JP6465526B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に関する。
従来、四角い環状枠の下辺の前面に幕板を設けてなる外枠と、該外枠の前面に片開きの扉状に開閉可能なように装着され閉じた状態で前記幕板の上に位置する前面部材と、該前面部材の前面下方位置に設けられた遊技操作用のハンドルと、前面部材の前面であって前記ハンドルの下側に遊技者側に向けて棚板状に突設した受台と、を備えた遊技機が、例えば特許文献1に記載されている。
特開2010−213761号公報
しかしながら、従来の構成では、苛立った遊技者が力任せに叩く行為等を行った場合に、遊技機が破損するおそれがあった。
本発明は、上記に鑑みなされたもので、その目的は、遊技機が破損することを抑制する遊技機を提供することにある。
上記の目的を達成するため本発明は、
遊技球が流下可能な遊技領域を備えた遊技機において、
前記遊技領域に遊技球を発射するために遊技者によって操作されるハンドル部と、
前記ハンドル部の上方で突出して設けられ、且つ、当該遊技機を上面視した際に該ハンドル部が視認可能になるように形成された突出部と、
を備えたことを特徴とする。
また、本発明とは別の発明として、以下の手段を参考発明として開示する。
参考発明の遊技機は、
外枠の前面に片開きの扉状に開閉可能なように装着された前面部材と、
該前面部材の前面下方位置に設けられた遊技操作用のハンドルと、
前記ハンドルの下側に遊技者側に向けて突設された受台と、を備えた遊技機において、
前記前面部材の前記受台の上方であって、機前の椅子に腰掛けた遊技者が前記受台に向けて手を振り下ろす動作の邪魔になる位置に障害部材を設けたことを特徴とする。
また、前記障害部材は、受台の上方に庇状に設けられ且つ上から下に貫通する貫通部を有するものであることを特徴とする。
また、前記前面部材は、前記ハンドルより高所の位置に遊技球を入れる球皿を備えており、
一方、前記障害部材は、遊技者が前記受台に向けて手を振り下ろす動作の手の軌道を横切り得るように前記球皿の側方に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、遊技機が破損することを抑制することができる。
パチンコ機の斜視図である。 パチンコ機の要部を示す部分正面図である。 (a)は前面部材を閉じた状態のパチンコ機要部の側面図、(b)は前面部材を若干開いた又は閉じる直前の状態を示すパチンコ機要部の側面図である。 裏側の遊技機用機能部品を省略したパチンコ機の平面図である。 発射力調節装置と球発射部材を示すためのパチンコ機の要部水平断面図である。 受台の高さの中間を通る部位で切断したパチンコ機の要部水平断面図である。 図6の状態からハンドルを回動させた状態を示すパチンコ機の要部水平断面図である。 (a),(b)はハンドル浮揚付勢手段を説明するためのものでハンドルと受台の要部を示す縦断面図である。 ハンドルと受台の後側から見た斜視図である。 発射力調節装置の分解斜視図である。 ハンドルの分解斜視図である。 受台内部の部品を示す分解斜視図である。 図5のA−A線断面図である。 実施形態1の変形例を示すもので、(a)は前面部材を閉じた状態のパチンコ機要部の側面図、(b)は支持部材を収納した状態を示す前面部材要部の側面図である。 実施形態2を示すもので、前面部材を若干開いた又は閉じる直前の状態を示すパチンコ機の要部斜視図である。 実施形態2を示すもので、(a)は前面部材を閉じた状態のパチンコ機要部の側面図、(b)は前面部材を若干開いた又は閉じる直前の状態を示すパチンコ機要部の側面図である。 実施形態3を示すもので、(a)は前面部材を閉じた状態のパチンコ機要部の側面図、(b)は前面部材を若干開いた又は閉じる直前の状態を示すパチンコ機要部の側面図である。 障害部材の変形例を示すパチンコ機の平面図である。
[実施形態1]
以下に本発明の実施形態1を遊技機の一例たるパチンコ機を例に図面を参照しつつ説明する。なお、パチンコ機による一般的なパチンコ遊技は、遊技者が遊技球を遊技領域に向けて発射させ、その遊技球が遊技領域に設けられている入賞口に入った場合に、入賞の景品として複数個の遊技球を遊技者に直接放出するか又は持ち球データに加算し、一方、入賞しなかった遊技球をアウト球として回収又は持ち球データから減算するものである。
[パチンコ機]
パチンコ機1は、図1に示したように、四角い環状枠2aの下辺の前面に幕板2bを設けてなる外枠2と、該外枠2の前面に装着された前面部材4と、該前面部材4の前面下方位置に設けられた遊技操作用のハンドル16と、前面部材4の前面であって前記ハンドル16の下側に遊技者側に向けて突設された受台15と、を備えている。
[前面部材]
前面部材4は、外枠2の一側上下部に取り付けた蝶番部材3,3で該外枠2の前面に片開きの扉状に開閉可能なように装着されており、閉じた状態で前記幕板2bの上に位置する。
この前面部材4の正面には、ガラスや合成樹脂の透明板を装着した窓部5と、その窓部5の下側に前記遊技球を入れるために突設された球皿6と、が設けられている。
