JP6474079B2 - インターミディエイトシャフトの長さ調整治具 - Google Patents

インターミディエイトシャフトの長さ調整治具 Download PDF

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Description

本発明は、ステアリングシャフトにアシスト機構を備える電動パワーステアリングシステムに対して、インターミディエイトシャフトの長さを調整するインターミディエイトシャフトの長さ調整治具に関する。
運転者のステアリング操作をアシストする電動パワーステアリングシステム(EPS)が知られている。例えば、特許文献1には、電動モータにより回転駆動される駆動ギア(ウォーム)と、この駆動ギアに噛み合い、操舵軸(メインシャフト)と一体の従動ギア(ウォームホイール)と、のギア結合を用いてメインシャフトの回転をアシストする減速機構(アシスト機構)を備える電動パワーステアリング装置が開示されている。この電動パワーステアリング装置は、アシスト機構を介して伝達される電動モータの駆動力によって、メインシャフトの回転トルクに応じて、運転者のステアリング操作をアシストする。
特開2011−98659号公報
上記アシスト機構では、駆動ギア(ウォーム)と従動ギア(ウォームホイール)との間にバックラッシが設けられる。このバックラッシが大き過ぎると、路面からの振動により異音が発生することがあり、バックラッシが小さ過ぎると、運転者のステアリング操作が重くなることがある。駆動ギアと従動ギアとの間のバックラッシを適切にするには、部品精度を上げればよいが、コストの上昇を招く。
そこで、従動ギアが設けられた操舵軸(メインシャフト)に自在継手を介して連結された中間軸(インターミディエイトシャフト)の長さ調整を行うことで、駆動ギアと従動ギアとの間のバックラッシの調整を行う。インターミディエイトシャフトの長さを変えることで、そのインターミディエイトシャフトに連結されたメインシャフトと一体の従動ギアの駆動ギアに対する位置が変わるからである。しかし、インターミディエイトシャフトの長さ調整を行うにあたり、作業スペースが狭く、微調整を行い難い。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的の一つは、インターミディエイトシャフトの長さを容易に調整可能なインターミディエイトシャフトの長さ調整治具を提供することにある。
本発明のインターミディエイトシャフトの長さ調整治具は、電動パワーステアリングシステムに対して、インターミディエイトシャフトの長さを調整する治具である。電動パワーステアリングシステムは、メインシャフトと、アシスト機構と、ギアシャフトと、インターミディエイトシャフトと、第一自在継手と、第二自在継手と、を備える。メインシャフトは、ステアリングホイールの操舵により回転される。アシスト機構は、駆動ギアと前記メインシャフトと一体の従動ギアとのギア結合を用いて前記メインシャフトの回転をアシストする。ギアシャフトは、ステアリングギアを有する。インターミディエイトシャフトは、前記メインシャフト側の一端側部材と前記ギアシャフト側の他端側部材とを有し、前記一端側部材と前記他端側部材とのスライドにより長さが可変に構成される。第一自在継手は、前記メインシャフトの回転を前記インターミディエイトシャフトの一端側部材に伝達する。第二自在継手は、前記インターミディエイトシャフトの他端側部材の回転を前記ギアシャフトに伝達する。インターミディエイトシャフトの長さ調整治具は、第一筒部と、第二筒部と、回転阻止部と、を備える。第一筒部は、前記一端側部材の外側に嵌めて固定される。第二筒部は、前記他端側部材の外側に嵌めて固定される。回転阻止部は、前記第二筒部に固定され、前記第二自在継手による前記インターミディエイトシャフトから前記ギアシャフトへの回転の伝達を阻止する。前記第一筒部と前記第二筒部とは、互いに近接・離反可能にねじ切りされた螺合部を備える。
