JP6466045B1 - 電気分解装置及び放電加工装置 - Google Patents

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Abstract

電気分解装置(200)は、複数の電極(201a)を備え、加工液の金属イオンを電極(201a)に析出させる電極部(201)と、電極部(201)に電圧を印加する電源(203)とを備える。電気分解装置(200)は、加工液の導電率を低下させる必要があるとき、電極部(201)に金属イオンを析出させる第1電圧が電極部(201)へ印加されるように電源(203)を制御し、第1電圧が電極部(201)へ印加された後、加工液の導電率を低下させる必要があるとき、第1電圧の極性とは逆極性の第2電圧が電極部(201)へ印加されるように電源(203)を制御する制御部(204)を備える。

Description

本発明は、被加工物の放電加工に利用する加工液を電気分解する電気分解装置及び電気分解装置を備えた放電加工装置に関する。
従来より、被加工物を加工槽内の加工液中に浸して加工する放電加工装置が知られている。この種の放電加工装置では、ワイヤ電極と被加工物との間の隙間にパルス放電を生じさせて被加工物の放電加工が行われる。放電加工によって発生したスラッジが加工液中でイオン化することにより加工液の導電率が上昇すると、加工液が絶縁媒体としての機能を果たさなくなり、放電加工を行うことができなくなる。従って、放電加工においては、加工液の導電率の上昇を抑制する必要がある。
特許文献1には、加工液の導電率が基準値を超えたときに加工液をイオン交換樹脂に通過させることにより、加工液の導電率の上昇を抑制する技術が開示されている。
特開平4−141319号公報
しかしながら特許文献1に開示される技術では、イオン交換が一定量行われるとイオン交換樹脂のイオン交換機能が低下して、導電率の上昇を抑制することができなくなるため、定期的にイオン交換樹脂を交換する必要がある。このようにイオン交換樹脂は消耗品であるため、特許文献1に開示される技術では、定期的にイオン交換樹脂を交換する必要があるという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、定期的な交換を要する消耗品を用いることなく加工液の導電率の上昇を抑制できる電気分解装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の電気分解装置は、隙間をあけて加工液中に設置される複数の電極を備え、加工液の金属イオンを電極に析出させる電極部と、電極部に電圧を印加する電源と、電極部への電圧の印加によって複数の電極間を流れる第1電流を検出する電流検出器と、電源を制御する制御部とを備える。制御部は、第3電圧を電極部に印加して電流検出器によって第1電流を検出する第1電流検出動作を行い、第1電流検出動作中に、検出された第1電流が第1しきい値を越えた場合、第3電圧より大きな第1電圧を電極部に印加して加工液中の金属イオンを電極部に析出させる第1電気分解動作を行い、第1電気分解動作中に、検出された前記第1電流が第1しきい値より大きな第2しきい値より大きくなっている状態から第2しきい値より小さくなると、第1電気分解動作を停止し、第3電圧を電極部に印加して電流検出器によって第1電流を検出する第2電流検出動作を行い、第2電流検出動作中に、検出された第1電流が第1しきい値を越えた場合、第3電圧より大きく、第1電圧と逆極性の第2電圧を電極部に印加して電極部に析出された金属イオンの酸化物を分解しかつ加工液中の金属イオンを電極部に析出させる第2電気分解動作を実行することを特徴とする。
本発明に係る電気分解装置は、定期的な交換を要する消耗品を用いることなく加工液の導電率の上昇を抑制できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る電気分解装置を備える放電加工装置の構成を示す図 図1に示す制御部の構成を示す図 図2に示す制御部の動作を示すフローチャート 図3に示す制御部の動作を示すタイミングチャート 本発明の実施の形態2に係る電気分解装置を備える放電加工装置の構成を示す図 図5に示す制御部の構成を示す図 図6に示す制御部の動作を示すフローチャート 図7に示す制御部の動作を示すタイミングチャート 図4に示す電流値と導電率の関係を示す図
以下に、本発明の実施の形態に係る電気分解装置及び放電加工装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る電気分解装置を備える放電加工装置の構成を示す図である。図2は図1に示す制御部の構成を示す図である。図1に示す放電加工装置100は、加工槽1と、汚液槽2と、清液槽3と、第1配管4と、第2配管5と、第3配管6と、第1ポンプ10と、第2ポンプ11と、フィルタ20と、ワイヤ電極33を支持する上部ワイヤガイド31及び下部ワイヤガイド32と、電気分解装置200とを備える。
