JP6467214B2 - パンツ型吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、パンツ型使い捨ておむつなどのパンツ型吸収性物品に関する。
着用状態のパンツ型吸収性物品を引き上げたり、あるいは該吸収性物品を着用者に装着させるときに該吸収性物品を引き上げたりするときに用いられる指掛部を、該吸収性物品の胴回り域に設ける技術が知られている。例えば特許文献1には、使い捨てパンツ型おむつの外面シートを、第1外面シートと、その外側に重なる第2外面シートとから構成し、前後腰周域に第1及び第2外面シートによって該域の周り方向に離間して並列する複数の指先係合部を設けることが記載されている。指先係合部は、第1外面シートが折り込まれて股下域へ向かって開口する折り込み部と、該折り込み部に隣接する第2外面シートの部位が外方へ開口する窓部とによって形成されている。
特許文献2には、パンツ型使い捨ておむつのサイドシール部における縦方向中間部に、前身頃及び後身頃の接合が欠落した欠落部を形成するとともに、該欠落部の非接合間隙を前後に仕切る仕切り部を設け、該欠落部の非接合間隙における該仕切り部の前側及び後側を、それぞれ指掛孔としてサイドシール部の側方に開口させたことが記載されている。
特開平11−104180号公報 特開2013−202183号公報
特許文献1に記載の指先係合部や、特許文献2に記載の指掛孔を用いておむつを引き上げる場合、該指先係合部や該指掛孔に、おむつの引き上げに要する力が集中して加わる。該指先係合部や該指掛孔は、その構造や製造方法から見て、強度的に充分とは言えず、これらの部位に過大な引き上げ力が加わった場合には、該部位を構成する材料の破損が生じるおそれがある。
したがって本発明の課題はパンツ型吸収性物品の改良にあり、更に詳細には、着用状態の該吸収性物品を引き上げるときの、あるいは該吸収性物品を着用者に装着させるときの動作を円滑に行い得るパンツ型吸収性物品を提供することにある。
本発明は、液透過性の表面シート及び液保持性の吸収体を備える吸収性本体と、該吸収性本体の非肌当接面側に位置して該吸収性本体を固定している外装体とを備え、腹側部における該外装体の側縁部と背側部における該外装体の側縁部とが接合されて、一対のサイドシール部並びにウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型吸収性物品であって、
前記外装体のうち、背側部又は腹側部における胴回り部の幅方向側部域に、該胴回り部の厚み方向断面視において、股下部側からウエスト開口部側に向けて凸となる第1の折り目を幅方向に沿って設けるとともに、ウエスト開口部側から股下部側に向けて凸となる第2の折り目を第1の折り目と平行に且つ幅方向に沿って設けて該胴回り部を折り畳み、それによって幅方向に延びる一重の襞を設け、該胴回り部の折り畳み状態下に、該外装体の背側部と腹側部とがそれらの側縁部どうしで接合されており、それによって背側部又は腹側部における前記サイドシール部に隣接した該側部域に、該襞及び該サイドシール部を含む指先支持部が設けられている、パンツ型吸収性物品を提供するものである。
本発明によれば、物品に指を掛けたり摘まんだりして該物品を引き上げる動作を行うときに、指を掛けた部位や摘まんだ部位に破損が生じることが効果的に防止され、物品の引き上げ動作を円滑に行うことができる。
図1は、本発明のパンツ型吸収性物品の一実施形態としてのパンツ型使い捨ておむつを、その背側部側から見た斜視図である。 図2は、図1に示すパンツ型使い捨ておむつにサイドシール部を形成する前の状態を示す斜視図である。 図3(a)は、図1に示すパンツ型使い捨ておむつの腹側シート部材及び背側シート部材の要部を拡大して示す一部破断平面図であり、図3(b)は、図3(a)に示す腹側シート部材及び背側シート部材が収縮した状態を示す斜視図である。 図4は、図1に示すパンツ型使い捨ておむつにおける背側部の側部域の厚み方向断面図である。 図5は、図1に示すパンツ型使い捨ておむつを引き上げる動作を示す説明図である。 図6は、本発明のパンツ型吸収性物品の別の実施形態としてのパンツ型使い捨ておむつを、その背側部側から見た斜視図(図1相当図)である。 図7は、本発明のパンツ型吸収性物品の更に別の実施形態としてのパンツ型使い捨ておむつを、その腹側部側から見た斜視図である。 図8は、図7に示すパンツ型使い捨ておむつを引き上げる動作を示す説明図である。 図9は、図7に示すパンツ型使い捨ておむつを引き上げる動作を示す説明図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明のパンツ型吸収性物品の一実施形態としてのパンツ型使い捨ておむつを、その背側部側から見た斜視図が示されている。同図に示すおむつ1は、腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bからなる外装体を備えている。腹側シート部材2Aは矩形状であり、着用者の腹側に配される。背側シート部材2Bも矩形状であり、着用者の背側に配される。また、おむつ1は吸収性本体3を備えている。外装体として用いられる腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bは、吸収性本体の非肌当接面側に位置して該吸収性本体を固定している。詳細には、吸収性本体3は、腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bに架け渡して固定されている。そして、腹側シート部材2Aの及び背側シート部材2Bそれぞれの上端縁2Ae,2Beの位置を一致させて、腹側シート部材2Aの両側縁部2a,2aと背側シート部材2Bの両側縁部2b,2bとが接合されて、一対のサイドシール部4,4が形成されている。
