JP6471347B2 - 電力変換装置 - Google Patents
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Description
流電力を電力系統へ重畳する電力変換装置が提供されている。このような電力変換装置に
は、例えば、予め設定しておいた範囲を超える電流が流れるなどの異常を検出してアラー
ム音を発生するものが提案されている(特許文献1)。
また、パワーコンディショナ(電力変換装置)と離れた場所に配置される表示器とを備
え、この表示器の有する表示部やスピーカを利用してユーザに電力系統の異常などを報知
するものが提案されている(特許文献2)。
な場合、アラーム音が近隣への迷惑となる場合があり、電力変換装置の屋外等への配置の
制限を受けることになる。
また、特許文献2に記載の電力変換装置は、ユーザが警報を受けるには表示器が必要と
なり、必ず表示器の配置箇所を考慮して電力変換装置を配置しなければならないため、電
力変換装置が配置の制限を受けることになる。
度を向上することを目的とする。
バータ回路の異常が検出されると音を出す警報器と、前記インバータ回路及び前記警報器
を制御する制御回路と、前記インバータ回路、前記制御回路、及び前記警報器を収容する
筐体と、を備えた電力変換装置において、前記筐体外から前記制御回路と通信を行い前記
異常を報知可能とする報知部を有し、当該報知部で前記警報器の音量を変える、或いは消
音を可能とすることを特徴とする。
電力を交流電力に変換するインバータ回路と、前記インバータ回路の異常が検出されると
音を出す警報器と、前記インバータ回路及び前記警報器を制御する制御回路と、前記イン
バータ回路、前記制御回路、及び前記警報器を収容する筐体と、を備えた電力変換装置に
おいて、前記制御回路は、前記異常を報知可能とする前記筐体外の報知部と通信を行う通
信部を有すると共に、前記警報器の音量を変える或いは消音するための設定部を備えるこ
とを特徴とする。
どにより異常を報知する報知器で警報器の音量を変更するものである。
ど)の壁(図1では壁の外側)に取り付けられ、建物10の屋根等に取り付けられる太陽
電池2の出力する直流電力を交流電力に変換する。また、リモコン4(報知器)が電力変
換装置1に取付可能になっており、図1では、建物の内壁に取り付けられ電力変換装置1
を建物内から操作できるようになっている。
13、警報器14、筐体15からなる。
縁型の昇圧チョッパ回路からなり、太陽電池2の電圧を昇圧する。昇圧回路11のスイッ
チ素子を所定のデューティ比のパルス信号S1によりON/OFF制御することで、太陽
電池2の電圧を所望の電圧に昇圧することができる。このデューティ比は太陽電池2の出
力が最大になるように決定される。
アクトル及びコンデンサからなるフィルタ回路により構成される。インバータ回路12は
、複数のスイッチ素子にPWM(Pulse Width Modulation)変調
により得られるPWM信号S2を入力することにより、昇圧回路11の昇圧した直流電力
をブリッジ回路で電力系統3と同期した交流電力に変換する。ブリッジ回路により変換さ
れた交流電力は、フィルタ回路によって高周波成分を減衰させて電力系統3へと重畳され
る。
すか否か、又はその音量が制御される。
検出器や電流検出器などから検出される、昇圧回路11に入力される電流Ii、電圧Vi
、インバータ回路12に入力される電流Im、電圧Vm(昇圧回路の出力する電流、電圧
)、インバータ回路から出力される電流Io、電圧Voを用いて、昇圧回路11、インバ
ータ回路12の動作の制御(パルス信号S1、PWM信号S2の生成)を行う。また、制
御部13aは、電圧検出器や電流検出器の検出する電流や電圧に異常がある場合に、昇圧
回路11やインバータ回路12の動作を停止し、ブザー(警報器14)を鳴らす保護機能
を有している。
り回路が壊れてしまうようなもの、例えば、昇圧回路11やインバータ回路12の入力電
流、入力電圧、出力電流、出力電圧が正常値(所定値)をよりも大きくなる入力過電流、
入力過電圧、出力過電圧、出力過電圧などがある。また、例えば、地絡を検出したり、温
度センサを用いて昇圧回路やインバータ回路の温度を検出しこの温度が正常値(所定値)
よりも大きくなるような場合も異常であるといえる。
プリント回路基板や電子部品(リアクトルやコンデンサなど)から構成され筐体15に収
容される。通信部13bは、筐体15と別体のリモコン4と配線Lにより接続され、電力
変換装置1の運転状態(太陽電池の出力電力、連系運転中であることなど)、昇圧回路1
1やインバータ回路12など電力変換装置1の異常、電力系統3の異常等の情報を通信す
る。
43を有している。表示部42には液晶パネル等が用いられ、操作部43の操作により制
御回路13と通信により得られる情報(太陽電池の出力電力、電力変換装置1の異常、電
力系統3の異常など)が表示される。リモコン4は、電力変換装置1の異常や電力系統3
の異常がある場合にブザー41の音を鳴らしてユーザに報せる。この様に、表示部42や
ブザー41は、ユーザに異常を報せる報知部としての役割を有する。尚、操作部43の操
作により電力変換装置1の運転の開始や停止を指示することもできる。
いるか否かを検出し、接続されていると判断した場合には、警報器14が鳴らないように
する(消音する)。また、逆に、制御部13aは、リモコン4が制御回路13と通信可能
に接続されていない場合に、昇圧回路11やインバータ回路12の異常に応じて警報器1
4がなるようにする。
警報器14を消音にしてリモコンの報知部を用いて電力変換装置1の異常を報せることが
