JP2016174096A - 加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウェーハの加熱斑を抑制できる加熱装置を提供すること。
【解決手段】加熱装置1は、ベースプレート2と、ベースプレート2の上方に設けられ、上面に載置されたウェーハWを加熱するフィルムヒータ32を有するフェイスプレート3と、ベースプレート2とフェイスプレート3との間に設けられ、上下方向に貫通孔4Hが形成された本体部4Aを有するスリーブ4と、スリーブ4の貫通孔4Hを貫通し、フェイスプレート3をベースプレート2に支持させる支持ボルト5とを備え、スリーブ4の貫通孔4Hの軸中心から外方側に向いた平坦面4Cまでの距離は、貫通孔4Hの軸中心から内方側に向いた係止面4Dまでの距離よりも小さい。
【選択図】図2

Description

本発明は、加熱装置に係り、例えば半導体ウェーハを所定温度に加熱する加熱装置に関する。
半導体ウェーハでのパターン焼付工程等に使用されるコータデベロッパ装置においては、ウェーハを加熱装置により所定温度に加熱することが行われている。
従来の加熱装置では、ベースプレートの上方に円板状のフェイスプレートを設け、このフェイスプレートを当該フェイスプレートの下面に設けられた抵抗発熱体等の加熱手段によって加熱し、加熱されたフェイスプレートからの熱伝導によってウェーハを加熱している。このような加熱装置において、フェイスプレートは、ウェハーが載置される範囲の外側に複数個設けられた支持部材により支持されている。この支持部材は円筒状の樹脂スペーサであり、内部にフェイスプレートをベースプレートに支持させる支持ボルトが挿通されている。この加熱装置は、支持部材を樹脂とすることで、フェイスプレートからボトムプレートへの熱逃げを抑制している。
また、従来の加熱装置では、支持部材がウェーハの周縁部近傍に配置されている。このため、加熱手段からフェイスプレートを通してウェーハに伝えられる熱の一部が、フェイスプレートから支持部材を介して金属ケース側に逃げてしまう所謂熱逃げが生じる場合、ウェーハの周縁部で熱逃げが生じることとなり、ウェーハに対する熱逃げの影響が大きくなってウェーハに加熱斑が生じ易いという問題がある。加熱装置に対する要求が高くなった今日では、このような加熱斑を抑制する必要性が高まってきている。
加熱斑を抑制するために、ボルトの径を中間で細くすることによって、熱逃げを抑制することが知られている。しかし、ボルトの径を中間で細くするだけでは、十分に加熱斑を抑制できない。
支持部材をウェーハの周縁部から外側に遠ざけて設けることが可能であれば、ウェーハの加熱斑を抑制できるのだが、支持部材が設けられるフェイスプレートの外径には制限があるため、支持部材をウェーハの周縁部から外側に遠ざけて設けることは不可能である。
他の支持構造を有する特許文献1に記載の従来の加熱装置では、有底筒状の金属ケースの上方に円板状の板状セラミックス体(フェイスプレート)を設けており、板状セラミックス体は、周縁部下面に接触するリング状の接触部材(支持部材)を介して金属ケース(ベースプレート)にボルト固定されている。接触部材の断面は、ボルトが上下方向に挿通される貫通孔の軸中心に対して対称に形成されている。
特開2003−318097号公報
しかしながら、特許文献1の加熱装置では、金属ケースと板状セラミックス体との間において、接触部材の接触部分がウェーハの周縁部近傍に配置されている。このため、加熱手段から板状セラミックス体を通してウェーハに伝えられる熱の一部が、板状セラミックス体から接触部材を介して金属ケース側に逃げてしまう所謂熱逃げが生じる場合、ウェーハの周縁部で熱逃げが生じることとなり、ウェーハに対する熱逃げの影響が大きくなってウェーハに加熱斑が生じ易いという問題がある。
本発明の目的は、ウェーハの加熱斑を抑制できる加熱装置を提供することにある。
本発明の加熱装置は、ベースプレートと、前記ベースプレートの上方に設けられ、上面に載置されたウェーハを加熱する加熱手段を有するフェイスプレートと、前記ベースプレートと前記フェイスプレートとの間に設けられ、上下方向に貫通孔が形成された本体部を有するスリーブと、前記スリーブの貫通孔を貫通し、前記フェイスプレートを前記ベースプレートに支持させる支持ボルトとを備え、前記スリーブの前記貫通孔の軸中心から外方側に向いた外周面までの距離は、前記貫通孔の軸中心から内方側に向いた外周面までの距離よりも小さいことを特徴とする。
