JPH09292276A - 赤外線検知器 - Google Patents

赤外線検知器

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JPH09292276A
JPH09292276A JP8109583A JP10958396A JPH09292276A JP H09292276 A JPH09292276 A JP H09292276A JP 8109583 A JP8109583 A JP 8109583A JP 10958396 A JP10958396 A JP 10958396A JP H09292276 A JPH09292276 A JP H09292276A
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JP
Japan
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cooling plate
detecting element
cold shield
infrared detecting
inner cylinder
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Withdrawn
Application number
JP8109583A
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English (en)
Inventor
Noritomo Satou
徳朋 佐藤
Koji Hirota
耕治 廣田
Yoshio Watanabe
芳夫 渡邊
Masayo Uemura
雅代 植村
Toshiyuki Ueda
敏之 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は改良されたコールドシールドを有す
る赤外線検知器に関し、コールドシールドからの熱輻射
によるノイズが発生しにくい赤外線検知器の提供を課題
とする。 【解決手段】 赤外線検知素子2と、素子2が固着され
る冷却板4と、冷却板4を低温に維持するための内筒8
を含む手段と、素子2の視野角を制限するためのコール
ドシールド6とから構成し、冷却板4の線膨張率を内筒
8に合わせ、コールドシールド6を複数の部分から形成
し、該複数の部分を線膨張率が近い順に冷却板4上に積
み重ねたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に赤外線検
知器に関し、更に詳しくは改良されたコールドシールド
を有する赤外線検知器に関する。
【0002】エネルギーギャップが小さい水銀・カドミ
ウム・テルル等の多元半導体からなる赤外線検知素子が
知られている。この種の赤外線検知素子は、一般に液体
窒素温度(77K)程度にまで冷却した状態で使用され
る。
【0003】赤外線検知素子を用いた赤外線検知器にお
いては、その検知感度を高めるために、検知対象物から
赤外線受光部に入射する赤外線の視野角を制限して、背
景から来る余分な輻射線を排除することが望ましい。こ
のため、赤外線検知素子の視野角を制限するために、コ
ールドシールドが用いられる。コールドシールドは、そ
れ自身が不要な輻射線の発生源とならないように、赤外
線検知素子と共に冷却される。
【0004】
【従来の技術】従来、低温領域で動作する赤外線検知素
子と、第1面及び第2面を有し第1面には赤外線検知素
子が固着される冷却板と、第2面に固着される内筒を有
し冷却板及び赤外線検知素子を低温に維持するための手
段と、冷却板に取り付けられて赤外線検知素子の視野角
を制限するためのコールドシールドとを備えた赤外線検
知器が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年におい
ては、赤外線検知素子の大画素化に伴い、コールドシー
ルドも大型化している。このため、コールドシールドの
冷却板から遠い部分が十分に冷却されず、その部分から
の熱輻射によりノイズが発生するという不具合が生じる
ことがある。
【0006】よって、本発明の目的は、コールドシール
ドからの熱輻射によるノイズが発生しにくい赤外線検知
器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、低温領域で動
作する赤外線検知素子と、第1面及び第2面を有し該第
1面には上記赤外線検知素子が固着される冷却板と、上
記第2面に固着される内筒を有し上記冷却板及び上記赤
外線検知素子を低温に維持するための手段と、上記冷却
板に取り付けられ上記赤外線検知素子の視野角を制限す
