JP6472080B2 - 葉菜類の残留農薬除去装置 - Google Patents

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Description

本発明は、葉菜類に残留する農薬を除去するための葉菜類の残留農薬除去装置に関する。
農作物を生産するにあたり、多くの場合に、その生産性を高めるために農薬が使用されているが、農薬が残留した農作物を人間が食すると、健康への悪影響が懸念される。このため、我が国では、基準値を超えて農薬が残留する食品の販売等が、食品衛生法によって禁止されている。
一方、本発明者は、特許文献1において、電磁波の照射を受けると内部に封入された所定のガス成分の励起により紫外線を発する紫外線光源を提案している。かかる紫外線光源は、廃水等の浄化処理に好適に利用できるものであり、廃水中に含まれる農薬を分解するのにも有効であるという知見が得られている。
特開2008−159387号公報
そこで、本発明者は、特許文献1で提案した紫外線光源を利用して、農作物、特に、多数の葉が重なり合って生育する葉菜類に付着した残留農薬を分解して取り除くべく鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、葉菜類の重なり合う葉と葉の間に紫外線を照射できるようにして、葉菜類に付着する残留農薬を分解して取り除くことを可能とする葉菜類の残留農薬除去装置の提供を目的とする。
本発明に係る葉菜類の残留農薬除去装置は、葉菜類に残留する農薬を除去するための装置であって、マイクロ波が照射される処理室内に、マイクロ波照射により紫外線を発生する紫外線光源と、前記葉菜類を揺さ振る揺振部とを備え、前記紫外線光源が有底筒状に形成されているとともに、前記揺振部が、前記葉菜類が水とともに投入された前記紫外線光源を順逆両方向に軸周りに往復回動させて、前記葉菜類を揺さ振る構成としてある。
本発明によれば、葉菜類を揺さ振りつつ、葉を押し広げることによって、葉菜類の重なり合う葉と葉の間に紫外線が照射されるようにすることができ、これによって、葉菜類に付着する残留農薬を分解して取り除くことが可能になる。
本発明の第一実施形態に係る葉菜類の残留農薬除去装置の概略を示す説明図である。 本発明の第一実施形態に係る葉菜類の残留農薬除去装置が備えるスライダ機構の要部を示す説明図である。 本発明の第一実施形態に係る葉菜類の残留農薬除去装置の使用例を示す説明図である。 本発明の第一実施形態に係る葉菜類の残留農薬除去装置の変形例の使用例を示す説明図である。 本発明の第二実施形態に係る葉菜類の残留農薬除去装置の使用例を示す説明図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
[第一実施形態]
先ず、本発明の第一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る葉菜類の残留農薬除去装置の概略を示す説明図である。図1に示す残留農薬除去装置1は、マイクロ波MWが照射される処理室2内に、マイクロ波照射により紫外線UVを発する紫外線光源3と、残留農薬を除去する対象となる葉菜類LVを揺さ振る揺振部4とを備えている。
処理室2は、マイクロ波発振器21と、導波管22と、給電部23とを有しており、閉鎖された空間を形成して、マイクロ波MWの漏洩を防止するために箱状に形成することができる。マイクロ波発振器21は、マイクロ波MWを生成して出力する装置であって、例えば、マグネトロン発振器、又は半導体式発振器を用いることができるが、発振周波数や出力の制御が容易な半導体式発振器を用いるのが好ましい。
半導体式発振器は、半導体素子を用いて構成されたマイクロ波発生部を備えている。マイクロ波発生部は、例えば、トランジスタなどの半導体増幅素子と、タンク回路などの共振回路で構成されている。また、マイクロ波発生部には、ハートレー型発振回路、又はコルピッツ型発振回路などを用いることができる。さらに、半導体式発振器は、マイクロ波発生部以外に、例えば、マイクロ波MWの周波数を変化させる機能や、マイクロ波MWの出力を変化させる機能などを備えることができる。
マイクロ波MWは、一般に、300MHz〜30GHzの周波数(1m〜1cmの波長)の電磁波をいうが、本実施形態では、例えば、2.45GHz又は5.80GHzのマイクロ波MWを発振する。
また、マイクロ波出力は特に限定されないが、例えば、数十ワットから数百ワットの範囲内で設定してもよいし、更に大出力としてもよい。
マイクロ波発振器21から出力されたマイクロ波MWは、導波管22によって給電部23に導かれて処理室2内に照射される。給電部23は、処理室2の内部の壁部、天面部、底面部において一箇所又は二箇所以上に設けられており、紫外線光源3に効率よくマイクロ波MWが照射されるように設置される。この給電部23には、例えば、アレーアンテナ、平面アレーアンテナ、フェーズドアレーアンテナ(位相走査アンテナ)などを用いることができる。アレーアンテナの放射素子には、例えば、マイクロストリップアンテナ(パッチアンテナ)、スロットアンテナ、ダイポールアンテナなどを用いることができる。
紫外線光源3は、紫外線UV及びマイクロ波MWを透過する石英ガラスなどの材料を用いて内部が中空となるように形成された中空容器に、放電ガスを封入してなり、マイクロ波MWの照射を受けると放電ガスが励起して紫外線UVを発する。放電ガスは、特許文献1と同様に、窒素を主成分とし、点灯性補助用ガスとしてアルゴン及び/又はヘリウムを含む組成とすることができるが、これに限定されない。
