JP6462991B2 - 赤外線検出装置および視野制限ユニットの製造方法 - Google Patents
赤外線検出装置および視野制限ユニットの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6462991B2 JP6462991B2 JP2014069565A JP2014069565A JP6462991B2 JP 6462991 B2 JP6462991 B2 JP 6462991B2 JP 2014069565 A JP2014069565 A JP 2014069565A JP 2014069565 A JP2014069565 A JP 2014069565A JP 6462991 B2 JP6462991 B2 JP 6462991B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- visual field
- sensor unit
- opening
- infrared
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Radiation Pyrometers (AREA)
Description
これらのセンサの中で、光の変化量を検出する光センサには、赤外線を受光して電気信号に変換する赤外線センサがある。赤外線センサは、人間の目に影響を与えることなく情報を送信できることから、テレビのリモコン操作などに利用されている。
一方、量子型センサは、周波数応答性が高いという特徴があり、熱型センサに比べて非常に有望である。
また、赤外線センサは、所定の視野範囲から入射した赤外線に応じた信号を出力するものとするために、視野制限部を設ける形態が知られている(特許文献1)。
そこで、本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、外部視野から出力される赤外線量をより高精度に定量できるようにした赤外線検出装置および視野制限ユニットの製造方法を提供することを目的とする。
即ち、本発明の一態様に係る赤外線検出装置は、エポキシ樹脂を含み、基体となる樹脂封止部と、該樹脂封止部の第1主面側に埋め込まれた量子型赤外線センサ部と、を有するセンサユニットと、前記量子型赤外線センサ部の視野を制限する開口部を有し、前記量子型赤外線センサ部が前記開口部を介して外部と光学的に接続されるように前記センサユニットの第1主面上に設けられた視野制限ユニットと、を備え、前記視野制限ユニットは、エポキシ樹脂またはポリフタルアミド樹脂を含み、25℃における放射率が0.7以上の第1部材と、25℃における放射率が0.3以下の金属を含む第2部材と、を有し、前記視野制限ユニットの開口部の内壁部は前記第1部材であり、前記視野制限ユニットの外表面のうち前記センサユニットの第1主面に平行な面に前記第2部材が露出していることを特徴とする。
<赤外線検出装置>
本実施形態の赤外線検出装置は、第1主面側に量子型赤外線センサ部を有するセンサユニットと、赤外線センサ部の視野を制限する開口部を有し、量子型赤外線センサ部が開口部を介して外部と光学的に接続されるようにセンサユニットの第1主面上に設けられた視野制限ユニットと、を備える。視野制限ユニットは、25℃における放射率が0.7以上の第1部材と、25℃における放射率が0.3以下の第2部材と、を有する。視野制限ユニットの開口部の内壁部は第1部材である。センサユニットの第1主面に平行な面に第2部材が露出している。
本実施形態の赤外線検出装置は、視野制限ユニットの開口部の内壁部が第1部材であり、視野制限ユニットの第2部材が、センサユニットの第1主面に平行な外表面に露出していることにより、外部視野が出力する赤外線量を高精度に定量することが可能になる。
本実施形態の赤外線検出装置が測定対象物が出力する赤外線量を高精度に定量することが可能になるメカニズムとしては、視野制限ユニットの第2部材がセンサユニットの第1主面に平行な外表面に露出していることにより、測定対象物から視野制限ユニットの外表面に向けて出力された赤外線が第2部材によって吸収されずに反射されるため、視野制限ユニットの温度変化が抑制されることに起因していると推察される。
量子型赤外線センサ部が複数の受光部からなり、センサユニットの第1主面に平行な外表面に露出してしない従来の赤外線検出装置では、各受光部の視野のうち視野制限ユニットの開口部の内壁部の面積がそれぞれ異なる場合、外部視野が出力する赤外線量を定量することが更に困難であった。すなわち、視野制限ユニットと量子型赤外線センサ部の温度が異なるときに、その出力のばらつきが更に顕著となっていた。
本実施形態の赤外線検出装置では、量子型赤外線センサ部が複数の受光部を有する場合であっても、上述のとおり視野制限ユニットの温度変化が抑制されるため、外部視野が出力する赤外線量をそれぞれの受光部において高精度に定量することが可能になる。