おむつ1は、図1に示すとおり、着用時に、着用者の腹側に配される腹側部Aと、着用者の背側に配される背側部Bと、腹側部Aと背側部Bとの間に位置し、着用者の股間部に配される股下部Cを有している。おむつ1の長手方向(物品長手方向)は、腹側部Aから股下部Cを経て背側部Bにわたる方向又はその逆方向(図1中X方向)であり、おむつ1の幅方向(物品幅方向)は、着用者の胴回り方向に沿う方向であり、物品長手方向と交差する方向(図1中Y方向)である。
腹側シート部材2Aは、おむつ1の展開且つ伸長状態において、幅方向Yに沿って長い横長の長方形状をなしている。背側シート部材2Bも、同様に、おむつ1の展開且つ伸長状態において、横長の長方形状をなしている。腹側シート部材2Aと背側シート部材2Bは、長手方向Xの長さが、幅方向Yにおいて均一である。
そして、腹側シート部材2Aの側縁部2aと、背側シート部材2Bの側縁部2bとが上述した一対のサイドシール部4,4において接合されて、筒状の胴回り部が形成されている。この接合には、例えばヒートシール、高周波シール、超音波シール、接着剤等の公知の接合手段が用いられる。また、この接合によって、サイドシール部4,4とともに、ウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6が形成される。
背側シート部材2Bは長手方向Xの長さが、腹側シート部材2Aの長手方向Xの長さよりも長くなっている。そしてサイドシール部4は、その長手方向Xの長さが、腹側シート部材2Aの長さと同じになっている。背側シート部材2Bの長さとの関係では、サイドシール部4は、背側シート部材2Bの長さよりも短く形成されている。その結果、背側シート部材2Bには、左右両側にサイドシール部4,4を有する背側本体部20bと、該背側本体部20bから股下部C側に延出し、左右両側にサイドシール部4,4を有しない背側延出部21bとが形成されている。背側延出部21bのうち、吸収性本体3よりも幅方向Yの外方に位置する部位は、おむつ1の着用状態において、着用者の臀部を被覆する臀部カバー部210bとなる。
おむつ1の吸収性本体3は、液透過性の表面シート31、液不透過性又は撥水性の裏面シート32、及び両シート31、32間に介在配置された液保持性の吸収体33を有しており、長手方向Xに長い長方形状に形成されている。吸収体33は、パルプ繊維等の繊維の集合体(不織布であってもよい)からなる吸収性コア、又は繊維の集合体に吸水性ポリマーの粒子を保持させてなる吸収性コア(図示せず)と、該吸収性コアを被覆するコアラップシート(図示せず)からなる。吸収体33も、長手方向Xに長い長方形状に形成されている。
表面シート31、裏面シート32、及び吸収体33の吸収性コアやコアラップシートとしては、それぞれ、この種の吸収性物品に従来用いられているものと同様のものを用いることができる。股下部Cにおける吸収性本体3の外側には、裏面シート32に重ねて、不織布やフィルム等の外装シート(図示せず)を配することもできる。
吸収性本体3は、長手方向Xの一端側において背側シート部材2Bと重なっている部分が、背側シート部材2Bの幅方向Yの中央領域に固定されている。また、吸収性本体3は、長手方向Xの他端側において腹側シート部材2Aと重なっている部分が、腹側シート部材2Aの幅方向Yの中央領域に固定されている。これらの固定には例えば接着剤を用いることができる。
おむつ1における腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bはいずれも、図1に示すとおり、おむつの外面をなす外側シート22と、外側シート22の内面側に配された内側シート23と、両シート22,23間に配された複数本の糸状の弾性部材24とを備えている。弾性部材24は、幅方向Yに沿って延びている。それによって、腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bは、幅方向Yに沿って伸縮性を発現している。
弾性部材24は、その長さ方向の領域のうち、吸収性本体3における吸収体33と重ならない位置において伸縮弾性が発現するようになっている。そして、吸収体33と重なる位置には弾性部材24が配置されていないか、又は配置されているとしても、伸縮弾性が発現しないような態様で配置されている。例えば弾性部材24は、吸収体33と重なる位置において細かく分断された分断体(図示せず)の状態で存在しており、それによって伸縮弾性が発現しないようになっている。
