を重ね合わせて配置されている。
特開2008−034685号公報 特開2008−235535号公報
しかしながら、このような構成を有する従来装置は、次のような3つの問題がある。1つ目の問題は、フィルムヒータの電源接続端子による問題であり、2つ目の問題は、絶縁フィルムの機械的性質による問題である。また、3つ目の問題は、上下プレートを積み重なる方向に重なって配置される複数枚のフィルムヒータの問題である。
まず、1つ目の問題を具体的に説明する。加熱領域を分割するが、分割の個数に伴って、電力を供給するために多くの電源配線が必要になる。この電源配線をフィルムヒータ107内に設けようとすると、電源配線の配置により、ヒータパターン(金属箔111)を設けることができない。また、フィルムヒータは、図9、図10のように、金属箔111と電源配線119とを接続する電源接続端子121が、金属箔111と共に、絶縁フィルム113で挟まれて形成されている。電源接続端子121は比較的加熱しないので、この電源接続端子121に対応する領域の基板加熱は、周りの熱が伝達されて行われる。また、電源接続端子121には、図10のように、下プレート105の孔部123を通って電源配線119が接続されており、電源配線119の熱伝導によりフィルムヒータ107の熱が放熱される。そのため、電源接続端子121は、クールスポットになり易い。
次に、2つ目の問題を具体的に説明する。フィルムヒータ107と上下プレート103,105との熱膨張率が異なる。そのため、フィルムヒータ107を加熱させると、フィルムヒータ107は、上下プレート103,105に挟まれて固定されていても、上下プレート103,105に対して位置ズレする。フィルムヒータ107が上下プレート103,105に対して大きく位置ズレすると、フィルムヒータ107が位置ズレ前と異なる位置を加熱する。その結果、温度均一性が悪化する。また、絶縁フィルム113の硬度が高いことで上下プレート103,105には擦傷が生じ、擦傷が生じるとゴミが発生する。
また、フィルムヒータ107は、抵抗発熱体である金属箔111と絶縁フィルム113との熱膨張率が異なる。そのため、フィルムヒータ107を加熱させると、金属箔111は伸びず、絶縁フィルム113は伸びるといったように、金属箔111と絶縁フィルム113との間で変位量の違いが生じる。これが進展すると、金属箔111を挟み込む絶縁フィルム113間が浮き上がり、金属箔111同士の短絡現象へのリスクが高まる。
また、これらの熱膨張率の違いによる影響は、フィルムヒータ107の加熱面積が増加するほど大きい。そのため、1枚のフィルムヒータ107が大面積であるほど、耐久性が悪く長寿命化を阻害する。
次に、3つ目の問題を具体的に説明する。図10のように、異なる領域で加熱する複数枚のフィルムヒータ107を上下プレート103,105の方向に重ねて配置すると、上プレート103までの距離が異なるので、温度制御が難しくなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、基板加熱領域のクールスポットを抑え、また、熱膨張による変位量を抑えた熱処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、本発明に係る熱処理装置は、基板を載置する基板載置面を有する第1プレートと、前記第1プレートに対して前記基板載置面の反対側に設けられた第2プレートと、前記第1プレートと前記第2プレートとの間に挟まれて配置され、載置される前記基板を加熱する基板加熱領域を分割した複数の領域に各々分かれて同一平面上に並んでいる複数枚の独立したフィルムヒータと、を備え、前記フィルムヒータは、抵抗発熱体および、前記抵抗発熱体と電源配線とを接続する電源接続端子を絶縁フィルムで挟み込んで形成されており、前記電源接続端子は、前記第1プレートと前記第2プレートとの間の前記基板加熱領域以外に配置され、前記第2プレートは、孔部を有し、前記孔部には、少なくとも1つの前記フィルムヒータの前記電源接続端子が入っていることを特徴とするものである。
