JP5942853B2 - 隣接リスト最適化装置、隣接リスト生成装置、基地局装置、隣接リストの最適化方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、基地局から無線送信される隣接リストの自律最適化に関する。
隣接リスト(隣接セルリストとも呼ばれる)は、通信中の移動端末のハンドオーバの制御に使用される。隣接リストは、CIO(Cell Individual Offset)等のハンドオーバパラメータを含むことができる。基地局は、隣接リストを無線送信することで、自身の管理するセルに接続する移動局に対して隣接リストを通知する。なお以下では、隣接セル群のうち隣接リストに登録されているセルを"Listed Cell"と称し、隣接リストに登録されていないセルを"Detected Cell"と称する。
接続先セル(サービングセルと呼ぶ)から隣接セルへの移動端末のハンドオーバを実現するために、サービング基地局又はRNC(Radio Resource Controller)等のサービングセルのハンドオーバ制御主体は、所定のイベントが発生した場合に測定報告を送信するよう移動端末に指示する。所定のイベントは、例えば、サービングセルの無線品質の劣化である。移動端末によって生成される測定報告は、サービングセル及びその隣接セル(隣接セル群)の無線品質の測定結果を含む。サービングセルのハンドオーバ制御主体は、移動端末から測定報告を受信した時点で、測定報告に基づいてハンドオーバ先のセル(ターゲットセル)を決定し、移動端末およびターゲットセルとのシグナリングを含むハンドオーバ手順を開始する。
ここで、LTE(Long Term Evolution)/ E-UTRAN (Evolved UTRAN)に関する3GPP技術仕様 3GPP TS 36.331 V8.11.0 (2010-09)にて規定されている測定報告の送信イベントの1つを紹介する。当該技術仕様においてEvent A3 (Neighbour becomes offset better than serving)として規定された送信イベントの本質的部分は、以下の式(1)によって表わされる。
+O<P+O (1)
式(1)中のPはサービングセルの無線品質の測定結果であり、Pは、隣接セルの無線品質の測定結果である。LTEの場合、P及びPは、下りリファレンス信号の受信電力(RSRP:Reference Signal Received Power)又はRSRQ(Reference Signal Received Quality)である。RSRQは、総受信電力に対するRSRPの比率である。また、式(1)中のOは、サービングセルの無線品質に対するオフセット値であり、サービングセルの下りリファレンス信号の無線品質に作用する。一方、Oは、隣接セルの無線品質に対するオフセット値であり、隣接セルの下りリファレンス信号の無線品質に作用する。つまり、隣接リストは、登録セル毎に異なるオフセットO設定を保持することができる。オフセット値Oは、CIO(Cell Individual Offset)と呼ばれる。
基地局に式(1)の動作条件が設定されると、その基地局が管理するセルに接続する移動端末に対して式(1)の動作条件が通知される。移動端末は、サービングセルの無線品質及び隣接セルの無線品質の測定結果が式(1)の条件を満たすことをトリガとして、測定報告をサービング基地局に送信する。
さらに、式(1)を以下の式(2)及び(3)のように書き換えることもできる。パラメータTHHOは、ハンドオーバ閾値と呼ばれる。
−P>THHO (2)
THHO=O−O (3)
上述したオフセット値Ot(CIO)やTTT(Time to Trigger)等のハンドオーバパラメータを動的に調整する技術が知られている。なお、TTTは、上述した式(1)及び(2)等のような測定報告の送信条件が成立してから測定報告の送信が行われるまでの保護時間である。例えば、移動端末は、式(2)の条件を満たす期間がTTTとして定められた期間を超えて継続した場合に、測定報告の送信を行う。つまり、TTTを長くする程、ハンドオーバの開始タイミングが遅くなり、ハンドオーバが発生し難くなる。
例えば、特許文献1は、移動端末の測定報告に基づき、ハンドオーバパラメータ(TTT、CIO等)を動的に調節することによって、ハンドオーバ失敗(Too Late Handover,Too Early Handover)を低減することを開示している。また、非特許文献1は、セルの通信負荷が増大した場合に、基地局が隣接リストに含まれる隣接セルのCIOを調節し、負荷の大きいセルから隣接セルへの移動端末のハンドオーバを促進させることを開示している。非特許文献1の技術によれば、セル間での負荷分散を行うことができる。
移動端末からの測定報告を受信したハンドオーバ制御主体は、一般に、測定報告に含まれる隣接セルうちのListed Cell の中からターゲットセルを決定する。この場合、移動端末は、Detected Cellにはハンドオーバできない。したがって、隣接リストに隣接セルの登録漏れがあると、ハンドオーバの失敗が発生したり、不適切なセルにハンドオーバしたために通信品質が劣化したりするおそれがある。
さらに、上述したように、隣接セル毎のオフセット値Otは隣接リストを用いて移動端末に通知される。つまり、移動端末にオフセット値Otを通知できるセルは、隣接リストに登録された隣接セルに限られる。このため、重要な隣接セルが隣接リストに登録されていないと、この重要な隣接セルに関するオフセット値Otを移動端末に通知することができない。この場合、オフセット値Otの調節による移動端末のハンドオーバのタイミング調節ができないため、オフセット値Otの調節に基づくハンドオーバ成功率の改善(例えば特許文献1)や、セル境界付近の移動端末を隣接セルにハンドオーバさせることによる負荷分散(例えば非特許文献1)などを実現することが困難になる。なお、この問題は、サービングセルのハンドオーバ制御主体がDetected Cellsの中からターゲットセルを選択できる場合にも発生する。
上述したような隣接セル毎のオフセット値は、CIOとは独立に、通信開始時に移動端末が測定する無線品質に対しても設定することができる。このオフセット値(qoffset)を調節することにより、通信開始時に移動端末が接続するセルを調節し、セルの通信負荷を制御することができる。しかし、CIOと同様に、移動端末にオフセット値(qoffset)を通知できるセルは、隣接リストに登録された隣接セルに限られるため、重要な隣接セルが隣接リストに登録されていないと、負荷分散を実現することが困難になる。
以上に述べた点から明らかであるように、隣接リストの最適化は、良好な通信品質を確保するうえで重要である。特に、隣接リストに登録できるセル数には上限があるため、通信品質の向上に寄与する可能性が高い重要なセルを隣接リストに優先的に登録する必要がある。
従来、隣接リストの最適化は、セルラ通信システムのサービスエリアにおける走行試験の結果などに基づき、専門の技術者によって行われていた。しかし、近年、セルラ通信システムの運用中に自律的に隣接リストを最適化する技術が提案されている(非特許文献2を参照)。
非特許文献2は、移動端末からの測定報告が多い隣接セル、及び移動端末のハンドオーバ試行回数が多い隣接セルを優先的に隣接リスト登録することを開示している。
国際公開第2010/002926号
R. Kwan, et al.、"On Mobility Load Balancing for LTE Systems", in Proc. IEEE 72nd Vehicular Technology Conference VTC2010、2010年9月 D. Soldani 及び I. Ore、"Self-optimizing Neighbor Cell List for UTRA FDD Networks Using Detected Set Reporting"in Proc. IEEE 65th Vehicular Technology Conference VTC2007、2007年4月、pp. 694-698
