JP6463415B2 - 接合部品、接合部品の製造方法、インクタンク、及びインクカートリッジ - Google Patents

接合部品、接合部品の製造方法、インクタンク、及びインクカートリッジ Download PDF

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Description

本発明は、射出した接合用樹脂により、空間部を有する第1部品、第2部品、及び第3部品を接合して形成される接合部品、その接合部品の製造方法、インクタンク、及びインクカートリッジに関する。
射出成形等の成形方法では、あらかじめ溶融した材料を金型内部のキャビティ空間に供給し、材料を金型内で冷却・固化させた後、エジェクタ機構等により金型から取出し所望の成形品を得るという一連の動作を繰り返して生産が行われる。通常、射出成形で中空形状を形成する場合はブロー成形が用いられるが、ブロー成形では中空形状の内部に仕切りを設けたり何らかの部材を配置したりして、何らかの機能を持たせることができない。
そこで、例えば容器と蓋の組み合わせにより中空形状を形成し、かつ内部に機能を持たせる場合は、まずは容器と蓋とをそれぞれの金型を用いて射出成形により製造する。次に、それらの部品を後工程における超音波溶着や振動溶着を用いて接合すれば、内部に機能を持たせた中空形状の部品を得ることができる。また、DSI(ダイ・スライド・インジェクション)などに代表される型内組立においては、あらかじめ1次成形において製造した2つ以上の部品を何らかの方法で組み合わせ、2次成形により接合形状を射出成形する。これにより、射出成形で内部に複雑な形状を実現することができる。
また、型内組立においては、通常2部品を接合して中空形状を製造する場合がほとんどだが、3部品以上を組み合わせて接合する場合もある。3部品を接合する場合、それぞれの部品の接合箇所が隣り合っていない場合、ゲートを2箇所以上にすることで、必要な接合箇所のみに接合用樹脂を充填させることができる。しかしながら、ゲートを2箇所以上にする場合、金型の造が複雑となり、その結果、金型のコストアップになることがあるため、なるべく1個所のゲートで成形することが望ましい。そのため、合成樹脂製マニホルドの製造方法として、ガス吸入部と、デリバリパイプ部と、シリンダヘッド接合部との3部品を接合する際、まず、それぞれの部品を射出成形機の金型内にセットする。そして、インサート成形により表面に被覆層を設けることで、3部品を一体に成形する方法が提案されている(特許文献1)。
特開平3−67056号公報
しかしながら、特許文献1の方法で3部品を一体に形成しようとすると、中空形状の部品における外壁面の全面に対して接合用樹脂を成形する必要がある。この際、内部に金型が配置されていない中空形状の部品には、接合のために射出された樹脂の圧力がかかり、成形品が内側に大きく変形する虞がある。その対策として、例えば中空形状の部品を窒素ガスで凍結して剛性を保持させる方法や、中空形状の部品に水を入れて凍らせることで剛性を保持させる方法も考えられる。しかしながら、これらの方法では新たな設備導入が必要になったり、新たな工程が増えたりする等、製造コストがアップするため現実的ではない。
そこで本発明は、3部品を一体に形成する際に、接合用樹脂の射出圧力による変形を低減し、かつコストアップの防止を図ることが可能な接合部品、及び接合部品の製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明に係る接合部品は、空間部を囲む壁部を有する第1部品と、第2部品と、第3部品と、前記第2部品と前記壁部との間に、接合用樹脂により形成される第1形状部と、前記壁部と前記第3部品との間に、前記接合用樹脂により形成される第2形状部と、前記第1形状部と前記第2形状部とをつなぐ前記接合用樹脂により形成される第3形状部と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る接合部品の製造方法は、第1部品と、前記第1部品の一方側に接合用樹脂により形成される第1形状部で接合される第2部品と、前記第1部品の他方側に前記接合用樹脂により形成される第2形状部で接合される第3部品と、を金型にインサートするインサート工程と、前記第2部品に形成されている孔に前記接合用樹脂を射出し、前記第1形状部、前記第1形状部及び前記第2形状部をつなぐ第3形状部、及び前記第2形状部を、樹脂を充填して形成する充填工程と、を備えることを特徴とする。
本発明によると、例えば1つのゲート孔から接合用樹脂を射出することで第1部品、第2部品、及び第3部品を一体に形成することを可能とするものでありながら、接合用樹脂の射出圧力による第1部品の変形を低減することができる。また、第1部品の剛性を保持するための新たな設備導入や新たな工程を設けることが不要となり、コストアップの防止を図ることができる。