るためのコールドシールドとを備えた赤外線検知器に適
用可能である。
【0008】本発明の第1の側面によると、冷却板は内
筒の線膨張率に実質的に等しい第1の線膨張率を有する
材質からなり、コールドシールドは冷却板の熱伝導率よ
りも大きい熱伝導率をそれぞれ有する複数の部分からな
り、これら複数の部分は各々の線膨張率が上記第1の線
膨張率に近い順に冷却板上に積み重ねられている。
【0009】本発明の第2の側面によると、冷却板は内
筒の線膨張率に実質的に等しい線膨張率を有する材質か
らなり、コールドシールドは冷却板の熱伝導率よりも大
きい熱伝導率を有する材質からなり、冷却板及びコール
ドシールドはこれらの熱膨張が大きいせん断方向に隙間
を有するように接合されている。
【0010】本発明の第3の側面によると、冷却板は、
内筒の線膨張率に実質的に等しい線膨張率を有する第1
の部分と、第1の部分の周囲に設けられ第1の部分の熱
伝導率よりも大きい熱伝導率を有する第2の部分とから
なり、コールドシールドは上記第2の部分と実質的に同
一の材質からなり、コールドシールドは上記第2の部分
に固着される。
【0011】本発明の第4の側面によると、冷却板は内
筒の線膨張率に実質的に等しい線膨張率を有する材質か
らなり、コールドシールドは、冷却板の材質と実質的に
同一の材質からなる第1の部分と、冷却板との接合部を
除き上記第1の部分に積層形成される第2の部分とから
なり、該第2の部分の熱伝導率は上記冷却板の熱伝導率
よりも大きい。
【0012】本発明の第1乃至第4の側面のいずれかに
よると、コールドシールドの線膨張率及び/又は熱伝導
率が特定の条件を満足するようにされているので、コー
ルドシールドの全体が冷却されやすくなり、コールドシ
ールドからの熱輻射によるノイズが発生しにくくなる。
尚、本発明において、冷却板の材質の線膨張率と内筒の
線膨張率とを実質的に等しくしているのは、冷却の実施
と不実施とを繰り返すうちに冷却板と内筒の接合部が劣
化することを防止するためである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の望ましい実施の形
態を添付図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明
を適用可能な赤外線検知器の断面図である。多素子(多
画素)型の赤外線検知素子2は、Hg1-x Cdx Te
(水銀・カドミウム・テルル)等の多元半導体からなる
結晶ブロックを例えばサファイア基板上に設け結晶ブロ
ックの主表面両側部に電極を形成して構成される。
【0014】赤外線検知素子2は冷却板4の上面に固着
される。赤外線検知素子2の視野角αを予め定められた
値に設定するためにコールドシールド6が冷却板4に取
り付けられている。コールドシールド6の構造は本発明
の特徴の主要な部分を含むのでその詳細は後述する。
【0015】冷却板4及び赤外線検知素子2を低温に維
持するために、内筒8及び外筒10を有するデュワ構造
の二重筒構造が採用されている。内筒8及び外筒10は
基板12に気密封止されており、内筒8、外筒10及び
基板12により郭成される空間は真空に排気されてい
る。
【0016】外筒10の赤外線検知素子2に対向する部
分には開口が形成されており、この開口は所望の赤外線
を透過するバンドパスフィルタ14により密閉されてい
る。内筒8の上端面は冷却板4の下面に固着されてい
る。
【0017】内筒8の真空排気側には金等の導体からな
る配線パターン16が形成されており、配線パターン1
6はワイヤ18によりコネクタ20に接続されている。
従って、赤外線検知素子2の図示しない複数の電極に対
応して配線パターン16を複数形成しておくとともに、
赤外線検知素子2の電極と配線パターン16とをワイヤ
ボンディングすることによって、コネクタ20を用いて
赤外線検知素子2を図示しない外部回路と電気的に接続
することができる。
【0018】内筒8の上端を介して冷却板4及び赤外線
検知素子2を冷却するために、内筒8内に挿入される蓄
冷部22を有する冷却装置24が設けられている。蓄冷
部22はその先端に取り付けられるヒートシンク26及
び媒体28を介して内筒8の上端に熱的に接続されてい
る。冷却装置24は、例えば、ヘリウムガス等の高圧ガ
スを蓄冷部22内に噴出させるように構成されるジュー
ルトムソン効果を利用したものである。
【0019】この実施形態では、内筒8はガラスから形
成されている。この場合、冷却板4の少なくとも内筒8
の上端に固着する部分はガラスの線膨張率に実質的に等
しい線膨張率を有するコバールから形成されているのが
望ましい。
【0020】以下、コールドシールドの構造上の違いに
従って本発明の幾つかの実施形態を説明する。図2は、