放電加工装置100は、加工槽1において、加工電極であるワイヤ電極33と被加工物30との間の隙間にパルス放電を生じさせて被加工物30の放電加工を行う工作機械である。
加工槽1は、被加工物30の放電加工が行なわれる槽である。汚液槽2には、第1配管4を介して、加工槽1から加工液40が流入する。汚液槽2に流入する加工液40にはスラッジが混ざっており、汚液槽2内の加工液40は、第1ポンプ10でくみ上げられた後、第2配管5を介してフィルタ20へ送られる。
フィルタ20は、加工液40に含まれるスラッジを濾過する濾過器である。フィルタ20に送られた加工液40は、フィルタ20で濾過されることによって、スラッジが除去された清液として清液槽3へ送られる。
清液槽3には、フィルタ20で濾過された加工液40が流入する。清液槽3内の加工液40は、第3配管6を介して再び加工槽1へ供給される。このようにして、加工液40は、加工槽1、汚液槽2及び清液槽3を循環する。
加工液40で満たされている加工槽1内には、上部ワイヤガイド31及び下部ワイヤガイド32が被加工物30と共に配置される。ワイヤ電極33による被加工物30への放電加工が行われると、放電加工によって生じたイオン性不純物であるスラッジが、加工槽1内の加工液40中でイオン化する。これにより加工槽1内の加工液40の導電率が上昇する。
加工液40の導電率が上昇すると、加工液40が絶縁媒体としての機能を果たさなくなり、放電加工を行うことができなくなる。電気分解装置200は、加工液40の導電率の上昇を抑制するために加工液40を電気分解する装置である。
電気分解装置200は、電極部201、電流検出器202、電源203及び制御部204を備える。
電極部201は、図1に示す加工槽1内に設置される。電極部201は、複数の電極201aを備え、加工液40中の金属イオンを電極201aの表面に析出させることで、加工液40の導電率を低下させる機能を有する。なお、隣接する電極201a同士の間の隙間は、数μm程度のスラッジが目詰まりしないようにするため、例えば数mm程度に設定される。これにより、隣接する電極201a同士がスラッジによって短絡することを抑制できる。
電極部201には、第1配線210の一端と第2配線211の一端とが接続される。第1配線210の他端と第2配線211の他端とは電源203に接続される。電源203の出力電圧は、第1配線210及び第2配線211を介して電極部201に印加される。
第2配線211には電流検出器202が設けられている。電流検出器202は、第2配線211に流れる電流を検出する。電流検出器202で検出された電流の値を示す電流情報は制御部204へ伝送される。
電流検出器202は、CT(Current Transformer)と呼ばれる計器用変流器を用いた電流センサであってもよいし、シャント抵抗を用いた電流センサであってもよい。また電流検出器202は、これらを組み合わせたものでもよい。なお電流検出器202は、第1配線210に設けて、この配線に流れる電流を検出してもよい。
次に制御部204の構成を説明する。図2に示す制御部204は、電流比較部204a及び電圧制御部204bを備える。
電流比較部204aには、第1電流しきい値I1と第2電流しきい値I2とが設定されている。電流比較部204aでは、電流検出器202で検出された電流値Iと第1電流しきい値I1とが比較され、また電流値Iと第2電流しきい値I2とが比較される。比較結果は、電圧制御部204bに入力される。比較結果は、電流値Iが第1電流しきい値I1を超えたことを示す第1情報、電流値Iが第2電流しきい値I2未満となったことを示す第2情報などである。
第1電流しきい値I1は、例えば実際に放電加工ができなくなったときに電流検出器202で検出された電流の値よりも僅かに低い値に設定される。すなわち、第1電流しきい値I1は、スラッジが加工液40中でイオン化することによって加工液40の導電率が上昇して、加工液40が絶縁媒体としての機能を果たさなくなる可能性が高いと判断できる値に設定される。具体的には第1電流しきい値I1は0.1mA〜1.0mAである。なお、電流検出器202で検出される電流値Iは電流検出器202及び電極部201の仕様によっても変動するため、第1電流しきい値I1は、加工液40が絶縁媒体としての機能を果たさなくなる可能性が高いと判断できる値であればよく、0.1mA〜1.0mAに限定されるものではない。
