JP4525929B2 - ワーク処理装置 - Google Patents

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本発明は、基板等の被処理ワークに対してプラズマ化されたガスを照射してワーク表面の清浄化や改質を図るためのワーク処理装置に関するものである。
基板等の被処理ワークに対してプラズマ化されたガスであるプルームを照射してワーク表面の清浄化や改質を図るためのワーク処理装置として、導波管の中を伝搬するマイクロ波を受信し、そのマイクロ波のエネルギーに基づいてガスをプラズマ化して放出するプラズマ発生ノズルを備えたワーク処理装置が知られている。
このようなワーク処理装置においては、一般に、断面矩形の導波管の途中にプラズマ発生ノズルを設け、このプラズマ発生ノズルで発生させたプルームをワークに対して照射するようになっているが、1つのプラズマ発生ノズルでは照射可能な範囲が狭く、寸法の大きなワークに対しては対応できないという不具合があった。
そこで、プラズマ発生ノズルを複数にしたり、断面矩形の導波管を環状にしたりすることにより、照射可能な範囲を広くするように構成した技術が種々提案されている。
例えば、特許文献1には、環状の導波管と環状のアンテナとを用いてより広い範囲のワークに対してプルームを照射できるように構成されたプラズマ処理装置の技術が開示されている。
特開2000−12292号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示されたプラズマ処理装置の技術では、環状の導波管の下面から下向きにプルームが照射されるので、円形もしくは環状のワークについては適しているが、その他のさまざまな形状のワークについては必ずしも適したものとはいえなかった。
また、特許文献1に開示されたプラズマ処理装置の技術では、プルームの照射方向は、環状の導波管の下面から下向きへの一方向のみであり、ワークの側面や底面など影になる部分に対しては、プルームを照射することができないという不具合があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、さまざまな形状のワークのさまざまな面に対してプラズマ化されたガスであるプルームを照射することができるワーク処理装置を提供することを目的としている。
本発明の請求項1に係るワーク処理装置は、マイクロ波を発生するマイクロ波発生手段と、前記マイクロ波を伝搬する導波管と、この導波管に設けられ、前記マイクロ波を受信しそのマイクロ波のエネルギーに基づいてプラズマ化したガスであるプルームを生成して放出するプラズマ発生ノズルとを備え、このプラズマ発生ノズルから処理対象とされるワークに前記プルームを照射して所定の処理を施与するワーク処理装置であって、前記導波管は、マイクロ波発生手段から発生されるマイクロ波が入力される入力部を有する基体導波部と、この基体導波部に一端が接続され、前記マイクロ波の伝搬経路を分岐させる複数の分岐導波部を備え、前記プラズマ発生ノズルは、複数の分岐導波部の間に配置されたワークに対して前記プルームを照射可能なようにワークの周囲においてそれぞれ相対向するようにそれぞれの分岐導波部に設けられていることを特徴としている。
この構成によれば、導波管が複数の分岐導波部を備え、プラズマ発生ノズルが分岐導波部のそれぞれに設けられるので、ワークの形状と面の向きに応じて分岐導波部の数を増やすことにより、さまざまな形状のワークのさまざまな面に対してプルームを照射することができるようになる。
また、分岐導波部の数とプラズマ発生ノズルの数とを増やすことにより、より大きなワークを処理することができるようになる。
また、この構成によれば、分岐導波部の間にワークを配置可能であり、プラズマ発生ノズルがワークの両側においてそれぞれ相対向するようにそれぞれの分岐導波部に設けられているので、ワークに対して相対する2方向からプルームを照射することができる結果、少ない数の分岐導波部だけで一方向からでは影になる部分に対してプルームを照射することができるようになる。
また、このワーク処理装置は、前記基体導波部に2つの前記分岐導波部が設けられ、これら基体導波部と2つの分岐導波部とを分岐導波部の長手方向と概ね直交する方向に変位させる導波管駆動手段を備え、この導波管駆動手段は、2つの分岐導波部の間にワークを配置した状態で、導波管の2つの分岐導波部をワークに対して相対変位可能に構成されていることが望ましい(請求項2)。
