JP6475083B2 - 無線基地局 - Google Patents

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本発明は、移動体通信におけるハンドオーバ先の候補の選択に関する。
携帯電話機等の端末装置との間で無線通信する無線基地局は、当該無線基地局のセルからのハンドオーバ先の候補として複数の周辺のセルが登録された管理テーブル(NRT:Neighbor Relation Table)を利用して端末装置のハンドオーバ先のセルを選択する。無線基地局の新設または撤去のたびに個々の無線基地局の管理テーブルを作業者が手動で更新するのは非常に煩雑である。そこで、例えば特許文献1には、無線基地局と端末装置との間の通信状態を示す状態情報を無線基地局が端末装置から取得し、所定の期間内に取得した状態情報を集計した結果に応じて管理テーブルを更新(追加または削除)する構成が開示されている。
特開2007−295123号公報
近年、マクロセルよりも小さいスモールセル(フェムトセルやピコセル)をマクロセルに重複させるヘテロジニアスネットワーク(Heterogeneous Network)が提案されている。マクロセルはスモールセルと比較して送信電力が高いから、特許文献1の技術のように端末装置から取得した状態情報を単純に集計した結果に応じて管理テーブルを更新する構成では、スモールセルがハンドオーバ先の候補として登録され難いという問題がある。以上の事情を考慮して、本発明は、マクロセルとスモールセルとを利用した移動体通信においてハンドオーバ先の候補のセルを適切に登録することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明の好適な態様に係る無線基地局は、端末装置との間で無線通信する無線基地局であって、マクロセルとスモールセルとを含む複数のセルが当該無線基地局のセルからのハンドオーバ先の候補として登録される管理テーブルを記憶する記憶部と、端末装置が所在するセルの報告を当該端末装置から取得する報告取得部と、管理テーブルに登録される複数のセルの少なくとも一部を、報告取得部が取得した報告に応じて更新する要素であって、管理テーブルに登録されるマクロセルとスモールセルとを個別に更新する登録更新部とを具備する。
本発明では、管理テーブルに登録されるマクロセルとスモールセルとが個別に更新される。したがって、マクロセルとスモールセルとを利用した移動体通信においてハンドオーバ先の候補のセルを適切に登録することが可能である。
本発明の第1実施形態に係る移動体通信システムの構成図である。 管理装置が管理する情報の説明図である。 無線基地局の構成図である。 管理テーブルの説明図である。 集計テーブルの説明図である。 測定報告の取得毎に登録更新部が実行する処理のフローチャートである。 登録更新処理のフローチャートである。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る移動体通信システム100の構成図である。図1に例示される通り、第1実施形態の移動体通信システム100は、移動体通信網12と複数の端末装置14とを具備する。各端末装置14は、例えば携帯電話機やスマートフォン等の可搬型のユーザ装置(UE:User Equipment)である。タブレット端末,パーソナルコンピュータ,UMPC(Ultra-Mobile Personal Computer),携帯型ゲーム装置等の各種の可搬型の通信端末も端末装置14として利用され得る。なお、実際には図1に例示される通り多数の端末装置14が移動体通信網12と通信するが、以下の説明では便宜的に1個の端末装置14に着目する。
移動体通信網12は、音声通話やデータ通信等の移動体通信サービスを端末装置14に提供する通信網(いわゆるセルラ網)である。図1に例示される通り、移動体通信網12は、複数の無線基地局22と管理装置24とを包含する。各無線基地局22は、当該無線基地局22が形成するセルC(CM,CS)内に位置する端末装置14との間で無線通信する。例えば、無線基地局22は、3GPP(Third Generation Partnership Project)のLTE(Long Term Evolution)に準拠した通信方式で端末装置14と無線通信するeNB(evolved Node B)である。すなわち、下りリンクの無線送信方式としてOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)が採用され、上りリンクの無線送信方式としてSC-FDMA(Single-Carrier Frequency Division Multiple Access)が採用される。各無線基地局22のセルCは相互に重複し得る。