第2電流しきい値I2は、第1電流しきい値I1よりも高い値に設定される。第2電流しきい値I2は、I2=I1×V2/V1・・・(1)の関係を満たす値で表すことができる。具体的には、第2電流しきい値I2は、第1電流しきい値I1の100倍程度の値であり、例えば10.0mA〜100mAである。第2電流しきい値I2は、電圧V2の値により決まる電流値であり、加工液40中の金属イオンを電極部201の電極201aの表面に析出させることができるような値の電圧V2が印加されたときに流れる電流あれば、10.0mA〜100mAに限定されるものではない。なお図4では、説明の便宜上、第2電流しきい値I2の絶対値が第1電流しきい値I1の1.2〜1.4倍程度の値で表記されている。
電圧制御部204bは、電流比較部204aからの比較結果に基づき、加工液40の導電率を低下させる必要があるとき、金属イオンを析出させる電圧が電極部201へ印加されるように電源203を制御する。
次に図3及び図4を用いて制御部204の動作について説明する。図3は図2に示す制御部の動作を示すフローチャートである。図4は図3に示す制御部の動作を示すタイミングチャートである。図4には上から順に、電極部201に印加される電圧と、電流検出器202で検出される電流とが示される。なお、電圧V2の極性は電圧V3の極性と異なるが、図4では、これらの電圧V2及び電圧V3が印加されたときに電流検出器202で検出される電流が絶対値で示されているため、電流Iの値が正の値となっている。
電圧制御部204bは、図4の時刻t0のタイミングで第3電圧である電圧V1の電気信号が電極部201へ印加されるように電源203を制御する(ステップS1)。
電圧V1の電気信号は、加工液40の導電率を推定するために電極部201に印加される信号である。この電気信号は、図4に示すようにHighレベル、又はLowレベルの2値の電位を取る周期的に変化する電圧でもよいし、一定値として電圧V1を与える電気信号でもよい。以下では電圧V1の電気信号を単に電圧V1と称する。
電圧V1が印加されることにより、電流検出器202では電流値Iが検出される。検出される電流値Iと、印加される電圧V1と、加工液40の導電率との間には、σA=I/V1・・・(2)の関係がある。σは加工液40の導電率である。Aは、電極部201が備える複数の電極201aの内、互いに対向する電極201aの対向部分の表面の面積と、対向する電極201a間の距離とによって定まる定数である。
上記(2)式より、σが増加するとIは増加し、σが減少するとIが減少することが分かる。このように電流値Iは、加工液40の導電率と相関がある。なお、電圧V2が印加されているときには、電流値Iと電圧V2と導電率との間には、σA=I/V2・・・(3)の関係があるため、(3)式を利用することにより、電圧V2が印加されているときの加工液40の導電率の推定が可能である。また、電圧V3が印加されているときには、電流値Iと電圧V3と導電率との間には、σA=I/V3・・・(4)の関係があるため、(4)式を利用することにより、電圧V3が印加されているときの加工液40の導電率の推定が可能である。
電圧制御部204bは、導電率測定センサを用いることなく、電極部201に流れる電流値Iを、加工液40の導電率の変化を示す情報として利用することによって、加工液40の導電率を推定することができる。
なお、電圧V1の印加は加工液40の導電率を推定することを目的として行われるため、電圧V1が印加されているときには加工液40の電気分解は行われない。従って、加工槽1内の加工液40の導電率は、放電加工が継続されると、それに伴って上昇する。
電流比較部204aは、検出される電流値Iが第1電流しきい値I1を超えたか否かを判断し(ステップS2)、電流値Iが第1電流しきい値I1を超えていない場合(ステップS2,No)、電流比較部204aは、電流値Iが第1電流しきい値I1を超えるまでステップS1,S2の処理を繰り返す。
時刻t1のタイミングで電流値Iが第1電流しきい値I1を超えた場合(ステップS2,Yes)、電流比較部204aは、電流値Iが第1電流しきい値I1を超えたことを示す第1情報を電圧制御部204bへ通知する。
第1情報が入力された電圧制御部204bは、加工液40の導電率が上昇することによって加工液40が絶縁媒体としての機能を果たさなくなる可能性が高いと判断し、電圧V2が電極部201へ印加されるように電源203を制御する(ステップS3)。
電圧V2は、加工液40中の金属イオンを電極部201の電極201aの表面に析出させるために、電極部201へ印加される第1電圧である。電圧V2は電圧V1よりも高い電圧である。金属イオンが電極部201の電極201aの表面に析出するまでには一定時間要するため、図4に示すように、電圧V2が印加され始めてから一定時間経過後に加工液40中の導電率が低下し始める。
