JP6471495B2 - スチレンスルホン酸リチウム - Google Patents

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Description

本発明は、板状結晶のスチレンスルホン酸リチウム、それを粉砕して得られる化合物に関するものである。
即ち、新規な容易に脱水できる板状結晶のスチレンスルホン酸リチウムとそれを粉砕して得られる化合物に関するものである。
スチレンスルホン酸ナトリウムは、β−ハロエチルベンゼンスルホン酸水溶液に苛性ソーダ水溶液を作用させて合成されることは広く知られている。
例えば、特許文献1には、水酸化ナトリウム水溶液とβ−ブロモエチルベンゼンスルホン酸水溶液を60℃以上で反応させ、冷却することでスチレンスルホン酸ナトリウムを析出させる方法が開示されている。
また、水酸化ナトリウム水溶液の代わりに水酸化リチウム水溶液を用い、β−ブロモエチルベンゼンスルホン酸水溶液と反応させ、冷却することでスチレンスルホン酸リチウムが得られる。
しかし、この方法によるスチレンスルホン酸リチウムは水との親和力が強く、純度を高めるためには固液分離後に40℃以上の温度で大気圧下または減圧下で乾燥を行う必要があり、乾燥の負荷が大きく製造コストが高くなるという問題があった。更に、加熱による乾燥はスチレンスルホン酸リチウムの重合を促進し、スチレンスルホン酸リチウムがポリマー化するという問題もあった。
特許第3601222号公報
本発明は、上記の課題、即ち40℃以上の温度で大気圧下または減圧下にて乾燥することによる製造コストの増加、及びスチレンスルホン酸リチウムのポリマー化を解決できる新規なスチレンスルホン酸リチウムを提供するものである。
本発明者等は、上記の課題を解決するため、次のような検討を行った。
先ず、従来の製造方法を再現し、得られたスチレンスルホン酸リチウムを固液分離後、そのケーキの光学顕微鏡観察を行った。その結果、従来方法により製造して得られたスチレンスルホン酸リチウムは棒状結晶であった。
次に、これまでの製造方法を基本として、その製造条件を種々検討した。
その結果、ある操作で実に興味深い現象を見い出した。水酸化リチウム水溶液とβ−ブロモエチルベンゼンスルホン酸水溶液を60℃以上で反応後、40℃以上の温度でスチレンスルホン酸リチウムの種晶を添加すると、冷却時に析出する結晶中に板状結晶のスチレンスルホン酸リチウムが含まれていた。
また、物性も従来の棒状結晶のスチレンスルホン酸リチウムと異なっていた。即ち、脱水が容易で、固液分離後のケーキの含水量が従来の棒状結晶よりも低下していた。また、固液分離後のケーキを室温で大気圧下放置するだけで含水量の低下が見られた。従って、40℃以上の温度で大気圧下または減圧下での乾燥を必要とせず、製造コストの増加及びスチレンスルホン酸リチウムのポリマー化といった従来の課題を解決することができる新しい板状結晶のスチレンスルホン酸リチウムを見い出し、本発明を完成するに至った。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明である板状結晶のスチレンスルホン酸リチウムの特徴は、脱水が容易なことであり、40℃以上の温度で大気圧下または減圧下で実施していた乾燥の負荷を低減もしくは省略でき、またスチレンスルホン酸リチウムのポリマー化を回避できることである。
スチレンスルホン酸リチウムは分子内に二重結合を有し、自己重合し易い化合物であるが、従来の棒状結晶のスチレンスルホン酸リチウムは水との親和力が強く、純度を高めるためには固液分離後に40℃以上の温度で大気圧下または減圧下で乾燥を行う必要があった。そして、この乾燥が重合を促進しポリマー化の原因となっていた。
従来の棒状結晶のスチレンスルホン酸リチウムの乾燥はポリマー化を抑制するため、40〜90℃の温度で減圧下にて行うのが一般的である。高温になればなるほどスチレンスルホン酸リチウムのポリマー化が促進される。従って、比較的低い温度で長時間乾燥することによって、目的の含水量まで脱水する方法が採られていた。この長時間の乾燥が製造コストの増加にもつながる。