図3(a)に示すとおり、外側シート22と内側シート23とは、複数の接合部26において接合されている。そして弾性部材24が、該接合部26を通らないように且つ該弾性部材24の両端部間の領域において外側シート22及び内側シート23のいずれにも非接合状態で配されている。弾性部材24は、その両端部においてのみ外側シート22及び内側シート23と固定されている。
腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bにおいては、おむつ1の長手方向Xに沿って接合部26が間欠的に直列配置されてなる接合部列26Aが、おむつ1の幅方向Yに複数列形成されている。そして、それらの接合部列26Aにおける各接合部26の長手方向が一致している。長手方向Xにおいて前後する一対の接合部26の間には弾性部材24が位置している。
以上のとおりの構造を有する腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bは、その収縮状態において、図3(b)に示すとおり、複数本の弾性部材24にわたって連続して延びる複数本の襞27を形成する。
腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bから構成される外装体のうち、背側シート部材2Bから構成される胴回り部においては、幅方向側部域40a(図2参照)に、図4に示す該胴回り部の厚み方向断面視において、股下部C側からウエスト開口部5側に向けて凸となる第1の折り目41を幅方向Yに沿って設けている。これとともに、ウエスト開口部5側から股下部C側に向けて凸となる第2の折り目42を幅方向Yに沿って設けている。第1の折り目41と第2の折り目42とは互いに平行に延びている。また、第1の折り目41と第2の折り目42とは、背側シート部材2Bの幅方向側部域40aだけでなく、背側シート部材2Bの幅方向中央域40bにも設けられている。したがって、各折り目41,42は背側シート部材2Bの幅方向の全域にわたって連続して且つ直線状に形成されている。これら2つの折り目41,42を形成して背側シート部材2Bを折り畳むことで、背側シート部材2Bには、その外面側に、幅方向Yに沿って延びる一重の襞43が形成される。そして、背側シート部材2Bを折り畳んだ状態下に、つまり襞43が形成された状態下に、背側シート部材2B及び腹側シート部材2Aをそれらの側縁部2a,2bどうしで接合してサイドシール部4を形成することで、第1の折り目41及び第2の折り目42を固定化するとともに、襞43の形成状態を固定化する。サイドシール部4の形成によって、背側シート部材2Bにおいては、サイドシール部4に隣接した幅方向側部域40aに、襞43とサイドシール部4とからなる指先支持部44が形成される。
本実施形態においては、図2及び図4に示すとおり、ウエスト開口部5側から股下部C側に向けて凸となる第2の折り目42の位置に、襞43の先端の折り目43aが位置している。つまり襞43は股下部C側に向けて垂下している。したがって、指先支持部44は、股下部C側に向けて垂下している襞43とサイドシール部4とによって形成されている。この形態の指先支持部44を用いておむつ1を引き上げる操作が図5に模式的に示されている。同図に示すおむつ1の引き上げ操作は、おむつの着用者(図示せず)が例えば乳児である場合、該乳児が立った姿勢で、おむつ装着の操作者(例えば親)と対面している状態を想定している。両者が対面した状態でおむつ1を引き上げることは、おむつ装着の操作者が乳児の表情等の状態を観察しながら操作ができるという点で有利である。
両者が対面した状態でおむつ1を引き上げるときには、おむつ装着の操作者が乳児の背中に両手をまわし、下向きの襞と背側シート部材2Bの外側シート22との間に形成される空間内を含む指先支持部44に、下方から上方に向けて指Fを挿入する。そして指Fを指先支持部44に係止した状態下に、おむつ装着の操作者の両手を下方から上方に向けて移動させて、おむつ1を引き上げる。これによって、おむつ1を円滑に引き上げることが可能になる。しかも、指先支持部44の一部をなす下向きの襞43は、その側部が、強固な接合状態になっているサイドシール部4によって固定されているので、指先支持部44に指を掛けることによって該指先支持部44に過大な引き上げ力が加わっても、該指先支持部44の破損が効果的に防止される。
指先支持部44を用いたおむつ1の引き上げ操作を一層円滑なものとする観点から、該指先支持部44が形成されている背側シート部材2Bは次の構成を有していることが好ましい。すなわち、背側シート部材2Bにおけるサイドシール部4が形成された幅方向に延びる領域、すなわち上述した背側本体部20b(図1参照)を、おむつ1の長手方向Xに仮想的に三等分して、図1に示すとおり上部201b、中央部202b及び下部203bに区分したとき、中央部202bの引張応力を、上部201b及び下部203bの引張応力よりも高くすることが好ましい。これに加えて中央部202bに襞43の先端の折り目43aを位置させることが好ましい。
