JP6463415B2 - 接合部品、接合部品の製造方法、インクタンク、及びインクカートリッジ - Google Patents
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Description
以下、本発明を適用し得る第1の実施の形態を図1乃至図4を用いて説明する。図1は、連通路が壁部に形成された第1の実施形態に係る中空部品を示す図で、(a)は分解斜視図、(b)は接合用樹脂の部分だけを示す一部省略斜視図、(c)は外観斜視図である。図2は、第1の実施形態に係る中空部品の接合前の状態を示す分解斜視図である。図3は、射出成形機と金型を示す模式図であり、図4は中空部品の製造工程を示すフローチャートである。
次に上記第1の実施形態を一部変更した第2の実施形態について図5及び図6を用いて説明する。図5は、連通路が、壁部における仕切り壁の外側に対応する部分に形成された第2の実施形態に係る中空部品を示す図で、(a)は分解斜視図、(b)は接合用樹脂の部分だけを示す一部省略斜視図である。
次に上記第1の実施形態及び第2の実施形態を一部変更した第3の実施形態について図6を用いて説明する。図6は、連通路が、矩形の形状の壁部における角部に形成された第3の実施形態に係る中空部品を示す図で、(a)は分解斜視図、(b)は接合用樹脂の部分だけを示す一部省略斜視図である。
ついで、上述した第1乃至第3の実施形態と比較例における射出圧力による容器部品10の変形量及びその評価について説明する。下記の表1に、第1乃至第3の実施形態と比較例における変形量及び評価を一覧で示す。なお、評価は、変形量が1mm以下であれば○、1〜2mmであれば△、それ以上であれば×とした。また、比較例は、容器部品10、蓋部品20、注入部品30の3つの部品の外面を樹脂により覆って一体化して中空部品を製造した例である。
次に、ゲート位置を中空部品1の短手方向に対して変更した場合における充填完了時の射出圧力及びその評価について説明する。図7はゲート位置を変更した場合の中空部品の一例を示す分解斜視図であり、図8はゲート位置を変更する場合における接合用樹脂形状を示す一部省略斜視図である。なお、このゲート位置の変更の比較は、第2の実施の形態と同様に、仕切り壁部12の外側に連通溝13を形成したもので行った。
次に上記第1の実施形態及び第2の実施形態及び第3の実施形態を一部変更した第4の実施形態について図9を用いて説明する。図9は、蓋溝22、底溝16から固定側金型、可動側金型への貫通孔17を設けた第4の実施形態に係る中空部品を示す図で、(a)は分解斜視図、(b)は接合用樹脂の部分だけを示す一部省略斜視図である。
第1の実施形態と第4の実施形態と第1の実施形態の変形例とにおける充填性評価について説明する。下記の表3に、第1の実施形態と第4の実施形態と第1の実施形態の変形例とにおけるガス抜き形態の違いによる充填性の評価を一覧で示す。第1の実施形態の変形例として中空部品16は、図10に示すように、第1の実施形態に対し蓋部品20の容器部品10側の接合面の一部にガス抜き溝28を、容器部品10の注入部品30側の接合面の一部にガス抜き溝18を、それぞれ設けた例である。それぞれ溝は、深さ0.02mmで設けた。評価は接合樹脂溝への充填度合いで行い、流動末端まで流せれば○、末端まで流した上で流動圧力を低くできた場合は◎とした。
図11は、第5の実施形態として、中空部品17をインクジェットプリンターに用いられるインクカートリッジに適用した例を示したものである。図11に示す第5の実施形態おいて、図1に示す第1の実施形態と同じ機能を有する部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。なお、注入部品30は、容器部品10の中に収容されるインクを吐出するためのヘッドである。また、インクカートリッジは、スポンジやインクを収容するために複数の部屋に区切る必要があり、そのために壁部11の内側に連結される仕切り壁部12及び仕切り壁部121が形成されている。第3形状部43は、壁部11における仕切り壁部12に連結される部分の外側に配置している。これにより、中空の容器部品10(第1部品)を変形させることなく、蓋部品20(第2部品)、容器部品10(第1部品)、及び注入部品30(第3部品)の3部品を射出による接合用樹脂により、一体に接合させることが可能となる。
なお、第1乃至第5の実施形態においては、容器部品10が中空部19を有して中空部品1が液体を貯蔵する容器を構成したものを説明したが、これに限らず、3つ以上の部品を2箇所以上の形状部で接合されるものならば何でも本発明を適用可能である。また、容器を構成する場合であっても、液体に限らず、気体や紛体など、何れのものを容器内に貯蔵するものであっても構わない。
Claims (20)
- 空間部を囲む壁部を有する第1部品と、