一方、前面部材4の裏側には、前記窓部5と対向する位置に装着された遊技板(図示せず)と、遊技球を貯める球タンク7その他の遊技機用機能部品を装着したいわゆる機構板8等が取り付けられている。
また、前記遊技板の正面にはガイドレール(図示せず)で円形に囲った前記遊技領域が形成されており、その遊技領域が前面部材4の前記窓部5を透して遊技者から見えるようになっている。
また、前面部材4には、遊技球を遊技領域に向けて発射させる球発射部材9が設けられている。
[前面部材…球発射部材]
球発射部材9は、図2に示したように、遊技板の下側であって該遊技板の前面と面一の垂直面を構成するように前記前面部材4の裏側に設けた発射基板11と、該発射基板11の前面に固着した発射レール12と、前記球皿6から発射レール12上に供給される遊技球を一個ずつ打ち出す電動打球槌13と、により概略構成される。
[前面部材…球発射部材…電動打球槌]
前記電動打球槌13は、図2,図5に示したように、前面部材4の裏側下方に該前面部材4との間に空間14を設けて固着した支持基板13aと、該支持基板13aの裏側(反・前面部材4側の面)に固着したロータリーソレノイド13bと、支持基板13aを貫いて前側(前面部材4側の面)に突出させた前記ロータリーソレノイド13bの出力軸13cと、支持基板13aと前面部材4の間の前記空間14内で揺動可能なようにロータリーソレノイド13bの出力軸13cに取り付けた槌本体13dと、から概略構成される。
この電動打球槌13は、ロータリーソレノイド13bに電力が供給されないとき、槌本体13dが図2二点鎖線の倒れた位置にある。この状態でロータリーソレノイド13bにパルス状の電圧を印加すると、該ロータリーソレノイド13bのステータの突極(図示せず)が励磁され、ロータの突極若しくは磁極(図示せず)と勢いよく引き合い、その力で出力軸13cが回動し、槌本体13dが図2破線の発射位置に勢いよく変位する。また、パルス状の電圧は、すぐに無くなるためロータリーソレノイド13bの前記ステータの突極が消磁し、槌本体13dが図2二点鎖線の倒れた位置に戻る。
電動打球槌13の槌本体13dの上端にはゴムなどの弾性体やコイルスプリングで形成した打撃部材13eが設けられており、槌本体13dが前記した発射位置に至ったとき該打撃部材13eが発射レール12の発射位置にある遊技球のほぼ芯を打つ。
[前面部材…ハンドル+受台]
前記ハンドル16と受台15は、前記電動打球槌13の発射力を調節する発射力調節装置10の主要部を構成するものである。よって、以下に発射力調節装置10について説明する。
[前面部材…発射力調節装置]
実施形態1の発射力調節装置10は、機前の下方から遊技者側に向けてほぼ水平に突設した受台15と、該受台15の上面に位置し該受台15上に設定した定点P(具体的には後述する軸孔22の中心(図5参照))を中心としたほぼ扇形の軌跡を描く状態で首振り回動可能なハンドル16と、該ハンドル16の前記首振り回動によって前記電動打球槌13の発射力を強弱させ得る調節手段17と、前記ハンドル16を前記球発射部材9の発射動作が停止するよう関連付けられた初期位置に向けて付勢するハンドル復動手段18と、前記ハンドル16を前記受台15の上面から浮かせて隙間19(図8(a),図8参照)を形成するハンドル浮揚付勢手段20と、を備えている。
[前面部材…発射力調節装置…受台]
前記受台15は、機前の下方、具体的には図1、図2に示したように、前面部材4の正面向かって右下にあって、そこから遊技者側に向けてほぼ水平に突出するように前面部材4の裏側から通したビス(図示せず)でビス止めされている。なお、受台15の前面部材4を挟んだ裏側には、前記球発射部材9の槌本体13dが位置している。
受台15の平面形状は、図5に示したように、水平な長方形を基本形としてそれを変形させたものであって、該長方形の遊技者に近い方を手前側として、遊技機の正面向かって右側に位置する手前側角部を遊技者側に引っ張って鋭角に変形させると共に、その鋭角の角部に弧状のアール部21を形成したものになっている。
また、受台15は、図10に示したように、上面部材15aと、該上面部材15aの下側の周囲を囲う側面部材15bと、該側面部材15bの下側をカバーする底面部材15cと、で構成された中空構造であり、その中空の内部が後述する部品類を組み込むための機構室15dになっている。なお、受台15の前記側面部材15bは、前面部材4に接する一辺を除いて上面部材15aと一体の内部材15b−1と、その外側を取り巻いて装飾的にカバーする外部材15b−2と、の二重構造になっている。
受台15には、上面部材15aの前記アール部21に、前記機構室15dに貫通する円形の軸孔22と、同じく機構室15dに通じる略角形の連通孔23とが穿設されている。
また、受台15には、上面部材15aに前記軸孔22を中心とする平面視円弧形で凸状(例えば山形状)に盛り上げた形態の軌道部24が複数本等間隔且つ波紋状態に並べられている。