このような補正条件を量子型赤外線センサ部からの出力信号に対して内部的に実行して出力するために、本実施形態の赤外線検出装置は、量子型赤外線センサ部からの出力信号が入力され、この出力信号を補正して出力する信号補正部を更に備えていることが好ましい。
本実施形態の視野制限ユニットは、開口部を有し、第1部材と、第2部材とを有する。視野制限ユニットの開口部の内壁部は、第1部材である。視野制限ユニットの第2部材は、外表面に露出している。第1部材は、25℃における放射率が0.7以上の材料からなり、例えばエポキシ樹脂やポリフタルアミド樹脂が挙げられる。第2部材は、外部から入射される赤外線を吸収せずに反射させる観点から、25℃における放射率が0.3以下の材料からなり、例えば、アルミニウム(Al)もしくは銅(Cu)、またはCu等を主素材とし、主素材の表面がめっきされた金属等が挙げられる。めっきは、例えばニッケル(Ni)めっき、またはスズ(Sn)めっきが挙げられる。
また、視野制限ユニットの開口部の内壁部の壁面とセンサユニットの第1主面とがなす角は90度である。または、この内壁部の壁面とセンサユニットの第1主面とがなす角は90度より大きくてもよく、内壁部は逆テーパ構造であってもよい。
本実施形態の視野制限ユニットの製造方法は、支持部材上に開口領域を有する第2部材を配置する第2部材配置工程と、開口領域上の一部に光学的な開口部が形成されるように、第2部材上に第1部材を形成する第1部材形成工程とを備える。
上記製造方法によれば、上述した本実施形態の視野制限ユニットを簡易かつ高精度に製造することが可能である。すなわち、まず開口領域を有する第2部材を支持部材上に配置することで、この開口部を次の工程で配置される光学的な開口部を形成するときの基準領域とすることができるため、簡易かつ高精度に製造することが可能である。
製造効率を高める観点から、本実施形態の視野制限ユニットの製造方法は、第2部材配置工程において配置される第2部材が、複数の開口領域を備え、第1部材形成工程後に、第1部材を切断して複数の開口領域を個々に分ける(即ち、複数の開口領域を各々物理的に切り分ける)切断工程を更に備えることが好ましい。
本実施形態において、センサユニットは、第1主面側に量子型赤外線センサ部を有する。特に制限されないが、量子型赤外線センサ部の一方の主面(即ち、受光面)以外を樹脂で封止した形態であってもよい。センサユニットは、基体と、この基体に設けられた量子型赤外線センサ部とを有する。量子型センサ部は、一つの受光部で構成されていてもよいし、複数の受光部で構成されていてもよい。複数の受光部で構成されている場合は、例えば、各受光部が同じ視野角度・同じ視野面積となるように、例えば、平面視で開口部中心に対して対称的に配置することが好ましい。センサユニットは、量子型赤外線センサ部以外に、上述した信号補正部をこのセンサユニット内に更に備えていてもよい。また、センサユニットは量子型赤外線センサ部が出力する信号を直接的または間接的に外部に出力するための配線や端子を備えていてもよい。このような配線や端子としてはリードフレームを用いることが製造容易性の観点から好ましい。
本実施形態において、量子型赤外線センサ部は、入射した赤外線に応じた信号を出力するものである。信号の取り出し方としては電流出力でもよいし、電圧出力であってもよい。
量子型赤外線センサ部の具体的な構成としては、PNまたはPIN接合を有する半導体積層部を有するものが挙げられる。PNまたはPIN接合を有する半導体積層部の具体例としては、インジウムおよびアンチモンを含む化合物半導体層を用いるものなどが挙げられる。冷却機構なく室温動作可能なものとする観点から、半導体積層部の一部にバンドギャップの大きいバリア層を設けることが好ましい。バンドギャップの大きいバリア層の一例としては、AlInSbが挙げられる。
また、上述のとおり、本実施形態の量子型赤外線センサ部は、複数の受光部からなっていてもよい。これら複数の受光部は、それぞれ独立して入射した赤外線に応じた信号を出力することが可能なものである。
本実施形態において、信号補正部は、量子型赤外線センサ部からの出力信号が入力され、この出力信号を補正して出力するものである。補正の方法は特に制限されないが、高精度に補正する観点から、出力信号に所定の値を乗算するゲイン補正や、所定の値を加減算するオフセット補正などが好適であり、ゲイン補正およびオフセット補正の両方を適用することがより好ましい。
これらゲイン補正やオフセット補正に用いる所定の値は、固定値であってもよいし可変値であってもよい。これらゲイン補正やオフセット補正に用いる所定の値を得る方法は特に制限されないが、例えば温度既知の測定対象物を量子型赤外線センサ部の外部視野に配置したときに出力される信号に応じて定める方法が挙げられる。
<第1の実施形態>
図1は本発明の第1の実施形態に係る赤外線検出装置100の構成例を示す外観模式図である。図1(a)は上部からの平面模式図、図1(b)は図1(a)をX1-X’1線で切断した断面模式図である。
図1(a)および(b)に示すように、赤外線検出装置100は、センサユニット10と視野制限ユニット20とを備える。