なお、電極部201の電極201aの表面に析出した金属イオンは、その一部が酸化物として、陰極として機能する電極201aの表面に残留する。この酸化物は、電極201aの電気的物性を変化させてしまうため、電気分解性能が低下する原因になり、また導電率測定精度が低下する原因になる。制御部204は、この酸化物を分解するため、電圧V2の印加時に陰極として機能していた電極201aを、陽極に切り替える動作を行う。この動作の詳細は後述する。なお、酸化物として電極201aに析出する金属イオンは、加工液40中の金属イオンの一部であるため、電極201aに析出する金属イオンが分解されても、導電率の上昇には影響を与えることがない。
電流比較部204aは、電流値Iが第1電流しきい値I2未満となったか否かを判断し(ステップS4)、電流値Iが第2電流しきい値I2未満となっていない場合(ステップS4,No)、電流値Iが第2電流しきい値I2未満となるまでステップS4の処理を繰り返す。
時刻t2のタイミングで電流値Iが第2電流しきい値I2未満となった場合(ステップS4,Yes)、電流比較部204aは、電流値Iが第2電流しきい値I2未満となったことを示す第2情報を電圧制御部204bへ通知する。
第2情報が入力された電圧制御部204bは、加工液40の導電率が低下することによって加工液40が絶縁媒体としての機能を果たさなくなる可能性が低いと判断し、電圧V1が電極部201へ印加されるように電源203を制御する(ステップS5)。
その後、電流比較部204aは、電流値Iが第1電流しきい値I1を超えたか否かを判断し(ステップS6)、電流値Iが第1電流しきい値I1を超えていない場合(ステップS6,No)、電流値Iが第1電流しきい値I1を超えるまでステップS5,S6の処理を繰り返す。
時刻t3のタイミングで電流値Iが第1電流しきい値I1を超えた場合(ステップS6,Yes)、電流比較部204aは、電流値Iが第1電流しきい値I1を超えたことを示す第1情報を電圧制御部204bへ通知する。
電圧V2から電圧V1へ変化した後、再び第1情報が入力された電圧制御部204bは、第2電圧である電圧V3が電極部201へ印加されるように、電源203を制御する(ステップS7)。第2電圧である電圧V3が印加されるタイミングは、印加電圧が電圧V2から電圧V1へ変化した後に、電流値Iが第1電流しきい値I1を超えたときである。
電圧V3は電圧V2の極性とは逆極性の電圧である。この動作は、電圧V2の印加時に陰極として機能していた電極201aを陽極に切り替えるためのものである。
なお、電圧V3は、その絶対値が電圧V2の絶対値に等しく、かつ、極性が電圧V2の極性と逆であればよく、電極部201の仕様、加工液40の導電率の上限などに応じて設定される。また、電圧V3の印加を開始するタイミングは、例えば電圧V2から電圧V1へ変化した時点から一定時間経過後でもよいし、電圧V2の印加時間合計値が予め設定された設定値を超えたときでもよい。
図4に示すように、電圧V3の印加時に陰極として機能する電極201aに金属イオンが析出することにより加工液40の導電率が低下する。
電圧制御部204bは、電流値Iが第2電流しきい値I2未満となったか否かを判断し(ステップS8)、電流値Iが第2電流しきい値I2未満となっていない場合(ステップS8,No)、電流比較部204aは、電流値Iが第2電流しきい値I2未満となるまでステップS8の処理を繰り返す。
時刻t4のタイミングで電流値Iが第2電流しきい値I2未満となった場合(ステップS8,Yes)、電流比較部204aは、電流値Iが第2電流しきい値I2未満となったことを示す第2情報を電圧制御部204bへ通知する。第2情報が入力された電圧制御部204bは、ステップS1の処理を実行する。
従来のイオン交換樹脂を用いた場合、イオン交換が一定量行われるとイオン交換樹脂のイオン交換機能が低下し、導電率の上昇を抑制することができなくなる。そのため、定期的にイオン交換樹脂を交換する必要がある。
これに対して実施の形態1に係る電気分解装置200を備えた放電加工装置100は、加工液40の導電率の変化を示す情報である電流値Iに基づいて加工液40の導電率を低下させる必要があると判断したとき、金属イオンを析出させる第1電圧を、電極部201へ印加する。そのため、放電加工装置100では、イオン交換樹脂のイオン交換機能が低下することがないため、イオン交換樹脂を用いることなく、加工液40の導電率を低下させることができる。従って、イオン交換樹脂を用いる場合に比べて、放電加工装置100のメンテナンス性が向上し、また放電加工装置100のランニングコストの増加を抑制できる。
実施の形態2.