複数の無線基地局22は、相互に通信可能である。具体的には、端末装置14のハンドオーバにおける移行元のセルCの無線基地局22と移行先(ハンドオーバ先)のセルCの無線基地局22とは、端末装置14のハンドオーバのために相互に通信する。具体的には、各無線基地局22は、X2インタフェースを利用して確立される制御プレーン経路を介して相互に通信する。なお、無線基地局22の上位ノードを介した経路(例えばS1インタフェースを利用して確立される制御プレーン経路)を介して複数の無線基地局22が間接的に通信することも可能である。
移動体通信網12の各無線基地局22が形成するセルCは、面積が相違するマクロセルCMとスモールセルCSとに区別される。マクロセルCMを形成する無線基地局22とスモールセルCSを形成する無線基地局22とでは通信電力が相違する。スモールセルCSは、マクロセルCMと比較して面積が小さい狭域セル(例えばピコセルやフェムトセル)であり、マクロセルCMに重複するように設置される。具体的には、図1に例示される通り、スモールセルCSはマクロセルCMに内包される。すなわち、スモールセルCSの内側の任意の地点はマクロセルCMの内側にも位置する。以上の説明から理解される通り、第1実施形態の移動体通信網12は、面積が相違する複数種のセルCが階層的に配置されたヘテロジニアスネットワークである。
図1の管理装置24は、例えば移動体通信網12のコアネットワークを構成するデータベースであり、図2に例示される通り、各無線基地局22が形成するセルC毎に、識別情報CIDと種別情報DCと所在情報DAとを記憶する。識別情報CIDは、1個のセルCを一意に識別するための符号(セルID)である。種別情報DCは、当該セルCの種別(マクロセルCM/スモールセルCS)を表す情報である。所在情報DAは、当該セルCを形成する無線基地局22の所在を表す情報(例えばIP(Internet Protocol)アドレス)である。管理装置24は、識別情報CIDを指定した無線基地局22からの照会要求に対し、当該識別情報CIDのセルCの種別情報DCまたは所在情報DAを照会元に通知することが可能である。
図3は、移動体通信網12の任意の1個の無線基地局22の構成図である。図3では、無線基地局22に接続された端末装置14が便宜的に併記されている。図3に例示される通り、端末装置14は、当該端末装置14の接続先の無線基地局22(すなわち、当該端末装置14が現に接続しているサービング基地局)に測定報告Rを送信する。測定報告(Measurement Report)Rは、図3に例示される通り、端末装置14が位置するセルCの報告である。具体的には、測定報告Rは、端末装置14が電波を受信可能な複数のセルC(接続先の無線基地局22のセルCを含む)の各々について、当該セルCの識別情報CID(CID1,CID2,……)および受信品質Q(Q1,Q2,……)を包含する。
任意の1個のセルCの受信品質Qは、当該セルCの無線基地局から端末装置14が受信した電波の品質の指標である。具体的には、受信強度の指標(RSRP(Reference Signal Received Power),RSSI(Received Signal Strength Indicator),RSRQ(Reference Signal Received Quality))や、干渉の指標(SIR(Signal to Interference Retio),SINR(Signal to Interference plus Noise Retio),あるいは伝搬損失(パスロス)が、受信品質Qとして利用され得る。本実施形態では受信強度(RSRP)を受信品質Qとして例示する。端末装置14は、当該端末装置14が電波を受信可能な複数のセルCの各々について受信品質Qを測定し、当該セルCの識別情報CIDと受信品質Qとを含む測定報告Rを接続先の無線基地局22に送信する。測定報告Rの送信は、複数の端末装置14の各々において複数回にわたり順次に実行される。