本願の発明者等は、HetNet(Heterogeneous Network)環境において、隣接リストの登録上限数を超える多くの隣接セルが存在する状況では、非特許文献2に記載された技術は、隣接リストの最適化を十分に行えないおそれがあることを見出した。HetNet環境とは、マクロセルとピコセル、マクロセルとフェムトセル、ピコセルとフェムトセル等の、カバレッジの大きさ(セルサイズ)が異なる複数種別のセルが互いに隣接配置された環境である。なお、HetNet環境におけるセルの隣接配置は、セルサイズの大きい一方のセルのカバレッジにセルサイズの小さい他方のセルが完全に含まれる階層化された配置を含む。以下では、本願の発明者等によって認識されたこの問題点について詳しく説明する。
非特許文献2は、複数の隣接セルに対して共通の基準(具体的には、測定報告の数、及びハンドオーバ試行数)を用いて、これら複数の隣接セルの中からlisted cells(隣接リストへの登録セル)の選択を行うことを開示するのみである。しかしながら、例えばマクロセル及びピコセルを含むHetNet環境では、一般に、マクロセルに関する測定報告の数、ハンドオーバ試行数の方がピコセルのそれより多いため、ピコセルが隣接リストに登録されにくい。そのため、共通の基準によってlisted cellsを選択するのみでは隣接リストを最適化できないおそれがある。
また、本願の発明者等は、特許文献1の技術を利用してハンドオーバ失敗を低減することを検討した結果、ハンドオーバ失敗数又は失敗率が高い隣接セルを隣接リストに優先的に登録することに想到した。しかし、HetNet環境において当該基準に従って登録を行うと、ハンドオーバ失敗数又は失敗率が高い隣接セル(主にピコセル)によって隣接リストが占められ、ハンドオーバ試行数が多い重要な隣接セル(主にマクロセル)が隣接リストに登録されないケースが生じる可能性がある。
また、非特許文献1の技術を効果的に利用するためには、負荷分散のため設置された隣接セル(主にピコセル)を隣接リストに登録するとよい。しかしながら、隣接リストに登録するセルを選択するための非特許文献2の手法は、マクロセルであるかピコセルであるかに関わらず共通の基準を用いて、ハンドオーバ先として選択されやすい隣接セル、すなわち無線品質が高い隣接セルを優先的に隣接リストに登録する。このため、無線品質が高い隣接セル(主にマクロセル)が隣接リストに登録され、負荷分散のための隣接セル(主にピコセル)が隣接リストに登録されないケースが生じる可能性がある。
本発明は、本願の発明者等による上述の知見に基づいてなされたものであって、HetNet(Heterogeneous Network)環境に適した隣接リストの最適化を行うことが可能な隣接リスト最適化装置、隣接リスト生成装置、基地局装置、隣接リストの最適化方法、及びプログラムの提供を目的とする。
本発明の第1の態様は、対象セルを管理する基地局によって無線送信される隣接リストの最適化を行う隣接リスト最適化装置を含む。当該隣接リスト最適化装置は、セルサイズの違いに応じて定められたセル種別を考慮して、前記対象セルを除く複数の他セルの中から、前記隣接リストに登録される複数の登録セルを選択するセル選択部を有する。
本発明の第2の態様は、隣接リスト生成装置を含む。当該隣接リスト生成装置は、上述した本発明の第1の態様に係る隣接リスト最適化装置と結合され、前記隣接リスト最適化装置によって選択された前記複数の登録セルの情報を含む隣接リストを生成するよう構成されている。
本発明の第3の態様は、基地局装置を含む。当該基地局装置は、上述した本発明の第2の態様に係る隣接リスト生成装置と結合され、前記複数の登録セルの情報を含む隣接リストを無線送信するよう構成されている。
本発明の第4の態様は、対象セルを管理する基地局によって無線送信される隣接リストの最適化を行う隣接リストの最適化方法を含む。当該方法は、セルサイズの違いに応じて定められたセル種別を考慮して、前記対象セルを除く複数の他セルの中から、前記隣接リストに登録される複数の登録セルを選択するステップを有する。
本発明の第5の態様は、コンピュータプログラムを含む。当該プログラムは、コンピュータに読み込まれて実行されることによって、上述した本発明の第4の態様に係る隣接リストの最適化方法をコンピュータに行わせる。
上述した本発明の各態様によれば、カバレッジの大きさ(セルサイズ)が異なる複数種別のセルが隣接配置されたHetNet(Heterogeneous Network)環境に適した隣接リストの最適化を行うことが可能な隣接リスト最適化装置、隣接リスト生成装置、基地局装置、隣接リストの最適化方法、及びプログラムを提供できる。
本発明の実施の形態1に係るハンドオーバ最適化システムを含むネットワークの構成例を示す図である。 図1に示した隣接リスト最適化部に供給されるセル選択指標(CSI)の具体例を示すテーブルである。 図1に示した隣接リスト最適化部に供給されるセル選択指標(CSI)の具体例を示すテーブルである。 図1に示した隣接リスト最適化部に供給されるセル選択指標(CSI)の具体例を示すテーブルである。 本発明の実施の形態1に係るハンドオーバ最適化システムを含むネットワークの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るハンドオーバ最適化システムを含むネットワークの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るハンドオーバ最適化システムを含むネットワークの構成例を示す図である。 図1に示したハンドオーバ最適化システムにより行われる隣接リスト更新処理の全体的手順の具体例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る隣接リストへの登録セルの選択手順の第1の例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る隣接リストへの登録セルの選択手順の第2の例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る隣接リストへの登録セルの選択手順の第3の例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る隣接リストへの登録セルの選択手順の第4の例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る隣接リストへの登録セルの選択手順の第5の例を示すフローチャートである。 参考例に係るハンドオーバ最適化システムを含むネットワークの構成例を示す図である。 図12に示したハンドオーバ最適化システムにより行われる隣接リスト更新処理の全体的手順の具体例を示すフローチャートである。 参考例に係る隣接リストへの登録セルの選択手順の第1の例を示すフローチャートである。 参考例に係る隣接リストへの登録セルの選択手順の第2の例を示すフローチャートである。 参考例に係る隣接リストへの登録セルの選択手順の第3の例を示すフローチャートである。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
<発明の実施の形態1>
図1は、本実施の形態に係るハンドオーバ最適化システム1を含むネットワークの構成例を示す図である。ハンドオーバ最適化システム1は、対象セル61に関する隣接リストの更新処理を行う。対象セル61の隣接リストは、対象セル61を管理する基地局2から移動端末(以下UE:User Equipment)3が受信可能な無線チャネルを用いて送信される。
ハンドオーバ最適化システム1は、隣接リスト最適化部11及び隣接リスト生成部12を含む。隣接リスト最適化部11は、セルサイズの違いに応じて定められたセル種別を考慮して、対象セル61に隣接する複数の隣接セル62の中から複数の登録セルを選択する。この登録セルの選択処理は、セル選択部110によって行われる。このような登録セルの選択によって、隣接リスト最適化部11は、対象セル61に関する隣接リストの最適化を行う。隣接リスト生成部12は、隣接リスト最適化部11によって選択された複数の登録セルの情報が記述された隣接リストを生成し、基地局2に供給する。
なお、図1の例では、対象セル61をマクロセルとし、1つのマクロセル及び1つのピコセルを含む2つの隣接セル62のみを示している。しかしながら、対象セル61は、マクロセル以外の他のセルであってもよい。また、対象セル61はより多くの隣接セルを有してもよい。隣接リスト最適化部11による登録セルの選択処理は、隣接リストの最大登録可能数NCLmax(例えば、LTEでは32個)よりも隣接セル62の総数が多い場合に特に有効である。