この構成によれば、導波管駆動手段が、導波管を2つの分岐導波部の長手方向と概ね直交する方向に変位させることができるように構成されており、2つの分岐導波部の間にワークを配置した状態で、導波管の2つの分岐導波部をワークに対して相対変位させるので、ワークの相対する2面の広い範囲にプルームを照射することができるようになる。
また、このワーク処理装置は、前記2つの分岐導波部のそれぞれのプラズマ発生ノズルが相対する2方向から前記ワークに対して前記プルームを照射可能なようにワークを保持するワーク保持器を備え、このワーク保持器は、ワークを2つの分岐導波部の長手方向と概ね平行な方向に変位させるワーク駆動手段により、ワークを保持した状態で、分岐導波部に対して相対変位可能に駆動されるものであることが望ましい(請求項3)。
この構成によれば、ワーク駆動手段が分岐導波部の長手方向と概ね平行な方向にワーク保持器を変位させることができるので、ワークのより広い範囲により均一に前記プルームを照射することができるようになる。
また、前記ワークは医療用器具であり、前記ワーク保持器は、医療用器具に対して導波管の2つの分岐導波部のそれぞれに対応した二方向から前記プルームを照射可能にワークとしての医療用器具を保持するメッシュ状の医療用減菌バスケットであることが望ましい(請求項4)。
この構成によれば、メッシュ状の医療用減菌バスケットに保持された医療用器具に対して二方向からプルームを照射することができるので、医療用減菌バスケットのメッシュを通して医療用器具の上下両方の方向から均一にプルームを照射することができるようになる。
請求項1に係るワーク処理装置によれば、導波管が複数の分岐導波部を備え、プラズマ発生ノズルが分岐導波部のそれぞれに設けられるので、ワークの形状と面の向きに応じて分岐導波部の数を増やすことにより、さまざまな形状のワークのさまざまな面に対してプルームを照射することができるようになる。
また、分岐導波部の数とプラズマ発生ノズルの数とを増やすことにより、より大きなワークを処理することができるようになる。
また、分岐導波部の間にワークを配置可能であり、プラズマ発生ノズルがワークの両側においてそれぞれ相対向するようにそれぞれの分岐導波部に設けられているので、ワークに対して相対する2方向からプルームを照射することができる結果、少ない数の分岐導波部だけで一方向からでは影になる部分に対してプルームを照射することができるようになる。
請求項2に係るワーク処理装置によれば、導波管駆動手段が、導波管を2つの分岐導波部の長手方向と概ね直交する方向に変位させることができるように構成されており、2つの分岐導波部の間にワークを配置した状態で、導波管の2つの分岐導波部をワークに対して相対変位させるので、ワークの相対する2面の広い範囲にプルームを照射することができるようになる。
請求項3に係るワーク処理装置によれば、ワーク駆動手段が分岐導波部の長手方向と概ね平行な方向にワーク保持器を変位させることができるので、ワークのより広い範囲により均一に前記プルームを照射することができるようになる。
請求項4に係るワーク処理装置によれば、メッシュ状の医療用減菌バスケットに保持された医療用器具に対して二方向からプルームを照射することができるので、医療用減菌バスケットのメッシュを通して医療用器具の上下両方の方向から均一にプルームを照射することができるようになる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るワーク処理装置Sの全体構成を示す斜視図であり、図2は、ワーク処理装置Sの構成を示す断面図である。また、図3は、図1においてワーク保持器50を取り除いた状態を示す斜視図である。図4は、プラズマ発生ノズル31の構成を示す側面図であり、図5は、プラズマ発生ノズル31の構成を示す断面図である。また、図6は、ワーク処理装置Sのスタブチューナ70の設置状況を示す透視側面図である。なお、図1において、X−X方向を前後方向、Y−Y方向を左右方向、Z−Z方向を上下方向というものとし、−X方向を前方向、+X方向を後方向、−Yを左方向、+Y方向を右方向、−Z方向を下方向、+Z方向を上方向として説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係るワーク処理装置Sは、常温常圧下で処理対象とされるワークWにプラズマ化したガスであるプルームP(図2)を照射して所定の処理を施与するものであって、マイクロ波を伝搬する導波管10と、マイクロ波を発生するマイクロ波発生装置20(マイクロ波発生手段に相当する)と、導波管10に設けられたプラズマ発生部30と、導波管10を変位させる導波管駆動手段40とを備えている。