図3に例示される通り、無線基地局22は、演算処理装置32と記憶装置34と通信装置36とを具備するコンピュータシステムである。通信装置36は、端末通信部362と基地局通信部364とを包含する。端末通信部362は、端末装置14と無線通信する要素であり、例えば、端末装置14から電波を受信する受信回路(図示略)と、伝送対象のデータを電波に変換して送信する送信回路(図示略)とを具備する。端末装置14から送信された前述の測定報告Rは、無線基地局22の端末通信部362により受信される。すなわち、第1実施形態の端末通信部362は、端末装置14が所在するセルCの報告を端末装置14から取得する要素(報告取得部)として機能する。
他方、基地局通信部364は、他の無線基地局22と通信するための通信インタフェースである。具体的には、基地局通信部364は、前述の通り、X2インタフェースまたはS1インタフェースを利用した制御プレーン経路を介して他の無線基地局22と通信する。なお、基地局通信部364による他の無線基地局22との通信は、基本的には有線通信であるが、無線通信の区間を介在させることも可能である。
図3の記憶装置34は、演算処理装置32が実行するプログラムや演算処理装置32が使用する各種のデータを記憶する要素(本発明の「記憶部」の例示)である。第1実施形態の記憶装置34は、端末装置14が通信する当該無線基地局22のセルCから他のセルCに対するハンドオーバに利用される管理テーブルTAを記憶する。
図4は、管理テーブルTAの説明図である。管理テーブルTAは、当該無線基地局22のセルCからのハンドオーバ先の候補となる複数のセル(以下「候補セル」という)Cが登録されたデータテーブル(NRT:Neighbor Relation Table)である。基地局通信部364は、管理テーブルTAに登録された複数の候補セルCの各々の無線基地局22との間で制御プレーン経路を確立する。そして、当該無線基地局22のセルCについて測定報告Rで報告される受信品質Qが所定の閾値を下回る程度に低下すると、管理テーブルTAから選択された候補セルC(例えば受信品質Qが高い候補セルC)をハンドオーバ先として端末装置14のハンドオーバが実行される。
図4に例示される通り、管理テーブルTAは、複数の候補セルCの各々について、識別情報CID(CID1,CID2,……)と設定情報X(X1,X2,……)とを包含する。任意の1個の候補セルCの設定情報Xは、当該候補セルCをハンドオーバ先とする端末装置14のハンドオーバに必要な種々の情報であり、例えば当該候補セルCを形成する無線基地局22の所在情報DA(例えばIPアドレス)を包含する。第1実施形態の管理テーブルTAには、マクロセルCMおよびスモールセルCSの双方が候補セルCとして登録され得る。
移動体通信網12では無線基地局22が新設または撤去され得るから、管理テーブルTAは随時に更新される必要がある。図3の演算処理装置32(例えばCPU)は、記憶装置34に記憶されたプログラムを実行することで、管理テーブルTAを更新するための機能(登録更新部322)を実現する。なお、演算処理装置32の機能を複数の装置に分散した構成や、FPGA(Field Programmable Gate Array)またはDSP(Digital Signal Processor)等の電子回路で演算処理装置32の一部または全部の機能を実現した構成も採用され得る。
第1実施形態の登録更新部322は、端末通信部362が端末装置14から取得する測定報告Rに応じて、管理テーブルTAに登録される複数の候補セルCを更新する。概略的には、所定の期間(以下「集計期間」という)内に各端末装置14からの測定報告Rで報告される回数(以下「報告回数」という)が多いセルCが優先的に候補セルCとして管理テーブルTAに登録されるように、登録更新部322は集計期間(例えば1日)毎に管理テーブルTAを更新する。すなわち、無線基地局22の周辺に他のセルCが新設された場合には、報告回数の増加により当該セルが新規な候補セルCとして当該無線基地局22の管理テーブルTAに追加され、無線基地局22のセルCの周辺に位置する既存の候補セルCが撤去された場合には、報告回数の減少により当該候補セルCの登録が管理テーブルTAから削除される。