一方、本発明である板状結晶を含有するスチレンスルホン酸リチウムは、固液分離後の含水量が従来の棒状結晶よりも低下した。また、固液分離後に室温で放置するだけで含水量の低下が見られた。従って、40℃以上の温度で大気圧下または減圧下で実施していた乾燥工程の負荷を低減もしくは省略でき、ポリマー化等の問題が殆どない。また、本発明の板状結晶を含有するスチレンスルホン酸リチウムは、種々の方法で粉砕後、使用することもできる。
本発明のスチレンスルホン酸リチウムは、示差熱熱重量同時測定装置を使用して、窒素気流中、2℃/分の昇温速度で加熱する測定条件下で測定したときの、80〜170℃の範囲でのメイン吸熱ピークの頂点の温度が120℃以上である。板状結晶の含有率が高いスチレンスルホン酸リチウムであるほど、この80〜170℃の範囲でのメイン吸熱ピークの頂点の温度が高くなり、その結晶を粉砕して得られるスチレンスルホン酸リチウムも粉砕前の板状結晶の含有率が高いほど、80〜170℃の範囲でのメイン吸熱ピークの頂点の温度が高くなる。これは、板状結晶のスチレンスルホン酸リチウムが半水和物であり、この水和水の多くが120℃以上の温度で脱離するため、メイン吸熱ピークの頂点の温度が120℃以上になると考えられる。なお、メイン吸熱ピークの頂点の温度とは、80〜170℃の範囲での最大の吸熱ピークの頂点の温度を示す。
本発明のスチレンスルホン酸リチウムは、示差熱熱重量同時測定装置を使用して、窒素気流中、2℃/分の昇温速度で加熱する測定条件下で測定したときの、80〜170℃の範囲でのメイン吸熱ピークの半値幅が3.5℃以下となることが好ましい。この半値幅が小さいほど、より均一な結晶構造を持ったより均一なスチレンスルホン酸リチウムとなり、より商品価値の高い化合物となる。この半値幅は3.0℃以下がより好ましく、更に好ましくは2.5℃以下である。なお、メイン吸熱ピークの半値幅は、図2のように求めることができる。80〜170℃の範囲での最大の吸熱ピークをメイン吸熱ピーク、80℃と170℃のデータを結んだ線をベースラインとし、メイン吸熱ピークの頂点の高さの半分の位置でベースラインに平行な線を引き、ピークとの各交点の温度差をメイン吸熱ピークの半値幅とする。
本発明のスチレンスルホン酸リチウムは、示差熱熱重量同時測定装置を使用して、窒素気流中、2℃/分の昇温速度で加熱する測定条件下で測定したときの、120〜170℃の範囲での重量減少が2.2重量%以上であり、且つ、含水量が4.0〜50.0重量%である湿潤状態もしくは乾燥状態の粉体またはケーキである。即ち、この4.0〜50.0重量%の範囲内で、含水量が大きければ湿潤ケーキとなり、含水量が小さければ乾燥ケーキ、それを解砕すれば粉体となるが、含水量は幾ら小さくても、本発明のスチレンスルホン酸リチウムは半水和物と考えられ、通常大気下では、含水量4.0重量%以上となる。一方、含水量が50.0重量%を超えるとスラリー状態となる。
板状結晶を含有するスチレンスルホン酸リチウム、及び、その結晶を粉砕して得られるスチレンスルホン酸リチウムは、示差熱熱重量同時測定装置を使用して、窒素気流中、2℃/分の昇温速度で加熱する測定条件下で測定したときの、120〜170℃の範囲での重量減少が2.2重量%以上となる。板状結晶の含有率が高いスチレンスルホン酸リチウムであるほど、この120〜170℃の範囲での重量減少が大きくなり、その結晶を粉砕して得られるスチレンスルホン酸リチウムも粉砕前の板状結晶の含有率が高いほど、120〜170℃の範囲での重量減少が大きくなる。これは、板状結晶のスチレンスルホン酸リチウムが半水和物であり、この水和水の多くが120〜170℃で脱離するためと考えられる。
この120〜170℃の範囲での重量減少は3.0重量%以上がより好ましく、更に好ましくは3.5重量%以上である。120〜170℃の範囲での重量減少は上記の条件で示差熱熱重量同時測定装置を使用して測定した時の、仕込の試料重量、及び、120℃と170℃の時の試料重量から、下記式で求めることができる。
120〜170℃の範囲での重量減少={120℃の試料重量−170℃の試料重量}/仕込の試料重量×100
また、本発明のスチレンスルホン酸リチウムは、板状結晶の含有率が10面積%以上100面積%以下であることを特徴とするスチレンスルホン酸リチウムである。
板状結晶の含有率が10面積%以上のとき、板状結晶の特徴である高い脱水性が得られ、製造コストの増加及びスチレンスルホン酸リチウムのポリマー化が抑制された商品価値の高いスチレンスルホン酸リチウムとなる。この含有率は20面積%以上がより好ましく、前記効果がより顕著になる。更に好ましくは30面積%以上である。この板状結晶の含有率は、該スチレンスルホン酸リチウムを光学顕微鏡や電子顕微鏡で観察して、板状結晶の総面積及び板状結晶を除いた結晶の総面積を測定し、下記の式から求める。