また、このワーク処理装置Sは、ワークWを保持するワーク保持器50と、このワーク保持器50を変位させるワーク駆動手段60と、付帯設備として、導波管10のインピーダンス整合を行うスタブチューナ70とを備えている。
ここで、処理対象となるワークWは、本実施形態では、メスやハサミ、穿刺などの医療用器具が対象となっており、このワークWである医療用器具に対してプラズマ発生ノズル31からプルームPが照射されることにより、ワークWの減菌や滅菌の処理が施されるようになっている。
上記導波管10は、マイクロ波発生装置20により発生されたマイクロ波をプラズマ発生部30へ向けて、その長手方向に伝搬させるものであり、本実施形態では、基体導波部11と、この基体導波部11に一端が接続され、マイクロ波の伝搬経路を分岐させる2つの分岐導波部12が設けられている。
ここで、基体導波部11は、非磁性金属であるアルミニウムからなる断面矩形の管状部材を溶接して概ねC字状に形成したものであり、マイクロ波発生手段から発生されるマイクロ波が入力される入力部11Aを有している。
また、2つの分岐導波部12は、基体導波部11の両端に溶接した直線状の断面矩形の管状部材であり、基体導波部11と同様に非磁性金属であるアルミニウムで構成され、その端部は、平板状のアルミニウム製の板12Aで蓋されて分岐導波部12の中を伝搬してきたマイクロ波を内側に反射するように構成されている。
このように、導波管10は、本実施形態では、これら基体導波部11と2つの分岐導波部12とにより、全体としてU字状に形成されている。
上記マイクロ波発生装置20(マイクロ波発生手段に相当する)は、本実施形態では、図2に示すように、周波数2.45GHz、出力エネルギー1W〜3kWのマイクロ波を出力できる連続可変型のマイクロ波発生源と、このマイクロ波発生源にて発生されたマイクロ波の強度を所定の出力強度に調整するアンプとの両方を有する装置本体部21と、この装置本体部21で発生されたマイクロ波を導波管10の内部へ放出するマイクロ波送信アンテナ22とを備えたものである。
このマイクロ波発生装置20は、装置本体部21が基体導波部11の側板に載置され、マイクロ波送信アンテナ22が、この側板に穿設された貫通孔を通して基体導波部11内部の導波空間に突出する態様で固定されている。そして、マイクロ波送信アンテナ22から放出されたマイクロ波は、基体導波部11から2つの分岐導波部12に向けて伝搬されるようになっている。
上記プラズマ発生部30は、図1と図2とに示すように、マイクロ波を受信しそのマイクロ波のエネルギーに基づいてプラズマ化したガスであるプルームPを生成して放出するプラズマ発生ノズル31を備えている。
このプラズマ発生ノズル31は、本実施形態では、複数の分岐導波部12の間に配置されたワークWに対してプルームPを照射可能なようにワークWの周囲においてそれぞれ相対向するようにそれぞれの分岐導波部12に設けられている。
また、このプラズマ発生ノズル31は、図4と図5とに示すように、ノズルホルダ34と、ノズル本体33と、シール部材35と、内部導電体32とを備えている。
ノズルホルダ34は、ノズル本体33を保持するために設けられた良導電性金属の筒状体であり、分岐導波部12の下面板12Bに穿孔された貫通孔121に溶接されている。
このノズルホルダ34の外周には、処理ガスをプラズマ発生ノズル31に供給するための一対のガス供給孔344が穿孔され、このガス供給孔344には所定の処理ガスを供給するガス供給管の終端部を接続するための図略の管継手が取り付けられる。
ノズル本体33は、ノズルホルダ34に下から嵌め合わされる良導電性金属の筒状体であり、上方から順に、ガスシールリング37を保持するための環状凹部33Sと、ノズルホルダ34に嵌合される上側胴部33Uと、環状に突設されたフランジ部33Fとを備えている。また、上側胴部33Uには、所定の処理ガスを筒状空間332へ供給させるための連通孔333が穿孔されている。