揺振部4は、葉菜類LVを揺さ振ることによって葉菜類LVの葉が広がるようにして、紫外線光源3から発せられた紫外線UVが、葉菜類LVの重なり合う葉と葉の間にも照射されるようにするためのものである。本実施形態では、所定の間隔で処理室2内に立設され、支持部41が架設された一対の支柱42をスライダ機構5により上下に往復動させることによって、支持部41に支持した葉菜類LVを上下に揺さ振るように構成してある。
すなわち、図1及び図2に示すように、スライダ53に軸支された動力伝達部材56の一端側が、支柱42の下端部に固定されているとともに、当該動力伝達部材56の他端側が案内板54に穿設された案内孔55に挿通されており、スライダ53は、さらにモータ50によって回転する回転板51に偏心して取り付けられたピン52に軸支されている。これにより、モータ50の動力がスライダ53を介して動力伝達部材56に伝達されて、支柱42が上下に往復動するようになっている。そして、支柱42が上下に往復動するのに伴って、支柱42に架設した支持部41に支持した葉菜類LVが上下に揺さ振られるようになっている。
なお、図2は、スライダ機構5の要部を示す斜視図である。スライダ機構5としては、このようなスライダクランク機構に限らず、特に図示しないが、電動スライダを利用することもできる。
本実施形態にあっては、このような残留農薬除去装置1を用いて、例えば、図3に示すように、ほうれん草、小松菜などの葉菜類LVを、葉先側を下方に向けて根側を保持し、逆さまに吊り下げた状態として上下に揺さ振る。そうすることにより、葉菜類LVを下向きに揺さ振ったときに、空気抵抗によって葉菜類LVの葉が押し広げられて、葉菜類LVの重なり合う葉と葉の間にも紫外線が照射されるようにしてある。
また、図3に示す例では、紫外線光源3は平皿状に形成されており、この紫外線光源3の上方で、葉菜類LVを上下に揺さ振るようにしているが、紫外線光源3の形状は、これに限定されない。例えば、葉菜類LVの周りを囲むように有底筒状に形成してもよい(図4参照)。このようにすれば、葉菜類LVの下方からだけでなく、側方からも葉菜類LVに向かって紫外線UVが照射されるようにすることができ、葉菜類LVに残留する農薬をより効率よく除去することができる。
また、紫外線光源3を有底筒状に形成した場合には、図4に示すように、紫外線光源3に水Wを貯えておき、葉菜類LVを下向きに揺さ振ったときに、水Wの抵抗と浮力とによって葉菜類LVの葉が押し広げられるようにしてもよい。このようにすることで、葉菜類LVの重なり合う葉と葉の間により効率よく紫外線が照射されるようにすることができる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について説明する。
前述した第一実施形態では、スライダ機構5により葉菜類LVを上下に揺さ振るようにしているが、本実施形態では、有底筒状に形成された紫外線光源3に、葉菜類LVを水Wとともに投入し、紫外線光源3を順逆両方向に軸周りに往復回動させることによって葉菜類LVを揺さ振るようにしている。
紫外線光源3を順逆両方向に軸周りに往復回動させるには、例えば、図5に示すように、順逆両方向に軸周りに往復回動するように図示しない駆動源が接続された載置台40に、有底筒状に形成された紫外線光源3を固定するなどすればよい。そして、かかる載置台40を駆動させて、紫外線光源3を順逆両方向に軸周りに往復回動させることにより、紫外線光源3内に貯えられた水Wに遠心力を作用させて水流を生じせしめ、この水流の勢いにより葉菜類LVを揺さ振りつつ、葉菜類LVの葉を押し広げることによって、葉菜類LVの重なり合う葉と葉の間に紫外線が照射されるようにすることができる。
前述した第一実施形態は、ほうれん草、小松菜などの非結球性葉菜類には好適であるが、キャベツ、白菜などの結球性葉菜類の葉を押し広げるには十分とはいえない。本実施形態によれば、結球性葉菜類であっても、これを縦半分に切るか、又はくし型切りにするなどして水Wとともに紫外線光源3に投入すれば、水流の勢いで葉を押し広げることができ、重なり合う葉と葉の間に紫外線が照射されるようにすることができる。
本実施形態では、上記した点が第一実施形態と異なり、それ以外の点については第一実施形態と共通するので、重複した説明は省略する。
以上、本発明について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
本発明は、葉菜類に付着する残留農薬を分解して取り除く技術として利用することができる。
1 残留農薬除去装置
2 処理室
3 紫外線光源
4 揺振部
MW マイクロ波
UV 紫外線

Claims (1)

  1. 葉菜類に残留する農薬を除去するための装置であって、
    マイクロ波が照射される処理室内に、
    マイクロ波照射により紫外線を発する紫外線光源と、
    前記葉菜類を揺さ振る揺振部と
    を備え
    前記紫外線光源が有底筒状に形成されているとともに、
    前記揺振部が、前記葉菜類が水とともに投入された前記紫外線光源を順逆両方向に軸周りに往復回動させて、前記葉菜類を揺さ振ることを特徴とする葉菜類の残留農薬除去装置。
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