前記の引張応力とは、背側シート部材2Bの各部を幅方向Yに沿って、所定の引張速度で所定の長さ引っ張ったときに示す応力のことである。本実施形態のおむつ1が例えば乳児用のものである場合、中央部202bの引張応力は0.02N/mm以上0.20N/mm以下であることが好ましく、0.03N/mm以上0.15N/mm以下であることが更に好ましい。一方、上部201b及び下部203bの引張応力は、中央部202bの引張応力よりも低いことを条件として、それぞれ独立に0.02N/mm以上0.20N/mm以下であることが好ましく、0.03N/mm以上0.15N/mm以下であることが更に好ましい。引張応力の測定方法は次のとおりである。背側シート部材2Bの各部を切り離した環状サンプルを、幅方向Yの両端部それぞれにおける、サイドシール部4の着用者側端縁をチャックに挟んで自然状態(外力を加えずに自然に収縮させた状態)で固定して、幅方向Yと同じ方向に伸長させる。引張速度は300mm/minとする。サンプルの長さ(チャック間距離)が、最大伸長の70%の長さとなった時点の応力と、ここでいう引張応力と定義する。最大伸長とは、サンプルが収縮していない状態のサンプルの長さをいう。70%を指標としたのは、パンツ型使い捨ておむつを装着したときのサンプルの伸長状態を再現するためである。
また、中央部202bの引張応力は、上部201b及び下部203bの引張応力のうち、相対的に値が低い方の引張応力に対して100%以上300%以下の範囲で大きいことが好ましく、125%以上275%以下の範囲で大きいことが更に好ましい。
背側シート部材2Bにおける中央部202bの引張応力を、上部201b及び下部203bよりも高くするためには、中央部202bに配置する弾性部材24の本数を、上部201b及び下部203bに配置する弾性部材24の本数よりも多くすることが好ましい。例えば中央部202bに、幅方向Yに沿って延びる複数本の弾性部材24を配置して、該中央部202bの引張強度を高めることができる。中央部202bに複数の弾性部材24を配置することで、指先支持部44を用いたおむつ1の引き上げ時に中央部202bに高負荷が加わっても、弾性部材24が破断しにくくなるという利点がある。
中央部202bと、上部201b及び下部203bとで弾性部材24の配置本数が同数である場合には、中央部202bに配置する弾性部材として、上部201b及び下部203bに配置する弾性部材よりも太さの太いものを用いることができる。あるいは太さが同じ場合には、中央部202bに弾性部材を伸長状態で配置するときに、その伸長の程度を、上部201b及び下部203bにおける弾性部材の伸長の程度よりも大きくすることができる。
指先支持部44を用いたおむつ1の引き上げ操作を一層円滑なものとする観点から、襞43の先端の折り目43aが、吸収性本体3における吸収体33の長手方向Xの端縁よりも股下部C側に位置していることが好ましい。おむつ1を引き上げる目的の一つに、着用状態のおむつ1が排泄物を吸収保持してその質量が増加し、そのことに起因して重みでずり下がった状態になっているおむつ1の装着位置を、適正な位置に修正するという目的がある。この目的のためには、排泄物を吸収保持してずり下がっている状態の吸収体を引き上げる必要がある。吸収体を引き上げるために、指先支持部44の一部をなす襞43の先端の折り目43aを吸収体33の端縁よりも股下部C側に位置させると、指先支持部44に指を掛けて引き上げ力を発生させたときに、その力が吸収体33の効率的に伝播する。その結果、おむつ1を円滑に引き上げることができる。
本実施形態においては、先に述べたとおり、背側シート部材2B及び腹側シート部材2Aが外側シート22及び内側シート23の2層構造からなり、両シート22,23が複数の接合部において間欠的に接合されている。つまり両シート22,23の接合面積が極力低くなっており、接合に起因して各シート部材2A,2Bが硬い風合いとならないように配慮されている。したがって、背側シート部材22を、上述した第1の折り目41及び第2の折り目42で折り畳み襞43を形成しても、両シート22,23の接合に起因する襞43の剛性の増大を抑制することができる。その結果、指先支持部44の肌触りが低下することが効果的に防止される。
特に、背側シート部材2Bに配置された弾性部材24が、サイドシール部4と吸収体33の長手方向Xに沿って延びる側縁との間において、外側シート22及び内側シート23と非接合状態になっていると、背側シート部材2Bに襞43を形成したときの該襞43の剛性の増大を一層抑制することができる。その上、襞43を含む指先支持部44及びその周辺領域での通気性の低下も抑制することができる。
図1ないし図5に示す実施形態においては、背側シート部材2Bに形成された襞43は、該シート部材2Bの幅方向Yの全域にわたり、つまり一方のサイドシール部4から他方のサイドシール部4までの間に形成されている。これに代えて、図6に示す実施形態のとおり、襞43を、背側シート部材2Bのうち、おむつ1の平面視において、該背側シート部材2Bと吸収性本体3とが重ならない幅方向側部域40aにのみ形成し、幅方向中央域40bには襞43を形成しないようにすることもできる。したがって、襞43を含む指先支持部44は、背側シート部材2Bと吸収性本体3とが平面視において重ならない幅方向側部域40aにのみ形成される。本実施形態によれば、背側シート部材2Bと吸収性本体3とが平面視において重なる部位、すなわち幅方向中央域40bに襞43が形成されないので、襞43の形成に起因する凹凸が背側シート部材2Bの表面に生じない。背側シート部材2Bの表面に凹凸が生じると、その凹凸が吸収体33に伝播して、該吸収体の性能に影響を及ぼすことがあるが、背側シート部材2Bの表面に凹凸が生じない本実施形態のおむつ1によれば、そのような懸念がないという利点がある。