このノズル本体33は、内部導電体32の周囲に配置された外部導電体として機能するもので、ノズル本体33の外周部がノズルホルダ34の内周壁と接触し、またフランジ部33Fの上端面がノズルホルダ34の下端縁と接触するようにノズルホルダ34に嵌合されている。なお、ノズル本体33は、図示しないが、例えばプランジャやセットビス等を用いて、ノズルホルダ34に対して着脱自在な固定構造で装着される。
そして、ノズルホルダ34のガス供給孔344と、ノズル本体33の連通孔333とは、ノズル本体33がノズルホルダ34への定位置嵌合された場合に互いに連通状態となるように、各々位置設定されている。なお、ガス供給孔344と連通孔333との突き合わせ部からのガス漏洩を抑止するために、ノズル本体33とノズルホルダ34との間にはガスシールリング37(図5)が介在されている。
シール部材35は、内部導電体32を固定的に保持する保持孔351をその中心軸上に備えるテフロン(登録商標)等の耐熱性樹脂材料やセラミック等からなる絶縁性部材からなる筒状体である。
このシール部材35は、その下端縁がノズル本体33の上端縁と当接し、その上端縁がノズルホルダ34の上端係止部345と当接する態様で、ノズルホルダ34の上部に保持されている。すなわち、内部導電体32を支持した状態のシール部材35がノズル本体33の上端縁でその下端縁が押圧されるようにして組み付けられている。
内部導電体32は、良導電性金属で構成された棒状部材であり、分岐導波部12の内部に一端が突出するように設けられている。そして、この分岐導波部12の内部に一端が突出するように設けられた受信アンテナ部320が分岐導波部12内を伝搬するマイクロ波を受信することで、マイクロ波エネルギーが与えられるようになっている。この内部導電体32は、長さ方向略中間部において、シール部材35により保持されている。
これらノズルホルダ34と、ノズル本体33と、分岐導波部12とは導通状態(同電位)とされる一方で、内部導電体32は絶縁性のシール部材35で支持され、電気的に絶縁されている。従って、分岐導波部12がアース電位とされた状態で、ノズル本体33には、内部導電体32の対電極が形成される。そして内部導電体32の受信アンテナ部320にマイクロ波が受信されると、内部導電体32にマイクロ波電力が給電され、その下端部322とノズル本体33との間に電界集中部が形成されて、プルームが生成される。
上記導波管駆動手段40は、ワークWに対するプルームの照射をより均一にするために、導波管10を分岐導波部12の長手方向と概ね直交する方向に変位させるための駆動機構である。この導波管駆動手段40は、ワーク処理装置Sの本体に設けられた直線状ギア41と、この直線状ギア41と噛合う歯車42と、分岐導波部12に設けられ、この歯車42を回転駆動する駆動モータ43とを備えている。
そして、駆動モータ43が、歯車42をモータ軸43Aを介して回転駆動することにより、直線状ギア41と噛合う歯車42が、直線状ギア41の上を走行し、2つの分岐導波部12の間にワークWを配置した状態で、導波管10の2つの分岐導波部12が、ワークWに対して相対変位することができるようになっている。
上記ワーク保持器50は、2つの分岐導波部12のそれぞれのプラズマ発生ノズル31が相対する2方向からワークWに対してプルームPを照射可能なようにワークWを保持するものであり、本実施形態では、このワーク保持器50としてステンレス製のメッシュ状の医療用減菌バスケットが採用されている。そして、特に、ワークWの下面については、このステンレス製のメッシュを通してワークWに対してプルームPが照射可能になっている。
上記ワーク駆動手段60は、ワークWに対するプルームの照射をより均一にするために、ワーク保持器50をワークWを保持した状態で、分岐導波部12に対して相対変位可能に駆動する駆動機構である。このワーク駆動手段60は、ワーク保持器50を開口61A(図2、図3)を通して下面からプルーム照射可能に保持するワーク保持器台61と、このワーク保持器台61を分岐導波部12の長手方向と概ねに平行に往復移動させるカム機構62と、このカム機構62を回転駆動する駆動モータ63とを備え、ワークWを2つの分岐導波部12の長手方向と概ね平行な方向に変位させる。
