JP6462336B2 - 流路切換弁 - Google Patents

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Description

本発明は、弁体を回転させることにより流路切換を行うロータリー式の流路切換弁に係り、特に、ヒートポンプ式冷暖房システム等において流路切換を行うのに好適な流路切換弁に関する。
一般に、ルームエアコン、カーエアコン等のヒートポンプ式冷暖房システムは、圧縮機、室外熱交換器、室内熱交換器、及び膨張弁等に加えて、流路(流れ方向)切換手段としての流路切換弁を備えている。
この流路切換弁を備えたヒートポンプ式冷暖房システムの一例を図10を参照しながら簡単に説明する。図示例のヒートポンプ式冷暖房システム100は、運転モード(冷房運転と暖房運転)の切り換えを流路切換弁(四方切換弁)140で行うようになっており、基本的には、圧縮機110、室外熱交換器120、室内熱交換器130、及び膨張弁160を備え、前記の圧縮機110、室外熱交換器120、室内熱交換器130、及び膨張弁160の四者の間に4つのポート、すなわち、吐出側高圧ポートD、室外側入出ポートC、室内側入出ポートE、及び吸入側低圧ポートSを有する流路切換弁140が配在されている。
前記各機器間は導管(パイプ)等で形成される流路で接続されており、冷房運転モードが選択されたときには、図10において実線矢印で示される如くに、流路切換弁140の吐出側高圧ポートDが室外側入出ポートCに、また、室内側入出ポートEが吸入側低圧ポートSにそれぞれ連通せしめられる。これにより、冷媒が圧縮機110に吸入されるとともに、圧縮機110から高温高圧の冷媒が流路切換弁140を介して室外熱交換器120に導かれ、ここで室外空気と熱交換して凝縮し、高圧の二相冷媒となって膨張弁160に導入される。この膨張弁160により高圧の冷媒が減圧され、減圧された低圧の冷媒は、室内熱交換器130に導入され、ここで室内空気と熱交換(冷房)して蒸発し、室内熱交換器130からは低温低圧の冷媒が流路切換弁140を介して圧縮機110の吸入側に戻される。
それに対し、暖房運転モードが選択されたときには、図10において破線矢印で示される如くに、流路切換弁140の吐出側高圧ポートDが室内側入出ポートEに、また、室外側入出ポートCが吸入側低圧ポートSにそれぞれ連通せしめられ、圧縮機110から高温高圧の冷媒が室内熱交換器130に導かれ、ここで室内空気と熱交換(暖房)して凝縮し、高圧の二相冷媒となって膨張弁160に導入される。この膨張弁160により高圧の冷媒が減圧され、減圧された低圧の冷媒は、室外熱交換器120に導入され、ここで室外空気と熱交換して蒸発し、室外熱交換器120からは低温低圧の冷媒が流路切換弁140を介して圧縮機110の吸入側に戻される。
前記した如くのヒートポンプ式冷暖房システムに組み込まれる四方切換弁として、従来、スライド式主弁体を内蔵する弁本体(弁ハウジング)と、電磁式のパイロット弁とを備えたものが知られている(例えば特許文献1参照)。この特許文献1に所載の流路切換弁は、弁ハウジングに、吐出側高圧ポートD、室外側入出ポートC、吸入側低圧ポートS、及び室内側入出ポートEが形成されるとともに、前記したポートD→C及びE→S、又は、ポートD→E及びC→Sの連通状態を作り出す(流路切換を行う)べくスライド式主弁体が左右方向に摺動可能に配在されている。弁ハウジングにおけるスライド式主弁体の左右には、パイロット弁を介して圧縮機吐出側の高圧冷媒及び圧縮機吸入側の低圧冷媒が導入される、それぞれスライド式主弁体に結合された左右一対のピストン型パッキンにより画成される高圧室及び低圧室が設けられ、この高圧室と低圧室の圧力差を利用して前記スライド式主弁体を左右方向に摺動させることで前記流路切換を行うようにされている。
一方、特許文献2には、パイロット弁を備えたロータリー式の四方切換弁が提案されている。この四方切換弁は、円筒状胴体(主弁ハウジング)内を区劃片により2つに区画するとともに、主弁ハウジングの外周部に前記吐出側高圧ポートDと吸入側低圧ポートSとを、また、室外側入出ポートCと室内側入出ポートEとを、それぞれ180°前後離して対向配置させ、板状主弁体を回転させることにより、流路切換、すなわち、吐出側高圧ポートDが室外側入出ポートCに、また、室内側入出ポートEが吸入側低圧ポートSにそれぞれ連通する第1連通状態と、吐出側高圧ポートDが室内側入出ポートEに、また、室外側入出ポートCが吸入側低圧ポートSにそれぞれ連通する第2連通状態とを作り出すようにされ、また、主弁体の回転(流路切換)は、その主要部が主弁ハウジングの上側に設けられた、システム内の高圧冷媒と低圧冷媒の差圧を利用した流体圧式のアクチュエータで行うようになっている。
このような流体圧式のアクチュエータは、よく知られた構成のもので、例えば、平面視扇形状の作動室、及び、この作動室を容積可変の左室と右室とに仕切る板状体(ベーン部)と主弁体の回転軸部から延長された回転駆動軸部とを持つベーン回転駆動体を備え、前記左室と右室への高圧冷媒の導入・排出をパイロット弁で選択的に行うことにより、ベーン回転駆動体及び主弁体を回動させて前記流路切換を行うようになっている。
特開2009−41636号公報 特開2001−82834号公報
前記した如くの従来の流路切換弁においては、次のような解決すべき課題がある。
すなわち、特許文献1に所載のスライド式の流路切換弁では、内容積が比較的小さな弁ハウジング内において高圧流体(冷媒)が内壁面等に衝突するとともに、その流れ方向が大きく変わるので、圧力損失が大きくなる嫌いがある。
また、特許文献2に所載のロータリー式の流路切換弁においても、主弁ハウジング内において高圧流体が板状主弁体や内壁面に衝突するとともに、その流れ方向が大きく変わるので、圧力損失が大きくなり、さらに、高圧を受ける主弁体が片持ち支持された、板厚に対して受圧面積の大きな板状体であるので、変形(撓み)等が生じやすく、強度や耐久性に問題があるとともに、シールすべき面に円筒面を含んでいるので、上記変形(撓み)等が生じやすいこととあいまって、シール性が損なわれやすく、流体(冷媒)が主弁ハウジングと主弁体との摺動面間から漏れやすい(弁洩れしやすい)という問題もある。
また、主弁ハウジングの外周4箇所に概ね90°間隔でポートが設けられるので、配管の取り回しが厄介であり、加えて、主弁体を回動させるためのアクチュエータの主要部及びパイロット弁が主弁ハウジング外に設けられるので、アクチュエータや配管を含めた流路切換弁全体の体格や占有スペースが極めて大きくなる嫌いがあり、流路切換弁の製造コスト、設置コスト等が高くなるという問題がある。