また、受台15には、前記軌道部24の最も外側のものに接するように前記軸孔22を中心とする弧状長孔25が穿設されている。この弧状長孔25の下面には弧状底蓋26が宛がわれており、その弧状底蓋26の遊技者に近い側の端部(以下「始端部」ともいう。)の外側に前記電動打球槌13を作動・停止させるメインスイッチ27が取り付けられている。また、弧状底蓋26の始端部には、前記メインスイッチ27のスイッチ片27aを作動させる揺動レバー28の一端が臨んでいる。
[前面部材…発射力調節装置…ハンドル]
前記ハンドル16は、あたかも大型の卵をギザギザの切り口にして上下に分割し下側の半分を取り除いたような形態であり、図11に示したように、前記受台15の上面に載る底部16aと、その底部16a上にあって遊技者が手掌(しゅしょう…手の平)側を下向きにして手を載せ置くための手載せ部16bと、前記電動打球槌13を一時的に停止させ得る一時発射停止手段29と、を有する。
このハンドル16は、底部16aと手載せ部16bを別々に樹脂成形してビス16c(図13参照)により接合したものであり、その内部に前記一時発射停止手段29が組み込まれ、さらに前記したハンドル浮揚付勢手段20も組み込まれている。
[前面部材…発射力調節装置…ハンドル…底部]
ハンドル16の前記底部16aは、前記手載せ部16bに対して印籠嵌合可能な上向きの嵌合口部16dと、長手方向の一端に延設した軸基板16eと、長手方向の他端に下向きに突設したL型屈曲片16fと、前記受台15の軌道部24に整合する逆さ凹状の摺動部16gと、を有する。前記軸基板16eには下向きに回動軸16hが突設されており、該回動軸16hが受台15の前記軸孔22に回動可能な状態に嵌合する。一方、ハンドル16の底部16aの前記摺動部16gは、前記回動軸16hを中心とする平面視円弧形で複数本等間隔且つ波紋状態に並べられており、従って、該摺動部16gは受台15の軌道部24と同じく、受台15の上面部材15aの前記軸孔22を中心とする平面視円弧形である。
[前面部材…発射力調節装置…ハンドル…手載せ部]
ハンドル16の前記手載せ部16bは、遊技者が手掌側を下向きにして手を載せ置くものであって、指先を若干開いた状態の成人男性の片手でほぼ覆える程度の大きさである。
[前面部材…発射力調節装置…ハンドル…一時発射停止手段]
前記ハンドル16の内部には、図11、図13に示したように、電動打球槌13を一時停止させ得る一時発射停止手段29が取り付けられている。この一時発射停止手段29は、手載せ部16bの内側にスイッチ取付部材29aを介して取り付けられたサブスイッチ29bと、手載せ部16bの外側上面に片持ち梁状に固定することによって自由端側に弾性を付与した作動片29cと、から概略構成される。そして、作動片29cの自由端側には上面にボタン凸部29dが設けられ、下面にスイッチ押え29eが突設され、図13の拡大図に示したように、前記スイッチ押え29eが手載せ部16bの通し孔16iを通って前記サブスイッチ29bのスイッチボタン29fの上面に臨んでいる。サブスイッチ29bは、例えば公知のマイクロスイッチであり、そのスイッチボタン29fが、スイッチ内のバネ(図示せず)の弾性により外部に突出する方向に常時付勢されていてその状態で内部の接点が閉じている。従って、このスイッチボタン29fが外部に突出しているとき電動打球槌13は、他の条件の成立を条件に作動し、スイッチボタン29fが下がればたとえ作動中でも停止する。
一時発射停止手段29は以上のような構成であり、作動片29cのボタン凸部29dに力を加えない状態では作動片29cの弾性によりスイッチ押え29eがサブスイッチ29bのスイッチボタン29f上に位置しており、この状態で電動打球槌13は作動可能である。従って、この状態で前記したメインスイッチ27がONになる等、他の所定条件が整えば電動打球槌13は作動する。
一方、電動打球槌13が作動しているときに作動片29cのボタン凸部29dを指で押さえると、スイッチ押え29eが下がってサブスイッチ29bのスイッチボタン29fが押し込まれ、そうするとたとえ作動中であっても電動打球槌13は停止し、遊技球の発射が止まる。そして任意のタイミングでボタン凸部29dから指を離すと、作動片29cが自己の弾性により復動し、スイッチ押え29eが上昇してサブスイッチ29bのスイッチボタン29fも上昇し、これによって電動打球槌13が作動を再開する。
このように作動片29cのボタン凸部29dを遊技者自身が押圧・解放操作することにより、遊技球の発射を任意のタイミングで任意の時間一時的に停止させることができる。
なお、図11、図13において16jは前記作動片29cの上面を覆うように手載せ部16bに装着したカバー部材、16kは該カバー部材16jに設けた貫通長孔であり、該貫通長孔16kから作動片29cのボタン凸部29dがカバー部材16jの外に出る。このカバー部材16jは導電構造のタッチスイッチになっており、該カバー部材16jに遊技者の手が触れていることを検知し、手が触れている場合にのみ前記電動打球槌13の作動を可能とする。