本発明によれば、スリーブは、貫通孔の軸中心から外方側に向いた外周面までの距離が貫通孔の軸中心から内方側に向いた外周面までの距離よりも小さいため、スリーブをベースプレートやフェイスプレートからはみ出させることなく、支持ボルトをより外方側に設けることができる。それにより、支持部材を介して熱逃げが生じた場合でも、そのような熱逃げが外方側、すなわちウェーハの周縁部から外方側により離間した箇所で生じることとなり、熱逃げがウェーハに及ぼす影響を小さくしてウェーハでの加熱斑を抑制できる。
本発明の加熱装置において、前記スリーブの上端には、前記内方側に向けて切欠した段差部が設けられていることが好ましい。
本発明の加熱装置において、前記スリーブにおける前記内方側には、当該ベースプレートの対向面と係止する係止面が設けられていることが好ましい。
本発明の加熱装置において、前記スリーブにおける前記外方側には、上下方向に沿って設けられた平坦面が設けられ、前記スリーブの前記平坦面および前記係止面は、前記本体部の二面幅として形成されていることが好ましい。
本発明の一実施形態に係る加熱装置を示す側断面図。 フェイスプレートの支持構造を示す側断面図。 スリーブの斜視図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る加熱装置1を示す側断面図である。
〔加熱装置の構成および動作の概略説明〕
加熱装置1は、半導体製造工程に用いられるコータデベロッパ装置に搭載される装置であり、図中に2点鎖線で示したシリコンウェーハ等の半導体ウェーハ(以下、単に「ウェーハ」と称する)Wを、パターン焼付工程等の種々の工程に応じた所定温度に加熱するように構成されている。
加熱装置1は、円板状のベースプレート2と、ベースプレート2の上方にベースプレート2と同心に設けられた円板状のフェイスプレート3とを備える。フェイスプレート3は、8本の支持ボルト5(図1に2個、図2に1個のみ図示)と、支持ボルト5がそれぞれに挿通された8個のスリーブ4とを用いて、ベースプレート2に固定されている。ベースプレート2とフェイスプレート3との間には、円板状の遮熱整流プレート6と、環状の冷却パイプ7が収容されている。
このような加熱装置1では、フェイスプレート3の図示略の挿通孔から昇降ピンが上昇した状態で、所定の温度に保持された加熱装置1にハンドロボット等によってウェーハWが搬入されて昇降ピンの上端に載せられ、ハンドロボットが退避した後に昇降ピンが下降し、これに伴って下降したウェーハWがギャップボール等を介してフェイスプレート3上に所定の隙間を空けて載置される。ウェーハWは、フェイスプレート3からの熱伝導で加熱され、所定温度に維持される。ウェーハWの加熱処理が完了した後は、再度昇降ピンが上昇し、上昇したウェーハWが、次のウェーハWと入れ換えられる。ウェーハWに施す加工の条件が変更となり、フェイスプレート3の温度を例えば高温から低温へ変更する場合には、冷却パイプ7から噴出する冷媒ガスによってフェイスプレート3が冷却される。
〔ベースプレートの説明〕
ベースプレート2は、円板状のプレート本体2Aと複数のエッジブロック2Bとから構成されている。エッジブロック2Bは、プレート本体2Aの周縁部に重ねられて、スクリュ13およびピン14等によってプレート本体2Aと接合されている。プレート本体2Aおよびエッジブロック2Bは、いずれもステンレス鋼鈑によって形成されている。プレート本体2Aには、軽量化のための複数の開口や、フェイスプレート3を冷却した冷媒ガスを中央から排出する排気開口が形成されている。
〔フェイスプレートの説明〕
図2に示すように、フェイスプレート3は、アルミ基板31の下面に加熱手段としてのフィルムヒータ32をホットプレスにより貼り付けた構造を備える。
アルミ基板31は、例えば4.0mmの板厚を有し、アルミ基板31の表面には、アルマイト処理によるアルマイト層が形成されている。アルマイト処理は、アルミ基板31の上下面および外周面の他、各所に形成された貫通孔の壁面にも施されている。アルミ基板31は、比較的厚手なので加熱時の熱膨張による撓みが小さい。
アルミ基板31の下面に張り付けられたフィルムヒータ32は、ベースフィルムの表面にステンレス箔による発熱用の回路パターンを形成し、この回路パターンをカバーフィルムで覆った構成を有する。本実施形態では、ベースフィルムおよびカバーフィルムとして、ポリイミド樹脂が用いられている。
以上の構成のフェイスプレート3では、フィルムヒータ32のステンレス箔への給電によりフィルムヒータ32が発熱し、アルミ基板31が加熱される。アルミ基板31が加熱されると、フェイスプレート3全体の直上に存在するガスを介してフェイスプレート3上に載置されたウェーハWが加熱される。この際の温度制御は、アルミ基板31に埋め込まれた図示しない温度センサからの検出信号に基づき、フィルムヒータ32への給電を調整することによって行われる。
