JP4253879B2 - パチンコ機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8および図9に示す従来のパチンコ機81は、周囲に機枠82を有しており、機枠82には、ミドル枠84が、内部に位置するように片開き自在に枢着されている。ミドル枠84の下端縁以外の部位には、開口した状態の後方への没入部98が形成されており、没入部98の上部には、遊技盤85が装着されている。遊技盤85の前面には、障害釘や入賞装置などを搭載した円形の遊技領域86が形成されている。なお、ミドル枠84の片側縁には、遊技領域86の前方を覆うように、ガラス板87を備えた前枠88が、片開き自在に枢着されている。
【0003】
また、没入部98の下部には、レール板94が装着されている、レール板94には、供給皿89の通路部80と連通した、発射レールや球抜き通路95などが形成されている。一方、ミドル枠84の下端縁は、前方へ箱状に突出したカバー部99として形成されており、後側に、発射レール上の遊技球を発射可能な発射装置97と、前後および上が開口されたバケツ部材96とを備えている。さらに、レール板94の前側には、遊技球幅の通路部80と球抜きレバー83とを備えた供給皿89が、前枠88と同様に枢着されており、カバー部99の前側には、貯留皿93がネジ止めされている。なお、貯留皿93と、灰皿91と、発射装置97に連結される発射ハンドル92とは、一体的に取り付けられている。
【0004】
遊技者は、供給皿89上に遊技球を乗せることにより、通路部80を介して、発射レール94に遊技球を一列に送って下端に1個ずつ乗せ置くことができ、さらに発射ハンドル92を操作することにより、発射レール94上の遊技球を、遊技領域86に向けて発射することができる。また、球抜きレバー83の押下により、通路部80内のガイド部材(図示せず)が引き込み、球抜き孔(図示せず)が露出するので、遊技球を、球抜き孔際の球抜き通路95上端に導出させることができる。さらに、球抜き通路95の下端は、バケツ部材96の上開口部と当接し、バケツ部材96は貯留皿93の上後側に位置しており、遊技者は、球抜きレバー83を押下することにより、通路部80、球抜き通路95およびバケツ部材96を介して、遊技球を貯留皿93に送ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
パチンコ機81は、貯留皿93を、後面がカバー部99の前面に当接した状態でネジ止めすることによって備えているため、遊技者が体重をかけるなど、貯留皿93に強い力が作用した場合には、ネジ止めした部分近傍にほとんど全ての負荷が加わり、ネジが抜けたりカバー部99が変形したりして貯留皿93が外れてしまい、供給皿89と貯留皿93との球抜き通路95やバケツ部材96などを介した連通状態が保たれない可能性があった。
【0006】
よって、本発明の課題は、貯留皿が分離する事態を防止し、球抜き通路やバケツ部材と貯留皿との連通状態を保持するパチンコ機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前面の上方に遊技領域が設置され、その遊技領域の下側に供給皿が突設されているとともに、供給皿の下側に、貯留皿が、遊技球通路を介して供給皿と連通するように突設されており、遊技球払出装置により前記供給皿及び貯留皿に遊技球を払い出し可能とするとともに、前記遊技球通路が、球抜き通路と、上開口部、前開口部、及び後開口部を備え、前記上開口部を介して前記球抜き通路に連通された状態で設置されたバケツ部材とからなるパチンコ機であって、前方に前記貯留皿が、後方に前記バケツ部材が夫々位置する基板部材を設け、前記基板部材に、前記遊技球通路の出口となる開口を設け、さらに当該開口周囲の上半部に、正面視逆U字状となる樋上側部を後方へ突設する一方、前記貯留皿の後部に、球通路樋を、後方へ突出するように一体的に設けるとともに、前記球通路樋を、前記開口へ前方から差し込んだ際に前記樋上側部と側面の端部同士が当接可能な正面視U字状に形成し、前記樋上側部及び前記開口へ差し込まれた状態にある前記球通路樋を前記バケツ部材の前開口部に嵌入させた状態で前記貯留皿を設置するとともに、前記後開口部に前記貯留皿と前記遊技球払出装置とを連結する通路を接続することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態につき、図面に基づいて説明する。