また、図11、図13において16mは手載せ部16bの反サブスイッチ29b側の端部から下向きに突設した水平断面コ字状の配線支柱であり、該配線支柱16mを受台15の前記連通孔23に差し込んでその先端を前記機構室15dに臨ませると共に、その配線支柱16mの中を通って前記サブスイッチ29bの配線(図示せず)やカバー部材16jのタッチスイッチの配線(図示せず)が機構室15dに引き込まれる。
[前面部材…発射力調節装置…ハンドルと受台]
前記ハンドル16は、底部16aの一端の軸基板16eに突設した前記回動軸16hを前記受台15の軸孔22に挿通し、一方、底部16aの他端に突設したL型屈曲片16fを受台15の弧状長孔25に通した状態で受台15の上面に設置されている。ハンドル16は、前記のように指先を若干開いた状態の成人男性の片手でほぼ覆える程度の大きさであり、従って操作姿勢で前記受台15の上面にも操作する手の一部が載る。
ハンドル16は、図5に示したように、首振り回動の中心たる前記回動軸16h(=軸孔22)が遊技者寄りの位置に配置されると共に扇形の軌跡の円弧側が反遊技者側(前枠4の前面側)に向かう向きになっている。
受台15の上面にハンドル16を設置した状態で、受台15の軌道部24の出っ張りとハンドル16の摺動部16gの凹みが緩やかな嵌め合い状態で合わさっている。受台15の軌道部24とハンドル16の摺動部16gは中心(回動軸16hと軸孔22)を同じくする平面視円弧形であるから、ハンドル16は、受台15の軌道部24と摺動部16gとが合わさったまま回動軸16h(=軸孔22)の中心を定点Pとしてその定点Pを中心に首振り回動可能である。
一方、ハンドル16の底部16aの一端に下向き突設したL型屈曲片16fは、前記軌道部24や摺動部16gと中心(回動軸16h、軸孔22)を同じくする平面視円弧形の弧状長孔25の中を移動するため、ハンドル16の首振り回動を妨げない。さらにL型屈曲片16fは、図13の拡大図に示したように受台15の弧状長孔25の開口縁に内側から引っ掛かるように位置設定されており、このL型屈曲片16fの引っ掛かりによりハンドル16の一端が浮き上がらないようになっている。なお、受台15の弧状長孔25の開口縁の下面沿いには下向きのリブ25aが突設されており、ハンドル16のL型屈曲片16fとの接触部をほぼ線状にして摩擦を低減し、もってハンドル16の軽やかな動きが妨げられないようにしてある。
また、L型屈曲片16fは、ハンドル16が最も遊技者側に近寄った図5実線の位置にあるとき、前記メインスイッチ27の揺動レバー28に作用して該メインスイッチ27をOFFにする。こうしてメインスイッチ27がOFFになると電動打球槌13は作動せず、球発射部材9の発射動作は停止する。
従って本実施形態において、受台15上での最も遊技者側に近寄った図5実線のハンドル16の位置が、球発射部材9の発射動作が停止するよう関連付けられた初期位置である。
[前面部材…発射力調節装置…調節手段]
前記球発射部材9の発射力を強弱させる調節手段17は、球発射部材9の前記ロータリーソレノイド13bに印加するパルス状の電圧値を変更可能な可変抵抗器であり、図10、図12に示したように、略円柱形を呈する抵抗器本体17aと、その抵抗器本体17aの中心から突出する調節軸17bと、を有する。そして、前記受台15の上面部材15aの裏側(下面)に、該上面部材15aにビス着されている支持部材30を介して前記調節軸17bを上向きにした状態で取り付けられている。なお、調節手段17の抵抗器本体17aは、支持部材30の下側に出っ張った状態になっているため、受台15の底面部材15cに長円形のカップ部15eを設けてその中に抵抗器本体17aが収まるようになっている。
[前面部材…発射力調節装置…調節手段+ハンドル]
前記調節手段17と前記ハンドル16は、図6、図7、図12、図13に示したように、略扇形の原動内歯車31と、略扇形の従動平歯車32との組み合わせである歯車伝動機構により連結されている。
前記原動内歯車31は、前記受台15の上面部材15aの裏側に沿う位置にあって前記ハンドル16の回動軸16hの下端にビスにより固着されており、従ってハンドル16と一体に首振り回動可能である。この原動内歯車31は、円周部分の周壁31aの内側に内歯車を構成する歯31b,31b…を有すると共に周壁31aの外側にフランジ片31cを有し、該フランジ片31cが、受台15の上面部材15aに軸着されている回転ローラ33の溝33aの間を通るようになっている。従って原動内歯車31の重量バランスが扇形であるが故に周壁31a側に偏っていても、回転ローラ33の支えにより周壁31a側が下がったりふらついたりするおそれがない。よって原動内歯車31の首振り回動が安定する。
一方、従動平歯車32は、前記原動内歯車31の下に位置し、扇の中心相当部位に突設した下向きの軸筒部32aを前記調節手段17の調節軸17bの上端に被せた状態で固着されており、調節軸17bと一体に回動する。該従動平歯車32の外周には平歯車を構成する歯32b,32b…が形成されており、その歯32b,32b…と前記原動内歯車31の歯31b,31b…が図6、図7に示したように噛み合っている。従って原動内歯車31がハンドル16と一体に図6から図7のように首振り回動すると、その回動が原動内歯車31から従動平歯車32に伝わって調節軸17bが回るため、調節手段17の電気抵抗が変わる。