板状結晶の含有率={板状結晶の総面積/(板状結晶の総面積+板状結晶を除いた結晶の総面積)}×100
本発明のスチレンスルホン酸リチウムの板状結晶の形状は、長辺の長さ、幅、及び厚みで表す。長辺とは最も長い辺、幅とは長辺に対する高さとし、一例を図1に示す。
本発明のスチレンスルホン酸リチウムの板状結晶は、(長辺の長さ/幅)の比が3以下であることが好ましい。長辺の長さと幅は光学顕微鏡や電子顕微鏡で測長し、下記の式からその比を求めることができる。
(長辺の長さ/幅)の比=板状結晶の長辺の長さ/板状結晶の幅
(長辺の長さ/幅)の比が3より大きいとき、水との親和力が強くなる傾向がある。(長辺の長さ/幅)の比は小さいほど、折れた棒状結晶を含む可能性が少なく、より好ましくは2以下である。
本発明のスチレンスルホン酸リチウムの板状結晶の幅は10μm以上が好ましい。10μmより小さいとき、板状結晶であっても結晶の表面積が増加し、固液分離後の付着水が増加する可能性がある。より好ましくは20μm以上である。更に好ましくは50μm以上である。この幅の上限を一義的には決められないが、幅の上限値は凡そ10mmであると推定される。
本発明のスチレンスルホン酸リチウムの板状結晶は、(幅/厚み)の比が3以上であることが好ましい。幅と厚みは光学顕微鏡や電子顕微鏡で測長し、下記の式からその比を求めることができる。
(幅/厚み)の比=板状結晶の幅/板状結晶の厚み
(幅/厚み)の比が3より小さいとき、折れた棒状結晶を含む可能性があり、水との親和力が強い結晶となる可能性がある。より好ましくは5以上である。
本発明のスチレンスルホン酸リチウムはCu−Kα線を用い、粉末X線回折法で測定したときに、少なくとも7.9°の回折角度に現れるピークの強度が、6.8°に現れるピークの強度よりも強いことが好ましい。より好ましくは、7.9°の回折角度に現れるピークの強度が、6.8°に現れるピークの強度の1.5倍以上、更に好ましくは2倍以上である。なお、7.9°の回折角度に現れるピークは、板状結晶、及び、板状結晶を粉砕して得られる粉末の特徴的なピークであり、6.8°の回折角度に現れるピークは、水と親和力の強い棒状結晶、及び、棒状結晶を粉砕して得られる粉末の特徴的なピークである。ピークの強度とはピークの高さのことを示す。また、回折角度は、測定時の誤差等により、通常±0.2°の幅を持つ。
本発明の板状結晶を含有するスチレンスルホン酸リチウム、及び、その結晶を粉砕して得られるスチレンスルホン酸リチウムは、40℃以上の温度で大気圧下または減圧下で実施していた乾燥の負荷を低減もしくは省略できるため、スチレンスルホン酸リチウムのポリマー化が抑制された商品価値の高い化合物となる。そのポリマーの含有率は0.05重量%以下であることが好ましい。より好ましくは0.03重量%以下、更に好ましくは0.01重量%以下である。なお、分子量2500以上の物質をポリマーとし、その含有率は、SEC(サイズ排除クロマトグラフィー)を使用して測定できる。
本発明の板状結晶を含有するスチレンスルホン酸リチウムは、大きな板状結晶の含有率が高く、固液分離後のケーキへの母液の付着量が少ないため、母液に含有される臭化リチウムの含有率は低くなる。また、この臭化リチウムの含有率が低い板状結晶を含有するスチレンスルホン酸リチウムを粉砕して得られる化合物も同様に臭化リチウムの含有率は低くなる。従って、本発明の板状結晶を含有するスチレンスルホン酸リチウム、及び、その結晶を粉砕して得られるスチレンスルホン酸リチウムは、臭化リチウムの含有率の低い、純度の高い化合物となる。なお、臭化リチウムはスチレンスルホン酸リチウム調製時の副生成物として、反応後の母液中に含まれる。臭化リチウム含有率は、イオンクロマトグラフィーで臭素イオン含有率を測定し、その臭素イオンの全量が臭化リチウムとして存在すると仮定して、求めることができる。
臭化リチウムの含有率は1.5重量%以下であることが好ましい。より好ましくは1.2重量%、更に好ましくは1.0重量%以下である。
