JP6469825B1 - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】自動公衆送信の場合も、ユーザに与える不快感を小さなものとすること。
【解決手段】本願に係る情報処理装置は、クライアントからの要求に応じて送信されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第1のコンテンツを取得する第1の取得部と、第1のコンテンツの所定の再生位置に挿入されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第2のコンテンツを取得する第2の取得部と、第1のコンテンツ及び第2のコンテンツの一方の音のレベルを第1のコンテンツ及び第2のコンテンツの他方の音に関する情報に基づいて調整する調整部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
各クライアント(例えば、テレビ受信機)に画一的にコンテンツが送信される放送では、コンテンツを視聴するユーザが不快を感じないよう事前に送信コンテンツの調整がなされる。例えば、デジタルテレビ放送では、広告が挿入された番組を連続する1本の動画として見た場合に、視聴者が不自然さを感じないよう調整がなされる。
特開2009−290675号公報
近年では、クライアント(例えば、ユーザが操作する端末装置)からの要求に応じてコンテンツが送信される、いわゆる自動公衆送信(例えば、オンデマンド送信)が多くみられる。自動公衆送信の場合、コンテンツの数が放送に比べて圧倒的に多く、しかも、クライアント間で配信態様に差異がない放送とは異なり、コンテンツの配信態様の一部の要素はクライアント依存で決まる。そのため、自動公衆送信の場合、人の手で全ての配信態様を網羅してコンテンツを調整するのは困難であり、コンテンツの配信態様によっては、ユーザに不快感を与える可能性がある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、自動公衆送信の場合も、ユーザに与える不快感を小さなものとすることを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、クライアントらの要求に応じて送信されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第1のコンテンツを取得する第1の取得部と、第1のコンテンツの所定の再生位置に挿入されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第2のコンテンツを取得する第2の取得部と、第1のコンテンツ及び第2のコンテンツの一方の音のレベルを第1のコンテンツ及び第2のコンテンツの他方の音に関する情報に基づいて調整する調整部と、を備える。
実施形態の一態様によれば、自動公衆送信の場合も、ユーザに与える不快感を小さなものとすることができる。
図1は、実施形態に係る配信システムの動作を示す図である。 図2は、メインコンテンツの再生時間と音レベルとの関係を示す図である。 図3は、メインコンテンツの所定の再生位置に複数の広告コンテンツが挿入された様子を示す図である。 図4は、広告コンテンツの音レベルの調整方法を説明するための図である。 図5は、広告コンテンツを挿入したメインコンテンツの音レベルの推移を示す図である。 図6は、実施形態に係る配信サーバの構成例を示す図である。 図7は、実施形態に係るコンテンツデータベースに格納された情報の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る広告データベースに格納された情報の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図10は、配信処理の一例を示すフローチャートである。 図11は、配信サーバ若しくは端末装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.情報処理装置の動作〕
最初に、本実施形態の情報処理装置の一例である配信サーバ30を備える配信システム1を例に、情報処理装置の動作を説明する。
〔1−1.システム構成〕
図1は、実施形態に係る配信システム1の動作を示す図である。配信システム1は、端末装置100と、コンテンツ主サーバ10と、広告主サーバ20と、配信サーバ30と、を備える。なお、図1の例では、端末装置100、コンテンツ主サーバ10、広告主サーバ20、及び配信サーバ30が、それぞれ1つしか示されていないが、これらの装置はそれぞれ複数あってもよい。
端末装置100は、例えば、スマートデバイス(スマートフォン、或いはタブレット)、携帯電話、パーソナルコンピュータ(デスクトップPC(Personal Computer)、ノートPC)等のユーザ端末である。図1の例では、端末装置100は、スマートデバイスとなっているが、端末装置100はスマートデバイスに限定されない。端末装置100は、ネットワーク接続機能を備え、ネットワークを介して任意のサーバ装置と通信する。図1の例では、端末装置100は、ネットワークを介して配信サーバ30と通信する。図1の例では、端末装置100の画面は、タッチパネル式の画面となっている。端末装置100は、ユーザのタッチパネル操作に応じて画面にコンテンツを表示する。
端末装置100は、配信サーバ30からコンテンツの情報を取得する。そして、端末装置100は、画面にコンテンツを表示する。図1の例では、端末装置100が備える表示面(以下、画面ともいう。)に、複数のコンテンツが配置されたコンテンツC1が表示されている。コンテンツC1は、画像(例えば、静止画、動画)、テキスト情報(例えば、ニュース記事)等のコンテンツが配置された配置面の情報である。例えば、端末装置100にインストールされたアプリケーション(以下、アプリという。)に表示する画面の情報である。コンテンツC1には、複数のコンテンツがタイル状に配置されている。なお、コンテンツC1は、端末装置100が備える記憶装置に予めインストールされたデータ(例えば、地図データ等のコンテンツデータ)に基づき生成されてもよい。また、コンテンツC1は、ページの情報(例えば、ウェブページの情報)であってもよい。
コンテンツ主サーバ10は、コンテンツ主によって運営されるサーバである。コンテンツ主は、例えば、配信サーバ30の運営者(以下、単に運営者という。)のコンテンツパートナーである。コンテンツパートナーは、運営者にコンテンツを提供する者であり、例えば、映画の配信会社、テレビ局、ラジオ局、動画制作会社、レコード会社、新聞社、通信社である。勿論、コンテンツパートナーは、これらに限定されない。コンテンツパートナーは、法人であってもよいし個人であってもよい。なお、コンテンツ主は運営者自身であってもよいし、運営者の支配下にある者(例えば、子会社)であってもよい。配信サーバ30に対してメインコンテンツ(例えば、図1に示すメインコンテンツC101)を提供する。メインコンテンツは、アプリやページが本来の発信目的とするコンテンツである。本実施形態では、コンテンツ主サーバ10は、配信サーバ30に対して、映画やテレビ番組等の動画コンテンツをメインコンテンツ(第1のコンテンツ)として提供する。メインコンテンツは、ストリーミング動画であってもよい。また、メインコンテンツは、リアルタイムに配信されるリアルタイム動画であってもよい。
広告主サーバ20は、広告主によって運営されるサーバである。広告主は、広告目的とする商品或いはサービスを提供する提供主体(例えば、企業や個人)であってもよいし、提供主体を代理する代理店であってもよい。勿論、広告主は運営者自身であってもよいし、運営者の支配下にある者(例えば、子会社)であってもよい。広告主サーバ20は、配信サーバ30に対して広告コンテンツを提供する。広告主サーバ20は、例えば、図1に示す広告コンテンツC20を配信サーバ30に提供する。広告コンテンツC20には、複数の広告コンテンツ(図1に示す広告コンテンツC201、C202等)を提供する。本実施形態では、広告主サーバ20は、配信サーバ30に対して、宣伝動画等の動画コンテンツを広告コンテンツ(第2のコンテンツ)として提供する。
配信サーバ30は、クライアント端末(例えば、端末装置100)に対して各種サービスを提供するサーバ用ホストコンピュータである。例えば、端末装置100にページの情報を配信するサーバ装置である。例えば、配信サーバ30は、ポータルサイト、ゲーム情報配信サイト、ニュースサイト、オークションサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンス(株価)サイト、路線検索サイト、地図提供サイト、旅行サイト、飲食店紹介サイト、ウェブブログなどに関連する情報がタイル状に配置されたコンテンツ(アプリの画面やウェブページ)を端末装置100に配信する配信装置である。
本実施形態では、配信サーバ30は、端末装置100に対してコンテンツC1を配信する。コンテンツC1は、例えば、スマートデバイス用に最適化されたコンテンツ(例えば、アプリの画面)である。コンテンツC1には、例えば、ニュース、天気予報、受信メールのインデックスや内容、フォトビュワー、その他各種のコンテンツが配置されている。なお、コンテンツC1は、アプリの画面に限られない。例えば、コンテンツC1は、スマートデバイス用に最適化されたウェブページであってもよい。この場合、コンテンツC1は、HTML(Hyper Text Markup Language)、XML(Extensible Markup Language)等で記述されてもよい。
図1の例の場合、コンテンツC1には、コンテンツC2が配置されている。コンテンツC2はコンテンツC1上の表示領域Aに配置されている。コンテンツC2は、動画コンテンツである。コンテンツC2は、例えば、メインコンテンツM101内の所定位置(所定の再生時間)に広告コンテンツM20が挿入された配信用のコンテンツである。
ここで、メインコンテンツM101は、メインコンテンツC101を配信用に変換(トランスコード)したコンテンツである。例えば、メインコンテンツM101は、メインコンテンツC101の動画フォーマットを別の動画フォーマットに変換したコンテンツである。また、メインコンテンツM101は、メインコンテンツC101のビットレートを所定のビットレートに変換したコンテンツであってもよい。また、メインコンテンツM101は、メインコンテンツC101の音レベルを所定の音レベルに調整したものであってもよい。なお、メインコンテンツM101は、メインコンテンツC101そのものであってもよい。この場合には、以下の説明で登場するメインコンテンツM101は、メインコンテンツC101に置き換えることができる。