すなわち、駆動モータ63が、カム機構62のプーリ62Aを回転駆動することにより、このプーリ62Aとワーク保持器台61との間に設けられたアーム62Bが、ワーク保持器台61の取っ手61Bを分岐導波部12の長手方向に進退させる。そして、ワーク保持器台61が駆動されることにより、ワーク保持器50の上のワークWが2つの分岐導波部12の長手方向と概ね平行な方向に変位することができるようになっている。
上記スタブチューナ70は、導波管10とプラズマ発生ノズル31とのインピーダンス整合を図るためのものであり、図6に示すように、基体導波部11に配置された同一構造の2つのスタブチューナユニット70A、70Bを備えている。
そして、それぞれのスタブチューナユニット70A、70Bは、基体導波部11の導波空間110に突出するスタブ71と、このスタブ71に直結された操作棒72と、スタブ71を上下方向に出没動作させるための移動機構73と、これら機構を保持する外套74とから構成されている。
ここで、スタブ71は、その導波空間110への突出長が各操作棒72により独立して調整可能とされている。これらスタブ71の突出長は、例えばマイクロ波電力パワーをモニターしつつ、内部導電体32による消費電力が最大となるポイント(反射マイクロ波が最小になるポイント)を探索することで決定される。
次に、図7を参照して、本実施形態に係るワーク処理装置Sの電気的構成と本発明に係るワーク処理装置Sの作用について説明する。図7は、ワーク処理装置Sの制御系90を示すブロック図である。
図7に示すように、本発明の第1の実施形態に係るワーク処理装置Sの制御系90は、CPU(中央演算処理装置)等からなり、機能的にマイクロ波出力制御部91、ガス流量制御部92、モータ制御部93、全体制御部94が備えられている。さらに、全体制御部94に対して所定の操作信号を与える操作部95が備えられている。
ここで、マイクロ波出力制御部91は、マイクロ波発生装置20から出力されるマイクロ波のON−OFF制御、出力強度制御を行うもので、所定のパルス信号を生成してマイクロ波発生装置20によるマイクロ波発生の動作制御を行う。
また、ガス流量制御部92は、各プラズマ発生ノズル31へ供給する原料ガスGの流量制御を行うものである。具体的には、ガスボンベ等の原料ガスG供給源921とプラズマ発生ノズル31との間を接続するガス供給管922に設けられた流量制御弁923の開閉制御乃至は開度調整を行う。
さらに、モータ制御部93は、搬送ローラ80を回転駆動させる駆動モータ931の動作制御を行うもので、ワークWの搬送開始及び停止、搬送速度の制御等を行うものである。
そして、全体制御部94は、ワーク処理装置Sの全体的な動作制御を司るもので、操作部95から与えられる操作信号に応じて、マイクロ波出力制御部91、ガス流量制御部92及びモータ制御部93を、所定のシーケンスに基づいて動作制御する。すなわち、予め与えられた制御プログラムに基づいて、ワークWの搬送を開始させてワークWをプラズマ発生部30へ導き、所定流量の原料ガスGを各プラズマ発生ノズル31へ供給させつつマイクロ波電力を与えてプラズマ(プルームP)を発生させ、ワークWを搬送しながらその表面にプルームPを放射させる。これにより、複数のワークWを連続的に処理することができる。
このようにして、本実施形態では、図4と図5とに示すように、ガス供給孔344から原料ガスとして酸素ガスや空気のような酸素系の処理ガスがプラズマ発生ノズル31へ供給される。そしてマイクロ波電力により処理ガスが励起されて内部導電体32の下端部付近においてプラズマ(電離気体)が発生する。このプラズマは、電子温度が数万度であるものの、ガス温度は外界温度に近い反応性プラズマ(中性分子が示すガス温度に比較して、電子が示す電子温度が極めて高い状態のプラズマ)であって、常圧下で発生するプラズマである。
また、プラズマ化された処理ガスは、ガス供給孔344から与えられるガス流によりプルームPとしてノズル本体33の下端縁から放射される。このプルームPにはラジカルが含まれ、処理ガスとして酸素ガスや空気のような酸素系の処理ガスが使用されているので、酸素ラジカルが生成されることとなり、有機物の分解・除去作用、レジスト除去作用等を有するプルームPとすることができる。本実施形態に係るワーク処理装置Sのプラズマ発生部30では、プラズマ発生ノズル31が複数個配列されていることから、左右方向に延びるライン状のプルームPを発生させることが可能となる。