[前面部材…発射力調節装置…ハンドル復動手段]
前記ハンドル復動手段18は、前記ハンドル16を前記初期位置、すなわち前記球発射部材9の発射動作が停止するよう関連付けられた位置に向けて付勢するものであり、前記従動平歯車32の軸筒部32aの外周に装着した捩りコイルバネ18aで構成されている。該捩りコイルバネ18aは、両端のバネ軸18b,18cを従動平歯車32の底面と前記支持部材30に夫々係止させることにより、従動平歯車32を図6、図7において反時計回りに付勢するようになっている。この捩りコイルバネ18aの付勢力が、従動平歯車32から原動内歯車31に伝わってハンドル16を初期位置に向かわせる回転力となる。従ってハンドル16が遊技者によって初期位置から離れた位置に動かされても、遊技者がハンドル16から手を離せば、ハンドル復動手段18の捩りコイルバネ18aの付勢により初期位置に自動的に復動する。
なお、実施形態のハンドル復動手段18は、上記のように捩りコイルバネ18aで構成したため、ハンドル16から遊技者の手が離れた瞬間に勢いよく戻りすぎるおそれがある。そこで実施形態では、ハンドル16の初期位置への復動が緩やかに行われるように緩衝手段18dが設けてある。この緩衝手段18dは、例えばオイルの粘性抵抗で制動力を発生させるようにした回転系のダンパーであり、ダンパー本体18eを図13に示したように前記支持部材30の上面側に固着すると共に、ダンパー本体18eの上部に突出させたピニオンギヤ18fと前記従動平歯車32の下面に形成した内歯車32cとを噛合させ、もってハンドル復動手段18の捩りコイルバネ18aによって従動平歯車32が初期位置に向かって復動するとき、オイルの粘性抵抗による制動力をピニオンギヤ18fに作用させ、そうしてハンドル16をゆっくりと復動させる。
[前面部材…発射力調節装置…ハンドル浮揚付勢手段]
前記ハンドル浮揚付勢手段20は、ハンドル16の手載せ部16bに遊技者の手が載っていないときに、図8(a)に示したように、ハンドル16の底部16aを受台15の上面から浮かせて隙間19を形成するためのものである。
このハンドル浮揚付勢手段20は、図11に示したように、中央下面に二本の固定ピン20a,20aを突設した固定主板20bと、その固定主板20bの両横に延設した弾性翼片20c,20cと、該弾性翼片20cの端部下面に突設した脚片20d,20dと、を備え、前記固定ピン20a,20aをハンドル16の底部16aに形成した受筒部16n,16nに嵌合させて固定主板20bを固定すると共に、弾性翼片20c,20cの脚片20d,20dをハンドル16の底部16aに開設した脚通孔16p,16pから受台15の上面(一対の軌道部24,24同士の間)に突出させ、そうしてハンドル16の底部16aを受台15の上面から浮かせるようにしたものである。このときハンドル16は、ハンドル浮揚付勢手段20の弾性翼片20c,20cの弾性によって支えられているのであり、従ってハンドル浮揚付勢手段20は、少なくともハンドル16の重量を支えるに十分な強さを有する。
このようにハンドル16が、ハンドル浮揚付勢手段20の脚片20d,20dで支えられている状態では、ハンドル浮揚付勢手段20を潤滑性に優れた樹脂(例えばフッ素樹脂)で形成しておけば受台15との摩擦抵抗を小さくすることができるから、前記ハンドル復動手段18によるハンドル16の復動が軽やかに行える効果がある。
また、そのような潤滑性に優れた樹脂でハンドル浮揚付勢手段20を形成しない場合でも、ハンドル16の底部16aと受台15の面同士の全面接触を回避することにより、ハンドル16の底部16aや受台15の汚れに起因する摩擦抵抗の増大の影響を受けにくくすることができるから、どちらにしてもハンドル復動手段18によるハンドル16の復動が軽やかに行える効果がある。
なお、上記のようにハンドル復動手段18によるハンドル16の復動が軽やかに行えるということは、ハンドル復動手段18の捩りコイルバネ18aのばね定数を小さくすることができる、ということを意味するものであり、そうした場合にはハンドル16の捩りコイルバネ18aの付勢に抗する方向(図5において実線位置から二点鎖線位置に回動させる方向)の操作が小さい力で行える効果、ひいては遊技者の疲労度を軽減させ得る効果にもつながる。
一方、ハンドル浮揚付勢手段20は、ハンドル16の手載せ部16bに遊技者が手を載せた場合に、その手の重量の増加分に抗しきれない強さ、つまり前記弾性翼片20c,20cが撓むように設定されている。従ってハンドル16の手載せ部16bに遊技者が手を載せると、前記のようにハンドル16を支えていたハンドル浮揚付勢手段20の前記弾性翼片20c,20cが撓んで図8(b)のように固定主板20bとともにハンドル16が下がり、ハンドル16の底部16aと受台15の上面とが接触する。そうするとハンドル16の底部16aと受台15の上面とが全面で接触するため、前記ハンドル復動手段18の付勢に抗してハンドル16を任意の位置に停止させておくことが容易になる。