また、広告コンテンツM20は、広告コンテンツC20を配信用に変換(トランスコード)したコンテンツである。例えば、広告コンテンツM20は、広告コンテンツC20の動画フォーマットの別の動画フォーマットに変換したコンテンツであってもよいし、広告コンテンツC20のビットレートを所定のビットレートに変換したものであってもよい。広告コンテンツM20は、広告コンテンツC20の音レベルを所定の音レベルに調整したものであってもよい。広告コンテンツM20には、広告コンテンツC20を構成する複数の広告コンテンツ(広告コンテンツC201、C202等)を変換した複数の広告コンテンツ(広告コンテンツM201、M202等)が含まれている。広告コンテンツM20に含まれる複数の広告コンテンツ(広告コンテンツM201、M202)は、それぞれ、広告コンテンツC20を構成する複数の広告コンテンツ(広告コンテンツC201、C202等)を変換したものである。
以下の説明では、変換後のメインコンテンツ(例えば、メインコンテンツM101)のことを、変換前のメインコンテンツ(例えば、メインコンテンツC101)と同様に第1のコンテンツということがある。また、以下の説明では、変換後の広告コンテンツ(例えば、広告コンテンツM20、M201、M202)のことを、変換前の広告コンテンツ(例えば、広告コンテンツC20、C201、C202)と同様に第2のコンテンツということがある。第1のコンテンツ及び第2のコンテンツは、それぞれ、クライアント(例えば、端末装置100)からの要求に応じて送信される、いわゆる自動公衆送信のためのコンテンツである。第1のコンテンツ及び第2のコンテンツは、再生に音の出力が伴うコンテンツである。例えば、第1のコンテンツ及び第2のコンテンツは、動画コンテンツである。
配信サーバ30は、コンテンツC1、C2とともに、端末装置100を制御するための制御情報を送信する。制御情報は、端末装置100にインストールされたアプリを制御するプログラムであってもよいし、ページに埋め込まれたプログラムであってもよい。例えば、制御情報は、JavaScript(登録商標)等のスクリプト言語で記載されたプログラムであってもよい。勿論、制御情報は、スクリプト言語以外のコンピュータ言語で記載された情報であってもよい。例えば、制御情報は、CSS3(Cascading Style Sheets 3)等のスタイルシート言語で記載された情報であってもよい。また、制御情報は、Java(登録商標)、Swift、C言語、C++等のプログラミング言語で記載され、コンパイル等されたプログラムであってもよい。配信サーバ等のサーバから配信されるアプリケーションソフトそのものを制御情報とみなすことも可能である。このとき、コンテンツの情報(例えば、ページの情報)は、制御情報に含まれていてもよい。勿論、制御情報はコンテンツC1、C2の一部であってもよい。なお、最終的に端末装置100がプログラムを実行できるのであれば、制御情報は、コンパイルされたプログラムでなくてもよい。その他、制御情報は、インタプリタ言語(例えば、スクリプト言語)、機械言語、或いは中間言語の形式で提供されるデータ(プログラム)であってもよい。
〔1−2.配信システムの動作〕
以下、図1を参照しながら、配信システム1の動作を説明する。
まず、配信サーバ30は、コンテンツ主サーバ10からメインコンテンツC101(第1のコンテンツ)を取得する(ステップS1)。上述したように、メインコンテンツC101は、クライアントからの要求に応じて送信される、いわゆる自動公衆送信用のコンテンツである。メインコンテンツC101は、再生に音の出力が伴うコンテンツである。例えば、メインコンテンツC101は動画コンテンツである。
図2は、メインコンテンツC101の再生時間と音レベルとの関係を示す図である。図2に示すグラフは、縦軸が音レベル、横軸が再生時間となっている。メインコンテンツC101は再生時間がt4の動画コンテンツである。グラフ上に示された波形はメインコンテンツC101の音レベルの推移を示している。音レベルは、例えば、音圧の大きさである。例えば、音レベルは、音圧の大きさを基準値(例えば、20×10−6Pa)との比の常用対数で示した音圧レベルである。図2の例では、音レベルの単位はデシベル(dB)となっている。なお、音レベルは人の聴覚特性に合わせて補正されたものであってもよい。例えば、音レベルは、周波数による重み付けを行った音圧レベルであってもよい。
本実施形態のメインコンテンツC101は4つのパートに分けられる。再生時間t0からt1までの期間T11が第1のパートであり、再生時間t1からt2までの期間T12が第2のパートであり、再生時間t2からt3までの期間T13が第3のパートであり、再生時間t3からt4までの期間T14が第4のパートである。各パートの切り替わり時点(すなわち、再生時間t1、t2、t3の時点)は広告の挿入位置として指定されている。図2に示したメインコンテンツC101はあくまで一例である。メインコンテンツC101は4つより多くのパートで構成されていてもよいし、4パートより少ないパートで構成されていてもよい。“パート”はチャプター、トラック等と言い換えることができる。なお、広告の挿入位置は上記の例に限定されない。広告の挿入位置は、コンテンツ主、広告主、或いは運営者等により予め設定されたものであってもよいし、メインコンテンツC101の内容等を解析するコンピュータ(例えば、配信サーバ30)により、メインコンテンツC101の内容(例えば、画像及び音の変化)に基づきコンテンツ毎に判別されたものであってもよい。
図1に戻り、配信サーバ30は、広告主サーバ20から広告コンテンツC20(第2のコンテンツ)を取得する(ステップS2)。上述したように、広告コンテンツC20は、クライアントからの要求に応じて送信される、いわゆる自動公衆送信用のコンテンツである。広告コンテンツC20は、複数の広告コンテンツ(広告コンテンツC201、C202等)により構成される。これら複数の広告コンテンツは、それぞれ、第2のコンテンツと見なすことが可能である。複数の広告コンテンツは、それぞれ、再生に音の出力が伴うコンテンツである。例えば、複数の広告コンテンツは、動画コンテンツである。広告コンテンツは、メインコンテンツの所定の再生位置に挿入される。メインコンテンツに挿入される広告コンテンツが複数あるのであれば、複数の広告コンテンツは、それぞれ、メインコンテンツの異なる再生位置に挿入される。
ユーザが端末装置100を操作して配信サーバ30にアクセスすると、端末装置100は、配信サーバ30からコンテンツC1の配信を受ける。そして、端末装置100は、画面にコンテンツC1を表示する。また、端末装置100は、コンテンツC1の配信を受けると、コンテンツC1の情報とともに送信された制御情報に従って配信サーバ30にコンテンツC2の配信要求を送信する(ステップS3)。端末装置100に配信されるコンテンツC2は、動画コンテンツである。本実施形態の場合、コンテンツC2は、広告コンテンツが挿入されたメインコンテンツにより構成されている。
なお、メインコンテンツに挿入される広告コンテンツは、コンテンツを要求したクライアント毎に異なっていてもよい。例えば、配信サーバ30は、メインコンテンツを要求したクライアントの情報に基づき複数の広告コンテンツの中から選択された広告コンテンツを、メインコンテンツに挿入する広告コンテンツ(第2のコンテンツ)として取得する。クライアントの情報は、例えば、ユーザ情報である。ユーザ情報は、例えば、ユーザに関するデモグラフィック情報やサイコグラフィック情報である。具体例を挙げると、ユーザ情報は、ユーザの年齢、職業、収入、資産、住所、勤務先の住所、使用言語数、家族構成、友人関係、ライフサイクル、価値観、ライフスタイル、性格、好み、及びこれらの変化の情報である。ユーザ情報は、ユーザが過去見たコンテンツ(動画、音楽、ニュース記事、ページ等)の履歴であってもよい。配信サーバ30は、端末装置100(例えば、ブラウザのクッキー)からユーザ情報を取得してもよいし、配信サーバ30が備える記憶装置に予めユーザ情報を保持し、端末装置100から取得したユーザの識別情報に基づき記憶装置から取得してもよい。
図3は、メインコンテンツC101の所定の再生位置に複数の広告コンテンツC201、C202、C203が挿入された様子を示す図である。広告コンテンツC201、C202、C203は、配信サーバ30が、広告主サーバ20から入稿された複数の広告コンテンツの中から、ユーザ情報に基づいて、当該ユーザに適した広告コンテンツとして選択したコンテンツである。一般的に、広告コンテンツは、制作段階で所定の音レベルに調整される。本実施形態の場合、広告コンテンツC201、C202、C203は、いずれも、音レベルがL1に調整されている。広告コンテンツC201は図2に示す再生時間t1に挿入され、広告コンテンツC202は図2に示す再生時間t2に挿入され、広告コンテンツC203は図2に示す再生時間t3に挿入される。図3の例では、広告コンテンツC201は期間T21に位置しており、広告コンテンツC202は期間T22に位置しており、広告コンテンツC203は期間T23に位置している。
図3を見れば分かるように、広告コンテンツC201の音レベルと、広告コンテンツC201の前後に位置するメインコンテンツC101の音レベルと、の間には大きな差はない。しかしながら、広告コンテンツC202、C203の音レベルと、広告コンテンツC202、C203の前後に位置するメインコンテンツC101の音レベルと、の間には大きな差がある。このため、メインコンテンツと広告コンテンツの変わり目で、音レベルの大きな変化が生じる。この場合、突然の音の大きな変化で、ユーザが不快な思いをする恐れがある。
そこで、配信サーバ30は、メインコンテンツ及び広告コンテンツの一方の音のレベルをメインコンテンツ及び広告コンテンツの他方の音に関する情報に基づいて調整する。例えば、配信サーバ30は、広告コンテンツC201、C202、C203の音のレベルをメインコンテンツC101或いはメインコンテンツM101の音に関する情報に基づいて調整する。なお、音レベルが調整される広告コンテンツC201、C202、C203は、メインコンテンツを要求したユーザに適した広告コンテンツとして、配信サーバ30が複数の候補(複数の広告コンテンツ)の中から選択したコンテンツであってもよい。この場合、配信サーバ30は、ユーザに配信するメインコンテンツと広告コンテンツとの組み合わせが決まった時点で広告コンテンツの音レベルの調整を行う。
以下、音レベルの具体的な調整方法について説明する。まず、配信サーバ30は、メインコンテンツC101をトランスコードすることによって、配信用のメインコンテンツM101を取得する(ステップS4)。そして、配信サーバ30は、メインコンテンツM101の音レベルに基づき広告コンテンツC201、C202、C203の音レベルの調整を行う(ステップS5)。
図4は、広告コンテンツC201、C202、C203の音レベルの調整方法を説明するための図である。配信サーバ30は、メインコンテンツM101のうち所定の再生位置を基準とした所定の再生範囲の音に関する情報に基づいて広告コンテンツC201、C202、C203の音のレベルを調整する。例えば、配信サーバ30は、メインコンテンツM101のうち所定の再生位置の前後の所定の再生範囲の音に関する情報に基づいて広告コンテンツC201、C202、C203の音レベルを調整する。以下の説明では、音レベルの調整がなされた広告コンテンツC201、C202、C203のことを広告コンテンツM201、M202、M203と呼ぶ。なお、広告コンテンツM201、M202、M203を総称して広告コンテンツM20と呼ぶことがある。