第1の実施形態に係る中空部品を示す図で、(a)は分解斜視図、(b)は接合用樹脂の部分だけを示す一部省略斜視図、(c)は外観斜視図。 第1の実施形態に係る中空部品の接合前の状態を示す分解斜視図。 射出成形機と金型を示す模式図。 中空部品の製造工程を示すフローチャート。 第2の実施形態に係る中空部品を示す図で、(a)は分解斜視図、(b)は接合用樹脂の部分だけを示す一部省略斜視図。 第3の実施形態に係る中空部品を示す図で、(a)は分解斜視図、(b)は接合用樹脂の部分だけを示す一部省略斜視図。 ゲート位置を変更した場合の中空部品の一例を示す分解斜視図。 ゲート位置を変更する場合における接合用樹脂形状を示す一部省略斜視図。 第4の実施形態に係る中空部品を示す図で、(a)は分解斜視図、(b)は接合用樹脂の部分だけを示す一部省略斜視図。 第1の実施形態の変形例を示す図。 第5の実施形態に係る中空部品を示す図で、(a)は分解斜視図、(b)は接合用樹脂の部分だけを示す一部省略斜視図、(c)は外観斜視図。
<第1の実施形態>
以下、本発明を適用し得る第1の実施の形態を図1乃至図4を用いて説明する。図1は、連通路が壁部に形成された第1の実施形態に係る中空部品を示す図で、(a)は分解斜視図、(b)は接合用樹脂の部分だけを示す一部省略斜視図、(c)は外観斜視図である。図2は、第1の実施形態に係る中空部品の接合前の状態を示す分解斜視図である。図3は、射出成形機と金型を示す模式図であり、図4は中空部品の製造工程を示すフローチャートである。
図1(a)に示すように、第1の実施形態に係る中空部品1は、第1部品の一例である容器部品10と、第2部品の一例である蓋部品20と、第3部品の一例である注入部品30と、の3部品が接合されて構成される接合部品である。容器部品10は、中空形状の空間部である中空部19を形成する壁部11を有している。壁部11は、4つの側壁11a,11b,11c,11dが一体成形されることにより(後述する蓋部品20が接合される第1形状部41の側から視て)矩形の形状に形成されている。また、壁部11の側壁11aと側壁11cとの内側には一体的に仕切り壁部12が連結されていてもよい。この仕切り壁部12により中空部19を2つの部屋に仕切ることができる。本実施形態では、仕切り壁部12により、中空部19を2つの部屋に仕切る例について説明するがこれに限ることはなく、仕切り壁部12がなくてもよいし、複数の仕切り壁部によって3つ以上の部屋に仕切ってもよい。
一方、図2に示すように、容器部品10の底部分には、底壁14が壁部11の端部に一体成形されており、底壁14には、上記中空部19に対応して貫通孔15が穿設されている。この貫通孔15は、後述の注入部品30の貫通孔31に対応した位置に配置されている。本実施形態においては、上記中空部19が2つあるので、2つの部屋のそれぞれに対応して貫通孔15が穿設されているがこれに限らず、仕切り壁部12がなく、1つの部屋であれば貫通孔が1つであってもよい。また、容器部品(第1部品)には、底壁14が形成されていなくてもよく、また一部分だけに設けられていてもよい。
また、壁部11の内側で底壁14の縁部分には、1周に亘って連通するように溝形状に形成された底溝16が形成されている。そして、壁部11の側壁11a,11cには底溝16に連通し、かつ容器部品10と蓋部品20とが組合わされた場合に後述の蓋部品20の蓋溝22に連通する連通路となる連通溝13が形成されている。本実施形態では、連通溝13が2箇所に形成されている例を示すがこれに限らず、樹脂の充填状況に応じて、シミュレーションなどを用いて適宜決定する。
なお、容器部品10の大きさは、例えば長手方向が54mm、短手方向が27mm、高さが26mm、壁部11、仕切り壁部12、底壁14の肉厚が1.6mmである。また、底溝16は、例えば幅が1.6mm、高さが1.5mmであり、連通溝13は、幅が1.8mm、高さが1mmである。そして、容器部品10の樹脂材料は、例えばPPE+PS+GF35%である。
上記蓋部品20は、図1(a)及び図2に示すように、板状に形成されており、上記容器部品10の一方側に接合される部材である。蓋部品20の裏側には、容器部品10と組合される状態で壁部11の側壁11a,11b,11c,及び11dの端面に対向する部分に、1周に亘って連通するように溝形状に形成された蓋溝22が形成されている。仕切り壁がある場合は、壁部11の側壁11a,11b,11c,11d,および仕切り壁部12の端面に対向する部分に、1周に亘って連通するように溝形状に形成された蓋溝22が形成されている。そして、蓋部品20には、接合用樹脂を蓋溝22に向けて射出可能にするゲート孔21が、蓋部品20の表側から蓋溝22まで貫通するように穿設されている。