本発明に係る熱処理装置によれば、第1プレートと第2プレートの間には、独立した複数枚のフィルムヒータが挟まれて配置されており、複数枚のフィルムヒータは、基板を加熱する基板加熱領域を分割した複数の領域の各々に分かれて同一平面上に並んでいる。フィルムヒータは、抵抗発熱体および電源接続端子を絶縁フィルムで挟み込んで形成されている。電源接続端子は、抵抗発熱体と電源配線とを接続する。電源接続端子は、比較的発熱せず、また、電源配線より放熱されるので、クールスポットになり易いが、電源接続端子は、第1プレートと第2プレートとの間の基板加熱領域以外に配置されている。これにより、その基板加熱領域には、電源接続端子が存在しないので、電源接続端子によるクールスポットを抑制できる。
また、分割せずに1枚でフィルムヒータを構成すると、フィルム全体が変位するが、フィルムヒータを分割することで、各々のフィルムヒータ毎に熱膨張により変位するので、フィルムヒータの変位量を抑えることができる。その結果、フィルムヒータを長寿命化できる。また、複数枚のフィルムヒータが同一平面上に配置されているので、抵抗発熱体の領域が異なるフィルムヒータを複数枚重ねる従来の構成に比べ、第1プレートに対しての距離を均一にできる。そのため、比較的に温度制御をし易くできる。また、フィルムヒータは、ある一定の大きさを超えると生産性が低くなるので、仕入れコストが著しく上昇する。大面積の基板加熱領域を分割して、小面積の複数枚のフィルムヒータを同一平面上に並べて配置させる。これにより、大面積の1枚のフィルムヒータを準備するよりも低コスト化できる。
また、前記第2プレートは、孔部を有し、前記孔部には、少なくとも1つの前記フィルムヒータの前記電源接続端子が入っている。フィルムヒータの電源接続端子が第2プレートに設けられた孔部に入っている。これにより、第1プレートと第2プレートとの間の基板加熱領域には、電源接続端子が存在しないので、電源接続端子によるクールスポットを抑制できる。また、例えば、複数のフィルムヒータが配置された面の側方から電力供給する構成も採用できるが、この構成と比べて、その側方の構成を簡単にすることができる。
また、上述の熱処理装置の一例は、前記孔部には、少なくとも1つの前記フィルムヒータの前記電源接続端子および前記抵抗発熱体の一部が入っていることである。第2プレートに設けられた孔部には、電源接続端子と共に、抵抗発熱体の一部が入っている。抵抗発熱体の一部が孔部で加熱するので、電源接続端子から電源配線を通じて放熱される影響を小さくできる。よって、電源接続端子によるクールスポットを更に抑制できる。
また、上述の熱処理装置の一例は、前記基板加熱領域は、中心領域と、前記中心領域の周りの外周領域とに少なくとも分けられ、前記孔部には、少なくとも前記中心領域に配置された前記フィルムヒータの前記電源接続端子が入っていることである。第2プレートに設けられた孔部には、中心領域のフィルムヒータの電源接続端子が入っている。そのため、第1プレートと第2プレートとの間の基板加熱領域には、電源接続端子が存在せず、電源接続端子によるクールスポットを抑制できる。
また、上述の熱処理装置において、前記フィルムヒータは、各々の前記フィルムヒータの領域内の重心で、前記基板載置面に沿った方向に固定されていることが好ましい。重心で各々のフィルムヒータが固定されるので、重心を基準に変位する。各々のフィルムヒータの変位量の偏りを抑えることで、変位量を抑えることができる。
また、上述の熱処理装置の一例は、前記フィルムヒータは、各々の前記フィルムヒータの領域内の重心を貫通部により貫通させることにより、前記基板載置面に沿った方向に固定されていることである。フィルムヒータの固定が容易であると共に、フィルムヒータの取り外しも容易である。