セル選択部110は、登録セルを選択するために、複数の隣接セル62に関する隣接セル情報(セルID等)を用いる。隣接セル情報は、様々な経路で隣接リスト最適化部11に供給可能である。例えば、隣接セル情報は、UE3によって生成される測定報告(MR:Measurement Report)、又は複数の測定報告を基地局2等が集計したMR集計情報を参照することで取得できる。測定報告は、UE3が検出した隣接セル62の無線品質の計測結果を含むため、隣接セル62を特定可能である。測定報告又はその集計情報から隣接セル情報を取得することによって、対象セル61と隣接セル62がそれぞれ通信事業者の配下にある異なるエレメント管理システム(EMS:Element Management System)又はネットワーク管理システム(NMS:Network Management System)によって管理されていて、EMS間、EMS−NMS間、又はNMS間で情報を共有できない場合にも、隣接セルについての情報を得ることができる利点がある。
また、隣接セル情報は、基地局2又はこれを管理するEMS若しくはNMSが保持しているネットワーク設計情報から取得されてもよい。ネットワーク設計情報は、通信事業者のオペレータ等によって作成されたセルレイアウトの情報を含む。ネットワーク設計情報から隣接セル情報を取得することによって、測定報告を用いる場合の問題、すなわち、対象セル61に接続するUE3の数が少ないためにUE3の測定報告からではごく一部の隣接セル62の情報しか得られないという問題を回避できる。また、隣接セル情報は、UE3の測定報告又はその集計情報と、ネットワーク設計情報の両方から取得されてもよい。これにより、隣接セル62の情報を網羅的に得ることができる。
また、上述したように、セル選択部110は、セルサイズの違いに応じて定められたセル種別を考慮して登録セルの選択を行う。このため、セル選択部110は、登録セルを選択するために、隣接セル62に関するセル種別情報を用いる。セル種別情報は、隣接セル62のセルサイズの違いを識別可能であればよい。例えば、セル種別情報は、セルサイズを直接的に示す情報であってもよい。また、セル種別情報は、マクロセル、マイクロセル、ピコセル、フェムトセル等のセルサイズに応じて区分された属性のいずれに隣接セルが属するかを示す識別子であってもよい。また、セル種別情報は、各隣接セル62を管理する基地局による無線信号(e.g. パイロット信号、下りリファレンス信号)の送信電力レベルを示す情報であってもよい。また、セル種別情報は、セルの用途を示す情報、例えば、通常のセルであるか、又は負荷分散のために設置された通常のセルに比べて小さいセルであるかを識別できる情報であってもよい。
セル種別情報は、様々な経路で隣接リスト最適化部11に供給可能である。例えば、隣接リスト最適化部11は、セル種別情報についても、上述した隣接セル情報と同様に、UE3の測定報告(又はMR集計情報)若しくはネットワーク設計情報、又はこれらの組合せから取得すればよい。UE3の測定報告又はMR集計情報からセル種別情報を取得する場合、隣接セル62を管理する各基地局の送信信号にセル種別情報を含めればよい。あるいは、UE3の測定情報に含まれる隣接セルを管理する基地局から、セル種別情報を取得してもよい。
さらに、セル選択部110は、複数の隣接セル62の中から複数の登録セルを選択するために、セル選択指標(CSI:Cell Selection Index)を用いる。セル選択指標の典型的な具体例は、非特許文献2に記載されている通り、"UE3による検出数(測定報告の数)"、及び"ハンドオーバ(HO)試行数"である。"HO試行数"は、対象セル61から隣接セル62へ向かう外向き(outbound)のハンドオーバの試行数を意味する。
さらに、セル選択指標は、"HO失敗数"、"HO失敗率"、又は"失敗数の占有率"を含んでもよい。"HO失敗数"は、対象セル61から隣接セル62へ向かう外向き(outbound)のハンドオーバの失敗数を意味する。また、"HO失敗率"は、対象セル61から隣接セル62へのoutboundハンドオーバの試行数に対する失敗数の割合を意味する。また、"失敗数の占有率"は、対象セル61からの外向き(outbound)のハンドオーバの失敗数の総和に対する、対象セル61から隣接セル62へのoutboundハンドオーバの失敗数の割合を意味する。セル選択部110は、HO失敗数、HO失敗率、又は失敗数の占有率が大きい隣接セル62を登録セルとして優先的に選択するとよい。これによって、これらのセルに対するCIO等のハンドオーバパラメータの調整が可能となり、ハンドオーバ失敗が予想される隣接セルへのハンドオーバの発生を抑制できる。つまりハンドオーバ失敗を低減することができる。
続いて以下では、セル種別を考慮した登録セル選択の2つの例について説明する。
(セル種別を考慮した登録セル選択の第1の例)
セル選択部110は、セル種別によって登録セルを選択する基準を変える。例えば、隣接マクロセルについては、第1の指標(e.g. UE3による検出数及びHO試行数の少なくとも一方)が大きいセルを優先的に登録セルとして選択する第1の基準を採用する。一方、その他の種別の隣接セル(例えば隣接ピコセル)については、第2の指標(e.g.HO失敗数、HO失敗率、又は失敗数の占有率)が大きいセルを優先的に登録セルとして選択する第2の基準を採用する。なお、第1及び第2の指標は、それぞれ複数の指標を含んでもよい。この場合、マクロセル用の指標の組合せとその他の種別の隣接セル用の指標の組合せが異なっていればよい。また、セル選択部110は、セル種別に依らず同一の指標を用いるが、登録セルを選ぶ際に当該指標と比較する閾値をセル種別によって変更してもよい。例えば、共通の指標として"UE3による検出数"を用いる場合、隣接マクロセル用には高い閾値を適用し、その他の隣接セル(例えば隣接ピコセル)用には、マクロセルに比べて低い閾値を採用すればよい。
非特許文献2に記載されているようなセル種別を考慮せずに共通の基準を用いる方法では、特定の種別のセルのみが登録セルとして選択され、他の種別のセルが殆ど選択されないおそれがある。しかしながら、セル種別によって登録セルを選択する基準を変えることによって、このような不具合を回避することができる。
セル選択指標の例について、さらに図2A〜2Cを参照して説明する。図2A〜2Cは、セル選択指標の具体例を示すテーブルである。図2Aは、UE3からの測定報告数を隣接セル毎に集計した結果を示している。測定報告数の集計結果は、基地局2、隣接セル62のハンドオーバ制御主体(RNC(Radio Network Controller)など)、又は、基地局2を管理するEMS若しくはNMS等が作成し、隣接リスト最適化部11に供給すればよい。また、測定報告数の集計結果は、ハンドオーバ最適化システム1がUE3からの測定報告を収集することによって作成してもよい。
測定報告数が多いことは、対象セル61に接続するUE3によって多く観測(検出)されている隣接セルであることを意味し、対象セル61からのハンドオーバが発生する可能性が高い隣接セルを意味する。一般に、このような隣接セルはカバレッジが大きなセルであることが多い。よって、測定報告数は、カバレッジが相対的に大きいセル用の選択指標として採用するとよい。例えば、マクロセル及びピコセルを含むHetNet環境に適用する場合、測定報告数は、マクロセル用の選択指標(マクロ選択指標I_M)として採用するとよい。
図2Bは、ハンドオーバに関する統計情報を示している。具体的には、図2Bは、対象セル61から隣接セル62へのOutbound HOの試行数(第2列目)、隣接セル62へのOutbound HOの失敗数(第3列目)、隣接セル62へのOutbound HOの失敗率(第4列目)、隣接セル62へのOutbound HOの失敗数の占有率(第5列目)を示している。これらのハンドオーバに関する統計情報は、対象セル61及び隣接セル62のハンドオーバを制御する制御主体(e.g. 基地局、RNC)、又はEMS若しくはNMSが作成し、隣接リスト最適化部11に供給すればよい。