図7ないし図9には、本発明の更に別の実施形態が示されている。これまでに説明してきた実施形態では、おむつ1の背側部Bにおける幅方向側部域40aに指先支持部44が形成されていたが、本実施形態では、おむつ1の腹側部Aにおける幅方向側部域40aに指先支持部44が形成されている。詳細には、背側シート部材2Aの胴回り部における幅方向側部域40aに、図8に示す該胴回り部の厚み方向断面視において、股下部C側からウエスト開口部5側に向けて凸となる第1の折り目41を幅方向Yに沿って設けている。これとともに、ウエスト開口部5側から股下部C側に向けて凸となる第2の折り目42を幅方向Yに沿って設けている。これら2つの折り目41,42を形成して腹側シート部材2Aを折り畳むことで、腹側シート部材2Aの外面側に、幅方向Yに沿って延びる一重の襞43を形成する。このとき、股下部C側からウエスト開口部5側に向けて凸となる第1の折り目41の位置に、襞43の先端の折り目43aを位置させる。そして、腹側シート部材2Aを折り畳んだ状態下に、つまり襞43が形成された状態下に、背側シート部材2B及び腹側シート部材2Aをそれらの側縁部2a,2bどうしで接合してサイドシール部4を形成することで、第1の折り目41及び第2の折り目42を固定化するとともに、襞43の形成状態を固定化する。サイドシール部4の形成によって、腹側シート部材2Aにおいては、サイドシール部4に隣接した幅方向側部域40aに、襞43とサイドシール部4とからなる指先支持部44が形成される。
本実施形態においては、図7及び図8に示すとおり、股下部C側からウエスト開口部5側に向けて凸となる第1の折り目41の位置に、襞43の先端の折り目43aが位置している。つまり襞43はウエスト開口部5側に向けて上向きになっている。したがって、指先支持部44は、ウエスト開口部5側に向けて上向きになっている襞43とサイドシール部4とによって形成されている。この形態の指先支持部44を用いておむつ1を引き上げる操作が図9に模式的に示されている。同図に示すおむつ1の引き上げ操作は、おむつの着用者(図示せず)が例えば乳児である場合、該乳児が立った姿勢で、おむつ装着の操作者(例えば親)がその背後にいる状態を想定している。つまり乳児とおむつ装着の操作者とが同方向を向いている状態を想定している。
乳児の背後におむつ装着の操作者がいる状態でおむつ1を引き上げるときには、おむつ装着の操作者が乳児の腹側に両手をまわし、上向きの襞43と腹側シート部材2Aの外側シート22との間に形成される空間内を含む指先支持部44に、上方から下方に向けて指F1を挿入するとともに、挿入した指F1と、該指F1とは別の指F2とで襞部43を摘まむ。この状態下に、おむつ装着の操作者の両手を下方から上方に向けて移動させて、おむつ1を引き上げる。これによって、おむつ1を円滑に引き上げることが可能になる。しかも、指先支持部44の一部をなす上向きの襞43は、その側部が、強固な接合状態になっているサイドシール部4によって固定されているので、襞43を指で摘まむことによって指先支持部44に過大な引き上げ力が加わっても、該指先支持部44の破損が効果的に防止される。
なお、図6ないし図9に示す実施形態において特に説明しなかった点については、図1ないし図5に示す実施形態に関する説明が適宜適用される。また図6ないし図9において、図1ないし図5と同じ部材には同じ符号を付してある。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば前記実施形態においては、吸収性本体3を固定する外装体が、腹側シート部材2Aと背側シート部材2Bとに二分割されていたが、これに代えて、おむつの全長にわたり存在している単一の外装体を用い、腹側部における外装体の側縁部と背側部における外装体の側縁部とを接合して、一対のサイドシール部を形成してもよい。
また、本発明のパンツ型吸収性物品は、幼児用のパンツ型使い捨ておむつに適用できる他、成人用のパンツ型使い捨ておむつにも適用でき、更にパンツ型の生理用ナプキン等に適用してもよい。
上述した一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する要件は、それぞれ他の実施形態に適宜適用することができ、また、各実施形態における要件は、適宜、実施形態間で相互に置換可能である。
上述した実施形態に関し、本発明は更に以下のパンツ型吸収性物品を開示する。
<1>
液透過性の表面シート及び液保持性の吸収体を備える吸収性本体と、該吸収性本体の非肌当接面側に位置して該吸収性本体を固定している外装体とを備え、腹側部における該外装体の側縁部と背側部における該外装体の側縁部とが接合されて、一対のサイドシール部並びにウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型吸収性物品であって、