第2部品と、
第3部品と、
前記第2部品と前記壁部との間に、接合用樹脂により形成される第1形状部と、
前記壁部と前記第3部品との間に、前記接合用樹脂により形成される第2形状部と、
前記第1形状部と前記第2形状部とをつなぐ前記接合用樹脂により形成される第3形状部と、を有する、
ことを特徴とする接合部品。 - 前記第1形状部は、前記第2部品の内部を通って前記第1部品とは反対側まで貫通する凸部を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の接合部品。 - 前記第1形状部は、前記凸部を複数有する、
ことを特徴とする請求項2に記載の接合部品。 - 前記第2形状部は、前記第3部品の内部を通って前記第1部品とは反対側まで貫通する凸部を有する、
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の接合部品。 - 前記第2形状部は、前記凸部を複数有する、
ことを特徴とする請求項4に記載の接合部品。 - 前記第1形状部と前記第2形状部は、複数の前記第3形状部でつながれている、
ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の接合部品。 - 前記壁部は、前記第1形状部の側からみて矩形に形成されている、
ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の接合部品。 - 前記第1部品は、前記空間部を仕切るように前記壁部の内側に連結される仕切り壁部を有し、
前記第3形状部は、前記壁部における前記仕切り壁部に連結される部分の外側に配置された、
ことを特徴とする請求項7に記載の接合部品。 - 前記第3形状部は、前記壁部における前記矩形の角部に配置された、
ことを特徴とする請求項7に記載の接合部品。 - 前記壁部は、前記第1形状部の側からみて矩形に形成され、
前記凸部は、前記矩形における短手方向の距離が、前記第3形状部がある側から前記短手方向の全体距離の1/3以下の距離に位置する、
ことを特徴とする請求項2に記載の接合部品。 - 第1部品と、前記第1部品の一方側に接合用樹脂により形成される第1形状部で接合される第2部品と、前記第1部品の他方側に前記接合用樹脂により形成される第2形状部で接合される第3部品と、を金型にインサートするインサート工程と、
前記第2部品に形成されている孔に前記接合用樹脂を射出し、前記第1形状部、前記第1形状部及び前記第2形状部をつなぐ第3形状部、及び前記第2形状部を、樹脂を充填して形成する充填工程と、を備える、
ことを特徴とする接合部品の製造方法。 - 前記金型内で、前記第1部品を形成する第1部品形成工程と、
前記金型内で、前記第2部品を形成する第2部品形成工程と、
前記金型内で、前記第3部品を形成する第3部品形成工程と、を備える、
ことを特徴とする請求項11に記載の接合部品の製造方法。 - 前記充填工程において、前記第2部品に形成されている孔に前記接合用樹脂を射出し、前記第1形状部、複数の前記第3形状部、及び前記第2形状部を、樹脂を充填して形成する、
ことを特徴とする請求項11に記載の接合部品の製造方法。 - 前記第1部品形成工程において、空間部を囲む壁部を有するように、かつ樹脂を充填して前記第3形状部を形成可能な連通路を前記壁部に有するように前記第1部品を形成する、
ことを特徴とする請求項12に記載の接合部品の製造方法。 - 前記第1部品形成工程において、前記第1部品の壁部を矩形となるように形成する、
ことを特徴とする請求項14に記載の接合部品の製造方法。 - 前記第1部品形成工程において、前記第1部品を、前記空間部を仕切るように前記壁部の内側に連結される仕切り壁部を有するように形成し、かつ前記連通路を、前記壁部における前記仕切り壁部に連結される部分の外側に形成する、
ことを特徴とする請求項15に記載の接合部品の製造方法。 - 前記第1部品形成工程において、前記連通路を、前記壁部における前記矩形の角部に形成する、
ことを特徴とする請求項15に記載の接合部品の製造方法。 - 前記第2部品形成工程において、前記孔を、前記矩形における短手方向の距離が、前記連通路がある側から前記短手方向の全体距離の1/3以下の距離に位置するように形成する、
ことを特徴とする請求項15ないし17のいずれか1項に記載の接合部品の製造方法。 - 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の接合部品と、
前記空間部に収容されたインクと、を有する、
ことを特徴とするインクタンク。 - 請求項19に記載のインクタンクと、
前記空間部に収容したインクを吐出するためのヘッドと、を有する、
ことを特徴とするインクカートリッジ。
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