以上の通り、端末装置14からの報告回数に応じて管理テーブルTAの候補セルCが適応的に更新されるから、管理テーブルTAを作業者が手動で更新する場合と比較して管理テーブルTAの更新作業の負担が軽減されるという利点がある。特にスモールセルCSは不規則な位置に不定期に設置される傾向が顕著であるから、管理テーブルTAの更新作業の負担軽減という前述の効果は格別に有効である。なお、管理テーブルTAを手動で更新する場合には、無線基地局22の周辺に形成されるセルCの論理的な範囲を想定したうえで管理テーブルTAが更新されるが、現実のセルCの範囲は建造物等の遮蔽物に影響され得るから、作業者の手動による管理テーブルTAの更新の内容が実際のセルCの範囲に整合しない可能性がある。第1実施形態では、端末装置14からの報告回数に応じて管理テーブルTAの候補セルCが適応的に更新されるから、管理テーブルTAを手動で更新する場合と比較して、実際の各セルCの範囲が忠実に反映されるように管理テーブルTAを更新できるという利点もある。
第1実施形態の登録更新部322は、測定報告Rで端末装置14から報告されるセルC毎に報告回数を集計するための集計テーブルTBを記憶装置34に生成するとともに、端末通信部362による測定報告Rの取得毎に集計テーブルTBを更新する。図5は、集計テーブルTBの説明図である。図5に例示される通り、集計テーブルTBは、測定報告Rで報告された複数のセルCの各々について単位データUを包含する。任意の1個のセルCの単位データUは、当該セルCの識別情報CIDと種別情報DCと報告回数N(N1,N2,……)とを包含する。
図6は、端末通信部362が任意の1個の端末装置14から測定報告Rを取得するたびに登録更新部322が実行する処理のフローチャートである。端末通信部362が測定報告Rを取得すると、登録更新部322は、測定報告Rで報告された複数のセルCのうち単位データUが未生成であるセルC(すなわち新規に報告されたセルC)の単位データUを集計テーブルTBに追加する(SA1)。具体的には、登録更新部322は、当該セルCの識別情報CIDを指定した照会要求を管理装置24に送信し、照会結果として管理装置24から通知された種別情報DCと、当該セルCの識別情報CIDおよび初期値(例えば0)の報告回数Nとを含む単位データUを、集計テーブルTBに追加する。そして、登録更新部322は、集計テーブルTBの複数の単位データUのうち測定報告Rで報告された各セルC(すなわち端末装置14が電波を受信可能な各セルC)の単位データUの報告回数Nを1だけ増加させる(SA2)。以上に例示した図6の動作が測定報告Rの取得毎に順次に反復される結果、無線基地局22の周辺のセルCの報告回数Nが集計期間内で経時的に増加する。
また、登録更新部322は、以上の手順で集計されたセルC毎の報告回数Nに応じて管理テーブルTAを更新するための図7の処理(以下「登録更新処理」という)を集計期間毎に実行する。まず、登録更新部322は、集計期間内に端末装置14からの測定報告Rで報告された複数のセルCから集計期間内の報告回数Nに応じてK個の候補セルCを選択する処理(以下「候補選択処理」という)SBを実行する(SB1〜SB4)。
第1に、登録更新部322は、集計テーブルTBの各単位データUの種別情報DCを参照することで、マクロセルCMの複数の単位データUを集計テーブルTBから抽出する(SB1)。そして、登録更新部322は、集計テーブルTBから単位データUを抽出した複数のマクロセルCMのうち、報告回数Nの降順で上位に位置する所定個(KA個)のマクロセルCMを候補セルCとして選択する(SB2)。
第2に、登録更新部322は、各単位データUの種別情報DCを参照することでスモールセルCSの単位データUを集計テーブルTBから抽出し(SB3)、単位データUを抽出した複数のスモールセルCSのうち、報告回数Nの降順で上位に位置する所定個(KB個)のスモールセルCSを候補セルCとして選択する(SB4)。以上の説明から理解される通り、KA個のマクロセルCMとKB個のスモールセルCSとが候補セルCとして個別に(すなわち相互に独立に)選択される。なお、マクロセルCMの総数KAとスモールセルCSの総数KBとの異同は不問である。例えばマクロセルCMの総数KAがスモールセルCSの総数KBを上回る構成が好適である。