本発明の第1実施形態を示す赤外線検知器の部分断面図
である。内筒8の上部、冷却板4、赤外線検知素子2及
びコールドシールド61が示されている。コールドシー
ルド61は、第1部材611、第2部材612及び第3
部材613をこの順に冷却板4上に積み重ねて構成され
ている。
【0021】第1部材611は、円盤状の冷却板4の縁
部に接合するためのフランジ611Aと、赤外線検知素
子2の視野角αを決定するための開口611Bを有する
素子板611Cと、フランジ611A及び素子板611
Cを接続する側板611Dとを一体に成形したものであ
る。
【0022】第2部材612は、下端が第1部材611
の縁部に接合される側板612Aと、視野角αを決定す
るための開口612Bを有する素子板612Cとを一体
に成形したものである。
【0023】第3部材613は、下端が第2部材612
の縁部に接合される側板613Aと、視野角αを決定す
るための開口613Bを有する素子板613Cとを一体
に成形したものである。
【0024】各部材の接合にはロウ付けを用いることが
できる。開口611B,612B及び613Bの形状は
例えば円形または矩形である。第1部材611、第2部
材612及び第3部材613は、冷却板4の材質として
望ましいコバールの熱伝導率よりも大きい熱伝導率をそ
れぞれ有している。また、各部材611,612及び6
13は、各々の線膨張率がコバールの線膨張率に近い順
に冷却板4上にその順に積み重ねられている。
【0025】具体的には、部材611,612及び61
3はそれぞれコバール、ニッケル及び銅から形成されて
いる。この実施形態によると、各部材611,612及
び613の熱伝導率は冷却板4の材質であるコバールの
熱伝導率よりも大きい(良い)ので、コールドシールド
61の全体を十分に冷却することができる。その結果、
コールドシールド自体からの熱輻射によるノイズが発生
しにくい。
【0026】更に、冷却板4並びに各部材611,61
2及び613の線膨張率を上述のような順番に設定した
ので、各接合部において線膨張率の顕著な差が生じず、
温度履歴に対する信頼性が向上する。
【0027】特にこの実施形態では、赤外線検知素子2
が固着される冷却板4にこれと同材質(コバール)の第
1部材611を接合しているので、この赤外線検知器に
温度変化が与えられたときに赤外線検知素子に熱応力が
加わりにくく、赤外線検知素子2が機械的ストレスによ
り故障する恐れがない。
【0028】尚、この赤外線検知器を用いた赤外線カメ
ラの光学系を容易に構成するためには一般的には視野角
αは円錐状の立体角として定義されるので、開口611
B,612B及び613Bが円形である場合のこれらの
直径はこの順に大きくなっていることが望ましい。ま
た、コールドシールド61の冷却効率を高めるために、
第1部材611、第2部材612及び第3部材613は
この順に小さくなっていることが望ましい。具体的に
は、側板611D、612A及び613Aは円錐形の一
部をなすように配置されるのが望ましい。
【0029】図3は本発明の第2実施形態を示す赤外線
検知器の部分断面図である。内筒8の上部、冷却板
4′、赤外線検知素子2及びコールドシールド62が示
されている。
【0030】コールドシールド62は、冷却板4′の縁
部に接合されるフランジ621と、視野角αを決定する
ための開口622及び624をそれぞれ有する素子板6
23及び625と、フランジ621並びに素子板623
及び625を接続するための側板626とを一体に成形
したものである。コールドシールド62の形状は第1実
施形態におけるコールドシールド61の形状に準じて理
解することができるので、その説明については省略す
る。
【0031】この実施形態は、コールドシールド62が
冷却板4′の材質であるコバールの熱伝導率よりも大き
い熱伝導率を有する材質から形成されている点で特徴づ
けられる。具体的には、コールドシールド62は銅から
形成される。
【0032】銅の線膨張率はコバールの線膨張率に比較
して20倍程度大きいので、この実施形態では冷却板
4′とフランジ621との間のAで示される接合部に更
に特徴を有している。
【0033】図4の(A)を参照すると、接合部(A)
の詳細な断面構成が示されている。冷却板4′はその外
周部に肉薄部4′Aを有しており、フランジ621はそ
の内周部に肉薄部4′Aに対応する肉薄部621Aを有
している。肉薄部4′A及び621Aの厚みの合計はこ
こでは冷却板4′及びフランジ621の厚みに等しい。
【0034】肉薄部4′A及び621Aはロウ付けによ
り接合され、当該接合面は図4の(A)の水平方向(せ
ん断方向)に平行である。冷却板4′及びフランジ62