[前面部材…発射力調節装置…その他]
図12、図13において、34は受台15の前記アール部21に設けた振動ユニットである。該振動ユニット34は、受台15の内部に固定した基台34aと、その基台34aに上向きに取り付けた左右1対の支持スプリング34b,34bと、その支持スプリング34b,34bによって上下動可能に支持される振動部材34cと、該振動部材34cの上面に取り付けられ、受台15の内側からアール部21の上面に向けて突出するように形成した受け部34dとからなる。
前記受け部34dは、図5のように受台15のアール部21に沿う平面視円弧状であって、ハンドル16の軸基板16eの周りに突出していて、遊技者がハンドル16を操作する際に手の平の手首に近い部位が載るようになっている。
従って前記振動部材34cを作動させることにより、振動ユニット34の振動が受け部34dを介して遊技者の手に伝わるから、例えば遊技の内容に合わせて振動部材34cを適宜なタイミングで作動させれば、遊技の興趣を増大させることができ、或は振動により遊技者の手の疲れをほぐす用途に使用することもできる。なお、振動ユニット34をマッサージ機的な用途に使用する場合は、遊技者が自由に操作可能なように遊技者向けの振動スイッチを設けるとよい。
[前面部材…発射力調節装置の作動説明]
遊技開始前のパチンコ機は、図1の状態であり、発射力調節装置10のハンドル16が、図5のようにハンドル復動手段18の付勢により遊技者側に最も近寄った初期位置にある。ハンドル16が初期位置にある状態では、図5、図6のようにハンドル16のL型屈曲片16fと揺動レバー28の作用により受台15の内部に設けた前記メインスイッチ27がOFFになっていて、前記球発射部材9が停止している。そしてこのときハンドル16は、図8(a)、図13のようにハンドル浮揚付勢手段20の弾性翼片20c,20cの弾性により、受台15の上面との間に隙間19を保った状態で支えられている。
そこでまず、前枠4の球皿6に遊技球を投入し、受台15のアール部21にある前記受け部34dに右手の手の平の手首近くの部位を載せ、手の平と指をハンドル16の手載せ部16bに載せる。このとき遊技者の例えば小指を含む右手の縁全体を受台15の上面に載せるか、その逆に親指側を受台15の上面に載せるか、或は親指と小指を受台15の上面に載せ、手載せ部16bには手の平と受台15に載せた指以外の指を載せる。
なお、ハンドル16に手を載せた段階で、その手の重みにより前記ハンドル浮揚付勢手段20の弾性翼片20c,20cが図8(b)のように撓むため、ハンドル16が下がって底部16aと受台15の上面が接触する。また、ハンドル16に載せた手がカバー部材16jに触れるため、カバー部材16jのタッチスイッチがONになる。
次に、操作する右手を、主として手首を中心に図5において時計回りに動かしてハンドル16に力を加えると、ハンドル16が定点Pたる回動軸16hを中心に回動する。ハンドル16のこの回動により図7のようにL型屈曲片16fが揺動レバー28から離れるため、メインスイッチ27のスイッチ片27aが押圧から解放され、メインスイッチ27がONになる。これにより球発射部材9の電動打球槌13が打球動作を開始する。
なお、通常、球皿6に投入された遊技球は、球発射部材9の電動打球槌13と連動する球供給装置(図示せず)によって発射レール12の発射部の手前で止められており、電動打球槌13が打球動作を開始すると、その動きに連動して1個ずつ発射レール12の発射部に供給される。
一方、ハンドル16の回動は、回動軸16hから原動内歯車31と従動平歯車32を経て調節手段17の調節軸17bに歯車伝動機構のギヤ比に従い伝わるから、ハンドル16の回動量に応じて調節軸17bが回転し、可変抵抗器の電気抵抗が変化する。これにより電動打球槌13のロータリーソレノイド13bに加わる電圧が変化し、槌本体13dの打撃力が変化する。従って遊技者は、打撃力が狙った強さになったとき、その位置でハンドル16を止めればよい。
次に、遊技球を発射している状態で、遊技球の発射を一時的に停止させたい場合は、ハンドル16の手載せ部16bに突出しているボタン凸部29dを例えば右手人差し指で押す。そうするとハンドル16の中にあるサブスイッチ29bがOFFとなり、その間、電動打球槌13が停止する。そして、適宜なタイミングでボタン凸部29dから指を離すと、前記サブスイッチ29bがONとなり、電動打球槌13の作動が再開する。その間、ハンドル16を動かさなかった場合には、停止前と同じ打撃力で再開できる。
次に、遊技中に遊技者がハンドル16から完全に手を離すと、まずハンドル16のカバー部材16jのタッチスイッチがOFFになるからその時点で電動打球槌13が停止し、それと同時にハンドル16の底部16aからハンドル浮揚付勢手段20の脚片20dが突出してハンドル16の底部16aが受台15の上面から離れる。そして、ハンドル復動手段18の捩りコイルバネ18aの付勢と緩衝手段18dの働きによりハンドル16が初期位置に緩やかに復動し、ハンドル16のL型屈曲片16fが揺動レバー28に当たってメインスイッチ27がOFFとなる。