マクロセル及びピコセルを含むHetNet環境に適用する場合、隣接セル62へのOutbound HOの試行数は、マクロセル用の選択指標(マクロ選択指標I_M)として採用するとよい。Outbound HOの試行数が大きいことは、対象セル61からのハンドオーバが発生する可能性が高い隣接セルを意味し、そのような隣接セルは一般にマクロセルであることが多いためである。これに対して、図2Bの他の3つの指標は、ピコセル用の選択指標(ピコ選択指標I_P)として採用するとよい。ハンドオーバ失敗数又は失敗率が高い隣接ピコセルを隣接リストに優先的に登録し、これらの隣接ピコセルに対するCIOを大きな値に調整することで、ハンドオーバ失敗を低減することができる。
図2Cは、隣接セル62に関するその他の監視情報を示している。具体的には、図2Cは、隣接セル62へのUEの再接続数(2列目)、隣接セル62でのUEの平均滞在時間(3列目)を示している。これらの監視情報は、隣接セル62を管理する基地局、基地局を管理するノード、又はEMS若しくはNMSが作成し、隣接リスト最適化部11に供給すればよい。
マクロセル及びピコセルを含むHetNet環境に適用する場合、隣接セル62へのUEの再接続数は、マクロセル用の選択指標(マクロ選択指標I_M)として採用するとよい。UEの再接続数が大きいことは、対象セル61からのハンドオーバが発生する可能性が高い隣接セルを意味し、そのような隣接セルは一般にマクロセルであることが多いためである。これに対して、隣接セル62でのUEの平均滞在時間は、ピコセルの選択指標(ピコ選択指標I_P)として採用するとよい。平均滞在時間が短い隣接セル62へUE3がハンドオーバをしたとしても、直ぐに対象セル61に戻ってくる可能性が高い。つまり、ハンドオーバの繰り返し(ピンポン現象)を生じる可能性が高い。あるいは、隣接セル62へハンドオーバした後、直ちに対象セル61とは別のセルにハンドオーバする可能性が高い。このような現象は、一般にカバレッジが小さなピコセルで生じる場合が多い。このため、UEの平均滞在時間が短い隣接ピコセルを隣接リストに優先的に登録し、これらの隣接ピコセルに対するCIOを大きな値に調整することで、この隣接ピコセルへのハンドオーバを抑制することができる。
(セル種別を考慮した登録セル選択の第2の例)
続いて、セル種別を考慮した登録セル選択の第2の例を説明する。セル選択部110は、少なくとも1つのセル種別(例えばピコセル)のために、隣接リストの最大登録可能数NCLmaxの一部を登録枠(予約枠)として確保する。言い換えると、セル選択部110は、少なくとも1つのセル種別(例えばマクロセル)に登録上限数(隣接リストの最大登録可能数NCLmaxから予約枠の数を引いた値)を設定する。また、セル選択部110は、隣接リストの最大登録可能数NCLmaxを分割することでセル種別毎の登録枠を設定し、セル種別毎に各々の登録枠の範囲内で登録セルを選択してもよい。これらによれば、仮にセル種別によらずに共通の基準で登録セルを選択する場合であっても、複数のセル種別のセル群を隣接リストに確実に登録することができる。
さらに、上述した登録セル選択の第1及び2の例は、組み合わせて用いてもよい。これらを組み合わせることで、セル種別に適応した選択基準を採用するとともに、複数のセル種別のセル群を隣接リストに確実に登録することができる。
上述したように、本実施の形態に係る隣接リスト最適化部11は、セルサイズの違いに応じて定められたセル種別を考慮して、複数の隣接セル62の中から隣接リストに登録する複数の登録セルを選択する。このため、本実施の形態によれば、HetNet環境に適した隣接リストの最適化を行うことができる。
ところで、隣接リスト最適化部11及び隣接リスト生成部12の配置は、ネットワークアーキテクチャの設計思想に基づいて適宜決定されるものである。例えば、本実施の形態をEPS(Evolved Packet System)に適用する場合、図3に示すように、NMS4に隣接リスト最適化部11を配置し、ハンドオーバ制御機能を有する基地局(evolved NodeB(eNB))2に隣接リスト生成部12を配置してもよい。図3の例では、NMS4は、ネットワーク設計情報41に含まれるセル種別情報を隣接リスト最適化部11に供給する。また、図3の例では、NMS4は、基地局2から測定報告(MR)集計情報、ハンドオーバ(HO)統計情報を受け取ってセル監視情報42として保持している。NMS4は、セル監視情報42に含まれる隣接セル情報及びセル選択指標(CSI)を隣接リスト最適化部11に供給する。
また、本実施の形態をUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)に適用する場合、図4に示すように、NMS4に隣接リスト最適化部11を配置し、ハンドオーバ制御機能を有するRNC5に隣接リスト生成部12を配置してもよい。
また、上述したように、UE3の測定報告からセル種別情報を取得してもよい。この場合、図4の変形例として図5に示す構成を採用してもよい。つまり、NMS4は、セル監視情報42に含まれる隣接セル情報、セル種別情報、及びセル選択指標(CSI)を隣接リスト最適化部11に供給すればよい。
以下では、ハンドオーバ最適化システム1による隣接セルリストの更新動作、特に、隣接リスト最適化部11による登録セルの選択動作の具体例について詳しく説明する。図6は、ハンドオーバ最適化システム1による隣接セルリスト更新の全体手順を示すフローチャートである。ステップS1では、隣接リスト最適化部11は、隣接セル情報及びそのセル種別情報を取得する。ステップS2では、隣接リスト最適化部11は、セル選択指標(CSI)を参照する。ステップS3では、隣接リスト最適化部11(つまり、セル選択部110)は、セル種別を考慮して登録セルを選択する。ステップS3での登録セルの選択は、上述した2つの例のいずれか又はこれら2つの組合せにより行えばよい。ステップS4では、隣接リスト生成部12は、ステップS3で選択された複数の登録セルの情報を含む隣接リストを生成する。
続いて以下では、図6のステップS3における登録セルの選択手順の5つの具体例についてフローチャート(図7〜11)を参照してさらに詳しく説明する。なお、図7〜11は、複数の隣接セル62がマクロセル及びピコセルを含む場合について説明しているが、セルサイズの異なる他のセルの組合せに置き換えてもよい。また、例えばマクロセル及びマクロセルを含むカバレッジの大きな隣接セルグループと、例えばピコセル及びフェムトセルを含むカバレッジの小さな隣接セルグループとが存在する環境に、図7〜11の手順を適用してもよい。
図7に示す手順は、上述した第1の例に対応する。すなわち、図7に示す手順は、セル種別によって登録セルの選択基準を変えることを特徴とする。ステップS11では、セル選択部110は、集合S3及びS4を空集合として初期化する。集合S3及びS4は、例えばコンピュータプログラムにおける配列変数として定義すればよい。
ステップS12では、セル選択部110は、隣接リストの最大登録可能数NCLmaxの範囲内で、マクロセルの選択基準に従って、複数の隣接セル62のうち隣接マクロセル集合S1の中から登録セルを選択する。マクロセルの選択基準は、例えば、上述したマクロ選択指標I_Mのいずれかの閾値比較を行う基準とすればよい。ステップS12で選択された隣接マクロセルは、登録セル集合S3に入れられる。また、ステップS12で選択された隣接マクロセル数をN3とする。
ステップS13では、セル選択部110は、隣接リストに登録可能なセルの残数(つまりNCLmax−N3)の範囲内で、ピコセルの選択基準に従って、複数の隣接セル62のうち隣接ピコセル集合S2の中から登録セルを選択する。ピコセルの選択基準は、例えば、上述したピコ選択指標I_Pのいずれかの閾値比較を行う基準とすればよい。ステップS13で選択された隣接ピコセルは、登録セル集合S4に入れられる。また、ステップS13で選択された隣接ピコセル数をN4とする。
ステップS14では、セル選択部110は、登録セル集合S3及びS4に含まれるセルを登録セルに決定する。なお、登録セル集合S3及びS4に含まれるセル数が最大登録可能数NCLmaxを下回る場合、未選択の隣接セル62をさらに登録セルに選択してもよい。また、隣接マクロセルより先に隣接ピコセルからの登録セルの選択を行ってもよい。しかしながら、隣接ピコセル数が最大登録可能数NCLmaxより多い環境では、図7の順序で行うことが好ましい。