上記のインターミディエイトシャフトの長さ調整治具は、第一筒部と第二筒部とが互いに近接・離反可能であるため、第一筒部と第二筒部の各々に固定されたインターミディエイトシャフトの一端側部材と他端側部材とを互いにスライドさせることができる。ここで、一端側部材及び他端側部材とは、インターミディエイトシャフト本体である場合の他、インターミディエイトシャフト本体に接続された接続部材である場合を含む(詳細は後述する)。また、第一筒部と第二筒部とは、第一筒部の螺合部と第二筒部の螺合部とが接触して直接的に螺合される場合の他、間接的に螺合される場合を含む。第一筒部の螺合部と第二筒部の螺合部とが間接的に螺合されるとは、例えば、両筒部の間に配置されて、両筒部の各々にねじ結合される介在筒部を備える形態が挙げられる(詳細は後述する)。
一端側部材と他端側部材とを互いにスライドさせることで、インターミディエイトシャフトの長さを容易に微調整することができる。上記のインターミディエイトシャフトの長さ調整治具は、インターミディエイトシャフトに固定すれば、第一筒部と第二筒部との螺合を利用してインターミディエイトシャフトの長さを調整できるため、狭い作業スペースであっても容易に微調整することができる。
インターミディエイトシャフトの長さを微調整することで、駆動ギアと従動ギアとの間のバックラッシを適切にできる。インターミディエイトシャフトの長さ調整は、インターミディエイトシャフトの長さ調整治具をインターミディエイトシャフトに固定したら、ステアリングホイールを回動させると共に、電動モータで駆動ギアを駆動させた状態で行う。この状態でインターミディエイトシャフトの長さを変えながら、バックラッシに起因するがたつきの有無を確認して、がたつきが生じないと判断した位置でインターミディエイトシャフトの長さを決定する。上記インターミディエイトシャフトの長さ調整治具は、回転阻止部を備えることで、インターミディエイトシャフトからギアシャフトへの回転が伝達されない。そのため、ステアリングホイールを回動した際、ステアリングギア(例えばピニオンギアとラック)の噛合状態の影響を実質的に受けることがなく、駆動ギアと従動ギアとの噛合状態に起因したがたつきを顕著に感じ易い。よって、インターミディエイトシャフトの長さ調整を正確に行うことができ、適切なバックラッシの調整を行うことができる。
実施形態に係る電動パワーステアリング装置の概略説明図である。 実施形態に係る長さ調整治具である。 実施形態に係る長さ調整治具によってインターミディエイトシャフトの長さを調整することによる作用を説明する説明図であり、(A)は長さを短くした場合、(B)は長さを長くした場合を示す。
《実施形態1》
以下、図1〜3を参照して、本発明のインターミディエイトシャフトの長さ調整治具の実施形態1を具体的に説明する。図中、同一符号は同一名称物を示す。
実施形態1に係るインターミディエイトシャフトの長さ調整治具1(図2)は、電動パワーステアリングシステム100(図1)に対して、インターミディエイトシャフト130の長さを調整する治具である。インターミディエイトシャフト130の長さ調整は、アシスト機構170の駆動ギア171と従動ギア171とのバックラッシを適切にするために行うものである。以下、まず図1に基づいて電動パワーステアリングシステム100について説明し、その後に図2に基づいてインターミディエイトシャフトの長さ調整治具1について説明する。さらに、その後に図3に基づいてインターミディエイトシャフト130の長さの決定手順(上記バックラッシとの関係)を説明する。
・電動パワーステアリングシステムの基本構成
電動パワーステアリングシステム100は、図1に示すように、ステアリングホイール110の操舵により回転されるメインシャフト120と、ステアリングギア141を有するギアシャフト140と、メインシャフト120とギアシャフト140との間に配置されるインターミディエイトシャフト130と、を備える。メインシャフト120及びギアシャフト140は、インターミディエイトシャフト130の軸線に対して各軸線が傾斜して配置される。よって、メインシャフト120とインターミディエイトシャフト130とは、メインシャフト120の回転をインターミディエイトシャフト130に伝達する第一自在継手151によって連結されている。また、インターミディエイトシャフト130とギアシャフト140とは、インターミディエイトシャフト130の回転をギアシャフト140に伝達する第二自在継手152によって連結されている。ステアリングホイール110の操舵によりメインシャフト120が回転されると、その回転がインターミディエイトシャフト130、ギアシャフト140を介してステアリングギア141に伝達されて、ステアリングホイール110の回転運動が直線運動に変換され、操舵輪の操舵がなされる。ステアリングギア141は、車体の取付部(サスペンションメンバ)202に取り付けられる。