[受台の保護]
しかして遊技者は、遊技結果に苛立つ場合があり、その遊技者が腰掛けた姿勢のまま力任せに受台15を叩くおそれがある。これにより受台15に下向きの大きな外力が作用して破損に至るおそれがある。そのような遊技者による外力から受台15を護るための受台保護手段1,2が、パチンコ機1に施されている。
[受台保護手段1]
受台保護手段1は、上記パチンコ機1について、外枠2の幕板2bと、受台15とを棚受け状の支持部材35で分離可能な状態に連繋させることにより、前記した受台15に加わる下向きの外力を幕板2bに分散させ得るようにしたものである。
前記支持部材35は、図3、図9に示したように、受台15の下面に一体且つ斜め下向きに固着されており、後端の当り面35aが前面部材4を閉じた状態で幕板2bの正面に当接し、そうして幕板2bと受台15とを分離可能な状態に連繋させる。なお、図3において符合36は、幕板2bの正面に突設された支持部材35のための逃げ止め手段であり、これにより支持部材35が幕板2bに当たった状態で下に逃げる動きを抑制する。この逃げ止め手段としては、幕板2b側に凹みを設けて支持部材35の当り面をその凹みに嵌め入れるようにしてもよい。
このように幕板2bと受台15とを棚受け状の支持部材35で連繋させたことにより、受台15に加わる下向きの外力が支持部材35を介して幕板2bに分散されるため、受台15の強度を確実に高めることができる。
なお、受台15は、前記のように前面部材4の下辺ぎりぎりの位置にあるため、該受台15の下面に支持部材35を固着した場合には、外枠2から外した状態の前面部材4を起立させて保管、輸送等を行う際に、支持部材35の出っ張りで前面部材4の起立姿勢が大きく左右方向に傾き不安定になる可能性がある。
斯かる不安定さを改善する必要がある場合には、図14のように支持部材35を受台15に対して折り畳み可能とするか、或は図示しないが、支持部材35を受台15に対してビス等により着脱可能に取り付けるとよい。そうすることにより、前面部材4を単体で保管、輸送等する場合には、支持部材35を折り畳み又は取り外して受台15の下面の出っ張りを抑制し、外枠2に取り付けた状態で支持部材35を受台15の下面に突出させるようにすることができる。ちなみに、図14の支持部材35は、受台15の下面に突設した軸受150に軸350で軸着されていて自己のバランス又はバネ等の付勢で図14(a)の状態に回動しており、前面部材4を単体で地面G(図14(b)二点鎖線参照)に置くと該前面部材4の重量で自動的に折り畳まれる。
また、前面部材4のみを起立させて保管、輸送等を行う際に支持部材35が下に出っ張る対策として、実施形態1では該支持部材35の下側に弧状面35rを設けるようにしてある。これにより前面部材4を輸送等する取り扱い時に、起立姿勢の傾きを前や後に変える必要があっても弧状面35rに沿って円滑に変化させることができ、且つ、支持部材35自体にも無理な力が作用しない。
[受台保護手段2]
受台保護手段2は、前面部材4の受台15の上方であって、機前の椅子に腰掛けた遊技者が受台15に向けて手を振り下ろす動作の邪魔になる位置に障害部材37を設けるようにしたものである。
障害部材37は、図1、図4に示したように、遊技者が受台15に向けて手を振り下ろす動作の手の軌道を横切り得るように球皿6の側方に庇状に延設されている。
この障害部材37には、上下方向に貫通する貫通部38が設けられており、見る角度によって遊技者からハンドル16若しくは受台15が見えるようになっている。これにより遊技者に手元が見える安心感を与えることができる。
なお、球皿6の側方に障害部材37を延設した場合には、球皿6のデザインに障害部材37を融合させることで該障害部材37を違和感なく設けることができ、なおかつ、受台15と障害部材37の間に必要十分な広さを保つことができる点で優れているが、機能的な観点からは、例えば、前面部材4から遊技者側に向けて棒状の障害部材を突設する、というように球皿6と別体に形成してももちろんよい。
この受台保護手段2を備えたパチンコ機1は、受台15の上方を横切る障害部材37が遊技者の視界に入って邪魔をすることで心理的に受台15を叩く気持ちを殺ぐことができる。したがって、叩かれにくい。また、障害部材37が物理的に邪魔になって遊技者が手を振り下ろし難くなるため、仮に叩かれたとしてもその力を弱めることができる。
なお、上記した受台保護手段1,2は、実施形態1のように両方一緒に組み合わせることで受台15の保護効果が最大になるが、何れか一方を単独で使用してももちろんよい。
また、上記した受台保護手段2は、後述する実施形態2,3にも同様に設けられている。
[実施形態2]
実施形態2のパチンコ機1は、実施形態1の支持部材35が受台15側に設けられているのに対し、その支持部材35を図15、図16(a),(b)に示したように外枠2の幕板2b側に設けたことを特徴とする。