図4を使ってさらに具体的に音レベルの調整方法を説明する。まず、配信サーバ30は、再生範囲a1と再生範囲b1とを加えた再生範囲R1の音レベルの平均値を算出する。再生範囲a1は再生時間t1の直前の再生範囲であり、再生範囲b1は再生時間t1の直後の再生範囲である。再生時間t1は、広告コンテンツC201の挿入位置である。このとき、配信サーバ30は、再生範囲R1の区間の音レベルの積分の平均を平均値として算出してもよい。そして、配信サーバ30は、算出した平均値に基づいて広告コンテンツC201の音レベルを調整する。調整方法は、既知のラウンドネス調整手法等、任意の手法を使用可能である。
このとき、配信サーバ30は、メインコンテンツM101と広告コンテンツM201の音レベルの差が所定のレベルより小さくなるよう広告コンテンツC201の音レベルを調整する。例えば、配信サーバ30は、メインコンテンツM101の再生範囲R1の音レベルの平均値と広告コンテンツM201の音レベルの平均値の差が所定のレベルより小さくなるよう広告コンテンツC201の音レベルを調整する。所定のレベルは、例えば、絶対値で1dBから10dBの範囲から選択される所定の値である。勿論、所定のレベルは、この範囲の値に限定されない。
なお、配信サーバ30は、メインコンテンツM101と広告コンテンツM201の音のレベルが一致するよう広告コンテンツC201の音のレベルを調整してもよい。例えば、配信サーバ30は、メインコンテンツM101の再生範囲R1の音レベルの平均値と広告コンテンツM201の音レベルの平均値が一致するよう広告コンテンツC201の音レベルを調整する。なお、メインコンテンツM101の音レベルと広告コンテンツM201の音レベルの間に多少のレベル差があっても、両者の音レベルは一致したものとみなすことができる。例えば、音レベルの平均値の差が絶対値で0dBから1dBの範囲の値のとき、両者の音レベルは一致したものとみなすことができる。
配信サーバ30は、広告コンテンツC202、C203についても、広告コンテンツC201と同様に音レベルの調整を行う。
例えば、配信サーバ30は、再生範囲a2と再生範囲b2とを加えた再生範囲R2の音レベルの平均値を算出する。再生範囲a2は再生時間t2の直前の再生範囲であり、再生範囲b2は再生時間t2の直後の再生範囲である。再生時間t2は、広告コンテンツC202の挿入位置である。そして、配信サーバ30は、メインコンテンツM101と広告コンテンツM202の音レベルの差が所定のレベルより小さくなるよう広告コンテンツC202の音レベルを調整する。このとき、配信サーバ30は、メインコンテンツM101と広告コンテンツM202との音レベルが一致するよう広告コンテンツC202の音レベルを調整してもよい。
さらに、配信サーバ30は、再生範囲a3と再生範囲b3とを加えた再生範囲R3の音レベルの平均値を算出する。再生範囲a3は再生時間t3の直前の再生範囲であり、再生範囲b3は再生時間t3の直後の再生範囲である。再生時間t3は、広告コンテンツC203の挿入位置である。そして、配信サーバ30は、メインコンテンツM101と広告コンテンツM203の音レベルの差が所定のレベルより小さくなるよう広告コンテンツC203の音レベルを調整する。このとき、配信サーバ30は、メインコンテンツM101と広告コンテンツM203との音レベルが一致するよう広告コンテンツC203の音レベルを調整してもよい。
調整が完了したら、配信サーバ30は、メインコンテンツM101に広告コンテンツM201、M202、M203を挿入する。図5は、広告コンテンツM201、M202、M203を挿入したメインコンテンツM101の音レベルの推移を示す図である。図5を見れば分かるように、広告コンテンツM201の音レベルは当初のL1からあまり変化はない。しかしながら、広告コンテンツM202の音レベルは当初のL1からL2まで上昇し、広告コンテンツM202の挿入位置前後のメインコンテンツM101との音レベルの差が縮小している。同様に、広告コンテンツM203の音レベルは当初のL1からL3まで低下し、広告コンテンツM203の挿入位置前後のメインコンテンツM101との音レベルの差が縮小している。これにより、メインコンテンツと広告コンテンツとの変わり目で大きな音の変化が小さくなる。
広告コンテンツM20(広告コンテンツM201、M202等)の挿入が完了したら、配信サーバ30は、広告コンテンツM20が挿入したメインコンテンツM101をコンテンツC2として端末装置100に配信する(ステップS6)。端末装置100はコンテンツC2の配信を受けて、コンテンツC2の再生を開始する。
本実施形態によれば、配信サーバ30は、広告コンテンツC20(広告コンテンツC201、C202等)の音レベルをメインコンテンツM101の音レベルに基づいて調整している。これにより、メインコンテンツと広告コンテンツとの変わり目で大きな音の変化が小さくなるので、配信サーバ30は、ユーザに与える不快感を小さなものとすることができる。
〔1−3.音レベルの調整の他の例〕
メインコンテンツと広告コンテンツの組み合わせによっては、メインコンテンツと広告コンテンツの変わり目が分からない場合がある。例えば、テレビ番組の本編の動画を見ていたつもりがいつの間にかCM(Commercial Message)の動画を見せられていたということがある。この場合、ユーザは、テレビ番組の本編を見ているつもりになっていたところをいつの間にかCMを見せられることになるので、見ている動画がCMであることに気付いたときに不快な感情を抱く。特に、自動公衆送信の場合、メインコンテンツに挿入される広告コンテンツがクライアント依存で決まる場合が多いので、メインコンテンツと広告コンテンツとの組み合わせを事前調整して上記問題点を防ぐことが難しい。
そこで、配信サーバ30は、意図的に、メインコンテンツM101と広告コンテンツC20との音レベルの差が所定のレベルより大きくなるように、メインコンテンツM101及び広告コンテンツC20の少なくとも一方の音レベルを調整してもよい。例えば、配信サーバ30は、広告コンテンツC20の音のレベルがメインコンテンツM101の音レベルより所定のレベル以上大きくなるようメインコンテンツM101及び広告コンテンツC20の少なくとも一方の音のレベルを調整する。
より具体的には、配信サーバ30は、広告コンテンツC20の音のレベルがメインコンテンツM101の音レベルより所定のレベル以上大きくなるように広告コンテンツC20の音のレベルを調整する。メインコンテンツM101に挿入される広告コンテンツが複数あるのであれば、複数の広告コンテンツの音レベルをそれぞれ調整する。このとき、配信サーバ30は、メインコンテンツM101のうち所定の再生位置を基準とした所定の再生範囲の音レベルに基づいて広告コンテンツの音レベルを調整してもよい。所定のレベルは、1〜10dBの範囲の値であってもよい。勿論、所定のレベルは、1〜10dBの範囲の値に限定されない。
これにより、配信サーバ30は、メインコンテンツと広告コンテンツの変わり目が分からなくなる事態を少なくできる。結果として、配信サーバ30は、ユーザに与える不快感を小さなものとすることができる。
なお、配信サーバ30は、メインコンテンツM101に挿入される複数の広告コンテンツの中から選択された所定の広告コンテンツの音レベルを第1のコンテンツの音のレベルより所定のレベル以上大きくなるよう調整する。例えば、メインコンテンツM101に広告コンテンツC201、C202、C203の3つが挿入されるとすれば、配信サーバ30は、3つの広告コンテンツの中から広告コンテンツC202を選択する。そして、配信サーバ30は、選択した広告コンテンツC202の音レベルをメインコンテンツM101の再生範囲R2の音レベルの平均値より所定のレベル以上大きくなるよう調整する。
このとき、配信サーバ30は、メインコンテンツM101に挿入される複数の広告コンテンツのうちの広告主が一番目立たせたいと考えている広告コンテンツを上記所定の広告コンテンツとして選択してもよい。また、配信サーバ30は、メインコンテンツM101に挿入したときに、メインコンテンツと広告コンテンツとの変わり目がわかり難いと想定される広告コンテンツを上記所定の広告コンテンツとして選択してもよい。例えば、配信サーバ30は、動画内容のスタイル(以下、動画スタイルという。)がメインコンテンツの動画スタイルと類似する広告コンテンツを所定の広告コンテンツとして選択する。メインコンテンツM101がアニメの動画なのであれば、配信サーバ30は、複数の広告コンテンツのうちアニメ風の広告コンテンツを所定の広告コンテンツとして選択する。動画スタイルが類似するか否かは、動画に使用される色の偏り、明度の変化の激しさ、単位時間当たりのシーンチェンジの多さ等より判別可能である。
なお、配信サーバ30は、選択された広告コンテンツC202以外の広告コンテンツC201、C203の音レベルについては、メインコンテンツM101の音レベルとの差が所定のレベルより小さくなるよう調整してもよい。例えば、配信サーバ30は、広告コンテンツC201、C203の音レベルの平均値がメインコンテンツM101の再生範囲R1、R3の音レベルの平均値より所定のレベル以上大きくなるよう、広告コンテンツC201、C203の音レベルを調整してもよい。所定のレベルは、例えば、1〜10dBの範囲の値である。所定のレベルは広告コンテンツ毎に異なっていてもよい。これにより、配信サーバ30は、選択された広告コンテンツC202を目立たせることができる。
なお、配信サーバ30は、選択された広告コンテンツC202以外の広告コンテンツの音のレベルをメインコンテンツM101の音のレベルと一致するよう調整してもよい。例えば、配信サーバ30は、広告コンテンツC201、C203の音レベルの平均値がメインコンテンツM101の再生範囲R1、R3の音レベルの平均値と一致するよう広告コンテンツC201、C203の音レベルを調整してもよい。
〔2.配信システムの構成例〕
以上、本実施形態の情報処理装置の一例である配信サーバ30を備える配信システム1を例に、情報処理装置の動作を述べたが、以下、本実施形態の情報処理装置の構成を説明する。以下の説明では、配信システム1を例に情報処理装置の構成を説明する。上述したように、配信システム1は、コンテンツ主サーバ10と、広告主サーバ20と、配信サーバ30と、端末装置100と、を備える。コンテンツ主サーバ10、広告主サーバ20、配信サーバ30、及び端末装置100、は、ネットワークNを介して接続される。ネットワークNは、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、電話網(携帯電話網、固定電話網等)、地域IP(Internet Protocol)網、インターネット等の通信ネットワークである。ネットワークNには、有線ネットワークが含まれていてもよいし、無線ネットワークが含まれていてもよい。なお、配信システム1には、コンテンツ主サーバ10、広告主サーバ20、配信サーバ30、及び端末装置100がそれぞれ複数台含まれてもよい。
