JP2656033B2 - ヘツドホン - Google Patents

ヘツドホン

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JP2656033B2
JP2656033B2 JP62035055A JP3505587A JP2656033B2 JP 2656033 B2 JP2656033 B2 JP 2656033B2 JP 62035055 A JP62035055 A JP 62035055A JP 3505587 A JP3505587 A JP 3505587A JP 2656033 B2 JP2656033 B2 JP 2656033B2
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JP
Japan
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sound
housing
speaker unit
path
diaphragm
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JP62035055A
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幸男 竹田
和朗 小暮
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ASHIDA ONKYO KK
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
ASHIDA ONKYO KK
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、耳殻内に装着して使用するヘッドホンに関
するものである。
従来の技術 近年、ヘッドホンは従来からのヘッドバンドによって
耳殻の外側からヘッドホンスピーカユニットを圧着する
方式の他に、ヘッドホンスピーカユニットを小さく作
り、耳殻の内部に装着する構造のものが多くなってい
る。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、スピーカユニッ
トを収めるハウジングの外径を14mmないし18mm程度に収
めないとハウジングが耳殻内に入り切れない。所がスピ
ーカユニットが小さいと低音の再生限界が余り低くなら
ないので音質に不満を生じていた。
本発明は、上記問題点に鑑み、少なくとも耳殻内に挿
入する部分は従来と同様の大きさでありながら、従来よ
り低域まで再生出来るとともに、振動板の各部から発す
る音波同士が干渉することなく周波数特性の調整も容易
なヘッドホンを提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明のヘッドホンは、
耳殻内に挿入できる程度の外径寸法であって耳殻内部に
放音するための前面音孔を有する前部ハウジングと、前
記前部ハウジングより外径寸法の大きい後部ハウジング
と、前記後部ハウジング内部に配置した音波を発生する
ための1個のスピーカユニットと、前記スピーカユニッ
トの振動板前面と前記前部ハウジングの前面音孔との間
に配置した互いに連通しない複数系統の音道とを有し、
前記前部ハウジングの前面音孔の各々は前記音道のうち
対応する1個からの音波のみの出口となっており、かつ
前記音道の少なくとも一系統は音道中に吸音材ないしは
制動材を設け、他の少なくとも一系統は直接前記前面音
孔に連通され、或は音道中に他系統とは異なった材質の
吸音材ないしは制動材を設けるという構成を備えたもの
である。
作用 本発明は、上記した構成によって、耳殻に比べ大きな
外径のスピーカユニットを耳殻の外部に配置し、従来よ
り低い範囲まで低音を再生出来、高音は振動板の最も高
音特性の良い部分の音圧を選択して直接連通された音道
を通じて前面音孔へ導き、他の部分の音圧は吸音材ない
しは制動材を通じて前面音孔へ導くこととなるものであ
る。
実施例 以下本発明の第1の実施例のヘッドホンについて、図
面を参照しながら説明する。
第1図は側断面図、第2図は第1図のA−A線断面図
である。図においては、1はハウジング前部、1′は耳
殻内での保持性を良くするためのゴムリング、2はハウ
ジング後部であり、その内部にスピーカユニット3を収
納配置しており、4はスピーカユニット3の振動板であ
る。5,5′はハウジング前部1の内部に設けられ、振動
板4の中心に対して同心円筒状の隔壁、6は高音音道、
7,7′は低音音道、8は吸音材ないしは制動材、9はハ