図5は本発明の実施の形態2に係る電気分解装置を備える放電加工装置の構成を示す図である。実施の形態2に係る放電加工装置100Aは、電気分解装置200に代えて電気分解装置200Aを備える。
また放電加工装置100Aは、上部ワイヤガイド31と、下部ワイヤガイド32と、第1ポンプ10と、第2ポンプ11と、フィルタ20と、加工液40をくみ上げる第3ポンプ12とを備える。
電気分解装置200Aは、制御部204に代えて制御部204Aを備える。また電気分解装置200Aは、電極部201、電流検出器202及び電源203に加えて、電磁弁22及びイオン交換樹脂23を備える。
電磁弁22は、第3ポンプ12でくみ上げられた加工液40をイオン交換樹脂23へ通過させ、又は第3ポンプ12でくみ上げられた加工液40のイオン交換樹脂23への通過を遮断する機能を有する。イオン交換樹脂23は、加工液40のイオン交換を行うことにより加工液40の導電率を制御する機能を有する。
次に図5に示す制御部204Aの構成を説明する。図6は図5に示す制御部の構成を示す図である。
制御部204Aは、実施の形態1の電流比較部204a及び電圧制御部204bに代えて、電流比較部204c及び電圧制御部204dを備える。
電流比較部204cには、第1電流しきい値I1及び第2電流しきい値I2が設定されると共に、第3電流しきい値I3が設定される。
第3電流しきい値I3は、第2電流しきい値I2よりも高い値に設定される。第3電流しきい値I3は、スラッジが加工液40中でイオン化することによって加工液40の導電率が上昇して、電極部201への電圧V2の印加だけでは加工液40の導電率の上昇を抑制できない可能性が高いと判断できる値に設定される。
電流比較部204cでは、電流検出器202で検出された電流値Iと第1電流しきい値I1とが比較され、また電流値Iと第2電流しきい値I2とが比較される。さらに、電流比較部204cでは、電流値Iと第3電流しきい値I3とが比較される。比較結果は、電圧制御部204dに入力される。
電圧制御部204dは、電流比較部204cからの比較結果に基づき、加工液40の導電率を低下させる必要があるとき、金属イオンを析出させる電圧が電極部201へ印加されるように電源203を制御する。さらに電圧制御部204dは、電流比較部204cからの比較結果に基づき、第3ポンプ12でくみ上げられた加工液40をイオン交換樹脂23に通過させる必要があるとき、電磁弁22を開放するように制御する。
次に図7及び図8を用いて制御部204Aの動作について説明する。図7は図6に示す制御部の動作を示すフローチャートである。図8は図7に示す制御部の動作を示すタイミングチャートである。図8には上から順に、電極部201に印加される電圧と、電流検出器202で検出される電流と、電磁弁の状態とが示される。
電気分解装置200Aの動作が開始されるときには、電磁弁22が閉じており、イオン交換樹脂23へ加工液40が通過していないものとする。また図7において、ステップS1からステップS3までの処理動作と、ステップS4からステップS8までの処理動作とは実施の形態1と同様であるため、以下では実施の形態1と異なる処理動作のみ説明する。
ステップS3で電圧V2が印加された後、電流比較部204cは、電流値Iが第3電流しきい値I3を超えたか否かを判断し(ステップS31)、電流値Iが第3電流しきい値I3を超えていない場合(ステップS31,No)、電流値Iが第3電流しきい値I3を超えるまでステップS31の処理を繰り返す。
時刻t1’のタイミングで電流値Iが第3電流しきい値I3を超えた場合(ステップS31,Yes)、電流比較部204cは、電流値Iが第3電流しきい値I3を超えたことを示す第3情報を電圧制御部204dへ通知する。
第3情報が入力された電圧制御部204dは、電極部201への電圧V2の印加だけでは加工液40の導電率の上昇を抑制できない可能性が高いと判断し、電磁弁22が閉塞状態から開放状態に変化するように電磁弁22を制御する(ステップS32)。
すなわち、電圧制御部204dは、加工液40の導電率を低下させる必要がありかつイオン交換樹脂23に加工液40を通過させる必要があるとき、電圧V2が電極部201へ印加されるように電源203を制御しながら、加工液40をイオン交換樹脂23へ通過させるように電磁弁22を制御する。