メインシャフト120は、ステアリングコラム160によってベアリング161を介して回転自在に支持されている。ステアリングコラム160内には、一端側に電動モータ(図示せず)が連結された駆動ギア(ウォーム)171と、メインシャフト120と一体の従動ギア(ウォームホイール)172とのギア結合を用いてメインシャフト120の回転をアシストするアシスト機構170が収納されている(コラムアシストEPS)。また、ステアリングコラム160内には、ステアリングホイール110の操舵トルク(メインシャフト120の回転トルク)を検出するトルクセンサ(図示せず)が収納されている。電動パワーステアリングシステム100は、トルクセンサによって検出したメインシャフト120の回転トルクに応じて、アシスト機構170を介して伝達される電動モータの駆動力によって、メインシャフト120の回転を増速して運転者のステアリング操作をアシストする。ステアリングコラム160は、車体の取付部(ピラートゥーピラーメンバ)201に取り付けられる。
インターミディエイトシャフト130は、メインシャフト120側の一端側部材と、ギアシャフト140側の他端側部材と、を有し、一端側部材と他端側部材とのスライドにより長さが可変に構成されている。一端側部材及び他端側部材にはそれぞれ、後述するインターミディエイトシャフトの長さ調整治具1を取り付ける際に、この長さ調整治具1と係合する突出係合部(図示せず)を備える。突出係合部は、例えば、周方向に沿った突条である。本実施形態1では、上記一端側部材は、インターミディエイトシャフト本体131のことである。このインターミディエイトシャフト本体131は、中実の棒状体である。インターミディエイトシャフト本体131は、第二自在継手152側の外周にセレーションが形成されており、その周方向の一部に端部から内方に向かって軸線に平行な平坦面131fを有する(図1の右側に示す拡大図を参照)。
また、上記他端側部材は、第二自在継手152におけるインターミディエイトシャフト本体131に接続される部分(図1の右側に示す拡大図のハッチング部分、この部分を接続部材132と呼ぶ)である。つまり、第二自在継手152のインターミディエイトシャフト本体131に接続される部分は、インターミディエイトシャフト130の一部を兼ねていることになる。第二自在継手152は、インターミディエイトシャフト130側の部材又はギアシャフト140側の部材として、各シャフト130,140が挿入される筒状部と、各筒状部の対向する端部でそれぞれ周方向の対向位置から突出する一対のヨークと、を備え、インターミディエイトシャフト130側のヨークとギアシャフト140側のヨークとをクロススパイダを介して連結している。接続部材132は、第二自在継手152のうちインターミディエイトシャフト本体131を挿入する筒状部のことである。接続部材132は、インターミディエイトシャフト本体131との接続部分(筒状部の内面)にセレーションが形成されている。また、筒状部は、周方向の一部が分断されて、端部から軸方向に延びるスリットを有するC字状体であり、このスリットを挟んで一対の突片153を有する。突片153にはボルト(図示せず)が挿通される挿通孔153hが形成されている。