できるため、外置きにした際の近隣への迷惑が抑制でき、警報付き電力変換装置1の配置
の自由度が向上する。また、リモコン4を利用しない場合でも本体から音を出して報せる
ことができるため警報付き電力変換装置1の配置の自由度が向上する。
2では、警報器14から音を出力するか否かを設定するための設定部を設ける例を説明す
る。
1やインバータ回路12の動作の条件を定めるディップスイッチやプッシュスイッチ等の
スイッチ53、これらの設定の状態を確認するための表示部52を有する。実施例2では
、これらのスイッチの内の1つを用いて警報器14から音を出力するか否かを設定する設
定部として利用する。
ようにスイッチ53を切換え、リモコン4を接続しない場合は、このスイッチをONにし
て警報器14から音がなるようにスイッチ53を切り替えることができるため、実施例1
と同様に電力変換装置1の配置の自由度が向上する。
るためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱すること
なく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
音等を出力するような小型のスピーカ等を利用しても良い。リモコン4が有するブザー4
1も同様に小型のスピーカ等を利用しても良い。
大きさを調整するようにしても良い。即ち、実施例1においては、制御部13aは、リモ
コン4の接続がない場合はリモコン4の接続がある場合に比べて警報器14の音量を小さ
くする。また、実施例2においては、音量を調節するためにボリュームや可変抵抗、ロー
タリースイッチなどを利用しても良い。
ことができる。また、本実施形態の電力変換装置は、単相の交流電力を出力するものであ
るが、三相の交流電力を出力するものにも適用することができる。
2 太陽電池
3 電力系統
4 リモコン
10 建物
11 昇圧回路
12 インバータ回路
13 制御回路
13a 制御部
13b 通信部
14 警報器
15 筐体
41 ブザー
42 表示部
43 操作部
51 基板
52 表示部
53 スイッチ
54 マイコン
Claims (2)
- 直流電力を交流電力に変換するインバータ回路と、
前記インバータ回路の異常が検出されると音を出す警報器と、
前記インバータ回路及び前記警報器を制御する制御回路と、
前記インバータ回路、前記制御回路、及び前記警報器を収容し、屋外へ配置可能な筐体
と、を備えた電力変換装置において、
前記筐体外から前記制御回路と通信を行い前記異常を音で報知可能であり、屋内に配置
可能な報知器を有し、当該報知器で前記警報器の音量を変える、或いは消音を可能とする
ことを特徴とする電力変換装置。 - 直流電力を交流電力に変換するインバータ回路と、
前記インバータ回路の異常が検出されると音を出す警報器と、
前記インバータ回路及び前記警報器を制御する制御回路と、
前記インバータ回路、前記制御回路、及び前記警報器を収容し、屋外へ配置可能な筐体
と、を備えた電力変換装置において、
前記制御回路は、前記異常を音で報知可能であり、屋内に配置可能な前記筐体外の報知
部と通信を行う通信部を有すると共に、前記警報器の音量を変える或いは消音するための
設定部を備えることを特徴とする電力変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014200325A JP6471347B2 (ja) | 2014-09-30 | 2014-09-30 | 電力変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014200325A JP6471347B2 (ja) | 2014-09-30 | 2014-09-30 | 電力変換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016073093A JP2016073093A (ja) | 2016-05-09 |
JP6471347B2 true JP6471347B2 (ja) | 2019-02-20 |
Family
ID=55867626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014200325A Active JP6471347B2 (ja) | 2014-09-30 | 2014-09-30 | 電力変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6471347B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002123877A (ja) * | 2000-10-13 | 2002-04-26 | Canon Inc | 異常警報装置およびそれを備える太陽光発電システム |
JP5914875B2 (ja) * | 2011-12-14 | 2016-05-11 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 電力変換ユニット |
JP5755191B2 (ja) * | 2012-07-17 | 2015-07-29 | 三菱電機株式会社 | パワーコンディショナシステム |
-
2014
- 2014-09-30 JP JP2014200325A patent/JP6471347B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2016073093A (ja) | 2016-05-09 |
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