なお、蓋部品20の大きさは、例えば長手方向が60mm、短手方向が30mm、肉厚が2.5mmである。また、蓋溝22は、例えば幅が1.6mm、高さが1.5mmである。そして、蓋部品20の樹脂材料は、容器部品10と同じく、例えばPPE+PS+GF35%である。
一方、上記注入部品30は、図1(a)及び図2に示すように、板状に形成されており、上記容器部品10の他方側(蓋部品20とは反対側)に接合される部材である。また、注入部品30には、上記容器部品10の底壁14に穿設された貫通孔15に対応した位置に、貫通孔31が穿設されている。即ち、この貫通孔31は、中空部19の2つの部屋のそれぞれにあらかじめ貯蔵された流体を、中空部19に圧力をかけることにより中空部品1の外部の適切な位置に流すために形成されている。
なお、注入部品30の大きさは、例えば長手方向が54mm、短手方向が27mm、肉厚が6mmである。そして、注入部品30の樹脂材料は、容器部品10及び蓋部品20と同じく、例えばPPE+PS+GF35%である。
次に射出成形機100及び金型200の構成について説明する。図3に示すように、金型200は、中空部品1をキャビティに挿入してセットする固定側金型201と、その固定側金型201に合わさってキャビティを閉塞する可動側金型202とを有している。一方、射出成形機100には、固定側金型201が固定される架台105と、可動側金型202が固定される可動台106と、可動台106を架台105に対して可動させるためのタイバー107とを有している。また、射出成形機100は、射出時の圧力を例えば180tで発生可能な射出装置101と、接合用樹脂の材料をセットして供給するホッパ102と、射出装置101からの圧力によりホッパ102の接合用樹脂を先端から射出するノズル103とを有している。これら射出装置101、ホッパ102、ノズル103などによって射出ユニットが構成されている。なお、可動台106及び可動側金型202にはノズル103が挿入可能な孔(不図示)が形成されており、ノズル103の先端は上記ゲート孔21に到達するように移動されて、ノズル103から接合用樹脂の射出が行われる。
なお、このように構成された射出成形機100は、一般的な射出ユニットの大きさであり、中空部品1の大きさでは、例えば2本以上のノズルを並列的に配置して、2箇所以上から中空部品1に接合用樹脂を射出することが難しい。また、架台105及び固定側金型201の側に射出ユニットを設けると射出成形機100が大型になると共にコストが増大するため、好ましくない。そのため、本実施形態では、接合用樹脂の射出を1箇所から行うものである。
また、図3では、射出成形機100のノズル103から接合用樹脂の射出をする例を示したが、これに限ることはない。簡易的な樹脂注入装置を用いることもできる。具体的には、簡易的な樹脂注入装置のノズルをゲート孔21に当接させて、接合用樹脂をノズルから注入してもよい。
続いて、中空部品1の製造工程について説明する。図4に示すように、まず、容器部品用の金型に樹脂を射出して容器部品10を形成する(S1)(第1部品形成工程)。この容器部品用の金型には、壁部11、仕切り壁部12、底壁14等の型が形成されていると共に、貫通孔15、底溝16、連通溝13の型が形成されていて、つまり容器部品10を形成する際には底溝16及び連通溝13も同時に形成される。
次に、蓋部品用の金型に樹脂を射出して蓋部品20を形成する(S2)(第2部品形成工程)。この蓋部品用の金型には、ゲート孔21、蓋溝22の型が形成されており、つまり蓋部品20を形成する際にはゲート孔21、蓋溝22も同時に形成される。さらに、注入部品用の金型に樹脂を射出して注入部品30を形成する(S3)(第3部品形成工程)。この注入部材用の金型には、貫通孔31の型が形成されており、つまり注入部品30を形成する際には貫通孔31も同時に形成される。
なお、容器部品10、蓋部品20、注入部品30の形成は、それぞれ違う場所で独立して行われ、特に工程上の順序はどのような順序でもよい。また、1つの金型で、容器部品10、蓋部品20、注入部品30のキャビティを有しているものを用い、いわゆるファミリー成形により製造してもよい。
次に、注入部品30、容器部品10、蓋部品20を、多関節ロボットやそれ以外の搬送手段などを用いて、接合用の金型である上記金型200の固定側金型201に順番にセット(インサート)する(S4)(インサート工程)。その後、可動側金型202を移動してキャビティを閉じると、注入部品30、容器部品10、蓋部品20が組立てられた状態となり、その状態でノズル103からゲート孔21に接合用樹脂を射出する(S5)(充填工程)。これにより、ゲート孔21から蓋溝22に接合用樹脂が流れ、さらに固定側金型201によって塞がれた連通溝13に流れ、底溝16に流れ、これらの各溝に接合用樹脂が導通されて充填される。接合用樹脂が充填された後は、例えば50MPaで保圧を行い(保圧工程)、その後、冷却して(冷却工程)、図1(a)及び(b)に示すように、接合用樹脂形状40が形成される。
