JP6468597B2 - 吐出容器 - Google Patents
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Description
また内容物が料理にかけるための粉末調味料などである場合には、料理から生ずる湯気により粉末が湿気を含み、小径の振出孔が詰まってしまう可能性もある。
さらに蓋をしないで容器を机の上などに置いておくと、容器を倒して内容物がこぼれるおそれがあった。
大径胴部14の上端側に設けた頂板26にシール口部Aを形成した外容器体2と、
小径胴部58の上側へ起立する吐出ノズル70を、シール口部Aの下面側に位置させて、外容器体2内に昇降自在に支持させた内容器体50と、
を具備し、
上記内容器体50に対してシール口部Aから離れる方向へ付勢力を作用させる付勢手段Bと、
上記外容器体2の底部4側に形成した回転操作部8と、
回転操作部8を一定角度回転させる度に上記付勢力に逆らって内容器体50を一定幅だけシール口部A側へ押し込む押動手段Dとを設け、
押し込まれた内容器体50が上記付勢力により元の高さに復帰するように形成し、
回転操作部8を一定方向へ回転させたときに、吐出ノズル70がシール口部A側へ進退して当該シール口部を開閉させることが可能に構成した。
本明細書において、“上”及び“下”という用語を用いるときには、特に断らない限り、図1の状態(正立状態)での向きをいうものとする。
上記外容器体2の底部4は、外容器体2の大径胴部14と別体として、底板6から回転操作部8である筒体を起立してなり、この筒体を大径胴部14の下部に回転可能に嵌合させた。
上記押動手段Dは、上記底板6の上面に周方向一方に向けた第1係合斜面S1を有する押圧突部12を、また内容器体50の底面54に周方向他方に向けた第2係合斜面S2を有する被押圧部56をそれぞれ設け、回転操作部8を回転させたときに第1係合斜面S1と第2係合斜面S2とが重なって押圧突部12が被押圧部56を乗り越えることで内容器体50を押圧するように構成しており、
外容器体2の大径胴部14と内容器体50とに回り止め手段Tを設けた。
上記シール口部Aは、上記外容器体2の頂板26に穿設した挿通孔28の周囲へスリット弁体42を装着してなり、
スリット弁体42は、挿通孔28形成箇所に取り付けた弁筒44の上面に弾性膜46を張設し、この弾性膜46に吐出ノズル70の突き上げにより開口可能なスリット46aを穿設している。
上記頂板26を含む外容器体2の頂部22を、上記外容器体2の大径胴部14から取り外すことが可能な蓋部材に形成して、この蓋部材の取り外し操作により、外容器体2の大径胴部14の上面を開放可能に設け、大径胴部14の上面から内容器体50を出し入れ可能とした。
上記付勢手段Bは、上記内容器体50の頂壁66上面から突設した複数の弾性板部68を撓み状態で上記外容器体2の頂板26裏面に当接させてなる。
第2の手段に係る発明によれば、倒立状態で大径胴部14を把持して回転操作部8を回転させ続けることで、吐出ノズル70がシール口部側へ進退する動作を繰り返すことが可能となり、従来技術のように容器から内容物を振り出すことが必要とないから、内容物の飛び散りを防止できる。
第3の手段に係る発明によれば、回転時に押圧突部12が被押圧部56を乗り越えるときの音と感触で吐出動作が行われたことを利用者が容易に認識できる。
第4の手段に係る発明によれば、シール口部Aは頂板の挿通孔28の周囲へスリット弁体42を装着してなるから、倒立状態としても、回転操作部8を回転させない限り、シール口部Aの外に吐出物がこぼれることがない。
第5の手段に係る発明によれば、上記頂板26を含む外容器体2の頂部22を、上記外容器体2の大径胴部14から取り外すことが可能な蓋部材として、この蓋部材の取り外し操作により、外容器体2の大径胴部14の上面を開放し、この上面から内容器体50を出し入れすることが可能としたから、内容器体の詰替えが容易である。
第6の手段に係る発明によれば、付勢手段Bは、上記内容器体50の頂壁66上面から突設した複数の弾性板部68で形成したから、部材数が増えることがない。
(1)上記進退動作は、人の手による振出動作と違って直線的な動きであり、かつ容器を持つ手の位置が動かないから、内容物が予期しない方向へ飛び散ることがない。
(2)回転操作部8を一方向へ回転させ続けるだけで、吐出ノズル70はシール口部A側への進退の動作を繰り返し、常時外気にさらされることがないので、吐出ノズル内に湿気が入って、内容物が詰まる可能性が少ない。
(3)押圧突部12が被押圧部56を乗り越えるときに音や感触が生ずる場合には、一回の吐出操作が終わったことを利用者が明瞭に認識できる。
12…押圧突部 14…大径胴部 16…環状リブ