ウジング前部1に設けた高音音孔、10はハウジング前部
1に設けた低音音孔である。11はハウジング前部1と後
部2の間に設けられた凹部、12はハウジング後部2に設
けられた後部音孔、13は入力コード、14は入力コード保
護のためのブッシングである。
以上のように構成されたヘッドホンについて、以下そ
の作用を説明する。
まずヘッドホンのハウジング前部1を耳殻内に挿入す
る。この時凹部11が耳殻下部の凸起にかかり、安定に保
持される。ハウジング後部2は内にスピーカユニット3
を収めているので外径はハウジング前部1より大きくな
るが、耳殻より外に出るので、装着には支障はない。ハ
ウジング前部1は耳殻内へ深く挿入される。ここで、ス
ピーカユニット3の振動板4から出た音波は前記隔壁5,
5′がないとハウジング前部の音孔から耳に達する時に
は振動板の各部から出た音が干渉して、ある周波数では
増強され、或は減衰され、その結果周波数特性に山谷が
出来、癖のある音質になる。そこで振動板の中心からあ
る一定の半径内の、高域の周波数特性の癖の少ない部分
の音波を隔壁5,5′で高音音道6を通して高音音孔9に
導き、それ以外の部分の音波は低音音道7,7′で低音音
孔10に導くようにする。図示のように各音道は振動板4
の直前から各音孔までの間は互いに連通することなく、
ある1個の音孔には対応する音道からの音だけが導かれ
る。低音音道7,7′中には吸音材ないしは制動材8を入
れ、高音を吸収し、或は選択的に周波数特性を調整し
て、高音音道6を通じ高音音孔9から出た高音と干渉し
ないようにする。ここで、吸音材ないしは制動材8の一
例としては、例えば連通気泡を有する軟質プラスチック
或はゴム等の材質、ないしは不織布等を必要に応じて使
用する。
第5図において、第1の実施例に於ける改良された周
波数特性の一例を実線にて示し、隔壁5,5′及び吸音材
ないしは制動材8を設けない場合の周波数特性の一例を
同じく破線で示している。
以下本発明の第2の実施例について図面を参照しなが
ら説明する。
第3図は第2の実施例側断面図、第4図は第3図のB
−B線断面図である。図において,第1図、第2図と同
じ機能のものは同一番号を付して説明を省略する。
ハウジング前部1の内部に、振動板4の中心に対して
同心円状に複数の筒状の隔壁15を設けてあり、この筒状
隔壁15の内部は高音音道16として振動板4の前面と高音
音孔9との間を直接連通しており、この隔壁の外の部分
は低音音道17として振動板4の前面と低音音孔10との間
を連通し、この部分には吸音材ないしは制動材8を充填
してある。
以上のように構成されたヘッドホンについて、以下そ
の作用を説明する。
第1の実施例と同様に、ヘッドホンのハウジング前部
1を耳殻内に挿入する。この時凹部11が耳殻下部の凸起
にかかり、安定に保持される。ハウジング後部2は内に
スピーカユニット3を収めているので外径はハウジング
前部1より大きくなるが、耳殻より外に出るので、装着
には支障はない。ハウジング前部1は耳殻内へ深く挿入
される。ここで、スピーカユニット3の振動板4から出
た音波のうち、振動板の中心からある一定の半径内の、
高域の周波数特性の癖の少ない部分の音波を筒状隔壁15
で高音音道16を通して高音音孔9に導き、それ以外の部
分の音波は低音音道17で低音音孔10に導くようにする。
低音音道17中には吸音材ないしは制動材8を有している
ため、高音を吸収し、或は選択的に周波数特性を調整
し、高音音道16を通じて高音音孔9から出た高音と干渉
しないようになっている。
なお、以上の実施例において、必要に応じて、高音音
道6,16内にも、低音音道7,7′,17中とは異なった性能の
吸音材ないしは制動材8を挿入して、周波数特性をコン
トロールするように実施する事は差し支えない。また、
以上の実施例において、音道7,7′,17内に挿入する吸音
材ないしは制動材8は、周波数特性のコントロールだけ
ではなく、高音と低音のバランスをコントロールするた
めにも用いることが出来る。
また、以上の実施例において、高音音道6,16はスピー
カユニット振動板中心に対して同心状に配置するように
説明したが、非同心的に配置した方が高域の周波数特性
の分布がなだらかになる場合があり、その場合には前記
説明にかかわらず、壁5,5′、或は筒状隔壁15の配置は
非同心的であっても差し支えない。
また、以上の実施例では、ハウジング前部1、ゴムリ
ング1′、ハウジング後部2共に円筒型で説明したが、
これらは耳への収まり方や、意匠的な考慮から、断面が
楕円形其の他適宜の形であってもよい。
また、図では片耳で説明したが、両耳用、ステレオ用
でも可能であることは当然である。