以上説明したワーク処理装置Sによれば、導波管10が複数の分岐導波部12を備え、プラズマ発生ノズル31が分岐導波部12のそれぞれに設けられるので、ワークWの形状と面の向きに応じて分岐導波部12の数を増やすことにより、さまざまな形状のワークWのさまざまな面に対してプルームPを照射することができるようになる。
また、分岐導波部12の数とプラズマ発生ノズル31の数とを増やすことにより、より大きなワークWを処理することができるようになる。
また、分岐導波部12の間にワークWを配置可能であり、プラズマ発生ノズル31がワークWの両側においてそれぞれ相対向するようにそれぞれの分岐導波部12に設けられているので、ワークWに対して相対する2方向からプルームPを照射することができる結果、少ない数の分岐導波部12だけで一方向からでは影になる部分に対してプルームPを照射することができるようになる。
また、導波管駆動手段40が、導波管10を2つの分岐導波部12の長手方向と概ね直交する方向に変位させることができるように構成されており、2つの分岐導波部12の間にワークWを配置した状態で、導波管10の2つの分岐導波部12をワークWに対して相対変位させるので、ワークWの相対する2面の広い範囲にプルームPを照射することができるようになる。
さらに、ワーク駆動手段60が分岐導波部12の長手方向と概ね平行な方向にワーク保持器50を変位させることができるので、ワークWのより広い範囲により均一に前記プルームPを照射することができるようになる。
そして、メッシュ状の医療用減菌バスケットに保持された医療用器具に対して二方向からプルームPを照射することができるので、医療用減菌バスケットのメッシュを通して医療用器具の上下両方の方向から均一にプルームPを照射することができるようになる。
以上、本発明の一実施形態に係るワーク処理装置Sについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば下記の実施形態を取ることができる。
(1)例えば、上記実施形態では、本発明の第1の実施形態に係るワーク処理装置Sは、メスやハサミ、穿刺などの医療用器具に対してプラズマを照射して減菌、滅菌するように構成されているが、必ずしもこのようなワークWに対してプラズマを照射するものである必要はなく、また、処理も減菌、滅菌に限定されない。例えば、半導体基板のような平型基板や電子部品が実装された回路基板、あるいはプラズマディスプレイパネルなどの平板状のワークWに対する有機物除去などに対しても採用可能である。
(2)導波管10の基体導波部11は、必ずしもC字状に形成される必要はなく、また、導波管10もU字状に形成されたものに限定されない。例えば全体としてコの字上に形成されることも可能である。
(3)また、分岐導波部12は、必ずしも2つに限定されない、ワークWの大きさ、個数に応じて、さらに多くの分岐導波部12を設けることが可能である。
(4)また、分岐導波部12の端部は必ずしも図示のように、平板状のアルミニウム製の板12Aで蓋されたものに限定されない。例えば、分岐導波部12の端部にスライディングショートを設けてマイクロ波の定在波の調整を行うことができるように構成しても良いし、あるいはダミーロードを設けてこのダミーロードでマイクロ波を吸収するように構成しても良い。
(5)導波管10は、必ずしもアルミニウムから断面矩形の長尺管である必要はなく、その他の非磁性体金属からなる円管なども採用可能であるなど種々の設計変更が可能である。
(6)マイクロ波発生装置20は、周波数2.45GHz、出力エネルギー1W〜3kWのマイクロ波を出力できる連続可変型のマイクロ波発生源に限定されない。その他のマイクロ波発生源も採用可能である。
(7)導波管駆動手段40は、必ずしも直線状ギア41と、この直線状ギア41と噛合う歯車42と、この歯車42を回転駆動する駆動モータ43とを備えたものに限定されない。ワークWに対するプルームの照射をより均一にするために、導波管10を分岐導波部12の長手方向と概ね直交する方向に変位させるための駆動機構であれば、種々の機構が採用可能である。