また、上述の熱処理装置において、予め設定された使用温度範囲のうち最高温度に前記フィルムヒータを設定した際に、隣り合う複数の前記フィルムヒータ同士が当たらないように、隣り合う複数の前記フィルムヒータの間には、隙間が設けられていることが好ましい。隙間を設けることにより、各々のフィルムヒータの変位を吸収することができる。
本発明に係る熱処理装置によれば、第1プレートと第2プレートの間には、独立した複数枚のフィルムヒータが挟まれて配置されており、複数枚のフィルムヒータは、基板を加熱する基板加熱領域を分割した複数の領域の各々に分かれて同一平面上に並んでいる。フィルムヒータは、抵抗発熱体および電源接続端子を絶縁フィルムで挟み込んで形成されている。電源接続端子は、抵抗発熱体と電源配線とを接続する。電源接続端子は、発熱せず、また、電源配線より放熱されるので、クールスポットになり易いが、電源接続端子は、第1プレートと第2プレートとの間の基板加熱領域以外に配置されている。これにより、その基板加熱領域には、電源接続端子が存在しないので、電源接続端子によるクールスポットを抑制できる。
また、分割せずに1枚でフィルムヒータを構成すると、フィルム全体が変位するが、フィルムヒータを分割することで、各々のフィルムヒータ毎に熱膨張により変位するので、フィルムヒータの変位量を抑えることができる。
実施例に係る熱処理装置の概略構成図である。 実施例に係る同一平面上に並んで配置された5枚(複数枚)フィルムヒータ等を示す図である。 上下プレートと基板加熱領域と載置基板との位置関係を示す平面図である。 実施例に係る加熱プレートを示す縦断面図である。 スリット状の孔部に電源接続端子および電源配線が入った様子を示す斜視図である。 変形例に係る加熱プレートを示す縦断面図である。 (a)は、変形例に係る加熱プレートを示す縦断面図であり、(b)は、(a)のフィルムヒータの電源接続端子と基板加熱領域(フィルムヒータの配置)との関係を示す平面図である。 変形例に係る従来のフィルムヒータを説明するための図である。 従来のフィルムヒータを説明するための図である。 課題を説明するための加熱プレートを示す縦断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。図1は、実施例に係る熱処理装置1の概略構成図である。図2は、実施例に係る同一平面上に並んで配置された5枚(複数枚)フィルムヒータ7等を示す図である。図3は、上下プレート3,5と基板加熱領域Eと載置基板Wとの関係を示す平面図である。図4は、実施例に係る加熱プレート2を示す縦断面図である。
図1、図2を参照する。熱処理装置1は、基板Wを載置して加熱する加熱プレート2を備えている。加熱プレート2は、基板Wを載置する基板載置面3aを有する上プレート3と、上プレート3に対して基板載置面3aの反対側に設けられた下プレート5と、上プレート3と下プレート5との間に挟まれて配置された5枚(複数枚)の独立したフィルムヒータ7(7a〜7e)とを備えている。なお、上プレート3は、本発明の第1プレートに相当し、下プレート5は、本発明の第2プレートに相当する。
上プレート3および下プレート5は、円板状に構成され、例えばアルミニウムなどの金属で構成されている。また、上プレート3および下プレート5は、金属に限られず、例えば窒化アルミニウム(AlN)等のセラミックで構成されてもよい。また、上プレート3の基板載置面3aには、その面3aより微少量だけ突出する3個以上の球体(いわゆるプロキシミティボール)を設けるようにしてもよい。なお、複数個の球体は図示しない。
フィルムヒータ7は、上プレート3および下プレート5がボルト等の締め付け部9でネジ止めされており、予め設定した圧力で挟まれている。そのため、フィルムヒータ7は、上プレート3および下プレート5で挟まれて保持されているが、フィルムヒータ7の加熱時には、フィルムヒータ7は、上下プレート3,5に対して、基板載置面3aに沿った方向に熱膨張により変位できるようになっている。なお、締め付け部9と下プレート5との間には、スプリングワッシャ等(図示しない)が設けられてもよい。