図8に示す手順は、上述した第2の例に対応する。すなわち、図8に示す手順は、少なくとも1つのセル種別(例えばピコセル)のために、隣接リストの最大登録可能数NCLmaxの一部を登録枠(予約枠)として確保する。図8の例では、ピコセル用の予約枠の数をNPとする。図8のステップS21は、図7のステップS11と同様である。
ステップS22では、セル選択部110は、マクロセルの登録上限数(NCLmax−NP)の範囲内で、隣接マクロセル集合S1の中から登録セルを選択する。ステップS22で選択された隣接マクロセルは、登録セル集合S3に入れられる。また、ステップS22で選択された隣接マクロセル数をN3とする。
ステップS23では、セル選択部110は、隣接リストに登録可能なセルの残数(NCLmax−N3)の範囲内で、隣接ピコセル集合S2の中から登録セルを選択する。ステップS23で選択された隣接ピコセルは、登録セル集合S4に入れられる。また、ステップS23で選択された隣接ピコセル数をN4とする。
ステップS24では、セル選択部110は、登録セル集合S3及びS4に含まれるセルを登録セルに決定する。なお、登録セル集合S3及びS4に含まれるセル数が最大登録可能数NCLmaxを下回る場合、セル選択部710は、未選択の隣接セル62をさらに登録セルに選択してもよい。また、隣接マクロセルより先に隣接ピコセルからの登録セルの選択を行ってもよい。この場合、セル選択部110は、ピコセルの予約枠数NPの範囲内で、隣接ピコセル集合S2の中から登録セルを選択すればよい。
図9に示す手順は、上述した第1及び第2の例の組合せに対応する。すなわち、図8に示す手順は、セル種別によって登録セルの選択基準を変えるとともに、少なくとも1つのセル種別(例えばピコセル)のために隣接リストの最大登録可能数NCLmaxの一部を登録枠(予約枠)として確保する。図9の例でも、ピコセル用の予約枠の数をNPとする。図9のステップS31は、図7のステップS11と同様である。
ステップS32では、セル選択部110は、マクロセルの登録上限数(NCLmax−NP)の範囲内で、マクロセルの選択基準に従って、隣接マクロセル集合S1の中から登録セルを選択する。
ステップS33では、セル選択部110は、隣接リストに登録可能なセルの残数(NCLmax−N3)の範囲内で、ピコセルの選択基準に従って、隣接ピコセル集合S2の中から登録セルを選択する。
ステップS34は、図8のステップS24と同様である。
図10に示す手順は、図9の手順の変形である。図9の手順では、隣接マクロセルが登録上限数(NCLmax−NP)より少ない、若しくは隣接ピコセルが予約枠の数(NP)より少ない、又は隣接マクロセル及び隣接ピコセルが共に少ない、のいずれかの理由によって、登録セル数が隣接リストの最大登録可能数NCLmaxに達しない場合がある。そこで、図10の手順は、登録セル集合S3及びS4に含まれるセル数が最大登録可能数NCLmaxを下回る場合に更なるセル選択を行う例を示している。
図10のステップS41では、セル選択部110は、集合S3〜S6を空集合として初期化する。図10のステップS42及びS43は、図9に示したステップS32及びS33と同様である。
ステップS44では、登録セル集合S3及びS4に含まれるセル数(N3+N4)が最大登録可能数NCLmaxを下回るか否かを判定する。N3+N4がNCLmaxより小さい場合(ステップS44でYES)、隣接リストに登録可能なセルの残数(NCLmax−N3−N4)の範囲内で、マクロセルの選択基準に従って、残りの隣接マクロセル(S1−S3)の中から登録セルを選択する(ステップS45)。なお、ここでのマクロセル選択基準は、ステップS42での基準に比べて、登録セルが選択され易くなるように閾値を変更してもよい。ステップS45で選択された隣接マクロセルは、登録セル集合S5に入れられる。また、ステップS45で選択された隣接マクロセル数をN5とする。
ステップS46では、登録セル集合S3〜S5に含まれるセル数(N3+N4+N5)が最大登録可能数NCLmaxを下回るか否かを判定する。N3+N4+N5がNCLmaxより小さい場合(ステップS46でYES)、隣接リストに登録可能なセルの残数(NCLmax−N3−N4−N5)の範囲内で、ピコセルの選択基準に従って、残りの隣接ピコセル(S2−S4)の中から登録セルを選択する(ステップS47)。ここでのピコセル選択基準は、ステップS43での基準に比べて、登録セルが選択され易くなるように閾値を変更してもよい。ステップS47で選択された隣接ピコセルは、登録セル集合S6に入れられる。また、ステップS47で選択された隣接ピコセル数をN6とする。
ステップS48では、セル選択部110は、登録セル集合S3〜S6に含まれるセルを登録セルに決定する。
図11の手順は、登録セルの選択のためにセル種別に依存しない共通の指標(評価パラメータと呼ぶ)を導入する。しかしながら、図11の手順は、評価パラメータの求め方をマクロセルとピコセルとで異ならせることによって、セル種別の違いを考慮する。
ステップS51では、セル選択部110は、隣接マクロセル集合S1に含まれる各セルについて第1の指標(例えば、UE3の測定報告数)に第1の重み係数W1を乗算することによって評価パラメータを算出する。
ステップS52では、セル選択部110は、隣接ピコセル集合S2に含まれる各セルについて第2の指標(例えば、HO失敗数)に第2の重み係数W2を乗算することによって評価パラメータを算出する。
ステップS53では、セル選択部110は、隣接リストの最大登録可能数NCLmaxの範囲内で、評価パラメータの大きさの順序に従って、隣接セル集合(S1+S2)の中から登録セルを選択する。
<その他の実施の形態>
発明の実施の形態1で述べたセル選択指標(CSI)は一例に過ぎない。また、複数の指標を組み合わせて用いてもよい。例えば、隣接ピコセルに関しては、測定報告数が閾値を超えているセルの中からHO失敗率の大きいものを選ぶといった選択基準を採用してもよい。
また、隣接リストの登録可能枠の全てを隣接リスト最適化部11による動的なセル選択の対象とせずに、一部のセルを隣接リストに静的に登録するようにしてもよい。この場合、隣接リストの最大登録可能数NCLmaxから静的に登録されるセル数を減算した数を上限として、隣接リスト最適化部11による動的なセル選択を行えばよい。
また、発明の実施の形態1では、対象セル61とこれに隣接する隣接セル62に関して説明したが、隣接セル62は、対象セル61を除く他のセルであればよい。当該他のセルは、そのカバレッジが対象セル62のカバレッジと部分的にオーバラップするセル、及びそのカバレッジが対象セル62のカバレッジに完全に包含されるセル、を含む。また、対象セル62とのカバレッジのオーバラップ関係は明確でないものの、対象セル62に接続するUE3によって検出されるセルは、上述した他のセルに含まれる。
また、発明の実施の形態1では、セル種別を考慮した登録セル選択の処理を常に実施する形態について説明したが,セル種別を考慮したセル選択の処理は,対象セル61の通信負荷が所定の閾値を超えるときのみときのみ実施するようにしてもよい。ピコセル等の負荷分散を目的とするセルを登録セルとして選択すると効果的であるのは、対象セル61の負荷分散を実施したい場合である。ここで述べた変形によれば、対象セル61の通信負荷が大きい場合には、隣接セルのうちピコセル等の負荷分散を目的とするセルを登録セルとして選択されやすくすることができる。一方、対象セル61の通信負荷が小さく負荷分散を必要としない時にはセル種別を考慮した登録セル選択を行わないことで、隣接セルのうち、測定報告数やHO試行数が大きいマクロセルが登録セルとして選択されやすくでき、マクロセルのHO品質を優先的に改善できる。
発明の実施の形態1で述べたセル選択部110による登録セルの選択処理は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)等の半導体処理装置を用いて実現してもよい。また、セル選択部110による登録セルの選択処理は、マイクロプロセッサ等のコンピュータにプログラムを実行させることによって実現してもよい。具体的には、図7〜11のいずれかに示したアルゴリズムをコンピュータに行わせるための命令群を含むプログラムを作成し、当該プログラムをコンピュータに供給すればよい。
このプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給される。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
さらに、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
<参考例1>
上述した発明の実施の形態1では、対象セル61から隣接セル62への外向き(outbound)の"HO失敗数"、"HO失敗率"、又は"失敗数の占有率"をセル選択指標として用いる例に言及した。このように、対象セル61から隣接セル62へのoutboundハンドオーバの失敗数又は失敗率が相対的に大きいセルを優先的に選択する基準を用いて登録セルを選択することは、非特許文献2に記載されていない事項である。したがって、ここでは、セルサイズの違いに応じて定められたセル種別を考慮することを必須要素とすることなく、隣接セル62へのoutboundハンドオーバの失敗数又は失敗率を指標とした登録セルの選択を行う参考例について説明する。
図12は、本参考例に係るハンドオーバ最適化システム7を含むネットワークの構成例を示す図である。図12の概要は、先に説明した図1と同様である。すなわち、ハンドオーバ最適化システム7は、対象セル61に関する隣接リストの更新処理を行う。対象セル61の隣接リストは、対象セル61を管理する基地局2からUE3が受信可能な無線チャネルを用いて送信される。
ハンドオーバ最適化システム7は、隣接リスト最適化部71及び隣接リスト生成部12を含む。隣接リスト最適化部71は、複数の隣接セル62のうち、対象セル61から隣接セルへ向かう外向き(outbound)のハンドオーバの失敗数又は失敗率が相対的に大きいセルを優先的に選択する基準を用いて、隣接リストに登録される複数の登録セルを選択する。隣接リスト生成部12は、隣接リスト最適化部71によって選択された複数の登録セルの情報が記述された隣接リストを生成し、基地局2に供給する。
このように、対象セル61から隣接セルへ向かう外向き(outbound)のハンドオーバの失敗数又は失敗率が相対的に大きいセルを優先的に選択する基準を登録セルの選択基準として採用することによって、ハンドオーバ失敗の頻度が大きい隣接セルの情報を優先的に隣接リストに加えることができる。したがって、これらのセルに対するCIO等のハンドオーバパラメータの調整が可能となり、ハンドオーバ失敗が予想される隣接セルへのハンドオーバの発生を抑制できる。つまりハンドオーバ失敗を低減することができる。
以下では、ハンドオーバ最適化システム7による隣接セルリストの更新動作、特に、隣接リスト最適化部71による登録セルの選択動作の具体例について詳しく説明する。図13は、ハンドオーバ最適化システム7による隣接セルリスト更新の全体手順を示すフローチャートである。図13のステップS101では、隣接リスト最適化部71は、隣接セル情報を取得する。ステップS102では、隣接リスト最適化部71は、セル選択指標(CSI)を参照する。ステップS103では、隣接リスト最適化部71(つまり、セル選択部710)は、対象セル61から隣接セルへ向かう外向き(outbound)のハンドオーバの失敗数又は失敗率が相対的に大きいセルを優先的に選択する基準を用いて登録セルを選択する。ステップS104では、隣接リスト生成部12は、ステップS103で選択された複数の登録セルの情報を含む隣接リストを生成する。続いて以下では、図13のステップS103における登録セルの選択手順の3つの具体例についてフローチャート(図14〜16)を参照してさらに詳しく説明する。
図14のステップS201では、セル選択部710は、隣接リストの最大登録可能数NCLmaxの範囲内で、HO失敗数又はHO失敗率が大きい順に隣接セル集合の中から登録セルを選択する。
次に、図15のフローについて説明する。ステップS301では、セル選択部710は、集合S3及びS4を空集合として初期化する。
ステップS302では、セル選択部710は、登録上限数(NCLmax−NS2)の範囲内で、HO失敗数又はHO失敗率を用いた基準に従って、隣接セル集合S1の中から登録セルを選択する。ここで、数NS2は、後述する他の基準を用いて選択されるセル用に確保された登録枠(予約枠)の数を表わしている。ステップS302で選択された隣接セルは、登録セル集合S3に入れられる。また、ステップS302で選択された隣接セル数をN3とする。
ステップS303では、セル選択部710は、隣接リストに登録可能なセルの残数(NCLmax−N3)の範囲内で、HO失敗数又はHO失敗率を用いた基準とは異なる他の基準(例えば、UE3の測定報告数を指標とする基準)の従って、残りの隣接セル(S1−S3)の中から登録セルを選択する。ステップS303で選択された隣接セルは、登録セル集合S4に入れられる。また、ステップS303で選択された隣接セル数をN4とする。
ステップS304では、セル選択部710は、登録セル集合S3及びS4に含まれるセルを登録セルに決定する。なお、登録セル集合S3及びS4に含まれるセル数が最大登録可能数NCLmaxを下回る場合、セル選択部710は、未選択の隣接セル62をさらに登録セルに選択してもよい。
図16に示す手順は、図15の手順の変形である。図15の手順は、登録セル集合S3及びS4に含まれるセル数が最大登録可能数NCLmaxを下回る場合に更なるセル選択を行う例を示している。
図16のステップS401では、セル選択部710は、集合S3〜S6を空集合として初期化する。図16のステップS402及びS403は、図15に示したステップS302及びS303と同様である。
ステップS404では、登録セル集合S3及びS4に含まれるセル数(N3+N4)が最大登録可能数NCLmaxを下回るか否かを判定する。N3+N4がNCLmaxより小さい場合(ステップS404でYES)、隣接リストに登録可能なセルの残数(NCLmax−N3−N4)の範囲内で、HO失敗数又はHO失敗率を用いた基準に従って、残りの隣接セル(S1−S3−S4)の中から登録セルを選択する(ステップS405)。なお、ここでの登録セルの選択基準は、ステップS402での基準に比べて、登録セルが選択され易くなるように閾値を変更してもよい。ステップS405で選択された隣接セルは、登録セル集合S5に入れられる。また、ステップS405で選択された隣接セル数をN5とする。
ステップS406では、登録セル集合S3〜S5に含まれるセル数(N3+N4+N5)が最大登録可能数NCLmaxを下回るか否かを判定する。N3+N4+N5がNCLmaxより小さい場合(ステップS406でYES)、隣接リストに登録可能なセルの残数(NCLmax−N3−N4−N5)の範囲内で、HO失敗数又はHO失敗率を用いた基準とは異なる他の基準に従って、残りの隣接セル(S1−S3−S4−S5)の中から登録セルを選択する(ステップS407)。ここでの登録セルの選択基準は、ステップS403での基準に比べて、登録セルが選択され易くなるように閾値を変更してもよい。ステップS407で選択された隣接セルは、登録セル集合S6に入れられる。また、ステップS407で選択された隣接セル数をN6とする。
ステップS408では、セル選択部710は、登録セル集合S3〜S6に含まれるセルを登録セルに決定する。
参考例1で述べたセル選択部710による登録セルの選択処理は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)等の半導体処理装置を用いて実現してもよい。また、セル選択部710による登録セルの選択処理は、マイクロプロセッサ等のコンピュータにプログラムを実行させることによって実現してもよい。具体的には、図14〜16のいずれかに示したアルゴリズムをコンピュータに行わせるための命令群を含むプログラムを作成し、当該プログラムをコンピュータに供給すればよい。
上記の発明の実施の形態1、その他の実施の形態、及び参考例1の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
対象セルを管理する基地局によって無線送信される隣接リストの最適化を行う隣接リスト最適化装置であって、
前記対象セルを除く複数の他セルのうち、前記対象セルから前記他セルへの外向きのハンドオーバの失敗数又は失敗率が相対的に大きいセルを優先的に選択する第1の基準を用いて、前記隣接リストに登録される複数の登録セルを選択するセル選択手段を備える、隣接リスト最適化装置。