〔支持ボルトの説明〕
支持ボルト5は、例えばステンレス製であり、図中の上から順に、頭部5Aと、段付き円柱部5Bと、雄ねじ部5Cとを有する。実施形態では、頭部5Aの直径は6mm、段付き円柱部5Bの直径は太径部分で3mm、小径部分で2mmであり、雄ねじ部5Cの呼び径はM2である。
〔スリーブの説明〕
スリーブ4は、上下方向に沿った軸中心Xを有する貫通孔4Hが形成された本体部4Aを備え、円筒状の樹脂材料を切削加工して形成されている。この際、樹脂材料としては、耐熱性に優れ熱伝導率が低く、熱変形が小さいものが用いられる。なお、スリーブ4を射出成型やプレス加工によって形成してもよい。
図1〜図3に示すように、スリーブ4の上端には内方側に向けて切欠した段差部4Bが設けられ、段差部4Bとフェイスプレート3の下面との間には隙間が形成されている。スリーブ4の上面は、段差部4B以外の部分でフェイスプレート3の下面に当接しており、スリーブ4の下面は、エッジブロック2Bの上面に当接している。
スリーブ4は、上下方向に沿って切欠された平坦面4Cを有しており、この平坦面4Cが貫通孔4Hの軸中心Xに対して外方側に位置する外周面として形成されている。図1および図2に示すように、スリーブ4は、平坦面4Cがエッジブロック2Bの外周面2Cおよびフェイスプレート3の外周面3Aと略面一となる向きで取り付けられている。
また、フェイスプレート3との間に隙間が形成される段差部4Bがフィルムヒータ32に近い側に配置されているので、スリーブ4への熱逃げおよびスリーブ4との干渉を回避しながら、より外方側に向けてフィルムヒータ32を延設することも可能である。
スリーブ4は、平坦面4Cと平行で軸中心Xに対して内方側に位置した係止面4Dを有する。平坦面4Cと係止面4Dとは、本体部4Aの二面幅として形成されている。軸中心Xから平坦面4Cまでの距離D1は、軸中心Xから係止面4Dまでの距離D2よりも小さい。従って、貫通孔4Hの軸中心Xに対して外方側の平坦面4C部分は薄肉とされ、内方側の係止面4D部分はそれよりも厚い厚肉に形成される。その結果、スリーブ4は、外方側が薄肉とされている分だけ、本体部4Aが完全な円筒状の場合よりも外方側に寄せて配置されるうえ、貫通孔4Hおよびこれを貫通する支持ボルト5の位置をより外方側に位置させることができる。
図1および図2に示すように、係止面4Dは、エッジブロック2Bの段差面2Dと係止している。この係止により、スリーブ4は軸中心Xを通る支持ボルト5を中心とする回動が不能になっており、その結果、平坦面4Cがエッジブロック2Bの外周面2Cおよびフェイスプレート3の外周面3Aと略面一に維持される。
〔フェイスプレートの支持構造の説明〕
次に、図1および図2を参照し、フェイスプレート3の支持構造について説明する。
前述したように、フェイスプレート3は、スリーブ4および支持ボルト5を介してベースプレート2に支持されている。
フェイスプレート3の周縁部には、上下方向に貫通した8個の貫通孔3B(図1に2個、図2に1個のみ図示)が形成されている。貫通孔3Bは、等間隔に配置され、図中の上方からのザグリ加工が施された段付形状に形成されている。実施形態では、フェイスプレート3の外周面3Aから貫通孔3Bまでの距離D3は、支持ボルト5の頭部5Aの半径Rと等しくなっている。このため、図1および図2において、フェイスプレート3の外周面3Aと支持ボルト5の頭部5Aの外周面とが同面一に配置されている。
ベースプレート2のエッジブロック2Bの周縁部には、上下方向に貫通した8個の貫通孔2E(図1に2個、図2に1個のみ図示)が形成されている。貫通孔2Eは、下方からのザグリ加工が施された段付形状に形成されている。貫通孔2Eは、上述のフェイスプレート3の貫通孔3Bに対応した位置に形成されている。
支持ボルト5は、図中の上方から挿入され、フェイスプレート3の貫通孔3Bと、スリーブ4の貫通孔4Hと、ベースプレート2の貫通孔2Eとに挿通されている。
図2に示すように、支持ボルト5が挿通されると、頭部5Aはフェイスプレート3の貫通孔3B内に埋没し、段付き円柱部5Bは断熱平ワッシャ9とスリーブ4とコイルバネ10とに挿通される。また、雄ねじ部5Cは、ベースプレート2の下方に位置する平ワッシャ11に挿通されるとともに、締結用ナット12Aと緩み止め用ナット12Bとに螺合する。
断熱平ワッシャ9は、耐熱性を有し熱伝導率が低い合成樹脂製である。断熱平ワッシャ9は、フェイスプレート3の貫通孔3B内に収容されており、支持ボルト5の頭部5Aと貫通孔3Bの座面との間に挟まれている。断熱平ワッシャ9が設けられていることで、支持ボルト5を介した熱逃げが抑制されている。