図1および図2はパチンコ機の前部の説明図であって、パチンコ機1には、外枠2が周設されており、外枠2には、連結部3と本体枠連結金具4とが左側縁上下に取り付けられている。連結部3と本体枠連結金具4とには、表枠5とミドル枠6と機構板(図示せず)とが層状に組み合わせられた本体枠が、外枠2の内側および前側に位置するように、片開き自在に枢着されている。
【0009】
表枠5は、ミドル枠6の前面と一体の、外枠2の前面に沿った薄板7、および、薄板7前面に位置する、前枠10と、供給皿20を備えた中扉11と、貯留皿30を備えた下側機能部12とからなる。薄板7の左端部より内側には、中扉連結金具13が取り付けられている。
【0010】
また、ミドル枠6は、上部が落とし込み形成され、その上半部には、遊技盤(図示せず)が設置されており、下半部には、発射レール(図示せず)を備えたレール板(図示せず)が設置されている。遊技盤前面には、障害釘、入賞装置、図柄表示部、外レールおよび内レールなどを配した、円形の遊技領域(図示せず)が形成されている。また、発射レールは、遊技領域の外レールと内レールとの間の方へ向いたスロープ状に形成されており、発射レールの上端と、外レールおよび内レールの下端とは、間隔を開けて配置されている。さらに、レール板上であって、上記間隔の下方には、上方に開口したスロープ状のファウル球通路(図示せず)が形成されている。またさらに、レール板内には、末端以外の遊技球通路としての球抜き通路(図示せず)が形成されている。球抜き通路の上端は、供給皿20後方において、前方に開口するように形成されている。なお、ファウル球通路は、後述の溢れ球通路と連通している。
【0011】
一方、ミドル枠6の下部であって、貯留皿30の後方にあたる部分には、球通路孔8が穿設されており、球通路孔8の後側には、遊技球通路の末端としてのバケツ部材49(図7)が固着されている。バケツ部材49は、前後および上にそれぞれ開口部77,78,79を有しているとともに、前開口部77の両側に、固着片66を備えている。また、後開口部78は、後面の上部に位置するように形成されている。そして、球抜き通路の下端は、バケツ部材49の上開口部79へ、下側が開口した下端を当接するように配置されている。下端の開口部は、上開口部と合致している、なお、球抜き通路は、スロープ状に形成されている。
【0012】
くわえて、薄板7後側であって、球抜き通路の右下には、発射装置(図示せず)が、前部を露出した状態で取り付けられている。発射装置は、発射レール下端の遊技球を弾く。弾かれた遊技球は、発射レールの方向に沿って、ファウル球通路の上開口部を越え、外レールと内レールの間の下端まで達するように飛ぶ。なお、ミドル枠6は、前面左辺中央に連結金具15を有しているとともに、下部周端縁には、ネジ孔9b,9b・・が、所定間隔を保って配設されている。
【0013】
また、機構板には、遊技球タンクや遊技球払出装置、またそれらや、供給皿20、貯留皿30などを連結する通路、さらにパチンコ機の動作を制御する制御装置などの内部機構が形成もしくは搭載されている。このうちの貯留皿30と遊技球払出装置とを連結する通路である払出通路の一部(溢れ球通路)は、下端に形成された前開口部をバケツ部材49の後開口部78に合致させることによって、球通路孔8と連通している。なお、溢れ球通路の上端は、供給皿20と遊技球払出装置とを連結する通路の、遊技球払出装置側の端縁に設けられた隙間の下側に配置されている。
【0014】
前枠10は、遊技領域大の開口部を備えた枠であって、連結部3と連結金具15の左半部とを介して、開口部が遊技領域を囲むように片開き自在に枢着されている。各枢着部の前部は、半円錐状の膨出部16,16とされている。また、前枠10の開口部には、開口部と相似の輪状のランプ飾り17が嵌め込まれている。ランプ飾り17は、各サイド部に、一体成形された点灯可能な透光窓18を有している。さらに、前枠10は、後側に、ガラス板19を具備したガラス枠14を備えている。なお、前枠10の左端際上下前面には、デザインと取り付け強度とを向上する観点から、円錐状の膨出部16,16が設けられている。