接合用樹脂形状40は、第1形状部41、第2形状部42、第3形状部43を含む。第1形状部は、蓋部品20と壁部11との間に、接合用樹脂により形成される。つまり、第1形状部は、壁部11の端面と蓋部品20の蓋溝22との間に形成される。仕切り壁部12がある場合は、壁部11および仕切り壁部12の端面と蓋部品20の蓋溝22との間に形成される。第2形状部42は、壁部11と注入部品30との間に、接合用樹脂により形成される。つまり、第2形状部42は、底溝16と注入部品30の内面との間に形成される。そして、第1形状部41と第2形状部42とをつなぐ連通部である第3形状部43が壁部12の連通溝13に形成される。第1形状部は、蓋部品20の内部を通って容器部品10とは反対側まで抜ける凸部44を有する。この接合用樹脂形状40によって、第3部品である注入部品30、第1部品である容器部品10、第2部品である蓋部品20が一体に接合され、図1(c)に示す中空部品1が構成される。そして、金型200を開くことで、一体化された中空部品1を金型200から取り出すことができる(S6)。
なお、本実施形態では、接合用の金型を容器部品10、蓋部品20、注入部品30の金型とは別に準備して用いている。しかしながら、固定側金型201には、注入部品30が最も下側にインサートされるので、注入部品用の金型を用いてもよい。つまり、中空部品1を組み合わせたときに金型内で最も下側に配置される部品の金型を接合用の金型として用いてもよい。また、ファミリー成形により1つの金型で容器部品10、蓋部品20、注入部品30を製造した場合は、中空部品1を金型内でインサートしたときに金型の最も深い位置に配置される部品のキャビティを接合用のキャビティとして用いてもよい。また、各部品の金型(ファミリー成形を含む)を各部品の製造と部品の接合とで流用する際、例えば可動側金型に各部品をインサートする場合は、固定側金型を接合用の金型に変更する必要がある。反対に例えば固定側金型にインサートする場合は、可動側金型を接合用の金型に変更する必要がある。金型の変更は、手動でもよいし、DSIでもよいし、その他の方法でもよい。
以上のように本実施形態では、1つのゲート孔21から接合用樹脂を射出して中空部品1を一体に形成することができる。また、中空部品1を一体に形成する際、容器部品10の外面全体に接合用樹脂を充填するのではなく、連通溝13を介して第1形状部41及び第2形状部42を成形する。これにより、壁部11の全体に射出圧力がかかることはなく、壁部11の一部、即ち側壁11a及び側壁11cの一部にだけ射出圧力がかかる。このため、中空部19を有する容器部品10にかかる射出圧力を低減することができ、容器部品10の変形、即ち中空部品1の変形を低減することができる。また、容器部品10を窒素ガスで凍結したり水を入れて凍らせたりすることも不要であるため、容器部品10の剛性を保持するための新たな設備導入や新たな工程を設けることが不要となり、コストアップの防止を図ることができる。
<第2の実施形態>
次に上記第1の実施形態を一部変更した第2の実施形態について図5及び図6を用いて説明する。図5は、連通路が、壁部における仕切り壁の外側に対応する部分に形成された第2の実施形態に係る中空部品を示す図で、(a)は分解斜視図、(b)は接合用樹脂の部分だけを示す一部省略斜視図である。
図5(a)に示すように、第2の実施形態に係る中空部品1は、連通溝13を、壁部11における仕切り壁部12に連結される部分の外側に位置するように(即ち仕切り壁部12の板厚を含む平面に重なる位置に)設けたものである。これにより、接合用樹脂をゲート孔21から射出して充填すると、図5(a)及び図5(b)に示すように、接合用樹脂形状40において、仕切り壁部12の外側に位置する部分に、第1形状部41と第2形状部42とを連通する第3形状部43が形成される。この際、射出圧力は、仕切り壁部12によって支持されるので、仕切り壁部12が補強部として機能して壁部11の変形が抑えられ、中空部品1の変形が低減される。
なお、これ以外の構成、製造工程、効果などは第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
<第3の実施形態>
次に上記第1の実施形態及び第2の実施形態を一部変更した第3の実施形態について図6を用いて説明する。図6は、連通路が、矩形の形状の壁部における角部に形成された第3の実施形態に係る中空部品を示す図で、(a)は分解斜視図、(b)は接合用樹脂の部分だけを示す一部省略斜視図である。