登録更新部322は、以上に例示した候補選択処理SBで選択したK個(K=KA+KB)の候補セルCが登録されるように管理テーブルTAを更新する(SC1〜SC6)。第1に、登録更新部322は、管理テーブルTAには登録されていないが候補選択処理SBで新規に選択された候補セルCを、管理テーブルTAに対する追加対象として特定する(SC1)。すなわち、前回の登録更新処理から今回の登録更新処理までの間に新設されたセルCが追加対象の候補セルCとして特定される。登録更新部322は、追加対象の候補セルCの所在情報DAを管理装置24に対する照会で取得し、当該候補セルCの識別情報CIDと所在情報DAを含む設定情報Xとを管理テーブルTAに追加する(SC3)。すなわち、追加対象として特定された候補セルCが管理テーブルTAに登録される。他方、基地局通信部364は、追加対象の候補セルCの設定情報Xを利用して、当該候補セルCの無線基地局22との間に制御プレーン経路を確立する(SC4)。したがって、新規に設置された候補セルCに対する端末装置14のハンドオーバが可能となる。
第2に、登録更新部322は、管理テーブルTAには登録されているが候補選択処理SBで選択されていない候補セルCの登録を管理テーブルTAから削除する(SC5)。すなわち、前回の登録更新処理から今回の登録更新処理までの間に撤去された候補セルCの登録が削除される。他方、基地局通信部364は、削除対象の候補セルCを形成する無線基地局22との間で確立されていた制御プレーン経路を解消する(SC6)。
以上の説明から理解される通り、第1実施形態の登録更新部322は、管理テーブルTAに登録されるマクロセルCMを端末装置14からのマクロセルCMの報告回数Nに応じて更新する一方、管理テーブルTAに登録されるスモールセルCSを端末装置14からのスモールセルCSの報告回数Nに応じて更新する。すなわち、管理テーブルTAに登録される候補セルCがマクロセルCMとスモールセルCSとで個別に更新される。したがって、以下に例示する通り、候補セルCとしてマクロセルCMおよびスモールセルCSの双方を適切に登録できるという利点がある。
例えば、マクロセルCMはスモールセルCSと比較して面積が大きい(すなわち多数の端末装置14を収容する可能性が高い)から、マクロセルCMはスモールセルCSと比較して報告回数Nが多くなり易いという傾向がある。したがって、マクロセルCMとスモールセルCSとを区別せずに単純に報告回数Nの降順でK個の候補セルCを選択する構成(以下「対比例1」という)では、スモールセルCSが候補セルCとして選択され難いという状況が想定される。対比例1とは対照的に、第1実施形態ではマクロセルCMとスモールセルCSとで個別に候補セルCを選択するから、例えばマクロセルCMと比較して報告回数Nが少ないスモールセルCSも適切に候補セルCとして選択することが可能である。なお、マクロセルCMの無線基地局22の処理負荷を軽減するというスモールセルCSの設置の趣旨からすると、端末装置14を積極的にスモールセルCSに接続することが望ましい。第1実施形態では、候補セルCとしてスモールセルCSが適切に登録されるから、端末装置14を積極的にスモールセルCSに接続させるという前述の要求にも合致する。
なお、各無線基地局22のセルCからのハンドオーバ先となる周辺のセルCを当該無線基地局22が把握するための構成としては、例えば、無線基地局22自身が周辺の無線基地局22からの電波を受信することで当該周辺の無線基地局22を把握する構成(以下「対比例2」という)も想定され得る。しかし、対比例2では、周辺の無線基地局22からの電波を無線により受信する専用の受信機を各無線基地局22に設置する必要がある。第1実施形態では、端末装置14から取得した測定報告Rに応じて周辺のセルCが無線基地局22にて認識されるから、周辺の無線基地局22からの電波を受信する専用の受信機は不要である。すなわち、第1実施形態によれば、対比例2と比較して無線基地局22の構成が簡素化されるという利点もある。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態を説明する。以下に例示する各形態において作用や機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態の説明で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