インターミディエイトシャフト本体131のセレーションと接続部材132のセレーションとが噛み合うように、第二自在継手152の接続部材132にインターミディエイトシャフト本体131が挿入される。このとき、突片153に対応する位置に平坦面131fが位置するように挿入される。インターミディエイトシャフト130が所望の長さとなったとき、上記挿通孔153hにボルトを挿通し、ナット(図示せず)で締め付けることによって、一対の突片153が近接する方向に締め付けられ、インターミディエイトシャフト本体131が筒状部内で締め付けられることで、インターミディエイトシャフト本体131と接続部材132との位置決めがなされた状態で両者が固定される。このボルトによる固定は、インターミディエイトシャフト本体131の平坦面131fの領域で行うことになる。つまり、インターミディエイトシャフト本体131の平坦面131fが長さ調整の調整代である。
上述した電動パワーステアリングシステム100については、従来の技術(例えば、特許文献に挙げた特開2012−243687号公報の技術)と同様の構成を利用できる。
・インターミディエイトシャフトの長さ調整治具
インターミディエイトシャフトの長さ調整治具1(以下、長さ調整治具1と呼ぶことがある)は、図2に示すように、第一筒部10と、第二筒部20と、第二筒部20から突出した回転阻止部40と、を備える。本実施形態1では、第一筒部10と第二筒部20との間に介在筒部30を備える。つまり、第一筒部10と第二筒部20とは、介在筒部30を介して、互いに近接・離反することになる。第一筒部10、第二筒部20、介在筒部30、及び回転阻止部40は、一体物であり、インターミディエイトシャフト130の外側から外嵌可能である。具体的には、長さ調整治具1は、半円筒状片同士の外周側が薄肉の継目部13,23,33で接合されて形成されており、この継目部13,23,33を支点にして周方向に開閉自在である。ここでは、継目部13,23,33は、開状態のときに軸方向に延びるV字状の溝で構成されており、閉状態のときに溝が閉口して長さ調整治具1が円筒状となる。以下、インターミディエイトシャフトの長さ調整治具1の各構成について説明する。
・・第一筒部
第一筒部10は、インターミディエイトシャフト本体131の外側に嵌めて固定される。第一筒部10は、接続部材132側(図1を参照)の端部領域に雄ねじがねじ切りされた第一螺合部11と、その第一螺合部11以外の領域にインターミディエイトシャフト本体131に係合される係合孔14と、を備える。インターミディエイトシャフト本体131には、外方に突出する突出係合部(図示せず)が形成されており、第一筒部10は、この突出係合部に対応した位置に係合孔14を備える。突出係合部を係合孔14に係合させることで、インターミディエイトシャフト本体131に対して第一筒部10の位置決めを行える。この係合孔14は、第一筒部10の周方向に沿った円弧状の長孔である。この長孔の長さ(第一筒部10の周方向の寸法)及び幅(第一筒部10の軸方向の寸法)は、突出係合部の周方向の寸法及び軸方向の寸法に対して裕度の小さい寸法である。そうすることで、後述する介在筒部30の回動に伴って、第一筒部10がインターミディエイトシャフト本体131に対して動くことを抑制できる。よって、第一筒部10と第二筒部20との近接・離反に連動したインターミディエイトシャフト130の伸縮を行い易い。このインターミディエイトシャフト本体131及び第一筒部10の各係合部は、インターミディエイトシャフト本体131に係合孔が形成されて、第一筒部10に突出した係合部が形成されていてもよい。また、第一筒部10は、継目部13を支点に閉状態としたときに、その閉状態を固定して筒状に維持する止付け部12を備える。止付け部12は、第一筒部10の開口部を挟んだ一方に突出部を有し、他方にこの突出部に係合する枠状部を有する。
・・第二筒部
第二筒部20は、接続部材132の外側に嵌めて固定される。第二筒部20は、第一筒部10と同様に、インターミディエイトシャフト本体131側(図1を参照)の端部領域に雄ねじがねじ切りされた第二螺合部21と、接続部材132に係合される係合孔24と、継目23を支点に閉状態としたときに、その閉状態を固定する止付け部22と、を備える。第二筒部20の雄ねじは、第一筒部10の雄ねじと逆ねじになっており、一方の雄ねじが右ねじ、他方の雄ねじが左ねじである。第二筒部20の係合孔24は、第一筒部10の係合孔14と同様の長孔であり、後述する介在筒部30の回動に伴って、第二筒部20が接続部材132に対して動くことを抑制できる。