コンテンツ主サーバ10は、コンテンツ主によって利用されるサーバ装置である。コンテンツ主サーバ10は、PCサーバであってもよいし、ミッドレンジサーバであってもよいし、メインフレームサーバであってもよい。コンテンツ主サーバ10は、コンテンツ主の指示に従って、配信サーバ30にメインコンテンツを入稿する。本実施形態の場合、コンテンツ主サーバ10が入稿するメインコンテンツは、動画である。
広告主サーバ20は、広告主によって利用されるサーバ装置である。広告主サーバ20は、PCサーバであってもよいし、ミッドレンジサーバであってもよいし、メインフレームサーバであってもよい。広告主サーバ20は、広告主の指示に従って、配信サーバ30に広告コンテンツを入稿する。本実施形態の場合、広告主サーバ20が入稿する広告コンテンツは、動画である。なお、広告主は、広告コンテンツの入稿を代理店に依頼する場合がある。この場合、広告主サーバ20に広告コンテンツを入稿するのは代理店となる。以下の説明では、「広告主」は、本来の広告主だけでなく、代理店を含む概念であるものとする。また、「広告主サーバ」は、広告主サーバ20だけでなく、代理店によって利用される代理店サーバを含む概念であるものとする。
〔3.配信サーバの構成例〕
次に、配信サーバ30の構成について説明する。配信サーバ30は、端末装置100等のクライアント端末からの要求を処理するサーバ用ホストコンピュータ(以下、単に「サーバ」という。)である。配信サーバ30は、PCサーバであってもよいし、ミッドレンジサーバであってもよいし、メインフレームサーバであってもよい。また、配信サーバ30は、1つのサーバにより構成されていてもよいし、協働して処理を実行する複数のサーバにより構成されていてもよい。配信サーバ30が複数のサーバで構成される場合、これらサーバの設置場所は離れていてもよい。設置場所が離れていたとしても、協働して処理を実行するのであれば、これらサーバは1つの配信サーバとみなすことができる。
図6は、実施形態に係る配信サーバ30の構成例を示す図である。配信サーバ30は、通信部31と、記憶部32と、制御部33と、を備える。なお、図6に示した構成は機能的な構成であり、ハードウェア構成はこれとは異なっていてもよい。
通信部31は、外部の装置と通信する通信インタフェースである。通信部31は、ネットワークインタフェースであってもよいし、機器接続インタフェースであってもよい。例えば、通信部31は、NIC(Network Interface Card)等のLANインタフェースであってもよいし、USB(Universal Serial Bus)ホストコントローラ、USBポート等により構成されるUSBインタフェースであってもよい。また、通信部31は、有線インタフェースであってもよいし、無線インタフェースであってもよい。通信部31は、配信サーバ30の通信手段として機能する。通信部31は、制御部33の制御に従って端末装置100、コンテンツ主サーバ10、及び広告主サーバ20と通信する。
記憶部32は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスク等のデータ読み書き可能な記憶装置である。記憶部32は、配信サーバ30の記憶手段として機能する。記憶部32は、コンテンツデータベース321と、広告データベース322と、を記憶する。
コンテンツデータベース321は、コンテンツ主サーバ10から入稿されたメインコンテンツに関する各種情報が格納されたデータベースである。図7は、実施形態に係るコンテンツデータベース321に格納された情報の一例を示す図である。図7に示した例では、コンテンツデータベース321は、コンテンツ主ID、メインコンテンツといった項目を有している。
「コンテンツ主ID」は、コンテンツ主またはコンテンツ主サーバ10を識別するための識別情報を示す。図7に示す例では、「コンテンツ主ID」には「K10」、「K20」といった概念的な情報が格納されているが、コンテンツ主またはコンテンツ主サーバ10を示す識別番号等が格納されていてもよい。「メインコンテンツ」は、コンテンツ主サーバ10から入稿されたメインコンテンツを示す。なお、図7に示す例では、「メインコンテンツ」には「C101」〜「C112」といった概念的な情報が格納されているが、コンテンツのデータ(例えば、動画データ)そのものが格納されていてもよい。勿論、「メインコンテンツ」には、各コンテンツが所在するURL(Uniform Resource Locator)、または、これらの格納場所を示すファイルパス名などが格納されていてもよい。
また、コンテンツデータベース321には、コンテンツC2の表示指示が登録されていてもよい。表示指示には、コンテンツC2の配置位置や表示領域Aの設定値などが含まれていてもよい。例えば、表示指示には、コンテンツC1の上端を基準とした表示領域Aの位置や大きさ等を示す情報が含まれていてもよい。また、表示指示には、配信用のメインコンテンツへの広告コンテンツの挿入位置(時間)の情報が含まれていてもよい。また、表示指示には、他のページへの遷移の契機となる利用者の操作や端末装置100の状態等を示す情報が含まれていてもよい。表示指示の設定は、例えば、コンテンツ主がメインコンテンツを登録する際に、コンテンツ主によって行われてもよい。
広告データベース322は、広告主サーバ20から入稿された広告コンテンツに関する各種情報が格納されたデータベースである。図8は、実施形態に係る広告データベース322に格納された情報の一例を示す図である。図8に示した例では、広告データベース322は、広告主ID、広告コンテンツ、インプレッション数、インプレッション保証数、対価といった項目を有している。
「広告主ID」は、広告主または広告主サーバ20を識別するための識別情報を示す。「広告コンテンツ」は、広告主サーバ20から入稿されたコンテンツ、すなわち、広告コンテンツC20等の広告に係るコンテンツを示す。なお、図8に示す例では、「広告コンテンツ」には「C201」〜「C212」といった概念的な情報が格納されているが、コンテンツのデータ(例えば、動画データ)そのものが格納されていてもよい。勿論、「広告コンテンツ」には、各コンテンツが所在するURL、または、これらの格納場所を示すファイルパス名などが格納されていてもよい。
「インプレッション数」は、広告コンテンツが表示された回数を示す。また、「インプレッション保証数」は、対価に対して保証されている広告コンテンツの表示回数を示す。また、「対価」は、「インプレッション保証数」だけ広告コンテンツが表示された際に広告主から支払われる報酬を示す。すなわち、配信サーバ30は、広告に係るコンテンツをインプレッション保証型で配信するサーバである。
すなわち、図8の例では、広告主ID「K30」によって識別される広告主が、コンテンツC201、C202、C203等を広告コンテンツとして入稿した例を示している。図8の例では、広告コンテンツ「C201」のインプレッション数が「10000」であり、インプレッション保証数が「20000」であり、インプレッション保証数だけコンテンツ「C201」が表示された際の対価(課金額)が「aaa」である例を示している。ここで、配信サーバ30は、1つのページに配置される複数のコンテンツ(複数の広告コンテンツ)ごとにインプレッション数を計数してもよいし、1つのページの複数のコンテンツ(複数の広告コンテンツ)を1つの広告とみなしてインプレッション数を計数してもよい。
なお、配信サーバ30がクリック課金形式広告を配信するのであれば、広告データベース322には、コンテンツが選択された回数や、コンテンツが選択された際の課金額等が登録される。ここで、クリック課金形式広告とは、広告コンテンツが選択される度に課金が行われる広告である。また、配信サーバ30が入札形式広告を配信するのであれば、広告データベース322には、1インプレッションあたりの報酬として広告主が設定した広告料金である入札価格や、CTR(Click Through Rate)等が登録される。ここで、入札形式広告とは、配信サーバ30が配信要求を受信した際に、入札形式で広告コンテンツを選択する形式の広告のことである。
なお、広告データベース322は、上記以外の項目の情報を記憶してもよい。例えば、広告データベース322は、コンテンツとユーザとのマッチングを行うための情報や、CTRといった情報をさらに記憶してもよい。また、広告データベース322には、広告コンテンツの表示態様の変更を指示する表示指示が登録されていてもよい。表示指示には、コンテンツC2の配置位置や表示領域Aの設定値などが含まれていてもよい。例えば、表示指示には、コンテンツC1の上端を基準とした表示領域Aの位置や大きさ等を示す情報が含まれていてもよい。また、表示指示には、配信用のメインコンテンツへの広告コンテンツの挿入位置(時間)の情報が含まれていてもよい。また、表示指示には、他のページへの遷移の契機となる利用者の操作や端末装置100の状態等を示す情報が含まれていてもよい。表示指示の設定は、例えば、広告主が広告コンテンツを登録する際に、広告主によって行われる。
図6に戻り、制御部33は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサによって、配信サーバ30内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM(Random Access Memory)等を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部33は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。
制御部33は、図6に示すように、入稿受付部331と、要求受付部332と、コンテンツ取得部333(第1の取得部)と、広告取得部334(第2の取得部)と、調整部335と、送信部336と、を備える。制御部33を構成するブロック(入稿受付部331〜送信部336)はそれぞれ制御部33の機能を示す機能ブロックである。これら機能ブロックはソフトウェアブロックであってもよいし、ハードウェアブロックであってもよい。例えば、上述の機能ブロックが、それぞれ、ソフトウェア(マイクロプログラムを含む。)で実現される1つのソフトウェアモジュールであってもよいし、半導体チップ(ダイ)上の1つの回路ブロックであってもよい。勿論、各機能ブロックがそれぞれ1つのプロセッサ或いは1つの集積回路であってもよい。機能ブロックの構成方法は任意である。なお、制御部33は上述の機能ブロックとは異なる機能単位で構成されていてもよい。
入稿受付部331は、コンテンツ主サーバ10からメインコンテンツの入稿を受け付ける。また、入稿受付部331は、メインコンテンツの表示指示を受け付ける。かかる場合、入稿受付部331は、メインコンテンツおよび表示指示を、コンテンツ主IDとともにコンテンツデータベース321に登録する。
また、入稿受付部331は、広告主サーバ20から広告コンテンツの入稿を受け付ける。具体的には、入稿受付部331は、対価の指定とともに広告コンテンツの入稿を受け付ける。また、入稿受付部331は、広告コンテンツの表示指示を受け付ける。かかる場合、入稿受付部331は、広告コンテンツおよび表示指示を、広告主ID及び対価の値とともに広告データベース322に登録する。