本発明の板状結晶を含有するスチレンスルホン酸リチウムを調製する方法の一例として、水酸化リチウム水溶液とβ−ブロモエチルベンゼンスルホン酸水溶液を60℃以上で反応させ、スチレンスルホン酸リチウムを種晶として40℃以上で添加する方法がある。通常、添加する種晶の量は生成する化合物量の0.01重量%以上、好ましくは0.1重量%以上である。また、種晶の添加温度は40℃以上であることが必須である。より高温で種晶を添加することで、より板状結晶を多く含むスチレンスルホン酸リチウムを調製することができる。種晶はスチレンスルホン酸リチウムであれば良いが、本発明のスチレンスルホン酸リチウムが有するCu−Kα線によるX線回折パターンと同様な回折パターンを持つスチレンスルホン酸リチウムが好ましい。
スチレンスルホン酸リチウムを析出させる方法は、連続晶析、回分晶析、半回分晶析の何れの方法も用いることができる。
ポリマー化を抑制するため、重合禁止剤を使用することも可能である。重合禁止剤としては、通常、亜硝酸塩、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、ニトロソアミン類、ヒドロキシルアミン類、ピペリジン−1−オキシル類、ナフトハイドロキノンスルホン酸塩等が適用できる。
また、固液分離とは反応晶析後のスラリーを析出したスチレンスルホン酸リチウム結晶と濾液に分離できるものであれば何でも良く、例えば、遠心分離や加圧濾過、減圧濾過等が適用できる。遠心分離を適用した場合は、遠心加速度が高いほど含水量の少ないスチレンスルホン酸リチウムを得ることができる。通常、その遠心加速度は100〜10000Gが適用できる。
本発明の新規な板状結晶であるスチレンスルホン酸リチウムは、脱水が容易で、固液分離後のケーキの含水量は従来の板状結晶のスチレンスルホン酸リチウムを含まない化合物に比べ低いものである。また、大気圧下放置するだけで含水量の低下が見られ、40℃以上の温度で大気圧下または減圧下での乾燥を必要とせず、製造コストの増加及びスチレンスルホン酸リチウムのポリマー化といった従来の課題を解決することができ、産業上極めて有益である。
本発明において、長辺の長さと幅(高さ)を決める一例を示す図である。 本発明において、メイン吸熱ピークの半値幅を決める一例を示す図である。 実施例1で得られた湿潤ケーキ状態のスチレンスルホン酸リチウムのマイクロスコープ写真を示す図である。 実施例1で得られた湿潤ケーキ状態のスチレンスルホン酸リチウムの示差熱熱重量同時測定の結果を示す図である。 実施例1で得られた湿潤ケーキ状態のスチレンスルホン酸リチウムのCu−Kα線による粉末X線回折パターンを示す図である。 実施例1及び比較例1で得られた湿潤ケーキ状態のスチレンスルホン酸リチウムの室温放置での重量経時変化を示す図である。 実施例1及び比較例1で得られた湿潤ケーキ状態のスチレンスルホン酸リチウムの40℃静置での重量経時変化を示す図である。 実施例3で得られた乾燥ケーキ状態のスチレンスルホン酸リチウムのマイクロスコープ写真を示す図である。 実施例3で得られた乾燥ケーキ状態のスチレンスルホン酸リチウムの示差熱熱重量同時測定の結果を示す図である。 実施例3で得られた乾燥ケーキ状態のスチレンスルホン酸リチウムのCu−Kα線による粉末X線回折パターンを示す図である。 実施例5で得られたスチレンスルホン酸リチウムの光学顕微鏡写真を示す図である。 実施例5で得られたスチレンスルホン酸リチウムの示差熱熱重量同時測定の結果を示す図である。 実施例5で得られたスチレンスルホン酸リチウムのCu−Kα線による粉末X線回折パターンを示す図である。 比較例1で得られた湿潤ケーキ状態のスチレンスルホン酸リチウムのマイクロスコープ写真を示す図である。 比較例1で得られた湿潤ケーキ状態のスチレンスルホン酸リチウムのCu−Kα線による粉末X線回折パターンを示す図である。 比較例3で得られた湿潤ケーキ状態のスチレンスルホン酸リチウムの示差熱熱重量同時測定の結果を示す図である。 比較例4のスチレンスルホン酸リチウムの光学顕微鏡写真を示す図である。
次に、本発明による実施例及び比較例を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
また、部は重量に基づくものである。
各種物性は、以下の方法で測定した。
<粉末X線回折装置と条件>
装置:X線回折装置XRD−6100(株式会社島津製作所製)
X線:Cu−Kα
強度:40kV、30mA
スキャンスピ−ド:2deg./min.