また、視野制限ユニット20は、量子型赤外線センサ部11の視野を制限する開口部23を有し、量子型赤外線センサ部11が開口部23を介して外部と光学的に接続されるようにセンサユニット10の第1主面上に設けられている。視野制限ユニット20は、25℃における放射率が0.7以上の第1部材21と、25℃における放射率が0.3以下の第2部材22と、を有する。
図2は第1の実施形態に係る赤外線検出装置100の作用効果を説明するための断面模式図である。図2では、量子型赤外線センサ部11の外部視野と内部視野の境界を点線で示し、外部視野を両矢印の弧線で示している。また、測定対象物から出射する赤外線を矢印付きの一点破線で示している。
図3は本発明の第2の実施形態に係る赤外線検出装置200の構成例を示す外観模式図である。
図3に示すように、第2の実施形態に係る赤外線検出装置200では、量子型赤外線センサ部11が複数の受光部111、112からなる。この受光部111、112からの出力信号S111、S112を複数の異なる測定対象物の温度において同じ値になるように補正条件(ゲイン補正および/またはオフセット補正等)を導出する場合、両方の受光部111、112の内部視野となる視野制限ユニット20の内壁部の温度と、受光部111、112自身の温度が異なっていると、例え複数の異なる測定対象物の温度において同じ値になるように補正条件を導出しても、内壁部との温度差の分の信号も重畳されるため、実際の測定環境において真値(測定対象物の温度を示す出力信号)からずれが生じてしまう。
図4は本発明の実施形態に係る視野制限ユニット20の製造方法を工程順に説明するための模式図である。図4(a)に示すように、まず、支持部材105上に開口領域を有する第2部材22を配置する。次いで、図4(b)に示すように、型枠110を支持部材105上に配置する。そして、図4(c)に示すように、第2部材22を覆い、且つ開口領域上の一部に光学的開口部が形成されるように、支持部材105上に第1部材21を形成する。第1部材21の形成は、例えば射出成型で行う。次に、図4(d)に示すように、形成された第1部材21を切断して複数の開口領域を個々に分ける。即ち、複数の開口部を物理的に分割せしめる。これにより、複数の視野制限ユニット20を製造することができる。このようにして得られた視野制限ユニット20を、図4(e)に示すように、量子型赤外線センサ部11を有するセンサユニット10上に、量子型赤外線センサ部11が開口部23を介して外部と光学的に接続されるように配置する。これにより、第1の実施形態の赤外線検出装置100、または、第2の実施形態の赤外線検出装置200を得ることができる。
放射率の測定方法の1例としては、測定したい試料と放射率の基準とする黒体を用意し、赤外分光光度計であるFTIR装置を組み合わせて、試料の放射率を測定する方法がある。試料と黒体をある温度、例えば25℃にし、FTIR装置を用いて試料と黒体の熱放射による赤外線量を測定する。そして、黒体の熱放射による赤外線量に対する試料の熱放射による赤外線量の比から、放射率を算出する。FTIR装置での赤外線量検出の際は、試料と黒体の熱放射を測定する面積はアパーチャーなどを用いて等しくする必要がある。
次に、本発明者が行った検証実験とその結果について説明する。
(第1の検証用赤外線センサユニット)
図5は第1の検証用赤外線センサユニット600の構成例を示す平面図である。また、図6は図5をX5−X’5で切断した断面図である。図7は図5をY5−Y’5で切断した断面図である。
本発明者は、図5〜図7に示す第1の検証用赤外線センサユニット(以下、第1の検証用ユニット)600と、後述する第2の検証用赤外線センサユニット(以下、第2の検証用ユニット)700とを構築し、本発明の検証実験を行った。
図8は、赤外線ユニット500にアルミニウムテープ61を設置した第1の検証用ユニット600を示す平面図である。また、図9は図8をX8−X’8で切断した断面図である。図10は図8をY8−Y’8で切断した断面図である。
そして、図11に示すように、赤外線ユニット500にアルミニウムテープ61をはりつけた赤外線センサユニット(即ち、第1の検証用ユニット600)を、23℃の室温環境下で50℃に設定した平面黒体炉800(熱源)と対向に配置し、4つの受光部311〜314からの出力(S311〜S314)を取得した。
図12は赤外線ユニット500に、25℃での放射率が0.2であるアルミニウムテープ71を光学フィルタ42上のみに設置した状態を示す平面図である。また、図13は図12をX12−X’12で切断した断面図である。図14をY12−Y’21で切断した断面図である。
図12〜図14に示すように、光学フィルタ42上のみに25度での放射率が0.2であるアルミニウムテープ71を設置した以外は、第1の検証用ユニット600と同様の方法で赤外線センサユニット(即ち、第2の検証用ユニット700)を構築した。