フィルムヒータ7は、図1の円で囲まれた拡大図のように、抵抗発熱体である金属箔11を複数の絶縁フィルム13で挟み込んで接着させて形成されている。絶縁フィルム13は、例えばポリエステルやポリイミド等の耐熱性を有する樹脂で構成されている。絶縁フィルム13は、フレキシブルであり、折り曲げても破壊しないように構成されている。
金属箔11は、図2の円で囲まれた拡大図のように、フィルムヒータ7内を張り巡らされて構成されている。なお、図2の拡大図の金属箔11の模様は、一例であり、その模様に限定されない。フィルムヒータ7は、上プレート3と下プレート5との間のフィルムヒータ7が配置される基板加熱領域E(図3参照)の略全てで加熱される。なお、金属箔11は、電源15により電力が与えられて発熱する。フィルムヒータ7a〜7eは各々、例えば250℃まで加熱できるように構成される。
また、5枚のフィルムヒータ7は、図2、図3のように、載置される基板Wを加熱するための基板加熱領域Eを分割した5つ(複数)の領域E1〜E5に分かれて同一平面上に並んで配置される。すなわち、フィルムヒータ7が配置される5つの領域E1〜E5は、基板Wの中央領域に対応する円板状の領域E1と、その領域E1の周りの環状の領域E2〜E5とに分けられる。環状の領域E2〜E5は、略同じ面積になるように、半径方向に区切って4つに分けられている。そして、領域E1には、フィルムヒータ7aが設けられている。領域E2には、フィルムヒータ7bが設けられ、また、領域E3には、フィルムヒータ7cが設けられている。同様に、2つの領域E4,E5には、2つのフィルムヒータ7d,7eが設けられている。
また、予め設定された使用温度範囲のうち最高温度にフィルムヒータ7を加熱した際に、隣り合う複数のフィルムヒータ7同士が当たらないように、隣り合う複数のフィルムヒータ7の間には、隙間17が設けられている。隙間17を設けることにより、各々のフィルムヒータ7の変位を吸収することができる。なお、隙間17は、最高温度にフィルムヒータ7を加熱した際に、隣り合う複数のフィルムヒータ7同士が軽く当たるようにしてもよい。
ここで、電源接続端子21によるクールスポットを抑制するための構成について説明する。図4、図5を参照する。なお、図5において、金属箔11、電源配線19および電源接続端子21は実線で示す。また、金属箔11は、図5等では、一部のみ示されているが、フィルムヒータ7が配置された領域を全体的に加熱するように構成されている。
フィルムヒータ7は、上述のように、金属箔11を絶縁フィルム13で挟み込んで形成されている。また、フィルムヒータ7は、金属箔11と共に、金属箔11と電源配線19とを接続する電源接続端子21を絶縁フィルム13で挟み込んで形成されている。更に、フィルムヒータ7は、金属箔11と電源接続端子21と共に、電源配線19の一部を絶縁フィルム13で挟み込んで形成されてもよい。すなわち、フィルムヒータ7は、金属箔11、電源接続端子21および電源配線19の一部を絶縁フィルム13で挟み込んで形成されてもよい。
電源接続端子21は、図4のように、上プレート3と下プレート5との間の基板加熱領域E以外に配置されている。すなわち、本実施例では、電源接続端子21は、下プレート5に設けられた孔部23に入っている。電源接続端子21は、フィルムヒータ7において、比較的加熱しない(または、ほとんど加熱しない)部分である。これにより、上プレート3と下プレート5との間に電源接続端子21が配置されないので、電源接続端子21によるクールスポットが抑制される。また、孔部23が絶縁フィルム13で塞がれるので、孔部23から熱を逃げにくくできる。