<示差熱熱重量同時測定装置と条件>
装置:示差熱熱重量同時測定装置TG/DTA6300(セイコーインスツルメンツ株式会社製)
昇温速度:2℃/min.
測定温度範囲:30〜200℃
窒素フロー:100mL/min.
試料セル:アルミナ製(円柱状セル(直径5.2mm、高さ5mm、蓋なし))
試料量:15〜20mg
<含水量測定装置と条件>
装置:赤外線水分計FD−610(株式会社ケツト科学研究所製)
試料量:5g
乾燥時間:20min.
乾燥温度:120℃
含水量:(W−W0)/W×100 (W:初期試料質量、W0:乾燥後試料質量)
<臭化リチウム含有率測定装置と条件>
装置:イオンクロマト
カラム:IC−Anion−PW
カラム温度:40℃
溶離液:フタル酸水素カリウム2g+アセトニトリル100mL+水(全量1000mL)
<ポリマー含有率測定装置と条件>
装置:SEC(サイズ排除クロマトグラフィー)
カラム:TSKgel α6000+3000+guardcolumuα
溶離液:リン酸緩衝液(pH=7)/CHCN=9/1
検出条件:230nm
カラム温度:40℃
流速:0.6mL/min.
注入量:100μL
実施例1
攪拌機付きのガラス製反応器に、水酸化リチウム一水和物129部、塩化リチウム19部、亜硝酸ナトリウム0.6部、純水367部を張り込み、撹拌しながら70℃まで昇温した。次に、70〜90℃の温度で撹拌下1.5時間掛けて、窒素雰囲気中、70重量%のβ−ブロモエチルベンゼンスルホン酸水溶液431部を滴下した。滴下後、90℃で30分間熟成し、50℃まで冷却した。50℃でスチレンスルホン酸リチウムを種晶として0.3部添加し、50℃で15分間保持、その後45℃まで冷却し、45℃で15分間保持した。室温まで冷却後、得られたスチレンスルホン酸リチウム結晶のスラリーを遠心加速度約2500Gの遠心分離で固液分離して、スチレンスルホン酸リチウム結晶の湿潤ケーキ状態の化合物(A)を得た。湿潤ケーキ状態のスチレンスルホン酸リチウム(A)の含水量は17.8重量%、臭化リチウム含有率は0.8重量%、ポリマー含有率は0.01重量%以下であった。光学顕微鏡で観察すると板状結晶と棒状結晶の混合物であり、板状結晶の含有率は約25面積%であった。また、50個以上の板状結晶を観察した結果、板状結晶の(長辺の長さ/幅)の比は平均1.4、板状結晶の幅は平均80μmであった。湿潤ケーキ状態のスチレンスルホン酸リチウム(A)のマイクロスコープ写真を図3に、示差熱熱重量同時測定の結果を図4に、Cu−Kα線による粉末X線回折パターンを図5及び表1に示す。
示差熱熱重量同時測定の結果、120〜170℃の範囲での重量減少は2.2重量%、80〜170℃の範囲でのメイン吸熱ピークの頂点の温度は133℃、80〜170℃の範囲でのメイン吸熱ピークの半値幅は18℃であった。
粉末X線回折法で測定した結果、7.9°の回折角度に現れるピークの強度は、6.8°に現れるピークの強度の4.3倍であった。
Figure 0006471495
次に、湿潤ケーキ状態のスチレンスルホン酸リチウム(A)を5gずつ2個のシャーレ上に広げ、一つは室温で放置、もう一方は40℃に維持した乾燥機内に静置し、重量の経時変化を確認した。
室温放置での重量経時変化を図6、40℃静置での重量経時変化を図7に示す。湿潤ケーキ状態のスチレンスルホン酸リチウム(A)は、室温放置及び40℃静置の両方で重量の低下がみられた。即ち、湿潤ケーキ状態のスチレンスルホン酸リチウム(A)は室温で放置するだけで含水量が低下し、容易に脱水できることが確認できた。
実施例2