(付記2)
前記失敗率は、前記対象セルからの外向きのハンドオーバの試行数に対する失敗数の割合、又は前記対象セルからの外向きのハンドオーバの失敗数の総和に対する、前記他セルへの外向きのハンドオーバの失敗数の割合である、付記1に記載の隣接リスト最適化装置。
(付記3)
前記セル選択手段は、さらに、セルサイズの違いに応じて定められたセル種別を考慮して、前記複数の登録セルを選択する、付記1又は2に記載の隣接リスト最適化装置。
(付記4)
前記セル種別は、第1のセル種別と、前記第1のセル種別で示される第1のセルとはセルサイズの異なる第2のセルを示す第2のセル種別とを含み、
前記セル選択手段は、
前記複数の他セルに含まれる前記第1のセル群の中から、前記第1の基準に従って登録セルを選択し、
前記複数の他セルに含まれる前記第2のセル群の中から、前記第1の基準とは異なる第2の基準に従って登録セルを選択する、
付記1〜3のいずれか1項に記載の隣接リスト最適化装置。
(付記5)
前記セル選択手段は、前記複数の他セルに含まれる前記第1のセルの数及び前記第2のセルの数のうちいずれか一方が前記隣接リストの最大登録可能数を超える場合であっても、前記第1及び第2のセルが共に前記隣接リストに登録されるように、前記複数の登録セルを選択する、付記4に記載の隣接リスト最適化装置。
(付記6)
前記第2のセルは、前記第1のセルよりセルサイズの大きいセルであって、
前記第2の基準は、前記第2のセル群のうち、前記対象セルから前記第2のセルへの外向きのハンドオーバが多く発生すると予測されるセルを前記登録セルとして優先的に選択することを含む、付記4又は5に記載の隣接リスト最適化装置。
(付記7)
前記第2のセルは、前記第1のセルよりセルサイズの大きいセルであって、
前記第2の基準は、前記第2のセル群のうち、移動端末による検出数、前記対象セルから前記第2のセルへの外向きのハンドオーバの試行数、又は移動端末の再接続数が相対的に大きいセルを前記登録セルとして優先的に選択することを含む、付記4又は5のいずれか1項に記載の隣接リスト最適化装置。
(付記8)
前記セル選択手段は、
前記第2のセル群の中から登録セルを優先的に選択し、
前記隣接リストに登録できるセルの残数の範囲内で、前記第1のセル群の中から登録セルを選択する、
付記4〜7のいずれか1項に記載の隣接リスト最適化装置。
(付記9)
前記セル選択手段は、
前記第1の基準に従って、前記複数の他セルの中から登録セルを優先的に選択するとともに、
前記隣接リストに登録可能なセルの残数の範囲内で、前記第1の基準とは異なる第2の基準に従って、前記複数の他セルのうち未選択のセル群の中から登録セルを選択する、
付記1又は2に記載の隣接リスト最適化装置。
(付記10)
前記セル選択手段は、前記隣接リストの最大登録可能数より小さい所定数の範囲内で、前記第1の基準に基づく登録セルの選択を行う、付記9に記載の隣接リスト最適化装置。
(付記11)
付記1〜10のいずれか1項に記載の隣接リスト最適化装置と結合され、
前記複数の登録セルの情報を含む隣接リストを生成する隣接リスト生成装置。
(付記12)
付記11に記載の隣接リスト生成装置と結合され、
前記複数の登録セルの情報を含む隣接リストを無線送信するよう構成された基地局装置。
この出願は、2010年12月21日に出願された日本出願特願2010−284624を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 ハンドオーバ最適化システム
2 基地局
3 移動端末
4 ネットワーク管理システム(NMS: Network Management System)
5 RNC(Radio Network Controller)
7 ハンドオーバ最適化システム
11 隣接リスト最適化部
12 隣接リスト生成部
41 ネットワーク設計情報
42 セル監視情報
61 対象セル
62 隣接セル
71 隣接リスト最適化部
110 セル選択部
710 セル選択部

Claims (31)

  1. 対象セルを管理する基地局によって無線送信される隣接リストの最適化を行う隣接リスト最適化装置であって、
    セルサイズの違いに応じて定められたセル種別ごとに異なる指標に従い、前記対象セルを除く複数の他セルの中から、前記隣接リストに登録される複数の登録セルを選択するセル選択手段を備え、
    前記セル種別は、第1のセル種別と、前記第1のセル種別で示される第1のセルとはセルサイズの異なる第2のセルを示す第2のセル種別とを含み、
    前記セル選択手段は、
    前記複数の他セルに含まれる前記第1のセルに相当する第1のセル群の中から、第1の基準に従って登録セルを選択し、
    前記複数の他セルに含まれる前記第2のセルに相当する第2のセル群の中から、前記第1の基準とは異なる第2の基準に従って登録セルを選択し、
    前記第1の基準は、1又は複数の指標から成る第1の指標組合せを前記第1のセル群の間で比較することを含み、
    前記第2の基準は、前記第1の指標組合せに含まれていない少なくとも1つの指標を含む1又は複数の指標から成る第2の指標組合せを前記第2のセル群の間で比較することを含む、
    隣接リスト最適化装置。
  2. 前記セル選択手段は、前記複数の他セルに含まれる前記第1のセルの数及び前記第2のセルの数のうちいずれか一方が前記隣接リストの最大登録可能数を超える場合であっても、前記第1及び第2のセルが共に前記隣接リストに登録されるように、前記複数の登録セルを選択する、請求項に記載の隣接リスト最適化装置。
  3. 前記第2のセルは、前記第1のセルよりセルサイズの小さいセルであって、
    前記第2の基準は、前記第2のセル群のうち、前記対象セルから前記第2のセルへの外向きのハンドオーバの失敗数又は失敗率が相対的に大きいセルを前記登録セルとして優先的に選択することを含む、請求項1又は2に記載の隣接リスト最適化装置。
  4. 前記失敗率は、前記対象セルからの外向きのハンドオーバの試行数に対する失敗数の割合、又は前記対象セルからの外向きのハンドオーバの失敗数の総和に対する、前記第2のセルへの外向きのハンドオーバの失敗数の割合である、請求項に記載の隣接リスト最適化装置。
  5. 前記第2のセルは、前記第1のセルよりセルサイズの小さいセルであって、
    前記第2の基準は、前記第2のセル群のうち、移動端末の平均的な滞在時間が相対的に短いセルを前記登録セルとして優先的に選択することを含む、請求項1又は2に記載の隣接リスト最適化装置。
  6. 前記第1のセルは、前記第2のセルよりセルサイズの大きいセルであって、
    前記第1の基準は、前記第1のセル群のうち、前記対象セルから前記第1のセルへの外向きのハンドオーバが多く発生すると予測されるセルを前記登録セルとして優先的に選択することを含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の隣接リスト最適化装置。
  7. 前記第1のセルは、前記第2のセルよりセルサイズの大きいセルであって、
    前記第1の基準は、前記第1のセル群のうち、移動端末による検出数、前記対象セルから前記第1のセルへの外向きのハンドオーバの試行数、又は移動端末の再接続数が相対的に大きいセルを前記登録セルとして優先的に選択することを含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の隣接リスト最適化装置。
  8. 前記セル選択手段は、
    前記第1のセル群の中から登録セルを優先的に選択し、
    前記隣接リストに登録できるセルの残数の範囲内で、前記第2のセル群の中から登録セルを選択する、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の隣接リスト最適化装置。
  9. 前記セル選択手段は、前記隣接リストの最大登録可能数より小さい所定数の範囲内で、前記第1のセル群の中から登録セルを選択する、請求項に記載の隣接リスト最適化装置。
  10. 前記第1のセル群からの登録セルの選択は、移動端末による検出数が多いセルから順に選択することを含む、請求項又はに記載の隣接リスト最適化装置。