前記外装体のうち、背側部又は腹側部における胴回り部の幅方向側部域に、該胴回り部の厚み方向断面視において、股下部側からウエスト開口部側に向けて凸となる第1の折り目を幅方向に沿って設けるとともに、ウエスト開口部側から股下部側に向けて凸となる第2の折り目を第1の折り目と平行に且つ幅方向に沿って設けて該胴回り部を折り畳み、それによって幅方向に延びる一重の襞を設け、該胴回り部の折り畳み状態下に、該外装体の背側部と腹側部とがそれらの側縁部どうしで接合されており、それによって背側部又は腹側部における前記サイドシール部に隣接した該側部域に、該襞及び該サイドシール部を含む指先支持部が設けられている、パンツ型吸収性物品
<2>
前記外装体のうち、背側部又は腹側部における前記サイドシール部が形成された幅方向に延びる領域を、物品の長手方向に仮想的に三等分して上部、中央部及び下部に区分したとき、中央部の引張応力を、上部及び下部の引張応力よりも高くし、且つ中央部に前記襞における先端の折り目を位置させた前記<1>に記載のパンツ型吸収性物品。
<3>
前記外装体のうち、背側部又は腹側部における前記サイドシール部が形成された幅方向に延びる領域を、物品の長手方向に仮想的に三等分して上部、中央部及び下部に区分したとき、中央部の引張応力が0.1N以上3.0N以下であることが好ましく、0.3N以上2.5N以下であることが更に好ましい前記<1>又は<2>に記載のパンツ型吸収性物品。
<4>
前記外装体のうち、背側部又は腹側部における前記サイドシール部が形成された幅方向に延びる領域を、物品の長手方向に仮想的に三等分して上部、中央部及び下部に区分したとき、上部及び下部の引張応力が、中央部の引張応力よりも低いことを条件として、それぞれ独立に0.1N以上3.0N以下であることが好ましく、0.3N以上2.5N以下であることが更に好ましい前記<1>ないし<3>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<5>
前記外装体のうち、背側部又は腹側部における前記サイドシール部が形成された幅方向に延びる領域を、物品の長手方向に仮想的に三等分して上部、中央部及び下部に区分したとき、中央部の引張応力が、上部及び下部の引張応力のうち、相対的に値が低い方の引張応力に対して105%以上300%以下の範囲で大きいことが好ましく、125%以上275%以下の範囲で大きいことが更に好ましい前記<1>ないし<4>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<6>
前記外装体のうち、背側部又は腹側部における前記サイドシール部が形成された幅方向に延びる領域を、物品の長手方向に仮想的に三等分して上部、中央部及び下部に区分したとき、中央部には、幅方向に延びる複数本の前記弾性部材が配置されている前記<1>ないし<5>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<7>
ウエスト開口部側から股下部側に向けて凸となる第2の折り目の位置に、前記襞における先端の折り目が位置している前記<1>ないし<6>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<8>
前記襞が、股下部側に向けて垂下している前記<1>ないし<7>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<9>
前記指先支持部44が、股下部側に向けて垂下している前記襞と前記サイドシール部とによって形成されている前記<1>ないし<8>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<10>
前記指先支持部が背側部に形成されている前記<1>ないし<9>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<11>
前記襞における先端の折り目が、前記吸収体の長手方向端縁よりも股下部側に位置している前記<1>ないし<10>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<12>
前記襞が、前記外装体のうち、物品の平面視において、該外装体と前記吸収性本体とが重ならない部位にのみ形成されている前記<1>ないし<11>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<13>
前記外装体が、着用者の腹側に配される腹側シート部材と、着用者の背側に配される背側シート部材とからなり、
前記吸収性本体が、前記腹側シート部材及び前記背側シート部材に架け渡して固定されており、
前記腹側シート部材の両側部と前記背側シート部材の両側部とが前記サイドシール部において接合されて、筒状の胴回り部が形成されており、