18…ネジ部 20…回り止め用縦溝 22…頂部(蓋部材) 23…蓋本体
24…外周壁部 26…頂板 28…挿通孔 28a…孔壁
29…支持筒 30…係止リブ 31…透孔
32…ヒンジ 34…蓋体 36…天板 37…当接凹部 38…蓋周壁部
40…シール筒部
42…スリット弁体 44…弁筒 46…弾性膜 46a…スリット
50…内容器体 52…本体部 54…底面 56…被押圧部
58…小径胴部 60…内蓋 62…内周壁部 64…縦リブ
66…頂壁 68…弾性板部 68a…基端部 68b…先端部
70…吐出ノズル
A…シール口部 B…付勢手段 D…押動手段
S1…第1係合斜面 S2…第2係合斜面
T…回り止め手段
Claims (6)
- 大径胴部(14)の上端側に設けた頂板(26)にシール口部(A)を形成した外容器体(2)と、
小径胴部(58)の上側へ起立する吐出ノズル(70)を、シール口部(A)の下面側に位置させて、外容器体(2)内に昇降自在に支持させた内容器体(50)と、
を具備し、
上記内容器体(50)に対してシール口部(A)から離れる方向へ付勢力を作用させる付勢手段(B)と、
上記外容器体(2)の底部(4)側に形成した回転操作部(8)と、
回転操作部(8)を一定角度回転させる度に上記付勢力に逆らって内容器体(50)を一定幅だけシール口部(A)側へ押し込む押動手段(D)とを設け、
押し込まれた内容器体(50)が上記付勢力により元の高さに復帰するように形成し、
回転操作部(8)を一定方向へ回転させたときに、吐出ノズル(70)がシール口部(A)側へ進退して当該シール口部を開閉させることが可能に構成したことを特徴とする吐出容器。 - 上記外容器体(2)の底部(4)は、外容器体(2)の大径胴部(14)と別体として、底板(6)から回転操作部(8)である筒体を起立してなり、この筒体を大径胴部(14)の下部に回転可能に嵌合させたことを特徴とする、請求項1記載の吐出容器。
- 上記押動手段(D)は、上記底板(6)の上面に周方向一方に向けた第1係合斜面(S1)を有する押圧突部(12)を、また内容器体(50)の底面(54)に周方向他方に向けた第2係合斜面(S2)を有する被押圧部(56)をそれぞれ設け、回転操作部(8)を回転させたときに第1係合斜面(S1)と第2係合斜面(S2)とが重なって押圧突部(12)が被押圧部(56)を乗り越えることで内容器体(50)を押圧するように構成しており、
外容器体(2)の大径胴部(14)と内容器体(50)とに回り止め手段(T)を設けたことを特徴とする、請求項2記載の吐出容器。 - 上記シール口部(A)は、上記外容器体(2)の頂板(26)に穿設した挿通孔(28)の周囲へスリット弁体(42)を装着してなり、
スリット弁体(42)は、挿通孔(28)形成箇所に取り付けた弁筒(44)の上面に弾性膜(46)を張設し、この弾性膜(46)に吐出ノズル(70)の突き上げにより開口可能なスリット(46a)を穿設していることを特徴とする、請求項1から請求項3の何れかに記載の吐出容器。 - 上記頂板(26)を含む外容器体(2)の頂部(22)を、上記外容器体(2)の大径胴部(14)から取り外すことが可能な蓋部材に形成して、この蓋部材の取り外し操作により、外容器体(2)の大径胴部(14)の上面を開放可能に設け、大径胴部(14)の上面から内容器体(50)を出し入れ可能としたことを特徴とする、請求項1から請求項4の何れかに記載の吐出容器。
- 上記付勢手段(B)は、上記内容器体(50)の頂壁(66)上面から突設した複数の弾性板部(68)を撓み状態で上記外容器体(2)の頂板(26)裏面に当接させてなることを特徴とする、請求項1から請求項5の何れかに記載の吐出容器。
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JP2015093017A JP6468597B2 (ja) | 2015-04-30 | 2015-04-30 | 吐出容器 |
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Family Applications (1)
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JP2015093017A Active JP6468597B2 (ja) | 2015-04-30 | 2015-04-30 | 吐出容器 |
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- 2015-04-30 JP JP2015093017A patent/JP6468597B2/ja active Active
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