上記に加え、従来の流路切換弁、特に、前記したヒートポンプ式冷暖房システムに使用される四方切換弁では、主弁ハウジング内において高温高圧の冷媒と低温低圧の冷媒とが近接した状態(薄壁一枚を隔てた状態)で流されるので、それらの主弁ハウジング内での熱交換量が大きくなって、システムの効率が悪くなるという問題もある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、圧力損失や摺動部分の摩耗を可及的に抑えることができ、シール性を向上させ得て、弁洩れし難くできるとともに、アクチュエータや配管を含めた全体の体格や占有スペースを小さくしてコンパクトに纏めることができ、流路切換を確実かつ迅速に行うことのできる流路切換弁を提供することにある。
また、本発明の他の目的とするところは、ヒートポンプ式冷暖房システム等の高温高圧の流体と低温低圧の流体が流される環境で使用される場合において、内部熱交換量を可及的に低減し得るようにされた流路切換弁を提供することにある。
前記の目的を達成すべく、本発明に係る流路切換弁は、基本的には、上側弁シート及び下側弁シートによりその上面開口及び下面開口が気密的に封止された筒状の主弁ハウジング、及び該主弁ハウジング内に回動可能に配在された主弁体を有する主弁と、前記主弁体を回動させるべく、前記主弁ハウジング内における前記上側弁シートと前記下側弁シートとの間に、作動室及びベーン回転駆動体を含む主要部が配設された流体圧式のアクチュエータとを備え、前記上側弁シート及び/又は前記下側弁シートに合計で少なくとも3個のポートが設けられ、前記主弁体内に前記ポート間を選択的に連通するための複数本の連通路が設けられ、前記主弁内の高圧部分と低圧部分との差圧を利用して前記作動室内で前記ベーン回転駆動体を回動させることにより、連通するポート間が切り換えられるようにされており、前記主弁体は、それぞれ独立して上下動可能な上半部と下半部との二分割構成とされるとともに、前記主弁ハウジング内における前記上側弁シートと前記下側弁シートとの間に中間弁シートが設けられ、前記上側弁シートと前記中間弁シートとの間に前記主弁体の上半部が配在されるとともに、前記下側弁シートと前記中間弁シートとの間に前記主弁体の下半部が配在され、前記中間弁シートに、前記上半部と前記下半部とを一体的に回動させるべく、前記作動室及びベーン回転駆動体を含む前記主要部が配在されていることを特徴としている。
好ましい態様では、前記主弁体内に、少なくとも、前記ポートのうちの一つと他の一つとを連通させ得る少なくとも一つの第1連通路と、前記ポートのうちの一つと別の一つとを連通させ得る少なくとも一つの第2連通路とが設けられ、前記主弁体を一方向に回転させることにより、前記第1連通路により連通するポート間から前記第2連通路により連通するポート間への流路切換が行われ、該流路切換後に前記主弁体を他方向に回転させることにより、前記第2連通路により連通するポート間から前記第1連通路により連通するポート間への流路切換が行われるようにされる。
他の好ましい態様では、前記上側弁シートに第1及び第2ポートが設けられるとともに、前記下側弁シートに第3及び第4ポートが設けられ、前記主弁体に、該主弁体が第1の回転位置をとるとき、前記第1ポートと第3ポートとを連通させる第1連通路及び前記第2ポートと第4ポートとを連通させる第2連通路が設けられるとともに、前記主弁体が第2の回転位置をとるとき、前記第1ポートと第2ポートとを連通させる第3連通路及び前記第3ポートと第4ポートとを連通させる第4連通路が設けられる。
好ましい態様では、前記複数本の連通路のうちの少なくとも1本は、全体が直線状の通路で構成され、残りの少なくとも1本は、U字状の通路で構成される。
前記連通路の両端部に、好ましくは、前記上側弁シート及び/又は前記下側弁シートにおける前記各ポートの開口周りに密接する環状シール面を持つ凸部が突設される。
前記上半部及び前記下半部には、好ましい態様では、それぞれ上下方向に貫通する少なくとも1本の直線貫通路が設けられるとともに、該直線貫通路の下部又は上部は、前記上半部及び前記下半部の本体部分に内挿された、それとは別体の円筒通路部材で形成され、前記上半部と前記円筒通路部材との間及び前記下半部と前記円筒通路部材との間に、それぞれそれらを相互に上下逆方向に付勢する付勢手段が介装される。
前記上半部及び前記下半部の本体部分には、好ましい態様では、前記円筒通路部材が前記本体部分に対して上下動可能かつ前記本体部分と一体回動可能に内挿される内挿部が形成されるとともに、該内挿部と前記円筒通路部材との間にOリングが介装される。
他の好ましい態様では、前記連通路のうちの少なくとも1本は、上から順に、前記主弁体における上半部の本体部分、前記円筒通路部材、前記中間弁シート、前記円筒通路部材、及び前記主弁体における下半部の本体部分に跨って貫通する全体が直線状の通路で構成される。
他の好ましい態様では、前記中間弁シートに、平面視扇形状の作動室が設けられるとともに、該作動室を、容積可変の左室と右室とに気密的に仕切るようにベーン部と回転駆動軸部とを持つベーン回転駆動体が配在され、該ベーン回転駆動体の前記回転駆動軸部の上部及び下部にそれぞれ前記主弁体の上半部及び下半部が一体回動するように連結され、前記左室に高圧流体を導入・排出するための左室ポートが設けられるとともに、前記右室に高圧流体を導入・排出するための右室ポートが設けられる。
この場合、好ましい態様では、前記左室に前記左室ポートを介して高圧流体を導入するとともに、前記右室から前記右室ポートを介して高圧流体を排出することにより、前記ベーン回転駆動体並びに前記主弁体の上半部及び下半部を時計回りに所定角度回転させる時計回り行程と、前記右室に前記右室ポートを介して高圧流体を導入するとともに、前記左室から前記左室ポートを介して高圧流体を排出することにより、前記ベーン回転駆動体並びに前記主弁体の上半部及び下半部を反時計回りに前記所定角度回転させる反時計回り行程とを選択的にとり得るように構成される。
好ましい態様では、前記時計回り行程により、前記主弁体が第1の回転位置から第2の回転位置へと回転して流路切換が行われ、前記反時計回り行程により、前記主弁体が第2の回転位置から第1の回転位置へと回転して流路切換が行われるようにされる。
他の好ましい態様では、前記流路切換を、前記左室ポートと前記右室ポート、及び、前記主弁の高圧部分と低圧部分とに接続された四方パイロット弁により行うようにされる。
本発明に係る流路切換弁では、主弁体(上半部、下半部)を回動させるためのアクチュエータの主要部が主弁ハウジングにおける上側弁シートと下側弁シートとの間(の中間弁シート)に設けられるので、アクチュエータや配管を含めた流路切換弁全体の体格や占有スペースを小さくコンパクトに纏めることができ、流路切換弁の製造コスト、設置コスト等を低く抑えることができる。