これにより、電極部201の電気分解に、イオン交換樹脂23のイオン交換がアシストされるため、加工液40の導電率の上昇が抑制される。
電流比較部204cは、電磁弁22が開放状態に変化したことによって電流値Iが第3電流しきい値I3以下になったか否かを判断し(ステップS33)、電流値Iが第3電流しきい値I3以下になっていない場合(ステップS33,No)、電流値Iが第3電流しきい値I3以下になるまでステップS33の処理を繰り返す。
時刻t1’’のタイミングで電流値Iが第3電流しきい値I3以下になった場合(ステップS33,Yes)、電流比較部204cは、電流値Iが第3電流しきい値I3以下になったことを示す第4情報を電圧制御部204dへ通知する。
第4情報が入力された電圧制御部204dは、電極部201への電圧V2の印加だけで加工液40の導電率の上昇を抑制できると判断し、電磁弁22が開放状態から閉塞状態に変化するように電磁弁22を制御する(ステップS34)。
すなわち、電圧制御部204dは、加工液40の導電率を低下させる必要がありかつイオン交換樹脂23に加工液40を通過させる必要がないとき、電圧V2が電極部201へ印加されるように電源203を制御しながら、加工液40のイオン交換樹脂23への通過を停止させるように電磁弁22を制御する。
なお、実施の形態2に係る放電加工装置100Aでは、イオン交換樹脂23を通過した加工液40が清液槽3に供給されているが、放電加工装置100Aは、イオン交換樹脂23を通過した加工液40が加工槽1又は汚液槽2に供給されるように構成してもよい。
また、実施の形態2に係る放電加工装置100Aでは、第3ポンプ12が清液槽3に設けられているが、放電加工装置100Aは、第3ポンプ12を加工槽1又は汚液槽2に設けるように構成してもよい。
また、実施の形態2に係る放電加工装置100Aでは、電磁弁22が用いられているが、放電加工装置100Aは、電磁弁22の代わりに、空気圧の供給又は停止により開閉する空気作動方式の開閉弁を備えるように構成してもよい。
以上に説明したように実施の形態2に係る放電加工装置100Aでは、例えば被加工物30の加工量が多くなり加工液40の導電率が急激に上昇した場合でも、電極部201の電気分解に、イオン交換樹脂23のイオン交換がアシストされるため、加工液40の導電率の上昇が抑制される。
また実施の形態2に係る放電加工装置100Aでは、電極部201による電気分解を補助するようにイオン交換樹脂23が利用されるため、電極部201が利用されずにイオン交換樹脂23のみが利用される場合に比べて、イオン交換樹脂23の目詰まりが抑制され、イオン交換樹脂23の交換周期を延ばすことができる。
なお、実施の形態1,2に係る放電加工装置100,100Aでは、電極部201が加工槽1に設けられているが、放電加工装置100,100Aは、電極部201が汚液槽2又は清液槽3に設けられるように構成してもよい。
汚液槽2又は清液槽3に電極部201が設けられた場合でも、加工液40中の導電率の上昇を抑制できる。但し、加工槽1内の加工液40の導電率は、汚液槽2又は清液槽3内の加工液40の導電率よりも高い値を示す。また汚液槽2には、第1配管4を介して、加工槽1からの加工液40が供給されるため、汚液槽2内の加工液40の導電率の変化は、加工槽1内の加工液40の導電率の変化よりも遅れる傾向がある。
従って、加工槽1に電極部201が設けられることにより、汚液槽2又は清液槽3に電極部201が設けられる場合に比べて、被加工物30の周囲に存在する加工液40の導電率の変化を正確に検出することができると共に、被加工物30の周囲に存在する加工液40の導電率を素早く低減することができる。従って、加工液40の絶縁媒体としての機能を、十分に発揮させることができる。
また、実施の形態1,2に係る放電加工装置100,100Aに用いられる電極部201の数は、1つに限定されず、2つ以上でもよい。
また、実施の形態1,2に係る電気分解装置200,200Aは、放電加工装置100,100A以外の工作機械に利用される加工液40の電気分解にも利用できる。当該工作機械は、例えば、被加工物30を加工液40に浸さず上部ワイヤガイド31及び下部ワイヤガイド32のノズルから放出される加工液40を利用して放電加工を行う加工装置、加工液40を利用して加工を行うマシニングセンタなどである。