・・介在筒部
介在筒部30は、その両端部に、第一筒部10の第一螺合部11及び第二筒部20の第二螺合部22にそれぞれ螺合可能に雌ねじがねじ切りされた介在螺合部31,31を備える。介在筒部30は、第一筒部10及び第二筒部20の各々にねじ結合されて、回動させることで第一筒部10と第二筒部20とを互いに近接・離反させることができる。介在部材30の一回転当たりのインターミディエイトシャフト130の伸縮量は、各筒部10,20,30同士をねじ結合するねじピッチに依存するため、このピッチをインターミディエイトシャフト130の長さ調整時に求められる伸縮変化量に応じて適宜選択すればよい。また、介在筒部30は、継目部33を支点に閉状態としたときに、その閉状態を固定して筒状に維持する止付け部32を備える。この止付け部32の構成も、第一筒部10や第二筒部20の止付け部12,22と同様である。
・・回転阻止部
回転阻止部40は、第二筒部20から突出した突片部41の先端部に円弧状の切欠きが形成されている。この突片部41は、第二筒部20の継目部23に連続した継目部43を備える。回転阻止部40は、第二自在継手152のギアシャフト140に繋がる部分に当接される(図1を参照)。つまり、円弧状の先端部が第二自在継手152のクロススパイダよりもギアシャフト140側に当接される。そうすることで、第二自在継手152によるインターミディエイトシャフト130からギアシャフト140への回転の伝達が阻止される。つまり、ステアリングホイール110を操舵しても、その操舵に伴うギアシャフト140の回転は行われない。
上記長さ調整治具1は、例えば樹脂で構成することが挙げられる。樹脂であれば、例えば、射出成形などで複雑な形状であっても容易に形成できる。その他に、上記長さ調整治具1は、金属で構成することもできる。金属製であれば、継目部13,23,33に相当する位置に、軸方向に沿った回転軸を備えるヒンジを取り付けることができ、ヒンジによって開閉可能な治具とすることができる。
上述した長さ調整治具1は、軸方向に溝状の継目部13,23,33が形成された例を説明したが、各筒部10,20,30が周方向に二分割される分割片で構成され、各分割片を組み合わせることで円筒状としてもよい。この場合、各分割片は、ねじ止めしたり、ワイヤを巻き付けたりして固定することができる。
・インターミディエイトシャフトの長さ調整治具の使用方法
上述したインターミディエイトシャフトの長さ調整治具1は、治具の取付け⇒長さ調整⇒長さ固定⇒治具の取外し、の手順で使用する。長さ調整治具1の取付けは、電動パワーステアリングシステム100の各部材が所定位置に配置された状態であり、かつインターミディエイトシャフト130がインターミディエイトシャフト本体131と接続部材132とをボルトによって固定していない状態で行う。この状態で、長さ調整治具1は、インターミディエイトシャフト130の外側から(図1の二点鎖線で示す部分に)取り付ける。このとき、第一筒部10の係合孔14にインターミディエイトシャフト本体131の係合部を係合させ、第二筒部20の係合孔24に接続部材132の係合部を係合させる。そして、回転阻止部40を第二自在継手152の所定位置に当接させる。この状態で第一筒部10の止付け部12を固定し、第二筒部20の止付け部22を固定する。
長さ調整治具1をインターミディエイトシャフト130に固定したら、ステアリングホイール110を回動させると共に、電動モータを駆動して駆動ギア171を駆動させた状態で、長さ調整治具1の介在部材30を回動してインターミディエイトシャフト130の長さを調整する。このステアリングホイール110の回動とインターミディエイトシャフト130の長さ調整とは、駆動ギア(ウォーム)171と従動ギア(ウォームホイール)172との間のバックラッシに起因するがたつきの有無を確認しながら行う。このがたつきを低減することで、車両の走行時のおける路面からの振動による異音や、運転者のステアリング操作の重さを低減することができる。このバックラッシとインターミディエイトシャフト130の長さとの関係については後述する。