孔部23は、図5のように、スリット状に除去されて形成されるが、円柱状その他の形状であってもよい。また、孔部23に入れるフィルムヒータ7、すなわち、絶縁フィルム13の部分は、糸状、帯状などで形成される。孔部23には電源接続端子21が入るが、電源接続端子21が孔部23に全て入ってもよく、電源接続端子21が、孔部23から下プレート5の裏面側に飛び出てもよい。
また、図6のように、孔部23には、フィルムヒータ7の電源接続端子21および金属箔11の一部が入っていてもよい。これにより、孔部23に入った金属箔11が加熱するので、上下プレート3,5間の基板加熱領域Eから熱をより逃げにくくできる。
なお、電源接続端子21は、金属箔11と電源配線19を接続する部分である。図5等において、電源接続端子21の側面に電源配線19が接続されているが、電源接続端子21の面積の大きい平らな面に半田等で接続されてもよい。電源接続端子21は、金属箔11と同じ金属材料で構成されてもよいし、異なる金属材料で形成されていてもよい。
次に、フィルムヒータ7の基板載置面3aに沿った方向への移動に対して、フィルムヒータ7を固定する構成について説明する。フィルムヒータ7は、自身の加熱により熱膨張する。偏って熱膨張すると本来加熱すべき箇所と異なる箇所を加熱してしまう等の問題が生じる。そのため、フィルムヒータ7は、熱膨張による変位量を抑制されるように構成されている。
具体的に説明する。5枚のフィルムヒータ7a〜7eは、図2のように、各々のフィルムヒータ7a〜7eの領域内の重心G1〜G5近くで、基板載置面3aに沿った方向に対して固定されている。
各々のフィルムヒータ7a〜7eの固定は、例えば締め付け部9でネジ止めすることで行われる。すなわち、フィルムヒータ7a〜7eの重心G1〜G5には、孔部が設けられている。フィルムヒータ7a〜7eは、各々のフィルムヒータ7a〜7eの領域内の重心G1〜G5を締め付け部9により貫通させて、例えば上下プレート3,5に取り付けられる。これにより、フィルムヒータ7a〜7eは、ネジを基準に熱膨張するので、変位量が偏らず均一に変位させることができる。そのため、熱膨張により、フィルムヒータ7が他のフィルムヒータ7の領域に侵入することが抑えられる。そのため、正確に加熱調整を行うことができる。なお、締め付け部9は、本発明の貫通部に相当する。
次に、熱処理装置1のその他の構成を説明する。熱処理装置1は、図1、図2のように、上プレート3に載置された基板Wを昇降させるリフトピン25を備えている。リフトピン25は、上プレート3および下プレート5を貫通するように設けられ、隣り合う複数のフィルムヒータ7a〜7eの間に設けられている。リフトピン25は、載置される基板Wの中心部周りに120°毎に合計3つ設けられている。リフトピン25は、モータやエアシリンダなどの図示しない駆動部により駆動される。なお、フィルムヒータ7は、リフトピン25に当たることを考慮して、フィルムヒータ7とリフトピン25との間に隙間を設けてもよい。
熱処理装置1は、図1のように、中央演算処理装置(CPU)などで構成された制御部31と、熱処理装置1を操作するための操作部33とを備えている。制御部31は、熱処理装置1の各構成を制御する。操作部33は、液晶モニタなどの表示部と、ROM(Read-only Memory)、RAM(Random-Access Memory)、およびハードディスク等の記憶部と、キーボード、マウス、および各種ボタン等の入力部とを備えている。記憶部には、熱処理条件等が記憶されている。
次に、熱処理装置1の動作を説明する。図1を参照する。図示しない基板搬送機構により、熱処理装置1に基板Wが搬送される。リフトピン25は、上昇しており、リフトピン25は、図示しない基板搬送機構により基板Wを受けて、リフトピン25を下降させる。これにより、基板Wが上プレート3に載置される。