図6(a)に示すように、第3の実施形態に係る中空部品1は、連通溝13を、壁部11における矩形上の角部11Rに位置するように(即ち側壁11a及び側壁11d、側壁11c及び側壁11dの両板厚を含む平面が交差する位置に)設けたものである。これにより、接合用樹脂をゲート孔21から射出して充填すると、図6(a)及び図6(b)に示すように、接合用樹脂形状40において、壁部11の角部11Rに位置する部分に、第1形状部41と第2形状部42とを連通する第3形状部43が形成される。この際、射出圧力は、壁部11における側壁11a及び側壁11d、或いは側壁11c及び側壁11dに分散することによって支持されるので、壁部11の変形が抑えられ、中空部品1の変形が低減される。
なお、これ以外の構成、製造工程、効果などは第1及び第2の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
<第1乃至第3の実施形態の比較>
ついで、上述した第1乃至第3の実施形態と比較例における射出圧力による容器部品10の変形量及びその評価について説明する。下記の表1に、第1乃至第3の実施形態と比較例における変形量及び評価を一覧で示す。なお、評価は、変形量が1mm以下であれば○、1〜2mmであれば△、それ以上であれば×とした。また、比較例は、容器部品10、蓋部品20、注入部品30の3つの部品の外面を樹脂により覆って一体化して中空部品を製造した例である。
Figure 0006463415
上記比較例のように全体を樹脂で覆うように射出すると、射出圧力によって大きく変形した。一方、第1の実施形態のように容器部品10の壁部11に連通溝13を形成した場合は、変形量を大幅に低減することができた。さらに、第2の実施形態のように連通溝13を仕切り壁部12の外側に位置するように形成した場合は、第1の実施形態よりも変形量を低減することができた。また、第3の実施形態のように連通溝13を壁部11の角部11Rに位置するように形成した場合も、第1の実施形態よりも変形量を低減することができた。変形量の値は、第1の実施形態、第3の実施形態、第2の実施形態の順に小さくなった。
<ゲート位置の比較>
次に、ゲート位置を中空部品1の短手方向に対して変更した場合における充填完了時の射出圧力及びその評価について説明する。図7はゲート位置を変更した場合の中空部品の一例を示す分解斜視図であり、図8はゲート位置を変更する場合における接合用樹脂形状を示す一部省略斜視図である。なお、このゲート位置の変更の比較は、第2の実施の形態と同様に、仕切り壁部12の外側に連通溝13を形成したもので行った。
図7に示す中空部品1では、接合用樹脂を射出するゲート孔21の位置を、仕切り壁部12の端面に対向する部分における短手方向の中央ではなく(図5参照)、連通溝13の近くに設けた。容器部品10と蓋部品20とを接合する第1形状部41だけを考えれば、その中央(中心)となる位置にゲート孔21を設けることが充填バランスとしてよく、その結果、最も射出圧力が低くなるのが一般的である。しかし、第1形状部41だけでなく第2形状部42があり、それが壁部11に形成された連通溝13、即ち短手方向の端部にある連通溝13で連通している場合は、充填バランスが異なる。つまり、連通溝13にゲート孔21を近づける方が、第1形状部41と第2形状部42との充填時間の差が小さくなるため、充填バランスがよくなり、充填完了時の射出圧力は低くなる。
今回のゲート位置の比較を行うに際し、図8に示すように、仕切り壁部12の上にあって短手方向に端部から中央までを5分割して6か所の位置P1〜P6を設定した。即ち、位置P1〜P6は、仕切り壁部12の上の短手方向の直線xと、短手方向の端部と中央との間を5分割した平行な長手方向の直線y1〜y6と、の交点である。そして、下記の表2に、位置P1〜P6、連通溝13からゲート孔21までの距離、及び評価を一覧で示す。なお、評価は、充填完了時の接合用樹脂にかかる圧力が50MPa以下であれば○、50〜60MPaであれば△、それ以上であれば×とした。勿論であるが、充填時における他の条件は同じ条件とした。
Figure 0006463415
これらの結果から、ゲート孔21の位置は、連通溝13に近いほど、接合用樹脂にかかる充填完了時の射出圧力は小さくなった。つまり、接合用樹脂にかかる射出圧力による容器部品10の変形量は、ゲート孔21の位置が連通溝13に近いほど小さいという結果となった。また、上記結果から接合用樹脂にかかる圧力を50MPa以下にするためには、第1形状部41と連通溝13との合流位置から短手方向に8mm以内にゲート孔21を設けることが望ましいという結果になった。即ち、容器部品10の短手方向の長さは上述のように27mmであるので、ゲート孔21は、矩形の形状における短手方向の距離が、連通溝13がある側から短手方向の全体距離の1/3以下の距離に位置することが好ましいといえる。これにより、充填時の射出圧力を低減でき、射出圧力による変形を低減することができる。