インターミディエイトシャフト130の長さ調整は、インターミディエイトシャフト本体131と接続部材132とのスライドによって行う。このスライド領域は、インターミディエイトシャフト本体131に形成された平坦面131fの軸方向の長さである。上記がたつきが生じないと判断した位置でインターミディエイトシャフト130の長さを決定し、接続部材132の挿通孔153hにボルトを挿通して、インターミディエイトシャフト本体131と接続部材132との位置決めがなされた状態で両者が固定される。固定が完了したら、長さ調整治具1は、インターミディエイトシャフト130から取り外す。この取り外した長さ調整治具1は、使い回し可能である。
・インターミディエイトシャフトの長さの決定手順
上述したインターミディエイトシャフトの長さ調整治具1によってインターミディエイトシャフト130の長さを調整することによる作用を、図3を参照して説明する。図3(A)は、駆動ギア(ウォーム)171と従動ギア(ウォームホイール)172との間のバックラッシが大きい場合に、インターミディエイトシャフト130の長さを短くすることによって、上記バックラッシを小さくして適切にする形態を示す。図中の二点鎖線はインターミディエイトシャフト130の長さ調整前(バックラッシが大)の状態を示し、実線はインターミディエイトシャフト130の長さ調整後(バックラッシを小として適切)の状態を示す。インターミディエイトシャフト130を調整して短くすると、メインシャフト120がインターミディエイトシャフト130側に引っ張られる(太矢印の方向)。ステアリングコラム160が車体の取付部201に取り付けられて固定状態であるため(図1を参照)、メインシャフト120は、ベアリング161を基点に、インターミディエイトシャフト130側が下降し、ステアリングホイール110側が上昇する。そうすると、メインシャフト120と一体のウォームホイール172は、メインシャフト120の上昇に伴い上昇する(細矢印の方向)。ウォームホイール172が上昇すると、ウォーム171との間のバックラッシが小さくなる。
図3(B)は、駆動ギア(ウォーム)171と従動ギア(ウォームホイール)172との間のバックラッシが小さい場合に、インターミディエイトシャフト130の長さを長くすることによって、上記バックラッシを大きくして適切にする形態を示す。図中の二点鎖線はインターミディエイトシャフト130の長さ調整前(バックラッシが小)の状態を示し、実線はインターミディエイトシャフト130の長さ調整後(バックラッシを大として適切)の状態を示す。インターミディエイトシャフト130を調整して長くすると、メインシャフト120はステアリングホイール110側(図1を参照)に押される(太矢印の方向)。ステアリングコラム160が車体の取付部201に取り付けられて固定状態であるため(図1を参照)、メインシャフト120は、ベアリング161を基点に、インターミディエイトシャフト130側が上昇し、ステアリングホイール110側が下降する。そうすると、メインシャフト120と一体のウォームホイール172は、メインシャフト120の下降に伴い下降する(細矢印の方向)。ウォームホイール172が下降すると、ウォーム171との間のバックラッシが大きくなる。
上述したように、インターミディエイトシャフト130の長さを調整することで、メインシャフト120がステアリングコラム160のベアリング161を基点に傾斜することに伴い、ウォーム171とウォームホイール172との間のバックラッシを適切な位置とできる。ここでは、ウォーム171がウォームホイール172の上側に位置する形態を説明したが、ウォーム171がウォームホイール172の下側に位置する形態であってもよい。この場合、インターミディエイトシャフト130の長さを短くすると、上記バックラッシは大きくなり、インターミディエイトシャフト130の長さを長くすると、上記バックラッシは小さくなる(上述の説明と逆となる)。
・効果