前記背側シート部材又は前記腹側シート部材における前記サイドシール部に隣接した前記側部域に前記指先支持部を設けた前記<1>ないし<12>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<14>
第1の折り目と第2の折り目とが、背側部における前記外装体の幅方向側部域だけでなく、該外装体の幅方向中央域にも設けられている前記<1>ないし<13>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<15>
第1の折り目及び第2の折り目が、背側部における前記外装体の幅方向の全域にわたって連続して且つ直線状に形成されている前記<1>ないし<14>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<16>
前記外装体が弾性部材を備え、
前記外装体のうち、背側部又は腹側部における前記サイドシール部が形成された幅方向に延びる領域を、物品の長手方向に仮想的に三等分して上部、中央部及び下部に区分したとき、中央部に配置する弾性部材の本数を、上部及び下部に配置する弾性部材の本数よりも多くした前記<1>ないし<15>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<17>
前記外装体が弾性部材を備え、
前記外装体のうち、背側部又は腹側部における前記サイドシール部が形成された幅方向に延びる領域を、物品の長手方向に仮想的に三等分して上部、中央部及び下部に区分したとき、中央部に配置する弾性部材として、上部及び下部に配置する弾性部材よりも太さの太いものを用いた前記<1>ないし<16>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<18>
前記外装体が物品の外面をなす外側シートと、外側シートの内面側に配された内側シートと、両シート間に配された弾性部材とを備え、幅方向に伸縮可能になっており、
前記外側シートと前記内側シートとは、複数の接合部において間欠的に接合されており、
前記弾性部材が、前記接合部を通らないように且つ該弾性部材の両端部間の領域において前記外側シート及び前記内側シートのいずれにも非接合状態で配されている前記<1>ないし<17>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<19>
前記外装体が物品の外面をなす外側シートと、外側シートの内面側に配された内側シートと、両シート間に配された弾性部材とを備え、
前記弾性部材が、前記サイドシール部と、前記吸収性本体における吸収体の側縁との間において前記外側シート及び前記内側シートと非接合状態になっている前記<1>ないし<18>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<20>
背側部における前記外装体は長手方向の長さが、腹側部における前記外装体の長手方向の長さよりも長くなっている前記<1>ないし<19>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<21>
背側部における前記外装体には、左右両側に前記サイドシール部を有する背側本体部と、該背側本体部から股下部側に延出し、左右両側に前記サイドシール部を有しない背側延出部とが形成されている前記<1>ないし<20>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<22>
前記外装体が物品の外面をなす外側シートと、外側シートの内面側に配された内側シートと、両シート間に配された弾性部材とを備え、
前記弾性部材は、その長さ方向の領域のうち、前記吸収性本体における吸収体と重ならない位置において伸縮弾性が発現するようになっている前記<1>ないし<21>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<23>
前記外装体が物品の外面をなす外側シートと、外側シートの内面側に配された内側シートと、両シート間に配された弾性部材とを備え、
前記吸収性本体における吸収体と重なる位置には前記弾性部材が配置されていないか、又は配置されているとしても、伸縮弾性が発現しないような態様で配置されている前記<1>ないし<22>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<24>
前記襞を、背側部における前記外装体のうち、前記物品の平面視において、該外装体と前記吸収性本体とが重ならない幅方向側部域にのみ形成し、幅方向中央域には前記襞を形成しない前記<1>ないし<23>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<25>
前記襞を含む前記指先支持部は、背側部における前記外装体と前記吸収性本体とが平面視において重ならない幅方向側部域にのみ形成されている前記<1>ないし<24>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<26>
前記物品の腹側部における幅方向側部域に前記物品指先支持部が形成されている前記<1>ないし<25>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