β−ブロモエチルベンゼンスルホン酸水溶液を滴下し、90℃で30分間熟成した後、60℃でスチレンスルホン酸リチウムを種晶として2.1部添加し、60℃で15分間保持、その後、室温まで冷却した以外は実施例1と同様な方法でスチレンスルホン酸リチウムの湿潤ケーキ状態の化合物を調製した。湿潤ケーキ状態のスチレンスルホン酸リチウムの含水量は14.3重量%、臭化リチウム含有率は0.8重量%、ポリマー含有率は0.02重量%であった。光学顕微鏡で観察すると板状結晶と棒状結晶の混合物であり、板状結晶の含有率は約40面積%であった。また、50個以上の板状結晶を観察した結果、板状結晶の(長辺の長さ/幅)の比は平均1.3、板状結晶の幅は平均130μmであった。示差熱熱重量同時測定の結果、120〜170℃の範囲での重量減少は4.0重量%、80〜170℃の範囲でのメイン吸熱ピークの頂点の温度は142℃、80〜170℃の範囲でのメイン吸熱ピークの半値幅は14℃であった。Cu−Kα線による粉末X線回折パターンは図5と同様な回折パターンであり、7.9°の回折角度に現れるピークの強度は、6.8°に現れるピークの強度の4.1倍であった。
実施例3
攪拌機付きのガラス製反応器に、水酸化リチウム一水和物156部、塩化リチウム20部、亜硝酸ナトリウム0.7部、純水305部を張り込み、撹拌しながら70℃まで昇温した。次に、70〜90℃の温度で撹拌下1.5時間掛けて、窒素雰囲気中、70重量%のβ−ブロモエチルベンゼンスルホン酸水溶液518部を滴下した。滴下後、90℃で50分間熟成し、スチレンスルホン酸リチウムを種晶として2.4部添加後、90℃で数分間保持した。室温まで冷却後、得られたスチレンスルホン酸リチウム結晶のスラリーを遠心加速度約2500Gの遠心分離で固液分離して、スチレンスルホン酸リチウム結晶の乾燥ケーキ状態の化合物(B)を得た。乾燥ケーキ状態のスチレンスルホン酸リチウム(B)の含水量は6.6重量%、臭化リチウム含有率は0.6重量%、ポリマー含有率は0.01重量%以下であった。光学顕微鏡で観察すると図8に示す通り、ほぼ板状結晶であり、板状結晶の含有率は約100面積%であった。また、50個以上の板状結晶を観察した結果、板状結晶の(長辺の長さ/幅)の比は平均1.2、板状結晶の幅は平均280μmであった。乾燥ケーキ状態のスチレンスルホン酸リチウム(B)の示差熱熱重量同時測定の結果を図9に、Cu−Kα線による粉末X線回折パターンを図10及び表2に示す。
示差熱熱重量同時測定の結果、120〜170℃の範囲での重量減少は4.3重量%、80〜170℃の範囲でのメイン吸熱ピークの頂点の温度は145℃、80〜170℃の範囲でのメイン吸熱ピークの半値幅は12℃であった。
粉末X線回折法で測定した結果、6.8°のピークは検出されなかった。
Figure 0006471495
実施例4
得られたスチレンスルホン酸リチウム結晶のスラリーを吸引ろ過で固液分離した以外は実施例1と同様な方法でスチレンスルホン酸リチウムの湿潤ケーキ状態の化合物を調製した。湿潤ケーキ状態のスチレンスルホン酸リチウムの含水量は37.7重量%であった。また、板状結晶の含有率、板状結晶の(長辺の長さ/幅)の比、板状結晶の幅、ケーキのCu−Kα線による粉末X線回折パターンは実施例1と実質的に同様であった。
実施例5
実施例3の乾燥ケーキ状態のスチレンスルホン酸リチウム(B)を、メノウ乳鉢を用いて15分間粉砕し、図11に示す形状の化合物を得た。光学顕微鏡で観察すると、微粒であり、板状結晶は見つからなかった。示差熱熱重量同時測定の結果を図12に、Cu−Kα線による粉末X線回折パターンを図13及び表3に示す。示差熱熱重量同時測定の結果、120〜170℃の範囲での重量減少は3.7重量%、80〜170℃の範囲でのメイン吸熱ピークの頂点の温度は126℃、80〜170℃の範囲でのメイン吸熱ピークの半値幅は2.0℃であった。粉末X線回折法で測定した結果、6.8°のピークは検出されなかった。
Figure 0006471495
比較例1
β−ブロモエチルベンゼンスルホン酸水溶液を滴下し、90℃で30分間熟成した後、50℃でスチレンスルホン酸リチウムの種晶を添加することなく室温まで冷却した以外は実施例1と同様な方法でスチレンスルホン酸リチウムの湿潤ケーキ状態の化合物(C)を調製した。湿潤ケーキ状態のスチレンスルホン酸リチウム(C)の含水量は19.1重量%、臭化リチウム含有率は0.9重量%、ポリマー含有率は0.02重量%であった。光学顕微鏡で観察すると図14に示す通り、棒状結晶であり、板状結晶は見つからなかった。湿潤ケーキ状態のスチレンスルホン酸リチウム(C)のCu−Kα線による粉末X線回折パターンを図15及び表4に示す。粉末X線回折法で測定した結果、7.9°のピークは検出されなかった。
Figure 0006471495
次に、湿潤ケーキ状態のスチレンスルホン酸リチウム(C)を5gずつ2個のシャーレ上に広げ、一つは室温で放置、もう一方は40℃に維持した乾燥機内に静置し、重量の経時変化を確認した。
室温放置での重量経時変化を図6に、40℃静置での重量経時変化を図7に示す。湿潤ケーキ状態のスチレンスルホン酸リチウム(C)は、40℃静置では実施例1に比べると遅いが重量の低下、つまり脱水が見られた。しかし、室温放置ではほぼ重量変化が見られなかった。
比較例2
β−ブロモエチルベンゼンスルホン酸水溶液を滴下し、90℃で30分間熟成した後、35℃でスチレンスルホン酸リチウムを種晶として0.3部添加し、35℃で15分間保持、その後、室温まで冷却した以外は実施例1と同様な方法でスチレンスルホン酸リチウムの湿潤ケーキ状態の化合物を調製した。湿潤ケーキ状態のスチレンスルホン酸リチウムの含水量は18.1重量%であった。光学顕微鏡で観察すると棒状結晶であり、板状結晶は見つからなかった。また、Cu−Kα線による粉末X線回折パターンは図15と同様な回折パターンであり、7.9°のピークは検出されなかった。
比較例3
攪拌機付きのガラス製反応器に、水酸化リチウム一水和物186部、塩化リチウム18部、亜硝酸ナトリウム0.7部、純水226部を張り込み、撹拌しながら70℃まで昇温した。次に、70〜90℃の温度で撹拌下1.5時間掛けて、窒素雰囲気中、70重量%のβ−ブロモエチルベンゼンスルホン酸水溶液617部を滴下し、90℃で30分間熟成した。その後種晶を添加することなく室温まで冷却し、得られたスチレンスルホン酸リチウム結晶のスラリーを遠心加速度約2500Gの遠心分離で固液分離して、スチレンスルホン酸リチウムの湿潤ケーキ状態の化合物を調製した。湿潤ケーキ状態のスチレンスルホン酸リチウムの含水量は18.9重量%、臭化リチウム含有率は1.6重量%、ポリマー含有率は0.02重量%であった。光学顕微鏡で観察すると棒状結晶であり、板状結晶は見つからなかった。示差熱熱重量同時測定の結果を図16に示す。示差熱熱重量同時測定の結果、120〜170℃の範囲での重量減少は0.1重量%、80〜170℃の範囲でのメイン吸熱ピークの頂点の温度は104℃、80〜170℃の範囲でのメイン吸熱ピークの半値幅は12℃であった。また、Cu−Kα線による粉末X線回折パターンは図15と同様な回折パターンであり、7.9°のピークは検出されなかった。
比較例4
棒状結晶を乾燥、解砕して調製された市販のスチレンスルホン酸リチウム(スピノマーLiSS/東ソー有機化学株式会社製)は図17に示すような微粒であり、板状結晶は見つからなかった。含水量は8.0重量%、臭化リチウム含有率は2.4重量%、ポリマー含有率は0.08重量%であった。また、示差熱熱重量同時測定の結果、120〜170℃の範囲での重量減少は1.1重量%、80〜170℃の範囲でのメイン吸熱ピークの頂点の温度は109℃、80〜170℃の範囲でのメイン吸熱ピークの半値幅は14℃であった。Cu−Kα線による粉末X線回折パターンは図10と同様な回折パターンであり、6.8°のピークは検出されなかった。
従って、市販の棒状結晶を乾燥、解砕して得られたスチレンスルホン酸リチウムと、本発明の板状結晶を含有するスチレンスルホン酸リチウム、及び、その結晶を粉砕して得られるスチレンスルホン酸リチウムは、示差熱熱重量同時測定の結果に違いが見られ、本発明のスチレンスルホン酸リチウムの方がポリマーの含有率、臭化リチウムの含有率は低かった。
比較例5
比較例4の市販のスチレンスルホン酸リチウムを、メノウ乳鉢を用いて15分間粉砕し、図11と同様な形状の化合物を得た。光学顕微鏡で観察すると、微粒であり、板状結晶は見つからなかった。示差熱熱重量同時測定の結果、120〜170℃の範囲での重量減少は0.3重量%、80〜170℃の範囲でのメイン吸熱ピークの頂点の温度は104℃、80〜170℃の範囲でのメイン吸熱ピークの半値幅は4.5℃であった。Cu−Kα線による粉末X線回折パターンは図10と同様な回折パターンであり、6.8°のピークは検出されなかった。
本発明の板状結晶を含有するスチレンスルホン酸リチウムは、染色補助剤、イオン交換樹脂、界面活性剤、減粘剤、分散剤、親水性コーティング剤、帯電防止剤、リチウム二次電池及びキャパシタ電極用バインダー、エマルション、ディスパージョンとしての用途に利用できる。
●:実施例1の結果を示す
○:比較例1の結果を示す

Claims (9)

  1. 示差熱熱重量同時測定装置を使用して、窒素気流中、2℃/分の昇温速度で加熱する測定条件下で測定したときの、80〜170℃の範囲でのメイン吸熱ピークの頂点の温度が120℃以上であることを特徴とするスチレンスルホン酸リチウム板状結晶
  2. 示差熱熱重量同時測定装置を使用して、窒素気流中、2℃/分の昇温速度で加熱する測定条件下で測定したときの、120〜170℃の範囲での重量減少が2.2重量%以上であり、且つ、含水量が4.0〜50.0重量%であることを特徴とする請求項1に記載のスチレンスルホン酸リチウム板状結晶
  3. 板状結晶の(長辺の長さ/幅)の比が3.0以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスチレンスルホン酸リチウム板状結晶
  4. 板状結晶の幅が10μm以上であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のスチレンスルホン酸リチウム板状結晶
  5. Cu−Kα線を用い、粉末X線回折法で測定したときに、少なくとも7.9°の回折角度に現れるピークの強度が、6.8°に現れるピークの強度よりも強いことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のスチレンスルホン酸リチウム板状結晶
  6. 示差熱熱重量同時測定装置を使用して、窒素気流中、2℃/分の昇温速度で加熱する測定条件下で測定したときの、80〜170℃の範囲でのメイン吸熱ピークの半値幅が3.5℃以下であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のスチレンスルホン酸リチウム板状結晶
  7. ポリマー分の含有率が0.05重量%以下であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のスチレンスルホン酸リチウム板状結晶
  8. 臭化リチウムの含有率が1.5重量%以下であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のスチレンスルホン酸リチウム板状結晶
  9. 水酸化リチウム水溶液とβ−ブロモエチルベンゼンスルホン酸水溶液を60℃以上で反応後、40℃以上の温度でスチレンスルホン酸リチウムの種晶を添加することを特徴とする請求項1〜に記載のスチレンスルホン酸リチウム板状結晶の製造方法。
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