上プレート3と下プレート5との間には、同一平面上に並んで5枚のフィルムヒータ7a〜7eが配置されている。フィルムヒータ7a〜7eは各々、電源配線19により電源15に接続されている。また、例えば、上プレート3の5つのフィルムヒータ7a〜7eに対応する位置には、図示しない温度センサが設けられており、制御部31は、その温度センサで検出された温度に基づき、電源15を操作して、5つのフィルムヒータ7a〜7eの温度制御を行う。これにより、基板Wが精度よく加熱される。
また、下プレート5には、孔部23が設けられており、孔部23からフィルムヒータ7に電源配線19を通じて電力が供給されている。この孔部23および、上プレート3と下プレート5との間の基板加熱領域Eに電源接続端子21や電源配線19が存在すると、その部分が他部分より温度が低くなり、クールスポットになる。本実施例では、フィルムヒータ7の電源接続端子21が下プレート5に設けられた孔部23に入っており、上プレート3と下プレート5との間の基板加熱領域Eには、クールスポットの原因になる電源接続端子21が存在しない。そのため、クールスポットが抑えられる。
また、フィルムヒータ7の加熱により、自身が熱膨張する。5つのフィルムヒータ7a〜7eは各々、その領域内の重心G1〜G5で固定されているので、固定した部分を基準に熱膨張する。そのため、熱膨張による変位量が偏って大きくなることを抑制できる。よって、偏って変位することにより、隣の領域に侵入して加熱することを抑制できる。
熱処理装置1による基板Wの熱処理が終了した後、リフトピン25で基板Wを上昇させて、図示しない基板搬送機構により基板Wが保持されて、次の図示しない処理装置に搬送される。
本実施例によれば、上プレート3と下プレート5の間には、独立した5枚のフィルムヒータ7a〜7eが挟まれて配置されており、5枚のフィルムヒータ7a〜7eは、基板Wを加熱する基板加熱領域を分割した5つの領域の各々に分かれて同一平面上に配置されている。フィルムヒータ7a〜7eは、金属箔11および電源接続端子21を絶縁フィルム13で挟み込んで形成している。電源接続端子21は、金属箔11と電源配線19とを接続する部分である。電源接続端子21は、発熱せず、電源配線19より放熱されるので、クールスポットになり易いが、電源接続端子21は、上プレート3と下プレート5との間の基板加熱領域以外に配置されている。これにより、その基板加熱領域には、電源接続端子が存在しないので、電源接続端子21によるクールスポットを抑制できる。
また、分割せずに1枚でフィルムヒータ7を構成すると、フィルムヒータ7全体が変位するが、フィルムヒータ7を分割することで、各々のフィルムヒータ7で熱膨張により変位するので、フィルムヒータ7の変位量を抑えることができる。その結果、フィルムヒータを長寿命化できる。また、5枚のフィルムヒータ7が同一平面上に配置されているので、金属箔11の領域が異なるフィルムヒータ7を複数枚重ねる従来の構成に比べ、上プレート3に対しての距離を均一にできる。そのため、比較的に温度制御をし易くできる。また、フィルムヒータ7は、ある一定の大きさを超えると生産性が低くなるので、仕入れコストが著しく上昇する。大面積の基板加熱領域Eを分割して、小面積の複数枚のフィルムヒータ7を同一平面上に並べて配置させる。これにより、大面積の1枚のフィルムヒータ7を準備するよりも低コスト化できる。
また、フィルムヒータ7の製造の接着工程において、フィルムヒータ7の面積が大きいほど、均一に絶縁フィルム13同士を接着することが難しい。そのため、5枚のフィルムヒータ7a〜7eに分割することで、フィルムヒータ7製作時の絶縁フィルム13の密着ムラを抑制し、歩留まりを向上させることが期待できる。
また、下プレート5は、孔部23を有し、孔部23には、少なくとも1つのフィルムヒータ7の電源接続端子21が入っている。フィルムヒータ7の電源接続端子21が下プレート5に設けられた孔部23に入っている。これにより、上プレート3と下プレート5との間の基板加熱領域Eには、電源接続端子21が存在しないので、電源接続端子21によるクールスポットを抑制できる。また、例えば、複数のフィルムヒータ7が配置された面の側方から電力供給する構成も採用できるが、この構成と比べて、その側方の構成を簡単にすることができる。