<27>
股下部側からウエスト開口部側に向けて凸となる第1の折り目の位置に、前記襞における先端の折り目が位置しており、それによって該襞はウエスト開口部側に向けて上向きになっており、前記指先支持部は、ウエスト開口部側に向けて上向きになっている該襞と前記サイドシール部とによって形成されている前記<1>ないし<26>のいずれか1に記載のパンツ型吸収性物品。
1 パンツ型使い捨ておむつ
2A 腹側シート部材
2B 背側シート部材
3 吸収性本体
4 サイドシール部
5 ウエスト開口部
6 レッグ開口部
22 外側シート
23 内側シート
24 弾性部材
26 接合部
31 表面シート
32 裏面シート
33 吸収体
40a 幅方向側部域
40b 幅方向中央域
41 第1の折り目
42 第2の折り目
43 襞
43a 襞の先端の折り目
44 指先支持部
A 腹側部
B 背側部
C 股下部

Claims (9)

  1. 液透過性の表面シート及び液保持性の吸収体を備える吸収性本体と、該吸収性本体の非肌当接面側に位置して該吸収性本体を固定している外装体とを備え、腹側部における該外装体の側縁部と背側部における該外装体の側縁部とが接合されて、一対のサイドシール部並びにウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型吸収性物品であって、
    前記外装体のうち、背側部又は腹側部における胴回り部の幅方向側部域に、該胴回り部の厚み方向断面視において、股下部側からウエスト開口部側に向けて凸となる第1の折り目を幅方向に沿って設けるとともに、ウエスト開口部側から股下部側に向けて凸となる第2の折り目を第1の折り目と平行に且つ幅方向に沿って設けて該胴回り部を折り畳み、それによって幅方向に延びる一重の襞を設け、該胴回り部の折り畳み状態下に、該外装体の背側部と腹側部とがそれらの側縁部どうしで接合されており、それによって背側部又は腹側部における前記サイドシール部に隣接した該側部域に、該襞及び該サイドシール部を含む指先支持部が設けられており
    前記外装体のうち、背側部又は腹側部における前記サイドシール部が形成された幅方向に延びる領域を、物品の長手方向に仮想的に三等分して上部、中央部及び下部に区分したとき、中央部の引張応力を、上部及び下部の引張応力よりも高くし、且つ中央部に前記襞における先端の折り目を位置させた、パンツ型吸収性物品。
  2. 前記中央部には、幅方向に延びる複数本の弾性部材が配置されている請求項に記載のパンツ型吸収性物品。
  3. ウエスト開口部側から股下部側に向けて凸となる第2の折り目の位置に、前記襞の先端の折り目が位置している請求項1又は2に記載のパンツ型吸収性物品。
  4. 前記指先支持部が背側部に形成されている請求項1ないしのいずれか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
  5. 前記襞における先端の折り目が、前記吸収体の長手方向端縁よりも股下部側に位置している請求項1ないしのいずれか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
  6. 前記襞が、前記外装体のうち、物品の平面視において、該外装体と前記吸収性本体とが重ならない部位にのみ形成されている請求項1ないしのいずれか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
  7. 前記外装体が、着用者の腹側に配される腹側シート部材と、着用者の背側に配される背側シート部材とからなり、
    前記吸収性本体が、前記腹側シート部材及び前記背側シート部材に架け渡して固定されており、
    前記腹側シート部材の両側部と前記背側シート部材の両側部とが前記サイドシール部において接合されて、筒状の胴回り部が形成されており、
    前記背側シート部材又は前記腹側シート部材における前記サイドシール部に隣接した前記側部域に前記指先支持部を設けた請求項1ないしのいずれか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
  8. 前記外装体が物品の外面をなす外側シートと、外側シートの内面側に配された内側シートと、両シート間に配された弾性部材とを備え、幅方向に伸縮可能になっており、
    前記外側シートと前記内側シートとは、複数の接合部において間欠的に接合されており、
    前記弾性部材が、前記接合部を通らないように且つ該弾性部材の両端部間の領域において前記外側シート及び前記内側シートのいずれにも非接合状態で配されている請求項1ないしのいずれか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
  9. 前記弾性部材が、前記サイドシール部と前記吸収体の側縁との間において前記外側シート及び前記内側シートと非接合状態になっている請求項に記載のパンツ型吸収性物品。
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