<第4の実施形態>
次に上記第1の実施形態及び第2の実施形態及び第3の実施形態を一部変更した第4の実施形態について図9を用いて説明する。図9は、蓋溝22、底溝16から固定側金型、可動側金型への貫通孔17を設けた第4の実施形態に係る中空部品を示す図で、(a)は分解斜視図、(b)は接合用樹脂の部分だけを示す一部省略斜視図である。
図9(a)に示すように、第4の実施形態に係る中空部品15は、蓋部品20の裏側に1周に亘って連通するように溝形状に形成された蓋溝22の一部に可動側金型202まで通じる貫通孔23を設けた。同様に注入部品30と第2形状部42の一部にも固定側金型201まで通じる貫通孔33を設けた。
ゲート孔21から充填される接合用樹脂は、蓋溝22に流れ、さらに固定側金型201によって塞がれた連通溝13に流れ、底溝16に流れることで接合が行われる。仮に上記貫通孔23、33が無い場合には、蓋溝22、連通溝13、底溝16に接合用樹脂が充填される過程で、各溝内に存在していた空気は行き場を失い最終充填部に追いやられる。そして、一部は圧縮され、また一部は微小隙間から滲みだすようにして排出されることで最終充填部までの完全充填が行われるが、末端までの単純な流動よりも大きな圧力を必要とする。
本実施形態においては、貫通孔23、33を設けたので、金型内の排出回路を通じて各溝部にあった空気を積極的に外へ排出することができる。このため、充填過程において各溝内で圧縮される空気量を減らすことが可能となるため、最終充填までの流動を容易に行うことができ、流動圧力を低減することができるようになる。これにより、第1形状部は、ゲートにより形成される、蓋部品20の内部を通って容器部品10とは反対側まで貫通する凸部とは別に、蓋部品20の内部を通って容器部品10とは反対側まで貫通する凸部を一つあるいは複数有することになる。さらに、第2形状部にも、注入部品30の内部を通って容器部品10とは反対側まで貫通する凸部を一つあるいは複数有することになる。
なお、これ以外の構成、製造工程、効果などは第1及び第2の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
<ガス抜き形態による充填性の比較>
第1の実施形態と第4の実施形態と第1の実施形態の変形例とにおける充填性評価について説明する。下記の表3に、第1の実施形態と第4の実施形態と第1の実施形態の変形例とにおけるガス抜き形態の違いによる充填性の評価を一覧で示す。第1の実施形態の変形例として中空部品1は、図10に示すように、第1の実施形態に対し蓋部品20の容器部品10側の接合面の一部にガス抜き溝28を、容器部品10の注入部品30側の接合面の一部にガス抜き溝18を、それぞれ設けた例である。それぞれ溝は、深さ0.02mmで設けた。評価は接合樹脂溝への充填度合いで行い、流動末端まで流せれば○、末端まで流した上で流動圧力を低くできた場合は◎とした。
Figure 0006463415
上記表3に示すように、第1の実施形態に対してガス抜き溝18,28を設けた変形例では、充填性向上効果は得られなかった。これは接合のために容器部品10、蓋部品20、注入部品30を押し付けたことでガス抜き溝18,28も押しつぶされガス抜き効果が得られなかったことによる。一方、接合樹脂溝とつながる貫通孔23,33を設けた第4の実施形態では、圧縮方向に貫通孔23,33を形成しているため、押しつぶされることはなく、充填性を向上させることができた。
<第5の実施形態>
図11は、第5の実施形態として、中空部品1をインクジェットプリンターに用いられるインクカートリッジに適用した例を示したものである。図11に示す第5の実施形態おいて、図1に示す第1の実施形態と同じ機能を有する部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。なお、注入部品30は、容器部品10の中に収容されるインクを吐出するためのヘッドである。また、インクカートリッジは、スポンジやインクを収容するために複数の部屋に区切る必要があり、そのために壁部11の内側に連結される仕切り壁部12及び仕切り壁部121が形成されている。第3形状部43は、壁部11における仕切り壁部12に連結される部分の外側に配置している。これにより、中空の容器部品10(第1部品)を変形させることなく、蓋部品20(第2部品)、容器部品10(第1部品)、及び注入部品30(第3部品)の3部品を射出による接合用樹脂により、一体に接合させることが可能となる。