要求受付部332は、端末装置100からコンテンツの取得要求を受け付ける。例えば、要求受付部332は、コンテンツC1、C2の取得要求を受け付ける。例えば、要求受付部332は、コンテンツC1の取得要求として、ウェブページやアプリのデータの取得要求を受け付ける。また、要求受付部332は、コンテンツC2の取得要求として、動画データやアプリのデータの取得要求を受け付ける。このとき、要求受付部332は、コンテンツC1、C2の取得要求として、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)リクエストを受け付けてもよい。
コンテンツ取得部333(第1の取得部)は、クライアントからの要求に応じて送信されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第1のコンテンツを取得する。例えば、コンテンツ取得部333は、コンテンツデータベース321から第1のコンテンツを取得する。
広告取得部334(第2の取得部)は、第1のコンテンツの所定の再生位置に挿入されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第2のコンテンツを取得する。例えば、広告取得部334は、広告データベース322から第2のコンテンツを取得する。広告取得部334は、それぞれ第1のコンテンツの異なる再生位置に挿入される複数の広告コンテンツを第2のコンテンツとして取得してもよい。また、広告取得部334は、第1のコンテンツを要求したクライアントの情報に基づき複数のコンテンツの中から選択された広告コンテンツを第2のコンテンツとして取得してもよい。
調整部335は、第1のコンテンツ及び第2のコンテンツの一方の音のレベルを第1のコンテンツ及び第2のコンテンツの他方の音に関する情報に基づいて調整する。例えば、調整部335は、第2のコンテンツの音のレベルを第1のコンテンツの音に関する情報に基づいて調整する。調整部335は、第1のコンテンツの音のレベルを第2のコンテンツの音に関する情報に基づいて調整してもよい。また、調整部335は、第1のコンテンツの音のレベルを第2のコンテンツの音に関する情報に基づいて調整するとともに、第2のコンテンツの音のレベルを第1のコンテンツの音に関する情報に基づいて調整してもよい。
また、調整部335は、第1のコンテンツのうち所定の再生位置を基準とした所定の再生範囲の音に関する情報に基づいて第2のコンテンツの音のレベルを調整する。例えば、調整部335は、第1のコンテンツのうち所定の再生位置の前後の所定の再生範囲の音に関する情報に基づいて第2のコンテンツの音のレベルを調整する。調整部335は、第1のコンテンツのうち所定の再生位置から所定時間前までの再生範囲の音に関する情報に基づいて第2のコンテンツの音のレベルを調整してもよい。
また、調整部335は、第1のコンテンツと第2のコンテンツの音のレベル差が所定のレベルより小さくなるよう第1のコンテンツ及び第2のコンテンツの少なくとも一方の音のレベルを調整する。調整部335は、第1のコンテンツと第2のコンテンツの音のレベルが一致するよう第2のコンテンツの音のレベルを調整してもよい。また、調整部335は、第1のコンテンツと第2のコンテンツの音のレベル差が所定のレベルより大きくなるよう第1のコンテンツ及び第2のコンテンツの少なくとも一方の音のレベルを調整してもよい。
また、調整部335は、第2のコンテンツの音のレベルが第1のコンテンツの音のレベルより所定のレベル以上大きくなるよう第1のコンテンツ及び第2のコンテンツの少なくとも一方の音のレベルを調整する。
また、調整部335は、第1のコンテンツに挿入される複数の広告コンテンツの中から選択された所定の広告コンテンツの音のレベルを第1のコンテンツの音のレベルより所定のレベル(第1のレベル)以上大きくなるよう調整するとともに、第1のコンテンツに挿入される複数の広告コンテンツのうちの所定の広告コンテンツ以外の広告コンテンツと第1のコンテンツとの音のレベルの差が所定のレベル(第2のレベル)より小さくなるよう所定の広告コンテンツ以外の広告コンテンツの音レベルを調整する。例えば、調整部335は、第1のコンテンツに挿入される複数の広告コンテンツのうちの所定の広告コンテンツ以外の広告コンテンツの音のレベルを第1のコンテンツの音のレベルと一致するよう調整する。
また、調整部335は、選択された広告コンテンツの音のレベルを第1のコンテンツの音に関する情報に基づいて調整する。
送信部336は、要求受付部332がコンテンツの取得要求を受け付けた場合に、調整部335が音のレベルを調整した第1のコンテンツ及び/又は第2のコンテンツを含むコンテンツの情報を端末装置100に送信する。このとき、送信部336が送信する情報には、制御情報が含まれていてもよい。
制御情報は、JavaScript(登録商標)等のスクリプト言語で記載されたプログラムであってもよい。勿論、制御情報は、スクリプト言語以外のコンピュータ言語で記載された情報であってもよい。例えば、制御情報は、HTML、XML等のマークアップ言語で記載された情報であってもよいし、CSS(Cascading Style Sheets)、CSS3等のスタイルシート言語で記載された情報であってもよい。また、制御情報は、Java(登録商標)、Swift、C言語、C++等のプログラミング言語で記載され、コンパイル等されたプログラム(例えば、アプリそのもの)であってもよい。なお、最終的に端末装置100がプログラムを実行できるのであれば、制御情報は、コンパイルされたプログラムでなくてもよい。その他、制御情報は、インタプリタ言語(例えば、スクリプト言語)、機械言語、或いは中間言語の形式で提供されるデータ(プログラム)であってもよい。
なお、制御情報には、コンテンツの表示指示の情報が含まれていてもよい。表示指示には、コンテンツの配置位置や表示領域Aの設定値などが含まれていてもよい。例えば、表示指示には、コンテンツC1の上端を基準とした表示領域Aの位置や大きさ等を示す情報が含まれていてもよい。また、表示指示には、第1のコンテンツへの第2のコンテンツの挿入位置(時間)の情報が含まれていてもよい。また、表示指示には、他のページへの遷移の契機となる利用者の操作や端末装置100の状態等を示す情報が含まれていてもよい。
〔4.端末装置の構成例〕
次に、端末装置100の構成について説明する。端末装置100は、ユーザがコンテンツ(例えば、アプリの画面やウェブページ)の閲覧に使用する情報表示装置である。端末装置100は、例えば、スマートフォン、タブレット、携帯電話等の通信端末である。通信機能を備えるのであれば、端末装置100は、パーソナルコンピュータ(ノートPC、デスクトップPC)、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理端末であってもよい。この場合、情報処理端末も通信端末の一種である。端末装置100は、ネットワークNを介して配信サーバ30と接続する。
図9は、実施形態に係る端末装置100の構成例を示す図である。端末装置100は、通信部110と、入力部120と、記憶部130と、出力部140と、制御部150と、を備える。なお、図9に示した構成は機能的な構成であり、ハードウェア構成はこれとは異なっていてもよい。
通信部110は、外部の装置と通信する通信インタフェースである。通信部110は、ネットワークインタフェースであってもよいし、機器接続インタフェースであってもよい。例えば、通信部110は、NIC等のLANインタフェースであってもよいし、USBホストコントローラ、USBポート等により構成されるUSBインタフェースであってもよい。また、通信部110は、有線インタフェースであってもよいし、無線インタフェースであってもよい。通信部110は、端末装置100の通信手段として機能する。通信部110は、制御部150の制御に従って配信サーバ30と通信する。
入力部120は、外部から各種入力を受け付ける入力装置である。例えば、入力部120は、キーボードやマウスや操作キー等、ユーザが各種操作を行うための操作装置である。入力部120は、端末装置100の入力手段として機能する。なお、端末装置100にタッチパネルが採用される場合には、タッチパネルも入力部120に含まれる。この場合、ユーザは、指やスタイラスで画面をタッチすることにより各種操作を行う。
記憶部130は、DRAM、SRAM、フラッシュメモリ、ハードディスク等のデータ読み書き可能な記憶装置である。記憶部130は、端末装置100の記憶手段として機能する。記憶部130は、アプリケーションのデータが格納されている。アプリケーションのデータは、ウェブブラウザのデータであってもよい。以下の説明では、ウェブブラウザのことを単にブラウザという。
出力部140は、音、光、振動、画像等、外部に各種出力を行う装置である。出力部140は、端末装置100の出力手段として機能する。出力部140は、各種情報を表示する表示装置を備える。表示装置は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイである。なお、端末装置100にタッチパネルが採用される場合には、表示装置(以下、画面という。)は入力部120と一体であってもよい。出力部140は、制御部150の制御に従って、画面に画像を表示する。
制御部150は、コントローラであり、例えば、CPU、MPU等のプロセッサによって、端末装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM等を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部150は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現されてもよい。
制御部150は、図9に示すように、表示部151と、表示制御部152と、を備える。制御部150を構成するブロック(表示部151と、表示制御部152)はそれぞれ制御部150の機能を示す機能ブロックである。これら機能ブロックはソフトウェアブロックであってもよいし、ハードウェアブロックであってもよい。例えば、上述の機能ブロックが、それぞれ、ソフトウェア(マイクロプログラムを含む。)で実現される1つのソフトウェアモジュールであってもよいし、半導体チップ(ダイ)上の1つの回路ブロックであってもよい。勿論、各機能ブロックがそれぞれ1つのプロセッサ或いは1つの集積回路であってもよい。機能ブロックの構成方法は任意である。なお、制御部150は上述の機能ブロックとは異なる機能単位で構成されていてもよい。
表示部151は、コンテンツC1及びコンテンツC1の表示領域Aに配置されたコンテンツC2を画面に表示する。コンテンツC1は、アプリの画面であってもよいし、ウェブページであってもよい。また、コンテンツC2は動画であってもよい。
表示制御部152は、ユーザの操作に従ってコンテンツC1及びコンテンツC2の表示態様を変化させる。例えば、表示制御部152は、ユーザの操作に従ってコンテンツC1をスクロールさせる。また、表示制御部152は、ユーザの操作に従ってコンテンツC2の再生を開始する。
〔5.配信サーバの処理フロー〕
次に、配信サーバ30が実行する処理の手順について説明する。図10は、配信処理の一例を示すフローチャートである。配信サーバ30は、電源が投入されると配信処理を開始する。