そして、図15に示すように、第2の検証用ユニット700を、23℃の室温環境下で50℃に設定した平面黒体炉800(熱源)と対向に配置し(熱源との離間距離を20mmとした)、4つの受光部311〜314からの出力(S311〜S314)を取得した。
図11、図15に示したように、アルミニウムテープ61、71を設置した第1、第2の検証用ユニット600、700を50℃に設定した平面黒体炉(熱源)800と対向に配置し、4つの受光部311〜314から出力(S311〜S314)を取得した。第1、第2の検証用ユニット600、700からそれぞれ取得した各出力(S311〜S314)を表1に示す。
更に各受光部311〜314から出力される信号に対してゲイン補正をすることより、製造ばらつき等に起因する各受光部311〜314の特性ばらつきをキャンセルする補正条件が高精度に得られることを示す。各受光部311〜314に温度既知の均一温度の測定対象物を、各受光部の外部視野全域に設置した際に各受光部から出力される信号が同じ値になるように調整するゲイン補正値の算出において、まず、外部から入力される赤外線エネルギーとして50℃の黒体炉からの赤外線によるセンサ出力を取得する。
製造した個体それぞれでゲイン補正値を求め調整を行う場合は、上記の表2、表3を算出したように内部視野の赤外線エネルギーによる出力を見積もり、外部視野および内部視野から入力される赤外線エネルギーによる出力と内部視野の赤外線エネルギーによる出力との差分を求める。この差分が外部視野の赤外線エネルギーによる出力となる。そして、この外部視野の赤外線エネルギーによる出力について、各受光部の出力を予め設定した一つの出力に揃えるようなゲイン補正値を算出する。
表4は50度の平面黒体炉を第1、第2の検証用ユニット600、700にそれぞれ晒すことで得られた出力である。
11 量子型赤外線センサ部
20 視野制限ユニット
21 第1部材
22 第2部材
23 開口部
30 センサユニット
31 エポキシ樹脂パッケージ
31 樹脂パッケージ
32 赤外線検出部
40 視野制限ユニット
41 内壁部
42 光学フィルタ
51 接着剤
61、71 アルミニウムテープ
100、200 赤外線検出装置
105 支持部材
110 型枠
111、112、311〜314 受光部
201 内壁部
202 外表面
500 赤外線ユニット
600 第1の検証用赤外線センサユニット(第1の検証用ユニット)
700 第2の検証用赤外線センサユニット(第2の検証用ユニット)
800 平面黒体炉
Claims (12)
- エポキシ樹脂を含み、基体となる樹脂封止部と、該樹脂封止部の第1主面側に埋め込まれた量子型赤外線センサ部と、を有するセンサユニットと、
前記量子型赤外線センサ部の視野を制限する開口部を有し、前記量子型赤外線センサ部が前記開口部を介して外部と光学的に接続されるように前記センサユニットの第1主面上に設けられた視野制限ユニットと、を備え、
前記視野制限ユニットは、エポキシ樹脂またはポリフタルアミド樹脂を含み、25℃における放射率が0.7以上の第1部材と、25℃における放射率が0.3以下の金属を含む第2部材と、を有し、
前記視野制限ユニットの開口部の内壁部は前記第1部材であり、
前記視野制限ユニットの外表面のうち前記センサユニットの第1主面に平行な面に前記第2部材が露出している赤外線検出装置。 - 前記金属の前記外表面に露出する面の少なくとも一部が、Snでめっきされている請求項1に記載の赤外線検出装置。
- 前記金属が、Cuを含む請求項1または2に記載の赤外線検出装置。
- 前記第2部材の前記センサユニットの第1主面に垂直な方向の厚さが、500μm以下である請求項1〜3のいずれか一項に記載の赤外線検出装置。
- 前記量子型赤外線センサ部が複数の受光部を有し、該複数の受光部はそれぞれ独立して信号を出力する請求項1〜4のいずれか一項に記載の赤外線検出装置。
- 前記量子型赤外線センサ部からの出力信号が入力され、該出力信号を補正して出力する信号補正部を更に備える請求項1〜5のいずれか一項に記載の赤外線検出装置。
- 前記開口部に設けられた光学調整部を更に備える請求項1〜6のいずれか1項に記載の赤外線検出装置。
- 前記内壁部の壁面と前記センサユニットの第1主面とがなす角が90度より大きい請求項1〜7のいずれか一項に記載の赤外線検出装置。
- 開口領域を有する第2部材を支持部材上に配置する第2部材配置工程と、
前記第2部材を覆い、且つ前記開口領域上の一部に光学的開口部が形成されるように、前記支持部材上に第1部材を形成する第1部材形成工程と、を備え、
前記第1部材には25℃における放射率が0.7以上のエポキシ樹脂またはポリフタルアミド樹脂を含む材料を用い、
前記第2部材には25℃における放射率が0.3以下の金属を含む材料を用いる視野制限ユニットの製造方法。 - 前記第1部材形成工程前に、前記支持部材上に配置された前記第2部材の前記開口領域内に光学調整部を配置する工程を更に備える請求項9に記載の視野制限ユニットの製造方法。
- 前記第2部材配置工程において配置される前記第2部材が、複数の開口領域を備え、