本実施形態1のインターミディエイトシャフトの長さ調整治具1は、介在筒部30を回動させることで第一筒部10と第二筒部20とを互いに近接・離反させることができるため、第一筒部10及び第二筒部20の各々に固定されたインターミディエイトシャフト本体131と接続部材132とを互いにスライドさせることができる。インターミディエイトシャフト本体131と接続部材132とを互いにスライドさせることで、インターミディエイトシャフト130の長さを容易に微調整することができる。長さ調整治具1が各筒部10,20,30同士のねじ結合により構成されているため、介在部材30を回動させるだけで極僅かなインターミディエイトシャフト130の伸縮が可能であることに加え、介在筒部20の回動を停止するだけでインターミディエイトシャフト130の所定の長さを保持できるからである。
本実施形態1の長さ調整治具1は、継目部13,23,33で接合された周方向に開閉自在の筒部10,20,30で構成されているため、インターミディエイトシャフト130の外側から嵌め易い。各筒部10,20,30をインターミディエイトシャフト130の外側に配置したら、各筒部10,20,30に備わる止付け部12,22,32で半円筒状片同士を固定すれば、各筒部10,20,30の閉状態を容易に維持することができる。第一筒部10及び第二筒部20は、インターミディエイトシャフト130に係合可能な係合部(係合孔14,24)を備えることで、長さ調整治具1はインターミディエイトシャフト130に対して固定できる。
本実施形態1の長さ調整治具1は、インターミディエイトシャフト130の外側に嵌められる筒状部材であるため、インターミディエイトシャフト130の外周側に大きく突出する部分がなく、狭い作業スペースであっても容易に微調整することができる。そして、この長さ調整治具1をインターミディエイトシャフト130に固定すれば、介在筒部20を回動も外側に大きく突出することなく行えるため、狭い作業スペースであっても容易に微調整することができる。
本実施形態1の長さ調整治具1でインターミディエイトシャフト130の長さを微調整することで、駆動ギア(ウォーム)171と従動ギア(ウォームホイール)172との間のバックラッシを適切にできる。本実施形態1の長さ調整治具1は、回転阻止部40を備えることで、インターミディエイトシャフト130からギアシャフト140へ回転が伝達されない。そのため、ステアリングホイールを回動した際、ステアリングギア(例えばピニオンギアとラック)の噛合状態の影響を実質的に受けることがなく、駆動ギアと従動ギアとの噛合状態に起因したがたつきを顕著に感じ易い。
本実施形態1の長さ調整治具1は、車両のサービス交換時における利用用途が大きい。ウォーム171及びウォームホイール172が樹脂製であれば、経年によって潤滑油や湿気による膨潤などによってバックラッシが当初よりも変化するからである。車両のサービス交換時は、特に狭い作業スペースであり作業性が悪い。本実施形態1の長さ調整治具1であれば、長さ調整治具1を容易に取り付けることができ、介在筒部30を回動するだけで容易にインターミディエイトシャフト130の長さ調整ができるため、作業効率が向上する。また、本実施形態1の長さ調整治具1は、使い回し可能であるため、コストの上昇を招かない。
《実施形態2》
インターミディエイトシャフトの長さ調整の調整代が第一自在継手側(インターミディエイトシャフト130を挟んで第二自在継手152と反対側にある第一自在継手151、図1を参照)にあってもよい。実施形態2は、インターミディエイトシャフトの長さ調整の調整代の位置のみが実施形態1と異なり、その他の構成、長さ調整治具の使用方法などについては実施形態1と同様である。実施形態2では、インターミディエイトシャフト本体の平坦面を第一自在継手側に形成すればよく、この平坦面に対応するボルトの挿通孔を第一自在継手に形成すればよい。第一自在継手は、第二自在継手と同様の構成を有するため、第一自在継手のインターミディエイトシャフト本体に接続される部分(筒状部)は、インターミディエイトシャフトの一部を兼ねている。
《実施形態3》