まず、配信サーバ30は、端末装置100からコンテンツC2の配信要求を受信したか判別する(ステップS11)。配信要求を受信していない場合(ステップS11:No)、配信サーバ30は、配信要求の受信を待機する。
配信要求を受信した場合(ステップS11:Yes)、配信サーバ30は、記憶部32からメインコンテンツC101を取得する(ステップS12)。また、配信サーバ30は、記憶部32から広告コンテンツC20を取得する(ステップS13)。広告コンテンツC20には、複数の広告コンテンツ(広告コンテンツC201、C202、C203等)が含まれている。
続いて、配信サーバ30は、メインコンテンツC101に所定の処理(例えば、フォーマット変換や音レベルの調整)を実行し、配信用のメインコンテンツM101を生成する(ステップS14)。配信用のメインコンテンツM101はメインコンテンツC101そのままであってもよい。
続いて、配信サーバ30は、コンテンツ(例えば、広告コンテンツC20)の音レベルを調整する(ステップS15)。例えば、配信サーバ30は、広告コンテンツC20に含まれる複数の広告コンテンツそれぞれについて音レベルを調整する。このとき、配信サーバ30は、メインコンテンツM101の音レベルに基づき広告コンテンツC20(広告コンテンツC201、C202、C203等)の音レベルを調整する。これにより、配信サーバ30は、音のレベルを調整した広告コンテンツM20(広告コンテンツM201、M202、M203等)を取得する。
続いて、配信サーバ30は、メインコンテンツM101の所定の位置に音レベルを調整した広告コンテンツM20を挿入する(ステップS16)。これにより、配信サーバ30は、配信用のコンテンツC2を取得する。そして、配信サーバ30は、配信用のコンテンツC2を端末装置100に送信する(ステップS17)。送信が完了したら、配信サーバ30は、ステップS11に処理を戻し、ステップS11〜S17の処理を繰り返す。
〔6.変形例〕
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
例えば、上述の実施形態では、第1のコンテンツ(例えば、メインコンテンツM101)の音レベルに基づいて第2のコンテンツ(例えば、広告コンテンツC20)の音レベルを調整したが、配信サーバ30は、第1のコンテンツ(例えば、メインコンテンツC101)の音レベルの方を第2のコンテンツ(例えば、広告コンテンツM20)の音レベルに基づいて調整してもよい。
また、配信サーバ30は、第1のコンテンツ(例えば、メインコンテンツC101)と第2のコンテンツ(広告コンテンツC20)の双方の音レベルを調整してもよい。すなわち、配信サーバ30は、メインコンテンツC101の音のレベルを広告コンテンツC20の音レベルに基づいて調整するとともに、広告コンテンツC20の音のレベルをメインコンテンツC101の音に関する情報に基づいて調整してもよい。
また、上述の実施形態では、配信サーバ30は、第1のコンテンツのうち所定の再生位置の前後の所定の再生範囲の音に関する情報に基づいて第2のコンテンツの音のレベルを調整したが、配信サーバ30は、第1のコンテンツのうち所定の再生位置から所定時間前までの再生範囲の音に関する情報に基づいて第2のコンテンツの音のレベルを調整してもよい。例えば、第1のコンテンツが図4に示すメインコンテンツM101であり、第2のコンテンツが再生時間t2に挿入される広告コンテンツC202であるとする。このとき、配信サーバ30は、再生範囲a2の音レベルに基づいて広告コンテンツC202の音レベルを調整してもよい。勿論、配信サーバ30は、第1のコンテンツのうち所定の再生位置から所定時間後までの再生範囲の音に関する情報に基づいて第2のコンテンツの音のレベルを調整してもよい。
また、上述の実施形態では、第1のコンテンツと第2のコンテンツの音レベルの差が所定のレベルより大きくなるよう第2のコンテンツの音レベルを調整したが、配信サーバ30は、第1のコンテンツ(例えば、メインコンテンツM101)と第2のコンテンツ(例えば、広告コンテンツM20)の音レベルの差が所定のレベルより大きくなるよう第1のコンテンツ(例えば、メインコンテンツC101)の方の音レベルを調整してもよい。
なお、上述の実施形態では、第1のコンテンツ及び第2のコンテンツは双方とも動画コンテンツであるものとしたが、第1のコンテンツ及び第2のコンテンツは必ずしも動画でなくてもよい。第1のコンテンツ及び第2のコンテンツは、音楽或いは音声等により構成される音響コンテンツであってもよい。音響コンテンツは音楽コンテンツ或いは音声コンテンツと言い換えることができる。
また、上述の実施形態では、配信サーバ30は、第1のコンテンツ及び第2のコンテンツの一方の音レベルに基づいて、第1のコンテンツ及び第2のコンテンツの他方の音レベルを調整したが、調整に使用する情報は音レベルに限られない。例えば、第1のコンテンツ及び第2のコンテンツの一方の音レベル以外の音に関する情報を使って、第1のコンテンツ及び第2のコンテンツの他方の音レベルを調整してもよい。このとき、音に関する情報は、例えば、音の周波数成分の情報や音の変化の激しさの情報であってもよい。
また、上述の実施形態では、コンテンツC1とコンテンツC2はいずれも配信サーバ30から配信されるものとしたが、コンテンツC1を配信する配信サーバとコンテンツC2を配信する配信サーバは異なるサーバであってもよい。また、音レベルを調整する情報処理装置はコンテンツC1とコンテンツC2を配信するサーバとは異なっていてもよい。
また、上述の実施形態では、第1のコンテンツをメインコンテンツ、第2のコンテンツを広告コンテンツとした。しかし、第1のコンテンツが広告コンテンツで、第2のコンテンツがメインコンテンツであってもよい。また、第1のコンテンツ及び第2のコンテンツは、メインコンテンツ及び広告コンテンツに限られない。第1のコンテンツ、第2のコンテンツともにメインコンテンツ及び広告コンテンツ以外のコンテンツであってもよい。また、第1のコンテンツ及び第2のコンテンツは、動画コンテンツや音響コンテンツに限られず、例えば、ゲームのコンテンツであってもよい。
また、上述の実施形態では、配信サーバ30が本実施形態の情報処理装置であるものとしたが、本実施形態の情報処理装置は端末装置100であってもよい。この場合には、配信サーバ30の制御部33が備える各機能ブロック(例えば、コンテンツ取得部333、広告取得部334、調整部335)は端末装置100が備えていてもよい。勿論、本実施形態の情報処理装置は、配信サーバ30、端末装置100以外の装置であってもよい。
本実施形態の配信サーバ30若しくは端末装置100を制御する制御装置は、専用のコンピュータシステムによって実現してもよいし、通常のコンピュータシステムにより実現してもよい。例えば、上述の動作を実行するためのプログラムを、光ディスク、半導体メモリ、磁気テープ、フレキシブルディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、該プログラムをコンピュータにインストールし、上述の処理を実行することによって制御装置を構成してもよい。制御装置は、配信サーバ30若しくは端末装置100の外部の装置(例えば、パーソナルコンピュータ)であってもよいし、内部の装置(例えば、制御部33、150)であってもよい。また、上記プログラムをインターネット等のネットワーク上のサーバ装置が備えるディスク装置に格納しておき、コンピュータにダウンロード等できるようにしてもよい。また、上述の機能を、OS(Operating System)とアプリケーションソフトとの協働により実現してもよい。この場合には、OS以外の部分を媒体に格納して配布してもよいし、OS以外の部分をサーバ装置に格納しておき、コンピュータにダウンロード等できるようにしてもよい。
また、上記各実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔7.ハードウェア構成〕
実施形態及び変形例に係る配信サーバ30及び端末装置100は、例えば図11に示すような構成のコンピュータ1000によっても実現可能である。図11は、配信サーバ30若しくは端末装置100の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インタフェース(I/F)1500、入出力インタフェース(I/F)1600、及びメディアインタフェース(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インタフェース1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータをネットワークNを介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インタフェース1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インタフェース1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インタフェース1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインタフェース1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインタフェース1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る配信サーバ30として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部33、150の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の行に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
〔8.効果〕
本実施形態によれば、配信サーバ30は、クライアントからの要求に応じて送信されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第1のコンテンツを取得する。また、配信サーバ30は、第1のコンテンツの所定の再生位置に挿入されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第2のコンテンツを取得する。そして、配信サーバ30は、第1のコンテンツ及び第2のコンテンツの一方の音のレベルを第1のコンテンツ及び第2のコンテンツの他方の音に関する情報に基づいて調整する。これにより、第1のコンテンツと第2のコンテンツの一方のコンテンツが他方のコンテンツに合わせて調整されるので、配信サーバ30は、ユーザに与える不快感を小さなものとすることができる。
また、配信サーバ30は、第2のコンテンツの音のレベルを第1のコンテンツの音に関する情報に基づいて調整する。これにより、第1のコンテンツと第2のコンテンツの一方のコンテンツが他方のコンテンツに合わせて調整されるので、配信サーバ30は、ユーザに与える不快感を小さなものとすることができる。