前記第1部材形成工程後に、前記第1部材を切断して前記複数の開口領域を個々に分ける切断工程を更に備える請求項9または10に記載の視野制限ユニットの製造方法。 - エポキシ樹脂を含み、基体となる樹脂封止部と、該樹脂封止部の第1主面側に埋め込まれた量子型赤外線センサ部と、を有するセンサユニットと、
前記量子型赤外線センサ部の視野を制限する開口部を有し、前記量子型赤外線センサ部が前記開口部を介して外部と光学的に接続されるように前記センサユニットの第1主面上に設けられた視野制限ユニットと、を備え、
前記視野制限ユニットは、25℃における放射率が0.7以上のエポキシ樹脂またはポリフタルアミド樹脂を含む第1部材と、25℃における放射率が0.3以下の金属を含む第2部材と、を有し、
前記視野制限ユニットの開口部の内壁部は前記第1部材であり、
前記視野制限ユニットの外表面のうち、平面視で前記開口部を囲む領域の少なくとも一部に前記第2部材が露出している赤外線検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014069565A JP6462991B2 (ja) | 2014-03-28 | 2014-03-28 | 赤外線検出装置および視野制限ユニットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014069565A JP6462991B2 (ja) | 2014-03-28 | 2014-03-28 | 赤外線検出装置および視野制限ユニットの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015190912A JP2015190912A (ja) | 2015-11-02 |
JP6462991B2 true JP6462991B2 (ja) | 2019-01-30 |
Family
ID=54425499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014069565A Active JP6462991B2 (ja) | 2014-03-28 | 2014-03-28 | 赤外線検出装置および視野制限ユニットの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6462991B2 (ja) |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5633517A (en) * | 1979-08-28 | 1981-04-04 | Fujitsu Ltd | Infrared ray detector |
JPS6037415B2 (ja) * | 1979-11-22 | 1985-08-26 | 松下電器産業株式会社 | 赤外線検知装置 |
JPS6459016A (en) * | 1987-08-31 | 1989-03-06 | Toshiba Corp | Infrared sensor |
US4812653A (en) * | 1987-12-01 | 1989-03-14 | Honeywell Inc. | Sharp edge for thick coatings |
JP2615913B2 (ja) * | 1988-09-26 | 1997-06-04 | 富士通株式会社 | 赤外線光学装置 |
JPH03192774A (ja) * | 1989-11-06 | 1991-08-22 | Terumo Corp | 赤外線センサ及びその製造方法 |
JPH041535A (ja) * | 1990-04-18 | 1992-01-07 | Terumo Corp | 赤外線センサ |
JPH08193880A (ja) * | 1995-01-19 | 1996-07-30 | Mitsubishi Electric Corp | 赤外線検出装置 |
JP3554797B2 (ja) * | 1995-03-03 | 2004-08-18 | 竹中エンジニアリング株式会社 | 赤外線検知装置 |
JPH09292276A (ja) * | 1996-04-30 | 1997-11-11 | Fujitsu Ltd | 赤外線検知器 |
US6828560B2 (en) * | 2002-01-31 | 2004-12-07 | Delphi Technologies, Inc. | Integrated light concentrator |
KR100492575B1 (ko) * | 2002-08-17 | 2005-06-03 | 엘지전자 주식회사 | 좁은 수광각을 갖는 써모파일 적외선 센서 |
JP2004257885A (ja) * | 2003-02-26 | 2004-09-16 | Horiba Ltd | 多素子型赤外線検出器 |
JP4270265B2 (ja) * | 2005-11-25 | 2009-05-27 | パナソニック電工株式会社 | 半導体レンズの製造方法 |