【0015】
中扉11は、箱状の部材であって、連結金具15の右半部と中扉連結金具13とを介して、前枠10の下側において片開き自在に枢着されている。さらに、中扉11は、左側が半円状に突出し右側が遊技球と同寸の奥行きとされた供給皿20と、CR操作部21と、球抜きレバー22とを備えている。供給皿20の右側奥は、発射レールの下端と連通しており、遊技球を1個ずつ送り込めるようになっている。また、供給皿20の右側奥には、ガイド板(図示せず)によって開閉自在とされた球抜き孔(図示せず)が設けられており、球抜き孔は、球抜き通路の上端と連通している。なお、球抜きレバー22を押下することにより、ガイド板が引き込まれて球抜き孔が開口する。
【0016】
一方、図3から図6に示す下側機能部12は、前方基板23および後方基板24と、貯留皿30、灰皿31および発射ハンドル32とからなる。
【0017】
前方基板23は、前方本体部25と、前方本体部25の両脇に延設された前方支持部26,26とからなる。前方本体部25は、水平な上面40および下面41(図6)と、供給皿20左側表面に対して同形状で下側に位置する左側面42と、前端縁を左側に回り込ませた上、下部に円筒面状のハンドル逃げ部33を形成した右側部とを有している。ハンドル逃げ部33の右方には、右側部43側面と下面41との延長面で包囲される領域の右下部に、発射ハンドル32とほぼ同径の円盤部を付加した形状の前面を有するハンドル取り付け基部36が、前枠10や中扉11の基部に対して若干突出するように形成されており、その円盤部中央には、操作ハンドル32を挿入する前方挿通孔38が形成されている。
【0018】
また、上面40は、供給皿20の下面と同形状とされており、後端縁には、嵌入孔34,34・・が配設されている。さらに、前方本体部25内部であって、上面40と左側面42と右側部43左端との前部には、断面逆U字状の補強部44が、リブ46,46・・を介して、前辺を上面40の前辺と連結した状態で添設されている(図6)。補強部44の上部中央には、切り欠き45が凹設されている。
【0019】
くわえて、下面41は、各前方支持部26下面およびハンドル取り付け基部36下部と連続した支持部連結面55と、支持部連結面55より前方かつ上方に位置する載置面58とに分かれており、支持部連結面55には、嵌入孔34,34・・が横設されているとともに、左端部に金具逃げ部35が形成されている。一方、載置面58は、前辺右側が円弧状に形成され、前辺左側が後方に凹むように形成されている。また、載置面58の右側は開口されており、その開口部の前辺には、爪56,56が、後方に突設されている。さらに、載置面58の左側の凹み部分周辺は若干下方に落とし込まれている。くわえて、載置面58の前辺全てを基部として、補強部44と連続した壁部39が立設されている。すなわち、壁部39は、右側が円弧状として、左側が凹んだ形状として、さらにそれらの間が左右方向に延びる鉛直面として、形成されている。また、壁部39中央下後方には、下ガイド47が前後に渡されている。
【0020】
また、右側の前方支持部26は、下半部が前方本体部25の右側部43と連続し、上半部が前方本体部25から突出した、前枠10や中扉11の基部と同じ奥行きを有する、後面と左側面下半部を開放した箱形部分であって、左側面が前方本体部25の上面40と連続され、さらに前面と右側面との角が取られている。一方、左側の前方支持部26は、下半部が前方本体部25側へ若干長く延長され、上半部の上端前面が円錐状の膨出部27とされている他は、右側の前方支持部26と同様に形成されている。
【0021】