  11. 前記隣接リストは、前記対象セルから前記登録セルへの外向きのハンドオーバ、又は通信開始時に接続するセルの選択を制御するために設定される、前記登録セル毎の制御パラメータを含む、請求項1〜10のいずれか1項に記載の隣接リスト最適化装置。
  12. 前記制御パラメータは、移動端末によって測定される前記登録セルの受信電力または信号対干渉波比に対して付加されるオフセット値を含む、請求項11に記載の隣接リスト最適化装置。
  13. 前記セル選択手段は、前記対象セルの通信負荷が閾値以上の場合に、前記セル種別を考慮したセル選択処理を行う、請求項1〜12のいずれか1項に記載の隣接リスト最適化装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の隣接リスト最適化装置と結合され、
    前記複数の登録セルの情報を含む隣接リストを生成する隣接リスト生成装置。
  15. 請求項14に記載の隣接リスト生成装置と結合され、
    前記複数の登録セルの情報を含む隣接リストを無線送信するよう構成された基地局装置。
  16. 対象セルを管理する基地局によって無線送信される隣接リストの最適化を行う隣接リストの最適化方法であって、
    セルサイズの違いに応じて定められたセル種別ごとに異なる指標に従い、前記対象セルを除く複数の他セルの中から、前記隣接リストに登録される複数の登録セルを選択することを備え、
    前記セル種別は、第1のセル種別と、前記第1のセル種別で示される第1のセルとはセルサイズの異なる第2のセルを示す第2のセル種別とを含み、
    前記登録セルの選択は、
    前記複数の他セルに含まれる前記第1のセルに相当する第1のセル群の中から、第1の基準に従って登録セルを選択し、
    前記複数の他セルに含まれる前記第2のセルに相当する第2のセル群の中から、前記第1の基準とは異なる第2の基準に従って登録セルを選択すること、
    を含み、
    前記第1の基準は、1又は複数の指標から成る第1の指標組合せを前記第1のセル群の間で比較することを含み、
    前記第2の基準は、前記第1の指標組合せに含まれていない少なくとも1つの指標を含む1又は複数の指標から成る第2の指標組合せを前記第2のセル群の間で比較することを含む、
    隣接リストの最適化方法。
  17. 前記登録セルの選択は、前記複数の他セルに含まれる前記第1のセルの数及び前記第2のセルの数のうちいずれか一方が前記隣接リストの最大登録可能数を超える場合であっても、前記第1及び第2のセルが共に前記隣接リストに登録されるように、前記複数の登録セルを選択することを含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記第2のセルは、前記第1のセルよりセルサイズの小さいセルであって、
    前記第2の基準は、前記第2のセル群のうち、前記対象セルから前記第2のセルへの外向きのハンドオーバの失敗数又は失敗率が相対的に大きいセルを前記登録セルとして優先的に選択することを含む、請求項16又は17に記載の方法。
  19. 前記失敗率は、前記対象セルからの外向きのハンドオーバの試行数に対する失敗数の割合、又は前記対象セルからの外向きのハンドオーバの失敗数の総和に対する、前記第2のセルへの外向きのハンドオーバの失敗数の割合である、請求項18に記載の方法。
  20. 前記第2のセルは、前記第1のセルよりセルサイズの小さいセルであって、
    前記第2の基準は、前記第2のセル群のうち、移動端末の平均的な滞在時間が相対的に短いセルを前記登録セルとして優先的に選択することを含む、請求項16又は17に記載の方法。
  21. 前記第1のセルは、前記第2のセルよりセルサイズの大きいセルであって、
    前記第1の基準は、前記第1のセル群のうち、前記対象セルから前記第1のセルへの外向きのハンドオーバが多く発生すると予測されるセルを前記登録セルとして優先的に選択することを含む、請求項16〜20のいずれか1項に記載の方法。
  22. 前記第1のセルは、前記第2のセルよりセルサイズの大きいセルであって、
    前記第1の基準は、前記第1のセル群のうち、移動端末による検出数、前記対象セルから前記第1のセルへの外向きのハンドオーバの試行数、又は移動端末の再接続数が相対的に大きいセルを前記登録セルとして優先的に選択することを含む、請求項16〜20のいずれか1項に記載の方法。
  23. 前記登録セルの選択は、
    前記第1のセル群の中から登録セルを優先的に選択し、
    前記隣接リストに登録できるセルの残数の範囲内で、前記第2のセル群の中から登録セルを選択すること、
    を含む請求項16〜21のいずれか1項に記載の方法。
  24. 前記登録セルの選択は、前記隣接リストの最大登録可能数より小さい所定数の範囲内で、前記第1のセル群の中から登録セルを選択することを含む、請求項23に記載の方法。
  25. 隣接リストの最適化方法をコンピュータに行わせるためのプログラムであって、
    前記最適化方法は、セルサイズの違いに応じて定められたセル種別ごとに異なる指標に従い、前記隣接リストを送信する基地局によって管理される対象セルを除く複数の他セルの中から、前記隣接リストに登録される複数の登録セルを選択することを備え、
    前記セル種別は、第1のセル種別と、前記第1のセル種別で示される第1のセルとはセルサイズの異なる第2のセルを示す第2のセル種別とを含み、
    前記登録セルの選択は、
    前記複数の他セルに含まれる前記第1のセルに相当する第1のセル群の中から、第1の基準に従って登録セルを選択し、
    前記複数の他セルに含まれる前記第2のセルに相当する第2のセル群の中から、前記第1の基準とは異なる第2の基準に従って登録セルを選択すること、
    を含み、
    前記第1の基準は、1又は複数の指標から成る第1の指標組合せを前記第1のセル群の間で比較することを含み、
    前記第2の基準は、前記第1の指標組合せに含まれていない少なくとも1つの指標を含む1又は複数の指標から成る第2の指標組合せを前記第2のセル群の間で比較することを含む、
    プログラム。
  26. 前記登録セルの選択は、前記複数の他セルに含まれる前記第1のセルの数及び前記第2のセルの数のうちいずれか一方が前記隣接リストの最大登録可能数を超える場合であっても、前記第1及び第2のセルが共に前記隣接リストに登録されるように、前記複数の登録セルを選択することを含む、請求項25に記載のプログラム。
  27. 前記第2のセルは、前記第1のセルよりセルサイズの小さいセルであって、
    前記第2の基準は、前記第2のセル群のうち、前記対象セルから前記第2のセルへの外向きのハンドオーバの失敗数又は失敗率が相対的に大きいセルを前記登録セルとして優先的に選択することを含む、請求項25又は26に記載のプログラム。
  28. 前記第2のセルは、前記第1のセルよりセルサイズの小さいセルであって、
    前記第2の基準は、前記第2のセル群のうち、移動端末の平均的な滞在時間が相対的に短いセルを前記登録セルとして優先的に選択することを含む、請求項25又は26に記載のプログラム。
  29. 前記第1のセルは、前記第2のセルよりセルサイズの大きいセルであって、
    前記第1の基準は、前記第1のセル群のうち、前記対象セルから前記第1のセルへの外向きのハンドオーバが多く発生すると予測されるセルを前記登録セルとして優先的に選択することを含む、請求項25〜28のいずれか1項に記載のプログラム。
  30. 前記第1のセルは、前記第2のセルよりセルサイズの大きいセルであって、
    前記第1の基準は、前記第1のセル群のうち、移動端末による検出数、前記対象セルから前記第1のセルへの外向きのハンドオーバの試行数、又は移動端末の再接続数が相対的に大きいセルを前記登録セルとして優先的に選択することを含む、請求項25〜29のいずれか1項に記載のプログラム。
  31. 前記登録セルの選択は、
    前記第1のセル群の中から登録セルを優先的に選択し、
    前記隣接リストに登録できるセルの残数の範囲内で、前記第2のセル群の中から登録セルを選択すること、
    を含む請求項25〜30のいずれか1項に記載のプログラム。
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