JP2008268128A (ja) * | 2007-04-24 | 2008-11-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 赤外線センサ |
JP2011128066A (ja) * | 2009-12-18 | 2011-06-30 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 赤外線センサモジュール |
JP2011232157A (ja) * | 2010-04-27 | 2011-11-17 | Mitsubishi Electric Corp | 赤外線撮像装置 |
JP2013205228A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | 半導体センサ |
-
2014
- 2014-03-28 JP JP2014069565A patent/JP6462991B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015190912A (ja) | 2015-11-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10566363B2 (en) | Light emitter and light detector modules including vertical alignment features | |
US9587978B2 (en) | Infrared sensor | |
US9658109B2 (en) | Non-contact thermal sensor module | |
KR20120089342A (ko) | 적외선 센서 모듈 | |
KR102641685B1 (ko) | 분광기, 및 분광기의 제조 방법 | |
TWI817960B (zh) | 異物除去方法及光檢測裝置之製造方法 | |
US11035726B2 (en) | Light detection device | |
TW201507464A (zh) | 相機模組 | |
CN103335728A (zh) | 基于等离子体透镜阵列的非制冷红外焦平面探测器 | |
US10078007B2 (en) | Infrared sensor | |
JP6462991B2 (ja) | 赤外線検出装置および視野制限ユニットの製造方法 | |
JP2011058929A (ja) | 赤外線センサ | |
US8664606B2 (en) | Infrared radiation detector | |
JP2011128065A (ja) | 赤外線アレイセンサ装置 | |
JP2012215432A (ja) | 赤外線センサおよびこれを用いたndirガス濃度計 | |
JP2012103206A (ja) | 赤外線センサモジュールおよびその製造方法 | |
US20190178719A1 (en) | Radiation thermometer | |
JP4740022B2 (ja) | 光センサ及び物体検出方法 | |
JP2012215431A (ja) | 赤外線センサ | |
JP5706217B2 (ja) | 赤外線センサ | |
KR101994508B1 (ko) | 복합 센서 및 복합 센서 모듈 | |
JP2014169968A (ja) | 赤外線センサ装置及びその製造方法 | |
JP2013205228A (ja) | 半導体センサ | |
US20190212519A1 (en) | Optical device | |
KR101469238B1 (ko) | 적외선 광원 장치 및 이를 포함하는 가스 측정 광학계 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170216 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171128 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180110 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180626 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180705 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181218 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181228 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6462991 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |