JP6471391B2 - Mri用通話装置 - Google Patents
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Description
さらに、特許文献1に示した発明には、骨伝導のマイクをヘッドホンから延びるアームに取り付け、被験者の顎から音声をピックアップするものが示されている。
しかしながら、この骨伝導マイクは圧電型のマイクを用いたもので、音質的に明瞭度の低いものであり、感度の高い圧電素子を用いても、もごもごしたこもった音しか再生できず、音の明瞭度に欠けるものである。
また、ヘッドホンユニットと光センサーマイクを連結し、光センサーマイクを被験者に圧接するためのヘッドホンアームが非磁性体のプラスチックで構成されていることにより、MRIの診断画像に悪影響を与えることが無いものである。
しかも、音響キャビティの外側を吸音材で覆うことにより、MRI内部の騒音を吸音材と音響キャビティで遮断してマイクに到達することを防止するものであるから、被験者の発する音声のみを光センサーユニットで効率良くピックアップできるものである。
また、振動板はヘッドホンを被験者が装着したときに被験者の耳殻近傍に位置させ、接触することも可能にしたことにより、音の伝達に空気を媒体とするとともに、振動板が耳殻に接触した場合被験者は皮膚を通して聴取することができる事により、明瞭な音声を被験者に聞かせることができるものである。
さらにこの発明のヘッドホンユニットは、ヘッドホンユニットの構造体として吸音材から成る防音材によって構成されているために、ヘッドホンユニット自体が防音効果を持つものであり、MRIの騒音下においても、ヘッドホンユニット自体が騒音を遮断することにより、被験者は騒音の少ない状態で、送られてきた音声を聞くことができるものである。
図において、1はヘッドホンユニットでヘッドホンバンド3にヒンジ4を介して搖動自在に取り付けられているもので、左のヘッドホン1にはヘッドホンアーム5を介して光センサーマイクが取り付けられている。
図2においては、ヘッドホンを装着することによってヘッドホンアーム5に取り付けられた光センサーマイク2がヘッドホンアーム5の弾性によって被験者6の顔の側面に当接することになり、被験者6の皮膚を通して被験者の発する音声をピックアップすることができるものである。
一方、ヘッドホンユニット1の両側面には円筒状の突起4a、4bが設けられており、ヘッドホンバンドのC字状の嵌合部3a、3b内に嵌入することによって、突起4a、4bが嵌合部3a、3b内で回転することにより、ヘッドホンユニット1がそれぞれ自由に搖動するものである。
111はセラミック振動素子で、その前面(音の放射方向)に非磁性材料である樹脂やアルミで形成された振動板112が一体に接着されている。
113は吸音材から成るヘッドホンの構造体で、その前面にはドーナツ状の吸音材114が一体に形成されており、更にその前面に設けられた内側の円の経が吸音材114よりも小さく形成された吸音材115が配置され、吸音材113、114、115によってセラミック振動子111と振動板112が設置されるとともに、聴取者の耳殻が入る音響的な空間Sを構成するものである。空間Sは吸音材によって形成されている事により、被験者が装着したときに被験者の耳を吸音材で覆う事になり、MRIの騒音が被験者の耳に到達するのを効果的に防止することができるものである。
構造体である吸音材113の背面には、非磁性材料のプラスチックなどの可撓性を有する素材で形成されたヘッドホンアーム5が一体に接着されており、ヘッドホンアーム5はヘッドホン1の外部にまで延長されていて、ヘッドホンアーム5は被験者の顔に沿うように顔の方向に曲げられて下方に伸びている。
ヘッドホン1のヘッドホンアーム5の更に背面には、MRIの騒音をより効果的に防止するために更に吸音材116が一体に設けられており、更にその外側にはヘッドホン1にヒンジ4などを取り付ける場合全体を覆うようなカバー117が設けられている。
図6(a)は比較的顔の大きい人を仮想線Xで示して有り、図6(b)は比較的顔の細い人を示すものである。
図から分かるように、被験者の顔の大きい、細いなどに合わせて図6(a)は顔の大きい人であるから光センサーマイク2が取り付けられたヘッドホンアーム5の角度θが浅く、図6(b)は顔の細い人であるから角度θが大きくなるものである。このような被験者の顔の個体差については、ヘッドホンアーム5の弾性によってそれぞれに適応するように構成したものである。
また、被験者6がMRI内の狭い空間に挿入される事でストレスを感じたような場合で医師に検査の中断などを依頼したい場合に、マイク2を通して話すことにより、操作室のスピーカ12から音声で操作室に伝達することができるものである。
説明は省略するが、操作室からは、被験者の心を落ち着かせるために、14bに示すように音楽や色々なソースを被験者に送る事が出来るようになっているものである。
音響キャビティ23の端面には、音響キャビティ23の端面全体を覆うように、非磁性体のアルミやプラスチックなどの可撓性材料で形成された振動板24が張られている。
音響キャビティ23の内部には、光センサーユニット22を固定するための吸音材から成る取り付け部材28が設けられており、光センサーユニット22がその内部に埋め込まれている。
また、音響キャビティ23の外側は、吸音材25と26に覆われており、外部からの騒音を遮断するものである。吸音材25と26は非磁性体で形成されており、吸音特性が同じものを2枚重ねても良いが、吸音特性が異なるものを組み合わせて騒音のエネルギーの高い部分を吸収するようにして、光センサーマイクに飛び込む騒音を効果的に減らす事もできるものである。
次に、この光センサーマイク2の動作について説明する。
このように構成された光センサーマイク2は、振動板24が被験者の皮膚に接触するか近傍に置かれることにより振動すると、その振動が音響キャビティ内の空間27の空気を振動させることになり、空間27の空気振動は、光センサーユニット22のダイアフラム224を振動させることになる。
この反射したレーザー光Rを図11に示すように、制御室内の光変換素子30に供給することにより、音声信号に復調し、音声増幅器32、スピーカ制御部34を通して操作室のモニタースピーカ35から音声として出力するものである。
図11において、29は光発行素子で31は光制御部、33は電源部、36は電源プラグである。
このような本発明の光センサーマイク2は、振動板24の振動が色々な振動成分を含んでいるとしても、光センサーユニット22内のレーザー光はダイアフラム224の1点で反射することによって、エネルギーの大きな部分の1点における振動のみを検知する事になるため、被験者の音声のみを効率的にピックアップできる事になるから、再生音の明瞭度が向上し、クリアーな音声としてモニタースピーカ35によって再生されるものである。
2:光センサーマイク
3:ヘッドホンバンド
4:ヒンジ
5:ヘッドホンアーム
6:被験者
7:ガントリー
8:吸音材
9:シールド隔壁
10:MRI
11:移動ベッド
12:スピーカ
13:入力制御装置
14a:マイク
22:光センサーユニット
23:音響キャビティ
24:振動板
25:吸音材
26:吸音材
27:空間
28:取り付け部材
29:光発行素子
30:光信号変換素子
31:光制御部
32:音声増幅器
33:電源部
34:スピーカ制御部
35:操作室モニタースピーカ
36:電源プラグ
111:セラミック振動子
112:振動板
113〜116:吸音材
222:光ファイバー
223:光ファイバー
224:ダイアフラム
Claims (3)
- 左右のヘッドホンユニットのいずれか一方のヘッドホンユニットにおいて、該ヘッドホンユニットに装着された非磁性体から構成され弾性を有するヘッドホンアームと、該ヘッドホンアームの延長上で且つ被験者の顔の側面に位置する部分に非磁性体の光センサーマイクとを設けヘッドホンアームの弾性で被験者の顔に光センサーマイクの前面が圧接するように構成されたMRI用通話装置において、光センサーマイクは、非磁性材料で構成された音響キャビティ内部に配置された光センサーユニットと音響キャビティ前面で且つ音響キャビティの開口部を覆うように設けられた振動板と、音響キャビティの外側に設けられ音響キャビティ外面全体を覆うように設けられた弾性を有する吸音材とから構成され、前記吸音材の端部はヘッドホンアームの弾性によって顔面の輪郭に沿って前記振動板が接触するように構成し、光センサーマイクの出力は光ファイバーによって送出されるように構成したことを特徴とするMRI用通話装置。
- ヘッドホンユニットは、セラミック振動子と該セラミック振動子と一体に固着されたセラミック振動子よりも大きな面積を有する非磁性体で構成された振動板と、有底円筒状に構成され内部に振動板を固定するように構成された吸音材から成る防音構造体によって音響カップを構成し、ヘッドホンの装着時には聴取者の耳殻が前記音響カップ内に入ることにより耳殻の近傍に振動板を配置し耳殻に対して接触するか又は近接させるようにしたことを特徴とする請求項1記載のMRI用通話装置。
- 光センサーマイクの光センサーユニットは、吸音材によって構成され且つ開口部を振動板で閉鎖した音響キャビティ内に取り付けられ、光センサーユニットのダイアフラムが音響キャビティー内に露出していることを特徴とする請求項1記載のMRI用通話装置。
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