また、実施の形態1,2に係る電気分解装置200,200Aでは、導電率の計測手段として電流検出器202が用いられているが、電気分解装置200,200Aは、電流検出器202の代わりに、導電率計測センサを備えるように構成してもよい。導電率計測センサは、例えば加工液40に接する2つの電極を備え、2つの電極間の抵抗値を測定して、2つの電極の単位面積当たりの当該抵抗値の逆数を、導電率として算出する。算出される導電率は、加工液40の導電率の変化を示す情報である。
導電率計測センサを用いる場合、制御部204Aは、電流比較部204cの代わりに導電率比較部を備える。導電率比較部には、導電率計測センサからの導電率が入力される。
導電率比較部には、例えば、第1導電率しきい値σ1と、第2導電率しきい値σ2と、第3導電率しきい値σ3とが設定される。第1導電率しきい値σ1は、例えば実際に放電加工ができなくなったときに測定された導電率の値よりも僅かに低い値に設定される。すなわち、第1導電率しきい値σ1は、スラッジが加工液40中でイオン化することによって加工液40の導電率が上昇して、加工液40が絶縁媒体としての機能を果たさなくなる可能性が高いと判断できる値に設定される。
第2導電率しきい値σ2は、第1導電率しきい値σ1よりも高い値に設定される。
第3導電率しきい値σ3は、第2導電率しきい値σ2よりも高い値に設定される。第3導電率しきい値σ3は、スラッジが加工液40中でイオン化することによって加工液40の導電率が上昇して、電極部201への電圧V2の印加だけでは加工液40の導電率の上昇を抑制できない可能性が高いと判断できる値に設定される。
このように、複数の導電率しきい値が設定された導電率比較部を備える制御部では、電流比較部204cを備える場合と同様に、導電率計測センサで計測される導電率と、導電率しきい値とが比較され、その比較結果に応じて、電極部201へ印加される電圧制御又は電磁弁22の開閉制御が行われる。
図9は図4に示す電流値と導電率の関係を示す図である。図9の横軸には電流値が示され、縦軸には、1時間当たりの導電率の低下量が示される。電流値は大きくなればなるほど導電率が低下し、電流値の上限が1Aに設定されていれば十分な電気分解効果が期待できる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 加工槽、2 汚液槽、3 清液槽、4 第1配管、5 第2配管、6 第3配管、10 第1ポンプ、11 第2ポンプ、12 第3ポンプ、20 フィルタ、22 電磁弁、23 イオン交換樹脂、30 被加工物、31 上部ワイヤガイド、32 下部ワイヤガイド、33 ワイヤ電極、40 加工液、100,100A 放電加工装置、200,200A 電気分解装置、201 電極部、201a 電極、202 電流検出器、203 電源、204,204A 制御部、204a,204c 電流比較部、204b,204d 電圧制御部、210 第1配線、211 第2配線、400 プロセッサ、401 メモリ。

Claims (8)

  1. 隙間をあけて加工液中に設置される複数の電極を備え、前記加工液の金属イオンを前記電極に析出させる電極部と、
    前記電極部に電圧を印加する電源と、
    前記電極部への前記電圧の印加によって前記複数の電極間を流れる第1電流を検出する電流検出器と、
    記電源を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    第3電圧を前記電極部に印加して前記電流検出器によって前記第1電流を検出する第1電流検出動作を行い、
    前記第1電流検出動作中に、検出された前記第1電流が第1しきい値を越えた場合、前記第3電圧より大きな第1電圧を前記電極部に印加して前記加工液中の前記金属イオンを前記電極部に析出させる第1電気分解動作を行い、
    前記第1電気分解動作中に、検出された前記第1電流が前記第1しきい値より大きな第2しきい値より大きくなっている状態から前記第2しきい値より小さくなると、前記第1電気分解動作を停止し、前記第3電圧を前記電極部に印加して前記電流検出器によって前記第1電流を検出する第2電流検出動作を行い、