なお、第5の実施形態においては、注入部品30をヘッドとした中空部品1にインクを収容して、インクカートリッジを構成したものを説明したが、注入部品30とは別体のヘッドを取付けて中空部品をインクタンクとして構成してもよい。即ち、例えばヘッドがプリンターに備えられ、注入部品30に、プリンターに備えられたヘッドに取り付けるための取り付け機能が備えられているインクタンクであっても本発明を好適に用いることができる。
<他の実施形態の可能性>
なお、第1乃至第5の実施形態においては、容器部品10が中空部19を有して中空部品1が液体を貯蔵する容器を構成したものを説明したが、これに限らず、3つ以上の部品を2箇所以上の形状部で接合されるものならば何でも本発明を適用可能である。また、容器を構成する場合であっても、液体に限らず、気体や紛体など、何れのものを容器内に貯蔵するものであっても構わない。
また、第1乃至第5の実施形態においては、1箇所のゲート孔から接合用樹脂を射出して充填するものを説明したが、これに限らず、ゲート孔を2箇所以上設けてもよい。特に接合する部品の数が4つ以上あり、形状部が3箇所以上ある場合でも、そのうちの2箇所以上を連通路によって接合用樹脂を導通させて充填するものでも本発明を適用可能である。
また、第1乃至第5の実施形態においては、蓋部品20に蓋溝22を形成して第1形状部41を構成するものを説明したが、壁部11や仕切り壁部12の端面に溝を形成してもよく、また、それら両方に溝を形成してもよい。さらに、第1乃至第3の実施形態においては、容器部品10に底溝16を形成して第2形状部42を構成するものを説明したが、注入部品30に溝を形成してもよく、また、それら両方に溝を形成してもよい。
また、第1乃至第5の実施形態においては、壁部11に連通溝13を形成して連通路を構成するものを説明したが、金型に溝を形成して連通路を構成してもよく、また、それら両方に溝を形成して連通路を構成してもよい。金型に溝を形成した場合は、接合用樹脂により形成される第3形状部43が壁部11の外面よりも突出することになるので、その突出部分を後から切削して外面が平らな中空容器となるように後工程を設けてもよい。
また、第1及び第4の実施形態では連通溝13を仕切り壁部12の外側と角部11Rとの間に形成し、第2及び第5の実施形態では連通溝13を仕切り壁部12の外側に形成し、第3の実施形態では連通溝13を角部11Rに形成したものを説明した。しかしながら、これらの連通溝13の配置は、特にその場所のみに形成する必要はなく、2つ以上の配置箇所の組合せ(連通溝13は計4箇所以上)であってもよく、特に仕切り壁部12の外側と角部11Rとの両方に配置してもよい。このように2つ以上の配置箇所を組合せれば、射出圧力がより分散し、変形量のさらなる低減を望むことが可能である。また、連通溝13を仕切り壁部12の外側と角部11Rとの間にあって2箇所以上形成してもよく、つまり連通溝13の数は2つに限らず、数が多くなるほど射出圧力の分散効果が見込まれる。
また、第1乃至第5の実施形態においては、容器部品10の壁部11が矩形の形状となるものを説明したが、これに限らず、円筒形状など、どのような形状であっても本発明を適用可能である。例えば特開平3−67056号公報で示された樹脂製マニホルドのような形状であれば、円筒形状の外壁や円筒形状同士をつないだ接合部分に連通溝を形成することが考えられる。
また、第1乃至第5の実施形態においては、容器部品10、蓋部品20、注入部品30、接合用材料を例えばPPE+PS+GF35%の樹脂で構成したものを説明したが、これに限らず、他の樹脂の種類であってもよい。他の樹脂としては、例えばPC/ABS、PS、HIPS等でも同様に用いることができる。
1…中空部品(接合部品):10…容器部品(第1部品):11…壁部:11R…角部:12…仕切り壁部:19…中空部(空間部):20…蓋部品(第2部品):21…ゲート孔:30…注入部品(第3部品):40…接合用樹脂形状:41…第1形状部:42…第2形状部:43…第3形状部:200…金型:S1…第1部品形成工程:S2…第2部品形成工程:S3…第3部品形成工程:S4…インサート工程:S5…充填工程

Claims (20)

  1. 空間部を囲む壁部を有する第1部品と、
    第2部品と、
    第3部品と、
    前記第2部品と前記壁部との間に、接合用樹脂により形成される第1形状部と、
    前記壁部と前記第3部品との間に、前記接合用樹脂により形成される第2形状部と、
    前記第1形状部と前記第2形状部とをつなぐ前記接合用樹脂により形成される第3形状部と、を有する、
    ことを特徴とする接合部品。
  2. 前記第1形状部は、前記第2部品の内部を通って前記第1部品とは反対側まで貫通する凸部を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の接合部品。
  3. 前記第1形状部は、前記凸部を複数有する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の接合部品。
  4. 前記第2形状部は、前記第3部品の内部を通って前記第1部品とは反対側まで貫通する凸部を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の接合部品。
  5. 前記第2形状部は、前記凸部を複数有する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の接合部品。
  6. 前記第1形状部と前記第2形状部は、複数の前記第3形状部でつながれている、
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の接合部品。
  7. 前記壁部は、前記第1形状部の側からみて矩形に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の接合部品。
  8. 前記第1部品は、前記空間部を仕切るように前記壁部の内側に連結される仕切り壁部を有し、
    前記第3形状部は、前記壁部における前記仕切り壁部に連結される部分の外側に配置された、
    ことを特徴とする請求項7に記載の接合部品。
  9. 前記第3形状部は、前記壁部における前記矩形の角部に配置された、
    ことを特徴とする請求項7に記載の接合部品。
  10. 前記壁部は、前記第1形状部の側からみて矩形に形成され、
    前記凸部は、前記矩形における短手方向の距離が、前記第3形状部がある側から前記短手方向の全体距離の1/3以下の距離に位置する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の接合部品。
  11. 第1部品と、前記第1部品の一方側に接合用樹脂により形成される第1形状部で接合される第2部品と、前記第1部品の他方側に前記接合用樹脂により形成される第2形状部で接合される第3部品と、を金型にインサートするインサート工程と、
    前記第2部品に形成されている孔に前記接合用樹脂を射出し、前記第1形状部、前記第1形状部及び前記第2形状部をつなぐ第3形状部、及び前記第2形状部を、樹脂を充填して形成する充填工程と、を備える、
    ことを特徴とする接合部品の製造方法。
  12. 前記金型内で、前記第1部品を形成する第1部品形成工程と、
    前記金型内で、前記第2部品を形成する第2部品形成工程と、
    前記金型内で、前記第3部品を形成する第3部品形成工程と、を備える、
    ことを特徴とする請求項11に記載の接合部品の製造方法。
  13. 前記充填工程において、前記第2部品に形成されている孔に前記接合用樹脂を射出し、前記第1形状部、複数の前記第3形状部、及び前記第2形状部を、樹脂を充填して形成する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の接合部品の製造方法。
  14. 前記第1部品形成工程において、空間部を囲む壁部を有するように、かつ樹脂を充填して前記第3形状部を形成可能な連通路を前記壁部に有するように前記第1部品を形成する、
    ことを特徴とする請求項12に記載の接合部品の製造方法。
  15. 前記第1部品形成工程において、前記第1部品の壁部を矩形となるように形成する、
    ことを特徴とする請求項14に記載の接合部品の製造方法。
  16. 前記第1部品形成工程において、前記第1部品を、前記空間部を仕切るように前記壁部の内側に連結される仕切り壁部を有するように形成し、かつ前記連通路を、前記壁部における前記仕切り壁部に連結される部分の外側に形成する、
    ことを特徴とする請求項15に記載の接合部品の製造方法。
  17. 前記第1部品形成工程において、前記連通路を、前記壁部における前記矩形の角部に形成する、
    ことを特徴とする請求項15に記載の接合部品の製造方法。
  18. 前記第2部品形成工程において、前記孔を、前記矩形における短手方向の距離が、前記連通路がある側から前記短手方向の全体距離の1/3以下の距離に位置するように形成する、
    ことを特徴とする請求項15ないし17のいずれか1項に記載の接合部品の製造方法。
  19. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の接合部品と、
    前記空間部に収容されたインクと、を有する、
    ことを特徴とするインクタンク。
  20. 請求項19に記載のインクタンクと、
    前記空間部に収容したインクを吐出するためのヘッドと、を有する、
    ことを特徴とするインクカートリッジ。
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