また、アクチュエータは、パイロット弁への通電をON/OFFで切り換えることで、主弁内を流通する高圧流体と低圧流体との差圧を利用して主弁体を回動させるようにされているので、電動モータ等で主弁体を回動させる場合に比べて、コスト削減、消費電力の低減、省エネ化等を図ることができる。
上記に加え、本発明に係る流路切換弁においては、主弁ハウジングの上側弁シート及び下側弁シートに全てのポートが設けられるので、例えば、ポート間を連通する4本の連通路のうちの2本は、始端から終端までの太さ(通路径)を各ポートの口径と略同じ直線状の通路として、流体をポートから真下もしくは真上にストレートに流すことができ、そのため、主弁(主弁体)内での圧力損失の発生を効果的に抑制できる。また、残りの連通路も、始端から終端まで実効通路面積をさほど変化しないようにできるとともに、流体を滑らかに流せる形状とすることができ、さらに内容積を比較的大きくできるので、圧力損失が軽減され、トータルでは従来の流路切換弁に比べて圧力損失を相当軽減できる。
また、高圧を受ける主弁体を円柱状とでき、その内部に連通路を設けることができるので、従来例のように、高圧を受ける主弁体が片持ち支持された、板厚に対して受圧面積の大きな板状体であるものに比べて、変形(撓み)等は生じ難く、十分な強度や耐久性を確保できる。
加えて、シールすべき面、すなわち、流路切換時に主弁体(の上半部及び下半部)が摺接する部分である上側弁シート、中間弁シート、及び下側弁シートは、平板状とされるので、シールすべき面を平坦な平滑面とする(容易に面精度を上げる)ことができ、これによっても、従来例のようにシールすべき面に円筒面を含んでいるものに比べて、シール性を格段に向上できる。
さらに、主弁ハウジングの上側弁シート及び下側弁シートに全てのポートが設けられることから、配管の取り回しが容易となるとともに、配管を含めた実質的な占有スペースを小さくできる。
また、主弁体における上半部及び下半部の本体部分とそれに内挿された円筒通路部材とがそれぞれ独立して上下動できるようにされるとともに、本体部分と円筒通路部材との間に圧縮コイルばね等の付勢手段が介装されるので、その付勢力により、例えば、本体部分はそのシール面が上側弁シート及び下側弁シートに、また、円筒通路部材の端面(シール面)は中間弁シートに押し付けられる。そのため、十分なシール性を確保でき、摺動部分の弁洩れを効果的に抑制できる。
上記に加え、本発明に係る流路切換弁をヒートポンプ式冷暖房システム等の、高温高圧の冷媒と低温低圧の冷媒が流される環境で使用する場合、各連通路は主弁体内で比較的大きく離されて設けられるので、高温高圧の冷媒と低温低圧の冷媒とが近接した状態(薄壁一枚を隔てた状態)で流される従来のものに比べて、主弁ハウジング内での熱交換量を大幅に低減でき、そのため、システムの効率を向上できるという効果も得られる。
上記した以外の、課題、構成、及び作用効果は、以下の実施形態により明らかにされる。
本発明に係る流路切換弁の一実施例の概要を示す概略側面図。 図1に示される実施例の上面を示し、(A)は主弁体が第1の回転位置にあるときの上面配置図、(B)は主弁体が第2の回転位置にあるときの上面配置図。 図2(A)(及び図7(A))のA−A矢視線に従う拡大断面図。 図2(B)(及び図7(B))のA−A矢視線に従う拡大断面図。 図3、図4に示される主弁体上半部、中間弁シート上側蓋板部、及びベーン回転駆動体を示す、細部を省略した分解斜視図。 図3、図4に示される主弁ハウジングの胴部、中間弁シート下側厚板部、及びベーン回転駆動体を示す、細部を省略した分解斜視図。 (A)は図3のC−C矢視線に従う断面図、(B)は図4のC−C矢視線に従う断面図。 図2(A)のB−B矢視線に従う拡大断面図。 図8に示される四方パイロット弁を示し、(A)は通電OFF時を、(B)は通電ON時をそれぞれ示す拡大断面図。 ヒートポンプ式冷暖房システムの一例を示す概略構成図。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る流路切換弁の一実施例の概要を示す概略側面図、図2は、図1に示される実施例の上面を示し、(A)は主弁体が第1の回転位置にあるときの上面配置図、(B)は主弁体が第2の回転位置にあるときの上面配置図である。また、図3、図4は、それぞれ図2(A)、図2(B)のA−A矢視線に従う拡大断面図である。
なお、本明細書において、上下、左右、前後等の位置、方向を表わす記述は、説明が煩瑣になるのを避けるために図面に従って便宜上付けたものであり、実際にヒートポンプ式冷暖房システム等に組み込まれた状態での位置、方向を指すとは限らない。
また、各図において、部材間に形成される隙間や部材間の離隔距離、表面被覆材の厚み等は、発明の理解を容易にするため、また、作図上の便宜を図るため、各構成部材の寸法に比べて大きくあるいは小さく描かれている場合がある。
図示実施例の流路切換弁1は、四方切換弁であり、例えば前述した図10に示されるヒートポンプ式冷暖房システム100における四方切換弁140として用いられるもので、ロータリー式の主弁5と、流体圧式のアクチュエータ7とを備える。
以下においては、まず、主として主弁5について説明し、その後にアクチュエータ7について説明する。
主弁5は、主弁ハウジング10と、この主弁ハウジング10内に回動可能かつ上下動可能に配在された主弁体20とを備える。
主弁ハウジング10は、アルミあるいはステンレス等の金属製とされ、円筒状の胴部10Cと、この胴部10Cの上面開口及び下面開口をそれぞれ気密的に封止するようにかしめ固定されるとともに、はんだ付け、ろう付け、溶接等により密封接合された厚肉円板状の上側弁シート10A及び下側弁シート10Bとを有し、上側弁シート10Aの左右には、管継手からなる第1ポート11、第2ポート12が垂設され、下側弁シート10Bの左右には、管継手からなる第3ポート13、第4ポート14が垂設されている。各ポート11〜14は同一円周上に設けられており、第1ポート11と第3ポート13及び第2ポートと第4ポート14は平面視同一位置に配在されている。上側弁シート10Aの下面及び下側弁シート10Bの上面は、平坦で滑らかな弁シート面17、17となっている。
本実施例では、図10に示される如くのヒートポンプ式冷暖房システム100に組み込まれた場合において、例えば、第1ポート11は圧縮機吐出側に接続される吐出側高圧ポートDとされ、第2ポート12は室内熱交換器に接続される室内側入出ポートEとされ、第3ポート13は室外熱交換器に接続される室外側入出ポートCとされ、第4ポート14は圧縮機吸入側に接続される吸入側低圧ポートSとされる(図1参照)。
図1〜図4に加えて、図5、図6の分解斜視図を参照すればよくわかるように、主弁ハウジング10における胴部10Cの上下方向中央には、それと一体に厚肉円板状の中間弁シート10Dが設けられている。中間弁シート10Dは、下側厚板部10uとこの下側厚板部10uに設けられた作動室55(後述)の上面開口を塞ぐようにその上側に被せられてかしめ固定された、下側厚板部10uより若干小径の円板状の上側蓋板部10vとからなっている。中間弁シート10Dの上面(上側蓋板部10vの上面)と下面(下側厚板部10uの下面)は、上側弁シート10A及び下側弁シート10Bと同様に、平坦で滑らかな弁シート面17、17となっている。
前記主弁体20は、それぞれ独立して上下動可能な合成樹脂製の上半部20Aと下半部20Bとの二分割構成とされ、上半部20Aが上側弁シート10Aと中間弁シート10Dとの間に配在され、下半部20Bが下側弁シート10Bと中間弁シート10Dとの間に配在されている。
主弁体20の上半部20Aと下半部20Bは、中間弁シート10Dを挟んで上下鏡面対称的に構成されており、上半部20Aを上下反転させると下半部20Bとなる。
中間弁シート10Dには、上半部20Aと下半部20Bとを一体的に回動させるべく、作動室55及びベーン回転駆動体60を含むアクチュエータ7の主要部50が配在されている(後で詳述)。
流路切換にあたり、主弁体20(上半部20A、下半部20B)は、前記アクチュエータ7により、正逆両方向に回転せしめられ、図2(A)及び図3に示される如くの第1の回転位置と、この第1の回転位置から時計回りに60°回転させた、図2(B)及び図4に示される如くの第2の回転位置とを選択的にとり得るようにされている。
主弁体20(上半部20Aと下半部20B)及び中間弁シート10D(上側蓋板部10vと下側厚板部10u)には、第1の回転位置をとるとき、第1ポート11と第3ポート13とを連通させる直線状の第1連通路31及び第2ポート12と第4ポート14とを連通させる直線状の第2連通路32とが設けられ、また、主弁体20の上半部20A及び下半部20Bには、第2の回転位置をとるとき、それぞれ第1ポート11と第2ポート12とを連通させるU字状の第3連通路33と第3ポート13と第4ポート14とを連通させるU字状の第4連通路34とが設けられている。
前記第1連通路31のうちの、主弁体20の上半部20Aに設けられている部分は、上半部20Aの本体部分21に設けられた直線貫通路部21Aと、上半部20Aの下部に本体部分21に対して上下動可能かつ本体部分21と一体回動可能に内挿された、前記本体部分21とは別体の円筒通路部材22に設けられた直線貫通路部22Aとで形成され、本体部分21の直線貫通路部21Aと円筒通路部材22の直線貫通路部22Aとで上下方向に貫通する直線貫通路が構成されている。
同様に、第2連通路32のうちの、主弁体20の上半部20Aに設けられている部分は、上半部20Aの本体部分21に設けられた直線貫通路部21Bと、上半部20Aの下部に本体部分21に対して上下動可能かつ本体部分21と一体回動可能に内挿された、前記本体部分21とは別体の円筒通路部材22に設けられた直線貫通路部22Bで形成され、本体部分21の直線貫通路部21Bと円筒通路部材22の直線貫通路部22Bとで上下方向に貫通する直線貫通路が構成されている。
さらに同様に、前記第1連通路31のうちの、主弁体20の下半部20Bに設けられている部分は、下半部20Bの本体部分24に設けられた直線貫通路部24Aと、下半部20Bの上部に本体部分24に対して上下動可能かつ本体部分24と一体回動可能に内挿された、前記本体部分24とは別体の円筒通路部材23に設けられた直線貫通路部23Aで形成されており、また、前記第2連通路32のうちの、主弁体20の下半部20Bに設けられている部分は、下半部20Bの本体部分24に設けられた直線貫通路部24Bと、下半部20Bの上部に本体部分24に対して上下動可能かつ本体部分24と一体回動可能に内挿された、前記本体部分24とは別体の円筒通路部材23に設けられた直線貫通路部23Bで形成されており、本体部分24の直線貫通路部24A、24Bと円筒通路部材23の直線貫通路部23A、23Bとで上下方向に貫通する直線貫通路が構成されている。
次に、主弁体20の上半部20A及び下半部20Bの本体部分21、24とそれに内挿された円筒通路部材22、23との関わり合いを、第1連通路31を形成する上半部20Aの本体部分21と円筒通路部材22とで代表して説明する。
上半部20Aの本体部分21の下部には、円筒通路部材22が本体部分21に対して上下動可能かつ本体部分21と一体回動可能に内挿される、Oリング装着溝とばね受け用鍔状部を持つ段付き円筒状の内挿部46が設けられ、円筒通路部材22の下部外周面には、ばね受け用鍔状部が設けられており、前記内挿部46の装着溝と円筒通路部材22との間には所要のシール性を確保するためのOリング47が介装されている。
また、上半部20Aの本体部分21の鍔状部と円筒通路部材22の鍔状部との間には、それらを相互に上下逆方向に付勢する付勢手段としての圧縮コイルばね48が縮装されている。
したがって、上半部20Aの本体部分21とこの下部に内挿された2つの円筒通路部材22は、2本の圧縮コイルばね48により、上側弁シート10Aの弁シート面17と中間弁シート10Dの弁シート面17にそれぞれ圧接するように付勢され、また、下半部20Bの本体部分24とこの上部に内挿された2つの円筒通路部材23は、2本の圧縮コイルばね48により、下側弁シート10Bの弁シート面17と中間弁シート10Dの弁シート面17にそれぞれ圧接するように付勢される。
一方、中間弁シート10D(の上側蓋板部10v及び下側厚板部10u)には、第1連通路31の中間部を形成する直線貫通路部15A、16A、及び、第2連通路32の中間部を形成する直線貫通路部15B、16Bが設けられている。
第1連通路31(直線貫通路部21A、22A、15A、16A、23A、24A)と第2連通路32(直線貫通路部21B、22B、15B、16B、23B、24B)は、第1〜第4ポート11〜14と同一円周上に配在されており、また、その通路径は各ポート11〜14の口径と略同じとされている。第1、第2連通路31、32は、主弁体20が第1の回転位置にあるときには、第1、第2ポート11、12の真下(第3、第4ポート13、14の真上)に位置し、主弁体20が第2の回転位置にあるときには、その上下の開口が上側弁シート10A及び下側弁シート10Bにより閉塞される。
一方、主弁体20の上半部20Aに設けられた第3連通路33は、180°の角度間隔をあけられた両端部(開口21C、21D)が第1〜第4ポート11〜14と同一円周上に配在されるとともに、各ポート11〜14の口径と略同じ口径とされ、両端部を除くと平面視が全長同幅同深の波形状とされ、断面が上面開口のU字状(ないし椀形状)とされている。また、両端開口21C、21Dの直下はなだらかな円弧状カーブを呈するものとなっており、両端開口21C−21D間の実効通路面積は大きく変化せず、流体が滑らかに流れるようになっている。第1、第2連通路31、32(直線貫通路部21A、21B)と第3連通路33の両端開口21C、21Dとの角度間隔は60°とされている。
また、同様に、主弁体20の下半部20Bに設けられた第4連通路34も、180°の角度間隔をあけられた両端部(開口24C、24D)が第1〜第4ポート11〜14と同一円周上に配在されるとともに、各ポート11〜14の口径と略同じ口径とされ、両端部を除くと平面視が全長同幅同深の波形状とされ、断面が下面開口の逆U字状(ないし逆椀形状)とされている。また、両端開口24C、24Dの直上はなだらかな円弧状カーブを呈するものとなっており、両端開口24C−24D間の実効通路面積は大きく変化せず、流体が滑らかに流れるようになっている。第1、第2連通路31、32(直線貫通路部24A、24B)と第4連通路34の両端開口24C、24Dとの角度間隔は60°とされている。
第3、第4連通路33、34は、主弁体20が第1の回転位置にあるときには、その両端開口21C、21D及び24C、24Dが上側弁シート10A及び下側弁シート10Bにより閉塞され、主弁体20が第2の回転位置にあるときには、その両端開口21C、21D及び24C、24Dが第1、第2ポート11、12の真下及び第3、第4ポート13、14の真上に位置する。
前記した第1、第2連通路31、32の両端部には、図2、図3、図4を参照すればよくわかるように、上側弁シート10A、下側弁シート10Bの弁シート面17、17における各ポート11〜14の開口周りに密接する円環状シール面を持つ凸部36が突設されている。また、第3連通路33の上面開口周縁部及び第4連通路34の下面開口周縁部にも環状シール面を持つ凸部36が突設されており、隣り合う凸部36、36(のシール面)は連設されている。
以上の説明から理解されるように、本実施例の流路切換弁1では、主弁体20を第1の回転位置から時計回りに60°回転させることにより、第1連通路31により連通するポート11−13間及び第2連通路32により連通するポート12−14間から、第3連通路33により連通するポート11−12間及び第4連通路34により連通するポート13−14間への流路切換が行われ、主弁体20を第2の回転位置から反時計回りに60°回転させることにより、第3連通路33により連通するポート11−12間及び第4連通路34により連通するポート13−14間から、第1連通路31により連通するポート11−13間及び第2連通路32により連通するポート12−14間への流路切換が行われる。
本実施例の流路切換弁1を、図10に示される如くのヒートポンプ式冷暖房システムに組み込む際には、前述したように、例えば、第1ポート11は圧縮機吐出側に接続される吐出側高圧ポートD、第2ポート12は室内熱交換器に接続される室内側入出ポートE、第3ポート13は室外熱交換器に接続される室外側入出ポートC、第4ポート14は圧縮機吸入側に接続される吸入側低圧ポートSとされる。
そして、冷房運転を行う場合には、主弁体20に図2(A)及び図3に示される如くの第1の回転位置をとらせる。これにより、図3に白抜き矢印で示される如くに、圧縮機からの高圧冷媒が吐出側高圧ポート11(D)→直線状の第1連通路31→室外側入出ポート13(C)へと流れるとともに、室内熱交換器からの低圧冷媒が室内側入出ポート12(E)→直線状の第2連通路32→吸入側低圧ポート14(S)へと流れる。
一方、暖房運転を行う場合には、主弁体20を第1の回転位置から時計回りに60°回転させて図2(B)及び図4に示される如くの第2の回転位置をとらせる。これにより、流路切換が行われ、図4に白抜き矢印で示される如くに、圧縮機からの高圧冷媒が吐出側高圧ポート11(D)→U字状の第3連通路33→室内側入出ポート12(E)へと流れるとともに、室外側熱交換器からの低圧冷媒が室外側入出ポート13(C)→逆U字状の第4連通路34→吸入側低圧ポート14(S)へと流れる。
このような構成とされた本実施例の流路切換弁1においては、第1連通路31及び第2連通路32は始端から終端までの太さ(通路径)が第1ポート11及び第2ポート12の口径と略同じ直線状の通路とされ、冷媒は第1ポート11、第2ポート12から真下にストレートに流れるので、主弁5(主弁体20)内での圧力損失はほとんど生じない。また、第3連通路33及び第4連通路34は、始端から終端まで実効通路面積がさほど変化せず、冷媒が滑らかに流れるようにされるとともに、内容積が比較的大きくされているので、圧力損失が軽減され、トータルでは従来の流路切換弁に比べて圧力損失を相当軽減できる。
また、主弁体20における上半部20Aの本体部分21とその下部に内挿された円筒通路部材22、22とがそれぞれ独立して上下動できるようにされるとともに、本体部分21と円筒通路部材22、22との間に圧縮コイルばね48が縮装されているので、その付勢力により、上半部20Aの本体部分21は押し上げられてその凸部36のシール面が上側弁シート10Aの弁シート面17における各ポート11、12周りに押し付けられるとともに、円筒通路部材22、22は押し下げられてその円環状シール面が中間弁シート10Dの直線貫通路部15A、15B周りに押し付けられる。
同様に、主弁体20における下半部20Bの本体部分24とその上部に内挿された円筒通路部材23、23とがそれぞれ独立して上下動できるようにされるとともに、本体部分24と円筒通路部材23、23との間に圧縮コイルばね48が縮装されているので、その付勢力により、下半部20Bの本体部分24は押し下げられてその凸部36のシール面が下側弁シート10Bの弁シート面17における各ポート13、14周りに押し付けられるとともに、円筒通路部材23、23は押し上げられてその円環状シール面が中間弁シート10Dの直線貫通路部16A、16B周りに押し付けられる。
この場合、主弁体20(上半部20Aと下半部20B)側に環状シール面(凸部36、円筒通路部材22、23)が設けられていることから、弁シート面17に対接する部分の面積が必要最小限とされ、そのため、対接面圧が高められる。これにより、十分なシール性を確保でき、摺動部分の弁洩れを効果的に抑制できる。
加えて、上側弁シート10A、中間弁シート10D、下側弁シート10Bは平板状とされるので、弁シート面17を平坦な平滑面とする(容易に面精度を上げる)ことができ、これによっても、従来例のようにシールすべき面に円筒面を含んでいるものに比べて、シール性を格段に向上できる。
さらに、主弁ハウジング10の上側弁シート10A及び下側弁シート10Bに全てのポート11〜14が設けられることから、配管の取り回しが容易となるとともに、配管を含めた実質的な占有スペースを小さくできる。
さらに、本実施例の流路切換弁1は、高圧を受ける主弁体20(上半部20Aと下半部20B)が円柱状とされ、その内部に連通路31〜34が設けられるので、従来例のような変形(撓み)等は生じ難く、十分な強度や耐久性を確保できる。
上記に加え、本実施例の流路切換弁1をヒートポンプ式冷暖房システム等の、高温高圧の冷媒と低温低圧の冷媒が流される環境で使用する場合、各連通路31〜34は主弁体20内で比較的大きく離されて設けられているので、高温高圧の冷媒と低温低圧の冷媒とが近接した状態(薄壁一枚を隔てた状態)で流される従来のものに比べて、主弁ハウジング内での熱交換量を大幅に低減でき、そのため、システムの効率を向上できるという効果も得られる。
次に、図1〜図4に加えて図5〜図8を参照しながら、中間弁シート10Dにその主要部50が配在された、主弁体20を回動させるためのアクチュエータ7について説明する。
アクチュエータ7の主要部50は、中間弁シート10Dの下側厚板部10uに設けられた作動室55と、この作動室55に回動自在に配在されたベーン回転駆動体60とを備えている。作動室55は、中心線Oを通る断面が矩形状、平面視で中心角が60°強の扇形状部55aとベーン回転駆動体60(の大径主軸部60A)を回動自在に支持する主軸受け部55bとを有し、それらの上面開口は中間弁シート10Dの上側蓋板部10vにより閉塞されている。また、第1連通路31(直線貫通路部15A、16A)を流れる高圧流体(冷媒)が低圧の第2連通路32(直線貫通路部15B、16B)側に漏れないようにするため、下側厚板部10uにおける前記扇形状部55a及び主軸受け部55b周りと直線貫通路部16B周りには、装着溝53(図6参照)が形成され、この装着溝53にはシール材54が装着されている。
前記ベーン回転駆動体60は、主弁5の主弁ハウジング10の中心線O上に同心配置されて回転駆動軸部とされる大径主軸部60Aと、この大径主軸部60Aから上下に突出する中間軸部60B、60Bと、この中間軸部60B、60Bから上下に突出するキー65付き連結軸部60C、60Cとを有し、大径主軸部60Aには、半径方向に扇形状部55aへ向かって伸びる矩形板部からなるベーン部61、該ベーン部61と合わせて当該ベーン回転駆動体60を三点支持するため、ベーン部61から120°の角度間隔をあけて半径方向に突出する短凸板部62、63が設けられている。大径主軸部60A、ベーン部61、及び短凸板部62、63の上端面及び下端面は面一とされている。以上の各部は、アルミあるいはステンレス等の金属素材の削り出しにより一体物として作製されている。
また、ベーン回転駆動体60における大径主軸部60A、ベーン部61、及び短凸板部62、63の上端面及び下端面(の大部分)、並びに、ベーン部61、及び短凸板部62、63の先端面(の大部分)には、ゴム製シール材67が一体的に被覆(接合)されている。この場合、上端面及び下端面に被覆されている部分67A、67Bは、上側蓋板部10v及び下側厚板部10u(扇形状部55a及び主軸受け部55bの底面)に押し付けられており、また、先端面に被覆されている部分67Cは、横断面が半円形の、縦方向(高さ方向)に伸びるリブ状とされていて、扇形状部55a及び主軸受け部55bの周面に押し付けられている。このようにベーン回転駆動体60周りにゴム製シール材67を施すことにより、作動室55内での漏れが抑制され、流路切換を確実かつ迅速に行うことができる。
したがって、前記作動室55は、ベーン回転駆動体60により容積可変の左室55Aと右室55Bとに気密的に仕切られている。また、作動室55(の扇形状部55a)の左端垂直面は、ベーン回転駆動体60の反時計回りの回転を制止する左ストッパ58Aとされ、右端垂直面は、ベーン回転駆動体60の反時計回りの回転を制止する右ストッパ58Bとされており、ベーン回転駆動体60は、正逆両方向に所定角度θ(本例では、流路切換に必要とされる60°)ずつ回転し得るようになっている。
また、上側蓋板部10vの中央及び下側厚板部10u(の主軸受け部55bの底面)中央には、ベーン回転駆動体60の中間軸部60Bを挿通するための段付き挿通穴51が設けられ、この挿通穴51と中間軸部60Bとの間にはOリング52が介装されている。
さらに、主弁体20の上半部20Aの下面側中央及び下半部20Bの上面側中央には、ベーン回転駆動体60のキー65付き連結軸部60Cが相対上下動可能に嵌挿されるキー溝72付き嵌挿穴71が設けられた平面視十字形の連結金具70が一体に接合されている(合成樹脂製の上半部20A、下半部20Bを作製する際にインサート成形により一体化されている)。これにより、主弁体20の上半部20Aと下半部20Bとは、それぞれ独立して若干の上下動を可能とされた状態で、一体的に回動するように連結される。
一方、主弁ハウジング10の胴部10C外周(の下側厚板部10uに対応する部分)には、前記左室55Aに高圧流体を導入・排出するための左室ポート56が設けられるとともに、前記右室55Bに高圧流体を導入・排出するための右室ポート57が設けられている。左室ポート56は、作動室55における、左ストッパ58Aより左側の膨出部分に開口し、右室ポート57は、右ストッパ58Bより右側の膨出部分に開口している。
本実施例では、左室55Aに左室ポート56を介して高圧流体を導入するとともに、右室55Bから右室ポート57を介して高圧流体を排出し、ベーン回転駆動体60(のベーン部61)の左面側と右面側との圧力差により、ベーン回転駆動体60並びにそれに連結された主弁体20の上半部20A及び下半部20Bを時計回りに60°回転させる時計回り行程と、右室55Bに右室ポート57を介して高圧流体を導入するとともに、左室55Aから左室ポート56を介して高圧流体を排出し、ベーン回転駆動体60(のベーン部61)の左面側と右面側との圧力差により、ベーン回転駆動体60並びにそれに連結された主弁体20の上半部20A及び下半部20Bを反時計回りに60°回転させる反時計回り行程とを選択的にとり得るようになっている。前記時計回り行程により、主弁体20が第1の回転位置から第2の回転位置へと回転して前述した流路切換が行われ、前記反時計回り行程により、前記主弁体20が第2の回転位置から第1の回転位置へと回転して前述した流路切換が行われるようになっている。
そして、本実施例では、前記流路切換、すなわち、時計回り行程と反時計回り行程との切り換えを、前記左室ポート56と右室ポート57、及び、主弁5の高圧部分である主弁ハウジング10内と低圧部分である第4ポート14(吸入側低圧ポートSであり、低圧ポート14と称することがある)とに接続された電磁式の四方パイロット弁80により行うようにされている。
四方パイロット弁80は、その構造自体はよく知られているもので、図8、図9に示される如くに、前記主弁ハウジング10の下側弁シート10Bの下面側(の中央後ろ寄り)に下方に向けて延設された下面が開口した円筒状の弁ケース部81と、この弁ケース部81の下面開口を気密的に封止するようにろう付け・かしめ等により固定されたソレノイド部82と、弁ケース部81の側面部に圧入・かしめ等により気密的に取着された、その内端面が弁座(シート面)92とされる有底筒形の弁座ブロック83とを有する。
弁ケース部81内は、弁室88となっており、この弁室88は、下側弁シート10Bに貫設された細孔89を介して高圧部分である主弁ハウジング10内に連通するようになっている。ソレノイド部82は、通電励磁用のコイル82a、このコイル82aの外周を覆うカバーケース82b、コイル82aの内周側に配在されてボルト82cによりカバーケース82bに固定された吸引子84、この吸引子84に対向配置されたプランジャ85等を備えている。プランジャ85は、コイル82aと吸引子84との間にその下部が配在された円筒状のガイドパイプ86に摺動自在に嵌挿されている。ガイドパイプ86の下端は吸引子84の外周段丘部に溶接等により固定され、その上端鍔状部が弁ケース部81に溶接・ろう付け・かしめ等により気密的に取着されている。
また、吸引子84とプランジャ85との間には、プランジャ85を吸引子84から離れる方向(図では上方)に付勢するプランジャばね87が縮装されている。
プランジャ85の吸引子84側とは反対側の端部には、弁体91をその自由端側で厚み方向に摺動可能に保持する板状の弁体ホルダ90がその幅広の基端部96をかしめにより取付固定されている。弁体ホルダ90には、弁体91を弁座92に押し付ける方向(厚み方向)に付勢する板ばね94が取り付けられている。弁体91は弁座92のシート面をプランジャ85の上下動に伴って摺動するようになっている。
前記弁座92には、上から順にポートa、ポートb、ポートcが設けられており、また、弁体91には、前記ポートaとポートb及びポートbとポートcを選択的に連通させ得る、厚み方向に凹む凹部93が設けられている。弁座ブロック83には、ポートaのみに連通するように細管95aの一端部が、ポートbのみに連通するように細管95bの一端部が、ポートcのみに連通するように細管95cの一端部がそれぞれ気密的に挿着されている。
細管95aの他端部は、本体部50の左室ポート56を介して左室55Aに接続され、細管95bの他端部は、低圧ポート14に接続され、細管95cの他端部は、右室ポート57を介して右室55Bに接続されている。
このような構成とされた四方パイロット弁80においては、ソレノイド部82への通電OFF時には、図9(A)に示される如くに、プランジャ85はプランジャばね87の付勢力により、その上端が弁座ブロック83に接当する位置まで押し上げられている。この状態では、弁体91がポートaとポートb上に位置し、その凹部93によりポートaとポートbが連通するとともに、ポートcと弁室88とが連通するので、主弁ハウジング10内の高圧流体が細孔89→弁室88→ポートc→細管95c→右室ポート57を介して右室55Bに導入されるとともに、左室55Aの高圧流体が左室ポート56→細管95a→ポートa→凹部93→ポートb→細管95b→低圧ポート14へと流れて排出される。
それに対し、ソレノイド部82への通電をONにすると、図9(B)に示される如くに、プランジャ85は吸引子84の吸引力により、その下端が吸引子84に接当する位置まで引き寄せられる。このときには、弁体91がポートbとポートc上に位置し、その凹部93によりポートbとポートcが連通するとともに、ポートaと弁室88とが連通するので、主弁ハウジング10内の高圧流体が細孔89→弁室88→ポートa→細管95a→左室ポート56を介して左室55Aに導入されるとともに、右室55Bの高圧流体が右室ポート57→細管95c→ポートc→凹部93→ポートb→細管95b→低圧ポート14へと流れて排出される。
したがって、ソレノイド部82への通電をOFFからONにすると、前記時計回り行程がとられ、主弁体20が第1の回転位置から第2の回転位置へと回転し、前記した如くの流路切換が行われる一方、ソレノイド部82への通電をONからOFFにすると、前記反時計回り行程がとられ、主弁体20が第2の回転位置から第1の回転位置へと回転し、前記した如くの流路切換が行われる。
このように、本実施例の流路切換弁1においては、前記した主弁5の構成による効果に加えて、次のような効果が得られる。
すなわち、電磁式四方パイロット弁80への通電をON/OFFで切り換えることで、主弁10内を流通する高圧流体と低圧流体との差圧を利用して主弁体20を回動させるようにされているので、電動モータ等で主弁体20を回動させる場合に比べて、コスト削減、消費電力の低減、省エネ化等を図ることができる。
また、主弁体20(上半部20A、下半部20B)を回動させるためのアクチュエータ7の主要部50が主弁ハウジング10における上側弁シート10Aと下側弁シート10Bとの間(に設けられた中間弁シート10D)に配在されているので、アクチュエータ7や配管を含めた流路切換弁全体の体格や占有スペースを小さくコンパクトに纏めることができ、流路切換弁の製造コスト、設置コスト等を低く抑えることができる。
なお、上記実施例では、四方パイロット弁80を使用して、左室55A及び右室55Bへの高圧流体の導入・排出を選択的に行うことにより流路切換を行うようにされているが、これに限られず、例えば、作動室に均圧通路を設け、この均圧通路を介して作動室全体に高圧流体を導入するようになすとともに、作動室から主弁の低圧部分への高圧流体の排出を、三方パイロット弁により左室ポート及び右室ポートのいずれかを介して選択的に行うことにより、前記時計回り行程及び反時計回り行程、すなわち、流路切換を行うようにしてもよい。
また、本発明に係る流路切換弁は、ヒートポンプ式冷暖房システムのみならず、他のシステム、装置、機器類にも組み込めることは勿論である。
また、弁ハウジング10、主弁体20、ベーン回転駆動体60等の素材は、特に制限されず、アルミやステンレス等の金属、合成樹脂等の、導入される流体の圧力に耐えられるものであれば、いかなるものであってもよい。
1 流路切換弁
5 主弁
7 アクチュエータ
10 主弁ハウジング
10A 上側弁シート
10B 下側弁シート
10C 胴部
10D 中間弁シート
10u 下側厚板部
10v 上側蓋板部
11 第1ポート
12 第2ポート
13 第3ポート
14 第4ポート
17 弁シート面
20 主弁体
20A 上半部
20B 下半部
21 上半部の本体部分
22 円筒通路部材
23 円筒通路部材
24 下半部の本体部分
31 第1連通路
32 第2連通路
33 第3連通路
34 第4連通路
36 凸部
46 内挿部
47 Oリング
48 圧縮コイルばね
50 アクチュエータの主要部
55 作動室
55A 左室
55B 右室
56 左室ポート
57 右室ポート
60 ベーン回転駆動体
60A 大径主軸部