    前記第2電流検出動作中に、検出された前記第1電流が前記第1しきい値を越えた場合、前記第3電圧より大きく、前記第1電圧と逆極性の第2電圧を前記電極部に印加して前記電極部に析出された前記金属イオンの酸化物を分解しかつ前記加工液中の前記金属イオンを前記電極部に析出させる第2電気分解動作を実行する
    ことを特徴とする電気分解装置。
  2. 前記制御部は、前記第2電気分解動作中に、検出された前記第1電流が前記第2しきい値より大きくなっている状態から前記第2しきい値より小さくなると、前記第2電気分解動作を停止し、その後前記第1電流検出動作を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気分解装置。
  3. 前記制御部は、前記第1電流検出動作、前記第1電気分解動作、前記第2電流検出動作および前記第2電気分解動作を繰り返し複数回実行することを特徴とする請求項2に記載の電気分解装置。
  4. 前記加工液のイオン交換を行い前記加工液の導電率を低下させるイオン交換樹脂と、
    前記イオン交換樹脂を介した前記加工液の循環を制御する循環部と
    をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記第1電気分解動作中に、検出された前記第1電流が第2しきい値より大きな第3しきい値を越えた場合、前記加工液が前記イオン交換樹脂を介して循環されるように前記循環部を制御しかつ前記第1電圧を前記電極部に印加して前記加工液中の前記金属イオンを前記電極部に析出させる
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1つに記載の電気分解装置。
  5. 前記制御部は、前記第1電気分解動作中に、検出された前記第1電流が前記第1しきい値より大きくかつ前記第3しきい値より小さい場合、前記加工液が前記イオン交換樹脂を介して循環されないように前記循環部を制御しかつ前記第1電圧を前記電極部に印加して前記加工液中の前記金属イオンを前記電極部に析出させる
    ことを特徴とする請求項4に記載の電気分解装置。
  6. 複数の電極を備え、加工液の金属イオンを前記電極に析出させる電極部と、
    前記電極部に電圧を印加する電源と、
    前記加工液のイオン交換を行い前記加工液の導電率を低下させるイオン交換樹脂と、
    前記加工液をくみ上げるポンプでくみ上げられた前記加工液を前記イオン交換樹脂へ通過させ、又は前記ポンプでくみ上げられた前記加工液の前記イオン交換樹脂への通過を遮断する開閉弁と、
    前記加工液の導電率を低下させる必要があるとき、前記電極部に前記金属イオンを析出させる第1電圧が前記電極部へ印加されるように前記電源を制御し、前記第1電圧が前記電極部へ印加された後、前記加工液の導電率を低下させる必要があるとき、前記第1電圧の極性とは逆極性の第2電圧が前記電極部へ印加されるように前記電源を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記加工液の導電率を低下させる必要がありかつ前記イオン交換樹脂に前記加工液を通過させる必要があるとき、前記第1電圧が前記電極部へ印加されるように前記電源を制御しながら、前記加工液を前記イオン交換樹脂へ通過させるように前記開閉弁を制御し、前記加工液の導電率を低下させる必要がありかつ前記イオン交換樹脂に前記加工液を通過させる必要がないとき、前記第1電圧が前記電極部へ印加されるように前記電源を制御しながら、前記加工液の前記イオン交換樹脂への通過を停止させるように前記開閉弁を制御することを特徴とする電気分解装置。
  7. 請求項1から6の何れか1つに記載の電気分解装置と、
    前記加工液が貯められる加工槽を有し、前記加工液中に入れられた被加工物を放電加工する放電加工部と、
    を備えることを特徴とする放電加工装置。
  8. 前記電極部は、前記放電加工部を内部に有する前記加工槽に設置され、前記加工槽内の前記加工液の金属イオンを析出させることを特徴とする請求項に記載の放電加工装置。
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