(8)また、ワーク駆動手段60も、ワーク保持器台61と、カム機構62と、このカム機構62を回転駆動する駆動モータ63とを備えたものに限定されない。ワークWに対するプルームの照射をより均一にするために、ワーク保持器50を分岐導波部12に対して相対変位可能に駆動する駆動機構であれば、種々の機構が採用可能である。
(9)また、本実施形態では、酸素ガスや空気のような酸素系の原料ガスGがプラズマ発生ノズル31へ供給されるが、原料ガスは、酸素ガスや空気のような酸素系のガスに限定されない。原料ガスGとしてアルゴンガスのような不活性ガスや窒素ガスを用いれば、各種基板の表面クリーニングや表面改質を行うことができる。また、フッ素を含有する化合物ガスを用いれば基板表面を撥水性表面に改質することができ、親水基を含む化合物ガスを用いることで基板表面を親水性表面に改質することができる。さらに、金属元素を含む化合物ガスを用いれば、基板上に金属薄膜層を形成することができる。
(10)また、スタブチューナ70は、必ずしも必須ではなく、出荷時の装置の調整を十分におこなえるのであれば、できるだけ簡略化された装置にするために、省略することも可能である。
本発明に係るワーク処理装置によれば、さまざまな形状のワークのさまざまな面に対してプラズマ化したガスであるプルームを照射することができるようになる。
本発明の第1の実施形態に係るワーク処理装置Sの全体構成を示す斜視図である。 ワーク処理装置Sの構成を示す断面図である。 図1においてワーク保持器50を取り除いた状態を示す斜視図である。 プラズマ発生ノズル31の構成を示す側面図である。 プラズマ発生ノズル31の構成を示す断面図である。 ワーク処理装置Sのスタブチューナ70の設置状況を示す透視側面図である。 ワーク処理装置Sの制御系90を示すブロック図である。
符号の説明
10 導波管
11A 入力部
11 基体導波部
12 分岐導波部
20 マイクロ波発生装置(マイクロ波発生手段)
31 プラズマ発生ノズル
40 導波管駆動手段
50 ワーク保持器
60 ワーク駆動手段
P プルーム
S ワーク処理装置
W ワーク

Claims (4)

  1. マイクロ波を発生するマイクロ波発生手段と、前記マイクロ波を伝搬する導波管と、この導波管に設けられ、前記マイクロ波を受信しそのマイクロ波のエネルギーに基づいてプラズマ化したガスであるプルームを生成して放出するプラズマ発生ノズルとを備え、このプラズマ発生ノズルから処理対象とされるワークに前記プルームを照射して所定の処理を施与するワーク処理装置であって、
    前記導波管は、マイクロ波発生手段から発生されるマイクロ波が入力される入力部を有する基体導波部と、この基体導波部に一端が接続され、前記マイクロ波の伝搬経路を分岐させる複数の分岐導波部を備え、
    前記プラズマ発生ノズルは、複数の分岐導波部の間に配置されたワークに対して前記プルームを照射可能なようにワークの周囲においてそれぞれ相対向するようにそれぞれの分岐導波部に設けられていることを特徴とするワーク処理装置。
  2. 前記基体導波部に2つの前記分岐導波部が設けられ、
    これら基体導波部と2つの分岐導波部とを分岐導波部の長手方向と概ね直交する方向に変位させる導波管駆動手段を備え、
    この導波管駆動手段は、2つの分岐導波部の間にワークを配置した状態で、導波管の2つの分岐導波部をワークに対して相対変位可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のワーク処理装置。
  3. 前記2つの分岐導波部のそれぞれのプラズマ発生ノズルが相対する2方向から前記ワークに対して前記プルームを照射可能なようにワークを保持するワーク保持器を備え、
    このワーク保持器は、ワークを2つの分岐導波部の長手方向と概ね平行な方向に変位させるワーク駆動手段により、ワークを保持した状態で、分岐導波部に対して相対変位可能に駆動されるものであることを特徴とする請求項2に記載のワーク処理装置。
  4. 前記ワークは医療用器具であり、
    前記ワーク保持器は、医療用器具に対して導波管の2つの分岐導波部のそれぞれに対応した二方向から前記プルームを照射可能にワークとしての医療用器具を保持するメッシュ状の医療用減菌バスケットであることを特徴とする請求項3に記載のワーク処理装置。
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