1はこのせん断方向について熱膨張が最も大きくなり、
この実施形態では肉薄部4′A及び621Aを互いに接
合することにより、冷却板4′とフランジ621との間
には隙間S1及びS2が形成される。
【0035】このような接合部とすることによって、隙
間S1及びS2が所謂遊びとして機能し、熱履歴に対す
る信頼性が向上する。図4の(B)を参照すると、図3
に(A)で示される冷却板4′とフランジ621の接合
部の他の具体例が示されている。ここでは、冷却板4′
の肉薄部4′Aの最外周部に突起4′Bを設け、フラン
ジ621の肉薄部621Aの最内周部に突起621Bを
設けている。
【0036】これにより、冷却板4′とフランジ621
との間には、隙間S1及びS2に加えて突起621B及
び4′B間の隙間S3も形成され、熱履歴に対する信頼
性を更に向上することができる。
【0037】図5は本発明の第3実施形態を示す赤外線
検知器の部分断面図、図6は図5におけるB−B断面図
である。ここで用いられているコールドシールド62′
は、図3の第2実施形態におけるコールドシールド62
と対比して、特殊な接合部の構造を必要としないフラン
ジ621′に変更されている点が異なる。コールドシー
ルド62′は熱伝導率が大きい例えば銅から形成されて
いる。
【0038】この第3実施形態は、冷却板4″が、内筒
8の線膨張率に実質的に等しい線膨張率を有する主部材
4Aと、主部材4Aの周囲に設けられて主部材4Aの熱
伝導率よりも大きい熱伝導率を有する補助部材4Bとか
ら形成されている点で特徴づけられる。
【0039】ここでは主部材4Aはコバールからなり、
矩形形状を有している。補助部材4Bは銅からなり、主
部材4Aにおける互いに対向する縁上に一対設けられて
いる。補助部材4Bは主部材4Aに例えばロウ付けによ
り接合される。補助部材4Bの外周は円形の一部をなし
ている。
【0040】図5によく示されるように、赤外線検知素
子2は主部材4Aの上面に固着され、主部材4Aの下面
には内筒8が固着されている。コールドシールド62′
のフランジ621′は補助部材4Bに接合される。この
接合はロウ付けまたはネジ止めによる。
【0041】この実施形態では、補助部材4Bはコール
ドシールド62′と同様に銅から形成されているので、
補助部材4Bとフランジ621′との接合部に熱ストレ
スが発生しにくい。また、コールドシールド62′を熱
伝導率が大きい銅から形成しているので、コールドシー
ルド62′の全体を効率的に冷却することができる。そ
の結果、コールドシールド自体からの熱輻射によるノイ
ズが発生しにくい。
【0042】図7は本発明の第4実施形態を示す赤外線
検知器の部分断面図である。ここでは図2の第1実施形
態におけるのと同様のコバールからなる冷却板4が用い
られている。
【0043】コールドシールド63は、図5の第3実施
形態におけるコールドシールド62′と同様の形状を有
する主部631と、主部631と冷却板4との接合部を
除き主部631に積層される層部632及び633とか
らなる。
【0044】層部632及び633は主部631のそれ
ぞれ外側及び内側に例えばメッキ或いは蒸着により形成
される。主部631は冷却板4の材質と実質的に同一の
材質からなり、層部632及び633は主部631の熱
伝導率よりも大きい熱伝導率を有する材質からなる。
【0045】この実施形態では、主部631はコバール
からなり、層部632及び633は銅からなる。この実
施形態によると、主部631及び冷却板4は同じ材質か
ら形成されているので、接合部に熱ストレスが生じにく
い。また、コールドシールド63を多層構造にし、その
少なくとも一部の層の熱伝導率を大きくしているので、
コールドシールド63の全体を効率的に冷却することが
できる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
コールドシールドからの熱輻射によるノイズが発生しに
くい赤外線検知器の提供が可能になるという効果が生じ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な赤外線検知器の断面図であ
る。
【図2】本発明の第1実施形態を示す赤外線検知器の部
分断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態を示す赤外線検知器の部
分断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態における接合部の具体例
を示す図である。
【図5】本発明の第3実施形態を示す赤外線検知器の部
分断面図である。
【図6】図5におけるB−B断面図である。
【図7】本発明の第4実施形態を示す赤外線検知器の部