インターミディエイトシャフトは、インターミディエイトシャフト本体が、内軸と、内軸を内部に嵌合させた筒状の外軸と、を備え、内軸と外軸とのスライドにより長さが可変に構成されていてもよい。このとき、本実施形態3のインターミディエイトシャフトの長さ調整治具は、第一筒部が内軸に固定され、第二筒部が外軸に固定されるように構成される。そうすることで、第一筒部と第二筒部とを介在する介在筒部を回動して第一筒部と第二筒部とを互いに近接・離反させることで、内軸と外軸とを互いにスライドすることができ、インターミディエイトシャフト130の長さ調整を行うことができる。上記の長さ調整治具は、内軸が連結される第一自在継手(または第二自在継手)に第一筒部を固定し、外軸が連結される第二自在継手(または第一自在継手)に第二筒部を固定してもよい。その他の構成、作用については実施形態1と同様である。
《実施形態4》
インターミディエイトシャフトの長さ調整治具は、第一筒部の螺合部(第一螺合部)と第二筒部の螺合部(第二螺合部)とが直接的に螺合される形態としてもよい。この場合、第一筒部に形成される係合孔は、第一螺合部のねじ溝(ねじ山)の螺旋に沿った長孔であり、インターミディエイトシャフト本体に形成される突出係合部は、球状の突出物であることが挙げられる。長孔の長さは、突出係合部に対してスライド可能な寸法とする。そうすることで、長孔の範囲内で第一筒部を回動することで、第一筒部を第二筒部に対して近接・離反することができ、インターミディエイトシャフトの長さを調整することができる。実施形態4の形態であれば、実施形態1で説明した介在筒部が不要である。
本発明のインターミディエイトシャフトの長さ調整治具は、ステアリングシャフトにアシスト機構を備える電動パワーステアリングシステムに対して、インターミディエイトシャフトの長さを調整する際に好適に利用できる。
1 インターミディエイトシャフトの長さ調整治具
10 第一筒部
11 第一螺合部 12 止付け部 13 継目部 14 係合孔
20 第二筒部
21 第二螺合部 22 止付け部 23 継目部 24 係合孔
30 介在筒部
31 介在螺合部 32 止付け部 33 継目部
40 回転阻止部 41 突片部 43 継目部
100 電動パワーステアリングシステム
110 ステアリングホイール 120 メインシャフト
130 インターミディエイトシャフト
131 インターミディエイトシャフト本体(一端側部材) 131f 平坦面
132 接続部材(他端側部材)
140 ギアシャフト 141 ステアリングギア
151 第一自在継手 152 第二自在継手
153 突片 153h 挿通孔
160 ステアリングコラム 161 ベアリング
170 アシスト機構
171 駆動ギア(ウォーム) 172 従動ギア(ウォームホイール)
201,202 車体の取付部

Claims (1)

  1. ステアリングホイールの操舵により回転されるメインシャフトと、
    駆動ギアと前記メインシャフトと一体の従動ギアとのギア結合を用いて前記メインシャフトの回転をアシストするアシスト機構と、
    ステアリングギアを有するギアシャフトと、
    前記メインシャフト側の一端側部材と前記ギアシャフト側の他端側部材とを有し、前記一端側部材と前記他端側部材とのスライドにより長さが可変に構成されるインターミディエイトシャフトと、
    前記メインシャフトの回転を前記インターミディエイトシャフトの一端側部材に伝達する第一自在継手と、
    前記インターミディエイトシャフトの他端側部材の回転を前記ギアシャフトに伝達する第二自在継手と、を備える電動パワーステアリングシステムに対して、前記インターミディエイトシャフトの長さを調整するインターミディエイトシャフトの長さ調整治具であって、
    前記一端側部材の外側に嵌めて固定される第一筒部と、
    前記他端側部材の外側に嵌めて固定される第二筒部と、
    前記第二筒部に固定され、前記第二自在継手による前記インターミディエイトシャフトから前記ギアシャフトへの回転の伝達を阻止する回転阻止部と、を備え、
    前記第一筒部と前記第二筒部とは、互いに近接・離反可能にねじ切りされた螺合部を備えるインターミディエイトシャフトの長さ調整治具。
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