また、配信サーバ30は、第1のコンテンツの音のレベルを第2のコンテンツの音に関する情報に基づいて調整する。これにより、第1のコンテンツと第2のコンテンツの一方のコンテンツが他方のコンテンツに合わせて調整されるので、配信サーバ30は、ユーザに与える不快感を小さなものとすることができる。
また、配信サーバ30は、第1のコンテンツの音のレベルを第2のコンテンツの音に関する情報に基づいて調整するとともに、第2のコンテンツの音のレベルを第1のコンテンツの音に関する情報に基づいて調整する。これにより、第1のコンテンツと第2のコンテンツとの変わり目で大きな音の変化が小さくなるので、配信サーバ30は、ユーザに与える不快感を小さなものとすることができる。
また、配信サーバ30は、第1のコンテンツのうち所定の再生位置を基準とした所定の再生範囲の音に関する情報に基づいて第2のコンテンツの音のレベルを調整する。これにより、第2のコンテンツとの音レベルが挿入される位置近くの第1のコンテンツの音レベルに近づくので、配信サーバ30は、ユーザに与える不快感をさらに小さなものとすることができる。
配信サーバ30は、第1のコンテンツのうち所定の再生位置の前後の所定の再生範囲の音に関する情報に基づいて第2のコンテンツの音のレベルを調整する。これにより、第2のコンテンツとの音レベルが挿入される位置近くの第1のコンテンツの音レベルに近づくので、配信サーバ30は、ユーザに与える不快感をさらに小さなものとすることができる。
配信サーバ30は、第1のコンテンツのうち所定の再生位置から所定時間前までの再生範囲の音に関する情報に基づいて第2のコンテンツの音のレベルを調整する。これにより、第2のコンテンツとの音レベルが挿入される位置近くの第1のコンテンツの音レベルに近づくので、配信サーバ30は、ユーザに与える不快感をさらに小さなものとすることができる。
配信サーバ30は、第1のコンテンツと第2のコンテンツの音のレベル差が所定のレベルより小さくなるよう第1のコンテンツ及び第2のコンテンツの少なくとも一方の音のレベルを調整する。これにより、第1のコンテンツと第2のコンテンツとの変わり目で大きな音の変化が小さくなるので、配信サーバ30は、ユーザに与える不快感を小さなものとすることができる。
配信サーバ30は、第1のコンテンツと第2のコンテンツの音のレベルが一致するよう第2のコンテンツの音のレベルを調整する。これにより、第1のコンテンツと第2のコンテンツとの変わり目で大きな音の変化が小さくなるので、配信サーバ30は、ユーザに与える不快感を小さなものとすることができる。
配信サーバ30は、第1のコンテンツと第2のコンテンツの音のレベル差が所定のレベルより大きくなるよう第1のコンテンツ及び第2のコンテンツの少なくとも一方の音のレベルを調整する。これにより、配信サーバ30は、第1のコンテンツと第2のコンテンツの変わり目が分からなくなる事態を少なくすることができる。結果として、配信サーバ30は、ユーザに与える不快感を小さなものとすることができる。
配信サーバ30は、第2のコンテンツの音のレベルが第1のコンテンツの音のレベルより所定のレベル以上大きくなるよう第1のコンテンツ及び第2のコンテンツの少なくとも一方の音のレベルを調整する。これにより、配信サーバ30は、第1のコンテンツと第2のコンテンツの変わり目が分からなくなる事態を少なくすることができる。結果として、配信サーバ30は、ユーザに与える不快感を小さなものとすることができる。
配信サーバ30は、それぞれ第1のコンテンツの異なる再生位置に挿入される複数の広告コンテンツを第2のコンテンツとして取得する。そして、配信サーバ30は、第1のコンテンツに挿入される複数の広告コンテンツの中から選択された所定の広告コンテンツの音のレベルを第1のコンテンツの音のレベルより所定のレベル以上大きくなるよう調整するとともに、第1のコンテンツに挿入される複数の広告コンテンツのうちの所定の広告コンテンツ以外の広告コンテンツと第1のコンテンツとの音のレベルの差が所定のレベルより小さくなるよう所定の広告コンテンツ以外の広告コンテンツの音レベルを調整する。これにより、配信サーバ30は、所定の広告コンテンツを目立たせることができる。
配信サーバ30は、第1のコンテンツを要求したクライアントの情報に基づき複数のコンテンツの中から選択された広告コンテンツを第2のコンテンツとして取得する。そして、配信サーバ30は、選択された広告コンテンツの音のレベルを第1のコンテンツの音に関する情報に基づいて調整する。これにより、配信サーバ30は、クライアント毎に広告コンテンツが違ったとしても、ユーザに与える不快感を小さなものとすることができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、処理部は、処理手段や処理回路に読み替えることができる。
1…配信システム
10…コンテンツ主サーバ
20…広告主サーバ
30…配信サーバ
31、110…通信部
32…記憶部
321…コンテンツデータベース
322…広告データベース
33、150…制御部
331…入稿受付部
332…要求受付部
333…コンテンツ取得部
334…広告取得部
335…調整部
336…送信部
100…端末装置
120…入力部
130…記憶部
140…出力部
151…表示部
152…表示制御部
A…表示領域
C1、C2…コンテンツ
C101、M101…メインコンテンツ
C20、C201〜C203、M20、M201〜M203…広告コンテンツ

Claims (22)

  1. クライアントからの要求に応じて送信されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第1のコンテンツを取得する第1の取得部と、
    前記第1のコンテンツの所定の再生位置に挿入されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第2のコンテンツを取得する第2の取得部と、
    前記第1のコンテンツと前記第2のコンテンツの音のレベル差が所定のレベルより大きくなるよう前記第1のコンテンツ及び前記第2のコンテンツの少なくとも一方の音のレベルを調整する調整部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. クライアントからの要求に応じて送信されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第1のコンテンツを取得する第1の取得部と、
    前記第1のコンテンツの所定の再生位置に挿入されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第2のコンテンツを取得する第2の取得部と、
    前記第2のコンテンツの音のレベルが前記第1のコンテンツの音のレベルより所定のレベル以上大きくなるよう前記第1のコンテンツ及び前記第2のコンテンツの少なくとも一方の音のレベルを調整する調整部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  3. クライアントからの要求に応じて送信されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第1のコンテンツを取得する第1の取得部と、
    前記第1のコンテンツの所定の再生位置に挿入されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第2のコンテンツを取得する第2の取得部と、
    前記第1のコンテンツ及び前記第2のコンテンツの一方の音のレベルを前記第1のコンテンツ及び前記第2のコンテンツの他方の音に関する情報に基づいて調整する調整部と、を備え、
    前記第2の取得部は、それぞれ前記第1のコンテンツの異なる再生位置に挿入される複数の広告コンテンツを前記第2のコンテンツとして取得し、
    前記調整部は、前記第1のコンテンツに挿入される前記複数の広告コンテンツの中から選択された所定の広告コンテンツの音のレベルを前記第1のコンテンツの音のレベルより所定のレベル以上大きくなるよう調整するとともに、前記第1のコンテンツに挿入される前記複数の広告コンテンツのうちの前記所定の広告コンテンツ以外の広告コンテンツと前記第1のコンテンツとの音のレベルの差が所定のレベルより小さくなるよう前記所定の広告コンテンツ以外の広告コンテンツの音レベルを調整する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. クライアントからの要求に応じて送信されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第1のコンテンツを取得する第1の取得部と、
    前記第1のコンテンツの所定の再生位置に挿入されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第2のコンテンツを取得する第2の取得部と、
    前記第1のコンテンツのうち前記第2のコンテンツの挿入位置の後の所定の再生範囲の音に関する情報に基づいて前記第2のコンテンツの音のレベルを調整する調整部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  5. クライアントからの要求に応じて送信されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第1のコンテンツを取得する第1の取得部と、
    前記第1のコンテンツの所定の再生位置に挿入されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第2のコンテンツを取得する第2の取得部と、
    前記第1のコンテンツのうち前記第2のコンテンツの挿入位置の前及び後の所定の再生範囲の音に関する情報に基づいて前記第2のコンテンツの音のレベルを調整する調整部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  6. 前記調整部は、前記第2のコンテンツの音のレベルを前記第1のコンテンツの音に関する情報に基づいて調整する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記調整部は、前記第1のコンテンツの音のレベルを前記第2のコンテンツの音に関する情報に基づいて調整する、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記調整部は、前記第1のコンテンツの音のレベルを前記第2のコンテンツの音に関する情報に基づいて調整するとともに、前記第2のコンテンツの音のレベルを前記第1のコンテンツの音に関する情報に基づいて調整する、
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記調整部は、前記第1のコンテンツのうち前記所定の再生位置から所定時間前までの再生範囲の音に関する情報に基づいて前記第2のコンテンツの音のレベルを調整する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記調整部は、前記第1のコンテンツと前記第2のコンテンツの音のレベル差が所定のレベルより小さくなるよう前記第1のコンテンツ及び前記第2のコンテンツの少なくとも一方の音のレベルを調整する、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の情報処理装置。