実施形態2の支持部材35は、垂直断面T字状で、先端に端部に向かって下傾する案内テーパ部35bを設けたほぼ裏向きスキー板形状の支持板35cを上面に有するものであり、幕板2bの前面を構成する装飾樹脂パネル2b−1に一体成形されている。なお、支持部材35は、幕板2bと別体に例えば金属や合成樹脂で形成して該幕板2bに取り付けるようにしてもよい。
実施形態2のパチンコ機1は以上のように構成されているため、前面部材4を閉じた図16(a)の状態では、支持部材35の支持板35cが受台15の下面を受けて実施形態1と同様に受台15の強度を高め得る。
また、図16(b)のように前面部材4を開いた状態から閉じる場合には、受台15の閉じ軌道が前面部材4の自重により支持部材35の支持板35cの上面より下がっていても、前記案内テーパ部35bに掬われるため、受台15の下面に支持部材35をスムーズに潜り込ませることができる。
[実施形態3]
実施形態1の支持部材35は受台15側に設けられており、一方、実施形態2の支持部材35は幕板2b側に設けられている。これに対し実施形態3の支持部材35は、図17(a),(b)に示したように、受台15側と幕板2b側の双方に設けられていて中間で分離可能に継ぎ合わさるようになっている。この場合、受台15側の支持部材35dと、幕板2b側の支持部材35eの基本構成は、それぞれ実施形態1、2とほぼ同じであるため説明を省略する。
実施形態1についての説明で明らかなように支持部材35の全てを受台15に固定した場合には、前面部材4を単体で起立させる際に不安定になるおそれがあるが、実施形態3では、受台15側と幕板2b側で支持部材35d,35eを分割した結果、受台15側の支持部材35dを小さくすることができるため、受台15に支持部材35dを固定しても前面部材4の安定起立に与える影響を小さくすることができる。
また、実施形態2では、支持部材35の上面のレベルを前面部材4の下面のレベルとほぼ同じに設定する必要があり(そうでなければ前面部材4が支持部材35に衝突する。)、したがって、受台15の前面部材4上の配置が支持部材35の上面に接触する位置、つまり前面部材4の下辺ぎりぎりの位置に限定されることとなるが、実施形態3では、受台15と幕板2b側の支持部材35eとの間に受台15側の支持部材35dが介在することとなるため、受台15の前面部材4上の配置をある程度自由に設定することが可能になる。具体的には、受台15を高位置に配置し、その分、支持部材35dを長く(高さ)設計する、という具合である。なお、実施形態3では、受台15の底面部材15cに設けた調節手段17のためのカップ部15eを受台15側の支持部材35dとして利用することができる。
上記の実施形態1〜3は、次の技術的思想1〜4を含む。
[技術的思想1]
四角い環状枠の下辺の前面に幕板を設けてなる外枠と、
該外枠の前面に片開きの扉状に開閉可能なように装着され閉じた状態で前記幕板の上に位置する前面部材と、
該前面部材の前面下方位置に設けられた遊技操作用のハンドルと、
前記前面部材の前面であって前記ハンドルの下側に遊技者側に向けて突設した受台と、を備えた遊技機であって、
前記幕板と前記受台とを棚受け状の支持部材で分離可能な状態に連繋させることにより、前記受台に加わる下向きの外力を前記幕板に分散させ得るようにしたことを特徴とする遊技機。
[技術的思想2]
前記支持部材は、前記受台側に設けられていることを特徴とする技術的思想1記載の遊技機。
[技術的思想3]
前記支持部材は、前記幕板側に設けられていることを特徴とする技術的思想1記載の遊技機。
[技術的思想4]
前記支持部材は、前記受台側と前記幕板側の双方に設けられていて中間で分離可能に継ぎ合わさるものであることを特徴とする技術的思想1記載の遊技機。
以上、本発明を実施形態1〜3について説明したが、もちろん本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、実施形態では、遊技機の一例として球皿6に投入した遊技球で遊技を行うパチンコ機を例示したが、遊技球を機内で循環させて持ち球データを加減算するいわゆる封入式のパチンコ機や、雀球式の遊技機などでも同様に適用できる。
また、実施形態では障害部材37の大きさを図4のように平面視で受台15の輪郭より小さくしたが、障害部材37の大きさを図18の変形例に示したように平面視で受台15の輪郭程度に拡張し、そうすることでより受台15の保護効果を高めるようにしてもよい。
1 …パチンコ機(遊技機)
2 …外枠
4 …前面部材
6 …球皿
15 …受台
16 …ハンドル
37 …障害部材
38 …貫通部

Claims (1)

  1. 遊技球が流下可能な遊技領域を備えた遊技機において、
    前記遊技領域に遊技球を発射するために遊技者によって操作されるハンドル部と、
    前記ハンドル部の上方で突出して設けられ、且つ、当該遊技機を上面視した際に該ハンドル部が視認可能になるように形成された突出部と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
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