一方、後方基板24は、後方本体部28と、後方本体部28の両脇に延設された後方支持部29,29とからなる。後方本体部28は、補強部44後側に当接する上面71および左右側面72,73と、中央に仕切り52を突設し、仕切り52と左側面72との間に灰皿後壁53を形成した後面74と、各後方支持部29と共通する、後面後側の下面76とで形成されている。灰皿後壁53の後側上部には、補強用のリブ57が、上面71へ渡されている(図6)。また、右側面73下部には、溝59が前後に形成されている。さらに、後面74上であって仕切り52右側の部分には、球通路出口54が形成されている。くわえて、球通路出口54の後側周囲の上半部には、断面逆U字状の樋上側部64が、後方に突出されている。なお、仕切り52の下面には、逆T字状の溝体(図示せず)が突設されている
【0022】
くわえて、右側の後方支持部29は、補強のためリブ51,51・・を配した前方開口状であり、下半部が、後方挿通孔48を備えた状態で、ハンドル取り付け基部36程度、前方支持部26より肉厚分短い奥行きにて延設されており、上半部が前方支持部26より肉厚分短く突出している。一方、左側の後方支持部29は、前方開口状である他は左側の前方支持部26と同様に形成されている。なお、後方本体部28の上下面71,76および各後方支持部29の突出部内側には、突起50,50・・が、嵌入孔34,34・・と対応するように配置されている。
【0023】
また、貯留皿30は、貯留皿本体60と、下カバー61と、レバー62とからなる。貯留皿本体60は、左側に、切り込みを有する水平な固定片63を備え、右側に、前後を向いた皿ガイド70を備えているとともに、後部に、断面U字状で樋上側部64と同厚の球通路樋65を、両側面が下面よりも後方に突出した状態で備えている。下カバー61は、貯留皿本体60の下面に水平に付設される板状部材で、前方に孔69,69が横設されている。また、貯留皿本体60と下カバー61との中央には、円柱形の球出し孔67,67が上下に並設されている。さらに、下カバー61の下面であって、球出し孔67の前方には、円柱状の軸68が下方に突設されている。レバー62は、貯留皿本体60と下カバー61とによって挟持される板片で、上面の前部に突設された円筒状の軸受75が、軸68を受け入れることにより、球出し孔67,67を開閉するように回動可能とされている。
【0024】
下側機能部12は、貯留皿30を載置した前方基板23に、後方から後方基板24を嵌合させた上、前方基板23のネジ孔9a,9a・・を、ミドル枠6のネジ孔9b、9b・・と合わせた状態でネジ止めすることによって、パチンコ機1下部に固着されている。このとき、貯留皿30後部の球通路樋65は、球通路出口54に前方から通されているとともに、両側面の上端全体が樋上側部64の両側面の下端全体に当接している。
【0025】
また、固定片63は、仕切り52下部の溝体に、前方からスライド挿入することによって係止され、さらに壁体39の中央部に載置されている。またさらに、皿ガイド70が、後方本体部28の右側面73の溝59にスライド挿入されている。くわえて、下カバー61が、下ガイド47上に位置しており、前方本体部25の載置面58の開口部のうち、下ガイド47より右側を塞いでいる。また、載置面58の各爪56が、下カバー61前部の対応する孔69に嵌入している。さらに、レバー62の前部が、壁部39の下側に露出している。
【0026】
さらに、前方支持部26,26が、中扉11の両側に配置されており、前方本体部25の上面40が、中扉11の下面と接している。そして、球通路樋65は、樋上側部64とともに、球通路孔8後側に位置した遊技球通路の末端としてのバケツ部材49に、前開口部77とミドル枠6の球通路孔8とを介して嵌入されている。このとき、バケツ部材49の後開口部78の下辺が、球通路樋65の下側部上面より若干上方に位置している。
【0027】
なお、壁部39の左側の凹みには、灰皿31が載置されている。また、各挿通孔38,48には、発射ハンドル32が、発射装置と連結した状態で設けられている。さらに、後方基板24の各爪50は、前方基板23の対応する嵌入孔34に嵌入している。
【0028】