また、孔部23には、少なくとも1つのフィルムヒータ7の電源接続端子21および金属箔11の一部が入っている。下プレート5に設けられた孔部23には、電源接続端子21と共に、金属箔11の一部が入っている。金属箔11の一部が孔部23で加熱するので、電源接続端子21から電源配線19を通じて放熱される影響を小さくできる。よって、電源接続端子21によるクールスポットを更に抑制できる。
また、基板加熱領域Eは、中心領域E1と、中心領域E1の周りの外周領域E2〜E5とに少なくとも分けられ、孔部23には、少なくとも中心領域E1に配置されたフィルムヒータ7の電源接続端子21が入っている。下プレート5に設けられた孔部23には、中心領域E1のフィルムヒータ7の電源接続端子21が入っている。そのため、上プレート3と下プレート5との間の基板加熱領域Eには、電源接続端子21が存在せず、電源接続端子21によるクールスポットを抑制できる。
また、フィルムヒータ7は、各々のフィルムヒータ7の領域内の重心G1〜G5で、基板載置面3aに沿った方向に固定されている。重心G1〜G5で各々のフィルムヒータ7が固定されるので、重心G1〜G5を基準に変位する。各々のフィルムヒータ7の変位量の偏りを抑えることで、変位量を抑えることができる。
また、フィルムヒータ7は、各々のフィルムヒータ7の領域内の重心G1〜G5を貫通部により貫通させることにより、基板載置面3aに沿った方向に固定されている。フィルムヒータ7の固定が容易であると共に、フィルムヒータ7の取り外しも容易である。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、図3のように、基板加熱領域Eは5つに分割されていたが、5つの領域に限定されない。基板加熱領域Eは、少なくとも2つ以上に分割されていればよい。また、上述した実施例では、円形状の基板加熱領域は、少なくとも、中央領域7aと、中央領域7aの周りの外周領域7b〜7eとに分割されている。この点、必要に応じて、中央領域7aを設けない構成であってもよい。
(2)上述した実施例および変形例(1)では、フィルムヒータ7の電源接続端子21は、下プレート5に設けられた孔部23に入っていた。この例に限定されない。例えば、図7(a)、図7(b)のように、基板加熱領域Eの内の外周領域E2〜E5に配置された4つのフィルムヒータ7b〜7eは、孔部23に入れず基板加熱領域Eの側方に配置させてもよい。
これにより、電源接続端子21が孔部23に入った場合と同様に、プレート3と下プレート5との間の基板加熱領域Eには、クールスポットの原因になる電源接続端子21が存在しないので、クールスポットを抑制できる。また、図7(b)の中央領域E1と外周領域E2〜E5のように、図7(b)の外周領域E2〜E5において、電源接続端子21を孔部23に入れるものと、電源接続端子21を基板加熱領域Eの側方に配置したものとを混在させてもよい。
(3)上述した実施例および各変形例では、フィルムヒータ7の領域内の重心G1〜G5の固定は、締め付け部9を貫通させて、上下プレート3,5に取り付けることにより行われていた。その重心部分G1〜G5を接着剤で固定してもよい。それにより、固定した重心部分を基準にフィルムヒータ7は、変位するので、偏って変位することを抑制できる。ただし、接着剤による固定の場合、フィルムヒータ7の熱膨張により、剥離してしまう可能性がある。