65 キー
67(67A、67B、67C) ゴム製シール材
72 キー溝
80 四方パイロット弁
82 ソレノイド部
83 弁座ブロック
85 プランジャ
88 弁室
89 細孔
90 弁体ホルダ
91 弁体
92 弁座
93 凹部
a、b、c ポート(四方パイロット弁)
95a、95b、95c 細管
D 吐出側高圧ポート
S 吸入側低圧ポート
C 室外側入出ポート
E 室内側入出ポート

Claims (12)

  1. 上側弁シート及び下側弁シートによりその上面開口及び下面開口が気密的に封止された筒状の主弁ハウジング、及び該主弁ハウジング内に回動可能に配在された主弁体を有する主弁と、前記主弁体を回動させるべく、前記主弁ハウジング内における前記上側弁シートと前記下側弁シートとの間に、作動室及びベーン回転駆動体を含む主要部が配設された流体圧式のアクチュエータとを備え、
    前記上側弁シート及び/又は前記下側弁シートに合計で少なくとも3個のポートが設けられ、前記主弁体内に前記ポート間を選択的に連通するための複数本の連通路が設けられ、前記主弁内の高圧部分と低圧部分との差圧を利用して前記作動室内で前記ベーン回転駆動体を回動させることにより、連通するポート間が切り換えられるようにされており、
    前記主弁体は、それぞれ独立して上下動可能な上半部と下半部との二分割構成とされるとともに、前記主弁ハウジング内における前記上側弁シートと前記下側弁シートとの間に中間弁シートが設けられ、前記上側弁シートと前記中間弁シートとの間に前記主弁体の上半部が配在されるとともに、前記下側弁シートと前記中間弁シートとの間に前記主弁体の下半部が配在され、前記中間弁シートに、前記上半部と前記下半部とを一体的に回動させるべく、前記作動室及びベーン回転駆動体を含む前記主要部が配在されていることを特徴とする流路切換弁。
  2. 前記主弁体内に、少なくとも、前記ポートのうちの一つと他の一つとを連通させ得る少なくとも一つの第1連通路と、前記ポートのうちの一つと別の一つとを連通させ得る少なくとも一つの第2連通路とが設けられ、前記主弁体を一方向に回転させることにより、前記第1連通路により連通するポート間から前記第2連通路により連通するポート間への流路切換が行われ、該流路切換後に前記主弁体を他方向に回転させることにより、前記第2連通路により連通するポート間から前記第1連通路により連通するポート間への流路切換が行われるようにされていることを特徴とする請求項1に記載の流路切換弁。
  3. 前記上側弁シートに第1及び第2ポートが設けられるとともに、前記下側弁シートに第3及び第4ポートが設けられ、
    前記主弁体に、該主弁体が第1の回転位置をとるとき、前記第1ポートと第3ポートとを連通させる第1連通路及び前記第2ポートと第4ポートとを連通させる第2連通路が設けられるとともに、前記主弁体が第2の回転位置をとるとき、前記第1ポートと第2ポートとを連通させる第3連通路及び前記第3ポートと第4ポートとを連通させる第4連通路が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の流路切換弁。
  4. 前記複数本の連通路のうちの少なくとも1本は、全体が直線状の通路で構成され、残りの少なくとも1本は、U字状の通路で構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の流路切換弁。
  5. 前記連通路の両端部に、前記上側弁シート及び/又は前記下側弁シートにおける前記各ポートの開口周りに密接する環状シール面を持つ凸部が突設されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の流路切換弁。
  6. 前記上半部及び前記下半部には、それぞれ上下方向に貫通する少なくとも1本の直線貫通路が設けられるとともに、該直線貫通路の下部又は上部は、前記上半部及び前記下半部の本体部分に内挿された、それとは別体の円筒通路部材で形成され、前記上半部と前記円筒通路部材との間及び前記下半部と前記円筒通路部材との間に、それぞれそれらを相互に上下逆方向に付勢する付勢手段が介装されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の流路切換弁。
  7. 前記上半部及び前記下半部の本体部分には、前記円筒通路部材が前記本体部分に対して上下動可能かつ前記本体部分と一体回動可能に内挿される内挿部が形成されるとともに、該内挿部と前記円筒通路部材との間にOリングが介装されていることを特徴とする請求項に記載の流路切換弁。
  8. 前記連通路のうちの少なくとも1本は、上から順に、前記主弁体における上半部の本体部分、前記円筒通路部材、前記中間弁シート、前記円筒通路部材、及び前記主弁体における下半部の本体部分に跨って貫通する全体が直線状の通路で構成されていることを特徴とする請求項又はに記載の流路切換弁。
  9. 前記中間弁シートに、平面視扇形状の作動室が設けられるとともに、該作動室を、容積可変の左室と右室とに気密的に仕切るようにベーン部と回転駆動軸部とを持つベーン回転駆動体が配在され、該ベーン回転駆動体の前記回転駆動軸部の上部及び下部にそれぞれ前記主弁体の上半部及び下半部が一体回動するように連結され、前記左室に高圧流体を導入・排出するための左室ポートが設けられるとともに、前記右室に高圧流体を導入・排出するための右室ポートが設けられていることを特徴とする請求項からのいずれかに記載の流路切換弁。
  10. 前記左室に前記左室ポートを介して高圧流体を導入するとともに、前記右室から前記右室ポートを介して高圧流体を排出することにより、前記ベーン回転駆動体並びに前記主弁体の上半部及び下半部を時計回りに所定角度回転させる時計回り行程と、前記右室に前記右室ポートを介して高圧流体を導入するとともに、前記左室から前記左室ポートを介して高圧流体を排出することにより、前記ベーン回転駆動体並びに前記主弁体の上半部及び下半部を反時計回りに前記所定角度回転させる反時計回り行程とを選択的にとり得るように構成されていることを特徴とする請求項に記載の流路切換弁。
  11. 前記時計回り行程により、前記主弁体が第1の回転位置から第2の回転位置へと回転して流路切換が行われ、前記反時計回り行程により、前記主弁体が第2の回転位置から第1の回転位置へと回転して流路切換が行われるようにされていることを特徴とする請求項10に記載の流路切換弁。
  12. 前記流路切換を、前記左室ポートと前記右室ポート、及び、前記主弁の高圧部分と低圧部分とに接続された四方パイロット弁により行うようにされていることを特徴とする請求項11に記載の流路切換弁。
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