コイルバネ10は、上端部がベースプレート2の貫通孔2E内に下方から差し込まれ、貫通孔2Eの座面と平ワッシャ11との間に挟まれて、締結用ナット12Aの締付量に応じて圧縮されている。
このコイルバネ10の付勢力により、フェイスプレート3が下方に引っ張られ、スリーブ4に押し付けられている。コイルバネ10が設けられていることにより、加熱装置1は、フェイスプレート3の反りを抑制しながら、フェイスプレート3をベースプレート2に適切に支持させることができる。
以上の本実施形態に係る加熱装置1よれば、スリーブ4は、軸中心Xから外方側の平坦面4Cまでの距離D1が内方側の係止面4Dまでの距離D2よりも小さく、当該外方側が薄肉になっているため、この薄肉の分だけスリーブ4をフェイスプレート3のより外方側に寄せて配置でき、スリーブ4に設けられた貫通孔4Hおよびこれに挿通された支持ボルト5をウェーハWの周縁部から外方側に遠ざけることができる。従って、スリーブ4を介して熱逃げが生じた場合でも、そのような熱逃げがより外方側、すなわち、ウェーハWの周縁部から外方側により離間した箇所で生じることとなり、熱逃げがウェーハWに及ぼす影響を小さくしてウェーハWでの加熱斑を抑制できる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、スリーブ4の形状が略円柱状であるが、断面矩形の角柱を含む多角柱状であってもよい。
スリーブ4の本体部4Aを平坦面4Cが設けられることなく円柱状あるいは多角柱状として形成した場合には、貫通孔4Hの軸中心Xを本体部4Aの軸中心に対して外方側に偏心させ、よって当該外方側の外周までの距離を短くして支持ボルト5をより外側に配置すればよい。
前記実施形態では、スリーブ4の係止面4Dは、平坦面4Cと平行に形成されているが、エッジブロック2Bの段差面2Dと係止してスリーブ4の回動を規制すればよく、平坦面4Cと平行でなくてもよい。また、係止面4Dは段差部4Bの下端から本体部4Aの下端まで形成されている必要はなく、エッジブロック2Bの段差面2Dに当接できる分だけ形成されていればよい。
また、スリーブ4および支持ボルト5の数量は8つに限定されない。ただし、スリーブ4および支持ボルト5の径は、その数量に応じて定まり、数量が少ないと、支持強度を確保する観点から径を大きくする必要があり、フィルムヒータ32との距離を十分に確保できなくなる。このため、スリーブ4および支持ボルト5の数量は所定数(例えば5つ)以上であることが好ましい。
本発明は、半導体ウェーハの加熱に利用できる。
1…加熱装置、2…ベースプレート、3…フェイスプレート、4…スリーブ、4A…スリーブの本体部、4B…段差部、4C…平坦面、4D…係止面、4H…スリーブの貫通孔、5…支持ボルト、32…フィルムヒータ(加熱手段)、D1…スリーブの貫通孔の軸中心から外方側に向いた外周面までの距離、D2…スリーブの貫通孔の軸中心から内方側に向いた外周面までの距離、W…ウェーハ、X…貫通孔の軸中心。

Claims (4)

  1. ベースプレートと、
    前記ベースプレートの上方に設けられ、上面に載置されたウェーハを加熱する加熱手段を有するフェイスプレートと、
    前記ベースプレートと前記フェイスプレートとの間に設けられ、上下方向に貫通孔が形成された本体部を有するスリーブと、
    前記スリーブの貫通孔を貫通し、前記フェイスプレートを前記ベースプレートに支持させる支持ボルトとを備え、
    前記スリーブの前記貫通孔の軸中心から外方側に向いた外周面までの距離は、前記貫通孔の軸中心から内方側に向いた外周面までの距離よりも小さい
    ことを特徴とする加熱装置。
  2. 請求項1に記載の加熱装置において、
    前記スリーブの上端には、前記内方側に向けて切欠した段差部が設けられている
    ことを特徴とする加熱装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の加熱装置において、
    前記スリーブにおける前記内方側には、当該ベースプレートの対向面と係止する係止面が設けられている
    ことを特徴とする加熱装置。
  4. 請求項3に記載の加熱装置において、
    前記スリーブにおける前記外方側には、上下方向に沿って設けられた平坦面が設けられ、
    前記スリーブの前記平坦面および前記係止面は、前記本体部の二面幅として形成されている
    ことを特徴とする加熱装置。
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