  11. 前記調整部は、前記第1のコンテンツと前記第2のコンテンツの音のレベルが一致するよう前記第2のコンテンツの音のレベルを調整する、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の情報処理装置。
  12. 前記第2の取得部は、前記第1のコンテンツを要求した前記クライアントの情報に基づき複数のコンテンツの中から選択された広告コンテンツを前記第2のコンテンツとして取得し、
    前記調整部は、選択された前記広告コンテンツの音のレベルを前記第1のコンテンツの音に関する情報に基づいて調整する、
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  13. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    端末装置からの要求に応じて送信されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第1のコンテンツを取得する第1の取得工程と、
    前記第1のコンテンツの所定の再生位置に挿入されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第2のコンテンツを取得する第2の取得工程と、
    前記第1のコンテンツと前記第2のコンテンツの音のレベル差が所定のレベルより大きくなるよう前記第1のコンテンツ及び前記第2のコンテンツの少なくとも一方の音のレベルを調整する調整工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  14. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    クライアントからの要求に応じて送信されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第1のコンテンツを取得する第1の取得工程と、
    前記第1のコンテンツの所定の再生位置に挿入されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第2のコンテンツを取得する第2の取得工程と、
    前記第2のコンテンツの音のレベルが前記第1のコンテンツの音のレベルより所定のレベル以上大きくなるよう前記第1のコンテンツ及び前記第2のコンテンツの少なくとも一方の音のレベルを調整する調整工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  15. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    クライアントからの要求に応じて送信されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第1のコンテンツを取得する第1の取得工程と、
    前記第1のコンテンツの所定の再生位置に挿入されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第2のコンテンツを取得する第2の取得工程と、
    前記第1のコンテンツ及び前記第2のコンテンツの一方の音のレベルを前記第1のコンテンツ及び前記第2のコンテンツの他方の音に関する情報に基づいて調整する調整工程と、を含み、
    前記第2の取得工程では、それぞれ前記第1のコンテンツの異なる再生位置に挿入される複数の広告コンテンツを前記第2のコンテンツとして取得し、
    前記調整工程では、前記第1のコンテンツに挿入される前記複数の広告コンテンツの中から選択された所定の広告コンテンツの音のレベルを前記第1のコンテンツの音のレベルより所定のレベル以上大きくなるよう調整するとともに、前記第1のコンテンツに挿入される前記複数の広告コンテンツのうちの前記所定の広告コンテンツ以外の広告コンテンツと前記第1のコンテンツとの音のレベルの差が所定のレベルより小さくなるよう前記所定の広告コンテンツ以外の広告コンテンツの音レベルを調整する、
    ことを特徴とする情報処理方法。
  16. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    クライアントからの要求に応じて送信されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第1のコンテンツを取得する第1の取得工程と、
    前記第1のコンテンツの所定の再生位置に挿入されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第2のコンテンツを取得する第2の取得工程と、
    前記第1のコンテンツのうち前記第2のコンテンツの挿入位置の後の所定の再生範囲の音に関する情報に基づいて前記第2のコンテンツの音のレベルを調整する調整工程と、
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  17. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    クライアントからの要求に応じて送信されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第1のコンテンツを取得する第1の取得工程と、
    前記第1のコンテンツの所定の再生位置に挿入されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第2のコンテンツを取得する第2の取得工程と、
    前記第1のコンテンツのうち前記第2のコンテンツの挿入位置の及び後の所定の再生範囲の音に関する情報に基づいて前記第2のコンテンツの音のレベルを調整する調整工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  18. 端末装置からの要求に応じて送信されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第1のコンテンツを取得する第1の取得手順と、
    前記第1のコンテンツの所定の再生位置に挿入されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第2のコンテンツを取得する第2の取得手順と、
    前記第1のコンテンツと前記第2のコンテンツの音のレベル差が所定のレベルより大きくなるよう前記第1のコンテンツ及び前記第2のコンテンツの少なくとも一方の音のレベルを調整する調整手順と、
    をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
  19. クライアントからの要求に応じて送信されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第1のコンテンツを取得する第1の取得手順と、
    前記第1のコンテンツの所定の再生位置に挿入されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第2のコンテンツを取得する第2の取得手順と、
    前記第2のコンテンツの音のレベルが前記第1のコンテンツの音のレベルより所定のレベル以上大きくなるよう前記第1のコンテンツ及び前記第2のコンテンツの少なくとも一方の音のレベルを調整する調整手順と、
    をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
  20. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    クライアントからの要求に応じて送信されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第1のコンテンツを取得する第1の取得手順と、
    前記第1のコンテンツの所定の再生位置に挿入されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第2のコンテンツを取得する第2の取得手順と、
    前記第1のコンテンツ及び前記第2のコンテンツの一方の音のレベルを前記第1のコンテンツ及び前記第2のコンテンツの他方の音に関する情報に基づいて調整する調整手順と、をコンピュータに実行させ、
    前記第2の取得手順では、それぞれ前記第1のコンテンツの異なる再生位置に挿入される複数の広告コンテンツを前記第2のコンテンツとして取得し、
    前記調整手順では、前記第1のコンテンツに挿入される前記複数の広告コンテンツの中から選択された所定の広告コンテンツの音のレベルを前記第1のコンテンツの音のレベルより所定のレベル以上大きくなるよう調整するとともに、前記第1のコンテンツに挿入される前記複数の広告コンテンツのうちの前記所定の広告コンテンツ以外の広告コンテンツと前記第1のコンテンツとの音のレベルの差が所定のレベルより小さくなるよう前記所定の広告コンテンツ以外の広告コンテンツの音レベルを調整する、
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
  21. クライアントからの要求に応じて送信されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第1のコンテンツを取得する第1の取得手順と、
    前記第1のコンテンツの所定の再生位置に挿入されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第2のコンテンツを取得する第2の取得手順と、
    前記第1のコンテンツのうち前記第2のコンテンツの挿入位置の後の所定の再生範囲の音に関する情報に基づいて前記第2のコンテンツの音のレベルを調整する調整手順と、
    をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
  22. クライアントからの要求に応じて送信されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第1のコンテンツを取得する第1の取得手順と、
    前記第1のコンテンツの所定の再生位置に挿入されるコンテンツであって再生に音の出力が伴う第2のコンテンツを取得する第2の取得手順と、
    前記第1のコンテンツのうち前記第2のコンテンツの挿入位置の及び後の所定の再生範囲の音に関する情報に基づいて前記第2のコンテンツの音のレベルを調整する調整手順と、
    をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
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