(4)上述した実施例および各変形例では、締め付け部9は、フィルムヒータ7a〜7eと、上下プレート3,5とを固定すると同時に、フィルムヒータ7a〜7eの重心G1〜G5を貫通させて、基板載置面3aに沿った方向に固定していた。この基板載置面3aに沿った方向への固定を、締め付け部9以外で行ってもよい。すなわち、個別に、ネジで、フィルムヒータ7a〜7eを上プレート3または下プレート5に取り付けて、基板載置面に沿った方向に固定させてもよい。
また、ネジに代えて、ピンにより各々のフィルムヒータ7a〜7eの領域内の重心G1〜G5を貫通させて、固定してもよい。ピンは、上プレート3および下プレート5の少なくとも一方に設けられている。例えば、図8のように、下プレート5に設けられたピン状貫通部41により、フィルムヒータ7a〜7eの重心G1〜G5を貫通させてもよい。また、ピン状貫通部41の先端は、上プレート3に設けられた穴部43に収容してもよい。なお、ピン状貫通部41は、本発明の貫通部に相当する。
(5)上述した実施例および各変形例では、例えば、図4において、孔部23には、2つのフィルムヒータ7の電源接続端子21部分が入っている。すなわち、1つの孔部23は、複数のフィルムヒータ7で共有している。この点、孔部23は、フィルムヒータ7毎に設けられてもよい。
1 … 熱処理装置
2 … 加熱プレート
3 … 上プレート
3a … 基板載置面
5 … 下プレート
7(7a〜7e) … フィルムヒータ
9 … 締め付け部
11 … 金属箔
13 … 絶縁フィルム
15 … 電源
17 … 隙間
19 … 電源配線
21 … 電源接続端子
23 … 孔部
41 … ピン状貫通部
G1〜G5 … 重心
E … 基板加熱領域
E1〜E5 … 領域
W … 基板

Claims (6)

  1. 基板を載置する基板載置面を有する第1プレートと、
    前記第1プレートに対して前記基板載置面の反対側に設けられた第2プレートと、
    前記第1プレートと前記第2プレートとの間に挟まれて配置され、載置される前記基板を加熱する基板加熱領域を分割した複数の領域に各々分かれて同一平面上に並んでいる複数枚の独立したフィルムヒータと、を備え、
    前記フィルムヒータは、抵抗発熱体および、前記抵抗発熱体と電源配線とを接続する電源接続端子を絶縁フィルムで挟み込んで形成されており、
    前記電源接続端子は、前記第1プレートと前記第2プレートとの間の前記基板加熱領域以外に配置され
    前記第2プレートは、孔部を有し、
    前記孔部には、少なくとも1つの前記フィルムヒータの前記電源接続端子が入っていることを特徴とする熱処理装置。
  2. 請求項に記載の熱処理装置において、
    前記孔部には、少なくとも1つの前記フィルムヒータの前記電源接続端子および前記抵抗発熱体の一部が入っていることを特徴とする熱処理装置。
  3. 請求項またはに記載の熱処理装置において、
    前記基板加熱領域は、中心領域と、前記中心領域の周りの外周領域とに少なくとも分けられ、
    前記孔部には、少なくとも前記中心領域に配置された前記フィルムヒータの前記電源接続端子が入っていることを特徴とする熱処理装置。
  4. 請求項1からのいずれかに記載の熱処理装置において、
    前記フィルムヒータは、各々の前記フィルムヒータの領域内の重心で、前記基板載置面に沿った方向に固定されていることを特徴とする熱処理装置。
  5. 請求項に記載の熱処理装置において、
    前記フィルムヒータは、各々の前記フィルムヒータの領域内の重心を貫通部により貫通させることにより、前記基板載置面に沿った方向に固定されていることを特徴とする熱処理装置。
  6. 請求項1からのいずれかに記載の熱処理装置において、
    予め設定された使用温度範囲のうち最高温度に前記フィルムヒータを設定した際に、隣り合う複数の前記フィルムヒータ同士が当たらないように、隣り合う複数の前記フィルムヒータの間には、隙間が設けられていることを特徴とする熱処理装置。
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