以上のようなパチンコ機にあっては、発射ハンドル32を回して発射装置を操作することにより、供給皿20から供給された発射レール下端の遊技球を遊技領域へ打ち込める一方、レバー62前部を回動させることによって、球出し孔67を開放して貯留皿30上の遊技球を下方に出すことができ、また供給皿20と貯留皿30とが、球抜き通路とバケツ部材49とからなる遊技球通路を介して互いに連通しているとともに、球抜きレバー22を押して、球抜き孔を開口状態とすることにより、供給皿20右側からの遊技球が、遊技球通路の上端に導かれるので、供給皿20の遊技球が貯留皿30に到達するようにできるが、さらに、貯留皿30の後部に設けられた球通路樋65が、樋上側部64とともに、遊技球通路の下端際のバケツ部材49に、前開口部77とミドル枠6の球通路孔8とを介して嵌合されているので、下側機能部12に強い力が作用した場合、球通路樋65と球通路孔8もしくはバケツ部材49との嵌合部においても抗することができ、貯留皿30の取り付け強度を効果的に向上して、貯留皿30がパチンコ機1から分離する事態を防止することができる。しかも、万一下側機能部12が若干の変形もしくは一部における分離を生じたとしても、貯留皿30と遊技球通路との連通が保持され、遊技球が離散する事態を防止することができる。
【0029】
なお、U字状の球通路樋65上側には、逆U字状の樋上側部64が、側面の端部を当接した状態で配置されているため、球通路樋65の剛性が向上され、樋上側部64とともに球通路孔8に嵌入されているため、貯留皿30周りの強度がさらに向上する。また、バケツ部材49の後開口部78の下辺が、球通路樋65の下側部上面より若干上方に位置しているため、溢れ球通路を通過した遊技球が球通路樋65に移る際に停止してしまう可能性を低減し、スムーズに流れるようにすることができる。
【0030】
くわえて、両前方支持部26,26には、面取りが施されているので、デザイン面で優れるし、遊技者の手などを傷つける事態を防止できる。また、ハンドル取り付け基部36は、円盤部を付加したので、前方挿通孔38を全周に亘って十分な奥行きを持って設けることができて発射ハンドル32を十分確実に保持することができるし、さらにハンドル逃げ部33の設置と相まって、新しいデザインを得ることができるし、発射ハンドル32の先端が前方本体部25の壁部39より後方となるようにでき、万一パチンコ機1もしくは下側機能部12が落下しても発射ハンドル32が破損する事態を防止することができる。
【0031】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、次に一部示すように様々に変更可能である。球通路樋は、断面U字状で、断面逆U字状の樋上側部と合致される必要はなく、一体筒状であっても良いし、断面U字状の部分のみであっても良い。また、貯留皿30は、球通路樋を備えていれば、前方基板と後方基板とに挟持される必要はなく、1つの基板に嵌入されても良いし、ミドル枠6に直に取り付けられても良い。さらに、球通路樋の後部は、下辺を前方に配置する形態に限られず、全て同鉛直面上に位置するようにしたり、下辺を後方に配置したりすることができる。また、バケツ部材の後開口部は後面の上部に設けられる必要はなく、さらには、遊技球通路の末端をバケツ部材によって構成する必要はない。
【0032】
さらに、下側機能部は、支持部を有する必要はなく、直方体状もしくは板状とできるし、下側機能部の取り付けは、螺着によるものに限られず、リベットを用いたものなどとすることができる。またさらに、遊技球通路やファウル球通路などの通路の配置や設置態様は上記に限定されず、各通路が別々に貯留皿と連通していても良いし、各通路が、筒状部材を取り付けることによって形成されていても良い。そして、本発明は、前枠と中扉とが一体に形成されたものなど、他のタイプのパチンコ機にも適用することができるし、他の遊技機にも適用することができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明は、貯留皿の後部に、バケツ部材の前開口部に嵌入する球通路樋が設けられているので、貯留皿に強い力が作用したとしても、球通路樋によってパチンコ機の内部においても作用に抗することができ、貯留皿がパチンコ機から分離し、貯留皿と遊技球通路との連通が途絶える事態を、簡単な構成で効果的に防止することができる。
また、U字状の球通路樋は、逆U字状の樋上側部と側面の端部同士を当接した状態で配置されているため、球通路樋の剛性を向上することができる。さらに、球通路樋を樋上側部とともにバケツ部材の前開口部に嵌入しているため、貯留皿周りの強度を更に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の前部を示す説明図である。