第1実施形態では、マクロセルCMおよびスモールセルCSの双方について、報告回数Nに応じて候補セルCを選択する構成を例示した。第2実施形態では、端末装置14から報告された複数のスモールセルCSのうち報告回数Nに応じたKB個のスモールセルCSを第1実施形態と同様の方法で候補セルCとして選択する一方、マクロセルCMについては作業員が手動で管理テーブルTAの登録内容を更新する。具体的には、端末装置14から報告される複数のセルCのうちマクロセルCMについては、報告回数Nの集計(図6)や候補選択処理SB(SB1,SB2)が省略される。
以上の説明から理解される通り、第2実施形態でも第1実施形態と同様に、管理テーブルTAに候補セルCとして登録されるマクロセルCMとスモールセルCSとが個別に更新される。したがって、第2実施形態においても第1実施形態と同様の効果が実現される。例えば、端末装置14からのスモールセルCSの報告回数Nに応じて管理テーブルTAにおけるスモールセルCSの登録が更新されるから、実際のスモールセルCSの新設や撤去が反映されるように自律的に管理テーブルTAを更新することが可能である。
<第3実施形態>
第1実施形態では、マクロセルCMおよびスモールセルCSの双方について報告回数Nに応じて候補セルCを選択する構成を例示した。第3実施形態では、端末装置14から報告された複数のマクロセルCMのうち報告回数Nに応じたKA個のマクロセルCMを第1実施形態と同様の方法で候補セルCとして選択する一方、端末装置14から報告されたスモールセルCSについては報告回数Nに関わらず候補セルCとして管理テーブルTAに登録する。すなわち、端末通信部362が端末装置14から受信した測定報告RにスモールセルCSの識別情報CIDが包含される場合、登録更新部322は、当該スモールセルCSを直ちに(すなわち、集計期間にわたる報告回数Nの計数を待たずに)候補セルCとして管理テーブルTAに登録する。したがって、新規なスモールセルCSの追加から遅滞なく当該スモールセルCSが候補セルCとして管理テーブルTAに登録される。以上の説明から理解される通り、第3実施形態では、マクロセルCMについては集計期間にわたる報告回数Nが集計される一方、スモールセルCSについては報告回数Nの集計は省略される。
他方、候補セルCとして登録されたスモールセルCSを端末装置14が測定報告Rにて最後に報告してから所定の期間(例えば1日や1月等)が経過すると、登録更新部322は、当該スモールセルCSの登録を管理テーブルTAから削除する。したがって、既存のスモールセルCSが撤去されると、所定の期間の経過を条件として当該スモールセルCSの登録が削除される。
第3実施形態においても、第1実施形態と同様に、管理テーブルTAに候補セルCとして登録されるマクロセルCMとスモールセルCSとが個別に更新される。したがって、第3実施形態でも第1実施形態と同様の効果が実現される。例えば、端末装置14からのマクロセルCMの報告回数Nに応じて管理テーブルTAにおけるマクロセルCMの登録が更新されるから、実際のマクロセルCMの新設や撤去が反映されるように自律的に管理テーブルTAを更新することが可能である。また、第3実施形態では、端末装置14から報告されたスモールセルCSについては端末装置14からの報告回数Nに関わらず登録されるから、スモールセルCSの新設を管理テーブルTAに迅速かつ確実に反映させることが可能である。
<変形例>
前述の各形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲で適宜に併合され得る。
(1)前述の各形態では、端末装置14から報告されたセルCの種別情報DCを無線基地局22から管理装置24に照会したが、測定報告Rで端末装置14から報告されたセルCの種別を特定するための方法は以上の例示に限定されない。例えば、各セルCの識別情報CIDをマクロセルCMとスモールセルCSとで別体系により選定および付与する構成では、識別情報CIDからセルCの種別を判別することが可能である。したがって、管理装置24に対するセルCの種別の照会は省略され得る。