分断面図である。
【符号の説明】
2 赤外線検知素子 4,4′,4″ 冷却板 6,61,62,62′,63 コールドシールド 8 内筒 10 外筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邊 芳夫 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 植村 雅代 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 上田 敏之 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低温領域で動作する赤外線検知素子と、 第1面及び第2面を有し該第1面には上記赤外線検知素
    子が固着される冷却板と、 上記第2面に固着される内筒を有し上記冷却板及び上記
    赤外線検知素子を低温に維持するための手段と、 上記冷却板に取り付けられ上記赤外線検知素子の視野角
    を制限するためのコールドシールドとを備え、 上記冷却板は上記内筒の線膨張率に実質的に等しい第1
    の線膨張率を有する材質からなり、 上記コールドシールドは上記冷却板の熱伝導率よりも大
    きい熱伝導率をそれぞれ有する複数の部分からなり、 該複数の部分は各々の線膨張率が上記第1の線膨張率に
    近い順に上記冷却板上に積み重ねられている赤外線検知
    器。
  2. 【請求項2】 低温領域で動作する赤外線検知素子と、 第1面及び第2面を有し該第1面には上記赤外線検知素
    子が固着される冷却板と、 上記第2面に固着される内筒を有し上記冷却板及び上記
    赤外線検知素子を低温に維持するための手段と、 上記冷却板に取り付けられ上記赤外線検知素子の視野角
    を制限するためのコールドシールドとを備え、 上記冷却板は上記内筒の線膨張率に実質的に等しい線膨
    張率を有する材質からなり、 上記コールドシールドは上記冷却板の熱伝導率よりも大
    きい熱伝導率を有する材質からなり、 上記冷却板及び上記コールドシールドはこれらの熱膨張
    が大きいせん断方向に隙間を有するように接合されてい
    る赤外線検知器。
  3. 【請求項3】 低温領域で動作する赤外線検知素子と、 第1面及び第2面を有し該第1面には上記赤外線検知素
    子が固着される冷却板と、 上記第2面に固着される内筒を有し上記冷却板及び上記
    赤外線検知素子を低温に維持するための手段と、 上記冷却板に取り付けられ上記赤外線検知素子の視野角
    を制限するためのコールドシールドとを備え、 上記冷却板は、上記内筒の線膨張率に実質的に等しい線
    膨張率を有する第1の部分と、該第1の部分の周囲に設
    けられ該第1の部分の熱伝導率よりも大きい熱伝導率を
    有する第2の部分とからなり、 上記第1面及び上記第2面は上記第1の部分上に定義さ
    れ、 上記コールドシールドは上記第2の部分と実質的に同一
    の材質からなり、 上記コールドシールドは上記第2の部分に固着される赤
    外線検知器。
  4. 【請求項4】 低温領域で動作する赤外線検知素子と、 第1面及び第2面を有し該第1面には上記赤外線検知素
    子が固着される冷却板と、 上記第2面に固着される内筒を有し上記冷却板及び上記
    赤外線検知素子を低温に維持するための手段と、 上記冷却板に取り付けられ上記赤外線検知素子の視野角
    を制限するためのコールドシールドとを備え、 上記冷却板は上記内筒の線膨張率に実質的に等しい線膨
    張率を有する材質からなり、 上記コールドシールドは、上記冷却板の材質と実質的に
    同一の材質からなる第1の部分と、上記冷却板との接合
    部を除き上記第1の部分に積層形成される第2の部分と
    からなり、 該第2の部分の熱伝導率は上記冷却板の熱伝導率よりも
    大きい赤外線検知器。
  5. 【請求項5】 上記内筒はガラスからなる部分を含み、 上記冷却板の全部又は一部はコバールからなり、 上記コールドシールドの全部又は一部は銅からなる請求
    項1乃至4のいずれかに記載の赤外線検知器。
JP8109583A 1996-04-30 1996-04-30 赤外線検知器 Withdrawn JPH09292276A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011220770A (ja) * 2010-04-07 2011-11-04 Topcon Corp 測光機器の受光装置
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