発明の効果 以上のように本発明は、耳殻内に挿入できる程度の外
径寸法であって耳殻内部に放音するための前面音孔を有
する前部ハウジングと、前記前部ハウジングより外径寸
法の大きい後部ハウジングと、前記後部ハウジング内部
に配置した音波を発生するための1個のスピーカユニッ
トと、前記スピーカユニットの振動板前面と前記前部ハ
ウジングの前面音孔との間に配置した互いに連通しない
複数系統の音道とを有し、前記前部ハウジングの前面音
孔の各々は前記音道のうち対応する1個からの音波のみ
の出口となっており、かつ前記音道の少なくとも一系統
は音道中に吸音材ないしは制動材を設け、他の少なくと
も一系統はスピーカユニットと前記前面音孔との間に直
接に連通され、或は前記低音音道内とは異なった材質の
吸音材ないしは制動材を設けたことにより、スピーカユ
ニットの外径を従来より大きくすることが出来、従来の
耳殻内挿入型のヘッドホンでは困難であった重低音を再
生することができ、また振動板の各部から出た音波が干
渉して周波数特性の特に高音部に山谷が生ずる事を防ぐ
効果があり、また音道中に設けた吸音材ないしは制動材
によって高音部と低音部の出力バランスをコントロール
し易いなど、優れたヘッドホンを実現できるものであ
り、極めて有効な発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例におけるヘッドホンの側
断面図、第2図は第1図におけるA−A線断面図、第3
図は本発明の第2の実施例におけるヘッドホンの側断面
図、第4図は第3図におけるB−B線断面図、第5図は
本発明の一実施例におけるヘッドホンの周波数特性を示
す図である。 1……ハウジング前部、2……ハウジング後部、3……
スピーカユニット、4……振動板、5,5′……隔壁、6,1
6……高音音道、7,7′,17……低音音道、8……吸音材
ないしは制動材、9……高音音孔、10……低音音孔、15
……筒状隔壁

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】耳殻内に挿入できる程度の外径寸法であっ
    て耳殻内部に放音するための前面音孔を有する前部ハウ
    ジングと、 前記前部ハウジングより外径寸法の大きい後部ハウジン
    グと、 前記後部ハウジング内部に配置した音波を発生するため
    の1個のスピーカユニットと、 前記スピーカユニットの振動板前面と前記前部ハウジン
    グの前面音孔との間に配置した互いに連通しない複数系
    統の音道とを有し、 前記前部ハウジングの前面音孔の各々は前記音道のうち
    対応する1個からの音波のみの出口となっており、かつ
    前記音道の少なくとも一系統は直接前記前面音孔に連通
    され、他の少なくとも一系統は音道中に吸音材ないしは
    制動材を設けたことを特徴とするヘッドホン。
  2. 【請求項2】耳殻内に挿入できる程度の外径寸法であっ
    て耳殻内部に放音するための前面音孔を有する前部ハウ
    ジングと、 前記前部ハウジングより外径寸法の大きい後部ハウジン
    グと、 前記後部ハウジング内部に配置した音波を発生するため
    の1個のスピーカユニットと、 前記スピーカユニットの振動板前面と前記前部ハウジン
    グの前面音孔との間に配置した互いに連通しない複数系
    統の音道とを有し、 前記前部ハウジングの前面音孔の各々は前記音道のうち
    対応する1個からの音波のみの出口となっており、かつ
    前記音道の系統ごとに異なった種類の吸音材ないしは制
    動材を設けたことを特徴とするヘッドホン。
  3. 【請求項3】音道が、スピーカユニットの振動板の中心
    に対して同心円的な隔壁によって形成されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載のヘ
    ッドホン。
  4. 【請求項4】音道の一系統が、スピーカユニットの振動
    板の中心に対して同心円的に配置された複数の筒状隔壁
    によって形成されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項または第2項記載のヘッドホン。
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CN103237280B (zh) * 2013-04-24 2016-04-13 小米科技有限责任公司 一种调节音效的方法、装置及移动终端
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