(2)前述の各形態では、測定報告Rにより端末装置14から報告された回数を単純に報告回数Nとして計数したが、報告回数Nの計数の方法は以上の例示に限定されない。例えば、測定報告Rで報告される受信品質Qを報告回数Nに反映させることも可能である。具体的には、受信品質Qが高いセルCほど、端末装置14からの報告毎の報告回数Nの増加量(前述の各形態の例示では1)を大きい数値に設定する構成が想定される。以上の構成では、端末装置14による受信品質Qが高いセルCほど候補セルCとして選択され易いという傾向が実現される。また、報告回数Nの降順で候補セルCを選択する候補選択処理SBにおいて、各セルCの報告回数Nを受信品質Q(例えば集計期間にわたる平均値)に応じて重み付けすることも可能である。
(3)前述の各形態では、報告回数Nに応じて候補セルCを選択したが、実際に各セルCがハンドオーバ先として選択された回数(以下「移行回数」という)Mを、候補回数Nに加えて候補セルCの追加や削除に加味することも可能である。例えば、前述の各形態と同様に、候補回数Nの降順で上位に位置するセルCをマクロセルCMおよびスモールセルCSの各々について個別に候補セルCとして選択して管理テーブルTAに登録する一方、複数の候補セルCのうち移行回数Mの昇順で上位に位置する所定個の候補セルC(実際にハンドオーバ先として選択された回数が少ない候補セルC)を管理テーブルTAから削除することも可能である。
移行回数Mを適用した候補セルCの登録の削除は、例えばマクロセルCMとスモールセルCSとについて個別に実行され得る。例えば、登録更新部322は、管理テーブルTAに登録されたKA個のマクロセルCMのうち移行回数Mの昇順で上位に位置する所定個の候補セルCの登録を削除する一方、管理テーブルTAに登録されたKB個のスモールセルCSのうち移行回数Mの昇順で上位に位置する所定個の候補セルCの登録を削除する。
(4)前述の各形態では、候補セルCの登録の追加と削除とを集計期間毎に実行したが、候補セルCの登録の追加と削除とを相異なる周期で実行することも可能である。
(5)前述の各形態では、各無線基地局22が1個のセルCを形成する場合を便宜的に例示したが、識別情報CIDが相違する複数のセルCを1個の無線基地局22が形成することも可能である。
(6)前述の各形態の無線基地局22は、前掲の例示の通りコンピュータ(演算処理装置32)とプログラムとの協働により実現され得る。好適な態様に係るプログラムは、記憶装置34と通信装置36(端末通信部362)とを具備するコンピュータを登録更新部322として機能させる。以上の各態様に係るプログラムは、コンピュータが読取可能な記録媒体に格納された形態で提供されてコンピュータにインストールされ得る。記録媒体は、例えば非一過性(non-transitory)の記録媒体であり、CD-ROM等の光学式記録媒体が好例であるが、半導体記録媒体や磁気記録媒体等の公知の任意の形式の記録媒体を包含し得る。なお、通信網を介した配信の形態で前述のプログラムを提供してコンピュータにインストールすることも可能である。
100……移動体通信システム、12……移動体通信網、14……端末装置、22……無線基地局、24……管理装置、32……演算処理装置、322……登録更新部、34……記憶装置(記憶部)、36……通信装置、362……端末通信部(報告取得部)、364……基地局通信部。

Claims (1)

  1. 端末装置との間で無線通信する無線基地局であって、
    マクロセルとスモールセルとを含む複数のセルが当該無線基地局のセルからのハンドオーバ先の候補として登録される管理テーブルを記憶する記憶部と、
    前記端末装置が所在するセルの報告を当該端末装置から取得する報告取得部と、
    前記管理テーブルに登録される複数のセルの少なくとも一部を、前記報告取得部が取得した報告に応じて更新する要素であって、前記管理テーブルに登録されるマクロセルとスモールセルとを個別に更新する登録更新部と
    を具備し、
    前記登録更新部は、所定の期間内における前記端末装置からのマクロセルの報告の回数に応じて、前記管理テーブルに登録されるマクロセルを更新する一方、前記端末装置から報告されたスモールセルについては、前記端末装置からの報告の回数に関わらず前記管理テーブルに登録する
    無線基地局。
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