【図2】パチンコ機の部分分解説明図である。
【図3】下側機能部の前側を示す説明図である。
【図4】下側機能部の後側を示す説明図である。
【図5】下側機能部の一部分解説明図である。
【図6】下側機能部の分解説明図である。
【図7】(a),(b)ともに、バケツ部材の斜視説明図である。
【図8】従来例を示す説明図である。
【図9】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・パチンコ機、2・・外枠、3・・連結部、4・・本体枠連結金具、5・・表枠、6・・ミドル枠、7・・薄板、8・・球通路孔、9a,9b・・ネジ孔、10・・前枠、11・・中扉、12・・下側機能部、13・・中扉連結金具、14・・ガラス枠、15・・連結金具、16,27・・膨出部、17・・ランプ飾り、18・・透光窓、19・・ガラス板、20・・供給皿、21・・CR操作部、22・・球抜きレバー、23・・前方基板、24・・後方基板、25・・前方本体部、26・・前方支持部、28・・後方本体部、29・・後方支持部、30・・貯留皿、31・・灰皿、32・・発射ハンドル、33・・ハンドル逃げ部、34・・嵌入孔、35・・金具逃げ部、36・・ハンドル取り付け基部、38・・前方挿通孔、39・・壁部、40・・上面、41・・下面、42・・左側面、43・・右側部、44・・補強部、45・・切り欠き、46,51・・リブ、48・・後方挿通孔、49・・バケツ部材、50・・突起、52・・仕切り、53・・灰皿後壁、54・・球通路出口、55・・支持部連結面、56・・爪、57・・リブ、58・・載置面、59・・溝、60・・貯留皿本体、61・・下カバー、62・・レバー、63・・固定片、64・・樋上側部、65・・球通路樋、66・・固着片、67・・上球出し孔、68・・軸、70・・皿ガイド、71・・上面、72・・左側面、73・・右側面、74・・後面、75・・軸受、76・・下面、77・・前開口部、78・・後開口部、79・・上開口部。
Claims (1)
- 前面の上方に遊技領域が設置され、その遊技領域の下側に供給皿が突設されているとともに、供給皿の下側に、貯留皿が、遊技球通路を介して供給皿と連通するように突設されており、遊技球払出装置により前記供給皿及び貯留皿に遊技球を払い出し可能とするとともに、前記遊技球通路が、球抜き通路と、上開口部、前開口部、及び後開口部を備え、前記上開口部を介して前記球抜き通路に連通された状態で設置されたバケツ部材とからなるパチンコ機であって、
前方に前記貯留皿が、後方に前記バケツ部材が夫々位置する基板部材を設け、前記基板部材に、前記遊技球通路の出口となる開口を設け、さらに当該開口周囲の上半部に、正面視逆U字状となる樋上側部を後方へ突設する一方、
前記貯留皿の後部に、球通路樋を、後方へ突出するように一体的に設けるとともに、前記球通路樋を、前記開口へ前方から差し込んだ際に前記樋上側部と側面の端部同士が当接可能な正面視U字状に形成し、
前記樋上側部及び前記開口へ差し込まれた状態にある前記球通路樋を前記バケツ部材の前開口部に嵌入させた状態で前記貯留皿を設置するとともに、前記後開口部に前記貯留皿と前記遊技球払出装置とを連結する通路を接続することを特徴とするパチンコ機。
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JP31641898A JP4253879B2 (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | パチンコ機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP31641898A JP4253879B2 (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | パチンコ機 |
Related Child Applications (1)
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